JP2508067Y2 - 半導体素子収納用パッケ―ジ - Google Patents

半導体素子収納用パッケ―ジ

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JP2508067Y2
JP2508067Y2 JP1989042843U JP4284389U JP2508067Y2 JP 2508067 Y2 JP2508067 Y2 JP 2508067Y2 JP 1989042843 U JP1989042843 U JP 1989042843U JP 4284389 U JP4284389 U JP 4284389U JP 2508067 Y2 JP2508067 Y2 JP 2508067Y2
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insulating
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は半導体素子を収容するための半導体素子収納
用パッケージの改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、半導体素子、特に半導体集積回路素子を収容す
るための半導体素子収納用パッケージは上面中央部に半
導体素子が載置取着される載置部を有する矩形形状の絶
縁基体と、該絶縁基体の半導体素子載置部を囲繞するよ
うに中央部に開孔を有する絶縁枠体と、内部に収容する
半導体素子を外部の電気回路に電気的に接続するための
多数の外部リード端子とから構成されており、絶縁基体
の上面に外部リード端子及び絶縁枠体を順次載置させ、
夫々を低融点のガラスで接着固定することによって製作
されている。
かかる従来の半導体素子収納用パッケージは絶縁枠体
の開孔内に位置する絶縁基体の半導体素子載置部に半導
体素子を載置取着した後、該半導体素子の各電極をボン
ディングワイヤを介し外部リード端子に接続させるとと
もに絶縁枠体の上部に絶縁枠体の開孔を塞ぐよう蓋部材
を低融点のガラスを介し取着し、内部に半導体素子を気
密に封止することによって最終製品としての半導体装置
となる。
尚、上記工程において、一般的に外部リード端子と半
導体素子の各電極とのワイヤボンド接続は、その量産性
及び作業性の点からオートワイヤボンド装置によって行
われており、このオートワイヤボンド装置を用いて半導
体素子の各電極と外部リード端子とをワイヤボンド接続
する場合、該装置に外部リード端子の位置を光学的に確
認させ、外部リード端子のワイヤがボンディングされる
位置を確認させた後、その認識した所定位置にワイヤを
自動的にボンディングするようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし乍ら、この従来の半導体素子収納用パッケージ
においては外部リード端子が絶縁基体上面にガラスによ
り取着固定されており、該ガラスと外部リード端子はい
ずれもその表面が鏡面で、同様の光沢を有することから
オートワイヤボンド装置で外部リード端子の位置を光学
的に確認する場合、外部リード端子とガラスとのコント
ラストが不明瞭となり、その結果、外部リード端子のワ
イヤをボンディングする位置が認識できずミスボンディ
ングを生じてしまうという欠点を有していた。
(考案の目的) 本考案は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的
はオートワイヤボンド装置が外部リード端子のワイヤが
ボンディングされる位置を容易かつ確実に認識するのを
可能とすることによって、ミスボンディングを有効に防
止し、半導体素子の各電極を所定の外部リード端子に正
確、且つ確実に接続することができる半導体素子収納用
パッケージを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は絶縁基体と絶縁枠体もしくは絶縁蓋体とを、
その間に多数の外部リード端子を挟んでガラス付けして
成る半導体素子収納用パッケージにおいて、前記外部リ
ード端子の少なくとも先端周囲にあるガラスに電気絶縁
性の結晶粉末を含有させたことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 次ぎに本考案を第1図乃至第3図に示す実施例に基づ
き詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案の半導体素子収納用パッケ
ージの一実施例を示し、1はアルミナセラミックス等の
電気絶縁材料より成る絶縁基体、2は同じく電気絶縁材
料より成る絶縁枠体である。
前記絶縁基体1はその上面中央部に半導体素子を載置
取着するための載置部を有しており、該載置部には半導
体素子3がガラス、樹脂等の接着材を介し取着固定され
る。
前記絶縁基体1は、従来周知のプレス成形法を採用す
ることによって形成され、例えば絶縁基体1がアルミナ
セラミックスより成る場合には、図に示すような矩形形
状の絶縁基体に対応した形状を有するプレス型内にアル
ミナセラミックスの粉末を充填させるとともに一定圧力
を印加して成形し、しかる後、これを約1500℃の温度で
焼成することによって製作される。
また前記絶縁基体1の上面には外部リード端子4を間
に挟んで絶縁枠体2がガラス5を介し接着されている。
前記絶縁枠体2はその中央部に開孔Aが形成されてお
り、絶縁基体1の半導体素子が載置取着される載置部を
囲繞するような枠状の形状となっている。この絶縁枠体
2はその中央部の開孔Aと絶縁基体1上面とで半導体素
子3を内部に収容するための空所を形成する。
前記絶縁枠体2はアルミナセラミックス等の電気絶縁
材料より成り、前述の絶縁基体1と同様の方法によって
製作され、絶縁基体1の上面に、例えば低融点のガラス
5によって接着固定される。
また前記絶縁基体1と絶縁枠体2との間に配される外
部リード端子4はコバール(Fe-Ni-Co合金)や42Alloy
(Fe-Ni合金)等の金属から成り、該外部リード端子4
は半導体素子3の各電極がボンディングワイヤ6を介し
電気的に接続され、外部リード端子4を外部回路に接続
することにより半導体素子3が外部回路と接続されるこ
ととなる。
前記外部リード端子4は絶縁基体1と絶縁枠体2とを
ガラス5を介し接着する際、同時に両者の間に取着固定
される。
尚、前記絶縁基体1と絶縁枠体2との接着は、絶縁基
体1上面及び絶縁枠体2下面の夫々に予めガラス5の粉
末を塗布しておき、絶縁基体1の上面に外部リード端子
4及び絶縁枠体2を順次載置させた後、加熱し、絶縁基
体1と絶縁枠体2に予め塗布させておいたガラス粉末を
溶融させ、一体化させることによって行われる。
かくしてこの半導体素子収納用パッケージによれば、
絶縁基体1の半導体素子載置部に半導体素子3を接着材
を介し取着するとともに該半導体素子3の各電極をボン
ディングワイヤ6を介し外部リード端子4に電気的に接
続した後、絶縁枠体2の上面に蓋部材7をガラス、樹脂
等で接着させ、内部に半導体素子3を気密に封止するこ
とによって最終製品としての半導体装置となる。
本考案においては外部リード端子を絶縁基体と絶縁枠
体との間に取着固定するガラスのうち外部リード端子の
先端周囲における部位に電気絶縁性の結晶粉末を含有さ
せておくことが重要である。このため第3図に示すよう
に外部リード端子4の先端周囲に位置するガラス5aには
電気絶縁性の結晶粉末が含有されており、該外部リード
端子4の先端周囲にあるガラス5aは含有される結晶粉末
の色彩、ガラスと結晶粉末の屈折率の相違、あるいは結
晶粉末の含有によるガラス表面の微細な凹凸によって外
部リード端子4及び他の部位のガラス5と光沢が異なっ
たものとなっている。従って、オートワイヤボンド装置
により外部リード端子4と半導体素子の各電極とをワイ
ヤボンド接続する場合、該装置に外部リード端子4のワ
イヤがボンディングされる位置、即ち外部リード端子4
の先端を光学的に認識させる際、外部リード端子4の先
端周囲にあるガラス5aはその光沢が外部リード端子4の
光沢と異なることから外部リード端子4の位置認識が極
めて容易に行うことができ、その結果、外部リード端子
4と半導体素子3の各電極とを正確かつ確実にワンヤボ
ンド接続することが可能となる。
また前記ガラス5aに含有される結晶粉末は電気絶縁性
であることから該結晶粉末が隣接する外部リード端子4
間を短絡させることは一切なく、各外部リード端子4は
夫々、電気的に独立したものとなすこともできる。
尚、前記外部リード端子4の先端周囲にあるガラス5a
に含有される結晶粉末は、例えば酸化アルミニウム(Al
2O3)の結晶や結晶化ガラスの結晶が使用され、該結晶
粉末はその含有量が15体積%以下であるとガラス5aの光
沢が外部リード端子4の光沢に近似し、オートワイヤボ
ンド装置による外部リード端子4の位置認識が不完全と
なってワイヤのミスボンディングを発生する危険性があ
り、また45体積%を越えると外部リード端子4を絶縁基
体1に取着固定するガラスの絶対量が低下し、外部リー
ド端子4を絶縁基体1に強固に固定できなくなる傾向に
あることからガラス5aに含有される結晶粉末はその含有
量を15〜45体積%の範囲としておくことが望ましい。
また前記結晶粉末はその平均粒径を1〜5μmの範囲
としておくと外部リード端子4の絶縁基体1への取着固
定を強固とし、かつガラス5aと外部リード端子4との光
沢の相違を明確とすることから結晶粉末はその平均粒径
を1〜5μmの範囲としておくことが好ましい。
更に本考案は上述の実施例に限定されるものではな
く、例えば結晶粉末を絶縁基体1と絶縁枠体2との間に
介在するガラス5全体に含有させてもよく、また絶縁基
体と絶縁蓋体との間に外部リード端子を挟んでガラス付
けしてなる、所謂、ガラス封止型半導体素子収納用パッ
ケージにも適用し得る。
(考案の効果) 本考案の半導体素子収納用パッケージによれば、外部
リード端子の少なくとも先端周囲にあるガラスに電気絶
縁性の結晶粉末を含有させたことから、外部リード端子
の光沢と該外部リード端子の先端周囲にあるガラスの光
沢とを異なものとすることができ、その結果、オートワ
イヤボンド装置により外部リード端子と半導体素子の各
電極とをワイヤボンド接続する場合、オートワイヤボン
ド装置における外部リード端子の光学的位置確認が確
実、かつ容易となり、外部リード端子のワイヤがボンデ
ィングされる位置を正確に認識して外部リード端子と半
導体素子の各電極とを正確、かつ確実にワイヤボンド接
続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の半導体素子収納用パッケージの一実施
例を示す平面図、第2図は第1図に示すパッケージの断
面図、第3図は第1図に示すパッケージの外部リード端
子先端部分を示す部分拡大平面図である。 1:絶縁基体、2:絶縁枠体 4:外部リード端子、5:ガラス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子が載置取着される絶縁基体と絶
    縁枠体もしくは絶縁蓋体との間に多数の外部リード端子
    を、該絶縁基体に塗着したガラスと、絶縁枠体もしくは
    絶縁蓋体に塗着したガラスとでガラス付けして成る半導
    体素子収納用パッケージにおいて、前記絶縁基体の外部
    リード端子の少なくとも先端周囲の領域に、平均粒径が
    1μm〜5μmの電気絶縁性の結晶粉末を分散含有させ
    たガラスを塗着したことを特徴とする半導体素子収納用
    パッケージ。
JP1989042843U 1989-04-12 1989-04-12 半導体素子収納用パッケ―ジ Expired - Lifetime JP2508067Y2 (ja)

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