JP2507895Y2 - 運賃箱 - Google Patents

運賃箱

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JP2507895Y2
JP2507895Y2 JP9503289U JP9503289U JP2507895Y2 JP 2507895 Y2 JP2507895 Y2 JP 2507895Y2 JP 9503289 U JP9503289 U JP 9503289U JP 9503289 U JP9503289 U JP 9503289U JP 2507895 Y2 JP2507895 Y2 JP 2507895Y2
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雅春 安達
芳明 植松
晴夫 長野
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株式会社三陽電機製作所
株式会社湊製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、ワンマンバス等に設置され、硬貨および
券類で運賃を収集する運賃箱に関する。
「従来の技術」 運賃箱においては投入された券類と硬貨とが券銭分離
機で分離され、その分離された硬貨は選別機構により金
種別に分離され、その分離された硬貨は払出機構の種銭
筒に金種別に収納され、つり銭を払出する場合は払出機
構を制御して種銭筒から所要の硬貨を取出して行ってい
る。
従来の運賃箱においては、払出機構の種銭筒をオーバ
フローした硬貨は券類と共に一括して金庫に収納されて
いた。運行終了後には、金庫に収納された券類及び硬貨
を大型の精算装置によって、再度券類と硬貨を分離し、
更に硬貨は金種別に選別し、計数している。
「考案が解決しようとする課題」 運賃として投入された券類および硬貨は、運賃箱内で
一度分離されるが、金庫へは一括収納されるため、運行
後に再度分離計数が必要であった。
また、精算装置として、各営業所に大型の券銭分離機
や硬貨選別器を設置する必要があり、高額の設備投資、
広い設置場所や精算要員が必要であった。この様に運行
後の精算処理に、多額の経費が必要であった。
「課題を解決するための手段」 この考案によれば、運賃箱内で一度分離された券類お
よび金種別の硬貨は、混合されることなく金庫内の個々
の収納箱に収納される。このため選別機構で分離された
金種別の硬貨を、金種別に払出機構の種銭筒の対応する
ものまたは金庫の収納箱の対応するものへ切替え送出す
る切替機構が設けられ、種銭筒が満杯となった硬貨また
は所定の枚数以上になった硬貨は金庫の対応金種の収納
箱へ供給されるように切替機構が制御される。運行後の
清算処理としては種銭筒の硬貨を全部又は所定の枚数だ
け残して金銭別に金庫の収納箱に収納してから、金庫の
シャッタを開放することにより、分離収納された券類お
よび金種別硬貨は、それぞれの収納袋に落下して収納さ
れる。
金庫に収納された硬貨の金種別枚数のデータは、メモ
リに記憶され、精算時にそのメモリのデータを読み出す
ことにより、運行時の収入が計算される。
「実施例」 第1図は、請求項1の実施例を示す。
運賃箱1の投入口11に運賃として投入された券類2お
よび硬貨3は、券銭分離機4で券類2と硬貨3とに分離
される。分離された券類2は通路101を通って金庫9の
券類収納部91に収納される。券銭分離機4で分離された
硬貨3は選別機構5に送られる。その送られた硬貨3は
金種別に選別され、払出機構6の種銭筒61,62,63,64に
金種別に収納される。各々の種銭筒61,62,63,64が一杯
になると、その硬貨は金種別に通路102,103,104,105の
何れかを通って金庫9の各々の収納箱92,93,94,95に収
納される。選別機構5の出口に切替機構8が設けられ、
選別された金種別硬貨ごとに、種銭筒61,〜,64と金種別
通路102,〜,105とに切替え供給できるようにされる。各
種銭筒61〜64の上部と下部とに図に示してないがセンサ
をそれぞれ設け、種銭筒が満杯になったこと、及び種銭
筒内の硬貨が所定値以下になったことがそれぞれ検出で
きるようにされる。種銭筒が満杯になったことが検出さ
れると、その検出出力で、切替機構8の対応金種の部分
を制御して選別されたその金種の硬貨は金庫9への通路
へ供給されるようにする。種銭筒内の硬貨が所定値以下
になったことが検出されると、その検出出力で切替機構
8の対応金種の部分を制御して選別されたその金種の硬
貨は種銭筒へ供給されるようにする。種銭筒は収納する
硬貨の種類によって本数が変わる。
つり銭が必要な場合は、払出機構6により、所定の硬
貨が種銭筒から払い出され、その払い出された硬貨は搬
送機構7により受皿12へ送出される。
第2図は請求項2の実施例を示し、第1図と対応する
部分には同一符号を付けてある。
種銭筒61,62,63,64に種銭を満杯収納すると多額とな
り、運賃収入の有効利用が出来ない。また、運賃箱に多
額の硬貨を残すことは、防犯上問題となる。この実施例
では、必要最低限の種銭を残して、種銭筒の硬貨を金庫
9に回収する構成を示す。即ち搬送機構7の出口と受皿
12との間に切替手段81を設置し、搬送機構7により搬送
された硬貨を受皿12または選別機構5へ切替え供給でき
るようにされる。常時は搬送機構7からの硬貨を受皿12
へ供給する。
運行終了後、種銭筒の硬貨の回収動作に入ると、操作
手段のスィッチ操作(図示されていない)等により、切
替手段81は受皿12側から、選別機構5側に切替り、切替
機構8は種銭筒側から通路102〜105側に切替る。種銭筒
61,62,63,64の各々の硬貨は、通常はバス運行開始時に
必要とされる枚数になるまで払い出されるが、翌日バス
修理等でそのバスが運行されない時や現金監査等のある
時などは全額が払い出される。これら払い出された硬貨
は、一度搬送機構7にて上に持ち上げられ、切替手段81
を通って、選別機構5に送り込まれ、選別機構5におい
て再度選別され、通路102〜105を通じて金庫9の収納箱
92〜95にそれぞれ金種別に収納される。
第3図は請求項3の実施例を示す。
この例では、払出機構6と搬送機構7との間に第2切
替機構82を設けて、種銭を払出機構6から直接金庫9へ
回収する。
運行中は、第2切替機構82を、払出機構6から払出さ
れた硬貨が搬送機構7へ供給されるように設定し、払出
機構6から払い出された硬貨が搬送機構7上に落ち、受
皿12へ搬送される。運行終了後、回収動作に入ると、第
2切替え機構82は搬送機構7側から金庫9側へ切替わ
る。払出機構6から払い出された硬貨は、金種ごとの通
路106〜109を通って金庫9の収納箱92〜95へ収納され
る。
請求項4の実施例は、運賃箱1に投入された運賃の
内、選別機構5や払出機構6で処理された硬貨の枚数、
金額等を本体または金庫9のメモリ90(例えば第1図)
に記憶させる。例えば選別機構5と払出機構6とについ
てそれぞれ金種ごとにカウンタを設け、選別機構5で金
種を選別するごとに、その金種のカウンタを歩進させ、
また払出機構6で払出すごとにその払出した種銭の金種
のカウンタを歩進させ、運行終了時に、選別機構5で計
数したカウンタと、払出機構6で計数したカウンタとの
計数値の差を金種ごとにとり、これをメモリ90に記憶す
る。あるいは選別機構5と払出機構6とに共通に金種ご
とにカウンタを設け、選別機構5で金種を選別するごと
にその金種のカウンタを+1し、払出機構6で払出する
ごとにその払出した種銭の金種のカウンタを−1し、各
金種ごとのカウンタの最終計数値をメモリ90に記憶して
もよい。これらの場合においてメモリ90の各領域をそれ
ぞれのカウンタとして利用してもよい。金庫精算時に、
メモリ90に記憶されたデータを吸い上げ、その路線、乗
務員の収支データとして、運行管理に活用する。
「考案の効果」 以上述べたように、この考案によれば、運賃箱1で硬
貨の選別、分離収納を行い、金庫内に収納された各々の
硬貨枚数データを記録、収集するため、運行終了後の精
算業務が非常に簡単となる。高額の設備投資が不要とな
り、営業所の精算機が小型となるため、設置面積も小さ
くてすむ。又種銭筒内の硬貨保有高を正確に把握してい
るので、バスの運行終了後、清算のために種銭筒内の硬
貨を全部払い出したり、バスの運行開始前、釣銭用硬貨
を種銭筒に入れたりする必要もないので、そのための作
業の効率化が図れると共に、適正な硬貨量を保有するこ
とにより、防犯と資金の有効活用が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1,4の実施例を示す。 運賃箱の概略図、第2図は請求項2の実施例を示し、回
収時の運賃箱の概略図、第3図は請求項3の実施例を示
し、回収時の運賃箱の概略図である。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨及び券類の投入口と、 その投入口より投入された硬貨及び及び券類を分類する
    券銭分離器と、 その分離された硬貨を金種別に分離する選別機構と、 その金種別に分離された金種別硬貨ごとに、払出機構の
    対応する種銭筒または対応する金種別通路へ切替え送出
    する切替機構と、 その切替機構より送出された金種別の硬貨を上記種銭筒
    に分離収納し、その種銭筒の硬貨の払い出しをする上記
    払出機構と、 その払出機構より払い出された硬貨を受皿へ搬送する搬
    送機構と、 上記切替機構より上記金種別通路へ送出され、これにて
    案内されて来た金種別の硬貨を対応する金種別収納箱に
    分離収納すると共に上記券銭分離器で分類された券類を
    券類収納部に分離収納する上記金庫とを具備する運賃
    箱。
  2. 【請求項2】上記搬送機構の出口と上記受皿との間にに
    設けられ、上記搬送機構により搬送された硬貨を上記受
    皿または上記選別機構へ切替え供給する切替手段を含む
    請求項1記載の運賃箱。
  3. 【請求項3】上記払出機構と上記搬送機構との間に設け
    られ、上記払出機構からの硬貨を金種別に、上記金庫の
    対応する金庫の収納箱または上記搬送機構へ切替え供給
    する第2切替機構を含む請求項1記載の運賃箱。
  4. 【請求項4】上記金庫に収納された金種別の枚数の情報
    を記憶するメモリを備えた請求項1記載の運賃箱。
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