JP2507700Y2 - パレット装置 - Google Patents

パレット装置

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JP2507700Y2
JP2507700Y2 JP11049691U JP11049691U JP2507700Y2 JP 2507700 Y2 JP2507700 Y2 JP 2507700Y2 JP 11049691 U JP11049691 U JP 11049691U JP 11049691 U JP11049691 U JP 11049691U JP 2507700 Y2 JP2507700 Y2 JP 2507700Y2
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pallet
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jig pallet
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悌二 三輪
彰一 林
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えばエンジンとその付
属部品等のような自動車の下廻り部品(ワーク)を車体
に取付ける際に使用するパレット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンとその付属部品、或いはナック
ルアームとサスペンション等の自動車の下廻り部品を車
体に取付ける装置として、特開昭64−44392号に
開示される装置が知られている。
【0003】上記従来装置は、ワークパレットの搬送ラ
インと治具パレットの搬送ラインを設け、予め別のライ
ンで複数の下廻り部品を組み立ててワークを構成し、こ
のワークをワークパレットに載置し、一方、治具パレッ
トにはワークを車体に取付けるに必要なボルトを位置決
めセットし、このボルトをセットした治具パレット上に
ワークをセットしたワークパレットを重ね合わせ、この
状態のまま車体下方に搬入し、ナットランナにて前記ボ
ルトを廻してワークを車体に取付け、更に空になったワ
ークパレットと治具パレットは分離してそれぞれのライ
ンを戻り、ワークパレットには再びワークを位置決め載
置し、治具パレットにはボルトをセットするようにして
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のパレッ
ト装置にあっては、車体に対して位置決めされるのは治
具パレットであり、この治具パレットにワークパレット
を載置するため、ワークとワークパレットとの位置決め
機構の他にワークパレットと治具パレットとの位置決め
機構が必要となり、パレットの製作に手間とコストがか
かる。またワークはワークパレットを介して間接的に位
置決めされるため、それだけ位置決め精度が落ちること
になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
考案は、ワークを載置するワークパレットと、ワークを
固定するボルト等をセットするとともにワークパレット
に重ね合わされる治具パレットにてパレット装置を構成
し、ワークパレットにはワーク位置決め部材を遊びを持
って保持せしめ、治具パレットにはワーク位置決め部材
と係合してワーク位置決め部材自体の位置決めを行なう
係合部設けた。
【0006】
【作用】ワークパレットを治具パレットの上に重ね合わ
せると、ワークパレットに遊びを持って保持されていた
ワーク位置決め部材が治具パレットの係合部に係合し、
ワークが治具パレット側に位置決めされることになる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで図1は本考案に係るパレット装置を適
用したワーク取付け装置の概略平面図、図2は同ワーク
取付け装置の取付けステーションの正面図、図3は同ワ
ーク取付け装置の取付けステーションの平面図、図4は
ワークパレットと治具パレットとを重ねた状態の平面
図、図5はワークパレットと治具パレットとを重ねた状
態の要部拡大側面図、図6は図5のA方向矢視図、図7
は図4の要部拡大図である。
【0008】取付け装置は図1に示すように、取付けス
テーションSに固定された車体1の前方及び後方にそれ
ぞれワークパレット10が循環する搬送ラインL1と、
治具パレット20が循環する搬送ラインL2を設けてい
る。ワークパレット10が循環する搬送ラインL1はP
1点で治具パレット20が循環する搬送ラインL2に合
流して車体下方を通り、P2点までを共通ラインL2a
としP2点で各ラインに分岐している。
【0009】そして、ワークパレット10の搬送ライン
L1はP2点で分岐した後、P1点に至るまでを複数の
下廻り部品を組み立てる小組ラインL1aとし、また治
具パレット20の搬送ラインL2はP2点で分岐した後
P3点のボルトセット位置に至るまでを戻りラインL2
bとし、この戻りラインL2bは他のラインとの干渉を
避けるべく例えば床下等に設ける。
【0010】また、本実施例にあっては搬送ラインL1
の速度は小組ラインL1aに合せて遅くし、搬送ライン
L2の速度は早くしている。そしてこれらラインL1,
L2の速度差を吸収するため、搬送ラインL1を循環す
るワークパレット10の数を搬送ラインL2を循環する
治具パレット20の数よりも多くしている。
【0011】一方車体1はレール2に沿って取付けステ
ーションSまで搬送され、この取付けステーションSに
配置した位置決め機構3,3で位置決め固定され、また
取付けステーションSには昇降装置4を配置し、この昇
降装置4によって昇降するフローティングテーブル5上
に本願のパレット装置を載置し、パレット装置ごとワー
クWを車体直下まで持ち上げ、ナットランナ6にてワー
クWを車体1に取付けるようにしている。
【0012】次に、パレット装置の詳細な構造を図4乃
至図7に基づいて説明する。パレット装置を構成するワ
ークパレット10は図5に示すように、孔11を形成
し、この孔11にワーク位置決め部材12を遊びを持っ
て保持している。即ち、ワーク位置決め部材12は上端
にワークWの位置決め孔に係合する突起13を、下端に
雄テーパ部14をそれぞれ有し、また孔11よりも大径
のフランジ15,16間のネック部17を孔11に貫通
することで上下及び横方向に所定範囲で移動可能且つ落
下しないように保持されている。
【0013】一方、治具パレット20はベースプレート
21にパイプ状支柱22を貫通固定し、この支柱22の
上端間に支持プレート23を固着し、この支持プレート
23上に車体1に対して治具パレット20を位置決めす
るための位置決めピン24を立設している。
【0014】また、パイプ状支柱22内には連結軸25
を回転自在且つ所定範囲で上下動自在に配置し、この連
結軸25の下端には前記したナットランナ6の軸が下方
から嵌合するジョイント26を取付け、また連結軸25
の上端にはワークWを車体1に固着するためのボルトB
をセットするソケット27を取付けている。
【0015】更に、前記支持プレート23には係合部材
28を取付け、この係合部材28に前記ワーク位置決め
部材12の下端に設けた雄テーパ部14が嵌合する雌テ
ーパ部29を形成している。
【0016】以上において、ワークWを車体1に取付け
るには、小組ラインL1aを走行する間にワークWをワ
ークパレット10に組み立てる。このワークWはワーク
パレット10の位置決め部材12上に載置されている。
そして、ワークWが組み立てたワークパレット10を合
流点P1でボルトBがセットされた治具パレット20上
に重ね合わせる。すると、ワーク位置決め部材12の雄
テーパ部14が治具パレット20の係合部材28の雌テ
ーパ部29に上方から係合し、ワークWは治具パレット
20側に位置決めされる。
【0017】この後、重ね合わされたワークパレット1
0と治具パレット20は治具パレット20の搬送ライン
L2の一部をなす共通ラインL2aに沿って車体1の下
方まで搬送され、昇降装置4にて持ち上げられ、治具パ
レット20の位置決めピン24が車体1の位置決め孔に
係合して車体1に対して治具パレット20及びワークW
が位置決めされる。そして、ナットランナ6によりボル
トBが廻され、車体1にワークWが取付けられる。
【0018】尚、実施例にあってはワークパレットに載
置するワークとして複数の部品を組み立てた小組体を挙
げたが、単一部品であってもよく、またワークを組み付
ける相手部材は車体に限らず、更に治具パレットにセッ
トするものとしてはボルト以外のもの例えばピンやナッ
ト等でもよい。
【0019】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
車体等との位置関係が正確に決められる治具パレットに
対しワークパレットを介さず直接ワークが位置決めされ
るため取付けの際の位置ずれ等を防止することができ
る。
【0020】特に、治具パレットに対しワークパレット
の数が多い場合にあっては、個々のワークパレットに位
置決め機構を設けるのはパレット製作の段階で不利があ
る。つまり多数のワークパレットそれぞれに位置決め機
構を設けると、個々のワークパレットのに製作誤差を極
めて小さくしなければならず加工に工数とコストがかか
るが、治具パレット側に直接位置決めするようにすれば
上記の不利を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパレット装置を適用したワーク取
付け装置の概略平面図
【図2】同ワーク取付け装置の取付けステーションの正
面図
【図3】同ワーク取付け装置の取付けステーションの平
面図
【図4】ワークパレットと治具パレットとを重ねた状態
の平面図
【図5】ワークパレットと治具パレットとを重ねた状態
の要部拡大側面図
【図6】図5のA方向矢視図
【図7】図4の要部拡大図
【符号の説明】
1…車体、10…ワークパレット、12…ワーク位置決
め部材、14…雄テーパ部、20…治具パレット、28
…係合部、29…雌テーパ部、B…ボルト、L1…ワー
クパレット搬送ライン、L2…治具パレット搬送ライ
ン、W…ワーク。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−73233(JP,A) 特開 昭64−40247(JP,A) 実開 平3−26441(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するワークパレットと、ワ
    ークを固定するボルト等をセットするとともにワークパ
    レットに重ね合わされる治具パレットからなるパレット
    装置において、前記ワークパレットはワーク位置決め部
    材を遊びを持って保持し、また前記治具パレットはワー
    ク位置決め部材と係合してワーク位置決め部材自体の位
    置決めを行なう係合部を備えていることを特徴とするパ
    レット装置。
JP11049691U 1991-12-17 1991-12-17 パレット装置 Expired - Fee Related JP2507700Y2 (ja)

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JPH0551533U JPH0551533U (ja) 1993-07-09
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