JP2507061B2 - 多室用換気扇 - Google Patents

多室用換気扇

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JP2507061B2 JP16298489A JP16298489A JP2507061B2 JP 2507061 B2 JP2507061 B2 JP 2507061B2 JP 16298489 A JP16298489 A JP 16298489A JP 16298489 A JP16298489 A JP 16298489A JP 2507061 B2 JP2507061 B2 JP 2507061B2
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昌彦 河崎
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一台で多室の換気を同時に行う多室用換気
扇に関するものである。
従来の技術 従来の多室用換気扇は、特定の文献をあげることはで
きないが、たとえば第6図および第7図に示すように構
成されていた。すなわち親機101と子機102はダクト103
で連結され、そして換気用の送風機104は親機101のみに
設けられ、子機102にはない構成となっている。ここで
親機101側の吸気通路は子機102側の吸気通路に比べて通
気抵抗が圧倒的に小さく形成されているために、親機10
1側の吸込風量は子機102側に比べて大きい。通常は、こ
の吸込風量の差を考慮してその設置場所(部屋)を選択
するのであるが、子機102側の換気能力を高くしたい場
合は、第7図に示すように親機101の吸気口を覆うルー
バ105の通気口106を遮へい板107で部分的にふさぐこと
により、親機101の吸込風量を減殺し、その分、子機102
の吸込風量を増加するようにしていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、換気扇の設置時に親機10
1の吸気口を覆うルーバ105の通気口106を遮へい板107で
部分的にふさいで親機101と子機102の吸気量の割合を変
えることは可能であったが、使用状況の変化に応じて適
切な換気を行なうことは困難であった。すなわち、換気
扇の設置時には親機101と子機102の設置場所(部屋)の
広さと親機101と子機102を接続する配管の圧力損失等を
考慮して親機101と子機102の吸込風量の割合を調節し、
第6図に示す浴室Cと隣接した洗面所D(脱衣所を兼ね
る)における、急激に蒸気等が発生する場合でなく通常
の換気を行う常時換気としてはどちらの部屋も十分換気
風量が得られる。しかし、入浴時には浴槽から多量の湯
煙が発生し、この湯煙を十分に排気することができず、
換気不足を生じることがあった。
本発明はこのような課題を解決するもので、換気を必
要とする各部屋の使用状況に応じて、各部屋間の吸気風
量の割合を変化させて適切な換気を行なう多室用換気扇
を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の第1の手段は、1
台の送風機を内蔵した換気扇本体の下面開口を直接室内
に連通させて主吸込口とするとともに、少なくとも1側
面に設けた開口を他の室に吸気ダクトを介して連通させ
て副吸込口とし、前記主吸込口および副吸込口の少なく
とも1個に、その開口面積を調節して各室間の換気風量
の比率を調節するダンパと、室の使用状況の変化を検知
するセンサと、このセンサの出力信号を受けて前記ダン
パの動作を制御する制御手段とを設けてなる多室用換気
扇の構成としたものである。
上記目的を達成する第2の手段は、1台の送風機を内
蔵した換気扇本体の下面開口を直接室内に連通させて主
吸込口とするとともに、少なくとも1側面に設けた開口
を他の室に吸気ダクトを介して連通させて副吸込口と
し、前記主吸込口および副吸込口の少なくとも1個にそ
の開口面積を調節して各室間の換気風量の比率を調節す
るダンパを、前記各室の少なくとも1室に室の使用状況
の変化を検知するセンサと他の室に手動操作の可変イン
ピーダンス体を、前記ダンパに前記センサおよび可変イ
ンピーダンス体の出力を受けてこのダンパの動作を制御
する制御手段を、それぞれ設けてなる多室用換気扇の構
成としたものである。
作用 第1の手段の構成により、センサを設けた室の使用状
況が変化すると、センサがこれを検知して制御手段に信
号を送り、信号を受けた制御手段はダンパを所定量だけ
動かして吸込口の開口面積を調節し、室の使用状況の変
化に応じた各室の換気風量の比率の調節を自動的に行う
こととなる。
第2の手段の構成により、上記のセンサによる各室間
の換気風量の比率の自動調節とともに、必要な室に設け
た可変インピーダンス体を、人が感性によって手動操作
し、所望の換気風量を設定し、設定後の各部屋間の風量
分配は、可変インピーダンス体の出力を受けた制御手段
によって自動的に行われることとなる。
実 施 例 まず、本発明の第1の手段による一実施例を第1図〜
第3図にもとづき説明する。
図において、浴室Aの天井面の開口に下面の主吸込口
1Aを直接連通させるとともに、この浴室Aに隣接する洗
面所B(脱衣所を兼ねる)の天井面に設けた吸込グリル
2に、吸気ダクト3を介して側面の副吸込口1Bを連通さ
せ、排気ダクト4を介して室外と連通する箱形の換気扇
本体5は、送風機6を内部に有しており、この送風機6
の吸気口6aを前記主吸込口1Aに対向させて、副吸込口1B
側よりも主吸込口1A側のほうが吸気の通気抵抗を小さく
してある。また、送風機6の吸気口6aと浴室A内とを連
通させる通風路内にある主吸込口1Aに、この開口面積を
調節して風量調節をするダンパユニット7を設け、さら
に主吸込口1Aの浴室A側に湿度を検知してその抵抗値が
変化する湿度センサ8を設け、また吸込グリル2の洗面
所B側には人体を検知してその抵抗値が変化する人体検
知センサ9を設けて、ダンパユニット7内に設けた制御
手段7cにこの湿度センサ8と人体検知センサ9とを接続
している。そして制御手段7cは、出力側にa接点7dを有
するリレーの励磁コイル7eとその駆動回路7fを備え、こ
の駆動回路7fと光結合をした第1のフォトカプラの発光
側7gのカソードに位置検出手段7bの位置検出片11を接続
し、アノードに前記湿度センサ8と人体検知センサ9を
直列に結合させる可変抵抗器10の可動片10aを接続し、
また出力側にa接点7hを有するリレーの励磁コイル7iと
その駆動回路7jを設け、この駆動回路7jと光結合をした
第2のフォトカプラの発光側7kのカソードに前記可動片
10aを接続し、アノードに前記位置検出片11を接続して
いる。そして位置検出手段7b、湿度センサ8、可変抵抗
器10、人体検知センサ9にてブリッジ回路が形成され、
可動片10aと位置検出片11とでこのブリッジ回路の平衡
を検出する構成としている。
以上のように構成された多室用換気扇において、まず
その設置時に、主吸込口1Aと副吸込口1Bの連通している
浴室Aと洗面所Bの部屋の大きさや吸気ダクト3の施工
状態を考慮して可変抵抗器10を調節すると、第1のフォ
トカプラの発光側7gと第2のフォトカプラの発光側7kに
て、この可変抵抗器10の可動片10aの信号Eと、風量調
整を行なうダンパユニット7内の位置検出片11の信号F
との大小関係により、第1および第2のフォトカプラの
発光側7g,7kのいずれかを発光させて、信号Fが信号E
と等しくなるように、第3図のシーケンスにしたがって
モータ7aを回転させ、主吸込口1Aの開口面積を調整し
て、主吸込口1Aと副吸込口1Bの吸込風量の割合が調整さ
れることとなる。この動作をさらに詳述すると、たとえ
ば、可動片10aの信号Eと位置検出片11の信号Fにおい
て信号Eのほうが大であった場合、第2のフォトカプラ
の発光側7kは逆バイアス電圧がかかり発光しないが、第
1のフォトカプラの発光側7gには順方向のバイアス電圧
がかかり発光し、駆動回路7fが導通してリレーの励磁コ
イル7eを励磁させ、a接点7dは閉成(ON)し、モータ7a
は逆転しダンパを閉じる方向に動作する。そして、モー
タ7aの回転と連動して位置検出片11により信号Fを増大
させ、信号Eと信号Fとが等しくなると、第3図(3)
の状態となり、a接点7d,7hはともに開成(OFF)してモ
ータ7aは停止し、ダンパは固定され、主吸込口1Aと副吸
込口1Bの吸込風量の比が調節されることになる。つぎ
に、この状態で多室用換気扇を運転していて、入浴等に
より浴室Aで浴槽から急激に大量の湯煙が発生し、浴室
内の湿度が上昇すると、湿度センサ8が検知してその抵
抗値が増大し、信号Eの大きさが信号Fの大きさより小
さくなり、第3図(2)の状態となってモータ7aが正
転、すなわちダンパを開く方向に回転し、主吸込口1Aか
らの吸込風量を増大させ、副吸込口1Bからの吸込風量を
減少させて換気を行う。逆に浴室Aの湿度が低く、洗面
所Bに人が入室している場合には、人体検知センサ9が
人体を検知して抵抗値が増大し、信号Eの大きさが信号
Fの大きさより大きくなって第3図(1)の状態とな
り、ダンパは閉じる方向に動き、副吸込口1Bからの吸込
風量を増大させ、主吸込口からの吸込風量を減少させて
換気を行うこととなる。
つぎに、本発明の第2の手段による一実施例を第4図
および第5図にもとづき説明する。
この実施例は、上記第1の手段による第1の実施例に
対してつぎの特徴を有する。すなわち、第1の実施例で
は洗面所Bに設けた吸込グリル2に、人体検知センサ9
を備えて可変抵抗器10の一端に接続しているのに対して
第2の実施例では、洗面所Bの壁面に、可変インピーダ
ンス体の一例として、可変抵抗体12を設けて可変抵抗器
10の一端に接続している。
以上のように構成された多室用換気扇の動作を以下に
説明する。
浴室A、洗面所Bともに急激な変化のない状況での換
気である常時換気がなされている状態で、洗面所に人が
入ってきた場合、たとえば冬場であれば、強く換気して
いると寒く不快に感じるので、人が手動にて可変抵抗体
12の抵抗値を変化させて換気風量を少なくする。このと
きのダンパユニット7の動作は、第1の実施例と同様で
あるのでその説明は省略する。また夏場、あるいは臭気
等が強い場合は、人間の感性から強力に換気したいの
で、上記と逆に可変抵抗体12を変化させて換気風量を増
大させる。
以上のように本実施例によれば、湿度センサ8によっ
て浴室Aに急激に発生する湯煙を自動的に排出するとと
もに、洗面所Bの換気をセンサの機械的な検知によるも
のではなく、人間の感性によって所望の換気ができるこ
ととなる。
なお、本実施例では、可変インピーダンス体として可
変抵抗体12を洗面所Bに設けているが、浴室Aに設けて
冬場の入浴時等に、手動で風量を調節し、他方の洗面所
Bに人体検知センサ9を設けても、上記実施例と作用効
果の異なるものではない。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、多室の換気を、それぞれの部屋の使用状況の変化に
応じて、各部屋間の換気風量の割合を自動的に調節で
き、1台の送風機で効率よく達成できることとなる。
また、部屋の使用状況に応じて自動的に、かつ画一的
な風量調節をするだけでなく、必要な部屋に所望の風量
を手動で設定し、設定後の各部屋間の風量分配を自動的
に行うことができるので、人間の感性による換気が手間
なく正確に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の手段の一実施例を示す多室用換
気扇の設置図、第2図は同ダンパユニットの回路図、第
3図は同ダンパユニットの動作シーケンス図、第4図は
本発明の第2の手段の一実施例を示す多室用換気扇の設
置図、第5図は同ダンパユニットの回路図、第6図は従
来の多室用換気扇の設置図、第7図は同ルーバの斜視図
である。 1A……主吸込口、1B……副吸込口、3……吸気ダクト、
5……換気扇本体、6……送風機、7……ダンパユニッ
ト、7c……制御手段、8……湿度センサ、9……人体検
知センサ、12……可変抵抗体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1台の送風機を内蔵した換気扇本体の下面
    開口を直接室内に連通させて主吸込口とするとともに、
    少なくとも1側面に設けた開口を他の室に吸気ダクトを
    介して連通させて副吸込口とし、前記主吸込口および副
    吸込口の少なくとも1側に、その開口面積を調節して各
    室間の換気風量の比率を調節するダンパと、室の使用状
    況の変化を検知するセンサと、このセンサの出力信号を
    受けて前記ダンパの動作を制御する制御手段とを設けて
    なる多室用換気扇。
  2. 【請求項2】1台の送風機を内蔵した換気扇本体の下面
    開口を直接室内に連通させて主吸込口とするとともに、
    少なくとも1側面に設けた開口を他の室に吸気ダクトを
    介して連通させて副吸込口とし、前記主収込口および副
    吸込口の少なくとも1個にその開口面積を調節して各室
    間の換気風量の比率を調節するダンパを、前記各室の少
    なくとも1室に室の使用状況の変化を検知するセンサと
    他の室に手動操作の可変インピーダンス体を、前記ダン
    パに前記センサおよび可変インピーダンス体の出力を受
    けてこのダンパの動作を制御する制御手段を、それぞれ
    設けてなる多室用換気扇。
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