JP2506931Y2 - カメラにおけるケ―ブル保持構造 - Google Patents

カメラにおけるケ―ブル保持構造

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JP2506931Y2
JP2506931Y2 JP1299090U JP1299090U JP2506931Y2 JP 2506931 Y2 JP2506931 Y2 JP 2506931Y2 JP 1299090 U JP1299090 U JP 1299090U JP 1299090 U JP1299090 U JP 1299090U JP 2506931 Y2 JP2506931 Y2 JP 2506931Y2
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利男 吉田
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富士写真光機株式会社
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カメラ本体側と裏蓋側とにそれぞれメイ
ンとサブのマイコン(CPU)を配設した場合にこれらを
接続するためのケーブルを保持する構造に関する。
〔従来の技術〕
写真撮影を手軽に確実に行なえるようにするため、撮
影モードなどカメラの状態をカメラ本体や裏蓋に液晶表
示装置(LCD)によって表示することにより、撮影する
者が確認できるようにしたカメラが普及している。たと
えば、フィルム残数やストロボ充電状態、セルフタイマ
ーによるセルフ撮影などの情報をレリーズボタンの側方
などカメラ本体に表示し、撮影日時などを写し込めるカ
メラではこの撮影日時を裏蓋に表示するようにしてあ
る。
この種のカメラでは、自動露出装置やオートフォーカ
ス装置を制御し、本体側のLCDに出力するメインのCPUが
カメラ本体に配され、撮影日時の表示やレリーズ時にフ
ィルムに写し込むための制御を行なうサブのCPUが裏蓋
に配設されており、これらのCPUが接続されている。こ
の接続手段に、CPU同士をフレキシブルな板状のケーブ
ルで接続したものがある。
従来このケーブルは、裏蓋のヒンジ部のヒンジ中心と
なる軸に巻回させて配されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来のケーブルによる接続構造では、該ケー
ブルを裏蓋のヒンジ軸の軸棒などに巻回して配してある
ため、裏蓋を開放した際には該ケーブルに撓みが生じ
る。すなわち、裏蓋を閉じているときには該ケーブルは
ヒンジ軸棒に大きな角度で巻回されて折曲されているか
ら適宜に伸長しているが、裏蓋を開いたときにはヒンジ
軸棒を巻回する角度が小さくなり、余剰部ができるため
である。
ところで、ヒンジ軸棒の周囲にはこの撓み部を収容す
るスペースを確保できないから、裏蓋開放時のケーブル
の撓み部を放置していては、該ケーブルが不用意に折曲
されて破損してしまうおそれがあり不都合である。この
ため、バネなどの付勢手段によってケーブルをメインあ
るいはサブのCPU側に引っ張っておき、裏蓋開放時に撓
み部が引っ張られてヒンジ軸棒の周囲から退避するよう
にしてある。あるいは、裏蓋に突起部などを配設し、裏
蓋開放時の裏蓋の動作によって該突起部がケーブルの撓
みをカメラ本体側または裏蓋側のいずれかに移動させる
ようにしたものがある。
しかしながら、上述した付勢手段を具備するもので
は、バネなどの部品が必要となるとともに複雑な構造と
なってしまう。また、突起部などを設けるものではケー
ブルを強制的に移動させるから、該ケーブルが不用意に
折曲されて破損してしまうおそれがある。
そこで、この考案は、裏蓋の開放時にケーブルが極力
撓まないようにして、不用意に折曲されることがないよ
うにした、カメラにおけるケーブル保持構造を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的のため、この考案に係るケーブル保持構造
は、カメラ本体と、該カメラ本体にヒンジ部によって開
閉可能に支持された裏蓋とのそれぞれにCPUが設けられ
て、これらCPUを接続するためのフレキシブルな板状の
ケーブルの保持構造において、前記ヒンジ部の中央部に
ケーブル通過部を形成し、該ケーブル通過部の両端部に
前記ケーブルの対向した端縁部を差し込むケーブル支持
部を形成し、該ケーブルをこのケーブル支持部に支持さ
せた状態で裏蓋の回動中心軸が該ケーブルに含まれるこ
とを特徴としている。
〔作用〕
上記ケーブルはフレキシブルであるから、裏蓋の開閉
によって適宜に湾曲する。このとき、該ケーブルの裏蓋
の回動中心軸が含まれているから、裏蓋の開放時に余剰
部が発生せず、従って該ケーブルが撓むことがない。
〔実施例〕
以下、図示した好ましい実施例に基づいて、この考案
に係るカメラのケーブル保持構造を具体的に説明する。
第1図は裏蓋2の端部に設けられたヒンジ部4の斜視
図である。ヒンジ部4は、長手方向長さが裏蓋2の幅員
よりも適宜に小さく、該ヒンジ部4の端縁から裏蓋2の
端縁に至る部分に、カメラ本体6側のヒンジ部8(第3
図ないし第5図示)が組み合わされる。
上記ヒンジ部4の両端部には、第1図および第2図に
示すように、ほぼ円柱形に形成されたヒンジ端部11が設
けられ、その中心に裏蓋2の回動中心となるヒンジ軸O
の軸方向に透孔部12が形成されており、カメラ本体6側
のヒンジ部8を組み合わせた状態で該ヒンジ部8に挿通
されたヒンジ軸棒13が該透孔部12に遊挿されて、裏蓋2
がカメラ本体6に取り付けられる。
ヒンジ端部11のそれぞれの内側端部の間は半円筒形の
ケーブル通過部14が形成されており、該ケーブル通過部
14の両端部には、該ケーブル通過部14の内径よりも縮径
した内径を有する円弧状のケーブル支持台部15が形成さ
れている。また、ヒンジ端部11のそれぞれの内側端部に
は軸方向に突出した支持舌片16が形成されており、この
支持舌片16の先端部よりも上記ケーブル支持台部15の先
端部の方が内側に位置している。そして、支持舌片16と
ケーブル支持台部15のヒンジ軸Oに沿って対向した面
が、第2図に示すように適宜に離隔して、ケーブル支持
部としてのスリット17が設けられている。また、支持舌
片16のヒンジ軸O側の端面をケーブル支持台部15の面と
同心の円弧状に形成してあり、該円弧状の端面の先端縁
がヒンジ軸Oに臨んでいる。
また、裏蓋2とヒンジ部4との接合部近傍には、ヒン
ジ軸Oを含むように傾斜面2aが形成されている。
そして、裏蓋2に配設された図示しないCPUとカメラ
本体6に配設された図示しないCPUとは、フレキシブル
な板状のケーブル10によって接続されている。
ケーブル10は、該ケーブル10のヒンジ軸O方向の端縁
部をスリット17にそれぞれ挿通させて保持される。スリ
ット17は、ケーブル支持台部15と支持舌片16のヒンジ軸
O側端面とによってほぼ円弧状に形成されているから、
第3図ないし第5図に示すように、該スリット17の挿通
したケーブル10は該挿通部でほぼ円弧状に湾曲させられ
るとともに、支持舌片16の先端縁がヒンジ軸Oに臨んで
いるから、該挿通部において該ケーブル10にヒンジ軸O
が含まれることになる。
第3図は裏蓋2が閉じられている状態を示しており、
ケーブル10は支持舌片16の先端縁に沿って湾曲されて張
設されている。また、この状態ではケーブル10はヒンジ
軸Oを含むように張設されている。
フィルムはロールフィルムを使用し、カメラ本体6の
底部からフィルムの軸方向に押し込むことによって装填
されるため、フィルムを装填したり、取り出したりする
ためには第4図に示すように、裏蓋2を僅かに開放すれ
ばよい。この状態ではケーブル10は支持舌片16の先端縁
に沿って湾曲されているため、該ケーブル10はヒンジ軸
Oを含んで湾曲部しているから、撓むことなく余剰部が
生じない。
また、フィルムがひっかかって円滑に給送できないよ
うな場合には裏蓋8を全開する必要があり、この全開し
た状態を第5図に示してある。この場合には、裏蓋2の
開放時の回動によってケーブル支持台部15がケーブル10
を押し動かしてカメラ本体6側から裏蓋2側に至る経路
を変更する。この場合でも、ケーブル10は支持舌片16の
先端部を経由してヒンジ軸Oが該ケーブル10に含まれる
とともに、ヒンジ部を通過する部分の絶対長に変化がな
いから、ケーブル10は撓むことがない。したがって、ケ
ーブル10が不用意に折曲されて破損されることがない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係るケーブル保持構
造によれば、ケーブルを、裏蓋を開閉する際の回動中心
となるヒンジ軸を含むように配設するから、裏蓋の開閉
によって該ケーブルが撓むことがない。このため、ケー
ブルが不用意に折曲されることがなく、破損されること
がない。
また、バネなどの付勢手段を必要としないから部品点
数を増加することなく、コストを上昇させることがな
い。
しかも、ヒンジ部にケーブル支持部を設ける簡単な構
造であるから、裏蓋成形用の型の構造を複雑にすること
がない。加えて、ケーブル支持部にケーブルを支持させ
るだけであるから組立作業を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の好ましい一実施例を示すものである。
第1図は裏蓋の端部に設けられたヒンジ部の斜視図で、
ケーブルを併記してある。第2図は、ヒンジ部のヒンジ
端部をヒンジ軸に沿って切断した断面図である。第3図
ないし第5図はヒンジ端部のヒンジ軸方向の面で切断し
た断面図で、それぞれ、第3図は裏蓋を閉じた状態、第
4図はフィルムの装填・取り出しのために裏蓋を開いた
状態、第5図は非常時の場合に裏蓋を全開した状態を示
している。 2……裏蓋、4……ヒンジ部 6……カメラ本体、10……ケーブル 11……ヒンジ端部、13……ヒンジ軸棒 14……ケーブル通過部、15……ケーブル支持台部 16……支持舌片、17……スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体と、該カメラ本体にヒンジ部に
    よって開閉可能に支持された裏蓋とのそれぞれにCPUが
    設けられて、これらCPUを接続するためのフレキシブル
    な板状のケーブルの保持構造において、 前記ヒンジ部の中央部にケーブル通過部を形成し、該ケ
    ーブル通過部の両端部に前記ケーブルの対向した端縁部
    を差し込むケーブル支持部を形成し、該ケーブルをこの
    ケーブル支持部に支持させた状態で裏蓋の回動中心軸が
    該ケーブルに含まれることを特徴とするカメラにおける
    ケーブル保持構造。
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