JP2506740B2 - β−ロテノノンオキシム - Google Patents
β−ロテノノンオキシムInfo
- Publication number
- JP2506740B2 JP2506740B2 JP7702587A JP7702587A JP2506740B2 JP 2506740 B2 JP2506740 B2 JP 2506740B2 JP 7702587 A JP7702587 A JP 7702587A JP 7702587 A JP7702587 A JP 7702587A JP 2506740 B2 JP2506740 B2 JP 2506740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotenonone
- chloroform
- oxime
- rotenone
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規化合物であるβ−ロテノノンオキシムに
関する。更に詳しくは殺虫剤或いは鎮痛剤としての使用
が期待される新規なβ−ロテノノン誘導体であるβ−ロ
テノノンオキシムに関する。従って、本発明は農薬或い
は医薬の分野において有効に利用される。
関する。更に詳しくは殺虫剤或いは鎮痛剤としての使用
が期待される新規なβ−ロテノノン誘導体であるβ−ロ
テノノンオキシムに関する。従って、本発明は農薬或い
は医薬の分野において有効に利用される。
ロテノンはLeguminosae科の熱帯植物の根に広く分布
する成分であり、有用な殺虫剤として知られている。し
かし、ロテノンについては従来から十分に体系的な研究
がなされておらず、例えば、下記の文献に示されるよう
な研究がなされているにすぎない。
する成分であり、有用な殺虫剤として知られている。し
かし、ロテノンについては従来から十分に体系的な研究
がなされておらず、例えば、下記の文献に示されるよう
な研究がなされているにすぎない。
(a)エイ・ブテナント,ダブリュ・マカートニー,ユ
スタス リービッヒス アンナーレンケミ.,1932,494,1
7(A.Butenandt,W.Mcc−artney,Justus Liebigs Ann.Ch
em.,1932,494,17)。
スタス リービッヒス アンナーレンケミ.,1932,494,1
7(A.Butenandt,W.Mcc−artney,Justus Liebigs Ann.Ch
em.,1932,494,17)。
(b)エル・クロムビー,ピー・ジェー・ゴーディン,
ディー・エイ・ウイティング,ケイ・エス・シダリンガ
イア,ジェー・ケミ・ソサ.,1961,2876(L.Crombie,P.
J.Godin,D.A.Whiting,K.S.Siddalingaiah,J.Chem.Soc.,
1961,2876)。
ディー・エイ・ウイティング,ケイ・エス・シダリンガ
イア,ジェー・ケミ・ソサ.,1961,2876(L.Crombie,P.
J.Godin,D.A.Whiting,K.S.Siddalingaiah,J.Chem.Soc.,
1961,2876)。
〔発明の目的と手段〕 本発明者はロテノン及びロテノノンの化学的誘導体を
体系的に究明し、農薬或いは医薬として有用な新規誘導
体を提供することを目的として鋭意研究を行った結果、
新規のβ−ロテノノン誘導体を得ることに成功し、本発
明を完成するに到った。
体系的に究明し、農薬或いは医薬として有用な新規誘導
体を提供することを目的として鋭意研究を行った結果、
新規のβ−ロテノノン誘導体を得ることに成功し、本発
明を完成するに到った。
即ち,本発明は、式(I) で示されるβ−ロテノノンオキシムを提供するものであ
る。
る。
本発明のβ−ロテノノンオキシムは、ロテノンを出発
物質として下記の反応式に示すような工程により得るこ
とができる。
物質として下記の反応式に示すような工程により得るこ
とができる。
即ち、本発明の目的化合物の製造方法は、ロテノン
(II)を酸化してロテノノン(III)を得る工程、この
ロテノノン(III)をアルカリ加水分解してロテノノン
酸(IVa)を得、更にこれをエステル化してエステル化
物(IVb)及び(IVc)を得る工程、(IVa)〜(IVc)か
ら選ばれる化合物を酢酸ナトリウム−無水酢酸と反応さ
せてβ−ロテノノン(V)を得る工程、これをヒドロキ
シルアミンと反応させて本発明の目的化合物であるβ−
ロテノノンオキシム(I)を得る工程からなる。
(II)を酸化してロテノノン(III)を得る工程、この
ロテノノン(III)をアルカリ加水分解してロテノノン
酸(IVa)を得、更にこれをエステル化してエステル化
物(IVb)及び(IVc)を得る工程、(IVa)〜(IVc)か
ら選ばれる化合物を酢酸ナトリウム−無水酢酸と反応さ
せてβ−ロテノノン(V)を得る工程、これをヒドロキ
シルアミンと反応させて本発明の目的化合物であるβ−
ロテノノンオキシム(I)を得る工程からなる。
又、上記の(IVa)〜(IVc)から選ばれる化合物をヒ
ドロキシルアミンと反応させて化合物(VI)を得、これ
をナトリウムメトキシドと反応させてβ−ロテノノンオ
キシム(I)を得ることもできる。
ドロキシルアミンと反応させて化合物(VI)を得、これ
をナトリウムメトキシドと反応させてβ−ロテノノンオ
キシム(I)を得ることもできる。
本発明の新規化合物であるβ−ロテノノンオキシムは
農薬或いは医薬の分野において有用である。
農薬或いは医薬の分野において有用である。
〔実施例〕 以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1{ロテノノン(III)の製法} ロテノン(II)5gをジメチルスルホキシド40mlに溶解
し、ヨウ素480mg、濃硫酸0.1mlを加えて120℃、15時間
加熱した。冷却後、氷水中にあけ、析出物を濾別、水洗
した。濾取した粗結晶をエーテルに溶かし、不溶物を濾
取した。エーテル不溶物をシリカゲルカラムクロマト
(クロロホルム)で分離した。
し、ヨウ素480mg、濃硫酸0.1mlを加えて120℃、15時間
加熱した。冷却後、氷水中にあけ、析出物を濾別、水洗
した。濾取した粗結晶をエーテルに溶かし、不溶物を濾
取した。エーテル不溶物をシリカゲルカラムクロマト
(クロロホルム)で分離した。
収量2.4g(47%) mp 298〜300℃(クロロホルム−エタノール) 黄色微細針状晶 MS m/z :406(M+) IR(KBr):1740cm-1(ラクトンCO) 1625cm-1(ケトンCO) 実施例2{ロテノノン酸(IVa)の製法} ロテノノン(III)2gをエタノール25mlに懸濁し、10
%水酸化カリウム水溶液5mlを加え、2時間還流した。
エタノールを減圧留去後、塩酸弱酸性とし、クロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を硫酸マグネシウムで乾
燥し、シリカゲルカラムクロマト(クロロホルム)で分
離した。
%水酸化カリウム水溶液5mlを加え、2時間還流した。
エタノールを減圧留去後、塩酸弱酸性とし、クロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を硫酸マグネシウムで乾
燥し、シリカゲルカラムクロマト(クロロホルム)で分
離した。
収量1.4g(67%) mp 247〜250℃(メタノール) 黄白色結晶 MS m/z :424(M+) IR(KBr):1735cm-1(カルボン酸CO) 1635cm-1(ケトンCO) 実施例3{ロテノノン酸メチルエステル(IVb)の製
法} N−メチルニトロソ尿素1gをエチルエーテル20mlに懸
濁し、氷冷下攪拌しながら50%水酸化カリウム水溶液10
mlを加えた。数分間攪拌し、ジアゾメタンのエチルエー
テル溶液とした。
法} N−メチルニトロソ尿素1gをエチルエーテル20mlに懸
濁し、氷冷下攪拌しながら50%水酸化カリウム水溶液10
mlを加えた。数分間攪拌し、ジアゾメタンのエチルエー
テル溶液とした。
ロテノノン酸(IVa)1gをクロロホルム60mlに溶解
し、ジアゾメタンのエチルエーテル溶液20mlを加え、室
温で30分間攪拌した。反応溶媒を減圧留去後、エチルエ
ーテル2mlを加え、振り混ぜると結晶が析出した。
し、ジアゾメタンのエチルエーテル溶液20mlを加え、室
温で30分間攪拌した。反応溶媒を減圧留去後、エチルエ
ーテル2mlを加え、振り混ぜると結晶が析出した。
収量1.0g(97%) mp 158〜160℃(エチルエーテル−石油エーテル) MS m/z :438(M+) IR(KBr):1730cm-1(エステルCO) 1640cm-1(ケトンCO)1 H−NMR(CDCl3)δ:3.81(3H,S,COO CH3) 12.47(1H,S,OH) 実施例4{メチルロテノノン酸メチルエステル(IVc)
の製法} ロテノノン酸(IVa)0.5gを5%水酸化カリウム水溶
液10mlに溶解し、よく攪拌しながらジメチルサルフェー
ト1mlをゆっくり加えた。室温で1時間攪拌し、アルカ
リ性下でクロロホルム抽出し、クロロホルム層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、シリカゲル薄層クロマトで分離
(かき取り)した。
の製法} ロテノノン酸(IVa)0.5gを5%水酸化カリウム水溶
液10mlに溶解し、よく攪拌しながらジメチルサルフェー
ト1mlをゆっくり加えた。室温で1時間攪拌し、アルカ
リ性下でクロロホルム抽出し、クロロホルム層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、シリカゲル薄層クロマトで分離
(かき取り)した。
収量0.22g(41%) mp 117〜119℃ 黄白色針状晶 MS m/z :452(M+) IR(KBr):1720cm-1(エステルCO) 1650cm-1(ケトンCO)1 H−NMR(CDCl3)δ:3.62,3.71,3.84
3.94 (12H,S,4×OCH3) 実施例5{β−ロテノノン(V)の製法} ロテノノン酸(IVa)0.3g、酢酸ナトリウム1.5g、無
水酢酸8mlを混合し、130℃、1時間加温した。水−クロ
ロホルム分液し、クロロホルム層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、シリカゲル薄層クロマトで分離(クロロホル
ム)した。
3.94 (12H,S,4×OCH3) 実施例5{β−ロテノノン(V)の製法} ロテノノン酸(IVa)0.3g、酢酸ナトリウム1.5g、無
水酢酸8mlを混合し、130℃、1時間加温した。水−クロ
ロホルム分液し、クロロホルム層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、シリカゲル薄層クロマトで分離(クロロホル
ム)した。
収量0.23g(80%) mp 285〜287℃(エタノール−クロロホルム) MS m/z :406(M+) IR(KBr):1730cm-1(ラクトンCO) 1640cm-1(ケトンCO) 実施例6 {メチル−3−(2,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−2
−メチルエテニル−〔I〕ベンゾフラン−5−カルボヒ
ドロキシモイル)−5,6−ジメトキシ−〔I〕ベンゾフ
ラン−2−カルボキシレート(VI)の製法} ロテノノン酸メチルエステル(IVb)1gをエタノール3
0mlに溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩4gを加えて、
1週間還流した。反応溶液を濃縮乾燥し、クロロホルム
可溶物を集めてシリカゲルカラムクロマト(クロロホル
ム)で分離した。
−メチルエテニル−〔I〕ベンゾフラン−5−カルボヒ
ドロキシモイル)−5,6−ジメトキシ−〔I〕ベンゾフ
ラン−2−カルボキシレート(VI)の製法} ロテノノン酸メチルエステル(IVb)1gをエタノール3
0mlに溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩4gを加えて、
1週間還流した。反応溶液を濃縮乾燥し、クロロホルム
可溶物を集めてシリカゲルカラムクロマト(クロロホル
ム)で分離した。
収量0.5g(48%) mp 124〜126℃(エチルエーテル−石油エーテル) 黄白色微細針状晶 MS m/z :453(M+) IR(KBr):1725cm-1(ラクトンCO)1 H−NMR(CDCl3)δ:7.50(1H,S,N−OH
) 11.09(1H,S,フェノ
ールOH) 実施例7{β−ロテノノンオキシム(I)の製法−その
1} β−ロテノノン(V)150mgをエタノール12mlに懸濁
し、ヒドロキシルアミン塩酸塩600mgを加えて13時間還
流し、シリカゲルカラムクロマト(クロロホルム)で分
離した。
) 11.09(1H,S,フェノ
ールOH) 実施例7{β−ロテノノンオキシム(I)の製法−その
1} β−ロテノノン(V)150mgをエタノール12mlに懸濁
し、ヒドロキシルアミン塩酸塩600mgを加えて13時間還
流し、シリカゲルカラムクロマト(クロロホルム)で分
離した。
収量50mg(32%) mp 293〜295℃(エタノール−クロロホルム) 黄緑色針状晶 MS m/z :421(M+) IR(KBr):1710cm-1(ラクトンCO)1 H−NMR(CDCl3)δ:15.64(1H,S,OH)実施例8{β−
ロテノノンオキシム(I)の製法−その2} 化合物(VI)60mgをメタノール6mlに溶解し、2当量
のナトリウムメトキシドの存在下、1時間還流した。塩
酸酸性下、水−クロロホルムで分液した。クロロホルム
層を水洗いし、硫酸マグネシウムで乾燥し、エタノール
−クロロホルムで再結晶した。
ロテノノンオキシム(I)の製法−その2} 化合物(VI)60mgをメタノール6mlに溶解し、2当量
のナトリウムメトキシドの存在下、1時間還流した。塩
酸酸性下、水−クロロホルムで分液した。クロロホルム
層を水洗いし、硫酸マグネシウムで乾燥し、エタノール
−クロロホルムで再結晶した。
収量52mg(93%) mp、MSスペクトル、IRスペクトル、1H−NMRスペクト
ルは実施例7で得られたものと一致した。
ルは実施例7で得られたものと一致した。
Claims (1)
- 【請求項1】式 で示されるβ−ロテノノンオキシム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7702587A JP2506740B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | β−ロテノノンオキシム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7702587A JP2506740B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | β−ロテノノンオキシム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63243087A JPS63243087A (ja) | 1988-10-07 |
JP2506740B2 true JP2506740B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=13622208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7702587A Expired - Lifetime JP2506740B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | β−ロテノノンオキシム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506740B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-30 JP JP7702587A patent/JP2506740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63243087A (ja) | 1988-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6365657B2 (ja) | ||
JPS5811850B2 (ja) | 1− オキソ −2,2− ジチカン −5− インダニロキシ ( マタハチオ # アルカノイツクアシド | |
KR890000618B1 (ko) | N-아세틸시스테인의 살리실산 유도체의 제조방법 | |
CA1324134C (en) | Process for preparing (rs)-2-(2,3-dihydro-5-hydroxy-4,6, 7-trimethylbenzofuranyl) acetic acids and 2-(2,3-dihydro-5-acyloxy-4,6,7-trimethylbenzofuranyl) acetic acids and esters thereof, useful as mucoregulator and antihyschaemic drugs | |
JP2506740B2 (ja) | β−ロテノノンオキシム | |
US3585214A (en) | Hydroxyl derivatives of coumarine and processes for the preparation thereof | |
EP2419394A1 (en) | Process for the preparation of 2,4,6-octatriene-1-oic acid and 2,4,6-octatriene-1-ol | |
US3345416A (en) | Preparation and rearrangement of beta-ketosulfoxides | |
US4118504A (en) | Isoindoline derivatives for treating pain | |
DE2432560A1 (de) | Neue phenoxyalkylcarbonsaeurederivate und verfahren zur herstellung derselben | |
JP4290847B2 (ja) | ポリプレニル系化合物の精製方法 | |
US4393008A (en) | 2-Cyano-2-(3-phenoxy-phenyl)-propionic acid amide and preparation thereof | |
CA1327048C (en) | Process for the synthesis of the .alpha.-(1-methylethyl)-3,4-dimethoxybenzene-acetonitrile | |
JP3030509B2 (ja) | 塩化デルフィニジン合成に有用な中間体 | |
US2926167A (en) | Process of esterifying ib-hydroxy | |
US2894977A (en) | Process of preparing phenoxycinnamic acid derivatives | |
US3890304A (en) | 7{60 -carbam oyl-17-hydroxy-3-oxo-17{60 -pregn-4-ene-21-carboxylic acid {65 -lactone and related compounds | |
CH637650A5 (fr) | Procede de preparation d'un acide chromone carboxylique. | |
KR910002282B1 (ko) | 인덴 아세틱산 유도체의 제조방법 | |
RU2592281C1 (ru) | Способ получения этил 5-метил-3-(3-феноксифенил)изоксазол-4-карбоксилата | |
US4208526A (en) | Process for the preparation of thiazolidin-4-one-acetic acid derivatives | |
DE2243444C3 (de) | 4-(3'-Benzoylphenyl)-butter - oder -butensäurederivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und Arzneimittel | |
KR900000551B1 (ko) | β-(4,5-디페닐옥사졸-2-일)프로피온산의 제조방법 | |
US4273935A (en) | Salts of propene 1,1,2,3-tetracarboxylic acid | |
JPH0124782B2 (ja) |