JP2506643Y2 - トランジスタ式交流発電機用励磁装置 - Google Patents
トランジスタ式交流発電機用励磁装置Info
- Publication number
- JP2506643Y2 JP2506643Y2 JP1988133387U JP13338788U JP2506643Y2 JP 2506643 Y2 JP2506643 Y2 JP 2506643Y2 JP 1988133387 U JP1988133387 U JP 1988133387U JP 13338788 U JP13338788 U JP 13338788U JP 2506643 Y2 JP2506643 Y2 JP 2506643Y2
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- Japan
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- generator
- voltage
- transistor
- exciter
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- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トランジスタを用いてチョツパ制御する交
流発電機の励磁装置に関する。
流発電機の励磁装置に関する。
[従来の技術] トランジスタの技術的進歩により、トランジスタの応
用範囲が拡大され、発電機用励磁装置にもサイリスタに
代つてトランジスタチョツパ方式が用いられるようにな
つた。
用範囲が拡大され、発電機用励磁装置にもサイリスタに
代つてトランジスタチョツパ方式が用いられるようにな
つた。
第5図の従来の励磁装置では、励磁の直流回路にチョ
ツパ素子としてトランジスタ5を用い、交流発電機1の
出力電圧を励磁用トランス3で変圧したのち整流器4に
より整流し、トランジスタ5により制御して励磁巻線2
に励磁電流を供給する。トランジスタ5は、ベース駆動
回路6からのベース電流により導通と、非導通を繰り返
し、導通時間を変えて、励磁電流を調整して発電機出力
を制御する。なお、7は、フライホイールダイオードで
ある。
ツパ素子としてトランジスタ5を用い、交流発電機1の
出力電圧を励磁用トランス3で変圧したのち整流器4に
より整流し、トランジスタ5により制御して励磁巻線2
に励磁電流を供給する。トランジスタ5は、ベース駆動
回路6からのベース電流により導通と、非導通を繰り返
し、導通時間を変えて、励磁電流を調整して発電機出力
を制御する。なお、7は、フライホイールダイオードで
ある。
しかし、励磁巻線2に流れる直流励磁電流は、交流電
流を整流したものであるので、必ずリツプルを含んでい
る。従つて、この励磁電流のリツプル周波数と発電機出
力周波数が同期していないと、発電機出力電圧には、大
なり、小なりの変調を生じる。このため、発電機出力電
圧のピーク値の包絡線は波をうち、発電機電圧が変動す
るという欠点がある。また、その変調を小さくするため
チョツピング周波数を高くする方法があるが、トランジ
スタのスイツチング損失が増大して得策ではない。
流を整流したものであるので、必ずリツプルを含んでい
る。従つて、この励磁電流のリツプル周波数と発電機出
力周波数が同期していないと、発電機出力電圧には、大
なり、小なりの変調を生じる。このため、発電機出力電
圧のピーク値の包絡線は波をうち、発電機電圧が変動す
るという欠点がある。また、その変調を小さくするため
チョツピング周波数を高くする方法があるが、トランジ
スタのスイツチング損失が増大して得策ではない。
[考案が解決すべき課題] 本考案は、励磁電流に含まれるリツプルにより発電機
出力電圧に変調を生じないトランジスタ式交流発電機用
励磁装置を提供することを目的とする。
出力電圧に変調を生じないトランジスタ式交流発電機用
励磁装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために,本考案のトランジスタ式
交流発電機用励磁装置は,交流発電機の励磁巻線に流れ
る励磁電流をトランジスタを用いてチョッパ制御するト
ランジスタ式交流発電機用励磁装置において,上記トラ
ンジスタを駆動するベース駆動回路は基準電圧と発電機
帰還電圧との比較出力を求め,この比較出力と発電機出
力電圧に同期した電圧に比例する出力とを比較して得ら
れる偏差に基づいて発電機出力電圧に同期したベース電
流を供給するように構成した。
交流発電機用励磁装置は,交流発電機の励磁巻線に流れ
る励磁電流をトランジスタを用いてチョッパ制御するト
ランジスタ式交流発電機用励磁装置において,上記トラ
ンジスタを駆動するベース駆動回路は基準電圧と発電機
帰還電圧との比較出力を求め,この比較出力と発電機出
力電圧に同期した電圧に比例する出力とを比較して得ら
れる偏差に基づいて発電機出力電圧に同期したベース電
流を供給するように構成した。
[作用] トランジスタは発電機出力電圧に同期したベース電流
により導通及び非導通を繰り返し、発電機出力周波数に
同期したリツプル周波数の励磁電流を流す。
により導通及び非導通を繰り返し、発電機出力周波数に
同期したリツプル周波数の励磁電流を流す。
[実施例] 第1図及び第2図は、本考案の実施例のブロツク図
で、第1図は励磁電源を自己の発電機出力から供給する
自励式の励磁装置の場合で、ベース駆動回路8は発電機
出力電圧から後述する第3図に示す同期電源V1を得ると
共に,基準電圧と比較するための発電機帰還電圧Vgを得
ている。
で、第1図は励磁電源を自己の発電機出力から供給する
自励式の励磁装置の場合で、ベース駆動回路8は発電機
出力電圧から後述する第3図に示す同期電源V1を得ると
共に,基準電圧と比較するための発電機帰還電圧Vgを得
ている。
また、第2図は励磁電源を自己の発電機出力とは切り
離され発電機出力とは非同期の励磁電源9をもつ他励式
の場合である。第2図の実施例の場合も第2図に示すよ
うに,発電機出力電圧から後述する第3図に示す同期電
源V1を得ると共に,基準電圧と比較するための発電機帰
還電圧Vgを得ている点は第1図の実施例の場合と同様で
ある。いずれの場合も、励磁用トランス3、整流器4、
トランジスタ5、及びフライホイールダイオード7の機
能は従来のものと同様である。
離され発電機出力とは非同期の励磁電源9をもつ他励式
の場合である。第2図の実施例の場合も第2図に示すよ
うに,発電機出力電圧から後述する第3図に示す同期電
源V1を得ると共に,基準電圧と比較するための発電機帰
還電圧Vgを得ている点は第1図の実施例の場合と同様で
ある。いずれの場合も、励磁用トランス3、整流器4、
トランジスタ5、及びフライホイールダイオード7の機
能は従来のものと同様である。
第3図は、ベース駆動回路8のブロツク図で、駆動部
8aと自動電圧調整器部8bからなる。
8aと自動電圧調整器部8bからなる。
第3図及び第4図の波形図を参照して動作を説明する
と、自動電圧調整器部8bにおいて、発電機からの帰還電
圧Vgは基準電圧(設定電圧)と加算点85で比較されて、
その偏差信号は増幅器84で増幅され電圧V5が出力され
る。一方、駆動部8aにおいては、発電機電圧に同期した
同期電源信号V1は三角波発生回路81に供給される。三角
波発生回路81は、発電機電圧に同期して同期電源の半サ
イクル毎に三角波電圧V2を出力する。増幅器84からの電
圧V5と三角波発生回路81の出力電圧V2は加算点88におい
て比較され、増幅器82により増幅されてホトカプラ83か
らトランジスタ5のベース電流I1が得られる。トランジ
スタ5はベース電流I1が流れている期間だけ導通する。
と、自動電圧調整器部8bにおいて、発電機からの帰還電
圧Vgは基準電圧(設定電圧)と加算点85で比較されて、
その偏差信号は増幅器84で増幅され電圧V5が出力され
る。一方、駆動部8aにおいては、発電機電圧に同期した
同期電源信号V1は三角波発生回路81に供給される。三角
波発生回路81は、発電機電圧に同期して同期電源の半サ
イクル毎に三角波電圧V2を出力する。増幅器84からの電
圧V5と三角波発生回路81の出力電圧V2は加算点88におい
て比較され、増幅器82により増幅されてホトカプラ83か
らトランジスタ5のベース電流I1が得られる。トランジ
スタ5はベース電流I1が流れている期間だけ導通する。
整流器4から励磁電源電圧(トランジスタ5のコレク
タ電圧)V3は第4図のようになつているので、発電機1
の励磁電圧V4、すなわち、トランジスタ5のエミツタ電
圧の波形は第4図のようになり、従つて、励磁電流I2は
リツプルを含んだ直流電流となる。(なお、V3の波形中
で示すように、同期電源と励磁電源の移送がpだけずれ
ている場合でも問題はない。) このように、励磁電流にリツプルを含んでいるが、発
電機電圧に同期しているので、発電機出力電圧には変調
現象は発生しない。
タ電圧)V3は第4図のようになつているので、発電機1
の励磁電圧V4、すなわち、トランジスタ5のエミツタ電
圧の波形は第4図のようになり、従つて、励磁電流I2は
リツプルを含んだ直流電流となる。(なお、V3の波形中
で示すように、同期電源と励磁電源の移送がpだけずれ
ている場合でも問題はない。) このように、励磁電流にリツプルを含んでいるが、発
電機電圧に同期しているので、発電機出力電圧には変調
現象は発生しない。
[考案の効果] 本考案においては,チョツパ素子のトランジスタのベ
ース電流を発電機出力電圧に同期させたので、直流励磁
電流のリツプル周波数と発電機出力電圧周波数が同期し
発電機出力電圧に変調が発生するのを防止することがで
きる。従つて、発電機出力電圧が励磁電流のリップルに
よって変動することはなく,その出力波形を安定したも
のとすることができる。
ース電流を発電機出力電圧に同期させたので、直流励磁
電流のリツプル周波数と発電機出力電圧周波数が同期し
発電機出力電圧に変調が発生するのを防止することがで
きる。従つて、発電機出力電圧が励磁電流のリップルに
よって変動することはなく,その出力波形を安定したも
のとすることができる。
第1図及び第2図は本考案の実施例のブロツク図、第3
図はベース駆動回路のブロツク図、第4図は動作説明の
ための波形図、第5図は従来の装置のブロツク図であ
る。 1……発電機、2……励磁巻線、3……励磁用トラン
ス、4……整流器、5……トランジスタ(チョツパ素
子)、8……ベース駆動回路、9……励磁用発電機。
図はベース駆動回路のブロツク図、第4図は動作説明の
ための波形図、第5図は従来の装置のブロツク図であ
る。 1……発電機、2……励磁巻線、3……励磁用トラン
ス、4……整流器、5……トランジスタ(チョツパ素
子)、8……ベース駆動回路、9……励磁用発電機。
Claims (1)
- 【請求項1】交流発電機の励磁巻線に流れる励磁電流を
トランジスタを用いてチョッパ制御するトランジスタ式
交流発電機用励磁装置において,上記トランジスタを駆
動するベース駆動回路は基準電圧と発電機帰還電圧との
比較出力を求め,この比較出力と発電機出力電圧に同期
した電圧に比例する出力とを比較して得られる偏差に基
づいて発電機出力電圧に同期したベース電流を供給する
ように構成したことを特徴とするトランジスタ式交流発
電機用励磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988133387U JP2506643Y2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | トランジスタ式交流発電機用励磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988133387U JP2506643Y2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | トランジスタ式交流発電機用励磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257300U JPH0257300U (ja) | 1990-04-25 |
JP2506643Y2 true JP2506643Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31391199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988133387U Expired - Lifetime JP2506643Y2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | トランジスタ式交流発電機用励磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506643Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928159B2 (ja) * | 1978-08-19 | 1984-07-11 | 富士電機株式会社 | 励磁調整装置 |
JPH0640760B2 (ja) * | 1986-12-08 | 1994-05-25 | 富士電機株式会社 | 交流発電機の励磁調整装置 |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP1988133387U patent/JP2506643Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0257300U (ja) | 1990-04-25 |
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