JPH06276748A - Ac−dcコンバータ - Google Patents

Ac−dcコンバータ

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JPH06276748A
JPH06276748A JP5078640A JP7864093A JPH06276748A JP H06276748 A JPH06276748 A JP H06276748A JP 5078640 A JP5078640 A JP 5078640A JP 7864093 A JP7864093 A JP 7864093A JP H06276748 A JPH06276748 A JP H06276748A
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circuit
voltage
output
power factor
transformer
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JP5078640A
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Minoru Takahashi
実 高橋
Takashi Urano
高志 浦野
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電流波形を擬似正弦波として力率改善を
図り、しかも一次、二次間の絶縁を取ることが可能で、
入力電圧の制限を受けず、任意の直流出力電圧が得られ
るAC−DCコンバータを得る。 【構成】 一対の一次巻線N1a,N1b、二次巻線N2
a,N2b及び帰還巻線N3を有するトランスT1と、前
記各一次巻線に直列に接続されかつ対応する帰還巻線端
にゲートが接続された一対のFET Q1,Q2とを有
していて、前記FET Q1,Q2が交互に導通するこ
とで自励発振を継続するプッシュプル式インバータ回路
40と、前記二次巻線N2a,N2bに接続された力率改
善型直流出力回路50とを備え、前記トランスT1の巻
線比を適切に設定することで、入力電圧を昇圧乃至降圧
した任意の直流出力電圧を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源を入力として
直流出力を得る一般電子機器用のAC−DCコンバータ
に係り、とくに商用周波数の入力電流を近似的に正弦波
化することにより、力率の改善を行いかつ昇圧又は降圧
した直流出力電圧を得ることのできるAC−DCコンバ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、AC入力、DC出力の一般電子機
器(パーソナルコンピュータ、ワークステーション等)
用の力率改善型直流電源装置としては、特開平2−84
069号に記載のものや電子技術1990年3月号77
頁乃至84頁に記載のアクティブフィルタICを用いた
力率改善用レギュレータが知られている。これらはいず
れも昇圧チョッパー回路を用いている。
【0003】図8は従来公知の昇圧チョッパー回路を用
いた力率改善型の直流電源装置であり、2は整流回路、
3はチョークコイル、4はスイッチング素子、5はフラ
イホイールダイオード、C1は平滑用コンデンサであっ
て、昇圧チョッパー回路の主回路部分を構成している。
また、6は誤差増幅器、7は乗算器、8はコンパレー
タ、9はスイッチング素子への駆動信号を発生するフリ
ップフロップ回路であって、力率改善用制御回路20を
構成している。
【0004】図8の直流電源装置の場合、入力端子1
0,11より入力交流電圧を受けてラインフィルタ14
を介して整流回路2により脈流を得る。スイッチング素
子4はオン、オフを繰り返してオフのときにチョークコ
イル3のエネルギーがフライホイールダイオード5を介
して出力端子12,13へ送られ、負荷RLに直流出力
電圧が発生する。ここで、誤差増幅器6は、直流出力電
圧Voutを抵抗R4,R5で分圧した電圧と基準電圧源
16の基準電圧との誤差を増幅した誤差電圧Voを乗算
器7に印加する。前記整流回路2の出力側の脈流電圧を
抵抗R1,R2で分圧した値Viと、前記誤差電圧Voと
を乗算器7で乗算することで基準正弦波電圧Vrを作成
する。この基準正弦波電圧Vrは負荷状態によって振幅
制御ができ、エネルギーの制御を可能にしている。次
に、抵抗R3によって検出されるスイッチング素子4の
電流比例値Vi4をコンパレータ8により前記基準正弦波
電圧Vrと比較し、電流比例値Vi4が基準正弦波電圧Vr
に達するとスイッチング素子4の駆動を遮断する。チョ
ークコイル3のエネルギーが放出されると当該チョーク
コイルの電圧が零になる。その状態をチョークコイル3
の二次検出巻線で検出し、フリップフロップ回路9を動
作させ、スイッチング素子4を駆動する。このような、
スイッチング素子4のスイッチングにより、入力電流I
inを、図9にその半サイクルを示すように三角波形と
し、ピーク値の包絡線を入力電圧Vinと同相の正弦波と
する。入力交流電流の波形は、高周波三角波であるが、
ラインフィルタ14で変調周波数成分を減衰させること
により正弦波形とすることができる。
【0005】なお、図8中の力率改善用制御回路20を
変更して、入力電圧Vinに対応する入力電流Iinを、図
10に示すようにように変化させても良い。このような
昇圧チッパー回路用の力率改善用制御回路は集積回路化
されて市販されているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来装置
は、いずれも昇圧チョッパー回路を基本回路としてお
り、入力電圧の最大値が出力電圧よりも必ず低くないと
制御不可能となる。このため、入力としてAC100
/200V系の商用電源を使用時、出力電圧は入力電圧
よりも高い電圧しか出力できない、入力と出力間の絶
縁がとれないという、2つの欠点がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、入力電流波形
を擬似正弦波として力率改善を図り、しかも一次、二次
間の絶縁を取ることが可能で、入力電圧の制限を受け
ず、任意の直流出力電圧が得られるAC−DCコンバー
タを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のAC−DCコンバータは、一対の一次巻
線、二次巻線及び帰還巻線を有するトランスと、前記各
一次巻線に直列に接続されかつ対応する帰還巻線端に制
御極が接続された一対のスイッチング素子とを有してい
て、前記スイッチング素子が交互に導通することで自励
発振を継続するプッシュプル式インバータ回路と、前記
二次巻線に接続された力率改善型直流出力回路とを備え
た構成である。
【0009】
【作用】本発明のAC−DCコンバータにおいては、一
次、二次間を絶縁するトランスを用い、一次側にプッシ
ュプル式インバータ回路を構成し、二次側に昇圧チョッ
パー回路等を含む直流出力回路を設けており、一次、二
次間の絶縁ができるとともに、交流入力電圧よりも高い
直流出力電圧又は低い直流出力電圧を得ることができ
る。さらに、二次側に力率改善型昇圧チョッパー回路
や、チョークインプット型整流平滑回路と制御用可飽和
リアクトルとを組み合わせた回路を用いることで、交流
入力電流を交流入力電圧と同相の正弦波に近づけて、力
率改善を図ることができる。また、一次側が独立した自
励式インバータ回路であり、二次側から一次側への帰還
をかけていないため、二次側の多出力化が可能であり、
例えば後段に安価な非絶縁型DC−DCコンバータを多
数接続して任意の直流出力電圧を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るAC−DCコンバータの
実施例を図面に従って説明する。
【0011】図1は本発明の第1実施例を示す。この図
において、10,11は商用電源(AC100V、50
/60Hz)に接続される入力端子、30はダイオード
ブリッジからなる整流器、T1はトランスである。トラ
ンスT1は、一対の一次巻線N1a,N1b、一対の二次
巻線N2a,N2b、帰還巻線N3及び補助巻線N4を有
している。
【0012】前記トランスT1の一次側には、ロイヤー
発振回路を利用したプッシュプル式インバータ回路40
が構成されている。ここで、本実施例では、インバータ
回路40のスイッチング素子としてパワーMOSFET
を使用している。これは、従来一般的なバイポーラトラ
ンジスタで構成した場合、出力電力を増大させるために
ベースバイアス電流をコレクタ電流に比例して流さなけ
ればならず、抵抗でバイアスする場合にこのベースバイ
アス電流による電力損失が大きくなり、力率改善に用い
るには効率の点で問題があるからである。本実施例で
は、インバータ回路40のスイッチング素子としてパワ
ーMOSFETを用いると共にそのゲートへのバイアス
電圧を後述するトランス補助巻線から得るようにしてゲ
ートバイアス部分での電力消費を低減し、効率の改善を
図っている。このトランス一次側インバータ回路の伝達
効率は92%を実現している。
【0013】すなわち、トランスT1の一次側にインバ
ータ回路40を構成するために、一対のスイッチング素
子としてのパワーMOSFET Q1,Q2が各一次巻
線N1a,N1bに直列に接続され、整流器30の正側端
がチヨークコイルL1を介し一対の一次巻線N1a,N
1bの相互接続端に接続され、パワーMOSFET Q
1,Q2のソースは整流器30の負側端に接続されてい
る(トランス一次巻線に対し各パワーMOSFET Q
1,Q2がプッシュプル接続されている。)。前記一次
巻線N1a,N1bの直列回路には共振用コンデンサC2
が並列接続されている。また、各パワーMOSFET
Q1,Q2のゲートと前記整流器30の正側端との間に
起動回路としての起動用抵抗R6が接続されている。
【0014】前記補助巻線N4には補助電源41が接続
されている。該補助電源41は補助巻線N4の誘起電圧
を整流平滑して前記パワーMOSFET Q1,Q2の
ゲートへの直流バイアス電圧を印加するためのものであ
る。
【0015】前記トランスT1の二次側には、昇圧チョ
ッパー回路を含む力率改善型直流出力回路50が構成さ
れている。すなわち、トランスT1の一対の二次巻線N
2a,N2bの共通接続端は出力端子(アース側)13に
接続され、二次巻線N2a,N2bの他端に両波整流回路
を構成する整流用ダイオードD2,D3が接続され、該
ダイオードD2,D3のカソード側とアース側間に高周
波バイパス用コンデンサC3が接続されている。チョー
クコイルL2、スイッチング素子としてのパワーMOS
FET Q3、フライホイールダイオードD4、及び平
滑用コンデンサC4は、昇圧チョッパー回路の主回路部
分を構成しており、出力端子12,13間に昇圧チョッ
パー回路の直流出力電圧が供給されるようになってい
る。また、前記パワーMOSFET Q3のソース、ア
ース側間にソース電流検出用抵抗R8が挿入されてい
る。また、チョークコイルL2は二次検出巻線51を有
している。
【0016】力率改善用制御回路20は、図8の従来回
路で使用したものと同様であり、誤差増幅器6、乗算器
7、コンパレータ8及びフリップフロップ回路9を有
し、出力端子12,13間の直流出力電圧Voutを抵抗
R4,R5で分圧した電圧が誤差増幅器6に印加され、
両波整流回路を構成したダイオードD2,D3の出力電
圧(コンデンサC3の両端の電圧)が抵抗R1,R2で
分圧されて電圧値Viとして乗算器7に印加される。ま
た、抵抗R8によって検出されるパワーMOSFET
Q3の電流比例値Vi3がコンパレータ8に印加され、チ
ョークコイルL2の二次検出巻線51及び抵抗R7の直
列回路の誘起電圧はパワーMOSFETQ3への駆動信
号発生用フリップフロップ回路9に加えられる(フリッ
プフロップ回路9は該誘起電圧が零でパワーMOSFE
T Q3をオンにする駆動信号を発生する。)。
【0017】次に図1の第1実施例の動作説明を行う。
【0018】前記入力端子10,11間に商用電源(A
C100/200V系、50/60Hz)より正弦波電
圧が供給されると、整流器30で全波整流された全波整
流波形がトランスT1の一次側のプッシュプル式インバ
ータ回路40に加えられる。これと同時に起動用抵抗R
6によりパワーMOSFET Q1,Q2のゲートにス
レッショルド電圧Vthが印加される。このとき、2個の
パワーMOSFETのVthのばらつきにより、いずれか
一方(例えばQ1)がターンオンする。トランスT1の
帰還巻線N3に電圧が誘起され、パワーMOSFET
Q1がターンオンしながらQ1のゲートに正電圧が加わ
り、正帰還がかかる。トランスT1の一次巻線N1a,
N1bの直列回路のインダクタンスと共振用コンデンサ
C2がLC並列共振を起こし、その共振周波数でパワー
MOSFET Q1のドレイン−ソース間電圧が正弦波
となりながら、オン、オフし、以後パワーMOSFET
Q1とQ2が交互にターンオンを繰り返して自励発振
を開始する(電圧共振型の自励発振動作)。
【0019】自励発振開始後、トランスT1の補助巻線
N4に電圧が誘起され、これが補助電源41で整流平滑
されて直流電圧が補助電源41から出力される。この補
助電源41の出力電圧の方を、前記起動用抵抗R6によ
るゲート電圧よりも高く設定することで、以後パワーM
OSFET Q1,Q2のスレッショルド電圧Vthは補
助電源41から直流バイアス電圧(パワーMOSFET
がNチャンネルのものであれば、正電圧)としてゲート
に供給される。なお、インバータ回路40の発振周波数
は数10kHzである。
【0020】図2(A)は起動後のパワーMOSFET
Q1(又はQ2)のドレイン−ソース間電圧波形、同
図(B)はドレイン電流波形、同図(C)はゲート−ソ
ース間電圧波形である(図2はパワーMOSFETのス
イッチング周波数に対応した時間軸の場合で、商用電源
入力電圧をVinで示した)。また、図3(A)はトラン
スT1の二次側の全波整流波形、同図(B)はパワーM
OSFET Q1(又はQ2)のゲート−ソース間電圧
波形である(図3は商用電源の周波数に対応した時間軸
の場合)。
【0021】前記トランスT1の2次巻線N2a,N2b
にはインバータ回路40による高周波正弦波電圧を商用
電源周波数の正弦波電圧に重畳した波形が得られる。そ
して、前記力率改善型直流出力回路50の整流用ダイオ
ードD2,D3の出力側には図3(A)の如き全波整流
波形が得られ[同図(B)はFETQ1又はQ2のゲー
ト、ソース電圧波形]、さらに高周波バイパス用コンデ
ンサC3で高周波成分が除去されて力率改善型昇圧チョ
ッパー回路に供給され、出力端子12,13間に安定化
された直流出力電圧が出力される。前記力率改善用制御
回路20は、入力端子10,11間の入力電流Iinが、
入力電圧Vinと同相の正弦波に近付くように昇圧チョッ
パー回路内のパワーMOSFET Q3のスイッチング
動作を制御して力率改善を図っている。この力率改善動
作は図8の従来回路で説明したのと同様である。
【0022】図4中曲線(イ)は第1実施例における出
力端子12,13間の直流出力電圧Voutの波形図であ
り、リップル電圧は2.5Vp-pであった。同図中曲線
(ロ)は入力端子10,11間の入力電流Iinの波形図
である。力率99%以上を実現することも可能である。
【0023】上記第1実施例の場合、スイッチング素子
としてパワーMOSFET Q1,Q2を用いたロイヤ
ー発振回路でインバータ回路40を構成しており、効率
良く電力の伝送が可能であり、しかもトランスT1の一
次側と二次側とが完全に絶縁されており、トランス巻線
比を適切に設定することで、昇圧、降圧のいずれも可能
で任意の電圧が得られる。
【0024】図5は第1実施例のAC−DCコンバータ
60を用いた場合に、後段に非絶縁型DC−DCコンバ
ータ61を多数接続して多様な直流出力電圧を得る構成
を示す。図5の構成では、第1実施例のAC−DCコン
バータ60が、商用電源から絶縁されかつ商用電源電圧
よりも低いDC48V程度の出力を得ることが可能な点
を利用して、後段に構成が簡単で安価な非絶縁型DC−
DCコンバータ61を接続している。また、各非絶縁型
DC−DCコンバータ61とAC−DCコンバータ60
の接続はDC48V程度の線路で行うことができ、安全
規格上、絶縁構造が簡略化できて有利である。
【0025】なお、図8の従来回路で商用電源から絶縁
された多出力化を実現するには、後段に高価な絶縁型D
C−DCコンバータを多数使用することになり、構成が
複雑かつ高価であり、各絶縁型DC−DCコンバータへ
の接続線路の絶縁にも安全規格上の配慮が必要となる
(図8の従来回路では商用電源を昇圧した出力しか得ら
れないため)。
【0026】図6は本発明の第2実施例を示す。この場
合、トランスT1の一次側の構成は第1実施例と同様で
あり、二次側の力率改善型直流出力回路70を、チョー
クインプット型整流平滑回路と制御用可飽和リアクトル
とを組み合わせた回路構成としている。すなわち、力率
改善型直流出力回路70は、整流用ダイオードD2,D
3、平滑用チョークコイルL3及び平滑用コンデンサC
5を有するチョークインプット型整流平滑回路と、該整
流平滑回路とトランス二次巻線N2a,N2bとの間にそ
れぞれ挿入された制御用可飽和リアクトルSR1,SR
2と、これらの可飽和リアクトルSR1,SR2に制御
電流を流すダイオードD5,D6及び誤差増幅器71と
からなる制御回路とを有している。
【0027】図6の第2実施例において、出力端子1
2,13間の直流出力電圧Voutが誤差増幅器71の基
準電圧値を越えると、誤差増幅器71から誤差電圧に比
例した直流制御電圧Vcが出力され、ダイオードD5,
D6を介し各可飽和リアクトルSR1,SR2にリセッ
ト方向に制御電流が流れる。この結果、可飽和リアクト
ルSR1,SR2の導通期間を短くして出力安定化制御
が行われる。
【0028】図7は第2実施例の場合の出力端子12,
13間の直流出力電圧Voutの波形図であり、リップル
電圧は3.8Vp-pであった。同図(B)は入力端子1
0,11間の入力電流Iinの波形図である。97%程度
の力率を実現可能である。
【0029】なお、上記第1及び第2実施例において、
起動回路としての起動抵抗R6の一端は、トランスT1
の一次巻線N1a,N1bの共通接続点に接続するように
しても差し支えない。また、力率改善用制御回路20
は、市販の力率改善用ICに置換することができる(例
えば、モトローラ社製MC34261等)。
【0030】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のAC−D
Cコンバータは、入力電流波形を擬似正弦波として力率
改善を図り、しかも一次、二次間の絶縁を取ることが可
能で、入力電圧の制限を受けず、任意の直流出力電圧が
得られるので、パーソナルコンピュータ、ワークステー
ション等の電子機器用の力率改善型直流電源装置として
極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAC−DCコンバータの第1実施
例を示す回路図である。
【図2】第1実施例の起動後の各部分の波形をインバー
タ回路の発振周波数に対応した時間軸で示す波形図であ
る。
【図3】第1実施例の起動後の各部分の波形を商用電源
周波数に対応した時間軸で示す波形図である。
【図4】第1実施例の直流出力電圧波形及び入力電流波
形を示す波形図である。
【図5】第1実施例のAC−DCコンバータを用いて多
出力化を図った構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図7】第2実施例の直流出力電圧波形及び入力電流波
形を示す波形図である。
【図8】従来回路を示す回路図である。
【図9】従来回路の動作説明用の波形図である。
【図10】従来回路の他の動作説明用の波形図である。
【符号の説明】
10,11 入力端子 12,13 出力端子 20 力率改善用制御回路 30 整流器 40 インバータ回路 41 補助電源 50,70 力率改善用直流出力回路 C1乃至C5 コンデンサ D1乃至D6 ダイオード L1,L2,L3 チョークコイル Q1,Q2,Q3 パワーMOSFET R1乃至R8 抵抗 SR1,SR2 可飽和リアクトル T1 トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/538 9181−5H 7/5383 9181−5H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の一次巻線、二次巻線及び帰還巻線
    を有するトランスと、前記各一次巻線に直列に接続され
    かつ対応する帰還巻線端に制御極が接続された一対のス
    イッチング素子とを有していて、前記スイッチング素子
    が交互に導通することで自励発振を継続するプッシュプ
    ル式インバータ回路と、前記二次巻線に接続された力率
    改善型直流出力回路とを備えることを特徴とするAC−
    DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記力率改善型直流出力回路が、前記二
    次巻線出力を整流する整流回路と、該整流回路の出力側
    に接続された力率改善型昇圧チョッパー回路で構成され
    ている請求項1記載のAC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記力率改善型直流出力回路が、前記二
    次巻線出力を整流平滑するチョークインプット型整流平
    滑回路と、該整流平滑回路と前記二次巻線との間に挿入
    された制御用可飽和リアクトルと、該可飽和リアクトル
    に制御電流を流す制御回路とを有している請求項1記載
    のAC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記トランスが補助巻線を有し、該補助
    巻線の誘起電圧を整流平滑して前記スイッチング素子の
    制御極に印加する請求項1記載のAC−DCコンバー
    タ。
JP5078640A 1993-03-15 1993-03-15 Ac−dcコンバータ Withdrawn JPH06276748A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018197A1 (en) * 1996-10-18 1998-04-30 A. Ahlstrom Corporation An improved switched-mode power supply
JP2008187821A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Matsushita Electric Works Ltd 絶縁型ac−dcコンバータおよびそれを用いるled用直流電源装置
WO2016065223A1 (en) * 2014-10-24 2016-04-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of driving fets in saturating self-oscillating push-pull isolated dc-dc converter
CN117277780A (zh) * 2023-09-21 2023-12-22 北京林业大学 基于自激推挽式转换器的微能量收集电路

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