JP2506531Y2 - 箱状ワ―クの組立装置 - Google Patents

箱状ワ―クの組立装置

Info

Publication number
JP2506531Y2
JP2506531Y2 JP6002190U JP6002190U JP2506531Y2 JP 2506531 Y2 JP2506531 Y2 JP 2506531Y2 JP 6002190 U JP6002190 U JP 6002190U JP 6002190 U JP6002190 U JP 6002190U JP 2506531 Y2 JP2506531 Y2 JP 2506531Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
mounting bracket
head
handle
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6002190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0417329U (ja
Inventor
晃 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Machine Works Ltd
Original Assignee
Sanyo Machine Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Machine Works Ltd filed Critical Sanyo Machine Works Ltd
Priority to JP6002190U priority Critical patent/JP2506531Y2/ja
Publication of JPH0417329U publication Critical patent/JPH0417329U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2506531Y2 publication Critical patent/JP2506531Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、板金製の箱状ワークに取手を取付金具を介
して組付けるワークの組立装置で、詳しくは、箱状ワー
クの天板に取手を有する取付金具を、据込み変形による
かしめ法で固定する製造工程での箱状ワークの組立装置
に関する。
〔従来の技術〕
石油ストーブのカートリッジ式油タンクにタンクを吊
下げるための取手を取付金具を介して取付ける場合、タ
ンクの天板の上面に取手を有する取付金具をリベット止
めや、ボルトナット止めしたのでは、タンクの天板に孔
が形成されて、タンクの気密性が損なわれて油漏れする
心配が生じる。そこで、通常は、タンクの天板の上面に
取手の取付金具をスポット溶接するか、一対のダイとパ
ンチで局部的にかしめ結合している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記スポット溶接によるタンクと取手取付金具の固定
は、溶接に関する専門技術知識を持つ有資格者が行う必
要がある不便さがあり、また、スポット溶接はタンクと
取付金具の一方でも銅板、アルミニウム板などの非鉄金
属であったり、塗装されたカラー鋼板などの特殊金属板
であると、スポット電流が流れ難くて良好なスポット溶
接ができず、汎用性に欠ける問題があった。
また、タンクに取手取付金具をかしめ結合する場合、
タンクと取付金具を所定位置で接合させておき、両者の
接合部分の上下方向からダイとパンチを接近させてカシ
メ結合し、その後、ダイとパンチをタンクと取付金具の
カシメ結合部分から離反させて行っている。このよう
な、カシメ結合は素人にもでき、タンクと取付金具が非
鉄金属や、カラー鋼板などの特殊金属板であってもよい
有利さがあるが、ダイとパンチの双方を接近、離反させ
る駆動系のきために装置全体が大型化する問題があっ
た。また、タンクに取手を有する取付金具をカシメると
きに、取手が邪魔をすることから、タンクに取付金具を
先にカシメ結合しておいて、この取付金具にCリング状
の取手を取付けることが一部で行われている。この取手
後付けによるタンク組立は、タンクへの取付金具のカシ
メ結合を容易にするが、取付金具に取手を取付ける作業
が面倒であり、取付金具と取手の取付強度が弱くて、後
で取手が外れる心配があった。
本考案は、これら従来の問題点に着目してなされたも
ので、タンクなどの箱状ワークに取手を有する取付金具
を強固に、工数少なくカシメ結合する小形化された箱状
ワークの組立装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、一側面開口の箱
状ワークの天板上に、取手を有する取付金具を、局部的
に据込み変形させてカシメ結合する組立装置において、
ワークがその側面開口より嵌挿されて位置決め保持され
るワーク支持部と、ワーク支持部に保持されたワークの
天板内面のカシメ予定部分と対向する位置に固定配置さ
れたカシメ用ダイと、ワーク支持部の真上に上下動可能
に配置され、下面に前記取付金具を位置決めする位置決
め手段、及び取付金具の取手をワンタッチで離脱可能に
支持するチャック、及び前記ダイと対応するカシメ用パ
ンチを有するヘッドと、ヘッドを前記ダイとパンチの作
動軸線方向に所定ストローク上下動させるプレスとを具
備したことを技術的特徴とする。
〔作用〕
上記ワーク支持部にワークは、その側面開口から押し
込むだけでセットされ、ヘッドの下面に取付金具は、そ
の取手をヘッドのチャックに支持させることでセットさ
れる。この後、ヘッドをプレスで降下させると、ワーク
の天板に取付金具が接触するのとほぼ同時に、ワーク支
持部に固定されたダイと、ヘッドのパンチでワークの天
板と取付金具がカシメ結合され、ヘッドを上昇させる
と、その上昇力でヘッドのチャックから取付金具の取手
が外れて、ワーク組立が工数少なく行える。このような
カシメ結合は、ヘッドを上下動させる1つのプレスだけ
で実行され、装置が小形化される。
〔実施例〕
実施例について、図面を参照して説明する。
第1図の実施例は、一側面開口の箱状板金製ワーク
(1)に取手(2)を有する取付金具(3)をカシメ結
合する組立装置の側面図、第2図はその正面図であり、
第3図及び第4図は組立装置にワーク(1)と取付金具
(3)をセットしたときの部分拡大側面図及び正面図で
ある。同図において、(4)はワーク支持部、(5)は
ワーク支持部(4)に固定されたダイ、(6)はヘッ
ド、(7)及び(8)はヘッド(6)の下面に装着され
た取付金具位置決め手段及び取付金具支持用チャックで
あり、(9)はヘッド(6)に固定されたパンチ、(1
0)はヘッド(6)を上下駆動させるプレスである。
ワーク(1)は石油ストーブの油タンクに使用される
板金製のもので、これの天板(1a)の上面に、第10図及
び第11図に示すように、取手(2)を略中央に有する取
付金具(3)が、例えば第10図の点P…で示す5点での
カシメ結合で固定される。
ワーク支持部(4)とプレス(10)は装置本体(11)
に固定されている。ワーク支持部(4)は、ワーク
(1)がその側面開口から手動で挿入されるブロック
(12)と、ブロック(12)の両側面に装着されてワーク
(1)の挿入をガイドする複数のワークガイド(13)…
と、ブロック(12)の上方にスプリング(14)を介して
上下動可能に設置されたカシメ溶接時の衝撃吸収用受台
(15)を有する。さらに、ワーク支持部(4)の側方に
は、供給されたワーク(1)の脱落を防止するL形のア
ーム(16)とその動きをガイドするアーム支持体(17)
が配置される。アーム(16)は常時は、第1図及び第2
図の実線に示すように、ワーク支持部(4)の側方に在
って、ワーク支持部(4)へのワーク(1)の手動によ
る供給を邪魔せず、ワーク支持部(4)にワーク(1)
が挿入されてアーム(16)を手動で横に回転させると、
アーム(16)はアーム支持体(17)にガイドされて後退
し、第1図の鎖線に示すように、ワーク支持部(4)に
挿入されたワーク(1)の全面に弾圧接触してワーク
(1)を押さえる。このアーム(16)を手動で下に回転
させると、前進して元の位置に戻る。
ワーク支持部(4)のブロック(12)と受台(15)の
間にダイ(5)がダイホルダ(18)で固定される。ダイ
(5)は、第10図のワーク(1)における5点のカシメ
結合箇所に対応して5個が所定の配置で設けられるが、
図面で1つを示し、この1つで説明を続行する。ダイ
(5)は、第7図に示すように、受台(15)に形成した
窓穴(19)の下に配置され、これは両側に開閉可能に連
結された可動片(20)(20)を具えて、後述するように
ワーク(1)と取付金具(3)をカシメ結合する。
ヘッド(6)は、ワーク支持部(4)の真上で所定ス
トローク上下動可能に配置され、これの上下動は装置本
体(11)に固定された2本のガイドロッド(21)(21)
でガイドされる。ヘッド(6)は、ヘッド上部(6a)
と、ヘッド上部(6a)の下方にバネ材(22)を介して連
結されたヘッド下部(6b)から成り、ヘッド下部(6b)
の下面周辺部に取付金具位置決め手段(7)が、下面の
中央部にチャック(8)が設置され、ヘッド上部(6a)
からヘッド下部(6b)を貫通してパンチ(9)が配置さ
れる。
位置決め手段(7)は、例えばヘッド下部(6b)の下
面に退入可能に突設された複数本のピンで、ヘッド下部
(6b)の下面に取付金具(3)を、第10図の鎖線で示す
複数箇所Q…で位置決めする。
チャック(8)はヘッド下部(6b)の下面中央に設け
た凹部(23)に設置され、これは例えば第6図に示すよ
うに、固定チャック(8a)と可動チャック(8b)を内蔵
バネ(図示せず)と軸(24)で連結した構造である。チ
ャック(8)に下方から取付金具(3)の取手(2)を
押し付けると、その押付力で可動チャック(8b)が、第
6図の鎖線に示すように開いて、取手(2)が固定チャ
ック(8a)と可動チャック(8b)で挾まれて支持され、
チャック(8)に支持された取手(2)を下方に引く
と、可動チャック(8b)が開いて取手(2)が離れる。
パンチ(9)はワーク支持部(4)の5つのダイ
(5)と対応する5箇所に設置される。ヘッド(6)は
パンチ(9)と対応するダイ(5)の作動軸線方向に上
下動する。
ヘッド(6)を上下動させるプレス(10)は、一般の
カシメ結合に使用されるパワープレスで、第1図の破線
に示すように、扇形空間(25)で流体圧力によって揺動
する揺動ピストン(26)で昇降ラム(27)を上下動させ
る構造である。
次に、上記実施例装置によるワーク組立動作を説明す
る。
ヘッド(6)が上限位置に在る状態で、ワーク支持部
(4)にワーク(1)を挿入し、アーム(16)で脱落を
防止してワーク(1)をワーク支持部(4)に位置決め
セットする。前後して、ヘッド(6)のヘッド下部(6
b)に下から取手(2)を有する取付金具(3)をピン
(7)で位置決めしながら挿入し、取手(2)をチャッ
ク(8)に押し付けて、チャック(8)で取手(2)と
取付金具(3)を支持する。このようなワーク(1)と
取付金具(3)のセットは手動でワンタッチ式に簡単に
行われる。
次に、プレス(10)を作動させてヘッド(6)を下降
させ、第7図乃至第9図に示す要領で、ワーク(1)に
取付金具(3)を5点でカシメ結合する。まず、ヘッド
(6)の下降で取付金具(3)がワーク(1)の天板
(1a)に当たり、次に、パンチ(9)が取付金具(3)
に当たって取付金具(3)を押し下げ、第7図に示すよ
うに、取付金具(3)とワーク(1)の天板(1a)がワ
ーク支持部(4)の受台(15)に当たる。さらにパンチ
(9)で押し下げると、第8図に示すように受台(15)
がダイホルダ(18)に当り、ワーク(1)の天板(1a)
の下面にダイ(5)が当たる。この時点からパンチ
(9)をさらに下げると、第9図に示すように、パンチ
(9)の加圧力でダイ(5)の可動片(20)(20)が左
右に開き、これによりワーク(1)の天板(1a)と取付
金具(3)の接合部分が据込み変形してカシメ結合され
る。
カシメ結合後、ヘッド(6)はプレス(10)で元の位
置まで上昇し、この上昇始めでヘッド(6)のチャック
(8)から取付金具(3)の取手(2)が外れて、ワー
ク支持部(4)に取付金具(3)と取手(2)が固定さ
れたワーク(1)が残る。ワーク(1)の取手(2)は
ワーク(1)と取付金具(3)に挾まれて強固に固定さ
れる。ワーク支持部(4)から、先にアーム(16)を外
しておいてワーク(1)が手動で取出され、次のワーク
セットと取付金具セットが行われて、上記カシメ動作が
繰り返し行われる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ワークと取付金具を局部的に据込み
変形させてカシメ結合させることで、非鉄金属板やカラ
ー鋼板などの特殊金属板のワーク組立にも使用可能であ
り、また、パンチを具えたヘッドのみを上下駆動させる
だけであり、ダイはワーク支持部に固定した構造である
ので、装置全体の小形コンパクト化が容易な、様々なワ
ークに適用できる汎用性の高い組立装置が提供できる。
また、ワークに取手を有する取付金具を固定して、ワー
クと取付金具で取手を挾んで取手を取付けるので、取手
の取付け強度が強固に安定し、取手を有するワークの組
立の信頼性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を説明するためのもので、第1
図は一部省略部分を含む側面図、第2図は正面図、第3
図はワークセット時の要部の側面図、第4図は第3図の
正面図、第5図は第4図におけるヘッドのチャック部分
での拡大正面図、第6図は第5図のA−A線に沿う断面
図、第7図乃至第9図はダイとパンチによるワークカシ
メ結合時の各状態での部分拡大断面図、第10図はワーク
の拡大平面図、第11図はその部分正面図である。 (1)……ワーク、(2)……取手、(3)……取付金
具、(4)……ワーク支持部、(5)……ダイ、(6)
……ヘッド、(7)……位置決め手段、(8)……チャ
ック、(9)……パンチ、(10)……プレス。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面開口の箱状ワークの天板上に、取手
    を有する取付金具を、局部的に据込み変形させてカシメ
    結合する組立装置において、 ワークがその側面開口より嵌挿されて位置決め保持され
    るワーク支持部と、 ワーク支持部に保持されたワークの天板内面のカシメ予
    定部分と対向する位置に固定配置されたカシメ用ダイ
    と、 ワーク支持部の真上に上下動可能に配置され、下面に前
    記取付金具を位置決めする位置決め手段、及び取付金具
    の取手をワンタッチで離脱可能に支持するチャック、及
    び前記ダイと対応するカシメ用パンチを有するヘッド
    と、 ヘッドを前記ダイとパンチの作動軸線方向に所定ストロ
    ーク上下動させるプレスとを具備したことを特徴とする
    箱状ワークの組立装置。
JP6002190U 1990-06-05 1990-06-05 箱状ワ―クの組立装置 Expired - Lifetime JP2506531Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6002190U JP2506531Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 箱状ワ―クの組立装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6002190U JP2506531Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 箱状ワ―クの組立装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0417329U JPH0417329U (ja) 1992-02-13
JP2506531Y2 true JP2506531Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31587025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6002190U Expired - Lifetime JP2506531Y2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 箱状ワ―クの組立装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2506531Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0417329U (ja) 1992-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999042234A1 (en) Self-extruded bushing assembly and method of making the same
US4884431A (en) Apparatus for body panel attachment
GB2184677A (en) Method and apparatus for reforming relatively imprecisely positioned members
JP2506531Y2 (ja) 箱状ワ―クの組立装置
EP1273367A2 (en) Integrated clamping and clinching device, particularly for joining sheet metal panels and the like
JP3964221B2 (ja) 複合加工プレス型
CN112091578B (zh) 一种汽车变速箱驻车棘爪自动压装设备
CN210253898U (zh) 便于调节铆压深度的铆压装置
KR100579277B1 (ko) 헤밍 프레스 장치
CN218341386U (zh) 一种汽车零部件焊接定位工装
CN216230816U (zh) 一种铜柱铆压设备
CN220388387U (zh) 一种螺柱支架分总成焊接工装
CN219598617U (zh) 一种铆接机构
CN112756472B (zh) 一种自动清理废料的球面双向冲孔模
CN217226738U (zh) 铆压装置
CN210098864U (zh) 铆压机
CN211789950U (zh) 一种usb母头组装机的冲压机构
CN211614052U (zh) 一种汽车后备箱盖的模具
CN113083969B (zh) 车用声电传感器测量组件的折弯装置及折弯方法
CN213437942U (zh) 汽车儿童座椅安装钢丝组件的焊接装置
CN210334968U (zh) 一种车身钣金件的翻销定位及夹紧装置
CN219233647U (zh) 壳体偏心管口翻边工装
CN211516550U (zh) 一种地铁人防门用锁套加工工装
CN203635783U (zh) 汽车顶衬后顶灯金属夹框工装
CN219350911U (zh) 一种冲压金属件料带自动摇断机构

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250