JP2506513Y2 - 開閉式ド―ム型屋根の可動パネルスライド装置 - Google Patents

開閉式ド―ム型屋根の可動パネルスライド装置

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JP2506513Y2
JP2506513Y2 JP7177089U JP7177089U JP2506513Y2 JP 2506513 Y2 JP2506513 Y2 JP 2506513Y2 JP 7177089 U JP7177089 U JP 7177089U JP 7177089 U JP7177089 U JP 7177089U JP 2506513 Y2 JP2506513 Y2 JP 2506513Y2
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保雄 田中
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秀治 三宅
晃也 西本
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、全天候型の競技場において、天部開口を覆
い屋根の傾斜に沿ってスライドして開閉可能な複数の可
動パネルを備えたドーム型屋根における可動パネルのス
ライド装置に関する。
従来の技術 晴天時に自然の採光換気ができ、また雨天時にも競技
ができる全天候型のドーム型屋根には、多くの形式が提
案されており、そのうち屋根の傾斜に沿って可動パネル
をスライドして天部開口を開閉するものがある。
これはたとえば第5図、第6図に示すように、円形外
壁1上にドーム型屋根2を備え、このドーム型屋根2
は、ドーム型屋根2の傾斜に沿って配設された複数のア
ーチ梁3と、外周部でアーチ梁3に固定されて天部開口
4を形成する固定パネル5とアーチ梁3の頂部から放射
状に複数(図面では6枚)に分割され天部開口4を覆う
上下2段の上部可動パネル6および下部可動パネル7を
備えている。そして第4図の全開状態では、上部可動パ
ネル6はアーチ梁3上の主レール8および下部可動パネ
ル7上の上部レール9に案内されて下部可動パネル7上
にスライドされ、さらに下部可動パネル7は上部可動パ
ネル6を積層したままアーチ梁3上の主レール8および
固定パネル5上の下部レール10に案内されて固定パネル
5上にスライドされ、固定パネル5上に積層収容され
る。可動パネル6,7のスライドは、外壁1内部に設けら
れたウインチ11A,11Bによりスライド用索体12A,12Bを介
して行われ、このスライド用索体12A,12Bは各可動パネ
ル6,7の上端部からアーチ梁3頂部のセンター部材13に
導入され、滑車を介してこのセンター部材13からアーチ
梁3内を通ってウインチ11A,11Bに巻回される。
考案が解決しようとする課題 上記従来構成によれば、上部および下部可動パネル6,
7はウインチ11A,11Bによりスライドされるが、これら可
動パネル6,7はきわめて大形で大重量であり、ウインチ1
1A,11Bに非常に大きい動力を必要とした。また、上部可
動パネル6および下部可動パネル7に2系列のウインチ
が必要であり、さらに大きい引上げ力のため、スライド
用索体(たとえばワイヤロープ)12A,12Bの直径が太く
なってその取扱いも困難であり、一般にワイヤ径の25倍
のドラムやシーブを使用するため、設備自体も大型,大
規模になる傾向にあった。
本考案は上記問題点を解決して、可動パネルのスライ
ド動力を削減できてスライド設備を小形化できる開閉式
ドーム型屋根の可動パネルスライド装置を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために第1の考案は、センター
部材から放射状に配設された複数のアーチ梁と、これら
アーチ梁の下部周囲にわたって配置されて天部開口を形
成する固定パネルと、前記天部開口を覆うように配置さ
れて周方向に複数に分割されるとともに上下2段に分割
された可動パネルとを具備し、天部開口の開放時に、上
部可動パネルが下方の下部可動パネル上にスライドされ
ると共に、下部可動パネルが下方の固定パネル上にスラ
イドされる開閉式ドーム型屋根の可動パネルスライド装
置であって、下部可動パネルとアーチ梁に上部可動パネ
ルの走行車輪を案内するスライド用レールを設けるとと
もに、固定パネルとアーチ梁に下部可動パネルを走行車
輪を介して案内するスライド用レールを配置し、上部可
動パネルを開閉方向にスライドさせる上部可動パネル開
閉装置を、固定パネル側に設置されたウインチと、一端
が上部可動パネルに連結されるとともにセンター部材の
第1シーブを介して転向されアーチ梁に沿って下降され
て他端が前記ウインチに巻き取られる第1索体とで構成
し、下部可動パネルを開閉方向にスライドさせる下部可
動パネル開閉装置を、下部可動パネルに取り付けられた
第2シーブと、一端が閉止位置の下部可動パネルの第2
シーブ上方のアーチ梁に固定され中間部が第2シーブに
巻回されて他端が上部可動パネルに連結された第2索体
とで構成したものである。
また第2の考案は、センター部材から放射状に配設さ
れた複数のアーチ梁と、これらアーチ梁の下部周囲にわ
たって配置されて天部開口を形成する固定パネルと、前
記天部開口を覆うように配置されて周方向に複数に分割
されるとともに上下2段に分割された可動パネルとを具
備し、天部開口の開放時に、上部可動パネルが下方の下
部可動パネル上にスライドされると共に、下部可動パネ
ルが下方の固定パネル上にスライドされる開閉式ドーム
型屋根の可動パネルスライド装置であって、下部可動パ
ネルとアーチ梁に上部可動パネルの走行車輪を案内する
スライド用レールを設けるとともに、固定パネルとアー
チ梁に下部可動パネルを走行車輪を介して案内するスラ
イド用レールを配置し、上部可動パネルを開閉方向にス
ライドさせる上部可動パネル開閉装置を、固定パネル側
に配置されたウインチと、一端が上部可動パネルに連結
されるとともにセンター部材の第1シーブを介して転向
されアーチ梁に沿って下降されて他端が前記ウインチに
巻き取られる第1索体とを構成し、下部可動パネルを開
閉方向にスライドさせる下部可動パネル開閉装置を、ア
ーチ梁に下部可動パネルのスライド範囲に固定されたラ
ックと、下部可動パネルに取り付けられた巻取ドラムお
よびこの巻取ドラムに連動連結されて前記ラックに噛合
するピニオンと、一端が前記巻取ドラムに巻き取られる
とともに他端が上部可動パネルに連結された第2索体と
で構成したものである。
作用 上記第1の考案の構成において、全閉位置から上部可
動パネル開閉装置を駆動してウインチにより第1索体を
繰出し、上部可動パネルを自重により後部下方にスライ
ドさせると、上部可動パネル開閉装置に連動して下部可
動パネル開閉装置が駆動され、第2索体が緩められ第2
シーブを介して下部可動パネルが自重により上部可動パ
ネルの1/2の速度で後退下降される。反対に全開位置か
ら上部可動パネル開閉装置を駆動してウインチにより第
1索体を巻取って上部可動パネルを前部上方にスライド
させると、上部可動パネル開閉装置に連動して下部可動
パネル開閉装置が駆動され、第2索体の一端が引上げら
れ第2シーブを介して下部可動パネルが上部可動パネル
の1/2の速度で前部上方に引上げられる。
このように下部可動パネルは、一端がアーチ梁に固定
されるとともに、他端が上部可動パネルに連結された第
2索体により支持されて、その荷重はアーチ梁と上部可
動パネルとに2分されるため、この下部可動パネルを引
上げる第2索体の引上げ力は、従来の下部可動パネルを
独立して引き上げるのに比べて1/2となり、重量の大き
い下部可動パネルの第2索体に加わる引上げ力が1/2に
なることにより、ウインチの動力を大幅に削減できる。
また、第2索体の引上げ力が1/2になる分だけ索体の直
径を小さくでき、したがってシーブやウインチドラムも
小形にできるので、重量軽減や設備の小規模化を実現で
きる。
また第2の考案の構成において、全閉位置から上部可
動パネル開閉装置を駆動してウインチにより第1索体を
繰出し、上部可動パネルを自重により後方にスライドさ
せると、上部可動パネル開閉装置に連動して下部可動パ
ネル開閉装置が駆動され、第2索体が緩められて下部可
動パネルが自重で後部下方にスライドされる。この時ス
ライドと共にラックに噛合するピニオンが回転されて巻
取ドラムが第2索体を巻取って下部可動パネルのスライ
ド量(速度)を上部可動パネルより減少させる。反対に
全開位置から上部可動パネル開閉装置を駆動してウイン
チにより第1索体を巻取り、上部可動パネルを前部上方
にスライドさせると、上部可動パネル開閉装置に連動し
て下部可動パネル開閉装置が駆動され、第2索体の一端
が引上げられて下部可動パネルを前方にスライドさせる
が、スライドと共に回転するピニオンの作用により巻取
ドラムの第2索体が繰り出されて下部可動パネルのスラ
イド量(速度)を上部可動パネルより減少させる。
このように、下部可動パネルの荷重を2分割して、引
上げ力の約半分をピニオンを介してラックに受持たせ、
他の半分を第2索体に受け持たせたので、重量の大きい
下部可動パネルを引上げる第2索体の引上げ力を半減で
き、ウインチの動力を大幅に削減することができる。
実施例 以下第1の考案の一実施例を第1図、第2図に基づい
て説明する。従来例と同一の部材には同一の符号を付
し、その説明は省略する。
上部可動パネル6を昇降駆動する上部可動パネル開閉
装置19は、一端が上部可動パネル6の脚部22に連結され
た索体の一例である4本の第1ワイヤロープ21が、セン
ター部材13に配設された第1シーブ23に巻回されてアー
チ梁3内に導入され、アーチ梁3内でガイドローラ24に
案内されて下降し、外壁1を通って他端がウインチ25に
巻き取られるように構成されている。前記上部可動パネ
ル6は、脚部22に設けられた走行車輪26Aが主レール8
に案内され、後部両側に設けられた走行車輪26Bが下部
可動パネル7上の上部レール9に案内されている。
また下部可動パネル7を昇降駆動する下部可動パネル
開閉駆動装置20は、一端が前記脚部22に連結されたたと
えば2本の第2ワイヤロープ27が、下部可動パネル7の
前部に屋根2の接線方向の軸心回りに回転自在に配設さ
れた第2シーブ28を介して方向転換された後、他端が下
部可動パネル7の全閉位置前部(センター部材13側)の
ブラケット29に連結されて構成されている。これら下部
可動パネル7は、前部に設けられた走行車輪30Aが主レ
ール8に案内され、後部両側に設けられた走行車輪30B
が固定パネル5上の下部レール10に案内される。
なお、図示しないが、アーチ梁3の上面にはブラケッ
ト29から第2シーブ28に至る第2ワイヤロープ27を受け
る受ローラが配設されている。
上記構成において、全閉位置から開放する時には、各
可動パネル6,7に設けたロック装置(図示せず)を外し
た後、上部可動パネル開閉装置19を起動してウインチ25
から第1ワイヤロープ21を繰り出すことにより、上部可
動パネル6が下方に後退され、その後退で下部可動パネ
ル開閉駆動装置20が連動されて第2ワイヤロープ27が緩
められることにより、中間シーブ28の作用で下部下動パ
ネル7が上部可動パネル6の1/2の速度で後退され、第
2図に仮想線で示すように固定パネル5上に両可動パネ
ル6,7が積層収容されて天部開口4が全開される。この
全開位置から全閉する時にはウインチ25により第1ワイ
ヤロープ21を巻取り、上部可動パネル6を前方にスライ
ドさせると同時に、第2ワイヤロープ27を介して下部可
動パネル7を上部可動パネル6の1/2の速度で前方にス
ライドさせる。
この時のウインチ25の引上げ力をFとすると、 F=F1+1/2×F2 …(1) F1:上部可動パネル6の引上げ力 F2:下部可動パネル7の引上げ力 各可動パネル6,7の引上げ力F1,F2は、 F1=W1sinθ+μW1cosθ F2=W2sinθ+μW2cosθ ここでW1:上部可動パネル6の重量 W2:下部可動パネル7の重量 θ:上部可動パネル6の重心G1とスライド円弧中心0
とを結ぶ線r1と鉛直線yとのなす角 θ:下部可動パネル7の重心G2とスライド円弧中心0
とを結ぶ線r2と鉛直線yとのなす角 μ:摩擦係数 比較のため、従来の引き上げ力F3とすると、F3=F1
F2…(2)である。
しかもW1:W2=1:3であるため、(1)(2)式より
効率を無視した場合のFとF3の比は、 F:F3=F1+1/2×F2:F1+F2 =0.625:1となる。
したがって、従来に比べて約6割の引上げ力でよいこ
とがわかる。
また、前述のように第1ワイヤロープ27の引上げ力す
なわち引張応力がたとえば1/2になれば、ワイヤロープ
は断面積を1/2にすることができ、直径は従来の1/2=0.
707にできる。したがって、一般にワイヤロープ径の25
倍に設定されるドラムやシーブの直径を、たとえば従来
の2200mmから1700mmにでき肉厚も薄くできることから重
量的には約50%の減少が期待できる。
次に第2の考案の一実施例を第3図、第4図に基づい
て説明する。これは第1の実施例の動滑車の原理に換え
て、巻取ドラムとラックピニオンよりなる減速機構によ
り、第2索体の引上げ力を減少させるものである。
すなわち、上部可動パネル開閉装置19は、第1の考案
と同一に構成されている。また下部可動パネル開閉装置
40は、一端が上部可動パネル6の脚部22に連結された索
体の一例である2本の第2ワイヤロープ41が設けられ、
下部可動パネル7の前部下面の支持部材42に屋根2の接
線方向の回転軸43を介して左右一対の巻取ドラム44が回
転自在に支持されており、第2ワイヤロープ41の他端は
それぞれ巻取ドラム44に連結されるとともに巻回されて
いる。また、この巻取ドラム44,44間で巻取ドラム44が
固定された回転軸43にはピニオン45が固定され、アーチ
梁3の上面で下部可動パネル7のスライドストローク間
にわたって配設されたピンラック46に前記ピニオン45が
噛合されている。
ここで上部可動パネル6のスライドストローク2l、下
部可動パネル7のスライドストロークを上部可動パネル
6の1/2のlとすると、全閉位置から全開位置あるいは
全開位置から全閉位置まで移動する間において巻取ドラ
ム44の第2ワイヤロープ41の巻取量はlとなり、巻取ド
ラム44の直径とピニオン45のピッチ円直径とを同一に設
定するとともに、巻取ドラム44とピニオン45とを同一回
転軸43上で、かつ第4図において第2ワイヤロープ41が
反時計方向に巻回することにより、下部可動パネル7を
上部可動パネル6の1/2の速度で同一方向にスライドさ
せることができる。そして、下部可動パネル7の引上げ
力は半分をピニオン45を介してピンラック46に受け持た
せ、半分を第2索体41に受け持たせることになるので、
従来に比べて第2索体41の引上げ力を1/2とすることが
できる。(その分、第2索体41の引上げ量、すなわち第
2索体41一端部の移動量は2lとなり、従来の直接引上げ
るのに比べて2倍となる。=同一の仕事量) 上記第2の実施例によれば、第1の実施例と同様に第
2ワイヤロープ41の引上げ力を、従来のように直接引上
げるのに比べて1/2にすることができ、ウインチの駆動
力を大幅に低減できるとともに、第2ワイヤロープ41の
径を細くすることができ設備の小形化に寄与することが
できる。また、第1の実施例では第2ワイヤロープ27の
一端がブラケット29を介してアーチ梁3に集中荷重が加
わるが、第2実施例では反力をピンラック46全体で支持
できるので、集中荷重を分散させることができる。さら
にアーチ梁3に取付けられたピンラック46を利用して下
部可動パネル7にピンラック46への係止爪等(図示せ
ず)を設けることにより、下部可動パネル7の落下防止
装置を容易に設けることができる。
考案の効果 以上に述べたごとく第1の考案によれば、上部可動パ
ネル開閉装置により第1索体を介してスライドされる上
部可動パネルと、下部可動パネルとの間に設けた下部可
動パネル開閉装置を、一端が下部可動パネルの全閉位置
上方のアーチ梁に連結されるとともに他端が上部可動パ
ネルに連結された第2索体の中間部を、下部可動パネル
の第2シーブに巻回させたので、下部可動パネルの荷重
を上部可動パネルとアーチ梁とに2分割して、動滑車の
原理により下部可動パネルを従来の1/2の引上げ力で引
上げることができ、ウインチの動力を全体で小さくでき
て小さなウインチ設備ですむ。反対に、従来と同じ動力
のウインチを使用すれば、大きい面積の可動パネルをス
ライドさせることができ、天部開口面積を広げることが
できる。また、第2索体に加わる引張応力を半減させる
ことにより、第2索体の直径を小さくすることができ、
これによりシーブ直径を小さくでき肉厚も小さくできる
ので、設備の小形化軽量化を実現することができる。
また第2の考案によれば、一端が上部可動パネルに連
結された第2索体の他端を、下部可動パネルのスライド
によりラックおよびピニオンを介して回転される巻取ド
ラムに巻取り、下部可動パネルを上部可動パネルと同一
方向で減速してスライドさせる。このように下部可動パ
ネルの荷重を、第2索体により上部可動パネルに支持さ
せるとともに、ピニオンにラックを介してアーチ梁に支
持させて2分割することで、下部可動パネルの引上げ力
を第2索体とアーチ梁に分散させることにより、第2索
体の引上げ力を半減させることができる。また、このラ
ックを利用して下部可動パネルの落下防止装置も容易に
取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は第1の考案の一実施例を示し、第1図
はワイヤリングを示す斜視図、第2図はドーム型屋根の
部分断面図、第3図、第4図は第2の考案の一実施例を
示し、第3図はワイヤリングを示す斜視図、第4図はド
ーム型屋根の部分断面図、第5図は従来の全閉状態のド
ーム型屋根を示す一部斜視図、第6図は従来の全開状態
のドーム型屋根を示す全体斜視図である。 2……ドーム型屋根、3……アーチ梁、4……天部開
口、6……上部可動パネル、7……下部可動パネル、8
……主レール、9……上部レール、10……下部レール、
13……センター部材、19……上部可動パネル開閉装置、
20……下部可動パネル開閉装置、21……第1ワイヤロー
プ、22……脚部、23……第1シーブ、25……ウインチ、
27……第2ワイヤロープ、28……第2シーブ、29……ブ
ラケット、40……下部可動パネル開閉装置、41……第2
ワイヤロープ、43……回転軸、44……巻取ドラム、45…
…ピニオン、46……ピンラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 住本 欣三 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)考案者 田中 保雄 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)考案者 三木 克男 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)考案者 三宅 秀治 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)考案者 西本 晃也 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)考案者 栗熊 康浩 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)考案者 中田 正男 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センター部材から放射状に配設された複数
    のアーチ梁と、これらアーチ梁の下部周囲にわたって配
    置されて天部開口を形成する固定パネルと、前記天部開
    口を覆うように配置されて周方向に複数に分割されると
    ともに上下2段に分割された可動パネルとを具備し、天
    部開口の開放時に、上部可動パネルが下方の下部可動パ
    ネル上にスライドされると共に、下部可動パネルが下方
    の固定パネル上にスライドされる開閉式ドーム型屋根の
    可動パネルスライド装置であって、 下部可動パネルとアーチ梁に上部可動パネルの走行車輪
    を案内するスライド用レールを設けるとともに、固定パ
    ネルとアーチ梁に下部可動パネルを走行車輪を介して案
    内するスライド用レールを配置し、 上部可動パネルを開閉方向にスライドさせる上部可動パ
    ネル開閉装置を、固定パネル側に設置されたウインチ
    と、一端が上部可動パネルに連結されるとともにセンタ
    ー部材の第1シーブを介して転向されアーチ梁に沿って
    下降されて他端が前記ウインチに巻き取られる第1索体
    とで構成し、 下部可動パネルを開閉方向にスライドさせる下部可動パ
    ネル開閉装置を、下部可動パネルに取り付けられた第2
    シーブと、一端が閉止位置の下部可動パネルの第2シー
    ブ上方のアーチ梁に固定され中間部が第2シーブに巻回
    されて他端が上部可動パネルに連結された第2索体とで
    構成した ことを特徴とする開閉式ドーム型屋根の可動パネルスラ
    イド装置。
  2. 【請求項2】センター部材から放射状に配設された複数
    のアーチ梁と、これらアーチ梁の下部周囲にわたって配
    置されて天部開口を形成する固定パネルと、前記天部開
    口を覆うように配置されて周方向に複数に分割されると
    ともに上下2段に分割された可動パネルとを具備し、天
    部開口の開放時に、上部可動パネルが下方の下部可動パ
    ネル上にスライドされると共に、下部可動パネルが下方
    の固定パネル上にスライドされる開閉式ドーム型屋根の
    可動パネルスライド装置であって、 下部可動パネルとアーチ梁に上部可動パネルの走行車輪
    を案内するスライド用レールを設けるとともに、固定パ
    ネルとアーチ梁に下部可動パネルを走行車輪を介して案
    内するスライド用レールを配置し、 上部可動パネルを開閉方向にスライドさせる上部可動パ
    ネル開閉装置を、固定パネル側に設置されたウインチ
    と、一端が上部可動パネルに連結されるとともにセンタ
    ー部材の第1シーブを介して転向されアーチ梁に沿って
    下降されて他端が前記ウインチに巻き取られる第1索体
    とを構成し、 下部可動パネルを開閉方向にスライドさせる下部可動パ
    ネル開閉装置を、アーチ梁に下部可動パネルのスライド
    範囲に固定されたラックと、下部可動パネルに取り付け
    られた巻取ドラムおよびこの巻取ドラムに連動連結され
    て前記ラックに噛合するピニオンと、一端が前記巻取ド
    ラムに巻き取られるとともに他端が上部可動パネルに連
    結された第2索体とで構成した ことを特徴とする開閉式ドーム型屋根の可動パネルスラ
    イド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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