JP2506054Y2 - 荷崩れ検出装置 - Google Patents

荷崩れ検出装置

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JP2506054Y2
JP2506054Y2 JP1992062039U JP6203992U JP2506054Y2 JP 2506054 Y2 JP2506054 Y2 JP 2506054Y2 JP 1992062039 U JP1992062039 U JP 1992062039U JP 6203992 U JP6203992 U JP 6203992U JP 2506054 Y2 JP2506054 Y2 JP 2506054Y2
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JPH0623941U (ja
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彰人 田井
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動倉庫のスタッカク
レーンや搬送コンベア等に備えられ、荷姿の異常による
荷崩れを防止するための荷崩れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や倉庫内等で物品を一時保管するた
めに利用される自動倉庫は、マトリクス状に複数の間口
が並んだ棚連と、間口の前面を走行・昇降して物品の受
け渡しを行うスタッカクレーンとから成る。物品の荷姿
に異常があると、物品を間口に入れる際に棚の構成部材
に触れて荷崩れが生じるので、スタッカクレーンの昇降
台には荷姿に異常がないかどうかを検査するための荷崩
れ検出装置が備えられている。従来の荷崩れ検出装置
は、スタッカクレーンの昇降台に一対の揺動可能な荷幅
検出用アームを備え、荷が荷幅検出用アームに触れて揺
動させると、各アームの揺動を検知するリミットスイッ
チまたは近接スイッチが作動するようにしていた。また
荷幅検出用アームの上方には荷高さ検出用光センサを設
け、正常な荷の高さと同じ高さに光軸を走らせておき、
荷が高過ぎると光軸が遮断されるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構成による
と、荷の幅を検出する一対の荷幅検出用アームにそれぞ
れ1つづつ、荷高さ検出用に1つ、計3つのセンサが必
要となる。さらにこれらのセンサの取り付けや配線が煩
雑で、調整等にも手間がかかっていた。
【0004】よって本考案の目的は、なるべく少ない部
材数で荷姿を検出して荷崩れを防止することのできる荷
崩れ検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、荷の進行方向に向かって左右側方に位置す
る垂直軸回りにそれぞれ揺動可能であって、正常な荷姿
の左右の幅と略一致する距離の幅を確定する姿勢を保持
するようにそれぞれ付勢された一対の揺動部材と、前記
一対の揺動部材に近接して配置され、正常な荷姿の高さ
を確定する光軸を走らせるように固設された光センサ
と、前記一対の揺動部材それぞれに取り付けられ、それ
ぞれの揺動部材が揺動していない姿勢でのみ前記光セン
サの光軸が通り抜ける光通過部を有する遮光部材とを備
えて荷崩れ検出装置を構成した。
【0006】
【作用】本考案は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
【0007】本考案に係る荷崩れ検出装置によると、一
対の揺動部材は、正常な荷姿、すなわち出し入れを行っ
ても荷崩れを生じることのない範囲内の荷姿の左右の幅
と略一致する距離の幅を画定する姿勢を保持するように
それぞれ付勢されているので、正常な荷姿の荷は、その
間を通り抜けることができる。荷姿が異常な荷は、揺動
部材に突き当たり、さらに荷が進行すると、揺動部材は
荷の進行方向に向かって左右側方に位置する垂直軸回り
にそれぞれ揺動可能であるから、揺動部材は揺動する。
光センサは、揺動部材に近接して配置され、正常な荷姿
の高さを確定する光軸を走らせるように固設されている
ので、荷が高すぎた場合には、荷により光軸が遮断され
るので、荷の高さの異常が検出される。また揺動部材に
はそれぞれ遮光部材が取り付けられており、遮光部材に
は、揺動部材が揺動していない姿勢でのみ光センサの光
軸が通り抜けられる光透過部が備えられているので、揺
動部材が揺動すると、遮光部材が光センサの光軸を遮断
し、荷の幅の異常が検出される。
【0008】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0009】図1は、本発明に係る荷崩れ検出装置の第
1実施例を示す斜視図であり、図2は同じ実施例の光電
管部分を示す拡大斜視図である。
【0010】荷崩れ検出装置1は枠2に備えられてい
る。枠2は図示しないスタッカクレーンの昇降台に立設
され、荷Wの進行方向に向かって左右の側方及び上方を
囲む門型であり、2つの垂直部分2a,2b、水平部分
2cからなる。枠2は荷Wが昇降台上と棚の間口あるい
はステーションとの間で移載される出入り口に配置され
ている。
【0011】枠2の各垂直部分2a,2bの内側の側面
には、それぞれ2つずつのブラケット3が取り付けられ
ている。各ブラケット3は、それぞれロッド4の一端を
垂直軸回りに回動可能に保持している。各ブラケット3
にはスプリング5が内蔵されており、各ロッド4はそれ
ぞれ垂直部分2a,2bの内側の側面に対して垂直な姿
勢を維持するように付勢されている。
【0012】それぞれの垂直部分2a,2bごとの上下
のロッド4の組の先端には、組ごとに検出アーム6a、
6bがそれぞれ固定されている。各検出アーム6a,6
bは、それぞれブラケット3を中心に揺動可能であり、
またロッド4を通じてスプリング5の作用により、一定
の姿勢を保持するように付勢されている。この時、2つ
の検出アーム6a,6bの間隔は、荷崩れを起こすこと
なく取り扱うことのできる範囲内である正常な荷姿の荷
Wの幅にほぼ等しい。
【0013】各検出アーム6a,6bの先端近くの側部
には、穴あきプレート7、7が取り付けられている。穴
あきプレート7は、各検出アーム6a,6bが一定の姿
勢を保持している時に、それぞれ垂直部分2a,2bの
内側の側面に対して平行になるように取り付けられてい
るので、穴あきプレート7の穴8は通常、垂直部分2
a,2bを結ぶ水平な線に正対する姿勢である。
【0014】枠2の垂直部分2bには発光器9が固設さ
れ、垂直部分2aには受光器10が固設されていて、発
光器9及び受光器10により光センサを構成している。
発光器9が発する光軸Lは、正常な荷姿の荷Wの高さに
ほぼ等しい高さを走る。また2つの穴あきプレート7、
7の穴8を通過するように、発光器9及び受光器10は
固設されている。
【0015】次に本実施例の作用について説明する。
【0016】枠2の間を通される荷Wの荷姿が正常であ
れば、荷Wは各検出アーム6a,6bに触れたり光軸L
を遮ったりすることなく通過する。
【0017】もしも荷Wの幅が正常の範囲を超えて大き
い場合には、荷Wは検出アーム6a、6bのいずれか、
もしくは両方に触れる。検出アーム6a、6bに荷Wが
触れると、検出アーム6a、6bはブラケット3を中心
に揺動する。すると検出アーム6a、6bにそれぞれ取
り付けられている穴あきプレート7も移動するので、光
軸Lは穴あきプレート7の穴8を外れ、穴あきプレート
7に当たって遮断される。
【0018】これにより受光器10への入光がなくなる
ので、受光器10がOFFになる。よって荷姿が異常で
あることが検出され、荷Wの移動を停止させて荷崩れを
未然に防止することができる。
【0019】荷Wの高さが正常の範囲を超えて高い場合
には、荷Wの上部が光軸Lを遮断する。よって受光器1
0がオフになり、荷姿の異常を検出することができる。
【0020】このように第1実施例によれば、発光器9
と受光器10とからなる1つの光センサにより、左右の
側方及び高さについての荷姿の異常を検出することがで
きる。よってセンサの数を減少させることができ、配線
や取り付け、調整等の手間を節約することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】以上本考案の実施例について説明したが、
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0029】例えば、実施例はスタッカクレーンに適用
したものについて説明したが、他の搬送装置、例えば搬
送コンベアなどにも適用可能である。
【0030】
【考案の効果】以上のように本発明に係る荷崩れ検出装
置によれば、1つの光センサにより、荷の進行方向につ
いて左右両方の側方及び高さについての荷姿の異常を検
出することができる。よってセンサの数を減少させるこ
とができ、配線や取り付け、調整等の手間を節約するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る荷崩れ検出装置の第1実
施例を示す斜視図である。
【図2】図2は、第1実施例の発光器部分を拡大して示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 荷崩れ検出装置 2 枠 3 ブラケット 4 ロッド 6a、6b 検出アーム 7 穴あきプレート 8 穴 9 発光器 10 受光器 L 光軸 W 荷

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷の進行方向に向かって左右側方に位置
    する垂直軸回りにそれぞれ揺動可能であって、正常な荷
    姿の左右の幅と略一致する距離の幅を確定する姿勢を保
    持するようにそれぞれ付勢された一対の揺動部材と、前
    記一対の揺動部材に近接して配置され、正常な荷姿の高
    さを確定する光軸を走らせるように固設された光センサ
    と、前記一対の揺動部材それぞれに取り付けられ、それ
    ぞれの揺動部材が揺動していない姿勢でのみ前記光セン
    サの光軸が通り抜ける光通過部を有する遮光部材とを備
    えたことを特徴とする荷崩れ検出装置。
JP1992062039U 1992-08-11 1992-08-11 荷崩れ検出装置 Expired - Lifetime JP2506054Y2 (ja)

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JP1992062039U JP2506054Y2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 荷崩れ検出装置

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JP1992062039U JP2506054Y2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 荷崩れ検出装置

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JPH0623941U JPH0623941U (ja) 1994-03-29
JP2506054Y2 true JP2506054Y2 (ja) 1996-08-07

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JPH04133622U (ja) * 1991-06-04 1992-12-11 株式会社日立製作所 荷姿検出装置

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JPH0623941U (ja) 1994-03-29

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