JP2505872Y2 - 重量物運搬装置 - Google Patents

重量物運搬装置

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JP2505872Y2
JP2505872Y2 JP1993033274U JP3327493U JP2505872Y2 JP 2505872 Y2 JP2505872 Y2 JP 2505872Y2 JP 1993033274 U JP1993033274 U JP 1993033274U JP 3327493 U JP3327493 U JP 3327493U JP 2505872 Y2 JP2505872 Y2 JP 2505872Y2
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Japan
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roller
heavy load
rollers
plate
center plate
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JP1993033274U
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JPH079816U (ja
Inventor
周一 篠畑
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株式会社チルコーポレーション
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  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、環状のローラチェー
ンを備える重量物運搬装置に関するもので、特に、この
ような重量物運搬装置を用いての旋回を容易にするため
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8ないし図10には、この考案にとっ
て興味ある従来の重量物運搬装置1が示されている。こ
こで、図8は平面図であり、図9は正面図であり、図1
0は断面図である。重量物運搬装置1は、フレーム2と
環状のローラチェーン3とを備える。
【0003】より詳細には、フレーム2は、トッププレ
ート4、トッププレート4の下面上に互いに所定の間隔
を隔てて設けられる1対のサイドプレート5および6、
ならびにトッププレート4の下面から所定の間隔を隔て
ながら1対のサイドプレート5および6間を連結するよ
うに設けられるセンタープレート7を備える。
【0004】他方、ローラチェーン3は、複数個のロー
ラ8、これらローラ8をそれぞれ回転自在に保持する複
数個のピン9、ならびにこれら複数個のピン9のそれぞ
れの各端部を順次連結する複数個のリンク10および1
1を備える。この環状のローラチェーン3は、フレーム
2に備えるセンタープレート7の周りに循環可能に配置
される。
【0005】この重量物運搬装置1を用いて重量物(図
示せず)を運搬するとき、重量物は、フレーム2のトッ
ププレート4上に載置される。したがって、重量物から
トッププレート4に及ぼされる荷重は、サイドプレート
5および6からセンタープレート7に伝達され、最終的
に、センタープレートの下側に位置するローラ8がこの
荷重を支える。重量物運搬装置1ととも重量物を移動さ
せると、センタープレート7の下側に位置するローラ8
は、センタープレート7と走行路面との間で転がりなが
ら移動する。このとき、ローラチェーン3は、環状とさ
れているため、重量物運搬装置1が移動している間、常
にセンタープレート7の周りで循環し続ける。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述した重量物運搬装
置1は、ローラチェーン3に備える複数個のローラ8
が、それぞれ、真っ直ぐな円柱状をなしているので、こ
の重量物運搬装置1は、直進状態を保ちながら移動する
ことになる。
【0007】しかしながら、重量物の運搬作業におい
て、しばしば旋回移動を伴うことがある。前述した重量
物運搬装置1を用いて、旋回移動させる場合には、通
常、ジャッキアップ等により重量物を一旦持ち上げた
後、重量物運搬装置1の取付方向を変更する必要があ
る。このような重量物運搬装置1の取付方向の変更は、
作業効率を低下させるとともに、安全性の点で問題を引
起こすことがある。
【0008】それゆえに、この考案の目的は、上述した
ような旋回移動を容易にかつ所定の旋回半径で行なえる
重量物運搬装置を提供しようとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、前述した従
来の重量物運搬装置1と同様、トッププレート、トップ
プレートの下面上に互いに所定の間隔を隔てて設けられ
た1対のサイドプレート、およびトッププレートの下面
から所定の間隔を隔てながら1対のサイドプレート間を
連結するように設けられたセンタープレートを備えるフ
レームと、複数個のローラ、これらのローラをそれぞれ
回転自在に保持する複数個のピン、およびこれらの複数
個のピンのそれぞれの各端部を順次連結する複数のリン
クを備え、かつセンタープレートの周りに循環可能に配
置された、環状のローラチェーンとを備えた重量物運搬
装置に向けられるものであって、上述した技術的課題を
解決するため、複数個のローラが、それぞれ、その軸方
向中央部が所定の旋回半径で旋回するように、その軸方
向の一方端から他方端にかけてテーパが付与されている
とともに、その軸方向中央部の外周に全周にわたってガ
イド溝が設けられ、センタープレートの下面には、ロー
ラのガイド溝内に嵌まり込んでローラの旋回を案内する
ように、旋回半径と同一の曲率半径を有する円弧状のガ
イドプレートが設けられている。
【0010】
【作用】この考案に係る重量物運搬装置に備えられたロ
ーラは、その軸方向の一方端から他方端にかけてテーパ
が付与されているため、これらのローラが走行路面上を
転動するとき、そのテーパの角度に応じた旋回半径を持
ってローラの転動経路が曲げられるとともに、ガイドプ
レートの案内作用により、旋回半径をより正確に設定す
ることができる。
【0011】
【考案の効果】したがって、この考案によれば、重量物
運搬装置自身が旋回移動するため、重量物の運搬作業に
おける旋回移動を容易にかつより正確な旋回半径で行な
うことができる。また、このとき、従来のように、重量
物運搬装置の取付方向の変更が不要であるため、作業効
率および安全性が向上する。
【0012】また、この発明による重量物運搬装置は、
その大きさおよび重量において、従来の重量物運搬装置
と実質的に同じであるので、その取扱いについても、従
来と変わりなく行なうことができる。
【0013】
【実施例】図1ないし図3には、この考案の一実施例に
よる重量物運搬装置12が示されている。ここで、図1
は平面図であり、図2は正面図であり、図3は断面図で
ある。この重量物運搬装置12は、従来の重量物運搬装
置1と同様、フレーム13と環状のローラチェーン14
とを備える。
【0014】より詳細には、フレーム13は、トッププ
レート15、トッププレート15の下面上に互いに所定
の間隔を隔てて設けられる1対のサイドプレート16お
よび17、ならびにトッププレート15の下面から所定
の間隔を隔てながら1対のサイドプレート16および1
7間を連結するように設けられるセンタープレート18
を備える。
【0015】他方、ローラチェーン14は、複数個のロ
ーラ19、これらローラ19をそれぞれ回転自在に保持
する複数個のピン20、およびこれら複数個のピン20
のそれぞれの各端部を順次連結する複数個のリンク21
および22を備える。ピン20の両端面には、たとえば
かしめ加工が施され、それによって、リンク21および
22がそれぞれピン20から外れないようにされてい
る。このような環状のローラチェーン14は、前述した
センタープレート18の周りに循環可能に配置される。
このローラチェーン14の循環をより円滑なものとする
ため、センタープレート18の端部には、図2に示すよ
うに、23および24が与えられている。
【0016】この実施例では、まず、複数個のローラ1
9の各々の形状に特徴がある。すなわち、ローラ19
は、それぞれ、その軸方向中心位置より一方側において
径が他方側の径より大きくされた部分を有する。より具
体的には、この実施例では、ローラ19の外形状にテー
パが付与されている。図4には、1個のローラ19が図
示されている。また、図5には、ローラ19に与えられ
るテーパ形状が図解的に示されている。
【0017】図4および図5に示すように、ローラ19
の一方端の径d1は、他方端の径d2より大きくされ、
その外周面には、一方端から他方端へと一連に延びるテ
ーパが付与されている。これら径d1とd2との比率
は、当該重量物運搬装置12において求められる旋回半
径R(図1)に適合するように決められる。これらロー
ラ19は、小さいほうの径d2を有する端部側が旋回半
径Rの中心方向に向くように配置される。
【0018】さらに、この実施例では、センタープレー
ト18の下側に位置するローラチェーン14の経路を、
旋回半径Rに適合させるように、円弧状に規制する手段
を備えている。このような規制手段は、この重量物運搬
装置12を旋回半径Rにより旋回移動させるに際し、こ
のような旋回半径Rをより正確に設定することを可能に
する。
【0019】上述の規制手段として、この実施例では、
センタープレート18の下面に取付けられるガイドプレ
ート25を備える。図6には、センタープレート18の
底面図が示され、図7には、センタープレート18の断
面図が示されている。ガイドプレート25は、旋回半径
Rと等しい半径を持つ円弧状をなしている。
【0020】他方、ローラ19の軸方向中心位置には、
ガイド溝26が全周にわたって設けられている。上述し
たガイドプレート25は、各ローラ19のガイド溝26
内に嵌まり込み、図1に示すように、ローラチェーン1
4を旋回半径Rに適合させるように円弧状に曲げるよう
に規制する。
【0021】また、センタープレート18の下面には、
勾配27が形成されている。この勾配27は、センター
プレート18の下側に位置するローラ19の走行路面に
接する母線を水平にするため、すなわち、この母線とト
ッププレート15の上面とを平行にするためのものであ
る。センタープレート18の下側に位置するローラ19
は、この勾配27が付された面において、センタープレ
ート18に接する。
【0022】以上のような構造を有する重量物運搬装置
12が走行路面上を移動するとき、ローラチェーン14
は、一定の旋回半径Rを保ちながら、センタープレート
18の周りを循環し、それによって、重量物運搬装置1
2は、旋回半径Rをもって旋回移動する。このとき、ガ
イドプレート25は、ローラ19の軸方向の荷重を支持
すると同時に、ローラチェーン14を旋回半径Rに沿っ
て移動させるようにガイドする。
【0023】このような重量物運搬装置12は、これに
よって運搬されるべき重量物の大きさおよび重量等に応
じて、適当数のものが組合わされて用いられる。
【0024】また、通常、重量物運搬装置12は、旋回
半径Rの異なるものが複数種類用意され、求められる旋
回半径Rに応じて、それに適合する旋回半径Rを有する
重量物運搬装置12が用いられる。
【0025】なお、上述した実施例では、ガイドプレー
ト25によって、センタープレート18の下側に位置す
るローラチェーン14の経路を円弧状に規制したが、こ
のような規制は、他の手段、たとえば、サイドプレート
16および17によって行なわれてもよい。
【0026】また、上述したローラチェーン14の経路
を円弧状に規制する手段は、旋回半径Rをより正確に設
定できる利点を有しているものの、このような規制手段
がなくても、ローラ19に前述したようなテーパ形状が
付与されていれば、重量物運搬装置12を旋回移動させ
ることができる。
【0027】また、ローラ19は、その軸方向中心位置
より一方側において径が他方側の径より大きくされた部
分を有していればよく、そのためには、上述した実施例
のように必ずしもテーパ形状が付与されている必要はな
く、たとえば、軸方向中心位置より一方側において径の
比較的大きい部分を有し、他方側において径の比較的小
さい部分を有し、これらの部分の間に段差等が形成され
ていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による重量物運搬装置12
の平面図である。
【図2】図1に示した重量物運搬装置12の正面図であ
る。
【図3】図1に示した重量物運搬装置12の断面図であ
る。
【図4】図3に示した1個のローラ19を示す側面図で
ある。
【図5】図4に示したローラ19のテーパ形状を示す図
解図である。
【図6】センタープレート18の底面図である。
【図7】センタープレート18の断面図である。
【図8】従来の重量物運搬装置1の平面図である。
【図9】図8に示した重量物運搬装置1の正面図であ
る。
【図10】図8に示した重量物運搬装置1の断面図であ
る。
【符号の説明】
12 重量物運搬装置 13 フレーム 14 ローラチェーン 15 トッププレート 16,17 サイドプレート 18 センタープレート 19 ローラ 20 ピン 21,22 リンク 25 ガイドプレート 26 ガイド溝 27 勾配

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トッププレート、前記トッププレートの
    下面上に互いに所定の間隔を隔てて設けられた1対のサ
    イドプレート、および前記トッププレートの下面から所
    定の間隔を隔てながら前記1対のサイドプレート間を連
    結するように設けられたセンタープレートを備えるフレ
    ームと、 複数個のローラ、前記ローラをそれぞれ回転自在に保持
    する複数個のピン、および前記複数個のピンのそれぞれ
    の各端部を順次連結する複数のリンクを備え、かつ前記
    センタープレートの周りに循環可能に配置された、環状
    のローラチェーンとを備え、 前記複数個のローラは、それぞれ、その軸方向中央部が
    所定の旋回半径で旋回するように、その軸方向の一方端
    から他方端にかけてテーパが付与されているとともに、
    その軸方向中央部の外周に全周にわたってガイド溝が設
    けられ、 前記センタープレートの下面には、前記ローラの前記ガ
    イド溝内に嵌まり込んで前記ローラの旋回を案内するよ
    うに、前記旋回半径と同一の曲率半径を有する円弧状の
    ガイドプレートが設けられた、重量物運搬装置。
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