JP2505811Y2 - 車両のシ―トサスペンション装置 - Google Patents

車両のシ―トサスペンション装置

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JP2505811Y2
JP2505811Y2 JP1990053200U JP5320090U JP2505811Y2 JP 2505811 Y2 JP2505811 Y2 JP 2505811Y2 JP 1990053200 U JP1990053200 U JP 1990053200U JP 5320090 U JP5320090 U JP 5320090U JP 2505811 Y2 JP2505811 Y2 JP 2505811Y2
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JP
Japan
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torsion bar
upper frame
lower frame
frame
intermediate portion
Prior art date
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智男 太田
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両シートサスペンション装置に関し、特に
構造の簡素化を実現したシートサスペンション装置に関
する。
[従来の技術] 体重の異なる乗員に対して、シートクッションの過度
の沈み込みを生じることなく常に良好なクッション性を
付与するものとしてシートサスペンション装置があり、
その一例(特公平1−9701号公報)を第6図に示す。
図において、1は車両フロアFに固定されたロアフレ
ームであり、該ロアフレーム1の上方にはアッパフレー
ム2が配設されて、これらロアフレーム1とアッパフレ
ーム2は前後二個所に設けた平行リンク3A、3Bで互いに
連結され、アッパフレーム2はロアフレーム1に対して
平行状態を維持して上下動自在である。各リンク3A、3B
にはトーションバー4A、4Bが付設されて弾性支持力が与
えられており、アッパフレーム2にシートクッションが
載置される。
上記各トーションバー4A、4Bは、中間部41を横長とし
た略U字状に成形され、両端部は略直角に互いに角度を
なして屈曲せしめてある。そして、前側トーションバー
4Aの端部45には偏心ピン51が当接せしめてあり(第7
図)、この偏心ピン51は回転円柱52の周面に立設されて
いる。回転円柱52は、扇形のホイールギヤ54を一端に設
けた回転軸53に固定されており、上記ホイールギヤ54に
は調整ノブ56を設けた回転軸55のウォームギヤ55aが噛
合している。
なお、第6図中、6はロアフレーム1とアッパフレー
ム2を連結するショックアブソーバである。
かかるシートサスペンションにおいては、上記調整ノ
ブ56の回転に伴って偏心ピン51が回転し、これが当接す
るトーションバー端部45が第7図の鎖線で示す如く下方
へ変形せしめられて、トーションバー中間部41の捩れ量
が変化し、これによりトーションバー4の発生バネ力が
変更される。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のシートサスペンション装置は、シートに着
座する乗員の体重に応じてきめ細かくサスペンションバ
ネ力を変更することができる点で優れた性能を発揮する
ものであるが、バネ力調整の構造は多数の部品を組合せ
て連動させるものであって機構が複雑であるという問題
がある。
そこで、本考案はかかる課題を解決するもので、簡易
な構造でサスペンションバネ力を簡単に変更することが
できる車両のシートサスペンション装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の構成を説明すると、車両フロアに固定される
ロアフレーム1(第1図)と、シートクッションが載設
され、リンク機構3A、3Bにより上記ロアフレーム1に連
結されてこれと平行状態を保って上下動するアッパフレ
ーム2と、これらロアフレーム1とアッパフレーム2の
間に配設されてアッパフレーム2を弾性支持するトーシ
ョンバー4とを具備する車両のシートサスペンション装
置であって、上記トーションバー4は、捩り弾性力を生
じる中間部41を上記アッパフレーム2の下面に沿って位
置せしめるとともに、該中間部41の両端よりほぼ直角に
屈曲する端部の一方42を上記ロアフレーム1に向けて延
出せしめてその先端を該ロアフレーム1に当接せしめ、
一方、上記上記アッパフレーム2にはその側壁には、ト
ーションバー4の他方の端部43を上下移動可能に貫通す
る長穴22と、該長穴22に沿う上下位置に複数の係止部23
a、23b、23c、23d、23e(第3図)を形成した係止板21
を設け、上記長穴22に貫通させたトーションバー4の上
記他方の端部43を上記係止部23a〜23eに選択的に係止す
るようになしたものである。
[作用] 上記シートサスペンション装置においては、トーショ
ンバー4の他方の端部43を各係止部23a〜23eに選択的に
係止せしめることにより、トーションバー中間部41の初
期捩り角が変更され、これによりトーションバー4に生
じる捩り弾性力が変化して、アッパフレーム2を支持す
る弾性力が変更調整される。
[実施例] 第1図および第2図において、ロアフレーム1はコ字
状に折曲げた板材よりなり、その下端を車両フロアFに
固定するとともに、両側壁の上端は前方へ下り傾斜とな
っている。上記ロアフレーム1の前上方にはこれと対称
形状のアッパフレーム2が配設され、互いに対向するア
ッパフレーム2の下縁とロアフレーム1の上縁とを前後
二個所で平行リンク3A、3Bにより連結してある。各リン
ク3A、3Bは同形の長方枠体であり、両側短辺の両端でそ
れぞれ各フレーム1、2に回動自在に連結されている。
しかして、平行リンク3A。3Bの回動に伴い上記アッパ
フレーム2の下端はロアフレーム1の上端に対して常に
平行に相対移動し、この結果、アッパフレーム2の上端
は車両フロアFに対して、第2図の鎖線で示す如く常に
平行に上下動する。かかるアッパフレーム2上にシート
クッション(図示略)を載置固定する。なお、後側リン
ク3Bの上辺中間部と前側リンク3Aの下辺中間部間にはシ
ョックアブソーバ6が設けてある。
上記ロアフレーム1とアッパフレーム2の間にはトー
ションバー4が配設してある。このトーションバー4は
バネ材の丸棒であり、中間部41とこれの両端をほぼ直角
に屈曲形成した端部42、43よりなる。上記中間部41は、
アッパフレーム2両側壁の下端中央に山形に形成した凹
所24、25の間に自転可能に架け渡されている。トーショ
ンバー4の一方の端部42はアッパフレーム2の側壁凹所
24より下方へ出た位置でほぼ直角に屈曲するとともにロ
アフレーム1に向けてやや下方へ角度αをなして傾斜し
(第2図)、その先端はさらに内方へ屈曲してロアフレ
ーム1の傾斜する上端に当接している。
上記トーションバー4の他方の端部43は、アッパフレ
ーム2の他方の側壁凹所25を出た位置でほぼ直角に前方
へ屈曲し、アッパフレーム2側壁に設けた後述の係止板
21を通過して延びて、その先端に操作ノブ44が設けてあ
る。
上記係止板21には板面に上下方向へ延びる長穴22が形
成され(第3図)、該長穴22にはその側縁に上下方向に
所定の間隔をおいて下側方へ延びる溝状の係止部23a、2
3b、23c、23d、23eが形成されている。上記トーション
バー端部43は中間位置の係止部23c内を水平に貫通して
いる。さて、シートクッション上に乗員が着座すると、
その過重を受けてアッパフレーム2は下降し、これに伴
ってトーションバー4は、両端部42、43のなす角度(捩
り角)αが第2図の鎖線で示す如く、より大きな角度β
になるように捩り変形し、この時生じるバネ力により上
記過重を支持する。
上記捩り角βは上記荷重に比例して大きくなり、ま
た、角度αから角度βへの変化量はアッパフレーム2の
下降量に対応しているから、初期捩り角αの大きさを乗
員の体重に応じて適当に設定できれば、体重に無関係に
アッパフレーム2の下降量、すなわちシートの沈み込み
量を一定に維持できる。
しかして、乗員の体重が軽い場合には、トーションバ
ー端部43をより下方位置の係止部23d、23eに係止せしめ
て、初期捩り角αをより小さい角度となし、体重が重い
場合には上記端部43をより上方位置の係止部23a、23bに
係止せしめて、初期捩り角αをより大きい角度となす。
これを行うには、第5図に示す如くトーションバー端部
41を係止部23cより側方(図の上方)の長穴22内へ引き
出し、長穴22内を上下方向へ移動せしめて最下位置より
最上位置までの各係止部23a〜23eを選択する。かくし
て、初期捩り角は最小角度α1より最大角度α2まで選
択変更できる(第4図)。
なお、上記実施例において、リンク機構は平行リンク
である必要はなく、パンタグラフリンク等を使用するこ
ともできる。
[考案の効果] 以上の如く、本考案のシートサスペンション装置によ
れば、複雑な構造を要することなく、簡易かつ安価にサ
スペンションバネ力を変更することができ、車両乗員の
体重に無関係に常に良好な運転姿勢とクッション性を確
保できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示し、第1図
は装置の全体斜視図、第2図はその側面図、第3図は係
止板の正面図、第4図はシート前部の側面図、第5図は
その平面図、第6図および第7図は従来例を示し、第6
図は装置の斜視図、第7図はその要部斜視図である。 1……ロアフレーム 2……アッパフレーム 23a、23b、23c、23d、23e……係止部 3A、3B……リンク機構 4……トーションバー 41……中間部 42……一方の端部 43……他方の端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両フロアに固定されるロアフレームと、
    シートクッションが載設され、リンク機構により上記ロ
    アフレームに連結されてこれと平行状態を保って上下動
    するアッパフレームと、これらロアフレームとアッパフ
    レームの間に配設されてアッパフレームを弾性支持する
    トーションバーとを具備する車両のシートサスペンショ
    ン装置であって、上記トーションバーは、捩り弾性力を
    生じる中間部を上記アッパフレームの下面に沿って位置
    せしめるとともに、該中間部の両端よりほぼ直角に屈曲
    する端部の一方を上記ロアフレームに向けて延出せしめ
    てその先端をロアフレームに当接せしめ、一方、上記ア
    ッパフレームにはその側壁に、トーションバーの他方の
    端部を上下移動可能に貫通する長穴を有し、該長穴に沿
    う上下位置に複数の係止部を形成した係止板を設け、上
    記長穴に貫通したトーションバーの他方の端部を選択的
    に上記係止部に係止して、トーションバーの上記中間部
    に異なる初期捩り角を付与するようになしたことを特徴
    とする車両のシートサスペンション装置。
JP1990053200U 1990-05-22 1990-05-22 車両のシ―トサスペンション装置 Expired - Lifetime JP2505811Y2 (ja)

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