JP2505722Y2 - 脱水洗濯機のクラッチ切換装置 - Google Patents

脱水洗濯機のクラッチ切換装置

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JP2505722Y2
JP2505722Y2 JP1990009346U JP934690U JP2505722Y2 JP 2505722 Y2 JP2505722 Y2 JP 2505722Y2 JP 1990009346 U JP1990009346 U JP 1990009346U JP 934690 U JP934690 U JP 934690U JP 2505722 Y2 JP2505722 Y2 JP 2505722Y2
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bearing
shaft
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brake
bearing case
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正章 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は一般家庭で使用する脱水洗濯機のクラッチ切
換装置に関するもので、特に品質の向上に関するもので
ある。
従来の技術 従来のこの種の脱水洗濯機の構成を第2図および第3
図により説明する。図において、1は水受槽であり、そ
の下方にクラッチ切換装置2とモータ3を配設し、かつ
底部に回転翼4を有する脱水兼洗濯槽5を配設してい
る。脱水時には、回転翼4を回転させる洗濯シャフト6
と脱水兼洗濯槽5を回転させる脱水シャフト7が同時に
回転し、洗濯時には、切換クラッチ8の働きにより、ギ
ヤ9を介して洗濯シャフト6のみが回転する。10はギヤ
9を外包するブレーキホイールであり、同心的にブレー
キバンド11を配設している。このブレーキバンド11は洗
濯時の脱水兼洗濯槽5の共回り防止と、脱水終了時に脱
水兼洗濯槽5の回転を停止させる働きを有している。ブ
レーキホイール10は上方に脱水シャフト7を、下方にギ
ヤケース12を嵌着し、軸受A13を挿着した軸受ケースA14
と、軸受B15を挿着した軸受ケースB16により軸支されて
いる。17は前記ブレーキホイール10に嵌着した当板であ
り、18は前記軸受A13上方に配設した脱水シャフト7封
止用のオイルシールである。19は前記ブレーキバンド11
と段付ピン20を介して回動自在となるよう配設されたブ
レーキレバーであり、21は前記軸受ケースB16に一端を
係止し、他端を前記ブレーキレバー19に係着させ、前記
ブレーキバンド11とブレーキホイール10間に密着力を与
えるコイルバネであり、軸受ケースB16に形設した穴A16
a、およびB16bとの間で軸22を介して、連通、軸支され
ている。なお前記軸22は、穴A16aからの抜け止めを図る
ため、径大部22aを形設している。
23はクラッチ切換装置2に配設されたプーリであり、
ベルト24を介してモータ3の回転を伝達する。25はロッ
ドであり、水受槽1を外枠26へ懸垂支持している。
考案が解決しようとする課題 このような従来の構成では、軸受A13はブレーキバン
ド11のメンテナンス等のために脱水シャフト7に遊嵌さ
れており、クリアランスがあるためギヤケース12の軸受
B15への嵌着に傾きが生じた場合、軸受B15の軸受ケース
B16への嵌着に傾きが生じた場合、およびギヤケース12
とブレーキホイール10の嵌着にずれが生じて偏心が大き
くなった場合には、脱水兼洗濯槽5の脱水回転時の振れ
が大きくなり、異常振動を起こすおそれがあり、脱水兼
洗濯槽5と水受槽1が摺動して穴明きが生じ水漏れへと
つながるおそれがあった。また、脱水起動時に水受槽1
が外枠26へ当りつづけ脱水不能に陥いるおそれもあっ
た。
本考案は、このような課題を解消するものであり、脱
水兼洗濯槽の脱水回転時の振れを低減し、安定化させ、
異常振動の発生を防止し、円滑な脱水運転が行なえるこ
とを目的としている。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために本考案は、洗濯兼脱水槽
に連結した脱水シャフトと、前記脱水シャフトに装着し
たブレーキホイールと、このブレーキホイールの下方に
嵌着したギヤケースと、前記脱水シャフトに内径を遊嵌
させ、外径を軸受ケースAに嵌着した軸受Aと、前記ギ
ヤケースに内径を挿嵌させ、外径を上記軸受ケースAの
下方に配置した軸受ケースBに嵌着した軸受Bと、上記
ブレーキホイールに対応して設けたブレーキバンドを緊
緩するブレーキレバーと、このブレーキレバーを一方向
に付勢するとともに、コイル部が軸に支持されたコイル
バネとを具備し、上記軸の下端を軸受ケースBに、上端
部に形成した先細テーパー状の延設部を軸受ケースAに
それぞれ貫通させたものである。
作用 本考案の脱水洗濯機のクラッチ切換装置は、上記構成
により、軸受ケースB,ブレーキレバー,コイルバネを連
通かつ軸支した軸の延設させた一端が軸受ケースAに形
設した穴に係止させてガイドの役目を果し、よって軸受
ケースA,B間の調芯を行なわせることができ、軸受ケー
スAに嵌着された軸受Aと軸受ケースBに嵌着された軸
受Bの中心ずれがなくなり、脱水シャフトに連結された
脱水兼洗濯槽の傾き、振れが低減し、脱水時の異常振動
の防止と低振動化,低騒音化が図れるのと同時に、安定
した脱水性能を得ることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。なお、従来の構成と同一部材には同一符号を付し説
明を省略する。第1図において、2は水受槽の下方に配
設したクラッチ切換装置である。クラッチ切換装置2の
上方には軸受A13を配設した軸受ケースA14、下方には軸
受B15を配設した軸受ケースB16があり、軸受A13および
軸受B15により、ブレーキホイール10を介して連結され
た脱水シャフト7とギヤケース12を軸支している。11は
前記ブレーキホイール外周に円心的に配設されたブレー
キバンドであり、段付ピン20を介して回動自在となるよ
う配設されたブレーキレバーである。21は前記軸受ケー
スB16に一端を係止し、他端を前記ブレーキレバー19に
係着させ、ブレーキバンド11とブレーキホイール10間に
密着力を与えるコイルバネであり、軸受ケースB16に形
設した穴A16aおよび穴B16bとの間で、軸22を介して連
通、軸支されている。なお、前記軸22は穴A16aからの抜
け止めを図るため径大部22aを形設し、かつ上方に先細
テーパー状の延設部22bを形成しており、前記延設部22b
を軸受ケースA14に形設した穴14aに係止させている。
次に、本実施例の構成における作用を説明する。生産
時および修理時のメンテナンス性のため、軸受A13と脱
水シャフト7は遊嵌されており、クリアランスがあるた
め、ギヤケース12の軸受B15への嵌着に傾きが生じた場
合、軸受B15の軸受ケースB16への嵌着に傾きが生じた場
合およびギヤケース12とブレーキホイール10の嵌着に径
方向のずれが生じて偏心が大きくなった場合には、脱水
シャフト7に連結された脱水兼洗濯槽5の脱水回転時の
振れが大きくなり、脱水回転時に脱水兼洗濯槽5内の衣
類が偏り、偏荷重が加わった場合、異常振動が発生する
おそれがあるが、軸22の延設部22bにより、軸受ケースA
14と軸受ケースB16のセンターが調芯されるため、軸受A
13,軸受B15の中心ずれがなくなり、よってギヤケース1
2,ブレーキホイール15を介して脱水シャフト7に連結さ
れた脱水兼洗濯槽5の振れを最小限におさえることがで
きる。なお延設部22b形状は略テーパ状に形設し軸受ケ
ースA穴14aからの抜け止めを図っている。
考案の効果 以上のように本考案は、軸受ケースAB間を調芯するこ
とにより、脱水兼洗濯槽の振れを最小限におさえること
ができ、異常振動の発生を防止して、円滑な脱水運転を
得ることができ、低振動化,低騒音化による安定した脱
水性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すクラッチ切換装置の縦断
面図、第2図は脱水洗濯機の縦断面図、第3図は従来の
クラッチ切換装置の縦断面図である。 2……クラッチ切換装置、7……脱水シャフト、10……
ブレーキホイール、12……ギヤケース、13……軸受A、
14……軸受ケースA、14a……軸受ケース穴、15……軸
受B、16……軸受ケースB、16a……穴A、16b……穴
B、19……ブレーキレバー、20……段付ピン、21……コ
イルバネ、22……軸、22b……軸延設部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯兼脱水槽に連結した脱水シャフトと、
    前記脱水シャフトに装着したブレーキホイールと、この
    ブレーキホイールの下方に嵌着したギヤケースと、前記
    脱水シャフトに内径を遊嵌させ、外径を軸受ケースAに
    嵌着した軸受Aと、前記ギヤケースに内径を挿嵌させ、
    外径を上記軸受ケースAの下方に配置した軸受ケースB
    に嵌着した軸受Bと、上記ブレーキホイールに対応して
    設けたブレーキバンドを緊緩するブレーキレバーと、こ
    のブレーキレバーを一方向に付勢するとともに、コイル
    部が軸に支持されたコイルバネとを具備し、上記軸の下
    端を軸受ケースBに、上端部に形成した先細テーパー状
    の延設部を軸受ケースAにそれぞれ貫通させて両軸受ケ
    ースA,B間の調芯を行うようにした脱水洗濯機のクラッ
    チ切換装置。
JP1990009346U 1990-01-31 1990-01-31 脱水洗濯機のクラッチ切換装置 Expired - Lifetime JP2505722Y2 (ja)

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JPH0399581U JPH0399581U (ja) 1991-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6472795A (en) * 1987-09-14 1989-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Power transmission apparatus for washing machine having single drum

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