JPH03118095A - 脱水洗濯機のクラッチ切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭で使用する脱水洗濯機のクラッチ切換
装置およびそのクラッチ切換装置用軸受ケースの製造方
法に関するものである。

従来の技術 従来この種の脱水洗濯機の構成を第３図および第４図に
より説明すると、図において、１は水受槽であり、下方
にクラッチ切換装置２とモータ３を配設し、かつ底部に
回転翼４を有する脱水兼洗濯槽６を配設している。脱水
時には回転翼４を回転させる洗濯シャフト６と、脱水兼
洗濯槽６を回転させる脱水シャフト７が同時に回転し、
洗濯時には、切換クラッチ８の働きにより、ギヤ９を介
して、洗濯シャフト６のみが回転する。１０はギヤ９を
外包するブレーキホイールであシ、同心的に、洗濯時の
脱水回転方向への脱水兼洗濯槽５の共回り防止と、脱水
終了時に脱水兼洗濯槽６の回転を停止させるブレーキバ
ンド１１を配設している。

プレーキホイー／ｖ１ｏは上方に脱水シャフト７を、下
方にギヤケース１２を嵌着し、軸受１３を挿着した蓋１
４と、軸受ケース１６によυ軸支されている。１６はプ
レーキホイー１ｖ１０に捲装したクラッチスプリングで
あシ、脱水兼洗濯槽６の洗濯時の脱水逆回転方向への共
同シを防止している。

ロッド１７は、水受槽１を本体１８へ懸垂支持するもの
であシ、プーリ１９およびＶベルト２０はモータ３から
クラッチ切換装置２へ回転を伝達するものである。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、クラッチスプリング１６と
ブレーキホイール１０が摺動することによる摩擦によっ
て、プレーキホイーｌ′ｖ１０の摩耗。

モータ３の異常発熱、グリス２１飛散によるブレーキ制
動の不良等、品質が劣化する課題があった。

本発明は、この様な課題を解消するものであり、クラッ
チスプリングとブレーキホイールの摺動によるクラッチ
方式でなく軸受に一体化もしくは併設されたクラッチ機
構を採用したものであり、その支持構造である軸受ケー
スの・・ウジング部の真円度及び円筒度の向上を図った
クラッチ切換装置を得ることを第１の目的としている。

また第２の目的はクラッチ機構の保持強度の向上を図る
ことにある。第３の目的は軸受ケースの効果的な製造方
法を提供することにある。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するために本発明は、脱水兼洗濯
槽に連結した脱水シャフトと、前記脱水シャフトに嵌着
したブレーキホイールと、前記ブレーキホイール下方に
嵌着したギヤケースと、前記ギヤケースに内径を挿嵌し
、外径を軸受ケースに嵌着し、前記ギヤケースの洗濯時
の脱水逆回転方向への回転を防止するクラッチ機構を有
する軸受を備え、軸受ケースのハウジング部を底部より
上方へ延設し、上面を前記クラッチ機構の上面と面一に
て形成したものである。また、第２の目的を達成するた
めに、ハウジング内径を段付にて形成し、クラッチ機構
保持部を軸受保持部よりも径小とし、かつ上方に形成し
たものである。さらに第３の目的を達成するために、ハ
ウジング部の上方延設と段付部を同時成形できるよう、
ハウジング円筒部成形中に斜めスライド金型による絞り
を行なったものである。

作　　用 本発明の脱水洗濯機のクラッチ切換装置は上記構成によ
り、洗濯時のギヤケースの脱水逆回転方向への回転防止
にクラッチ機構を採用し、ハウジング部を底部より上方
へ延設して形成した軸受ケースに嵌着させて、深いハウ
ジング部の真円度並びに円筒度が向上し、嵌着条件の安
定化をはかることができる。またハウジング部を段付形
状とし、クラッチ機構保持部を軸受保持部よりも径小と
することにより、ギヤケースの脱水逆回転方向防止の保
持強度を安定、向上させることができる。さらに、前記
ハウジング部の製造方法において、ハウジング円筒部成
形中に斜めスライド金型による絞りを行なって前記上方
延設部および、段付部を同時成形させたものであシ、ハ
ウジング部を効果的に製造することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図にもとづ
いて説明する。なお従来の構成と同一部材には同一符号
を付し説明を省略する。第１図。

第２図において、２はクラッチ切換装置であり、軸受ケ
ース１６に外径を嵌着したクラッチ機構部２１ａおよび
軸受部２１ｂを有する軸受２１の内径をギヤケース１２
に嵌着させている。前記軸受ケース１６の軸受２１の嵌
着部、すなわちハウジング部１５ａは底部１６ｂよりも
、上方へ延設した延設部１５ａ−１と前記クラッチ機構
部２１ａの保持部１５ａ−２と軸受部２１ｂの保持部１
５ａ−３により構成されている。５は脱水兼洗濯槽、４
は回転翼であシいずれもクラッチ切換装置２に連結され
ている。

次にとの一実施例の構成における作用を説明する。洗濯
時には、回転翼４の回転により、衣類は脱水兼洗濯槽６
の内壁面に当接し、共回りをさせるかが発生する。脱水
回転方向には、前記クラッチ切換装置２内のブレーキホ
イール１ｏとブレーキバンド１１が回転防止を行い、脱
水逆回転方向には、軸受２１のクラッチ機構部２１ａが
回転防止ヲ行っている。クラッチ機構部２ｆａとノ・ウ
ジング部１５ａの保持部１５ａ−２の保持強度を向上さ
せるには、ハウジング部１５ａの圧環強度が必要であり
、上方へ延設させ段押部１５ｃを形成させることにより
、その目的を達成している。また、クラッチ機構部２１
ａの圧入代を軸受部２１ｂの圧入代よりも高く設定して
おかないと、軸受部２１ｂ圧入時にノ・ウジング部１５
ａが径大化し保持強度が低下し、スベリが発生するおそ
れがあるため、ハウジング部１６ａのクラッチ機構部２
１ａ、保持部１５ａ−２を軸受部２１ｂ保持部１５ａ−
３よりも径小に設定し、保持強度の安定化をはかつてい
る。

また、第２図に示すように、軸受ケース１６成形工程の
ハウジング部１５ａ成形時に、斜めスライド型２２を使
用して、延設部１５ａ−１とクラッチ機構部２１ａの保
持部１５ａ−２を同時成形することにより効果的な製造
方法を得ることができる。

なお、軸受２１のクラッチ機構部２１ａ外径を軸受部２
１ｂ外径よりも径小に設定すれば保持強度を向上させる
のにさらに効果的である。また、本実施例での軸受２１
はクラッチ機構部２１ａと軸受部２１ｂを外輪分割内輪
一体型にて示したが、外輪一体内軸分割型でも、軸受２
１ｂとクラッチ機構部２１ａを別々に配設してもよく、
要はクラッチ機構部２１ａの保持強度を得るための構成
として、効果が得られればよく、外輪一体内軸分割型の
場合にはギヤケース１２に段差を設はクラッチ機構部側
を径大に設定すればよい。さらに延設部１５ａ−１とク
ラッチ機構部２１ａの上面高さを面一とすることにより
、湿気および結露等によるクラッチ機構部２１ａの錆発
生を未然に防止することができる。

発明の効果 以上のように本発明はクラッチ機構を一体化、もしくは
併設した軸受の保持強度を向上、安定化させた軸受ケー
スを得ることをハウジング部を上方に延設させたことに
より可能としたものであシ、洗濯時の脱水兼洗濯槽の脱
水逆回転方向への衣類による共回りを防止し、高容量１
強水流での使用に対しても安定した保持強度を得ること
ができる。

また本発明は、軸受ケースのハウジング部の形状におい
て軸受のクラッチ機構部の保持強度を軸受部の保持強度
よりも高めるよう径小部を形成しであるので、高い保持
強度を得ることができ、クラッチ機構部を軸受部よりも
上方に設定することにより、ギヤケース等のスラスト荷
重を軸受部で受けることができる。

さらに本発明は、軸受ケースのノ・ウジング部形成にお
いて、斜めスライドによる金型構成を使用して上方延設
部、および径小部を同時に成形可能とすることにより効
果的な製造方法を得ることができる。

なおハウジング部上面とクラッチ機構部上面を面一にて
形成すれば浸水による錆付きを未然に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すクラッチ切換装置の縦断
面図、第２図は同装置用軸受ケースの加工工程断面図、
第３図は脱水洗濯機の縦断面図、第４図は従来のクラッ
チ切換装置の縦断面図である。 ２・・・・・・クラッチ切換装置、６・・・・・・脱水
兼洗濯槽、７・・・・・・脱水シャフト、１０・・・・
・・ブレーキホイール、１２・・・・・・ギヤケース、
１６・・・・・・軸受ケース、１５ａ・・・・・・ハウ
ジング部、１５ａ−１・・・・・・延設部、１５ａ−２
・・・・・・クラッチ機構保持部、２１・・・・・・軸
受、２１ａ・・・・・・クラッチ機構部、２１ｂ・・・
・・・軸受部、２２・・・・・・斜めスライド金型。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）脱水兼洗濯槽に連結した脱水シャフトと、前記脱
   水シャフトに嵌着したブレーキホィールと、前記ブレー
   キホィール下方に嵌着したギヤケースと、前記ギヤケー
   スに内径を挿嵌し、外径を軸受ケースに嵌着し、前記ギ
   ヤケースの洗濯時の脱水逆回転方向への回転を防止する
   クラッチ機構を有する軸受とを備え、前記軸受ケースに
   は、前記軸受のハウジング部を、底部より上方へ延設し
   て形成しその高さを前記クラッチ機構の上面と面一とし
   た脱水洗濯機のクラッチ切換装置。
2. （２）軸受のクラッチ機構を外包するハウジング部を、
   前記軸受を外包するハウジング部よりも径小とし、かつ
   前記クラッチ機構側ハウジング部を、前記軸受側ハウジ
   ング部よりも上方に形成した請求項１記載の脱水洗濯機
   のクラッチ切換装置。
3. （３）請求項１記載の脱水洗濯機のクラッチ切換装置の
   軸受ケースのハウジング部を、底面より上方へ延設し、
   かつ段付部を同時成形できるようハウジング円筒部成形
   中に斜めスライド金型による絞りを行なう脱水洗濯機の
   クラッチ切換装置用軸受ケースの製造方法。