JP2505650Y2 - 変速機構 - Google Patents

変速機構

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JP2505650Y2
JP2505650Y2 JP1989093082U JP9308289U JP2505650Y2 JP 2505650 Y2 JP2505650 Y2 JP 2505650Y2 JP 1989093082 U JP1989093082 U JP 1989093082U JP 9308289 U JP9308289 U JP 9308289U JP 2505650 Y2 JP2505650 Y2 JP 2505650Y2
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【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車等の歯車変速装置にマニュアル
操作によって複数の変速段を確立させるための変速機構
に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる変速機構として実公昭43−12668号公報
に記載されたものが知られている。この変速機構は、シ
フトドラムの端面円周上に等間隔に植設した送りピンを
押圧駆動して前記シフトドラムを正逆方向に回転させる
ためのチェンジアームとシフタプレートを備えている。
すなわち、チェンジペダルによって回転する変速軸に
は板状のチェンジアームの基端が固着されており、この
チェンジアームに半径方向に移動自在に支持されたシフ
タプレートは引張コイルばねによって前記変速軸に向け
て付勢されている。シフタプレートにはカム面を備えた
一対の送り爪が形成されており、チェンジペダルの操作
によって前記チェンジアームと共にシフタプレートが揺
動すると、該シフタプレートに形成した送り爪が前記送
りピンに係合してシフトドラムを回転させる。そして、
前記チェンジアームの復帰行程において、シフタプレー
トは前記カムによって引張コイルばねに抗して半径方向
外側に移動して送りピンを乗り越え、チェンジアームと
共に中央位置に復帰するようになっている。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の変速機構は、シフタプレート
が中央部に大きな開口を有する板材から構成されてお
り、その開口の内周面にシフタドラムの送りピンに係合
する送り爪とカムが形成されているため、このシフタプ
レートの寸法が大形化して変速機構をコンパクトに形成
するための障害となっていた。また、シフタプレートを
変速軸に向けて付勢する弾性部材が引張コイルばねによ
って構成されているので、その引張コイルばねの直径分
だけ変速機構の厚さが増加し、これも変速機構の小型化
の障害になっていた。
ところでシフタプレートの小型化を図るために、例え
ば特開昭60−73158号公報に開示されるようにシフタプ
レートの変速軸周方向の両側に連設されてシフトドラム
側に突出する係合部に送り爪およびカムを設けるように
した構造も提案されているが、この提案のものにおいて
も、シフタプレートを変速軸に向けて付勢する弾性部材
が引張コイルばねによって構成されているので、その引
張コイルばねの直径分だけ変速機構の厚さが増加し、変
速機構の小型化の障害になる。しかもその引張コイルば
ねの取付けに当たっては、シフタプレート中間部にばね
受け用突起を特設し、この突起に穿設した取付孔に引張
コイルばねの一端部を係止させる一方、その他端部を変
速軸に巻付け且つ該他端部の軸方向移動を規制すべくサ
ークリップを変速軸に装着するようにしているので、全
体として製造工程及び組付工程の複雑化を招き、コスト
が嵩むと共に組付能率も悪い問題があり、更に前記ばね
受け用突起をシフタプレートの先部側のガイドピンと基
部側のガイドピンとの中間に配設しているために、それ
だけ先部側のガイドピンと変速軸との軸間距離が長くな
ってしまい、レバー比の関係から、変速軸に対する回動
操作力(即ちシフト時に必要とするチェンジペダルに対
する足踏力)の軽減を図る上で不利となる問題もある。
本考案は、以上の従来機構の問題を一挙に解決するこ
とができる変速機構を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案は、変速軸に基端
を固着したチェンジアームと、前記変速軸の軸方向外方
より見て前記チェンジアームの先端と該変速軸との間に
回動軸線を位置させたシフトドラムと、前記チェンジア
ームにその長手方向に相対移動自在に支持されると共
に、シフトドラムの複数の送りピンに係合可能な送り爪
およびカムを備えたシフタプレートと、このシフタプレ
ートを前記変速軸に向けて付勢する弾性部材とを備えた
変速機構において、前記シフタプレートの変速軸周方向
の両側には、前記シフトドラム側に延びる第1折曲部
と、この第1折曲部の先端より前記変速軸側に延びる第
2折曲部とを各々有する一対の係合部を設け、その各係
合部の前記第2折曲部に前記送り爪およびカムを一体に
形成し、前記チェンジアームの先端に固着されて前記シ
フトドラム側に突出するガイドピンには、前記シフタプ
レートに形成されて該プレートの前記チェンジアームに
対する相対移動方向に延びる長孔を、前記第1折曲部よ
りも該チェンジアームの先端側で摺動自在に係合させ、
前記弾性部材を、その中央が前記ガイドピンに前記シフ
タプレートのシフトドラム側で嵌合支持され且つその両
端が前記一対の係合部の前記第1折曲部にそれぞれ圧接
される捩じりコイルばねより構成したことを特徴とす
る。
(2)作用 上記構成によれば、変速軸の回転によって、チェンジ
アームと該チェンジアームにその長手方向に相対移動自
在に支持したシフタプレートが一体で揺動すると、この
シフタプレートに形成した送り爪が送りピンを押圧して
シフトドラムを回転させる。チェンジアームとシフタプ
レートの復帰行程において該シフタプレートに形成した
カムが送りピンに当接すると、その反力でシフタプレー
トが弾性部材に抗して、変速軸から離れる側に移動する
ので、前記カムが送りピンを乗り越えてチェンジアーム
とシフタプレートは原位置に復帰する。
この場合、シフタプレートの変速軸周方向の両側に
は、シフトドラム側に延びる第1折曲部と、この第1折
曲部の先端より変速軸側に延びる第2折曲部とを各々有
する一対の係合部が設けられ、その各係合部の第2折曲
部に送り爪およびカムが一体化されているため、シフタ
プレートの最大幅が一対の係合部間の距離の範囲内に納
まり、シフタプレートの全幅が減少して変速機構の小型
化が図られる。またチェンジアーム先端に固着されてシ
フトドラム側に突出する、シフタプレート案内支持用の
ガイドピンに、弾性部材としての捩じりコイルばねの中
央をシフタプレートのシフトドラム側で嵌合支持させ且
つ同ばねの両端を前記一対の係合部の第1折曲部にそれ
ぞれ圧接させる構造であるから、この捩じりコイルばね
をガイドピンの周辺に極めてコンパクトに配置すること
ができ、しかもその捩じりコイルばねの取付けに当たっ
ては、その中央をガイドピンに単に嵌合させ且つその両
端を前記両係合部の一部(即ち前記第1折曲部)に単に
圧接させるだけで済むことから、全体として弾性部材の
取付構造が簡単で取付作業も容易となる。更にシフタプ
レートの、ガイドピンよりも変速軸寄りの部分には、弾
性部材用のばね受け部を特別に設ける必要はないことか
ら、それだけ該ガイドピンと変速軸との軸間距離を詰め
ることが可能となる。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はその変速機構を備えた自動二輪車のミッションの
全体側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図
は第1図のIII−III線断面図、第4図は第1,5図のIV−I
V線断面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図
はその変速機構の分解斜視図、第7図は作用の説明図で
ある。
第1図および第2図に示すように、自動二輪車のミッ
ションケース1の前端にはクランク軸2が左右方向に配
設されており、その後部にはミッション3の入力軸4と
出力軸5が平行に配設され、該入力軸4の一端にはクラ
ンク軸2に減速歯車列42を介して接続されたクラッチ43
が装着されている。ミッション3の入力軸4と出力軸5
には複数の歯車列、すなわち第1速用歯車列G1、第2速
用歯車列G2、第3速用歯車列G3、第4速用歯車列G4、第
5速用歯車列G5が設けられており、これらの歯車列G1
G5は後述の変速機構によって作動する3個のシフトフォ
ーク6,7,8を介して係脱し、相異なる複数の変速段を選
択的に確立する。また、前記ミッションケース1側壁か
ら突出する出力軸5の端部にはスプロケット9が固着さ
れており、その駆動力がチェン10を介して後輪に伝達さ
れる。
ミッションケース1の上部に設けた始動機構11のピニ
オン12は、中間ギヤ13,14を介してクランク軸2に固着
したスタータギヤ15に接続されている。これらピニオン
12、中間ギヤ13,14、スタータギヤ15はミッションケー
ス1の外部に配設されており、その外側がカバー16で覆
われている。第1図および第3図から明らかなように、
前記カバー16が接合されるミッションケース1の端面に
はオイルポンプ(図示せず)に接続するメインギャラリ
ー17の端部17aが開口している。このメインギャラリー1
7の端部17aには、中間に形成した円周溝にOリング19を
装着したシールプラグ兼ノックピン18の半部が挿入さ
れ、その残りの半部はカバー16の端面に形成した凹部16
aに嵌合している。これにより、メインギャラリー17の
端部17aの閉塞とミッションケース1の端面に対するカ
バー16の位置合わせが同時に達成される。
第1図に示すように、ミッションケース1の前記出力
軸5下部にはチェンジペダル20を固着した変速軸21が設
けられている。第4図に示すように、ミッションケース
1の内部には前記変速軸21と平行に、外周に3本のカム
溝22a〜22cを形成した円筒状のシフトドラム22が回転自
在に支持されている。このシフトドラム22の近傍に固設
したフォーク支持軸23には3個のシフトフォーク6,7,8
が摺動自在に支持されており、それらの基部に突設した
ピン6a,7a,8aが前記3本のカム溝22a〜22cに係合してい
る。そして、前記変速軸21とシフトドラム22は変速機構
Cによって接続されており、チェンジペダル20の動きを
シフトフォーク6,7,8に伝達するように構成されてい
る。
次に、前記変速機構Cの構造を第4図〜第6図に基づ
いて詳細に説明する。変速軸21には、その周縁部を折曲
して形成したばね受け25aと一対のストッパ25b1,25b2
備えるとともに、ミッションケース1に螺着したスタッ
ドボルト24が挿通される開口25cを形成したチェンジア
ーム25の基端が溶着されている。変速軸21に支持した捩
じりコイルばね26の両端は、チェンジアーム25の開口25
cを貫通する前記スタッドボルト24の両端部とチェンジ
アーム25のばね受け25aの両側部に当接している。した
がって、中央位置にあるチェンジアーム25が、その開口
25cの縁がスタッドボルト24に当接する位置までいずれ
かの方向に揺動すると、そのばね受け25aが捩じりコイ
ルばね26を変位させて該チェンジアーム25を前記中央位
置へ復帰させるための付勢力が発生する。
前記シフトドラム22は、その回動軸線を変速軸21の軸
方向外方より見てチェンジアーム25の先端と該変速軸21
との間に位置させるように配設されている。そのチェン
ジアーム25の中間と先端には、該アーム25側面よりシフ
トドラム22側に突出する一対のガイドピン27,28がそれ
ぞれかしめ固定されており、これらガイドピン27,28に
は、シフタプレート29の先部と基部にそれぞれ形成され
てチェンジアーム29の長手方向(従って変速軸21の径方
向)に延びる一対の長孔29a,29bがそれぞれ摺動自在に
係合しており、これにより該シフタプレート29はチェン
ジアーム25のシフトドラム22側の面に沿って該アーム25
の長手方向(従って変速軸21の径方向)にのみ相対移動
自在に支持されている。
シフタプレート29の変速軸21周方向の両側部には、シ
フトドラム22側に延びる第1折曲部B11,B12と、この第
1折曲部B11,B12の先端より変速軸21側に延びる第2折
曲部B21,B22とより各々2段に折曲形成される一対の係
合部301,302が設けられており、各係合部301,302の第
2折曲部B21,B22には後述の送りピンに係合可能な互い
に対向した一対の送り爪311,312と、この送り爪311,3
12の外側に設けた一対のカム321,322が一体に形成され
ている。上記シフタプレート29の構造により、該シフタ
プレート29の最大幅は両係合部301,302間の距離、即ち
必要最小限の幅に抑えられる。前記チェンジアーム25の
先端側のガイドピン28にはシフタプレート29の先部側の
長孔29bが、前記第1折曲部B11,B12よりも該チェンジ
アーム25の先端側で摺動自在に係合しており、しかもこ
のガイドピン28には、線材の中間部を2回巻回してその
両自由端を反対方向に延出した捩じりコイルばね33の中
央リング部がシフタプレート29のシフトドラム22側で嵌
合支持されており、この捩じりコイルばね33の両自由端
はシフタプレート29の各係合部301,302の前記第1折曲
部B11,B12に圧接して該シフタプレート29を変速軸21に
向けて付勢している。前記捩じりコイルばね33の厚さは
その素材である線材の直径の2倍に過ぎないため、変速
機構Cの厚さを減少に寄与することができる。
一方、前記シフトドラム22の端部には外周に6個の突
起34aおよび凹部34bを交互に形成した円盤状のピンプレ
ート34がノックピン35およびボルト36によって固着され
ている。ピンプレート34の表面の円周上には6本の送り
ピン371〜376が60°間隔で植設されており、第5図から
明らかなように、例えばその2本の送りピン371,372
前記一対の送り爪311,312の間に位置するとともに、他
の2本の送りピン374,375が前記一対のストッパ25b1,2
5b2間に位置するように配設されている。ミッションケ
ース1に螺着したボルト38に枢支したアーム39の先端に
は前記ピンプレート34の凹部34bに係合可能なローラ40
が設けられており、前記アーム39はボルト38に装着した
捩じりコイルばね41によってピンプレート34側に付勢さ
れている。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用につ
いて説明する。
チェンジアーム25が中央位置にある第5図の状態から
シフトアップのためにチェンジペダル20を踏むと、変速
軸21およびチェンジアーム25が第7図(a)の位置まで
矢印方向Aに揺動する。チェンジアーム25が揺動する
と、該チェンジアーム25に2個のガイドピン27,28を介
して支持されたシフタプレート29が一体に揺動し、その
係合部301に設けた送り爪311がピンプレート34の送りピ
ン371を押圧してピンプレート34を図示の位置まで矢印
B方向に回転させる。このとき、チェンジアーム25に設
けたストッパ25b1が送りピン314に当接してピンプレー
ト34の過回転を防止するとともに、捩じりコイルばね41
で付勢されたローラ40がピンプレート34の外周に形成し
た突起34aを乗り越えて隣接する凹部34bに嵌合し、該ピ
ンプレート34を新たな位置に安定的に停止させる。この
ようにしてピンプレート34が所定角度回転すると、この
ピンプレート34に結合されたシフトドラム22が一体で回
転してシフトフォーク6,7,8を駆動し、ミッション3に
新たな変速段を確立する。
チェンジペダル20が解放されると、第7図(b)に示
すように捩じりコイルばね26の弾発力でばね受け25aが
押圧されてチェンジアーム25は矢印C方向に揺動する。
このときチェンジアーム25と一体で揺動するシフタプレ
ート29の係合部301に形成したカム321が送りピン372
当接するが、ピンプレート34はローラ40と凹部34bの係
合によって回転を規制されているため、シフタプレート
29はカム321を介して送りピン372から反力を受ける。こ
れにより、シフタプレート29は、その長孔29a,29bをガ
イドピン27,28に案内されながら捩じりコイルばね33に
抗して矢印D方向に摺動するため、カム321は前記送り
ピン372を乗り越えて第5図の中央位置に復帰する。
一方、チェンジペダル20をシフトダウンのため逆方向
に駆動すると、第7図(c)に示すように、チェンジア
ーム25が矢印E方向に揺動してピンプレート34を前述と
は逆方向の矢印F方向に回転させる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、シフタプレートの変速
軸周方向の両側には、シフトドラム側に延びる第1折曲
部と、この第1折曲部の先端より変速軸側に延びる第2
折曲部とを各々有する一対の係合部を設け、その各係合
部の第2折曲部に、送りピンに係合してシフトドラムを
回転させるための送り爪とカムを一体に形成したので、
シフタプレートの最大幅が一対の係合部間の距離の範囲
内に納まり、シフタプレートの全幅が減少して変速機構
の小型化に寄与することができる。
またチェンジアームの先端に固着されてシフトドラム
側に突出するガイドピンに、シフタプレートに形成され
て該プレートのチェンジアームに対する相対移動方向に
延びる長孔を、前記第1折曲部よりも該チェンジアーム
の先端側で摺動自在に係合させ、シフタプレート付勢用
弾性部材として機能させる捩じりコイルばねの中央を前
記ガイドピンにシフタプレートのシフトドラム側で嵌合
支持させ且つそのばねの両端を前記一対の係合部の第1
折曲部にそれぞれ圧接させるようにしたので、この捩じ
りコイルばねをガイドピンの周辺に極めてコンパクトに
配置することができ、従って弾性部材として引張コイル
ばねを用いた場合や、捩じりコイルばねをガイドピンよ
り離してシフタプレートの一側に配した場合に比べて変
速機構の小型化に寄与することができ、また、捩じりコ
イルばねの中央部をガイドピンに安定よく的確に支持さ
せることができる。
しかも上記捩じりコイルばねの取付けに当たっては、
その中央をシフタプレート案内用支持用のガイドピンに
単に嵌合させ且つその両端をシフタプレート両側の前記
両係合部の一部(即ち前記第1折曲部)に単に圧接させ
るだけで済むことから、全体として弾性部材の取付構造
が簡単で組付作業も容易であり、コスト節減や組付作業
性の向上に大いに寄与することができ、更にシフタプレ
ートの、前記ガイドピンよりも変速軸寄りの部分には、
弾性部材用のばね受け部を特別に設ける必要はないこと
から、それだけ該ガイドピンと変速軸との軸間距離を詰
めることができ、従ってレバー比の関係から、変速軸に
対する回動操作力(即ちシフト時に必要とするチェンジ
ペダルに対する足踏力)の軽減を図る上で有利である。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第7図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図はその変速機構を備えた自動二輪車のミッションの全
体側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
第1図のIII−III線断面図、第4図は第1,5図のIV−IV
線断面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は
その変速機構の分解斜視図、第7図は作用の説明図であ
る。 21…変速軸、22…シフトドラム、25…チェンジアーム、
28…ガイドピン、29…シフタプレート、29b…長孔、3
01,302…係合部、311,312…送り爪、321,322…カ
ム、33…捩じりコイルばね(弾性部材)、371〜376…送
りピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速軸(21)に基端を固着したチェンジア
    ーム(25)と、前記変速軸(21)の軸方向外方より見て
    前記チェンジアーム(25)の先端と該変速軸(21)との
    間に回動軸線を位置させたシフトドラム(22)と、前記
    チェンジアーム(25)にその長手方向に相対移動自在に
    支持されると共に、前記シフトドラム(22)の複数の送
    りピン(371〜376)に係合可能な送り爪(311,312)お
    よびカム(321,322)を備えたシフタプレート(29)
    と、このシフタプレート(29)を前記変速軸(21)に向
    けて付勢する弾性部材(33)とを備えた変速機構におい
    て、 前記シフタプレート(29)の変速軸(21)周方向の両側
    には、前記シフトドラム(22)側に延びる第1折曲部
    (B11,B12)と、この第1折曲部(B11,B12)の先端よ
    り前記変速軸(21)側に延びる第2折曲部(B21,B22
    とを各々有する一対の係合部(301,302)を設け、その
    各係合部(301,302)の前記第2折曲部(B21,B22)に
    前記送り爪(311,312)およびカム(321,322)を一体
    に形成し、前記チェンジアーム(25)の先端に固着され
    て前記シフトドラム(22)側に突出するガイドピン(2
    8)には、前記シフタプレート(29)に形成されて該プ
    レート(29)の前記チェンジアーム(25)に対する相対
    移動方向に延びる長孔(29b)を、前記第1折曲部(B
    11,B12)よりも該チェンジアーム(25)の先端側で摺
    動自在に係合させ、前記弾性部材(33)を、その中央が
    前記ガイドピン(28)に前記シフタプレート(29)のシ
    フトドラム(22)側で嵌合支持され且つその両端が前記
    一対の係合部(301,302)の前記第1折曲部(B11,B
    12)にそれぞれ圧接される捩じりコイルばねより構成し
    たことを特徴とする、変速機構。
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