JP2505615Y2 - くわえ折装置 - Google Patents

くわえ折装置

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JP2505615Y2
JP2505615Y2 JP82391U JP82391U JP2505615Y2 JP 2505615 Y2 JP2505615 Y2 JP 2505615Y2 JP 82391 U JP82391 U JP 82391U JP 82391 U JP82391 U JP 82391U JP 2505615 Y2 JP2505615 Y2 JP 2505615Y2
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folding
folding cylinder
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靖裕 末岡
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は印刷機の折機等における
平行折装置、特にその折胴の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】折機は印刷物された連続紙を所定長さに
断裁し、目的に応じて各種の折帳に折畳んで排出する装
置で、輪転印刷機特有のものである。折機の中で従来よ
り平行折用として使用されているくわえ折装置を図7に
基づいて説明する。くわえ折装置は、主として折胴1、
くわえ胴2、鋸胴3、紙ガイド4より成る。連続紙A
は、折胴1の幅方向に所定ピッチで配設された針1aに
より折胴1へ巻付けられ、所定長さ巻付いた時点で鋸胴
3に埋設されたカッタ3aにより断裁される。また折胴
1には折ブレード1b、くわえ胴2にはくわえ装置2a
が埋設されており、断裁された折帳の進行方向の中心位
置が折胴1とくわえ胴2の最も近接する位置に到達した
時に、同位置に折ブレード1b及びくわえ装置2aが来
るように両胴の位相が設定されている。この時折ブレー
ド1bは折帳の中心位置をくわえ胴2側へ押出し、これ
に呼応して図8、図9に示すようにくわえ装置2aが作
動して折帳の中心をくわえる機構になっている。また同
時に折胴1の針1aは折胴1の内部へ引込み、折帳端を
開放する。
【0003】次にくわえられた折帳はくわえ胴2の回転
に伴って折胴1から引きはがされ、紙ガイド4とくわえ
胴2の隙間に、引込まれ、続いて排紙ベルト5に巻込ま
れて最終的に2つ折りされる。なお、図7〜図9におい
て、1cは折ブレード用カム、1dは針用カム、2bは
くわえ装置用カム、2cはくわえ板、2dはあご、3b
はカッターケースである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来のくわえ
折装置には、次のような問題点がある。図10に示す如
く、折帳は折胴1からくわえ胴2へくわえ替えされる時
に、大きな方向変化と速度変化を強いられ、また折帳の
紙尻が自由端となることも相まって、慣性の作用と空気
流によって、折胴1、くわえ胴2及び紙ガイド4で成形
される空間をバタツキや波打ちを生じながら飛翔する。
このバタツキは、印刷機の高速化即ち印刷紙の走行速度
の増加に伴って激しくなり、これによって折帳の端部の
破れやバタツキによるシワが発生したり、あるいはシワ
が排紙ベルト5に持越されて折帳の端部が折れる等の折
不良が発生する。
【0005】紙ガイド4は、上記折帳のバタツキを抑制
するために設けられたもので、断裁された折帳の厚み
(紙の厚み及びくわえ折装置以前で重ね合せられた紙の
枚数により決まる)に応じて、折胴1とくわえ胴2との
間の隙間を調整して最もバタツキが少くなるように位置
設定されている。ところで、前述したように、くわえ装
置2aにくわえ折帳は折胴1から引きはがされるが、こ
のとき折胴1と折帳20a,20bの間には胴の回転に
伴って空間が形成されるため、この空間の容積変化に伴
って折胴1と折帳20a,20bの間には負圧が発生す
る。したがってこの負圧に応じて形成される空間の容積
増加を補うように、図11に示す矢印Aのように側方よ
り同空間に空気が流入する。
【0006】これまで用いられてきた印刷速度では、上
記空間の容積変化の速度は小さく、この容積変化を補う
空気流入は側方より流入する量で十分でありしたがって
上記負圧の程度も小さかった。したがって折帳20a,
20bは折胴1よりスムーズに引きはがされ、折帳20
bはくわえ胴2に密着したまま移動し、折帳20aは即
座に紙ガイド4に至ってこれに沿って移動するため、紙
ガイドのバタツキ抑制効果が十分に発揮されていた。し
かるに印刷速度の更なる高速化や、折帳幅の増大を狙っ
た場合、上記空間の容積変化速度が増大し、側方からの
空気流入では補いきれず、発生する負圧が増大する。こ
のため折帳20a,20bは、この負圧によって折胴1
側へ引寄せられるため、折帳20bはくわえ胴2から浮
上り、また折帳20aは紙ガイド4まで至らなくなる。
したがって紙ガイド4のバタツキ抑制効果が十分発揮さ
れなくなり、折不良発生の増加につながる。
【0007】本考案は、折胴とくわえ胴の間で平行折り
を行うくわえ折り装置において、折胴とくわえ胴と折帳
とにより形成される空間内に外部より空気を導入して、
折帳のくわえ胴外周からの剥離を容易にしたくわえ折り
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)折胴の円筒部に多
数の開孔を設け、折胴の側壁に1個又は複数の給気孔を
設け、折胴側壁の給気孔から折機内部に導入された空気
を折胴円筒部開孔から遠心作用により吐出して、折胴円
筒部に巻付く折帳を剥離させる。 (2)折胴の円筒部に多数の開孔を設け、折胴の回転軸
を貫通する空気供給配管を介して折胴内部に空気を導入
する。折胴内部に導入された空気を折胴円筒部開孔から
噴出して、折胴円筒部に巻付く折帳を剥離させる。空気
の噴出タイミングと噴出時間を調整すにための調整弁と
制御機構を設ける。
【0009】
【作用】折胴から折帳が引きはがされる際の折胴と折帳
間の空気の容積変化に応じて空気を十分に補うことがで
きるので、同空気に発生する負圧を小さくすることがで
きる。したがって更なる高速下や幅の広い折帳に対して
も、折帳は折胴より即座に引きはがされ、折帳20bは
くわえ胴2に密着し、折帳20aは紙ガイド4に沿って
移動するようになり、折帳のバタツキを抑制することが
できる。
【0010】
【実施例】第1実施例 本考案の第1実施例を図1乃至図3について説明する。
同図において、10は折胴11は折胴10の回転軸、2
はくわえ胴4が紙ガイドで、折胴1の円筒部には多数の
開孔30が設けられている。図2に示す如く、折胴10
の側壁には給気孔31が設けられる。図3は円筒部表面
の一部を示したもので、開孔30が千鳥状に多数設けら
れた状態を示したものである。開孔30及び給気孔31
は印刷速度、折帳のサイズ等の運転条件によって径、個
数、配列等を選定する。回転軸11の軸線から開孔30
までの半径は給気孔31までの半径より大きいため、折
胴10が回転すると、空気は給気孔31より吸入され、
開孔30から吐出され、開孔30から吐出する空気が折
胴10に巻付いている折帳を剥離させる。 第2実施例 本考案の第2実施例を図4乃至図6について説明する。
【0011】同図において、10aは折胴、11aは折
胴10aの中空回転軸、2はくわえ胴、4が紙ガイド
で、折胴円筒部に多数の開孔30aを設け、同折胴内部
にエアチャンバ31aを形成し、エアチャンバ31aに
空気を供給するため空気供給配管32が中空回転軸11
aを貫通する。32aは空気供給配管32がエアチャン
バ31a内に開口する給気孔である。また空気供給配管
32には電磁弁33を介してコンプレッサ34と接続さ
れている。また電磁弁33は、折胴回転と同期させて電
磁弁33の開閉時期と開放時間を設定するための制御装
置35と接続されている。制御装置35には別に計測さ
れる折胴回転パルスが入力されている(図示しない)。
図5は折胴1の正面(断面)図であり、図6は円筒部表
面の一部を図示したもので、開孔30aが千鳥状に多数
設けられた様子を示しており、開孔30aの径、個数、
配列等は、折帳のサイズ等の運転条件によって選定され
る。
【0012】このような装置において、給気孔32aか
らエアチャンバ31aに供給された空気は、円筒部開孔
30aから折胴外周に噴出して、折胴10aに巻付いて
いる折帳を剥離させる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、折胴、くわえ胴、紙ガイド、
鋸胴を有し、連続した紙を断裁し、断裁された紙をその
断裁線に対して平行に二つ折する平行折装置において、
前記折胴の円筒部に複数の開孔を設け、前記折胴の側壁
又は回転軸に設けられた給気孔より折胴内部に供給され
た空気が前記開孔を経て折胴円筒部の外周に吐出するよ
うに構成したことにより、次の効果を有する。
【0014】折胴から折帳が引きはがされる際、折胴と
折帳間に容易に空気が流入し、同空間に発生する負圧を
小さく押えることができるので、折帳の一方の側はくわ
え胴側に沿い、折帳の他方の側は即座に紙ガイド4に至
って、これに沿って移動するので、折帳のバタツキを十
分に抑制することができ、高速印刷や紙幅の増加等の過
酷な運転に対しても、常に折不良のない状態を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の構成を示す側面断面図で
ある。
【図2】図1に示した折胴の正面断面図である。
【図3】図2に示した折胴の外周面の部分的平面図であ
る。
【図4】本考案の第2実施例の構成を示す側面断面図で
ある。
【図5】図4に示した折胴の正面断面図である。
【図6】図5に示した折胴の外周面の部分的平面図であ
る。
【図7】従来のくわえ折装置の全体概略図である。
【図8】折帳のくわえ替部の詳細図である。
【図9】くわえ替の機構説明図である。
【図10】折帳の動きの説明図である。
【図11】折帳と折帳の間の空間に対する空気流入状況
の説明図である。
【符号の説明】
10 折胴 2 くわえ胴 4 紙ガイド 30 開孔 31 給気孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折胴、くわえ胴、紙ガイド、鋸胴を有
    し、連続した紙を断裁し、断裁された紙をその断裁線に
    対して平行に二つ折にする平行折装置において、前記折
    胴の円筒部に複数の開孔を設け、前記折胴の側壁又は回
    転軸に設けられた給気孔より折胴内部に供給された空気
    が前記開孔を経て折胴円筒部の外周に吐出するように構
    成したことを特徴とするくわえ折装置。
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WO2010061695A1 (ja) * 2008-11-27 2010-06-03 三菱重工業株式会社 折機、印刷機、印刷方法、新聞の作成方法

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