JP2505383B2 - 数値制御における送り速度制御方法および装置 - Google Patents

数値制御における送り速度制御方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御における送り
速度制御方法および装置に関し、特に加工工具の運動軌
跡が円弧を有する場合の加工速度を高速化する数値制御
における送り速度制御方法および装置に関する。
【0002】コンピュータを使用した数値制御に基づく
機械加工の進歩は、コンピュータ技術や数値制御手法の
発達に伴い目覚ましい発展を遂げている。この発展は、
近年の被加工品の加工形状の複雑化(航空機や自動車分
野等)および高速化に対応したものである。複雑な曲面
形状を高速で加工するようになると、加工形状の円弧部
の増加に加え、直線コーナー部においても円弧加工が多
用されるようになる。直線加工においては、加工工具は
直線運動で済むため当該加工装置自身の許容送り速度ま
で加工工具の速度を上げることができるが、曲面加工に
おいては、曲面の円弧部において、加速度が急変するた
め加工速度を上げることができない。この加速度の急変
は、直線加工ー円弧加工ー直線加工の過程における、円
弧加工ー直線加工への変化時点で最も著しい。この加速
度変化に起因して加工工具の運動、すなわち機械の運動
に揺らぎ(以下、機械的ショックという)が生じ加工精
度が低下するため、高速で加工工具を送ることができな
くなり、高速加工の障害となる。
【0003】従来、かかる曲面加工を行うには、直線加
工部から、円弧加工部に加工工具が移動到達した時点
で、直線加工時よりも送り速度をある程度減速させて加
工している。円弧部の曲率半径(以下、半径という)が
大きい場合には、この送り速度の減速変化は少なくて済
むが、半径が小さくなると機械的ショックが大きくなる
ため大幅に送り速度を低下させなければならない。この
円弧部における送り速度の減速変更は、数値制御プログ
ラムで指定されており、プログラマーが予め設定する。
すなわち、上記円弧部加工時の機械的ショックは、円弧
部終端で最大となるため、円弧部加工過程に入った時点
で送り速度を、機械的ショックが許容値以下になるよう
な速度まで減速している。上記円弧部加工時の送り速度
の減速方法としては、円弧部加工を行う円弧ブロックの
開始前に減速を終了し、当該円弧ブロックを減速速度で
通過する方法と、円弧ブロック処理に入ってから減速を
開始する方法とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
数値制御装置は、加速度急変による機械的ショックに起
因する精度の劣化を防ぐため、円弧加工時における送り
速度を直線加工時よりも大幅に減速していた。減速方法
としては、円弧ブロック開始前に所定の送り速度まで減
速してしまう方法と、より高速加工を実現するための円
弧ブロック処理に入ってから減速を開始する方法とがあ
る。しかしながら、上述の如く機械的ショックは円弧終
点部において生ずるものであるため、かかる従来の方法
は、効率および高速加工の阻害要因となってしまう。
【0005】図5には、前者の従来の減速方法における
直線加工ブロックN1、円弧加工ブロックN2および直
線加工ブロックN3の送り速度の変化が示されている。
直線加工時には高速な送り速度Fcが、円弧加工時に
は、許容機械的ショックに対応する減速許容送り速度F
aが設定されている。この方法では、円弧ブロックN2
の開始点P1で減速送り速度Faになるように直線ブロ
ックN1の途中の点P0から一定加速度で減速が開始さ
れている。一方、図6には、後者の減速方法における送
り速度の変化が示されており、この方法では、円弧ブロ
ック開始点P1から上記一定加速度で減速が開始される
ので、、円弧ブロックの長さが減速に必要な距離よりも
長ければ円弧ブロック終点において所定の減速速度Fa
に至るので問題は生じないが、減速に必要な距離よりも
短ければ円弧ブロック終点において減速送り速度Faに
達せず、より高い送り速度Fa′までしか到達しないこ
とになる。したがって、許容範囲外の機械的ショックが
生じてしまうため加工精度の面で問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、円弧加工を含む
場合であっても高効率且つ高速な加工を可能とする数値
制御における送り速度制御方法と装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による数値制御における送り速度制御方法
は、加工工具の運動軌跡が円弧であるときの円弧送り速
度を直線加工等の他の加工時の送り速度よりも減速制御
して数値制御加工を行う数値制御における送り速度制御
方法において、前記円弧終了点において前記円弧送り速
度になるように、前記円弧終了と予め定められた減速加
速度とを基準にして定まる減速開始点から前記減速を開
始するように構成される。また、本発明による数値制御
における送り速度制御装置は、加工工具の運動軌跡が円
弧であるときの円弧送り速度を直線加工等の他の加工時
の送り速度よりも減速制御して数値制御加工を行う数値
制御における送り速度制御装置において、前記加工工具
の運動軌跡形状データを受け、対象とする前記運動軌跡
が円弧部であるか否かを判定する第1の手段と、この第
1の手段により円弧部であると判定されたときには、前
記円弧の終了点を求める第2の手段と、前記円弧終了点
と予め定められた減速加速度とを基準にして該円弧終了
点において、前記円弧送り速度となるように前記減速制
御を開始する減速開始点を求める第3の手段と、この第
3の手段により得られた減速開始点から前記減速制御を
開始せしめる第4の手段と、を備えて構成される。
【0008】
【作用】本発明では、円弧加工の終了点において、許容
機械的ショック以下となるような所定の減速速度になる
ように、円弧加工終了点と予め定められた減速加速度と
を基準にして減速開始点を設定することにより、円弧部
の長さが減速に必要な距離より短い場合であっても常
時、円弧加工終了点で減速速度に到達せしめ、円弧加工
を高精度且つ高速度に行えるようにしている。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明による数値制御における送り速
度制御方法および装置の一実施例を示す処理手順を示す
フローチャート、図2は、その装置構成ブロック図であ
る。本実施例は、図3に示すように、直線加工ブロック
N1から、円弧半径R0の円弧加工ブロックN2を経て
直線加工ブロックN3に至る工程についてのものであ
る。
【0010】図1と図2を参照すると、NCテープ等の
記録媒体1から読み出された加工形状データ(加工工具
の軌跡データ)や送り速度データは、データ受信/解読
部2で受信され、データ解読される。円弧ブロック減速
判定部3は、データ受信/解読部2からの形状データに
基づいて円弧加工ブロックで減速が必要であるか否かを
判定し(ステップS1)、減速が必要でないと判定した
ときには、指令送り速度Fcをサーボ部6に供給して指
令送り速度を維持し、円弧加工ブロックで減速が必要で
あると判定すると当該円弧の終点部を求めて(ステップ
S2)、円弧加工時の減速送り速度Faとともに減速開
始点演算部4に送出する。
【0011】減速開始点演算部4は、図4に示すよう
に、当該円弧の終点P2において、送り速度がFcから
Faとなるように指令送り速度と一定加速度とにより減
速開始点P0を求める(ステップS3)。減速コントロ
ール部5は、供給された減速開始点P0情報を受けて送
り速度の減速の開始をサーボ部6に対して指示する(ス
テップS4)。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による数値
制御における送り速度制御方法および装置は、円弧加工
の終了点において、許容機械的ショック以下となるよう
な所定の減速速度になるように、円弧加工終了点と予め
定められた減速加速度を基準にして減速開始点を設定し
ているので、円弧部の長さが減速に必要な距離より短い
場合であっても常時、円弧加工終了点で減速速度に到達
する。したがって、加工工具の運動軌跡が円弧を含む場
合や円弧加工を含む曲面加工の場合に、常に高効率、高
精度且つ高速度に数値制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による数値制御における送り速度制御方
法および装置の一実施例の動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図2】本発明による数値制御における送り速度制御装
置の一実施例の構成ブロック図である。
【図3】図1の実施例における加工ブロックの態様を示
す図である。
【図4】図1の実施例における加工の過程の送り速度の
変化を示す図である。
【図5】従来の円弧加工時の送り速度制御方法の一例を
説明するための送り速度の変化を示す図である。
【図6】従来の円弧加工時の送り速度制御方法の他の例
を説明するための送り速度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 NCテープ 2 デー
タ受信/解読部 3 円弧ブロック減速判定部 4 減速
開始点演算部 5 減速コントロール部 6 サー
ボ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工工具の運動軌跡が円弧であるときの円
    弧送り速度を直線加工等の他の加工時の送り速度よりも
    減速制御して数値制御加工を行う数値制御における送り
    速度制御方法において、 前記円弧終了点において前記円弧送り速度になるよう
    に、前記円弧終了と予め定められた減速加速度とを基準
    にして定まる減速開始点から前記減速を開始することを
    特徴とする数値制御における送り速度制御方法。
  2. 【請求項2】加工工具の運動軌跡が円弧であるときの円
    弧送り速度を直線加工等の他の加工時の送り速度よりも
    減速制御して数値制御加工を行う数値制御における送り
    速度制御装置において、 前記加工工具の運動軌跡形状データを受け、対象とする
    前記運動軌跡が円弧部であるか否かを判定する第1の手
    段と、 この第1の手段により円弧部であると判定されたときに
    は、前記円弧の終了点を求める第2の手段と、 前記円弧終了点と予め定められた減速加速度とを基準に
    して該円弧終了点において、前記円弧送り速度となるよ
    うに前記減速制御を開始する減速開始点を求める第3の
    手段と、 この第3の手段により得られた減速開始点から前記減速
    制御を開始せしめる第4の手段と、を備えて成ることを
    特徴とする数値制御における送り速度制御装置。
JP24421391A 1991-08-30 1991-08-30 数値制御における送り速度制御方法および装置 Expired - Lifetime JP2505383B2 (ja)

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EP92307845A EP0530032B1 (en) 1991-08-30 1992-08-28 Method and apparatus for controlling feed rate at arcuate portions

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