JP2505306Y2 - バ―ハンドル車両の液圧マスタシリンダ取付け構造 - Google Patents

バ―ハンドル車両の液圧マスタシリンダ取付け構造

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JP2505306Y2
JP2505306Y2 JP9476391U JP9476391U JP2505306Y2 JP 2505306 Y2 JP2505306 Y2 JP 2505306Y2 JP 9476391 U JP9476391 U JP 9476391U JP 9476391 U JP9476391 U JP 9476391U JP 2505306 Y2 JP2505306 Y2 JP 2505306Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動二輪車を始め、自
動三輪車や三・四輪バギー車等のバーハンドル車両に搭
載されたブレーキやクラッチに液圧を供給する液圧マス
タシリンダの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等のフロントブレーキやクラ
ッチの液圧発生源となる液圧マスタシリンダは、操向用
バーハンドルの車体前方に取付けられる(例えば、実公
昭62−27485号公報参照)。
【0003】この液圧マスタシリンダは、一般に鋳造成
形によって、レバーホルダーと車体取付け用のブラケッ
ト半体とミラーボス部とがシリンダボディに一体形成さ
れ、またシリンダボディの上部には、作動液を貯留する
リザーブタンクが一体または別体に設けられており、上
述のブラケット半体と、別途に形成されたブラケット半
体とでバーハンドルの前後部を挟み、これらをねじ止め
してバーハンドルに連結される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような構成では、
リザーブタンクやバックミラー,操作レバーの取付け角
度が限定されたものなり、またハンドルのグリップと操
作レバーとの距離、即ち操作レバーの握り代も一定であ
った。このため、液圧マスタシリンダを、バーハンドル
形状に合わせて個々に設計しなければならず、他の車種
に転用したり、ライダーの体格や好みに合わせて調整す
ることができなかった。
【0005】本考案は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、バーハンドルへ取
付けた際に調整の自由度が高く、また一つの液圧マスタ
シリンダを、各種形状のバーバンドルに幅広く用いるこ
とのできる液圧マスタシリンダの取付け構造を安価に提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、第1の構成では、ミラーボス部を一体に有する液圧
マスタシリンダを、車両のバーハンドルに取付ける構造
において、金属板状のブラケットに、前記バーハンドル
を包持するリング体を備えた車体取付け部と、前記ミラ
ーボス部の上面に敷設されるシリンダ支持部とを形成
し、前記バーハンドルに車体取付け部を緊締して、ブラ
ケットをバーハンドルに連結すると共に、前記シリンダ
支持部を、前記ミラーボス部とこのミラーボス部に立設
されるバックミラーのステーとの間に挟着して、前記液
圧マスタシリンダをブラケットに保持させる。
【0007】また、第2の構成では、上述のブラケット
にレバーホルダーを形成し、該レバーホルダーに、液圧
マスタシリンダの操作レバーを枢支する。
【0008】
【作用】上述の両構成によれば、長さや角度の異なるブ
ラケットに交換することにより、リザーブタンクやバッ
クミラー,操作レバーのレイアウトが自由となる。更に
1つの液圧マスタシリンダを、形状の異なるバーハンド
ルへ取付けできるようになる。
【0009】また、第2の構成では、操作レバーの握り
代と握り角度の変更も可能となり、更に液圧マスタシリ
ンダと操作レバーとの組合わせの自由度が高まる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】液圧マスタシリンダ1は、自動二輪車等の
バーハンドル車両のフロントブレーキ用で、別途に形成
された金属板状のブラケット2を用いて、バーハンドル
3の前方へ取付けられる。この液圧マスタシリンダ1
は、液圧を発生するシリンダボディ4と、該ボディ4の
上部で作動液を貯留するリザーブタンク5と、同じくシ
リンダボディ4の上部からリザーブタンク5の一側部に
突設されるミラーボス部6と、シリンダボディ4の一側
部で車体前部側に配設されるレバーホルダー7とを鋳造
成形よって一体形成したもので、シリンダボディ4に開
設されたシリンダ孔8に内挿されるピストン9は、その
外端をシリンダ孔8の開口部に臨ませて設けられてい
る。ミラーボス部6には、めねじ孔6aが上面6bに開
口して設けられており、バックミラー10は、このめね
じ孔6aにステー11のおねじ11aをねじ込んで、ミ
ラーボス部6に立設される。
【0012】前記ブラケット2は、バーハンドル3より
もやや大径のリング体2a及び該リング体2aによって
折返された一端部2bとからなる車体取付け部2cと、
該一端部2bより下側へ延びる他端部を、外側へやや傾
斜して折曲げたレバーホルダー2dと、これらの間で上
方へ突出する台形部2e上面のシリンダ支持部2fとを
持っている。
【0013】一端部2bとその対向面には、ボルト挿通
孔2g,2gが同軸上に穿設されており、ブラケット2
は、車体取付け部2cのリング体2aでバーハンドル3
を包持し、一端部2bと対向面のボルト挿通孔2g,2
gに挿通した取付けボルト12をナット13で締め上げ
て、バーハンドル3に固定される。また、シリンダ支持
部2fには、ステー11のおねじ11aを挿通させる挿
通孔2hが穿設されており、液圧マスタシリンダ1は、
台形部2eをミラーボス部6に跨がせて、シリンダ支持
部2fをミラーボス部6の上面6bに敷設し、このシリ
ンダ支持部2fを、ステー11と一体または別体のナッ
ト14とミラーボス部6との間に挟着して、ブラケット
2に保持される。
【0014】双方のレバーホルダー2d,7は、上述の
液圧マスタシリンダ1とブラケット2の連結によって上
下位置に配設される。これらホルダー2d,7の間には
所定の間隙が設定され、この間隙にブレーキレバー15
の取付け腕15aを挟み込み、該腕15aの軸孔15b
と、レバーホルダ2d,7の軸孔2i,7aとに支軸1
6を差込んで、該軸16をナット17で固定することに
より、ブレーキレバー15が、作用腕15cをピストン
9の後端に臨ませ、また握り部15dをアクセルグリッ
プ18の前方位置にして枢支される。
【0015】このように取付けられた液圧マスタシリン
ダ1は、ブラケット2のシリンダ支持部2fを挟むミラ
ーボス部6及びナット14と、レバーホルダー7の軸孔
7aに差込まれる支軸16及び固定用のナット17との
2箇所で、バーハンドル2に沿ってガタつきなく固定さ
れ、またブラケット2も、取付けボルト12及びナット
13の螺合でバーハンドル3を緊締して、ハンドル周り
に緩むことなく連結される。
【0016】本実施例は以上のように、液圧マスタシリ
ンダ1を、構造が簡単で安価な金属板状のブラケット2
を用いて、バーハンドル3に取付けるようにしたから、
ブラケット2を長さや角度の異なる他のものに交換する
ことにより、シリンダボディ4は勿論のこと、リザーブ
タンク5やバックミラー10のレイアウトが自由に行な
えるばかりか、操作レバー15の握り代も、ライダーの
体格や好みに合わせての調整が可能となる。特に、この
ブラケット2を用いてリザーブタンク5の高さを低く設
定することができるので、バーハンドル3の前部をフル
カウルで覆う場合に、対応が容易となる。更に液圧マス
タシリンダ1を、形状の異なるバーハンドルを持った他
の車両にも自由に取付けできるようになるので、その種
類を大幅に削減でき、併せて高価な成形型の数も省略が
可能となるので、経済的効果が頗るが高い。
【0017】尚、上述の実施例では、レバーホルダーの
一方をブラケットに設けたもので説明したが、ブラケッ
トの他端部をコ字形に折込んで一対のレバーホルダーと
することにより、上記実施例で液圧マスタシリンダに設
けたレバーホルダーを省略することができ、材料取り及
び成形性において一層有利なものとなる。また、ブラケ
ットからレバーホルダーを省略しても、本考案の所期の
目的を達することができ、この場合には、ミラーボス部
の上面または側面に凹溝を設けて、ブラケットのシリン
ダ支持部や他の部分を嵌合することにより、液圧マスタ
シリンダを所定の向きへガタつきなく設定することがで
きる。
【0018】
【考案の効果】本考案は以上のように、金属板状のブラ
ケットに、バーハンドルを包持するリング体を備えた車
体取付け部と、液圧マスタシリンダのミラーボス部上面
に敷設されるシリンダ支持部とを形成し、前記バーハン
ドルに車体取付け部を緊締して、ブラケットをバーハン
ドルに連結すると共に、前記シリンダ支持部を、前記ミ
ラーボス部とこのミラーボス部に立設されるバックミラ
ーのステーとの間に挟着して、ブラケットに液圧マスタ
シリンダを保持するようにしたから、ブラケットを長さ
や角度の異なる他のものに交換することにより、シリン
ダボディは勿論のこと、リザーブタンクやバックミラー
のレイアウトを、僅かな費用で自由に行なうことができ
る。
【0019】特に、本考案のブラケットを用いることに
よって、液圧マスタシリンダ全体の高さを低く抑えるよ
うに取付けることができるので、バーハンドルをフルカ
ウルで覆う場合に、対応が容易となる。更にこの液圧マ
スタシリンダを、形状の異なるバーハンドルを持った他
の車両にも自由に適用できるようになるので、液圧マス
タシリンダの種類を大幅に削減でき、併せて高価な成形
型の数も省略が可能となるので、経済的効果が頗るが高
い。
【0020】また、上述のブラケットにレバーホルダー
を一体形成することにより、操作レバーの握り代と握り
角度とを、ライダーの体格や好みに合わせて調整できる
ようになり、しかも液圧マスタシリンダと操作レバーと
の組合わせの自由度が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例を示す取付け状態の一部断面側
面図
【図2】図1の斜視図
【符号の説明】
1…液圧マスタシリンダ、2…ブラケット、2a…リン
グ体、2b…一端部、2c…リング体2aと一端部2b
とからなる車体取付け部、2d…ブラケット2に形成さ
れるレバーホルダー、2e…台形部、2f…台形部2e
上面のシリンダ支持部、3…バーハンドル、4…シリン
ダボディ、5…リザーブタンク、6…ミラーボス部、6
a…ミラーボス部6に形成されるめねじ孔、6b…ミラ
ーボス部6の上面、7…液圧マスタシリンダ1と一体の
レバーホルダー、10…バックミラー、11…バックミ
ラー10のステー、11a…おねじ、14,17…ナッ
ト、15…ブレーキレバー、15a…取付け腕、16…
支軸、18…アクセルグリップ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーボス部を一体に有する液圧マスタシ
    リンダを、車両のバーハンドルに取付ける構造におい
    て、金属板状のブラケットに、前記バーハンドルを包持
    するリング体を備えた車体取付け部と、前記ミラーボス
    部の上面に敷設されるシリンダ支持部とを形成し、前記
    バーハンドルに車体取付け部を緊締して、ブラケットを
    バーハンドルに連結すると共に、前記シリンダ支持部
    を、前記ミラーボス部とこのミラーボス部に立設される
    バックミラーのステーとの間に挟着して、前記液圧マス
    タシリンダをブラケットに保持したことを特徴とするバ
    ーハンドル車両の液圧マスタシリンダ取付け構造。
  2. 【請求項2】前記ブラケットにレバーホルダーを形成
    し、該レバーホルダーに、液圧マスタシリンダの操作レ
    バーを枢支したことを特徴とする請求項1記載のバーハ
    ンドル車両の液圧マスタシリンダ取付け構造。
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