JP2505265Y2 - 熱線式流量計の信号処理装置 - Google Patents

熱線式流量計の信号処理装置

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JP2505265Y2
JP2505265Y2 JP1990029011U JP2901190U JP2505265Y2 JP 2505265 Y2 JP2505265 Y2 JP 2505265Y2 JP 1990029011 U JP1990029011 U JP 1990029011U JP 2901190 U JP2901190 U JP 2901190U JP 2505265 Y2 JP2505265 Y2 JP 2505265Y2
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JP1990029011U
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Inventor
尚己 冨澤
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関の吸入空気流量の検出等に使用さ
れる熱線式流量計の信号を処理する装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の吸入通路に配設された熱線を含んでブリッ
ジ回路を構成し、前記熱線の温度を一定値に保持させる
よう前記ブリッジ回路に供給電流を制御し、該供給電流
値に対応する検出電圧を出力するようにした熱線式流量
計が知られている(実開昭61-102918号公報等参照)。
かかるタイプの熱線式流量計においては、熱線として
白金線を使用したもの(以下ワイヤタイプという)と、
白金箔を円筒状に被膜したもの(以下フィルムタイプと
いう)を使用したものとの2種類あり、ワイヤタイプで
は流量零時でも第4図に示すように2Vの電圧が出力され
るのに対し、フィルムタイプでは流量零時の出力は第5
図に示すように0Vである。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来はかかる出力特性の異なる2種類の熱線式流量計
に対し、ワイヤタイプでは、第6図に示すようにAD変換
器11への入力前に出力電圧USを2V下げるためのコンパレ
ータ12,抵抗13,14等で構成される足切り回路を平滑回路
とは別に介在させる必要があり、フィルムタイプとは入
力回路を共用化できず、エアフローメータの種類によっ
てコントロールユニットを選択する必要があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、ワイヤタイプとフィルムタイプとの熱線式流量計
をソフトウエアで判別して両タイプの出力特性に応じた
信号処理を行って流量検出が行えるようにした熱線式流
量計の信号処理装置を提供することによりコントロール
ユニットの共通化を図ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本発明は第1図に示すように、流量が零であ
るときの出力電圧が相違する2種類の熱線式流量計に対
応して信号処理する装置であって、流量が零である条件
を検出する流量零条件検出手段と、流量零の条件の検出
時に熱線式流量計の出力電圧を検出する流量零電圧検出
手段と、流量零条件検出時の熱線式流量計の出力電圧を
基準値と比較して熱線式流量計の種類を判別する判別手
段と、判別された熱線式流量計の種類に応じて出力電圧
に応じた流量を演算する流量演算手段とを備えて構成し
た。
〈作用〉 流量零条件検出手段は、例えば機関の回転前の状態等
の流量零条件を検出し、該検出時に流量零電圧検出手段
が熱線式流量計の出力を検出する。
判別手段は、前記流量零時条件検出時の熱線式流量計
の出力電圧を基準値と比較して熱線式流量計の種類を判
別する。
そして、流量演算手段が判別された熱線式流量計の種
類に応じて出力電圧に応じた流量を演算する。
〈実施例〉 以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例の構成を示す第2図において、ワイヤタイプ
又はフィルムタイプの熱線式流量計1の出力電圧が抵抗
R及びコンデンサCからなる平滑回路を介してAD変換器
2に入力される。
前記AD変換器2によってAD変換された出力はマイクロ
コンピュータ3に入力され、マイクロコンピュータ3は
後述するようにして、熱線式流量計1の種類を判別した
後、対応する出力特性から流量を演算する。尚、マイク
ロコンピュータ3にはクランク角センサ4から機関の所
定クランク角毎に出力される基準信号REFも入力され
る。
上記マイクロコンピュータ3による信号処理を第3図
に示したフローチャートに従って説明する。この信号処
理ルーチンは、キースイッチのONに同期して開始され
る。
ステップ(図ではSと記す)1では、クランク角セン
サ4からの基準信号REFが入力されたか否かによって流
量零条件を判別する。即ち、基準信号REF入力前は流量
零と判別する。但し、基準信号REFを所定回数(1,2回程
度)入力したか否かで判別してもよい。このステップ1
の機能が流量零条件検出手段に相当する。
ステップ1で流量零と判別されたときは、ステップ2
へ進み、熱線式流量計1の出力のAD変換値USを読み込
む。
ステップ3では、前記AD変換値USを基準値UOと比較す
る。該基準値UOは0Vより大であるがワイヤタイプの流量
零時の電圧つまり2Vよりは小さい値に設定されている。
したがって、US>UOの時は、ワイヤタイプと判別さ
れ、US<UOの時は、フィルムタイプと判別される。前記
ステップ2とステップ3の機能とが判別手段を構成す
る。
そして、ワイヤタイプと判別された時はステップ4へ
進んでUSを検出値から2V差し引いた値で更新すると共に
フラグFを1にセットし、更にステップ5へ進んでワイ
ヤタイプ用の出力電圧USと流量Qとの関係を示すマップ
から対応する流量Qを検索(演算)する。
また、フィルムタイプと判別された時はステップ6へ
進んでフラグFを0にリセットした後、ステップ7へ進
んでそのままフィルムタイプ用の出力電圧USと流量Qと
の関係を示すマップから対応する流量Qを検索(演算)
する。
機関始動後、ステップ1で基準信号REFが入力され流
量零以外と判別された後はステップ8へ進み、熱線式流
量計1の出力のAD変換値USを読み込んだ後ステップ9で
フラグFの値を判別し、F=1即ちワイヤタイプと判別
されたときはステップ4,5へ進んでワイヤタイプ用のマ
ップからの流量Qの検索を継続する。ステップ9でF=
0即ちフィルムタイプと判別された時はステップ6,7へ
進んでフィルムタイプ用のマップからの流量Qの検索を
継続する。
かかる構成とすれば、ワイヤタイプ及びフィルムタイ
プの熱線式流量計に対し、ソフトウエアのみで種類を判
別して各タイプの熱線式流量計に応じた流量検出を行え
るため共通のコントロールユニットで対応でき、コント
ロールユニットの種類を減らすことができ、引いてはコ
スト低減を図れる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、出力特性の異な
る2種類の熱線式流量計に対し、特別なハードウエアの
追加なくソフトウエアで種類を判別して各タイプの熱線
式流量計に応じた流量検出を行えコスト低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロック図、第2図は本考
案の一実施例の構成を示す回路図、第3図は同上実施例
による流量検出ルーチンを示すフローチャート、第4図
はワイヤタイプの熱線式流量計の出力特性を示す線図、
第5図はフィルムタイプの熱線式流量計の出力特性を示
す線図、第6図はワイヤタイプの熱線式流量計を使用し
た従来例の回路図である。 1……熱線式流量計、2……AD変換器、3……マイクロ
コンピュータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量が零であるときの出力電圧が相違する
    2種類の熱線式流量計に対応して信号処理する装置であ
    って、流量が零である条件を検出する流量零条件検出手
    段と、流量零の条件の検出時に熱線式流量計の出力電圧
    を検出する流量零電圧検出手段と、流量零条件検出時の
    熱線式流量計の出力電圧を基準値と比較して熱線式流量
    計の種類を判別する判別手段と、判別された熱線式流量
    計の種類に応じて出力電圧に応じた流量を演算する流量
    演算手段とを備えて構成したことを特徴とする熱線式流
    量計の信号処理装置。
JP1990029011U 1990-03-23 1990-03-23 熱線式流量計の信号処理装置 Expired - Lifetime JP2505265Y2 (ja)

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JPH03119723U JPH03119723U (ja) 1991-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241117B2 (ja) * 1983-02-25 1990-09-14 Nippon Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0241117U (ja) * 1988-09-12 1990-03-22

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