JP2505175Y2 - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JP2505175Y2
JP2505175Y2 JP1989095940U JP9594089U JP2505175Y2 JP 2505175 Y2 JP2505175 Y2 JP 2505175Y2 JP 1989095940 U JP1989095940 U JP 1989095940U JP 9594089 U JP9594089 U JP 9594089U JP 2505175 Y2 JP2505175 Y2 JP 2505175Y2
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秀則 下城
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ファイザー製薬株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は包装容器に関し、特に詳細には、開封された
かどうかを正確に判断できる改ざん防止機能を有する包
装容器に関する。
〔従来の技術〕
従来より、薬品等を包装する包装材では、その包装し
た薬品等を保護するため、改ざん防止方法が色々工夫さ
れている。
それらを技術的に分類すると、箱そのものに改ざん防
止機能を付ける方法と、改ざん防止シールを貼付して対
応する方法とがあり、現在では、包装材で薬品等を包装
した後、開封する部分にシールを貼り付け、包装材を開
封した際には、そのシールが破れ、またシールのみを剥
離しても、シール内側に印刷した開封済の印刷が箱に転
写され、開封の有無が、直ぐわかるようにしたものが多
く採用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記のようなシールを貼り付ける改ざん防止
方法は、包装材と別体でシールを用意し、貼り付けなけ
ればならない。そのため、シールの貼り忘れてしまった
り、貼付作業が大変であった。また、シールを特殊な材
料で作成しなければならないため、それ自身のコスト及
び貼り付けコストが高くなり、ひいては包装材全体のコ
ストを高いものしていた。更に、包装材開封時に、貼付
したシールが破れず、包装材の開封が困難となる場合も
あった。
本考案は上記問題点を解決し、開封の有無が容易に判
別でき、コストが低くく、開封が容易な改ざん防止機能
を備えた包装容器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の包装容器は、包装容器本体と、包装容器本体
部と一体的に構成された蓋部と、包装容器本体又は蓋部
のいずれか一方に設けられた折り畳み可能な係合手段
と、包装容器本体又は蓋部の一方とは異なる他方に設け
られ開口部とを備え、係合手段を開口部に挿入すること
により、包装容器本体が蓋部により塞がれ、係合手段
が、挿入時には折り畳まれ、開口部に挿入可能であり、
挿入後は、包装容器内で自然に拡がり、開口部を破壊す
ることなく、開口部から引き出し不可能となることを特
徴とする。
又、上記包装容器において、係合手段をパンタグラフ
構造に構成し、係合手段を構成する材料自身の復元力に
より拡がるようにしておくことが好ましい。
〔作用〕
本考案の包装容器では、包装容器を閉じる際、係合手
段が折り畳まれ、開口部に挿入される。そして、挿入さ
れた係合手段は、包装容器内側で自然に拡がり、開口部
より大きくなる。これにより、係合手段は開口部に係合
し、包装容器を閉じる。そして包装容器を開封する際に
は、係合手段を開口部より外さなければならず、開口部
を破壊することなく開封することができない。
又、この係合手段をパンタグラフ構造とすることによ
り、開口部挿入の際は折り畳んだ状態にすることがで
き、無負荷状態では材料自身の復元力により拡がった状
態になるようにすることが簡単な構造で実現できる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面を参照しつつ詳細に説明する。
各図面において同一の参照番号で示す要素は同じ機能
を果たすため重複した説明は省略する。
第1図は、本考案に従う包装容器の一実施例の斜視外
観を示す。
第1図に示すように、包装容器1は、包装容器本体2
と、この包装容器本体2と一体的となっている外蓋部3
及び内蓋部4を備えている。この内蓋部4の包装容器本
体2との境界部近傍には、開口部7が形成されており、
一方外蓋部3には、舌部5がその自由端部に設けられて
いる。そして、この舌部5には、開口部7に挿入され、
この開口部7と係合する係合部6が設けられている。こ
の係合部6は、第1図に示すように一辺を舌部6の内側
部に固定されたパンタグラフ形状をしており、その断面
形状が略平行四辺形形状としておく。そして包装容器1
を閉じる場合には、この係合部6を折り畳み、開口部7
に挿入する。この開口部7は、第1図においてX方向の
伸びる小さい切り込み7aと、内蓋部4と包装容器本体2
との境界部をY方向に走る切り込み7bとにより形成され
る。そして、開口部7の切り込み7a及び7bは折り畳まれ
た係合部6が挿入できるような大きさに形成されてい
る。また、この切り込み7aを延長するようにミシンメ7c
をいれておくことが好ましい。これは、改ざんされた
際、開口部7が壊され易くしておき、改ざんの事実を残
し易くするためである。
一方、包装容器本体2の外蓋部3と包装容器本体2と
の境界部には、この包装容器1を開く際、指を入れ易く
するするための切り込み用のミシンメ8が形成されてい
る。そして、この包装容器1を開く際は、通常、このミ
シンメ8を破り指を入れて、外蓋部3を上方に引上げ、
包装容器本体2と外蓋部3との境界部を破り、包装容器
1の外蓋部3を開き、中に収められている薬品等を取り
出す。このような包装容器1は一般に一枚の紙から構成
できる。
第2図に、上記包装容器1の展開図を示す。
この第2図に示すように、包装容器本体2はその外側
面を構成する部分と、その一端部と接着され包囲体を構
成する糊代部14とを備えている。包装容器本体2の下方
には、包装容器1の下方部を塞ぐための下蓋の構成する
下方舌部10、11、12、13が設けられており、これらの下
方舌部を互いに接着することのより下蓋が形成される。
この下蓋用の舌部と包装容器本体2を介して反対側に
は、包装容器本体2の上方を塞ぐ外蓋部3、この外蓋部
3と重なり合う内蓋部4、この外蓋部3及び内蓋部4に
交差するように包装容器本体2の上方部を覆う側蓋部15
a、15bが設けれている。そしてこの側蓋部15a、15bに
は、切り込み15cと舌部15dとがそれぞれいずれか一方に
設けられ、舌部15dを切り込み15cに差し込むことによ
り、包装容器本体2の上方を軽く覆うことができる。
更に、この外蓋部3には、係合部6を構成する部分6a
が設けられている。そしてこの部分6aは包囲体を形成す
るように4つに折られ、その先端の一辺が舌部5に接着
されている。この様に折り、接着することにより、第1
図に示す構造の係合部6を容易に形成することができ
る。
このように、一枚の紙から包装容器1を形成できるた
め、その製造が容易であり、かつ低コストで大量生産す
ることが可能になる。
次に上記包装容器1の封止。係合状態を第3図を用い
て説明する。
第3図(a)は、外蓋部3の係合部6を内蓋部4の開
口部7に挿入する前の包装容器1の一部側断面を示す。
この第3図(a)に示すように係合部6は折り畳まれ薄
くした状態で開口部7に挿入される。この係合部6は、
略平行四辺形に折り畳んであるため、紙の復元力によ
り、何も力を作用させない状態では、膨らんだ平行四辺
形となる。そして、開口部7に挿入する際には、指等で
係合部6を第3図(a)に示すような状態に折り畳み挿
入する。
挿入された後の状態を第3図(b)に示す。この状態
では、係合部6に何も力が作用していないので、係合部
6は第3図(b)に示すように膨らんだ平行四辺形状と
なる。この状態で、外蓋部5を矢印Z方向に無理やり引
っ張ると、係合部6の一部が開口部7の縁に引っ掛か
り、開口部7の一部を破壊してしまう。
上記のように包装容器を構成したことにより、改ざん
を防止することが可能になる。すなわち、通常、この包
装容器を開封する場合には、ミシンメ8に指を入れ、外
蓋部5を上方に引っ張り上げ、外蓋部3と包装容器本体
2の境界部を破壊して、開封する。この通常の開封方法
では、一度開封される、ただちに開封された事実を確認
することができる。
ここで、故意に包装容器の中の薬品等に何かを混入さ
せたり、また、内の薬品等を取り替えたりするために、
この開封方法を取らず包装容器を開けるため、外蓋部3
を引っ張り上げると、係合部6が包装容器内で拡がって
いるため、開口部7の縁に引っ掛かり、開けることがで
きず、更に無理をして開けるとミシンメ7cから開口部7
が壊れてしまう。このようにして開けた後、再度、係合
部6を第3図に示すように開口部7に挿入しておいて
も、その後、通常の開封方法で包装容器を開けた際、内
蓋部4の開口部7近傍が破壊されていることが容易に目
視することができるので、一度開けられてしまっている
ことを容易に知ることができる。また、このミシンメ7c
の部分に『この部分が破れているものは使用しないで下
さい』との注意書きを印刷しておくことも注意を喚起す
る意味で好ましい。
また、上記包装容器内に薬品等を入れ封止する場合に
は、単に係合部6を指等で押し、係合部6を折り畳んで
開口部7に挿入すればよい。そのため、封止作業を簡単
に行うことができる。
したがって、上記包装容器は、封止作業が簡単でかつ
確実に開封の有無を確認でき、その結果、改ざんを確実
に防止できる。
本考案は上記実施例に限定されず種々の変形例が考え
られ得る。
具体的には、上記実施例では係合部を平行四辺形形状
に拡がる構造を利用しているが、これに限定されず、折
り畳まれた状態から材料の復元力により、無負荷状態で
拡がり、開口部の縁に引っ掛かるような状態となる構造
を有するもの、例えば第4図に示すような断面が凹四辺
形形状の係合部を形成してもよい。なお、第4図(a)
は上記変形例の斜視外観を、第4図(b)は挿入前の状
態の係合部分の側断面を、第4図(c)は挿入後の係合
状態の側断面を示す。
また、上記実施例では、外蓋部に係合部を設け、内蓋
部に開口部を設けた例について説明してきたが、この逆
であってもよい。例えば第5図に示すような構造にして
もよい。
また、上記実施例では、係合部と、開口部との組を一
つ設けた例について説明しているが、その容器の大きさ
等に応じて、複数組み設けるようにしてもよい。
また、上記実施例の係合部はその先端の一辺が舌部に
接着されているが、第6図に示すように舌部ではなく外
蓋部の裏面側に接着するようにしてもよい。
また更に、上記実施例では、薬品等の包装容器につい
て説明しているが、これ以外に、例えば食料品等の包装
容器、宅急便等に使用する包装容器等に適用してもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案の包装容器では、先に説明したように、改ざん
のために、開封したときは、正規の開封時時に、その改
ざん等を容易に発見できる。
また、封止作業が簡単であるため、封止コストを下げ
ることができる。
また更に、上記包装容器は、例えば一枚の紙から切り
出し作成することが可能であるので、製造コストを下げ
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従う包装容器の一実施例の外観斜視
図、第2図は第1図に示す包装容器の一部展開図、第3
図は第1図に示す包装容器の封止前及び後の状態を説明
する図、第4図は本考案に従う別の包装容器の外観斜視
図、第5図は本考案に従う更に別の包装容器の外観斜視
図、及び第6図は別の実施例を示す図である。 1……包装容器、2……包装容器本体、3……外蓋部、
4……内蓋部、5……舌部、6……係合部、7……開封
部、8……ミシンメ。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装容器本体部と、 前記包装容器本体部と一体的に構成された蓋部と、 前記包装容器本体又は蓋部のいずれか一方に設けられた
    延長部と、 前記包装容器本体又は蓋部の前記一方とは異なる他方に
    設けられ、前記延長部が挿入可能な開口部とを備え、 前記延長部の先端部分には、前記延長部の先端部を前記
    延長部の途中に固定することにより前記包装容器の内側
    の突出した多角形状の包囲体が形成されており、 前記多角形の包囲体が、前記開口部に挿入された後、前
    記包囲体を前記開口部より引出す際、前記多角形状の前
    記包囲体の一辺が、前記開口部の内面にひっかかり、前
    記開口部を破壊することなく、前記開口部から引出し不
    可能となる包装容器。
  2. 【請求項2】前記多角形状の包囲体のS工面が三角形又
    は四角形である請求項1記載の包装容器。
  3. 【請求項3】前記延長部が前記包装容器本体に設けられ
    た請求項2記載の包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2024077270A (ja) * 2022-11-28 2024-06-07 カンナル印刷株式会社 包装箱

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