JP2504981Y2 - フィルムコンデンサ - Google Patents

フィルムコンデンサ

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JP2504981Y2
JP2504981Y2 JP1988109830U JP10983088U JP2504981Y2 JP 2504981 Y2 JP2504981 Y2 JP 2504981Y2 JP 1988109830 U JP1988109830 U JP 1988109830U JP 10983088 U JP10983088 U JP 10983088U JP 2504981 Y2 JP2504981 Y2 JP 2504981Y2
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electrodes
electrode
film capacitor
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insulating film
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益作 奥村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はフィルムコンデンサに関し、特に両面に電
極が形成されたフィルムシートをつづら折りしてなる、
フィルムコンデンサに関する。
〔従来技術〕
従来のフィルムコンデンサには、巻回形と積層形とが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のフィルムコンデンサでは、巻回形および積層形
のいずれの場合においても、内部電極を引き出すために
メタリコン電極を形成する必要があった。したがって、
フィルムコンデンサを製造する工程数が多くなり生産性
が低かった。また、メタリコン電極を形成する際の騒音
や廃棄する金属を処理する公害処理設備を設置する必要
があり、低コスト化に限界があるという問題点があっ
た。
それゆえに、この考案の主たる目的は、生産性が高く
かつ低コスト化が図れる、フィルムコンデンサを提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、絶縁フィルムと、絶縁フィルムの主面に
形成された静電容量を得るための少なくとも2つの第1
および第2の電極と、第1および第2の電極にそれぞれ
接続される第1および第2の端子用導電箔とを備え、絶
縁フィルムならびに第1および第2の電極はつづら状に
折り曲げられて角柱状の積層体とされ、かつ、第1およ
び第2の端子用導電箔はその一端がそれぞれ第1または
第2の電極で挟まれ、他端が第1および第2の電極とほ
ぼ等しい幅で外部に導出されている、フィルムコンデン
サである。
〔作用〕
第1および第2の電極とともに絶縁フィルムをつづら
折りして角柱状の積層体を形成する。このとき、第1お
よび第2の端子用導電箔の一端をそれぞれを第1または
第2の電極で挟まれる。第1および第2の端子用導電箔
の他端は第1および第2の電極とほぼ同じ幅で外部に導
出される。
〔考案の効果〕
この考案によれば、絶縁フィルムシートとともにつづ
ら折りされる電極に端子用導電箔を挟み込んで外部接続
用電極を形成しているので、従来のようにメタリコン電
極を形成しなくてもよい。したがって、生産工程数を減
少でき、生産性の高いフィルムコンデンサを得ることが
できる。また、メタリコン電極の形成に必要な公害処理
設備を設置する必要もないので、低コスト化を図ること
ができる。さらに、静電容量形成用の電極とほぼ等しい
幅の導電箔で外部接続用電極を形成しているため、従来
のリード線からなる端子などの場合には無視できなかっ
た外部接続部のインダクタンス成分を可及的小さくする
ことができるので、高周波特性に優れたフィルムコンデ
ンサを得ることができる。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
〔実施例〕
この考案の一実施例を示す第1A図ないし第4図を参照
して、まず、第1A図および第1B図に示すように、たとえ
ばPET,PCまたはPPSなどからなる長尺のフィルムシート1
2を準備する。フィルムシート12の上面には幅方向中央
部に長手方向に延びるスリット16が形成されるように長
手方向に連続してたとえばアルミニウム,銅または亜鉛
などからなる電極26aおよび26bが形成され、他方面には
幅方向両端部にマージン14を残して長手方向に連続して
同じような材料からなる電極26cが形成される。
そして、第2図に示すように、フィルムシート12を電
極18aないし18cとともに、長手方向に連続した状態で、
幅方向につづら折りする。そして、「V」字形に折り曲
げられた端子用導電箔28を2つ準備し、つづら折りされ
た電極26aおよび26bに重ね合わせる。その後は圧縮して
熱圧着し、第3図に示すようなコンデンサ素子連30を得
る。
なお、端子用導電箔28は、はんだ付性が向上するよう
に、メッシュ状のものであったり、穴が形成されていて
もよい。
そして、所要の容量に応じて、幅方向(B−B′方
向)に切断してつづら折形フィルムコンデンサ10が形成
される。なお、実施例のつづら折形フィルムコンデンサ
10は、このままチップ状のものとして使用してもよく、
また、図示しないが、リード線を接続して外装ディップ
してもよい。
また、このようなつづら折形フィルムコンデンサ10に
電流を流すと、マクロ的にみれば、第4図に示すよう
に、電極26aから共通電極となる電極26cに向かって電流
i1が流れ、その後、電極26cから電極26bに向かって電流
i2が流れる。すなわち、フィルムコンデンサ10中を流れ
る電流i1とi2とは逆方向にかつ近接して流れる。その結
果、それぞれの電流i1およびi2に伴って発生する磁束は
互いに逆方向となり、磁束相殺作用によってフィルムコ
ンデンサ10全体として発生する磁束は減少する。したが
って、残留インダクタンスも減少し、従来比において1/
2から1/5に減少する。
次に、この考案の他の実施例を示す第5A図ないし第6
図を参照して、まず、第5A図および第5B図に示すよう
に、フィルムシート12を準備する。フィルムシート12の
両面にはそれぞれ幅方向両端部にマージン14を残し、か
つ互い違いになるように長手方向に連続して電極32aお
よび32bが形成される。
そして、第6図に示すように、上述の実施例と同様、
長手方向に連続した状態で幅方向につづら折りする。続
いて、対向電極となる電極32aおよび32bにそれぞれ端子
用導電箔28を重ね合わせる。その後、上述の実施例と同
様にしてフィルムコンデンサが製造される。
なお、端子用導電箔28は、すべての実施例において、
内側の電極部分に挟まれるようにしてもよい。
さらに、上述の各例において、フィルムシート12の枚
数は1枚に限定されず任意でよい。また、フィルムシー
ト12上に電極を分割して形成し、共通端子を接続するこ
とによってコンデンサブロックを形成することも可能で
ある。
また、フィルムシート12はPET,PCやPPSなどの単独使
用に限定されず、これらを複合してすなわち複数枚積層
して使用してもよい。特に、チップ状のつづら折形フィ
ルムコンデンサ10を製造する場合には、エンプラとスー
パエンプラとの複合材料を用いることによって耐熱性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第4図はこの考案の一実施例を製造工程順
に示す図解図であり、第1A図および第1B図はフィルムシ
ートに電極を形成した状態を示す斜視図および一部省略
正面図であり、第2図はつづら折りされた電極に端子用
導電箔を重ね合わせた状態を示す図解図であり、第3図
はその後圧縮した状態を示す斜視図であり、第4図はそ
の後切断した状態を示す斜視図である。 第5A図ないし第6図はこの考案の他の実施例を製造工程
順に示す図解図であり、第5A図および第5B図はフィルム
シートに電極を形成した状態を示す斜視図および一部省
略正面図であり、第6図はつづら折りされた電極に端子
用導電箔を重ね合わせた状態を示す図解図である。 図において、10はつづら折形フィルムコンデンサ、12は
フィルムシート、14はマージン、16はギャップ、26a,26
b,26c,32a,32bは電極、28は端子用導電箔を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁フィルムと、前記絶縁フィルムの主面
    に形成された静電容量を得るための少なくとも2つの第
    1および第2の電極と、前記第1および第2の電極にそ
    れぞれ接続される第1および第2の端子用導電箔とを備
    え、 前記絶縁フィルムならびに前記第1および第2の電極は
    つづら状に折り曲げられて角柱状の積層体とされ、か
    つ、前記第1および第2の端子用導電箔はその一端がそ
    れぞれ前記第1または第2の電極で挟まれ、他端が前記
    第1および第2の電極とほぼ等しい幅で外部に導出され
    ている、フィルムコンデンサ。
JP1988109830U 1988-08-22 1988-08-22 フィルムコンデンサ Expired - Lifetime JP2504981Y2 (ja)

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JPH0231120U JPH0231120U (ja) 1990-02-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3854075A (en) * 1973-11-29 1974-12-10 Illinois Tool Works Miniature metalized film capacitor
JPS595960U (ja) * 1982-07-03 1984-01-14 生田 文男 ゴルフクラブの角度修正器
JPS6179217A (ja) * 1984-09-27 1986-04-22 スタツクス工業株式会社 高品質コンデンサおよびその製造方法

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JPH0231120U (ja) 1990-02-27

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