JP2504970B2 - ツ−リング用タワ− - Google Patents
ツ−リング用タワ−Info
- Publication number
- JP2504970B2 JP2504970B2 JP61275887A JP27588786A JP2504970B2 JP 2504970 B2 JP2504970 B2 JP 2504970B2 JP 61275887 A JP61275887 A JP 61275887A JP 27588786 A JP27588786 A JP 27588786A JP 2504970 B2 JP2504970 B2 JP 2504970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- tower
- flat plate
- handling arm
- touring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,マシニングセンタに使用する工具を保管
し,必要に応じて供給を行なうツーリング用タワーに関
するものである。
し,必要に応じて供給を行なうツーリング用タワーに関
するものである。
近年多種少量生産若しくはFMS(フレキシブル・マニ
ュファクチャリング・システム)においては,多種類の
工具を装備したマシニングセンタが多用されており,最
近においてはATC(自動工具交換装置)を設置したマシ
ニングセンタも増大してきている。一方上記マシニング
センタの稼動率を向上させるために,同一種類の工具も
含めて,常備すべき工具の数量が極めて大となるため,
前記マシニングセンタの近傍には工具を保管するツーリ
ング用ラックを設置するのが通常であり,集中工具管理
室とマシニングセンタ間における予備工具,使用済工具
等の保管若しくは点検用として使用されている。
ュファクチャリング・システム)においては,多種類の
工具を装備したマシニングセンタが多用されており,最
近においてはATC(自動工具交換装置)を設置したマシ
ニングセンタも増大してきている。一方上記マシニング
センタの稼動率を向上させるために,同一種類の工具も
含めて,常備すべき工具の数量が極めて大となるため,
前記マシニングセンタの近傍には工具を保管するツーリ
ング用ラックを設置するのが通常であり,集中工具管理
室とマシニングセンタ間における予備工具,使用済工具
等の保管若しくは点検用として使用されている。
上記従来のツーリング用ラックは,数段の棚に工具保
管用の穴を設けたのみの構造であり,入力による取出・
保管作業を行なうのが殆んどであり,下記のような問題
点がある。
管用の穴を設けたのみの構造であり,入力による取出・
保管作業を行なうのが殆んどであり,下記のような問題
点がある。
(1)保管個数に限度があり,高さが略170cm程度に制
限される。
限される。
(2)重量の大なる工具の保管位置は下段に限定され,
保管棚の使用が制限される。
保管棚の使用が制限される。
(3)工具数量の増加に伴ない,保管棚の占有面積が増
大する。
大する。
(4)工具の延使用時間の管理が困難であり,工具の更
新,再研削等の工具整備作業が煩雑である。
新,再研削等の工具整備作業が煩雑である。
本発明は,上記従来のものに存在する問題点を解消
し,占有面積が小さく,保管容量が大であると共に,工
具の取出・保管作業を自動化したツーリング用タワーを
提供することを目的とする。
し,占有面積が小さく,保管容量が大であると共に,工
具の取出・保管作業を自動化したツーリング用タワーを
提供することを目的とする。
上記従来技術に存する問題点を解決するために,本発
明においては, A.垂直軸の回りに同軸的に複数個の平板を棚状にかつ夫
々独立的に回転自在および水平方向移動自在に設ける。
明においては, A.垂直軸の回りに同軸的に複数個の平板を棚状にかつ夫
々独立的に回転自在および水平方向移動自在に設ける。
B.これらの平板には回転中心を中心とする円周上に複数
個の工具保管穴を設ける。
個の工具保管穴を設ける。
C.前記平板の外方にそれらの回転中心に臨むように取出
アームを垂直方向移動自在に設ける。という技術的手段
を採用したのである。
アームを垂直方向移動自在に設ける。という技術的手段
を採用したのである。
上記の構成により,例えば取扱アームを上昇若しくは
下降させて所望の工具を保管している平板の位置に移動
させた後,平板を回転させて所望の工具を取扱アームに
臨ませて停止し,平板を取扱アーム方向に移動させれ
ば,前記取扱アームによって所望の工具を把持すること
ができる。そして上記取扱アームが工具を把持した位置
は,前記平板が取扱アーム方向に移動した位置であり,
すなわち他の平板より前進した位置であるから,取扱ア
ームによって把持された工具の上下には空間が存在し,
取扱アームを介して工具を上下動させても他の構成部材
と干渉することは全くない。従って円滑かつ確実に工具
を取り出すことができる。工具保管穴に工具を保管する
場合においても上記と同様である。
下降させて所望の工具を保管している平板の位置に移動
させた後,平板を回転させて所望の工具を取扱アームに
臨ませて停止し,平板を取扱アーム方向に移動させれ
ば,前記取扱アームによって所望の工具を把持すること
ができる。そして上記取扱アームが工具を把持した位置
は,前記平板が取扱アーム方向に移動した位置であり,
すなわち他の平板より前進した位置であるから,取扱ア
ームによって把持された工具の上下には空間が存在し,
取扱アームを介して工具を上下動させても他の構成部材
と干渉することは全くない。従って円滑かつ確実に工具
を取り出すことができる。工具保管穴に工具を保管する
場合においても上記と同様である。
図は本発明の実施例を示す斜視図である。同図におい
て1は基板であり,この基板1上に横断面を正方形若し
くは長方形に形成した外殻2を立設すると共に,その内
部を複数個の棚3に分割し,夫々の棚3にはシリンダ4
を介して夫々独立水平方向移動自在に形成する。次に前
記の棚3には,夫々垂直軸の回りに同軸的に中空円板5
を回転自在に設ける。6はモータであり,ベルト7を介
して中空円板5を夫々独立回転自在に連結する。中空円
板5には,回転中心を中心とする円周上に複数個の工具
保管穴8を設け,工具9を嵌挿保管および取出し自在に
形成する。次に前記外殻2の開口側2aに臨ませて取扱ア
ーム10を垂直方向移動自在に設ける。すなわち基板1上
にチエンその他の巻掛媒体(図示せず)を内蔵する駆動
装置11を立設して,取扱アーム10を固着する。12はグリ
ップであり,取扱アーム10の先端に固着すると共に,工
具9と係脱自在に形成する。
て1は基板であり,この基板1上に横断面を正方形若し
くは長方形に形成した外殻2を立設すると共に,その内
部を複数個の棚3に分割し,夫々の棚3にはシリンダ4
を介して夫々独立水平方向移動自在に形成する。次に前
記の棚3には,夫々垂直軸の回りに同軸的に中空円板5
を回転自在に設ける。6はモータであり,ベルト7を介
して中空円板5を夫々独立回転自在に連結する。中空円
板5には,回転中心を中心とする円周上に複数個の工具
保管穴8を設け,工具9を嵌挿保管および取出し自在に
形成する。次に前記外殻2の開口側2aに臨ませて取扱ア
ーム10を垂直方向移動自在に設ける。すなわち基板1上
にチエンその他の巻掛媒体(図示せず)を内蔵する駆動
装置11を立設して,取扱アーム10を固着する。12はグリ
ップであり,取扱アーム10の先端に固着すると共に,工
具9と係脱自在に形成する。
上記の構成により,次に作用について説明する。まず
取扱アーム10を駆動装置11を介して上下動させ,所望の
工具9を保管している中空円板5の位置に到達させる。
次にモータ6およびベルト7を介して中空円板5を回転
させて,前記取扱アーム10に所望の工具9が正対するよ
うに位置決めする。この状態においてシリンダ4を作動
させれば,図に示すようにグリップ12が工具9と係合
し,更に前記駆動装置11を介して取扱アーム10を上昇さ
せれば,工具9を工具保管穴8から取出すことができ
る。この場合,図に示すように所望の工具9を保管収容
している中空円板5はシリンダ4によって他の中空円板
5より前進しており,上下に空間が存在するから,取扱
アーム10の上昇によって工具9が上昇しても他の中空円
板5と干渉することなく,工具9の取出しが円滑に行な
われるのである。工具9の取出し後は,シリンダ4の逆
方向作動によって中空円板5が後退するから,取扱アー
ム10を下降させて基板1上に設けた移載装置13を介して
前記工具9を外部に取出し得るのである。なお工具9を
保管する場合にも上記と同様に行ない得る。すなわち図
に示す移載装置13を介して保管すべき工具9を取扱アー
ム10に移載後,所望の中空円板5の位置まで上昇させ,
中空円板5の回転により所望の工具保管穴8を取扱アー
ム10に臨ませる。次にシリンダ4によって中空円板5を
前進させた後,取扱アーム10を下降させればよい。工具
9を工具保管穴8に嵌挿保管後は,シリンダ4によって
中空円板5を外殻2内に後退させるのである。
取扱アーム10を駆動装置11を介して上下動させ,所望の
工具9を保管している中空円板5の位置に到達させる。
次にモータ6およびベルト7を介して中空円板5を回転
させて,前記取扱アーム10に所望の工具9が正対するよ
うに位置決めする。この状態においてシリンダ4を作動
させれば,図に示すようにグリップ12が工具9と係合
し,更に前記駆動装置11を介して取扱アーム10を上昇さ
せれば,工具9を工具保管穴8から取出すことができ
る。この場合,図に示すように所望の工具9を保管収容
している中空円板5はシリンダ4によって他の中空円板
5より前進しており,上下に空間が存在するから,取扱
アーム10の上昇によって工具9が上昇しても他の中空円
板5と干渉することなく,工具9の取出しが円滑に行な
われるのである。工具9の取出し後は,シリンダ4の逆
方向作動によって中空円板5が後退するから,取扱アー
ム10を下降させて基板1上に設けた移載装置13を介して
前記工具9を外部に取出し得るのである。なお工具9を
保管する場合にも上記と同様に行ない得る。すなわち図
に示す移載装置13を介して保管すべき工具9を取扱アー
ム10に移載後,所望の中空円板5の位置まで上昇させ,
中空円板5の回転により所望の工具保管穴8を取扱アー
ム10に臨ませる。次にシリンダ4によって中空円板5を
前進させた後,取扱アーム10を下降させればよい。工具
9を工具保管穴8に嵌挿保管後は,シリンダ4によって
中空円板5を外殻2内に後退させるのである。
本実施例においては,工具を保管する平板を内外共に
円形に形成した例を示したが,円形以外の他の多角形と
してもまた中空部を省略しても作用は同一である。また
平板を載置する棚の水平面内移動手段はシリンダ以外の
他の移動手段であってもよいと共に,取扱アームの垂直
方向移動手段についても,チエン以外の移動手段の適用
が可能である。更に平板の回転手段はモータおよびベル
ト以外の機構が使用できる。また更に上記各駆動手段の
制御を例えばコンピュータ等の中央制御装置を介して自
動制御することも可能であり,必要に応じてマシニング
センタ若しくは自動工具交換装置と連結することも可能
である。
円形に形成した例を示したが,円形以外の他の多角形と
してもまた中空部を省略しても作用は同一である。また
平板を載置する棚の水平面内移動手段はシリンダ以外の
他の移動手段であってもよいと共に,取扱アームの垂直
方向移動手段についても,チエン以外の移動手段の適用
が可能である。更に平板の回転手段はモータおよびベル
ト以外の機構が使用できる。また更に上記各駆動手段の
制御を例えばコンピュータ等の中央制御装置を介して自
動制御することも可能であり,必要に応じてマシニング
センタ若しくは自動工具交換装置と連結することも可能
である。
本発明は,以上記述のような構成および作用であるか
ら,下記の効果を期待することができる。
ら,下記の効果を期待することができる。
(1)工具の取出・保管作業を機械化若しくは自動化し
得るため,装置高さを従来のものより大幅に増大するこ
とができ,保管個数が増大する。
得るため,装置高さを従来のものより大幅に増大するこ
とができ,保管個数が増大する。
(2)工具の保管位置がその重量によって制限されるこ
とがないため,工具の機能を中心とする配置ができ,工
具管理が容易となる。
とがないため,工具の機能を中心とする配置ができ,工
具管理が容易となる。
(3)工具保管のための占有面積を減少することがで
き,生産用に転用することができる。
き,生産用に転用することができる。
(4)センサ等の併用により,工具の使用時間管理を行
なうことができ,工具の更新,再研削等の工具整備作業
が極めて容易となる。
なうことができ,工具の更新,再研削等の工具整備作業
が極めて容易となる。
図は本発明の実施例を示す斜視図である。 5:中空円板,8:工具保管穴,9:工具,10:取扱アーム。
Claims (4)
- 【請求項1】垂直軸の回りに同軸的に複数個の平板を棚
状にかつ夫々独立的に回転自在および水平方向移動自在
に設け、これらの平板には回転中心を中心とする円周上
に複数個の工具保管穴を設け、前記平板の外方にそれら
の回転中心に臨むように取扱アームを垂直方向移動自在
に設けたことを特徴とするツーリング用タワー。 - 【請求項2】平板が中空円板である特許請求の範囲第1
項記載のツーリング用タワー。 - 【請求項3】平板の水平方向移動手段がシリンダである
特許請求の範囲第1項若しくは第2項記載のツーリング
用タワー。 - 【請求項4】平板の回転手段がモータおよびベルトであ
る特許請求の範囲第1項〜第3項記載のツーリング用タ
ワー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61275887A JP2504970B2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | ツ−リング用タワ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61275887A JP2504970B2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | ツ−リング用タワ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63127883A JPS63127883A (ja) | 1988-05-31 |
JP2504970B2 true JP2504970B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=17561821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61275887A Expired - Lifetime JP2504970B2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | ツ−リング用タワ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504970B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013191338A1 (ko) * | 2012-06-18 | 2013-12-27 | 한국생산기술연구원 | 공구결합 자동화 장치 |
CN103787014A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-05-14 | 珠海市远光共创智能科技股份有限公司 | 回转式传送装置 |
CN105109817A (zh) * | 2015-08-13 | 2015-12-02 | 枞阳县金源汽车零部件有限公司 | 一种汽车零部件存放设备 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59186808A (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | マイクロフイルムカ−トリツジの収納・取出機構 |
JPS6075308U (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-27 | 株式会社寺岡精工 | 物品収納装置 |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP61275887A patent/JP2504970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013191338A1 (ko) * | 2012-06-18 | 2013-12-27 | 한국생산기술연구원 | 공구결합 자동화 장치 |
CN103787014A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-05-14 | 珠海市远光共创智能科技股份有限公司 | 回转式传送装置 |
CN105109817A (zh) * | 2015-08-13 | 2015-12-02 | 枞阳县金源汽车零部件有限公司 | 一种汽车零部件存放设备 |
CN105109817B (zh) * | 2015-08-13 | 2017-05-03 | 枞阳县金源汽车零部件有限公司 | 一种汽车零部件存放设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63127883A (ja) | 1988-05-31 |
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