JP2504584B2 - 貨幣処理機におけるユニット調整スイッチ機構 - Google Patents
貨幣処理機におけるユニット調整スイッチ機構Info
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Description
本発明は複数のユニットにより構成される貨幣処理機
に係り、特に、各ユニット毎に制御信号線を切離し調整
スイッチを操作して調整を行った後、該調整スイッチの
解除忘れが生じた場合においても、各ユニットの制御信
号線を接続するだけで調整スイッチの解除忘れを無効と
することを可能とした貨幣処理機においてユニット調整
スイッチ機構に関する。
に係り、特に、各ユニット毎に制御信号線を切離し調整
スイッチを操作して調整を行った後、該調整スイッチの
解除忘れが生じた場合においても、各ユニットの制御信
号線を接続するだけで調整スイッチの解除忘れを無効と
することを可能とした貨幣処理機においてユニット調整
スイッチ機構に関する。
近年、硬貨処理機／紙幣処理機等の各種の貨幣処理機
が開発され金融機関等で運用されているが、これら各種
貨幣処理機は、製造上や検査上あるいは各種部品を他機
種と共用化可能とするなどの問題や、納入先における保
守上などの問題から、ユニット毎に分割可能なように構
成されている。この種の貨幣処理機としては、特開昭63
-272731号公報が提供されている。該公報記載の装置
は、装填部／鑑別部、各処理部、電源部／制御部等を各
々収納する複数の機枠を機械的および電気的に着脱可能
に積重ねた構造となっている。 上記のような各ユニットから構成される貨幣処理機
は、通常は各ユニット毎に製造され各種調整作業が行な
われた後、検査などの工程を経て顧客へ納入されるよう
になっており、また、顧客への納入後に保守などを行う
際には各ユニット毎に保守を行っている。この場合、上
記のような貨幣処理機には、製造時や保守時における調
整作業を容易かつ効率よく行うため、一般に調整時用の
調整スイッチを設けている。 この種の調整スイッチの内、少なくとも二者択一的な
調整スイッチにおいては、一方が選択されている場合に
は貨幣処理機は通常の運用モードとなり、他方が選択さ
れている場合には該調整スイッチからの出力信号に基づ
き、あるいは他のスイッチ類の操作に基づき貨幣処理機
は調整モードとなるように構成されている。そして、貨
幣処理機の調整作業が終了した時点で該調整スイッチを
元の状態へ戻すことにより、貨幣処理機を運用可能な状
態としている。
が開発され金融機関等で運用されているが、これら各種
貨幣処理機は、製造上や検査上あるいは各種部品を他機
種と共用化可能とするなどの問題や、納入先における保
守上などの問題から、ユニット毎に分割可能なように構
成されている。この種の貨幣処理機としては、特開昭63
-272731号公報が提供されている。該公報記載の装置
は、装填部／鑑別部、各処理部、電源部／制御部等を各
々収納する複数の機枠を機械的および電気的に着脱可能
に積重ねた構造となっている。 上記のような各ユニットから構成される貨幣処理機
は、通常は各ユニット毎に製造され各種調整作業が行な
われた後、検査などの工程を経て顧客へ納入されるよう
になっており、また、顧客への納入後に保守などを行う
際には各ユニット毎に保守を行っている。この場合、上
記のような貨幣処理機には、製造時や保守時における調
整作業を容易かつ効率よく行うため、一般に調整時用の
調整スイッチを設けている。 この種の調整スイッチの内、少なくとも二者択一的な
調整スイッチにおいては、一方が選択されている場合に
は貨幣処理機は通常の運用モードとなり、他方が選択さ
れている場合には該調整スイッチからの出力信号に基づ
き、あるいは他のスイッチ類の操作に基づき貨幣処理機
は調整モードとなるように構成されている。そして、貨
幣処理機の調整作業が終了した時点で該調整スイッチを
元の状態へ戻すことにより、貨幣処理機を運用可能な状
態としている。
ところで、上記のような従来の貨幣処理機において
は、ユニット毎の調整作業が終了した後、調整スイッチ
を元の状態へ戻す操作は調整作業者が行う手動操作のた
め、場合によっては調整作業終了後に調整スイッチの解
除を忘れることがあった。このため、調整作業者が調整
スイッチを戻し忘れた状態で貨幣処理機の運用を行った
場合には、正常な貨幣処理動作を行わせることができな
くなる虞れや、時には動作異常が発生し重大な支障を引
き起こす可能性がある等の問題があった。 本発明は前記課題を解決するもので、調整スイッチの
解除忘れが生じた場合においても各ユニットの制御信号
線を接続するだけで調整スイッチの解除忘れを無効とす
ることにより、異常動作の発生を防止した貨幣処理機に
おけるユニット調整スイッチ機構の提供を目的とする。
は、ユニット毎の調整作業が終了した後、調整スイッチ
を元の状態へ戻す操作は調整作業者が行う手動操作のた
め、場合によっては調整作業終了後に調整スイッチの解
除を忘れることがあった。このため、調整作業者が調整
スイッチを戻し忘れた状態で貨幣処理機の運用を行った
場合には、正常な貨幣処理動作を行わせることができな
くなる虞れや、時には動作異常が発生し重大な支障を引
き起こす可能性がある等の問題があった。 本発明は前記課題を解決するもので、調整スイッチの
解除忘れが生じた場合においても各ユニットの制御信号
線を接続するだけで調整スイッチの解除忘れを無効とす
ることにより、異常動作の発生を防止した貨幣処理機に
おけるユニット調整スイッチ機構の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のユニット
から構成された貨幣処理機において、前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整設定信号を供給する調整用
ラインを有する貨幣処理機本体側ブロックと、該貨幣処
理機本体側ブロックとコネクタを介し着脱可能に接続さ
れるユニット側ブロックと、該ユニット側ブロックに設
けられ共通端子と調整用端子とを有し前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整スイッチとを具備してな
り、前記貨幣処理機本体側ブロックと前記ユニット側ブ
ロックとの接続時には、前記調整スイッチの共通端子の
電位と調整用端子の電位とが一致状態となるとともに、
前記調整スイッチの調整用端子のラインが前記貨幣処理
機本体側ブロックの調整用ラインへ接続されることを特
徴とする。
から構成された貨幣処理機において、前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整設定信号を供給する調整用
ラインを有する貨幣処理機本体側ブロックと、該貨幣処
理機本体側ブロックとコネクタを介し着脱可能に接続さ
れるユニット側ブロックと、該ユニット側ブロックに設
けられ共通端子と調整用端子とを有し前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整スイッチとを具備してな
り、前記貨幣処理機本体側ブロックと前記ユニット側ブ
ロックとの接続時には、前記調整スイッチの共通端子の
電位と調整用端子の電位とが一致状態となるとともに、
前記調整スイッチの調整用端子のラインが前記貨幣処理
機本体側ブロックの調整用ラインへ接続されることを特
徴とする。
本発明によれば、貨幣処理機の調整を行う場合、接続
状態にある貨幣処理機本体側ブロックとユニット側ブロ
ックとの接続を解除すると、調整スイッチによる調整設
定が可能となる。他方、調整スイッチの解除を忘れた状
態で貨幣処理機を運用した場合、非接続状態にある貨幣
処理機本体側ブロックとユニット側ブロックとを接続状
態とすると、調整スイッチの解除忘れが無効となり、従
来のような異常動作の発生を防止することができる。
状態にある貨幣処理機本体側ブロックとユニット側ブロ
ックとの接続を解除すると、調整スイッチによる調整設
定が可能となる。他方、調整スイッチの解除を忘れた状
態で貨幣処理機を運用した場合、非接続状態にある貨幣
処理機本体側ブロックとユニット側ブロックとを接続状
態とすると、調整スイッチの解除忘れが無効となり、従
来のような異常動作の発生を防止することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 第１図は本実施例のユニット調整スイッチ機構の回路
図であり、該ユニット調整スイッチ機構は、貨幣処理部
等の各機構部を各々収納する複数のユニットから構成さ
れた貨幣処理機に配設されている。第１図の１点鎖線を
境界とした右方のブロックはユニット側ブロック１、左
方のブロックは貨幣処理機本体側ブロック２であり、こ
れらユニット側ブロック１と貨幣処理機本体側ブロック
２とは、１対のコネクタ3A・3Bからなるインタフェース
コネクタ３等を介し一括接続が可能とされるとともに、
該接続の一括解除が可能とされている。 前記コネクタ3Aの各端子の内、端子4Aは接地されると
ともに端子5Aは電源Ｖへ接続され、端子6A・端子7Aへは
貨幣処理機本体側の制御部から調整設定信号が入力され
るようになっている。 また、前記コネクタ3Bの接続状態は次のようになって
いる。端子4Bはツェナーダイオード８のカソード側へ接
続されるとともに、該ツェナーダイオード８のアノード
側がフォトカプラ９を構成するフォトダイオード10のア
ノード側へ接続され、該フォトダイオード10のカソード
側が接地されている。更に、前記端子4Bとツェナーダイ
オード８のカソード側との間には、抵抗R1を介し電源Ｖ
が接続されるとともにダイオード11のカソード側が接続
され、該ダイオード11のアノード側が接地されている。 また、端子5Bはフォトカプラ12を構成するフォトダイ
オード13のアノード側へ接続されるとともに、端子6Bは
前記フォトダイオード13のカソード側へ抵抗ER2を介し
接続されている。更に、前記端子5Bはダイオード14のカ
ソード側へ接続されるとともに、該ダイオード14のアノ
ード側が抵抗R2と前記フォトダイオード13のカソード側
との間へ接続されている。更に、前記端子5Bはフォトカ
プラ23を構成するフォトダイオード15のアノード側へ接
続されるとともに、端子7Bは前記フォトダイオード15の
カソード側へ抵抗R3を介し接続されている。更に、前記
端子5Bはダイオード16のカソード側へ接続されるととも
に、該ダイオード16のアノード側が抵抗R3と前記フォト
ダイオード15のカソード側との間へ接続されている。 他方、前記フォトカプラ９を構成するフォトトランジ
スタ17のコレクタ側は、三者択一の調整スイッチ18の共
通端子18Aへ接続されるとともに、エミッタ側が接地さ
れ、更に該コレクタ側と共通端子18Aとの間には抵抗R4
を介して電源Ｖが接続されている。また、前記フォトカ
プラ12を構成するフォトトランジスタ19のコレクタ側
は、前記調整スイッチ18の一方の調整用端子18Bと、イ
ンバータ20とへ接続されるとともに、エミッタ側は接地
され、更に該コレクタ側と一方の調整用端子18Bとの間
には抵抗R5を介し前記電源Ｖが接続されている。 また、前記フォトカプラ23を構成するフォトトランジ
スタ21のコレクタ側は、前記調整用スイッチ18の他方の
調整用端子18Cと、インバータ22とへ接続されるととも
に、エミッタ側は接地され、更に、該コレクタ側と他方
の調整用端子18Cとの間には抵抗R6を介し前記電源Ｖが
接続されている。そして、前記インバータ20・22からは
調整設定信号が出力されるようになっている。この場
合、前記調整スイッチ18は第１図に示す位置が調整解除
位置とされている。 ここで本実施例の場合、前記調整スイッチ18の共通端
子ライン間及び制御信号入力ライン間にフォトカプラ
９、12、23を接続している理由としては、通常の使用方
法で、ユニット相互を電気的に絶縁することにより、ノ
イズ対策等を施すためである。 次に、上記構成による本実施例の作用を、コネクタが
外されている時（調整時）と、コネクタが接続された時
（運用時）との場合に分けて説明する。 コネクタが外されている時（調整時） 貨幣処理機の調整に際し、接続状態にあるユニット側
ブロック１と貨幣処理機本体側ブロック２とを、１対の
コネクタ3A・3Bを外すことにより接続解除状態とする
と、端子4A・4Bの接続解除によりフォトカプラ９がON、
端子5A・5B、端子6A・6B、端子7A・7Bの接続解除により
フォトカプラ12、23がOFFとなる。これにより、調整ス
イッチ18の共通端子18Aの電位は接地レベル（“L"レベ
ル）となる。また、該調整スイッチ18の一方の調整用端
子18B、他方の調整用端子18Cに対する貨幣処理機本体側
ブロック２からの制御信号入力ラインが開放状態となり
接地されていないため、一方の調整用端子18B、他方の
調整用端子18Cの電位は電源電圧レベル（“H"レベル）
となる。 従って、前記調整スイッチ18が調整解除位置（第１図
の位置）に設定されている場合は、インバータ20及びイ
ンバータ22への入力信号が何れも“H"レベルとなるた
め、これらインバータ20及びインバータ22から出力され
る信号は何れも“L"レベルとなる。 また、前記調整設定スイッチ18が一方の調整用端子18
Bに設定されている場合は、該設定側の調整用端子18Bが
接地状態となる結果、インバータ20への入力信号が“L"
レベルとなるため、該インバータ20からは調整設定信号
（“H"レベル）が出力される。 また、前記調整設定スイッチ18が他方の調整用端子18
Cに設定されている場合は、該設定側の調整用端子18Cが
接地状態となる結果、インバータ22への入力信号が“L"
レベルとなるため、該インバータ22からは調整設定信号
（“H"レベル）が出力される。 前記調整スイッチ18における一方の調整用端子18Bへ
の設定、または他方の調整用端子18Cへの設定に伴う調
整設定信号（“H"レベル）の出力により、各ユニットの
調整が可能となる。 コネクタが接続された時（運用時） 貨幣処理機の運用に際し、非接続状態にあるユニット
側ブロック１と貨幣処理機本体側ブロック２とを、１対
のコネクタ3A・3Bを接続することにより接続状態とする
と、端子4A・4Bの接続によりフォトカプラ９がOFFとな
る。なお、端子5A・5B、端子6A・6B、端子7A・7Bの接続
がなされてもフォトカプラ12、23はOFFとなるように、
前記一方の調整用端子18B、他方の調整用端子18Cに対す
る貨幣処理機本体側ブロック２からの制御信号入力ライ
ン（端子6A、7A）には、コネクタ接続時において、予め
“H"レベル信号が入力されている。これにより、調整ス
イッチ18の共通端子18Aの電位は電源電圧レベル（“H"
レベル）となり、同様に一方の調整用端子18B、他方の
調整用端子18Cの電位も電源電圧レベル（“H"レベル）
に保たれる。 従って、上記の調整時におけるユニットの調整作業
後、調整作業者が、一方の調整用端子18Bまたは他方の
調整用端子18Cへ設定状態にある調整スイッチ18を解除
位置へ戻し忘れた場合においても、貨幣処理機の運用に
際し、ユニット側ブロック１と貨幣処理機本体側ブロッ
ク２とをコネクタにより接続状態とすれば、該調整スイ
ッチ18の解除忘れが無効となる。これにより、従来のよ
うに調整スイッチの解除を忘れた状態で運用した際に発
生する異常動作等を防止することができる。 また、貨幣処理機本体側ブロック２からの制御信号入
力ライン（端子6A、7A）が“L"レベルになると、フォト
カプラ12、23がONし、インバータ20・22への入力信号が
“L"レベルとなるため、インバータ20・22から調整設定
信号（“H"レベル）が出力される結果、貨幣処理機の全
ユニット連結時における調整も可能となる。 尚、本実施例では、調整スイッチ18を三者択一スイッ
チとして構成したが、これに限定されるものではなく、
必要に応じ調整信号線を増減することが可能である。
図であり、該ユニット調整スイッチ機構は、貨幣処理部
等の各機構部を各々収納する複数のユニットから構成さ
れた貨幣処理機に配設されている。第１図の１点鎖線を
境界とした右方のブロックはユニット側ブロック１、左
方のブロックは貨幣処理機本体側ブロック２であり、こ
れらユニット側ブロック１と貨幣処理機本体側ブロック
２とは、１対のコネクタ3A・3Bからなるインタフェース
コネクタ３等を介し一括接続が可能とされるとともに、
該接続の一括解除が可能とされている。 前記コネクタ3Aの各端子の内、端子4Aは接地されると
ともに端子5Aは電源Ｖへ接続され、端子6A・端子7Aへは
貨幣処理機本体側の制御部から調整設定信号が入力され
るようになっている。 また、前記コネクタ3Bの接続状態は次のようになって
いる。端子4Bはツェナーダイオード８のカソード側へ接
続されるとともに、該ツェナーダイオード８のアノード
側がフォトカプラ９を構成するフォトダイオード10のア
ノード側へ接続され、該フォトダイオード10のカソード
側が接地されている。更に、前記端子4Bとツェナーダイ
オード８のカソード側との間には、抵抗R1を介し電源Ｖ
が接続されるとともにダイオード11のカソード側が接続
され、該ダイオード11のアノード側が接地されている。 また、端子5Bはフォトカプラ12を構成するフォトダイ
オード13のアノード側へ接続されるとともに、端子6Bは
前記フォトダイオード13のカソード側へ抵抗ER2を介し
接続されている。更に、前記端子5Bはダイオード14のカ
ソード側へ接続されるとともに、該ダイオード14のアノ
ード側が抵抗R2と前記フォトダイオード13のカソード側
との間へ接続されている。更に、前記端子5Bはフォトカ
プラ23を構成するフォトダイオード15のアノード側へ接
続されるとともに、端子7Bは前記フォトダイオード15の
カソード側へ抵抗R3を介し接続されている。更に、前記
端子5Bはダイオード16のカソード側へ接続されるととも
に、該ダイオード16のアノード側が抵抗R3と前記フォト
ダイオード15のカソード側との間へ接続されている。 他方、前記フォトカプラ９を構成するフォトトランジ
スタ17のコレクタ側は、三者択一の調整スイッチ18の共
通端子18Aへ接続されるとともに、エミッタ側が接地さ
れ、更に該コレクタ側と共通端子18Aとの間には抵抗R4
を介して電源Ｖが接続されている。また、前記フォトカ
プラ12を構成するフォトトランジスタ19のコレクタ側
は、前記調整スイッチ18の一方の調整用端子18Bと、イ
ンバータ20とへ接続されるとともに、エミッタ側は接地
され、更に該コレクタ側と一方の調整用端子18Bとの間
には抵抗R5を介し前記電源Ｖが接続されている。 また、前記フォトカプラ23を構成するフォトトランジ
スタ21のコレクタ側は、前記調整用スイッチ18の他方の
調整用端子18Cと、インバータ22とへ接続されるととも
に、エミッタ側は接地され、更に、該コレクタ側と他方
の調整用端子18Cとの間には抵抗R6を介し前記電源Ｖが
接続されている。そして、前記インバータ20・22からは
調整設定信号が出力されるようになっている。この場
合、前記調整スイッチ18は第１図に示す位置が調整解除
位置とされている。 ここで本実施例の場合、前記調整スイッチ18の共通端
子ライン間及び制御信号入力ライン間にフォトカプラ
９、12、23を接続している理由としては、通常の使用方
法で、ユニット相互を電気的に絶縁することにより、ノ
イズ対策等を施すためである。 次に、上記構成による本実施例の作用を、コネクタが
外されている時（調整時）と、コネクタが接続された時
（運用時）との場合に分けて説明する。 コネクタが外されている時（調整時） 貨幣処理機の調整に際し、接続状態にあるユニット側
ブロック１と貨幣処理機本体側ブロック２とを、１対の
コネクタ3A・3Bを外すことにより接続解除状態とする
と、端子4A・4Bの接続解除によりフォトカプラ９がON、
端子5A・5B、端子6A・6B、端子7A・7Bの接続解除により
フォトカプラ12、23がOFFとなる。これにより、調整ス
イッチ18の共通端子18Aの電位は接地レベル（“L"レベ
ル）となる。また、該調整スイッチ18の一方の調整用端
子18B、他方の調整用端子18Cに対する貨幣処理機本体側
ブロック２からの制御信号入力ラインが開放状態となり
接地されていないため、一方の調整用端子18B、他方の
調整用端子18Cの電位は電源電圧レベル（“H"レベル）
となる。 従って、前記調整スイッチ18が調整解除位置（第１図
の位置）に設定されている場合は、インバータ20及びイ
ンバータ22への入力信号が何れも“H"レベルとなるた
め、これらインバータ20及びインバータ22から出力され
る信号は何れも“L"レベルとなる。 また、前記調整設定スイッチ18が一方の調整用端子18
Bに設定されている場合は、該設定側の調整用端子18Bが
接地状態となる結果、インバータ20への入力信号が“L"
レベルとなるため、該インバータ20からは調整設定信号
（“H"レベル）が出力される。 また、前記調整設定スイッチ18が他方の調整用端子18
Cに設定されている場合は、該設定側の調整用端子18Cが
接地状態となる結果、インバータ22への入力信号が“L"
レベルとなるため、該インバータ22からは調整設定信号
（“H"レベル）が出力される。 前記調整スイッチ18における一方の調整用端子18Bへ
の設定、または他方の調整用端子18Cへの設定に伴う調
整設定信号（“H"レベル）の出力により、各ユニットの
調整が可能となる。 コネクタが接続された時（運用時） 貨幣処理機の運用に際し、非接続状態にあるユニット
側ブロック１と貨幣処理機本体側ブロック２とを、１対
のコネクタ3A・3Bを接続することにより接続状態とする
と、端子4A・4Bの接続によりフォトカプラ９がOFFとな
る。なお、端子5A・5B、端子6A・6B、端子7A・7Bの接続
がなされてもフォトカプラ12、23はOFFとなるように、
前記一方の調整用端子18B、他方の調整用端子18Cに対す
る貨幣処理機本体側ブロック２からの制御信号入力ライ
ン（端子6A、7A）には、コネクタ接続時において、予め
“H"レベル信号が入力されている。これにより、調整ス
イッチ18の共通端子18Aの電位は電源電圧レベル（“H"
レベル）となり、同様に一方の調整用端子18B、他方の
調整用端子18Cの電位も電源電圧レベル（“H"レベル）
に保たれる。 従って、上記の調整時におけるユニットの調整作業
後、調整作業者が、一方の調整用端子18Bまたは他方の
調整用端子18Cへ設定状態にある調整スイッチ18を解除
位置へ戻し忘れた場合においても、貨幣処理機の運用に
際し、ユニット側ブロック１と貨幣処理機本体側ブロッ
ク２とをコネクタにより接続状態とすれば、該調整スイ
ッチ18の解除忘れが無効となる。これにより、従来のよ
うに調整スイッチの解除を忘れた状態で運用した際に発
生する異常動作等を防止することができる。 また、貨幣処理機本体側ブロック２からの制御信号入
力ライン（端子6A、7A）が“L"レベルになると、フォト
カプラ12、23がONし、インバータ20・22への入力信号が
“L"レベルとなるため、インバータ20・22から調整設定
信号（“H"レベル）が出力される結果、貨幣処理機の全
ユニット連結時における調整も可能となる。 尚、本実施例では、調整スイッチ18を三者択一スイッ
チとして構成したが、これに限定されるものではなく、
必要に応じ調整信号線を増減することが可能である。
異常説明したように本発明によれば、複数のユニット
から構成された貨幣処理機において、前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整設定信号を供給する調整用
ラインを有する貨幣処理機本体側ブロックと、該貨幣処
理機本体側ブロックとコネクタを介し着脱可能に接続さ
れるユニット側ブロックと、該ユニット側ブロックに設
けられ共通端子と調整用端子とを有し前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整スイッチとを具備してな
り、前記貨幣処理機本体側ブロックと前記ユニット側ブ
ロックとの接続時には、前記調整スイッチの共通端子の
電位と調整用端子の電位とが一致状態となるとともに、
前記調整スイッチの調整用端子のラインが前記貨幣処理
機本体側ブロックの調整用ラインへ接続される構成とし
たので、以下の効果を奏することができる。 調整作業者が調整スイッチの解除を忘れた状態で貨
幣処理機の運用を行った場合においても、各ユニットの
制御信号線を接続するだけで調整スイッチの解除忘れを
無効とするため、従来のように調整スイッチの解除を忘
れた状態で貨幣処理機を運用した際に発生する異常動作
を防止することが可能となる。 上記により、貨幣処理機における調整および運用
を円滑に行うことができるため、貨幣処理機の信頼性を
向上させることが可能となる。
から構成された貨幣処理機において、前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整設定信号を供給する調整用
ラインを有する貨幣処理機本体側ブロックと、該貨幣処
理機本体側ブロックとコネクタを介し着脱可能に接続さ
れるユニット側ブロックと、該ユニット側ブロックに設
けられ共通端子と調整用端子とを有し前記ユニットを調
整状態へ設定するための調整スイッチとを具備してな
り、前記貨幣処理機本体側ブロックと前記ユニット側ブ
ロックとの接続時には、前記調整スイッチの共通端子の
電位と調整用端子の電位とが一致状態となるとともに、
前記調整スイッチの調整用端子のラインが前記貨幣処理
機本体側ブロックの調整用ラインへ接続される構成とし
たので、以下の効果を奏することができる。 調整作業者が調整スイッチの解除を忘れた状態で貨
幣処理機の運用を行った場合においても、各ユニットの
制御信号線を接続するだけで調整スイッチの解除忘れを
無効とするため、従来のように調整スイッチの解除を忘
れた状態で貨幣処理機を運用した際に発生する異常動作
を防止することが可能となる。 上記により、貨幣処理機における調整および運用
を円滑に行うことができるため、貨幣処理機の信頼性を
向上させることが可能となる。
第１図は本発明の一実施例による貨幣処理機のユニット
調整スイッチ機構の回路図である。 １……ユニット側ブロック、２……貨幣処理機本体側ブ
ロック、３……コネクタ、18……調整スイッチ、18A…
…共通端子、18B・18C……調整用端子。
調整スイッチ機構の回路図である。 １……ユニット側ブロック、２……貨幣処理機本体側ブ
ロック、３……コネクタ、18……調整スイッチ、18A…
…共通端子、18B・18C……調整用端子。
Claims (1)
- 【請求項１】複数のユニットから構成された貨幣処理機
において、 前記ユニットを調整状態へ設定するための調整設定信号
を供給する調整用ラインを有する貨幣処理機本体側ブロ
ックと、 該貨幣処理機本体側ブロックとコネクタを介し着脱可能
に接続されるユニット側ブロックと 該ユニット側ブロックに設けられ共通端子と調整用端子
とを有し前記ユニットを調整状態へ設定するための調整
スイッチとを具備してなり、 前記貨幣処理機本体側ブロックと前記ユニット側ブロッ
クとの接続時には、前記調整スイッチの共通端子の電位
と調整用端子の電位とが一致状態となるとともに、前記
調整スイッチの調整用端子のラインが前記貨幣処理本体
側ブロックの調整用ラインへ接続されることを特徴とす
る貨幣処理機におけるユニット調整スイッチ機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1250149A JP2504584B2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 貨幣処理機におけるユニット調整スイッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1250149A JP2504584B2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 貨幣処理機におけるユニット調整スイッチ機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03111992A JPH03111992A (ja) | 1991-05-13 |
| JP2504584B2 true JP2504584B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=17203547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1250149A Expired - Fee Related JP2504584B2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 貨幣処理機におけるユニット調整スイッチ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2504584B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7178958B2 (en) | 2003-12-01 | 2007-02-20 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle light |
-
1989
- 1989-09-26 JP JP1250149A patent/JP2504584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7178958B2 (en) | 2003-12-01 | 2007-02-20 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle light |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03111992A (ja) | 1991-05-13 |
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