JP2504208B2 - 乗客コンベアの移動手摺 - Google Patents

乗客コンベアの移動手摺

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JP2504208B2
JP2504208B2 JP1206054A JP20605489A JP2504208B2 JP 2504208 B2 JP2504208 B2 JP 2504208B2 JP 1206054 A JP1206054 A JP 1206054A JP 20605489 A JP20605489 A JP 20605489A JP 2504208 B2 JP2504208 B2 JP 2504208B2
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JP
Japan
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moving handrail
reinforcing member
tensile
rubber layer
longitudinal direction
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康雅 治田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータや移動
通路などの乗客コンベアの移動手摺に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】第3図は、例えば実公昭52−4714号公報
で開示された、従来の乗客コンベアの移動手摺の構成を
説明するための断面図である。第3図において、1はそ
の横断面形状が略C字形状に形成された移動手摺であ
り、1aはその耳部、1bはその開口部である。また、2は
ゴム層、3は帆布であり、3aはその縁部を示す。また4
は抗張体である。
【0003】第3図に示すようにこの移動手摺1は、ゴ
ム層2に綿布などの布が積層して埋め込まれており(図
では省略する)、このゴム層2の欄干手摺ガイドに接す
る面には、帆布3がゴム層2に一体に固着され、この帆
布3の両側縁部3aが移動手摺1両側の耳部1aでゴム層2
内へ埋め込まれている。また、スチルテープ等で形成さ
れた抗張体4が、帆布3の裏側に密接してゴム層2に埋
め込まれており、移動手摺1の長手方向の伸びを防止す
る構成となっている。
【0004】然しながら第3図に示す従来の移動手摺
は、長期間使用されると主にゴム層2の劣化により特に
耳部1aの弾性力(屈曲力)が低下し、開口1bの巾Aが拡
がってしまったり、点線で示すように耳部1aが開いてき
て、手摺ガイドに対する屈曲握力が低下し、手摺ガイド
から外れ易く危険な状態となる。従ってこれを防止する
ために長期間耳部1aに屈曲握力を保持させる構成とした
移動手摺が開示されている。
【0005】第4図は、例えば実開昭62−144278号公
報,実開平2−70690号公報等で開示された長期間耳部1
aに屈曲力を保持させる構成の移動手摺の概略を示す断
面図、第5図はその斜視図であり、図において、第3図
と同一符号は同一または相当部分を示し、5は補強部材
である。第4図,第5図に示すようにこの移動手摺は、
その横断面形状が移動手摺1の横断面形状に対応してC
字形状のスチール板等を用いて形成された補強部材5
を、ゴム層2のほぼ断面中央部に、移動手摺1の長手方
向に断続適に埋設させることによって、抗張体4で移動
手摺の長手方向の伸びを防止すると共に、補強部材5で
経年変化によるゴム層2の弾性力の劣化に伴う耳部1aの
屈曲握力の低下を補強する構成としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の乗
客コンベアの移動手摺では、第3図に示す従来の構成で
は長期間の使用により耳部1aの屈曲握力が低下して安全
性が問題となる。また第4図,第5図に示す従来の構成
では、抗張体4と補強部材5との両方をゴム層2の所望
の位置に埋設しなければならず、特に補強部材5は移動
手摺の屈曲性能を維持させる必要性から多数の部材を所
定間隔ごとに埋設しなければならず、製造工程が複雑で
コスト高となる。
【0007】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、部品点数および製造工程を簡略化
しながら長期間使用されても耳部が変形して屈曲握力が
低下することのない乗客コンベアの移動手摺を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる乗客コ
ンベアの移動手摺は、従来の抗張体の機能と補強部材の
機能との両方の機能を有する抗張補強部材をゴム層内に
埋設させることとした。すなわち、その中心部は移動手
摺の長手方向の連続する帯状を成し、この中心部に横断
面形状が上記中心部と一体となって上記移動手摺の横断
面形状に対応する略C字形状となる突出部を上記中心部
の長手方向所定間隔ごとに設けた形状を有し、抗張力と
弾性力とを有する素材で形成された抗張補強部材を、上
記ゴム層に埋設し、この抗張補強部材で上記移動手摺の
長手方向の伸び及び上記耳部の変形を阻止する構成を特
徴とする。
【0009】
【作用】移動手摺の長手方向の伸びを防止するための抗
張体は一般的にスチールベルト等で形成され、また補強
部材も弾性力のある金属で形成することができる。従っ
て抗張力と弾性力とを有する素材を用いてこれらは一体
化することができ、一体化すれば一部材をゴム層に埋設
するだけで両方の機能が得られることになる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を用いて説明
する。第1図はこの発明の一実施例である移動手摺の構
成を示す断面図、第2図はその斜視図である。図におい
て、1はその横断面形状が略C字形状に形成された移動
手摺であり、1aはその耳部、1bはその開口部である。2
はゴム層、6は抗張補強部材を示す。なおこの第1図,
第2図では帆布は省略している。この抗張補強部材6
は、その形状が従来の抗張体4と補強部材5とを一体化
させたような形状、すなわちその中心部6aは移動手摺1
の長手方向に連続した帯状を成し、この中心部6aの長手
方向に所定間隔で、その断面がこの中心部6aと一体化し
て移動手摺1の断面に対応する略C字形状となる突出部
6bを設けた形状としている。
【0011】そしてこの抗張補強部材6は、抗張力すな
わち引っ張りに対する抵抗力と、曲げに対する弾性復元
力とを有する。例えば弾性金属等の素材を用いて形成さ
れる。従ってこの形状と材質とにより、従来の抗張体の
機能と補強部材の機能との両方の機能を備えた抗張補強
部材を、一部材で構成することができる。従ってこの実
施例の移動手摺の製造は、ゴム層2内にこの抗張補強部
材6を埋設させるだけで、中心部6aで移動手摺1の長手
方向の伸びを防止できると共に、突出部6bで耳部1aの変
形を防止でき、長期間使用されても耳部1aの屈曲握力が
低下することのない、安全で長持ちする移動手摺を簡易
な構成で得られることになる。
【0012】
【発明の効果】以上のようにこの発明の乗客コンベアの
移動手摺は、抗張体の機能と補強部材の機能との両方の
機能を有する一部材で形成した抗張補強部材をゴム層内
に埋設させるという簡単な構成で、長手方向の伸びを防
止できると共に、長期間使用されても耳部の屈曲握力が
低下することのない移動手摺が得られ、従来の構成に比
べて部品点数の削減と製造工程の簡略化が図れるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第2図はそ
の斜視図、第3図は従来の移動手摺の一例を示す断面
図、第4図は従来の移動手摺の他の一例を示す断面図、
第5図はその斜視図である。 各図において、1……移動手摺、1a……耳部、1b……開
口部、2……ゴム層、3……帆布、3a……縁部、4……
抗張体、5……補強部材、6……抗張補強部材。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その横断面両端部を内側に屈曲して耳部と
    し横断面形状が略C字形状となるゴム層で形成された乗
    客コンベアの移動手摺において、 その中心部は上記移動手摺の長手方向に連続する帯状を
    成し、この中心部にその横断面形状が上記中心部と一体
    となって上記移動手摺の横断面形状に対応する略C字形
    状となる突出部を、上記中心部の長手方向所定間隔ごと
    に設けた形状を有し、抗張力と弾性力とを有する素材で
    形成された抗張補強部材を、上記ゴム層に埋設し、 この抗張補強部材の中心部で上記移動手摺の長手方向の
    伸びを阻止し、この抗張補強部材の突出部で上記耳部の
    変形を阻止する構成を特徴とする乗客コンベアの移動手
    摺。
JP1206054A 1989-02-23 1989-08-09 乗客コンベアの移動手摺 Expired - Lifetime JP2504208B2 (ja)

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JP1-43829 1989-02-23
JP4382989 1989-02-23
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JPH02291389A JPH02291389A (ja) 1990-12-03
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JP6013560B1 (ja) * 2015-06-15 2016-10-25 東芝エレベータ株式会社 手摺りベルト及びそれを用いた乗客コンベア
JP6631290B2 (ja) * 2016-02-09 2020-01-15 日立金属株式会社 ゴム製ハンドレール、ゴム製ハンドレールの製造方法
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