JP2504165Y2 - 車両用キ―装置 - Google Patents

車両用キ―装置

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JP2504165Y2
JP2504165Y2 JP3111590U JP3111590U JP2504165Y2 JP 2504165 Y2 JP2504165 Y2 JP 2504165Y2 JP 3111590 U JP3111590 U JP 3111590U JP 3111590 U JP3111590 U JP 3111590U JP 2504165 Y2 JP2504165 Y2 JP 2504165Y2
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JP
Japan
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key
coil
ring
key device
gap
Prior art date
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JP3111590U
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JPH03121982U (ja
Inventor
孝 木村
敏明 名和
武俊 桜井
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用キー装置に係り、特にキー情報を正
確に判断でき、かつノイズによる誤動作をなくすのに好
適な車両用キー装置に関する。
〔従来技術〕
キーとキーシリンダを磁気的に結合させて情報の授受
を行いエンジンを駆動させる車両用キー装置は、例えば
特開昭63-93649号公報に開示されている。
この種のキー装置は、リングコイルを構成する磁気コ
アがロータ外周のキーシリンダの先端部分に配置された
構造になっている。一方キーはロータのキー挿入孔に挿
入したときに、リングコアに近接されるバーコアが設け
られ、このバーコアにキー装置を同定するための情報を
取り出すためのLC共振回路に接続されているキーコイル
が巻回された構成になっている。
キーをロータに挿入すると、リングコアにバーコアが
近接して磁気的に結合され、バーコアを共通磁路とした
磁気回路が形成される。この状態において可変周波数発
振器から所定の帯域周波数の電流をリングコイルに流す
と、リングコイルを通してバーコアに磁束が流れ、キー
コイルに所定周波数の電流が発生する。ここで、可変周
波数発振器の出力周波数を変化させると、ある周波数で
共振する。このときの周波数からキー装置の解錠を判定
するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、キーシリンダとキーを磁気的に結合させて
情報の授受を行う車両用のキー装置においてキーシリン
ダ側のリングコイルとキー側のキーコイルとの結合強度
は、第4図に示すように、結合係数kが大きいA領域の
範囲を使用すると、結合が密になり、キーに与えられる
エネルギーが大きくなるため、S/N比はよくなる。しか
し、部分精度,組付時のガタ等によりわずかなギャップ
の変化によってkが大きく変わるため、信号の大きさは
バラつき、共振周波数でしかコードを判断することがで
きないという問題がある。
この考案の目的は、部品精度、組付時のガタなどの機
械的な誤差による信号の大きさの変化を抑え、多様な信
号処理を可能とした車両用キー装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案はキーとキーシリ
ンダとの間の磁気結合により通信を行って制御対象を駆
動する車両用キー装置において、キー側にキーコイルを
設け、キーシリンダ側にリングコイルを設けると共に、
両コイル間のギャップを6〜12mmに設定したものであ
る。
〔作用〕
機械的精度やキーの挿入度合などによりギャップにバ
ラつきが生じても、磁気結合係数はほぼ一定となり、同
一の検出信号が得られる。したがって、キーコードを判
断するのに共振周波数だけでなく、共振の高さ、鋭さ、
共振波形の面積なども併用することにより、多様の信号
処理を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は、リングコイルをキーシリンダの外周に配置した
車両用キー装置の断面図である。
車両用キー装置は、キーシリンダ10、ロータ20、イン
ジケータランプ30、キー40および通信部により構成され
ている。
キーシリンダ10は、内部にロータ20が嵌装され、該ロ
ータのキー挿入孔側にロータケース22を取付けてロータ
20を回転自在に支持した構造になっている。
インジケータランプ30は、バルブケース31、ランプ33
およびバルブケースに装着され、コラムカバー又はイン
ストルメントパネル60の孔から車両室内側に露出される
樹脂製の照明リング34により構成され、ロータケースの
外側に同心円状に配置される。照明リング34は、前面に
環状の照明部分35を有し、その内側にキー挿入時にキー
グリップとの間に若干の隙間が形成される孔36が設けら
れている。またコラムカバー60の内側に位置される照明
リング34の外周面は、照明光の外部への拡散を防止する
ためのリングケース37によって包囲されており、ランプ
33から発せられた光を反射屈折させて前面部分に導き、
キー挿入孔およびキー挿入孔に差し込まれたキーを環状
光により照明するものである。
通信部は、車両側に設けられるリングコイル50、キー
情報処理回路(図示せず)と、キー側に内蔵されたキー
コイル52、共振回路(図示せず)により構成されてい
る。
リングコイル50は、バルブケース31の前面と照明リン
グ34の内面との間に形成される環状空間に内装され、該
コイルの巻線がバルブケースとシリンダケースとの間を
通して外部に導出され、コネクタ54に接続される。この
リングコイル50は、照明リングに装入した後、ランプを
取付けたバルブケース31を開放された背部から嵌め込
み、各部材に設けられた爪38を孔39に係止させて両部材
を一体化すると共に、リングコイルを両部材により挟持
する。
キー40は、ロータに差し込まれる先端部42と、通信部
を構成するキーコイル等を内蔵するキーグリップ44によ
り構成されている。キーグリップ44は、キー挿入方向の
前部にキーコイル52が配置され、このキーコイルに接続
され、キー情報が組み込まれたLC共振回路基板(図示せ
ず)が略中央に配置されており、これらをモールド成形
によって密閉している。
キーコイル52は、そのバーコアがリングコイルの径方
向に向くように配置される。バーコアの両端は、キーの
金属部分の外側に位置され、リングコイルの発生する磁
束が金属部分で損失されないように構成されている。特
に、第1図に点線(イ)で示すキー挿入時においては、
バーコアの両端面がリングコアの内周面に近接してリン
グコイルとキーコイルが磁気結合される。
ロータを内装したキーシリンダをシリンダケース1に
組み付けた後、予めリングコイルを組み込んだインジケ
ータランプユニットをスペーサ60を介在させてシリンダ
ケースに装着する。
第2図はリングコイルをキーシリンダの内側に配置し
た車両用キー装置の断面である。なお、第1図に示すキ
ー装置と同一構造及び同一機能を有する構成について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
キー装置は、ロータ20外周のキーシリンダ10の先端部
分にリングコイル50が配置され、このリングコイルに近
接されるキーコイル52が内蔵されたキー40を備え、この
キーコイルにキー装置を同定するための情報を取り出す
ためのLC共振回路が接続された構成になっている。
次に、前記実施例の動作を説明する。
キーをロータに挿入すると、リングコアにバーコアが
近接して磁気的に結合され、バーコアを共通磁路とした
磁気回路が形成される。この状態において可変周波数発
振器から所定の帯域周波数の電流をリングコイルに流す
と、リングコイルを通してバーコアに磁束が流れ、キー
コイルに所定周波数の電流が発生する。ここで、可変周
波数発振器の出力周波数を変化させると、ある周波数で
共振する。このときの周波数からキー装置の解錠を判定
するものである。
次に、キーコイルとリングコイルの磁気結合の強さに
ついて説明する。
リングコイルとバーコイルを対向させた場合、磁気的
な結合の度合を表す結合係数kは、第4図に示すよう
に、リングコイルとバーコイルの位置関係、即ち両コイ
ル間のギャップによって変化する、ギャップが小さい
と、kは図示Aの範囲にあって大きく変化し、一方ギャ
ップが大きくなってくると、kは図示Bの範囲にあって
ほとんど変化しなくなる。
第3図(a)は、第1図に示すキー装置のキー挿入時
におけるバーコアとリングコアの位置関係が示されてい
る。また第3図(b)は、第2図に示すキー装置のもの
である。図(a)においては、リングコアの内周面とバ
ーコアの両端面との間にエアギャップgが形成され、一
方図(b)においては、リングコアの側面とバーコアの
両先端面との間にエアギャップgが形成される。
ここで、上記ギャップgを第4図に示すBの範囲、好
ましくは6〜12mmに設定すると、部品の製作誤差、組付
状態、キーの挿入度合などによりギャップにバラつきが
生じても磁気結合係数をほぼ一定の値にすることができ
る。なお、第4図に示す特性は、10KHzの場合である
が、これを100KHzにした場合でもギャップが6〜12mmの
範囲における磁気結合係数はほぼ同じ値である。したが
って、上記ギャップ範囲に設定することにより、使用す
る周波数の選択自由度が上がる。
このように、ギャップを選ぶことにより、キーコード
を判断するのに共振周波数だけでなく、共振の高さ、鋭
さ、共振波形の面積なども併用することができる。その
結果、ノイズによる誤動作がなくなり、信頼性を向上で
きると共に、耐盗難防止性にも効果がある。
〔考案の効果〕
上述のとおり、キー挿入時のリングコイルとキーコイ
ルとのギャップを6〜12mmに設定したので、共振の高さ
や信号の大きさが一定となり、コード判断のための処理
が容易となり、盗難防止性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す車両用キー装置の
一部断面を示す構成図、第2図は他の実施例である車両
用キー装置の一部断面を示す構成図、第3図はリングコ
イルとキーコイルの磁気的な結合係数を説明する図、第
4図は10KHzにおけるギャップと結合係数の関係図あ
る。 10……キーシリンダ、40……キー 20……ロータ、50……リングコイル 30……インジケータランプ、52……キーコイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーとキーシリンダとの間の磁気結合によ
    り通信を行って制御対象を駆動する車両用キー装置にお
    いて、キー側にキーコイルを設け、キーシリンダ側にリ
    ングコイルを設けると共に、両コイル間のギャップを6
    〜12mmに設定したことを特徴とする車両用キー装置。
JP3111590U 1990-02-27 1990-03-28 車両用キ―装置 Expired - Lifetime JP2504165Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP3111590U JP2504165Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 車両用キ―装置
US07/657,869 US5117097A (en) 1990-02-27 1991-02-20 Key system for a vehicle

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JPH03121982U JPH03121982U (ja) 1991-12-12
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JP2624187B2 (ja) * 1994-08-24 1997-06-25 日産自動車株式会社 自動車のキイシリンダ装置
JP3166520B2 (ja) 1994-12-01 2001-05-14 日産自動車株式会社 自動車のキイプレート構造

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