JP2504006Y2 - 窒素レ―ザ励起色素レ―ザ装置 - Google Patents

窒素レ―ザ励起色素レ―ザ装置

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JP2504006Y2
JP2504006Y2 JP4723590U JP4723590U JP2504006Y2 JP 2504006 Y2 JP2504006 Y2 JP 2504006Y2 JP 4723590 U JP4723590 U JP 4723590U JP 4723590 U JP4723590 U JP 4723590U JP 2504006 Y2 JP2504006 Y2 JP 2504006Y2
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laser
dye
nitrogen
nitrogen laser
moving stage
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一成 横山
久仁夫 大槻
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Horiba Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窒素レーザ励起色素レーザ装置(以下、色
素レーザ装置と云う)に関する。
〔従来の技術〕
上記色素レーザ装置は、窒素ガス中における放電によ
って発生した窒素レーザを、色素溶液が充填された色素
セルに入射させて蛍光を発生させ、この蛍光を共振器に
おいて増幅することにより所定波長の色素レーザを発振
させるものであり、波長が337.1nmの窒素レーザによっ
て波長が360〜750nmの色素レーザが得られる。
ところで、この色素レーザ装置においては、所定波長
の色素レーザを出射させることが主目的であることは云
うまでもないが、使用目的によっては窒素レーザを出射
させたいこともある。そして、その場合、色素レーザの
出射位置と窒素レーザのそれとが同一となるように、つ
まり、両レーザを同一の出力光路において出射させたい
ということが往々にある。
第3図(A),(B),(C)は従来のこの種色素レ
ーザ装置を示し、1はホルダ1aに着脱自在に保持される
色素セルで、その内部には色素溶液が充填される。そし
て、2は色素セル1を挟んで対向配置される回転可能な
回折格子3と半透過ミラー4とからなる共振器である。
また、5は色素セル1に入射する窒素レーザNLを集光す
るための円筒レンズからなる集光レンズであり、さら
に、6,7,8はそれぞれ支点6a,7a,8aを中心にして回動す
るミラーである。そして、上記各部材1〜8はベース9
上の所定位置に配置される。
而して、色素レーザを得るには、各ミラー6,7,8を個
々に調節して、その反射面を同図(A)に示すように設
定した後、図外の窒素レーザ装置からの窒素レーザNLを
ミラー6方向に向けて発すると、前記窒素レーザNLはミ
ラー6によって直角方向に曲げられた後、集光レンズ5
を介して色素セル1に入射する。この入射により色素セ
ル1においては蛍光が発生し、この蛍光はその特定の波
長成分(回折格子3の角度で決定される)が、回折格子
3と半透過ミラー4とからなる共振器2によって光増幅
されて所定の色素レーザDLとなり、矢印Xで示す方向に
出射される。
また、窒素レーザNLを前記色素レーザDLと同一の光路
で出射するには、各ミラー6,7,8の反射面を同図(B)
に示すように設定した状態で、窒素レーザNLをミラー6
方向に向けて発すると、前記窒素レーザNLはミラー6で
反射されることなく直進してミラー8に入射し、このミ
ラー8によって直角方向に曲げられ、さらに、ミラー7
によって直角方向に曲げられることにより、色素セル1
を通過することなく、色素レーザDLと同一の光路で矢印
X方向に窒素レーザNLとして出射される。
さらに、色素レーザDLとは同一の光路で出射されない
が、ミラー6,7,8における反射損失がない窒素レーザNL
を得るには、各ミラー6,7,8の反射面を同図(C)に示
すように設定した状態で窒素レーザNLをミラー6方向に
向けて発すると、前記窒素レーザNLはミラー6,8で反射
されることなく、そのまま直進して矢印X方向に窒素レ
ーザNLとして出射される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の色素レーザ装置において
は、3つのミラー6,7,8の一つずつをその都度調整する
必要があり、操作が非常に煩わしく、また、上記構成の
色素レーザ装置においては、ミラー6,7,8の角度調整を
性格に行わないと、所望のレーザを得ることができない
といった問題点がある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的とするところは、簡単な操作で確実に所望のレー
ザを得ることができる色素レーザ装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る色素レーザ
装置は、色素セルおよび共振器を固定的に配置するとと
もに、複数のミラーを1つの移動ステージに配置し、こ
の移動ステージを色素レーザの出射方向と直交する方向
に移動できるようにした点に特徴がある。
〔作用〕
上記構成によれば、移動ステージを色素レーザの出射
方向と直交する方向に移動するだけで、所望のレーザを
得ることができ、上記目的は完全に達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図(A),(B),(C)は本考案に係る色素レ
ーザ装置の一例を示し、これらの図において第3図
(A),(B),(C)の符号と同一の符号は同一物ま
たは相当物を示す。
この実施例における色素レーザ装置が従来の色素レー
ザ装置と大きく異なる点は、ベース9に対して、色素レ
ーザDLが出射する方向と直交する方向に移動するように
した移動ステージ10を設け、この移動ステージ10上に複
数(図示例では3個)のミラー11,12,13を設けたことで
ある。
すなわち、例えば同図(A)において、10は平面視逆
L字状の移動ステージで、色素レーザDLの出射する方向
Xと直交する方向U−Vにスライドできるようにしてあ
る。そして、この移動ステージ10上には、3個のミラー
11,12,13が設けてあり、それぞれのミラー11,12、13は
入射光を直角方向に曲げて反射するようにしてある。ま
た、移動ステージ10には、その移動の目印となるマーク
ポイントP1,P2,P3が所定の間隔で形成してあり、他
方、ベース9には基準点を示すマークQが付してある。
なお、この図においては、集光レンズ5も移動ステージ
10上に設けてある。
而して、上記構成の色素レーザ装置において、色素レ
ーザを得るには、第1図(A)に示すように、マークQ
にマークポイントP1を合わせるように移動ステージ10を
移動して、その状態において図外の窒素レーザ装置から
の窒素レーザNLを色素セル1方向に発すると、この窒素
レーザNLは集光レンズ5を介して色素セル1に入射す
る。この入射により色素セル1においては蛍光は発生
し、この蛍光は回折格子3と半透過ミラー4とからなる
共振器2によって光増幅されて所定の色素レーザDLとな
り、ミラー13において直角方向に曲げられて矢印Xで示
す方向に出射される。
また、窒素レーザNLを、前記色素レーザDLと同一の光
路で出射するには、移動ステージ10を矢印U方向にスラ
イド移動して、同図(B)に示しように、マークQにマ
ークポイントP2を合わせるようにし、その状態で、窒素
レーザNLを色素セル1方向に発すると、この窒素レーザ
NLはミラー11で直角方向に曲げられ、さらに、ミラー12
で直角方向に曲げられることにより、色素セル1を通過
することなく、色素レーザDLと同一の光路で矢印X方向
に出射される。
さらに、色素レーザDLとは同一の光路で出射されない
が、ミラー11,12,13における反射損失がない窒素レーザ
NLを得るには、移動ステージ10をさらに矢印U方向にス
ライド移動して、同図(C)に示すように、マークQに
マークポイントP3を合わせるようにし、その状態で、窒
素レーザNLを色素セル1方向に発すると、この窒素レー
ザNLはそのまま直進して矢印X方向に窒素レーザNLとし
て出射される。この場合、窒素レーザNLが色素セル1を
通過することになるから、色素セル1ないの色素溶液を
予め抜き取っておくか、或いは、ホルダ1aから色素セル
1を取り外しておく必要がある。
本考案は上述の実施例に限られるものではなく、例え
ば第2図(A),(B),(C)に示すように構成して
もよい。
すなわち、この実施例においては、移動ステージ10を
平面視L字状に形成し、その上面にミラー11,12,13を所
定の位置に所定の状態で配置し、集光レンズ5はベース
9上に設けてある。そして、移動ステージ10を矢印V方
向にスライド移動させることにより、マークポイント
P1,P2,P3(この配列順は前述の実施例とは逆)をマー
クQにそれぞれ合わせるようにすれば、同様に色素レー
ザDL或いは窒素レーザNLを得ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、移動ステージ
を色素レーザの出射方向と直交する方向に移動するだけ
で、色素レーザ或いは窒素レーザを所望の状態で得るこ
とができ、従来技術のように複数のミラーを調整操作す
る必要がないから、取り扱いが簡単であり、しかも、所
望のレーザを確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B),(C)は本考案の一実施例に係
る窒素レーザ励起色素レーザ装置を示す構成図である。 第2図(A),(B),(C)は本考案の他の実施例を
示す構成図である。 第3図(A),(B),(C)は従来技術を説明するた
めの図である。 1…色素セル、2…共振器、3…回折格子、4…半透過
ミラー、10…移動ステージ、11,12,13…ミラー、DL…色
素レーザ、NL…窒素レーザ、X…色素レーザの出射方
向。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒素レーザが入射されることによって蛍光
    を発する色素セルと、この色素セルを挟んで対向配置さ
    れる回転可能な回折格子と半透過ミラーとからなり、前
    記蛍光を増幅して色素レーザとして発振させる共振器
    と、前記窒素レーザおよび色素レーザの何れかを所定の
    方向に反射するための複数のミラーとを備え、前記色素
    レーザまたは窒素レーザの何れかを所定の方向に出射さ
    せることができる窒素レーザ励起色素レーザ装置におい
    て、前記色素セルおよび共振器を固定的に配置するとと
    もに、前記複数のミラーを1つの移動ステージに配置
    し、この移動ステージを前記色素レーザの出射方向と直
    交する方向に移動できるようにしたことを特徴とする窒
    素レーザ励起色素レーザ装置。
JP4723590U 1990-05-02 1990-05-02 窒素レ―ザ励起色素レ―ザ装置 Expired - Lifetime JP2504006Y2 (ja)

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