JP2504001Y2 - エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置 - Google Patents
エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置Info
- Publication number
- JP2504001Y2 JP2504001Y2 JP1990021487U JP2148790U JP2504001Y2 JP 2504001 Y2 JP2504001 Y2 JP 2504001Y2 JP 1990021487 U JP1990021487 U JP 1990021487U JP 2148790 U JP2148790 U JP 2148790U JP 2504001 Y2 JP2504001 Y2 JP 2504001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- engine
- speed
- clutch
- propeller shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置に
関するものである。
関するものである。
〈従来の技術〉 ターボ付きエンジンの発進トルク向上のために、各シ
リンダに電磁弁付エアノズルを設置し、エアタンクから
高圧エアをシリンダに吹き付けるようにした装置が提供
されている。
リンダに電磁弁付エアノズルを設置し、エアタンクから
高圧エアをシリンダに吹き付けるようにした装置が提供
されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記エア吹き込み装置において、エアの吹き込みの発
進状態検知用センサの一つとして、クラッチセンサを使
用しているが、これは運転車各人のクラッチ操作の違い
やクラッチ板の摩耗等により正確な発進状態の検知がで
き難く、適正なタイミングでエア吹き込みが行われず、
十分なトルク向上の機能を得ていない。
進状態検知用センサの一つとして、クラッチセンサを使
用しているが、これは運転車各人のクラッチ操作の違い
やクラッチ板の摩耗等により正確な発進状態の検知がで
き難く、適正なタイミングでエア吹き込みが行われず、
十分なトルク向上の機能を得ていない。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来装置の不具合を改善したもので、
その構成は、エアタンクの高圧エアを吸気管を介してシ
リンダ内に吹きこむ電磁弁付エアノズルを備えたエンジ
ンにおいて、クラッチ、アクセル、エンジンの回転数、
プロペラシャフト回転数及びエア吹き込み時間を入力信
号とし、クラッチミート直前からクラッチミートまでの
エンジン回転数とプロペラシャフト回転数との差が少な
くとも200rpm以下、エンジン回転数が300rpm以上の発進
状態を検知して所要時間のエア吹き込みを行うよう前記
電磁弁付エアノズルを制御するコントローラを備えて成
るものである。
その構成は、エアタンクの高圧エアを吸気管を介してシ
リンダ内に吹きこむ電磁弁付エアノズルを備えたエンジ
ンにおいて、クラッチ、アクセル、エンジンの回転数、
プロペラシャフト回転数及びエア吹き込み時間を入力信
号とし、クラッチミート直前からクラッチミートまでの
エンジン回転数とプロペラシャフト回転数との差が少な
くとも200rpm以下、エンジン回転数が300rpm以上の発進
状態を検知して所要時間のエア吹き込みを行うよう前記
電磁弁付エアノズルを制御するコントローラを備えて成
るものである。
〈作用〉 上記の構成により、運転車のクラッチ操作の違いやク
ラッチ板の摩耗状態に関係なく発進状態を常に正確に検
知し、コントローラによって電磁弁付エアノズルを作動
して最適な期間にエア吹き込みを行わせ、発進性を向上
するものである。
ラッチ板の摩耗状態に関係なく発進状態を常に正確に検
知し、コントローラによって電磁弁付エアノズルを作動
して最適な期間にエア吹き込みを行わせ、発進性を向上
するものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図及び第2図において、1はエンジン、2はシリンダ、
3はピストン、4は前記シリンダ内にエアを吹き付ける
エアノズルである。このエアノズル4は第3図で示すよ
うに、弁6をソレノイド5により開弁し、スプリング7
によって閉弁する電磁弁が内蔵されている。
図及び第2図において、1はエンジン、2はシリンダ、
3はピストン、4は前記シリンダ内にエアを吹き付ける
エアノズルである。このエアノズル4は第3図で示すよ
うに、弁6をソレノイド5により開弁し、スプリング7
によって閉弁する電磁弁が内蔵されている。
また、前記エアノズル4はエンジン1の近傍に設置し
たエアタンク8とエア配管11により接続されている。9
はエアタンク8にエアをチャージするエアコンプレッサ
である。
たエアタンク8とエア配管11により接続されている。9
はエアタンク8にエアをチャージするエアコンプレッサ
である。
前記電磁弁のソレノイド5はコントローラ10と配線12
により接続されている。そして、コントローラ10には発
進時の入力信号として第4図に示すような、クラッチ、
アクセル、エンジン回転数、プロペラシャフト回転数及
びエア吹き込み時間の信号が入力される。
により接続されている。そして、コントローラ10には発
進時の入力信号として第4図に示すような、クラッチ、
アクセル、エンジン回転数、プロペラシャフト回転数及
びエア吹き込み時間の信号が入力される。
シリンダ2内にエア吹き込みを行って発進時のトルク
アップしたいのは、クラッチミートの直前からクラッチ
ミートし、車両が発進してターボが機能するエンジン回
転数約1000rpm、車速約10km/hまでである。また、発進
する際エンジン回転はアイドリングから少なくとも200
〜300rpm絶対に上昇し、その後若干下降してプロペラシ
ャフト回転と同じになる。このような関係に着目して本
考案はエアノズル4の作動をコントローラ10は次のよう
に制御する。これを第5図のフローチャトに基づいて説
明する。尚、Xはエンジン回転数、Yはプロペラシャフ
ト回転数、Zはエンジン回転数とプロペラシャフト回転
数との差を示す。
アップしたいのは、クラッチミートの直前からクラッチ
ミートし、車両が発進してターボが機能するエンジン回
転数約1000rpm、車速約10km/hまでである。また、発進
する際エンジン回転はアイドリングから少なくとも200
〜300rpm絶対に上昇し、その後若干下降してプロペラシ
ャフト回転と同じになる。このような関係に着目して本
考案はエアノズル4の作動をコントローラ10は次のよう
に制御する。これを第5図のフローチャトに基づいて説
明する。尚、Xはエンジン回転数、Yはプロペラシャフ
ト回転数、Zはエンジン回転数とプロペラシャフト回転
数との差を示す。
先ずプロペラシャフト回転数が入力されプロペラシャ
フト回転数が0回転か否か判定し、NOの場合は再びプロ
ペラシャフト回転数入力に戻されるがYESの場合は次へ
進む。次にエンジン回転数とプロペラシャフト回転数と
の入力信号を比較してエンジン回転数とプロペラシャフ
ト回転数との差を計測する。この差が200rpm以下か否か
を判定しNOの場合は再び最初のプロペラシャフト回転数
入力へ戻されるがYESの場合はエンジン回転数が300rpm
以上か否かを判定に進み、NOの場合は再び最初のプロペ
ラシャフト回転数入力へ戻されるがYESの場合は発進状
態の検知を行ってエアノズル4のソレノイド5に信号を
発信してエア吹き込みの開始を行う。このエア吹き込み
開始から終了までのエア吹き込み時間はエンジン回転数
とプロペラシャフト回転数との差が200rpmからエンジン
回転数が100rpmになるまでの時間が最適とされる。
フト回転数が0回転か否か判定し、NOの場合は再びプロ
ペラシャフト回転数入力に戻されるがYESの場合は次へ
進む。次にエンジン回転数とプロペラシャフト回転数と
の入力信号を比較してエンジン回転数とプロペラシャフ
ト回転数との差を計測する。この差が200rpm以下か否か
を判定しNOの場合は再び最初のプロペラシャフト回転数
入力へ戻されるがYESの場合はエンジン回転数が300rpm
以上か否かを判定に進み、NOの場合は再び最初のプロペ
ラシャフト回転数入力へ戻されるがYESの場合は発進状
態の検知を行ってエアノズル4のソレノイド5に信号を
発信してエア吹き込みの開始を行う。このエア吹き込み
開始から終了までのエア吹き込み時間はエンジン回転数
とプロペラシャフト回転数との差が200rpmからエンジン
回転数が100rpmになるまでの時間が最適とされる。
〈考案の効果〉 よって本考案によると、エアタンクの高圧エアを吸気
管を介してシリンダ内に吹きこむ電磁弁付エアノズルを
備えたエンジンにおいて、クラッチ、アクセル、エンジ
ンの回転数、プロペラシャフト回転数及びエア吹き込み
時間を入力信号とし、クラッチミート直前からクラッチ
ミートまでのエンジン回転数とプロペラシャフト回転数
との差が少なくとも200rpm以下、エンジン回転数が300r
pm以上の発進状態を検知して所要時間のエア吹き込みを
行うよう前記電磁弁付エアノズルを制御するコントロー
ラを備えた構成であるから、発進時にトルクアップのた
めのシリンダ内エア吹き込み時点、すなわち、発進状態
の検知が、運転車のクラッチ操作の違いやクラッチ板の
摩耗に関係なく正確に得られ、発進時のトルク向上を十
分発揮する利点を有している。
管を介してシリンダ内に吹きこむ電磁弁付エアノズルを
備えたエンジンにおいて、クラッチ、アクセル、エンジ
ンの回転数、プロペラシャフト回転数及びエア吹き込み
時間を入力信号とし、クラッチミート直前からクラッチ
ミートまでのエンジン回転数とプロペラシャフト回転数
との差が少なくとも200rpm以下、エンジン回転数が300r
pm以上の発進状態を検知して所要時間のエア吹き込みを
行うよう前記電磁弁付エアノズルを制御するコントロー
ラを備えた構成であるから、発進時にトルクアップのた
めのシリンダ内エア吹き込み時点、すなわち、発進状態
の検知が、運転車のクラッチ操作の違いやクラッチ板の
摩耗に関係なく正確に得られ、発進時のトルク向上を十
分発揮する利点を有している。
第1図は本考案装置を備えたエンジンの側面図、第2図
は断面図、第3図はエアノズルの断面図、第4図はコン
トローラに入力する発進時の各信号を示す図、第5図は
本考案による発進状態を検知するプログラムフローチャ
ートである。 1……エンジン、2……シリンダ、3……ピストン、4
……エアノズル、5……ソレノイド、6……弁、8……
エアタンク、10……コントローラ。
は断面図、第3図はエアノズルの断面図、第4図はコン
トローラに入力する発進時の各信号を示す図、第5図は
本考案による発進状態を検知するプログラムフローチャ
ートである。 1……エンジン、2……シリンダ、3……ピストン、4
……エアノズル、5……ソレノイド、6……弁、8……
エアタンク、10……コントローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】エアタンクの高圧エアを吸気管を介してシ
リンダ内に吹きこむ電磁弁付エアノズルを備えたエンジ
ンにおいて、クラッチ、アクセル、エンジンの回転数、
プロペラシャフト回転数及びエア吹き込み時間を入力信
号とし、クラッチミート直前からクラッチミートまでの
エンジン回転数とプロペラシャフト回転数との差が少な
くとも200rpm以下、エンジン回転数が300rpm以上の発進
状態を検知して所要時間のエア吹き込みを行うよう前記
電磁弁付エアノズルを制御するコントローラを備えて成
るエンジンのシリンダ内エア吹き込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990021487U JP2504001Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990021487U JP2504001Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03112521U JPH03112521U (ja) | 1991-11-18 |
JP2504001Y2 true JP2504001Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31524529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990021487U Expired - Lifetime JP2504001Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504001Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-05 JP JP1990021487U patent/JP2504001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03112521U (ja) | 1991-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0715263B2 (ja) | ターボチャージャの制御装置 | |
US20120037120A1 (en) | Method and device for operating an internal combustion engine | |
US4840156A (en) | Intake air quality control method for internal combustion engines at termination of fuel cut operation | |
JP2001510262A (ja) | 排気タービン式過給機を保護する方法および装置 | |
KR930018148A (ko) | 엔진의 제어 장치 | |
EP0950805A3 (en) | Fuel injection control unit for an engine | |
JPH0458049A (ja) | スロットル開度検出装置 | |
JP2504001Y2 (ja) | エンジンのシリンダ内エア吹き込み装置 | |
CA1270165A (en) | Method of controlling fuel injection | |
US6148801A (en) | Method for controlling a fuel quantity to be fed to an internal combustion engine and engine control device operating according to the method | |
JP3361533B2 (ja) | 内燃機関の電子制御装置 | |
JP3847081B2 (ja) | スワール制御弁付き内燃機関 | |
JPH06123258A (ja) | 内燃機関の排気還流装置 | |
JPH06173739A (ja) | 内燃機関の燃料計量用制御システム | |
JPS59224422A (ja) | エンジン出力調節部材の初期位置検出装置 | |
JPH02215930A (ja) | 内燃機関の過給装置 | |
JP2510877B2 (ja) | 内燃機関の補助空気制御装置 | |
JPH088273Y2 (ja) | 内燃機関の燃料供給制御装置 | |
CN107524529A (zh) | 天然气发动机辅助制动系统的控制方法 | |
JPH07113335B2 (ja) | スロツトル弁制御装置 | |
JP2510878B2 (ja) | 内燃機関の補助空気量制御装置 | |
JPH0727388Y2 (ja) | ターボエンジン搭載車両の発進制御装置 | |
JP3702862B2 (ja) | 内燃機関の制御方法 | |
KR100189564B1 (ko) | 자동차 엔진의 가변식 흡기시스템 제어장치 및 제어방법 | |
JPH0261339A (ja) | 車両の加速スリップ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |