JP2503860B2 - メモリ型プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents
メモリ型プラズマディスプレイパネルの駆動方法Info
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Description
ソナルコンピュータやオフィスワークステーション、な
いしは将来の発展が期待されている壁掛けテレビ等に用
いられる、いわゆるドットマトリクスタイプのメモリー
型ACプラズマディスプレイパネルの駆動装置に関す
る。
ルとしては図8に示す構造のものがある。図8におい
て、(A)は平面図、(B)は(A)のx−x′断面図
である。このプラズマディスプレイパネルは、ガラスよ
りなる第1絶縁基板11、同じくガラスよりなる第2絶
縁基板12、行電極13、列電極14、He,Xe等の
放電ガスが充填される放電ガス空間15、放電ガス空間
を確保するとともに画素を区切る隔壁16、放電ガスの
放電により発生する紫外光を可視光に変換する蛍光体1
7、行電極を覆う絶縁層18a、列電極を覆う絶縁層1
8b、絶縁体を放電より保護するMgO等よりなる保護
層19で構成されている。なお、図8(A)において、
参照番号20は画素を示している。蛍光体17を画素毎
に3色に塗り分ければ、カラー表示可能なプラズマディ
スプレイを得ることができる。
のみに着目した図を図9に示す。図9において、20は
画素、21はプラズマディスプレイパネル、22は第1
絶縁基板11と第2絶縁基板12を張り合わせ、内部に
放電ガスを封入し気密にシールするシール部、S1 ,S
3 ,・・・,Sm-2 ,Sm は維持電極、S2 ,S4 ,・
・・,Sm-3 ,Sm-1 は走査電極、これらを合わせたS
1 ,S2 ,・・・,Sm-1 ,Sm は行電極13である。
また、D1 ,D2 ,・・・,Dn-1 ,Dn は列電極を示
している。
ィスプレイパネルの駆動電圧波形、及び発光波形の一例
を示す図である。図10において、波形(A)は、維持
電極S1 ,S3 ,・・・,Sm-2 ,Sm に印加する電圧
波形、波形(B)は、走査電極S2 に印加する電圧波
形、波形(C)は、走査電極S4 に印加する電圧波形、
波形(D)は、列電極Dj に印加する電圧波形、波形
(E)は、画素a2jの発光波形、を示している。維持電
極S1 ,S3 ,・・・,Sm-2 ,Sm には、維持パルス
31を印加する。また、走査電極S2 ,S4 ,・・・,
Sm-3 ,Sm-1 には、これらの電極に共通した維持パル
ス32のほかに、各走査電極に独立したタイミングで走
査パルス33と消去パルス34を線順次に印加してい
る。走査パルスは、さらに走査ベースパルス33aと、
走査変調パルス33bに分かれている。このうち、走査
ベースパルス33aは全ての走査電極に共通に印加され
る。走査変調パルス33bは各走査電極に個別に線順次
に印加される。各列電極Dj には、発光データがある場
合は、データパルス35を走査パルス33に同期して印
加する。
プレイパネルにおいて、走査電極と列電極の間に同じタ
イミングで走査パルスとデータパルスを印加して書き込
み放電を行わせると、その後は隣合う維持電極と走査電
極の間で、維持パルス31と維持パルス32により維持
放電が持続される。このような機能はメモリ機能と呼ば
れる。また、走査電極に消去パルスと呼ぶ狭いパルス幅
の低電圧パルスを印加すると、維持放電を停止させるこ
とができる。
構成図を図11に示す。このような回路構成の類似の例
は、例えば「プラズマディスプレイ」、大脇健一、吉田
良教編著、共立出版株式会社(1983年11月15日
初版1刷発行)、38頁に述べられている。図11にお
いて、41は維持電極S1 ,S3 ,・・・,Sm-2 ,S
m に印加する維持パルス31などを発生する維持側共通
パルス発生器、42は走査電極S2 ,S4 ,・・・,S
m-3 ,Sm-1 に共通な、維持パルス32、走査ベースパ
ルス33aなどを発生する走査側共通パルス発生器であ
る。44は走査変調パルス及び消去パルスの発生回路で
あり、CMOS回路などを用いてIC化することも多
い。この回路例としては、例えば特開昭52−8313
5号公報、特開昭52−83136号公報に記載されて
いる。このように、走査パルスを全走査電極に共通の走
査ベースパルスと、個別の走査電極に印加する走査変調
パルスに分けて、直列に合成して走査パルスを作り出す
ことで、走査変調パルス電圧を、走査ベース電圧がない
場合に比べて小さくできる。従って、走査変調パルス・
消去パルス発生回路44の中の走査変調パルス・消去パ
ルス発生スイッチ45の動作電圧を小さくすることがで
き、走査変調パルス・消去パルス発生回路44を構成す
るICの耐電圧を低くすることができる。これにより、
ICの信頼性を上げるとともに、ICのコストを低く抑
えることができる。
用直流電源、47はデータパルス発生回路、48はデー
タパルス発生スイッチ、43は走査変調パルス用直流電
源、50は消去パルス用直流電源、49は走査変調パル
ス発生回路基準電位点、51は消去パルス発生回路基準
電位点である。
マディスプレイパネルの例を示す。図12において、
(A)は平面図、(B)は(A)のx−x′断面図であ
る。図から判るように、1画素に行電極13が2本入っ
ている。このため、図13で判るように、維持電極の数
は、図6の場合よりも1本少なく、S1 ,S3 ,・・
・,Sm-2 までとなっている。このパネルの駆動は、維
持電極が図9の場合より、1本少ないことを除けば、図
10と全く同じ駆動波形を用いることができる。
は、走査変調パルス発生回路基準電位点49や、消去パ
ルス発生回路基準電位点51の電位が、維持パルス、走
査ベースパルス印加時に変動する。このため、走査変調
パルス・消去パルス発生回路44を構成するICが誤動
作し、実用に供することができなかった。
特に維持パルス、走査ベースパルスが変化するところで
ICがノイズを拾い誤動作することが判った。例えば、
図10において、維持パルスは、幅2μ秒、周期16μ
秒、ピーク電圧−160V、走査パルスは、幅5μ秒、
電圧−180V、走査ベースパルスは、幅5μ秒、電圧
は−100V程度とすることが多い。このとき、維持パ
ルスや走査ベースパルスの立ち上がり、立ち下がりの部
分の時間幅は、1μ秒以下を必要とされる。すなわち、
100V/μ秒以上の電圧変化率が要求されることにな
る。しかし、このように大きな電圧変化率で、走査変調
パルス発生回路基準電位点49や、消去パルス発生回路
基準電位点51の電位が変動すると、走査変調パルス・
消去パルス発生回路44の全体の電位が、この変化に追
いつくことができない。そのため、走査変調パルス・消
去パルス発生回路44にノイズが乗ったのと同じ状況に
なる。これにより、走査変調パルス・消去パルス発生回
路44が誤動作することが判った。この誤動作を避ける
ためには、走査変調パルス発生回路基準電位点49や、
消去パルス発生回路基準電位点51の電圧変化率を小さ
くすることが有効である。しかし、図10のような駆動
波形では、この電圧変化率を小さくすることができない
という問題があった。
して、低い耐電圧で動作可能な直列型走査回路を実用化
することにある。
合、表示データの書き込み放電を確実にするために、走
査電圧を高めようとすると、誤放電を生じ、正常な書き
込み動作を行えなくなるという問題があった。また、逆
に、維持パルス程度の走査電圧のみで書き込みが行われ
る場合は、書き込み動作が不完全になることがあった。
いたプラズマディスプレイパネルの駆動装置において、
さらに確実な書き込み動作を実現することにある。
マディスプレイパネルの駆動方法は、パネル全面あるい
は分割されたパネル部分に亘ってまとめて行われる発光
表示のための維持放電に先だって、パネル全面あるいは
分割されたパネル部分に亘ってまとめて行われる走査書
き込みを、走査書き込み期間中印加される一定電圧から
なる走査ベースパルスと順次に走査電極に印加される走
査変調パルスが重畳された走査パルスにより行うことを
特徴とする。
るいは分割されたパネル部分に亘ってまとめて行われる
走査書き込みを行っている期間中は、走査パルス電圧が
印加されている走査電極と維持電極との間の電位差が、
書き込み維持放電における走査電極と維持電極との間の
放電維持電圧の最低値以上であり、かつ、書き込み維持
放電における走査電極と維持電極との間の放電開始電圧
以下の範囲内となる、一定電圧の副走査パルスを維持電
極に印加するのが好適である。
持電極に共通に印加するのが好適である。
構成としたことにより、直列型走査回路の安定化を実現
した。すなわち、直列型走査回路の動作を確実にするた
めに、走査書き込みをまとめて行いその後に維持放電の
みをまとめて行う一括走査型の書き込み駆動方法を用い
ることとした。さらに、走査ベースパルス電圧を一括走
査期間中一定値に保つようにした。これにより、図2の
回路構成で、走査変調パルス発生回路64の基準電位点
69の電位が、走査パルスを発生する期間中一定とする
ことができるようになった。このため、まず一括走査期
間中は、走査変調パルス発生回路64の誤動作をなくす
ことができた。また、一括走査以外の期間では、走査変
調パルス発生回路64の論理回路は動作する必要がない
ので、基準電位点69の電位が高速に変動してもかまわ
ない。従って、本発明により、直列型走査回路を実用化
することができるようになった。
いては、特開昭63−151997号公報、特開平4−
195188号公報に記載の方法がある。また、特開平
4−42289号公報に開示されている方法も、一括走
査型の書き込み駆動方法を含んでいる。
段で述べた構成としたことにより、一括走査を行う場合
の書き込み放電の安定化の問題を解決した。すなわち、
誤放電なく書き込み放電を確実に維持放電に移行させる
には、走査パルスとデータパルスにより発生した書き込
み放電を種火として、書き込み放電直後に、走査電極と
維持電極間で放電が発生すること(以下書き込み維持放
電と呼ぶ)が必要なことが新たに判った。
は、書き込み放電が発生した時点で、走査電極と維持電
極の間の電位差が次の2つの条件を満たす必要があっ
た。1つは、この電位差が書き込み維持放電における走
査電極と維持電極との間の放電維持電圧の最低値以上で
ないと書き込み維持放電が発生しない。ここで言う書き
込み維持放電の最低値とは、ACパルス電圧を増大させ
て一般的に測定される放電維持電圧とは必ずしも一致す
るものではない。すなわち、走査電極と列電極間で書き
込み放電が発生し、相当数の活性粒子が存在するととも
に、走査電極上に壁電荷の蓄積が始まっている状態で規
定されるものであり、一般的な放電維持電圧より高くな
る場合が多い。
けで自ら放電を開始する電圧(放電開始電圧)以下の電
圧に設定されていることである。すなわち、走査パルス
電圧が印加された走査電極と維持電極との間で、書き込
み放電がないのに、書き込み維持放電が生じてはならな
い。なお、ここでの放電開始電圧は、維持パルスのみに
よる放電開始電圧よりも高い電圧となる。これは、走査
パルスの周期が維持パルスの周期よりも非常に長いため
である。
電極に印加されている走査期間中は、走査パルス電圧が
印加されている走査電極と維持電極との間の電位差が、
書き込み維持放電における走査電極と維持電極との間の
放電維持電圧の最低値以上であり、かつ、書き込み維持
放電における走査電極と維持電極との間の放電開始電圧
以下の範囲の電圧となるように、副走査パルスを維持電
極に印加することにした。これにより、 (1)誤放電なく、走査パルス電圧を書き込み放電の最
適値に設定できるので、書き込み放電が確実に起こせる
ようになった。 (2)書き込み放電直後に発生する書き込み維持放電
が、誤放電なく確実に発生するようになった。 (3)書き込み維持放電が確実に発生すると、その後の
維持放電も確実に起こるようになった。
的な確実性が大きく改善され、表示品位が著しく向上し
た。以下実施例により、詳しく説明する。
図9に示したものを用いた。また、図9において、走査
電極S2 ,S4 ,・・・,Sm-3 ,Sm-1 は240本、
維持電極S1 ,S3 ,・・・,Sm-2 ,Sm は241
本、列電極D1 ,D2 ,・・・,Dn-1 ,Dn は960
本である。各画素のピッチは、隣合う行電極の間が0.
6mm、隣合う列電極の間が0.4mmである。
示す。図1において、波形(A)は維持電極S1 ,
S3 ,・・・.Sm-2 ,Sm に印加する電圧波形、波形
(B)は、最初の走査電極S2 に印加する電圧波形、波
形(C)は、次の走査電極S4 に印加する電圧波形、波
形(D)は、最後の走査電極Sm-1 に印加する電圧波
形、波形(E)は、列電極Dj に印加する電圧波形、で
ある。維持電極S1 ,S3 ,・・・,Sm-2 ,Sm に
は、維持パルス1(パルス幅2.5μ秒、周期6μ秒、
電圧−160V)を印加する。また、走査電極S2 ,S
4 ,・・・,Sm-3 ,Sm-1 には、これらの電極に共通
した維持パルス2(パルス幅、周期、電圧は維持パルス
1に同じ)のほかに、各走査電極に独立したタイミング
で走査パルス3を印加している。消去パルス4は、パル
ス幅は広い(50μ秒)が電圧の低い(−100V)、
いわゆる太幅消去パルスを用いた。もちろん、このよう
な消去パルスでなく、細幅の消去パルスや、なまった波
形の消去パルス、及びこれらの複合パルスでも良い。
a(パルス幅1400μ秒、電圧−100V)と、走査
変調パルス3b(パルス幅5μ秒、電圧−80V)に分
かれている。このうち、走査ベースパルス3aは全ての
走査電極に共通に印加される。走査変調パルス3bは各
走査電極に個別に印加される。図1から判るように、走
査ベースパルス3aは、少なくとも走査パルス3が次々
と印加されていく期間中は、一定電圧に保たれている。
この走査ベースパルス3aの電圧は、当然のことなが
ら、データパルス(パルス幅5μ秒、電圧80V)の電
圧と重畳されても、書き込み放電を発生しない電圧に抑
えられている。このように、走査パルスの発生期間中
は、走査ベース電圧を一定値に保つことにより、図2に
示したような駆動回路を用いても、走査変調パルス発生
回路64が誤動作を起こし異常な走査変調パルスを発生
することを完全に防止できるようになった。
基本構成図を示す。図11の従来例と異なるところは、
消去パルス4が維持電極S1 ,S3 ,・・・,Sm-2 ,
Smに共通に印加されることである。この消去パルス
は、維持側共通パルス発生器61より供給される。消去
パルスを各走査電極に独立して印加する必要はないの
で、図11の走査変調パルス・消去パルス発生回路44
は、走査変調パルス発生回路64のように簡略化するこ
とができる。走査変調パルス発生回路としては、日本電
気(株)製の高耐圧IC、μPD16305を使用し
た。また、データパルス発生回路には、同じく日本電気
(株)製の高耐圧IC、μPD16306を用いた。維
持側共通パルス発生器61や、走査側共通パルス発生器
62は、周知の高耐圧FETによるCMOS回路を用い
た。
直流電源、67はデータパルス発生回路、68はデータ
パルス発生スイッチ、63は走査変調パルス用直流電
源、65は走査変調パルス発生スイッチ、69は基準電
位点である。
用いた場合、特に走査電極と維持電極間のギャップが、
走査電極と列電極間のギャップより狭い場合に、書き込
み放電を確実に起こすために走査パルス電圧を高める
と、誤放電が多くなることがあった。この原因として、
走査電極と維持電極の間で、走査パルス電圧のみにより
誤放電していることが考えられた。
ら(E)は図1において説明した波形である)に示すよ
うに、少なくとも走査パルス電圧が全ての走査電極に次
々と印加されている一括走査期間中は、走査パルス電圧
が印加されている走査電極と維持電極との間の電位差が
放電開始電圧を超えて誤放電を起こさないように、一定
電圧の副走査パルス6を維持電極に印加するようにし
た。これにより、走査電極と維持電極の間の誤放電無し
で、走査パルス電圧を書き込み放電に必要な値まで高め
ることができるようになった。
大きくし過ぎると、走査パルス電圧が印加されている走
査電極と維持電極との間の電位差が小さくなりすぎてし
まい、書き込み維持放電を発生できなくなる。従って、
副走査パルス6の電圧は、走査電極と維持電極の間の電
位差が、書き込み維持放電を発生できる電圧以上となる
ようにする必要があった。
考えてみる。図1において、書き込み放電をさらに確実
に発生させるために、走査変調パルス電圧を−100V
とし、走査パルス電圧のピーク値を−200Vに設定す
ると、走査パルス印加時に誤放電が発生する。そこで、
図3に示した副走査パルス6の電圧を−20Vに設定す
ると、誤放電なく書き込み放電を確実に発生させること
ができるようになった。
と維持電極間のギャップが、走査電極と列電極間のギャ
ップより広い場合は、書き込み放電直後に発生すべき、
走査電極・維持電極間の書き込み維持放電が発生せず、
書き込み放電から維持放電への移行がうまくいかないこ
とがあった。
ら(E)は図1において説明した波形である)に示すよ
うに、一括走査期間中は、走査パルス電圧が印加されて
いる走査電極と維持電極との間の電位差が書き込み維持
放電を発生できるように、走査パルスと逆極性の一定電
圧の副走査パルス6を維持電極に印加することにした。
すなわち、図3の実施例と同じく、走査パルスが印加さ
れている走査電極と維持電極間の電圧を放電維持電圧の
範囲内に収めるようにした。これにより、書き込み放電
から書き込み維持放電への移行が確実に行われるように
なった。
め走査電極と維持電極間のギャップ及び列電極間のギャ
ップの大小として、現象を記述しているが、本来的に意
味するところは、これらのギャップにより規定される放
電開始電圧、放電維持電圧などの特性電圧の大小関係に
ある。特性電圧は構造、放電ガスなどの要因にも影響さ
れるため、ギャップの大小と必ずしも1:1に対応する
ものではないことを付言しておく。
うに、本発明の副走査パルスを用いることにより、維持
電極と走査電極間のギャップと、走査電極と列電極間の
ギャップを、パネル設計時に自由に選択できるようにな
るため、設計の自由度が大変大きくなり、プラズマディ
スプレイパネルの生産上非常に有用である。
(E)は図1において説明した波形である)に示すよう
に、走査パルス3は負電圧とし、維持パルス1、維持パ
ルス2は正電圧としても何等差し支えない。
(E)は図1において説明した波形である)に示すよう
に、走査パルス3、維持パルス1、維持パルス2を全て
正電圧としても良い。この場合、データ側のICは、正
電圧パルスを発生するようにつくられているのが普通な
ので、これをそのまま利用する。そして、負電圧の走査
パルスを用いる場合とは逆に、正電圧の走査パルスが印
加されるタイミングで、列電極に印加される電圧波形
(E)が零のときは、列電極と走査電極間の電位差が大
きくなって書き込み放電が生じ、列電極に印加される電
圧波形(E)が正電圧のときは、列電極と走査電極間の
電位差が小さくなって書き込み放電は生じない。
ラズマディスプレイパネルを用いて、副走査パルスをそ
れぞれの維持電極に独立に印加した場合の例を図7に示
す。図7において、波形(A)は、維持電極S1 に印加
する電圧波形、波形(B)は、走査電極S2 に印加する
電圧波形、波形(C)は、維持電極S3 に印加する電圧
波形、波形(D)は、走査電極S4 に印加する電圧波
形、波形(E)は、維持電極Sm-2 に印加する電圧波
形、波形(F)は、走査電極Sm-1 に印加する電圧波
形、波形(G)は、列電極Dj に印加する電圧波形、を
示している。図7から判るように、維持電極S1 ,
S3 ,・・・,Sm-2 には、維持パルス1を共通に印加
するとともに、各維持電極に独立して副走査パルス6を
線順次に印加している。また、走査電極S2 ,S4 ,・
・・,Sm-3 ,Sm-1 には、これらの電極に共通した維
持パルス2のほかに、各走査電極に独立した走査パルス
3を線順次に印加している。走査パルス3は、他の実施
例と同じく、全走査電極に共通な走査ベースパルス3a
と、各走査電極に独立して線順次に印加される走査変調
パルス3bとからなっている。この場合、書き込み放電
の動作は、図6の場合と同様となる。
例においては他の実施例と異なり走査パルス3は正極
性、維持パルス1、維持パルス2は負極性としている
が、他の実施例のような電圧配分としても良い。また消
去パルス4は、他の実施例のように維持電極に印加して
も良いし、本実施例のように維持電極ではなく、全ての
走査電極に印加するようにしても良い。また、図7以外
の実施例ではデータパルスは連続的に印加していたが、
必ずしもこのようにする必要はなく、図7に示したよう
にデータパルスは離散的に印加しても良い。
走査し、その後に維持放電を行わせる場合を述べたが、
必ずしもパネル全面ではなく、パネル全面を複数のパネ
ル部分に分割し、それぞれのパネル部分に対して、本発
明の駆動方法を適用しても良いことは言うまでもない。
また、以上の実施例では、図8,図9及び図12,図1
3に示したAC面放電メモリ型プラズマディスプレイパ
ネルを駆動した場合について述べたが、本発明は、これ
に限らず、どの様な形式のACメモリ型プラズマディス
プレイパネルにも適用できることはいうまでもない。
列型走査回路を用いてACメモリ型プラズマディスプレ
イパネルを駆動する場合、走査変調パルスを連続して全
走査ラインに出力する間、走査ベースパルス電圧が、一
定値に保たれる。従って、走査変調パルス発生回路の基
準電位が一定に保たれるようになり、走査変調パルス発
生回路の動作を確実・安定なものとすることができる。
従って、生産性が良く、安価で信頼性の高い、耐電圧の
低いICを用いた直列型走査回路を実用的に用いること
ができ、安価で信頼性の高いプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置を得ることができ、工業上非常に有益であ
る。
走査パネルを印加することにより、確実な書き込み放電
が発生する範囲に走査パルス電圧を自由に設定できるよ
うになる。さらに、副走査パルスにより、書き込み放電
とほぼ同時に、書き込み維持放電が確実に起こるように
なる。
もに、書き込み放電から書き込み維持放電、その後の維
持放電への移行が確実となり、総合的なデータの書き込
み確率が高められ、表示品位が向上する。
極と走査電極間のギャップと、走査電極と列電極間のギ
ャップを、パネル設計時に自由に選択できるようになる
ため、設計の自由度が大変大きくなり、プラズマディス
プレイパネルの生産上非常に有用である。
る。
ある。
る。
る。
る。
る。
る。
である。
に注目したプラズマディスプレイパネルの構成図であ
る。
及び発光波形を示す図である。
路構成図である。
面図と断面図である。
配置に注目した構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】パネル全面あるいは分割されたパネル部分
に亘ってまとめて行われる発光表示のための維持放電に
先だって、パネル全面あるいは分割されたパネル部分に
亘ってまとめて行われる走査書き込みを、走査書き込み
期間中印加される一定電圧からなる走査ベースパルスと
順次に走査電極に印加される走査変調パルスが重畳され
た走査パルスにより行うことを特徴とするメモリ型プラ
ズマディスプレイパネルの駆動方法。 - 【請求項2】請求項1記載のメモリ型プラズマディスプ
レイパネルの駆動方法において、 少なくともパネル全面あるいは分割されたパネル部分に
亘ってまとめて行われる走査書き込みを行っている期間
中は、走査パルス電圧が印加されている走査電極と維持
電極との間の電位差が、書き込み維持放電における走査
電極と維持電極との間の放電維持電圧の最低値以上であ
り、かつ、書き込み維持放電における走査電極と維持電
極との間の放電開始電圧以下の範囲内となる、一定電圧
の副走査パルスを維持電極に印加することを特徴とする
メモリ型プラズマディスプレイパネルの駆動方法。 - 【請求項3】請求項2記載のメモリ型プラズマディスプ
レイパネルの駆動方法において、 消去パルスを維持電極に共通に印加することを特徴とす
るメモリ型プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
Priority Applications (1)
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