JP2503853B2 - 動画像復号システム - Google Patents

動画像復号システム

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JP2503853B2 JP35448492A JP35448492A JP2503853B2 JP 2503853 B2 JP2503853 B2 JP 2503853B2 JP 35448492 A JP35448492 A JP 35448492A JP 35448492 A JP35448492 A JP 35448492A JP 2503853 B2 JP2503853 B2 JP 2503853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動画像復号システムに関
し、特にフレーム間予測符号化された動画像符号データ
を復号する動画像復号集積回路及びそのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】動画像の圧縮符号化方式としては、フレ
ーム内符号化、前方向予測符号化、双方向予測符号化を
適応的に切替えて符号化するものが主流である。また、
双方向予測符号化を使用せずに、フレーム内符号化、前
方向予測符号化のみを切替えて符号化する方式も使われ
ている。
【0003】ここで、フレーム内符号化は自フレームの
情報のみから符号化するものであり、前方向予測符号化
は前フレームの情報を参照するものであり、双方向予測
符号化は前フレーム及び後フレームの情報を参照するも
のである。上記のような方式で符号化されたデータを復
号化するためには、前フレーム及び後フレームを一時格
納する予測用フレームメモリを必要とする。
【0004】上記のような方式で符号化されたデータを
復号化する方式のうち、例えば双方向予測符号化を使用
しない動画像復号システムとしては、図4に示すような
システムがある。
【0005】この動画像復号システムおいて、復号化す
る符号が可変長符号復号部1に入力されると、可変長符
号復号部1は量子化DCT(離散コサイン変換)係数を
復元し、その量子化DCT係数を逆量子化部2に出力す
る。同時に、可変長符号復号部1は予測モード及び動き
ベクトル情報を復元し、それら予測モード及び動きベク
トル情報を予測値算出部5とメモリ制御部33とに出力
する。
【0006】逆量子化部2は入力した量子化DCT係数
からDCT係数を復元し、そのDCT係数を逆DCT部
3に出力する。逆DCT部3は入力したDCT係数に対
して逆DCTを施すことによってフレーム間差分データ
または画像データを復元し、そのフレーム間差分データ
または画像データを加算器4に出力する。
【0007】予測用メモリ32は読出し及び書込みのた
めに2フレーム分のデータ容量を持っており、メモリ制
御部33からのアドレスと制御信号とによって制御され
る。このメモリ制御部33は時分割で、予測参照ブロッ
クのリード制御と、復元画像データのライト制御と、復
元画像データのラスタスキャン変換のためのリード制御
とを行う。
【0008】メモリ制御部33による予測参照ブロック
のリード制御時には現フレームの現在位置(x,y)に
対し、参照フレームの動きベクトル情報で補正された位
置(x+Δx,y+Δy)のブロックが読出され、その
ブロックが参照ブロックバッファ34に出力される。
【0009】また、メモリ制御部33による復元画像デ
ータのライト制御時には加算器4から出力されたデータ
がラッチ31に水平8サンプル分揃ってから予測用メモ
リ32に書込まれる。さらに、メモリ制御部33による
復元画像データのリード制御時には予測用メモリ32内
の前フレームの復元画像データが読出され、この復元画
像データがラインバッファ38に出力される。
【0010】参照ブロックバッファ34は予測用メモリ
32から入力された予測参照ブロックを一時格納し、こ
の予測参照ブロックを1ワード単位でマルチプレクサ3
6に出力する。マルチプレクサ36は参照ブロックバッ
ファ34から入力された1ワード単位の予測参照ブロッ
ク内から8ビットの1サンプルデータを切出し、その1
サンプルデータを予測値算出部5に出力する。
【0011】予測値算出部5はマルチプレクサ36から
1サンプルデータが入力されると、可変長符号復号部1
からの予測モードと動きベクトル情報とにしたがって、
逆DCT部3の出力に対応する位置の予測値を算出し、
この予測値を加算器4に出力する。
【0012】加算器4は逆DCT部3の出力と予測値算
出部5の出力とを加算することで画像データを復元し、
この復元画像データをラッチ31に出力する。ラッチ3
1に水平8サンプル分のデータが揃うと、該データはメ
モリ制御部33の制御によって予測用メモリ32に書込
まれる。
【0013】スキャン変換制御部39はラインバッファ
38に制御信号を出力し、予測用メモリ32からの復元
画像データの書込みと、ラスタスキャン順での復元画像
データの読出しとを制御する。
【0014】ラインバッファ38は各色成分1ライン分
のバッファを、書込み用及び読出し用に2バンク有して
いる。すなわち、ラインバッファ38の一方のバンクに
予測用メモリ32からの復元画像データが各色成分1ラ
イン分書込まれるとき、他方のバンクからはラスタスキ
ャン順にデータが読出される。
【0015】尚、ラッチ31、参照ブロックバッファ3
4、ラインバッファ38は夫々メモリデータバス101
を介して予測用メモリ32に接続されている。このメモ
リデータバス101は64ビット幅である。
【0016】上記の如く動作する動画像復号システムに
おいて、メモリ制御部33が予測用メモリ32をアクセ
スする際に必要なアクセス速度性能について以下説明す
る。このアクセス速度性能を一番必要とするのは前方向
予測符号化フレームの場合で、メモリ制御部33による
予測参照ブロックのリード制御と復元画像データのライ
ト制御と復元画像データのラスタスキャン変換のための
リード制御とにおいて必要とする。
【0017】ここで、動画像復号システムの各機能ブロ
ックは8画素×8画素からなるブロックを最小単位とす
る。つまり、該システムにおける逆量子化部2による逆
量子化や逆DCT部3による逆DCTで該ブロックが最
小単位となる。また、輝度成分(Y)2×2ブロック
と、2個の色差成分(Cr,Cb)各々1×2ブロック
とからなるものをマクロブロックと呼ぶことにする。
【0018】メモリ制御部33が復元画像データのライ
ト制御を行う場合、復元画像データは1ブロック当り8
回のアクセスで予測用メモリ32に書込まれる。
【0019】また、メモリ制御部33が予測参照ブロッ
クのリード制御を行う場合、動きベクトル情報が整数画
素位置を参照するものであれば、1ブロックに対して8
サンプル×8サンプルの予測参照ブロックが必要であ
る。
【0020】一方、動きベクトル情報が中間画素位置
(ハーフペル)を参照するものであれば、1ブロックに
対して9サンプル×9サンプルの予測参照ブロックが必
要である。しかしながら、水平8サンプル分のデータを
1ワードとするワード構成の場合、9サンプル×9サン
プルの予測参照ブロックを直接読出すことはできないの
で、水平方向に2ワード(16サンプル分)のアクセス
を9回行う必要がある。
【0021】さらに、メモリ制御部33が復元画像デー
タのラスタスキャン変換のためのリード制御を行う場
合、ラインバッファ38へは各色成分毎に1水平方向分
のデータが出力される。
【0022】ディジタル映像スタジオ規格CCIR60
1の525ラインシステムはフレームサイズ720×4
80ピクセル、フレームレート30フレーム/秒のピク
セルレートであり、サンプリング周波数は13.5MH
zである。また、この規格によると、1ラインを858
サイクルで出力する必要があるため、16ライン当り8
58×16=13728サイクルで処理する必要があ
る。
【0023】以下、上記の動画像復号システムでCCI
R601の525ラインシステムのピクセルレートを実
現する場合について説明する。まず、上記の動画像復号
システムの16ライン当りのワードアクセス回数を見る
と、 予測参照ブロックのリード:2ワード×9回×8ブロッ
ク×45マクロブロック=6480 復元画像データのライト:1ワード×8回×8ブロック
×45マクロブロック=2880 復元画像データのリード:(1/8)ワード×(720
+2×360)サンプル×16ライン=2880 で、合計12240回となる。ここで、1水平方向分の
マクロブロック数は45マクロブロックである。
【0024】一方、LSIの動作クロックは画像のサン
プリングクロックの整数倍に設定される。CCIR60
1の525ラインシステムの場合、サンプリング周波数
が13.5MHzなので、1サイクルが約74nsとな
る。
【0025】予測用メモリ32にアクセスタイム74n
s以下のSRAM(スタティック・ランダム・アクセス
・メモリ)を使用した場合、SRAMの1ワードアクセ
スは1サイクルで実行可能であるため、そのアクセスサ
イクルは12240サイクルとなり、CCIR601の
525ラインシステムのピクセルレートで必要な137
28サイクル以内の条件に対応可能である。また、アク
セスタイム37ns以下のSRAMを27MHzで使用
すれば、メモリデータバス101が32ビット幅でも上
記の条件に対応可能となる。
【0026】これに対して、予測用メモリ32にアクセ
スタイム70ns程度のDRAM(ダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ)を使用した場合、DRAMの
アクセスに必要なアクセス回数は以下のようになる。
【0027】DRAMのページモードアクセスは、図3
(a)に示すように、アクセス開始時にRAS信号及び
CAS信号のプリチャージサイクルPとロウアドレスサ
イクルRとの2サイクル後に、カラムアドレスC0,C
1,…を入力することで行われる。
【0028】予測参照ブロックのリードでの2ワードア
クセスはカラムアドレスを2回連続することで行えるの
で、サイクル数は4サイクルとなる。復元画像データの
ライトでの1ワードアクセスはカラムアドレスが連続し
ないので、サイクル数は3サイクルとなる。復元画像デ
ータのリードではアドレスが連続しているので、ページ
モードアクセスによって1ワードのアクセスをほぼ1サ
イクルで実行することができる。
【0029】したがって、DRAMを使用した場合の1
6ライン当りの必要サイクル数は、 予測参照ブロックのリード:4サイクル×9回×8ブロ
ック×45マクロブロック=12960 復元画像データのライト:3サイクル×8回×8ブロッ
ク×45マクロブロック=8640 復元画像データのリード:(1/8)サイクル×(72
0+2×360)サンプル×16ライン=2880 で、合計24480サイクルとなる。ここで、1水平方
向分のマクロブロック数は45マクロブロックである。
【0030】したがって、DRAMを使用した場合に
は、CCIR601の525ラインシステムのピクセル
レートで必要な13728サイクル以内の条件を満たす
ことができない。アクセスタイムが40ns程度のDR
AM製品があれば、アクセスタイムが74ns以下のS
RAMと同様に1ワードアクセスを1サイクルで実行可
能であるが、現在そのような製品はない。
【0031】そのため、CCIR601の525ライン
システムのピクセルレート以上の動画像復号システムで
はSRAMが使用されるか、あるいはデータバス幅を1
28ビット以上に広げてアクセス回数を減らしてDRA
Mが使用されている。
【0032】従来の符号化されたデータを復号化する方
式のうち、例えばフレーム内符号化、前方向予測符号
化、双方向予測符号化を適応的に切替えて符号化する動
画像復号システムとしては、図5に示すようなシステム
がある。
【0033】この図5に示す動画像復号システムは図4
に示す動画像復号システムと以下の点で異なる。すなわ
ち、図4に示す動画像復号システムでは参照ブロックバ
ッファ34が前予測用の1個であったのに対して、図5
に示す動画像復号システムでは前参照ブロックバッファ
44及び後参照ブロックバッファ45の2個設けられて
いる。尚、前参照ブロックバッファ44及び後参照ブロ
ックバッファ45に一時格納された前予測参照ブロック
及び後予測参照ブロックはマルチプレクサ46,47を
経由して予測値算出部5に出力される。
【0034】また、図5に示す動画像復号システムのメ
モリ制御部43には図4に示す動画像復号システムのメ
モリ制御部33での制御に、双方向予測符号化フレーム
に対する制御が付加されている。双方向予測符号化フレ
ームでは前予測参照ブロックのリード制御と後予測参照
ブロックのリード制御とが必要である。
【0035】双方向予測符号化フレームの復元画像デー
タの出力はスキャン変換制御部49の制御によってラッ
チ31からメモリデータバス101を経由せずに、マル
チプレクサ40を経由してスキャン変換用メモリ48に
書込むことで行う。
【0036】さらに、図4に示す動画像復号システムで
は復元画像データのリード制御時のデータ出力順序が各
色成分毎で、また1ライン毎である。これに対し、図5
に示す動画像復号システムでは双方向予測符号化フレー
ムの復元画像データの出力に合わせてラッチ31からの
復元画像データの入力と同じようにマクロブロック単位
である。つまり、ラッチ31からの復元画像データはマ
ルチプレクサ40を経由してスキャン変換用メモリ48
に書込まれる。
【0037】図5に示す動画像復号システムのスキャン
変換用メモリ48にはマクロブロック毎に復元画像デー
タが入力されるため、1水平方向分のマクロブロックを
格納するバッファを、書込み用及び読出し用に2バンク
有する必要があり、そのメモリ容量は360Kビットと
なる。
【0038】図5に示す動画像復号システムのスキャン
変換制御部49はスキャン変換用メモリ48に制御信号
を出力し、マクロブロック毎に入力される復元画像デー
タの書込みと、ラスタスキャン順での復元画像データの
出力とを制御する。
【0039】上記の動画像復号システムでCCIR60
1の525ラインシステムのピクセルレートを実現する
場合、メモリ制御部43での16ライン当りのワードア
クセス回数を見ると、前予測符号化の場合には上述した
図4に示す動画像復号システムのワードアクセス回数と
同様に12240回となる。
【0040】これに対し、双方向予測符号化の場合に
は、 前予測参照ブロックのリード:2ワード×9回×8ブロ
ック×45マクロブロック=6480 後予測参照ブロックのリード:2ワード×9回×8ブロ
ック×45マクロブロック=6480 で、合計12960回となる。ここで、1水平方向分の
マクロブロック数は45マクロブロックである。
【0041】予測用メモリ32にSRAMを使用した場
合、上述した図4に示す動画像復号システムと同様に、
アクセスタイム74ns以下のSRAMを使用すれば、
CCIR601の525ラインシステムのピクセルレー
トで必要な13728サイクル以内の条件に対応可能で
ある。また、アクセスタイム37ns以下のSRAMを
27MHzで使用すれば、メモリデータバス101が3
2ビット幅でも上記の条件に対応可能となる。
【0042】さらに、予測用メモリ32にDRAMを使
用した場合、上述した図4に示す動画像復号システムと
同様に、CCIR601の525ラインシステムのピク
セルレートで必要な13728サイクル以内の条件を満
たすことができない。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の動画像
復号システムでは、CCIR601の525ラインシス
テムのピクセルレートを必要とする動画像を復号化する
ために、通常、予測用フレームメモリとしてSRAMを
必要とし、価格の安いDRAMを使用することができな
いという欠点がある。
【0044】また、データバス幅を128ビット以上に
広げてDRAMで対応した場合、集積回路化したときに
LSIの端子数が多くなり、このLSIを小型化するこ
とができないという欠点がある。
【0045】さらに、128ビットバス幅にするために
は現在ある最大ワード幅の×16ビット構成のDRAM
を使用しても、8個単位でDRAMを増やす必要があ
り、CCIR601の525ラインシステムで予測用フ
レームメモリとして必要な容量[(720+360×
2)サンプル×480ライン×8ビット×2フレーム=
10.546…Mbits]に対し、4MビットDRA
Mを8個使用した場合にこれらDRAMの未使用領域が
大きくなるという欠点がある。
【0046】この場合、メモリ容量の効率を考えて1M
ビットDRAMを使用すると、16個のDRAMが必要
となり、予測用フレームメモリの実装面積が大きくなる
という欠点がある。
【0047】双方向予測符号化を行う動画像復号システ
ムでは、双方向予測符号化フレームの復元画像データの
出力がメモリデータバスを経由せずにラッチからスキャ
ン変換用メモリに直接書込むことによって行っている。
これは双方向予測符号化時にメモリデータバスが予測用
メモリのアクセスに大部分使用されてしまうため、ラッ
チからスキャン変換用メモリへの書込みに必要な16ラ
イン当りのサイクル(8サイクル×8回×45マクロブ
ロック=2880サイクル)が確保できないためであ
る。
【0048】よって、該シスタムを集積回路化する際に
スキャン変換用メモリとして外部メモリを使用する場
合、スキャン変換用メモリのデータバス用の端子として
64本端子が多く必要となり、このLSIを小型化する
ことができないという欠点がある。
【0049】したがって、本発明の目的は上記欠点を解
消し、予測用メモリとして安価なDRAMを使用するこ
とができ、予測用メモリの実装面積を小さくしてLSI
の小型化を図ることができる動画像復号システムの提供
にある。
【0050】
【課題を解決するための手段】本発明による動画像復号
システムは、入力符号から復元された離散コサイン変換
係数を基にフレーム間差分データを復元する復元手段
と、復元された画像データを複数フレーム分格納する格
納手段と、前記入力符号から復元された動きベクトル情
報と前記格納手段に格納された画像データとから前記フ
レーム間差分データに対応する位置の予測値を生成する
予測値生成手段と、前記フレーム間差分データと前記予
測値とを演算して画像データを復元する演算手段とを含
む動画像復号システムであって、複数画素の輝度成分と
色差成分とが混在した複数の画素データから構成される
アクセス単位で前記画素データを伝送するメモリデータ
バスと、前記メモリデータバスを介して前記格納手段か
ら読出した画像データをm×n画素(m,nは正の整
数)からなるブロック単位で保持する第1の保持手段
と、前記第1の保持手段に保持された前記画像データを
前記予測値生成手段に出力する手段と、前記演算手段で
復元された復元画像データを前記ブロック単位分保持す
る第2の保持手段と、前記第2の保持手段に保持された
前記復元画像データを並べ替えて前記アクセス単位で
記メモリデータバスを介して前記格納手段に書込む手段
とを備え、前記格納手段を前記アクセス単位毎のアドレ
スによって前記アドレス単位で前記画像データを読み書
きするようにしている
【0051】本発明による他の動画像復号システムは、
入力符号から復元された離散コサイン変換係数を基に
レーム間差分データを復元する復元手段と、復元された
画像データを複数フレーム分格納する格納手段と、前記
入力符号から復元された動きベクトル情報と前記格納手
段に格納された画像データとから前記フレーム間差分
ータに対応する位置の予測値を生成する予測値生成手段
と、前記フレーム間差分データと前記予測値とを演算し
て画像データを復元する演算手段とを含む動画像復号シ
ステムであって、複数画素の輝度成分と色差成分とが混
在した複数の画素データから構成されるアクセス単位で
前記画素データを伝送するメモリデータバスと、前記メ
モリデータバスを介して前記格納手段から読出した画像
データをm×n画素(m,nは正の整数)からなるブロ
ック単位で保持する第1の保持手段と、前記第1の保持
手段に保持された前記画像データを前記予測値生成手段
に出力する手段と、前記復元手段の出力である前記フレ
ーム間差分データを前記ブロック単位分保持する第2の
保持手段と、前記演算手段で復元された復元画像データ
を並べ替えて前記アクセス単位で前記メモリデータバス
を介して前記格納手段に書込む手段とを有し、前記格納
手段を前記アクセス単位毎のアドレスによって前記アド
レス単位で前記画像データを読み書きするようにしてい
る。
【0052】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0053】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例によるシ
ステムは双方向予測符号化を使用しない動画像復号シス
テムである。
【0054】可変長符号復号部1は復号化する符号が入
力されると、量子化DCT(離散コサイン変換)係数を
復元し、その量子化DCT係数を逆量子化部2に出力す
る。同時に、可変長符号復号部1は予測モード及び動き
ベクトル情報を復元し、それら予測モード及び動きベク
トル情報を予測値算出部5とメモリ制御部13とに出力
する。
【0055】逆量子化部2は入力した量子化DCT係数
からDCT係数を復元し、そのDCT係数を逆DCT部
3に出力する。逆DCT部3は入力したDCT係数に対
して逆DCTを施すことによってフレーム間差分データ
または画像データを復元し、そのフレーム間差分データ
または画像データを加算器4に出力する。
【0056】予測用ダイナミックメモリ12は読出し及
び書込みのために2フレーム分のデータ容量を持ってお
り、メモリ制御部13からのアドレスと制御信号とによ
って制御される。このメモリ制御部13は時分割で、予
測参照ブロックのリード制御と、復元画像データのライ
ト制御と、復元画像データのラスタスキャン変換のため
のリード制御とを行う。
【0057】メモリ制御部13による予測参照ブロック
のリード制御時には予測モードと動きベクトル情報とに
したがって、予測用ダイナミックメモリ12に格納され
た前フレーム内の予測参照ブロックが読出され、その予
測参照ブロックが参照ブロックバッファ14に出力され
る。
【0058】また、メモリ制御部13による復元画像デ
ータのライト制御時にはマクロブロックバッファ11に
1マクロブロック分のデータが揃うと、該1マクロブロ
ック分のデータが予測用ダイナミックメモリ12に書込
まれる。さらに、メモリ制御部13による復元画像デー
タのリード制御時には予測用ダイナミックメモリ12内
の前フレームの復元画像データが読出され、この復元画
像データがラインバッファ18に出力される。
【0059】参照ブロックバッファ14は予測用ダイナ
ミックメモリ12から入力された予測参照ブロックを一
時格納し、この予測参照ブロックを1ワード単位でマル
チプレクサ16に出力する。マルチプレクサ16は参照
ブロックバッファ14から入力された1ワード単位の予
測参照ブロック内から8ビットの1サンプルデータを切
出し、その1サンプルデータを予測値算出部5に出力す
る。
【0060】予測値算出部5はマルチプレクサ16から
1サンプルデータが入力されると、可変長符号復号部1
からの予測モードと動きベクトル情報とにしたがって、
逆DCT部3の出力に対応する位置の予測値を算出し、
この予測値を加算器4に出力する。
【0061】加算器4は逆DCT部3の出力と予測値算
出部5の出力とを加算することで画像データを復元し、
この復元画像データをマクロブロックバッファ11に出
力する。マクロブロックバッファ11に1マクロブロッ
ク分のデータが揃うと、該データがメモリ制御部13の
制御によって予測用ダイナミックメモリ12に書込まれ
る。
【0062】この場合、マクロブロックバッファ11に
は、輝度成分(Y)2×2サンプルとCr成分1×2サ
ンプルとCb成分1×2サンプルとからなる1ワードの
復元画像データが各アドレス毎に書込まれる。また、マ
クロブロックバッファ11と予測用ダイナミックメモリ
12とを接続するメモリデータバス100は、輝度成分
(Y)2×2サンプルとCr成分1×2サンプルとCb
成分1×2サンプルとからなる1ワードの画像データを
単位として伝送を行う。
【0063】よって、マクロブロックバッファ11から
予測用ダイナミックメモリ12への復元画像データの書
込みは、輝度成分(Y)2×2サンプルとCr成分1×
2サンプルとCb成分1×2サンプルとからなる1ワー
ドの復元画像データを単位として行われる。これによっ
て、予測用ダイナミックメモリ12の各アドレスには上
記1ワードの復元画像データが夫々書込まれる。
【0064】ラインバッファ18にはメモリデータバス
100を経由して予測用ダイナミックメモリ12から、
輝度成分(Y)2×2サンプルとCr成分1×2サンプ
ルとCb成分1×2サンプルとからなる1ワードの復元
画像データが入力されるため、各色成分2ライン分のバ
ッファを、書込み用及び読出し用に2バンク有してい
る。
【0065】すなわち、ラインバッファ18の一方のバ
ンクに予測用ダイナミックメモリ12からの復元画像デ
ータが各色成分2ライン分書込まれるとき、他方のバン
クからはラスタスキャン順にデータが読出される。よっ
て、ラインバッファ18のメモリ容量としては、8サン
プル×8サンプル×(2×2+1×2+1×2)ブロッ
ク×45マクロブロック×2バンク=45Kビット必要
となる。
【0066】スキャン変換制御部19はラインバッファ
18に制御信号を出力し、予測用ダイナミックメモリ1
2からの復元画像データの書込みと、ラスタスキャン順
での復元画像データの読出しとを制御する。
【0067】尚、マクロブロックバッファ11、参照ブ
ロックバッファ14、ラインバッファ18は夫々メモリ
データバス100を介して予測用ダイナミックメモリ1
2に接続されている。このメモリデータバス100は6
4ビット幅で、輝度成分(Y)2×2サンプルとCr成
分1×2サンプルとCb成分1×2サンプルとからなる
1ワードの画像データを単位として伝送を行う。
【0068】次に、メモリ制御部13による予測用ダイ
ナミックメモリ12へのアクセスについて説明する。こ
のメモリ制御部13による予測用ダイナミックメモリ1
2へのアクセスとしては予測参照ブロックのリード制御
と、復元画像データのライト制御と、復元画像データの
ラスタスキャン変換のためのリード制御とがある。
【0069】メモリ制御部13が復元画像データのライ
ト制御を行う場合、復元画像データはマクロブロック毎
に8ワード×8回のワードアクセスで予測用ダイナミッ
クメモリ12に書込まれる。
【0070】また、メモリ制御部13が予測参照ブロッ
クのリード制御を行う場合、1マクロブロックに対する
予測参照マクロブロックは動きベクトル情報が整数画素
位置を参照するものであれば、輝度成分(Y)16×1
6サンプルと色差成分8×16サンプルとが必要であ
る。しかしながら、動きベクトル情報が中間画素位置
(ハーフペル)を参照するものであれば、輝度成分
(Y)17×17サンプルと色差成分9×17サンプル
とが必要である。
【0071】したがって、輝度成分(Y)2×2サンプ
ルとCr成分1×2サンプルとCb成分1×2サンプル
とを1ワードとする本実施例のワード構成の場合、9×
9ワードのアクセスによって予測参照ブロックの予測用
ダイナミックメモリ12からの読出しを実行する。
【0072】さらに、メモリ制御部13が復元画像デー
タのラスタスキャン変換のためのリード制御を行う場
合、ラインバッファ18への出力はマクロブロック毎で
はなく、ワード単位で水平方向にデータが出力されてい
く。
【0073】以下、本実施例でCCIR601の525
ラインシステムのピクセルレートを実現する場合につい
て説明する。まず、本実施例での16ライン当りのワー
ドアクセス回数を見ると、 予測参照ブロックのリード: 9ワード×9回×45マクロブロック=3645 復元画像データのライト: 8ワード×8回×45マクロブロック=2880 復元画像データのリード: 360ワード×8水平方向=2880 で、合計9405回となる。ここで、1水平方向分のマ
クロブロック数は45マクロブロックである。
【0074】予測用メモリにDRAM(ダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリ)を使用した場合、DRA
Mのアクセスに必要なサイクル数は以下のようになる。
【0075】DRAMのページモードアクセスは、図3
(a)に示すように、アクセス開始時にRAS信号及び
CAS信号のプリチャージサイクルPとロウアドレスサ
イクルRとの2サイクル後に、カラムアドレスC0,C
1,…を連続して入力することで行われる。
【0076】メモリ制御部13による復元画像データの
ライト制御における8ワードアクセスはページ境界にか
かることがないので、図3(b)に示すように、10サ
イクルで行われる。
【0077】また、メモリ制御部13による予測参照ブ
ロックのリード制御における9ワードアクセスはページ
境界にかからない場合、図3(c)に示すように、11
サイクルで行われ、ページ境界にかかる場合、図3
(d)に示すように、13サイクルで行われる。
【0078】さらに、メモリ制御部13による復元画像
データのリード制御におけるアクセスではアドレスが連
続しており、ページ境界が数回しか入らないので、プリ
チャードサイクルPとロウアドレスサイクルRとを無視
することができ、1ワードのアクセスをほぼ1サイクル
で実行できる。
【0079】したがって、DRAMを使用した場合の1
6ライン当りの必要サイクル数は、 予測参照ブロックのリード: 13サイクル×9回×45マクロブロック=5265 復元画像データのライト: 10サイクル×8回×45マクロブロック=3600 復元画像データのリード: 360サイクル×8水平方向=2880 で、合計11745サイクルとなる。ここで、1水平方
向分のマクロブロック数は45マクロブロックである。
【0080】よって、DRAMを使用した場合には、C
CIR601の525ラインシステムのピクセルレート
で必要な16ライン当り13728サイクル以内の条件
を満たすことができる。
【0081】上述した本発明の一実施例では、復元画像
データをマクロブロックバッファ11から予測用ダイナ
ミックメモリ12へ書込むとき、メモリデータバス10
0上にある復元画像データをラインバッファ18にも同
時に書込むようにすれば、映像信号に変換する時に生ず
るフレーム遅れを解消することができる。但し、この場
合、ラインバッファ18の容量としては2ライン×2バ
ンクよりも大きな容量が必要となる。
【0082】図2は本発明の他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の他の実施例によ
るシステムはフレーム内符号化、前方向予測符号化、双
方向予測符号化を適応的に切替えて符号化する動画像復
号システムである。
【0083】本発明の他の実施例によるシステムは図1
に示す本発明の一実施例によるシステムと以下の点で異
なる。すなわち、本発明の一実施例では参照マクロブロ
ックバッファ14が前予測用の1個であったのに対し
て、本発明の他の実施例では前参照マクロブロックバッ
ファ24及び後参照マクロブロックバッファ25の2個
設けられている。
【0084】尚、前参照マクロブロックバッファ24及
び後参照マクロブロックバッファ25に一時格納された
前予測参照ブロック及び後予測参照ブロックはマルチプ
レクサ26,27を経由して予測値算出部5に出力され
る。
【0085】また、本発明の他の実施例のメモリ制御部
23には本発明の一実施例のメモリ制御部13での制御
に、双方向予測符号化フレームに対する制御が付加され
ている。双方向予測符号化フレームでは前予測参照マク
ロブロックのリード制御と後予測参照マクロブロックの
リード制御とが必要である。
【0086】双方向予測符号化フレームの復元画像デー
タの出力はスキャン変換制御部29の制御によってマク
ロブロックバッファ11から出力された復元画像データ
をメモリデータバス100を経由してスキャン変換用メ
モリ28に書込むことで行われる。
【0087】また、本発明の一実施例では復元画像デー
タのリード制御時のデータ出力順序が各色成分毎で、1
ライン毎である。これに対し、本発明の他の実施例では
双方向予測符号化フレームの復元画像データの出力に合
わせてマクロブロックバッファ11からの復元画像デー
タの入力と同じようにマクロブロック毎に行われる。
【0088】本発明の他の実施例のスキャン変換用メモ
リ28にはマクロブロック毎に復元画像データが入力さ
れるため、1水平方向分のマクロブロックを格納するバ
ッファを、書込み用及び読出し用に2バンク有する必要
があり、そのメモリ容量は360Kビットとなる。
【0089】本発明の他の実施例のスキャン変換制御部
29はスキャン変換用メモリ28に制御信号を出力し、
マクロブロック毎に入力される復元画像データの書込み
と、ラスタスキャン順での復元画像データの出力とを制
御する。
【0090】本発明の他の実施例でCCIR601の5
25ラインシステムのピクセルレートを実現する場合、
メモリ制御部23での16ライン当りの予測用ダイナミ
ックメモリ12のワードアクセス回数を見ると、前予測
符号化の場合には上述した本発明の一実施例のワードア
クセス回数と同様に9405回となる。
【0091】これに対し、双方向予測符号化の場合に
は、 前予測参照ブロックのリード: 9ワード×9回×45マクロブロック=3645 後予測参照ブロックのリード: 9ワード×9回×45マクロブロック=3645 で、合計7290回となる。ここで、1水平方向分のマ
クロブロック数は45マクロブロックである。
【0092】上述した本発明の一実施例と同様に予測用
メモリにDRAMを使用した場合、16ライン当りの必
要サイクル数は、 予測参照ブロックのリード: 13サイクル×9回×45マクロブロック=5265 復元画像データのライト: 10サイクル×8回×45マクロブロック=3600 復元画像データのリード: 10サイクル×8回×45マクロブロック=3600 で、合計12465サイクルとなる。ここで、1水平方
向分のマクロブロック数は45マクロブロックである。
【0093】これに対し、双方向予測符号化の場合には
予測用ダイナミックメモリ12のアクセス以外に、マク
ロブロックバッファ11の出力データをスキャン変換用
メモリ28に書込むためにメモリデータバス100を利
用するので、そのサイクル数も含める必要がある。した
がって、16ライン当りの必要サイクル数は、 前予測参照ブロックのリード: 13サイクル×9回×45マクロブロック=5265 後予測参照ブロックのリード: 13サイクル×9回×45マクロブロック=5265 スキャン変換用メモリ28への出力: 8サイクル×8回×45マクロブロック=2880 で、合計13410回となる。ここで、1水平方向分の
マクロブロック数は45マクロブロックである。
【0094】よって、本発明の他の実施例でもCCIR
601の525ラインシステムのピクセルレートで必要
な13728サイクル以内の条件を満たすことができ、
CCIR601の525ラインシステムに対応可能とな
る。
【0095】上述した本発明の一実施例及び他の実施例
では、輝度成分と色差成分とのサンプリング比がCCI
R601の525ラインシステムの4:2:2にしたが
って、マクロブロックが輝度成分(Y)2×2ブロッ
ク、Cr成分1×2ブロック、Cb成分1×2ブロック
で構成されている場合について説明した。
【0096】しかしながら、輝度成分と色差成分とのサ
ンプリング比が4:1:1で、マクロブロックが輝度成
分(Y)2×2ブロック、Cr成分1×1ブロック、C
b成分1×1ブロックで構成されている場合について
も、予測用ダイナミックメモリ12のバス幅を48ビッ
ト幅とし、輝度成分(Y)2×2サンプル、Cr成分1
×1サンプル、Cb成分1×1サンプルを1ワードとし
てアクセスすることで、予測用フレームメモリとしてD
RAMを使用することが可能である。
【0097】また、上述した本発明の一実施例及び他の
実施例では、復元画像データを輝度成分(Y)2×2サ
ンプルとCr成分1×2サンプルとCb成分1×2サン
プルとからなる1ワードの画像データを構成する手段と
して、マクロブロックバッファ11を加算器4の後に配
置している。
【0098】しかしながら、逆DCT部3からブロック
単位で入力されるデータを輝度成分(Y)2×2サンプ
ルとCr成分1×2サンプルとCb成分1×2サンプル
とからなる1ワードのデータに並び替える手段を加算器
4の前に配置し、加算器4の出力を8サンプル分まとめ
るラッチを加算器4の後に配置することで、本発明の一
実施例及び他の実施例による予測用ダイナミックメモリ
12に対するアクセス方法を適用することができる。
【0099】上述したシステムを集積回路で実現する場
合、本発明の一実施例では予測用ダイナミックメモリ1
2を除いた部分をLSI1チップまたは数チップセット
で実現すればよい。また、本発明の他の実施例では予測
用ダイナミックメモリ12を除いた部分、または予測用
ダイナミックメモリ12とスキャン変換用メモリ28と
を除いた部分をLSI1チップまたは数チップセットで
実現すればよい。
【0100】このように、加算器4でブロック毎に復元
される復元画像データをマクロブロックバッファ11に
一時保持するときに輝度成分(Y)2×2サンプルとC
r成分1×2サンプルとCb成分1×2サンプルとから
なる1ワードのデータに並び替え、このデータを該1ワ
ード単位にデータ伝送を行うメモリデータバス100を
介して予測用ダイナミックメモリ12と、参照マクロブ
ロックバッファ14または前参照マクロブロックバッフ
ァ24及び後参照マクロブロックバッファ25と、ライ
ンバッファ18またはスキャン変換用メモリ28とに夫
々出力することによって、予測用ダイナミックメモリ1
2をDRAMのページモードアクセスでアクセスするこ
とができる。よって、予測用メモリとして価格の安いD
RAMを利用することができる。
【0101】また、メモリデータバス100のバス幅を
64ビット幅とすることで、×16ビット構成の4Mビ
ットDRAMを使用する場合に4個のDRAMで予測用
フレームメモリを構成することができ、従来の128ビ
ットバスと比較して実装面積を小さくすることができ
る。
【0102】さらに、CCIR601の525ラインシ
ステムで予測用フレームメモリとして必要な容量[(7
20+360×2)サンプル×480ライン×8ビット
×2フレーム=10.546…Mbits]に対し、4
MビットDRAMを4個使用するだけなので、DRAM
の未使用領域が大きくなるということはない。
【0103】さらにまた、該シスタムを集積回路化する
際にスキャン変換用メモリとして外部メモリを使用する
場合でも、従来のようにスキャン変換用メモリのデータ
バス用の端子として64本端子を多く必要となることは
なく、このLSIを小型化することが可能となる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ロック毎に復元される復元画像データを、複数画素の輝
度成分及び色差成分を単位とするデータに並べ替えるこ
とによって、予測用メモリとして安価なDRAMを使用
することができ、予測用メモリの実装面積を小さくして
LSIの小型化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】(a)はDRAMのページモードアクセスサイ
クルを示す図、(b)は復元画像データのライトアクセ
スサイクルを示す図、(c)はページ境界にかからない
予測参照ブロックのリードアクセスサイクルを示す図、
(d)はページ境界にかかる予測参照ブロックのリード
アクセスサイクルを示す図である。
【図4】従来例の構成を示すブロック図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 逆DCT部 4 加算器 5 予測値算出部 11 マクロブロックバッファ 12 予測用ダイナミックメモリ 13,23 メモリ制御部 14 参照マクロブロックバッファ 16,26,27 マルチプレクサ 18 ラインバッファ 19,29 スキャン変換制御部 28 スキャン変換用メモリ 100 メモリデータバス

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力符号から復元された離散コサイン変
    換係数を基にフレーム間差分データを復元する復元手段
    と、復元された画像データを複数フレーム分格納する格
    納手段と、前記入力符号から復元された動きベクトル情
    報と前記格納手段に格納された画像データとから前記
    レーム間差分データに対応する位置の予測値を生成する
    予測値生成手段と、前記フレーム間差分データと前記予
    測値とを演算して画像データを復元する演算手段とを含
    む動画像復号システムであって、複数画素の輝度成分と色差成分とからなる複数の画素デ
    ータから構成されるアクセス単位で 前記画素データを伝
    送するメモリデータバスと、 前記メモリデータバスを介して前記格納手段から読出し
    た画像データをm×n画素(m,nは正の整数)からな
    るブロック単位で保持する第1の保持手段と、 前記第1の保持手段に保持された前記画像データを前記
    予測値生成手段に出力する手段と、前記演算手段で復元された復元画像データ を前記ブロッ
    ク単位分保持する第2の保持手段と、 前記第2の保持手段に保持された前記復元画像データを
    並べ替えて前記アクセス単位で前記メモリデータバスを
    介して前記格納手段に書込む手段とを有し、前記格納手
    段を前記アクセス単位毎のアドレスによって前記アドレ
    ス単位で前記画像データを読み書きするようにしたこと
    を特徴とする動画像復号システム。
  2. 【請求項2】 入力符号から復元された離散コサイン変
    換係数を基にフレーム間差分データを復元する復元手段
    と、復元された画像データを複数フレーム分格納する格
    納手段と、前記入力符号から復元された動きベクトル情
    報と前記格納手段に格納された画像データとから前記
    レーム間差分データに対応する位置の予測値を生成する
    予測値生成手段と、前記フレーム間差分データと前記予
    測値とを演算して画像データを復元する演算手段とを含
    む動画像復号システムであって、複数画素の輝度成分と色差成分とが混在した複数の画素
    データから構成されるアクセス単位で 前記画素データを
    伝送するメモリデータバスと、 前記メモリデータバスを介して前記格納手段から読出し
    た画像データをm×n画素(m,nは正の整数)からな
    るブロック単位で保持する第1の保持手段と、 前記第1の保持手段に保持された前記画像データを前記
    予測値生成手段に出力する手段と、 前記復元手段の出力である前記フレーム間差分データを
    前記ブロック単位分保持する第2の保持手段と、 前記演算手段で復元された復元画像データを並べ替えて
    前記アクセス単位で前記メモリデータバスを介して前記
    格納手段に書込む手段とを有し、前記格納手段を前記ア
    クセス単位毎のアドレスによって前記アドレス単位で前
    記画像データを読み書きするようにしたことを特徴とす
    る動画像復号システム。
  3. 【請求項3】 前記格納手段に対するアクセスをダイナ
    ミックメモリのページモードアクセスで行うようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の動画像
    復号システム。
  4. 【請求項4】 前記格納手段から前記画像データを前記
    アクセス単位でラスタスキャン順に読出す読出し手段
    と、前記読出し手段によって読出された前記画像データ
    をラスタスキャン順の映像信号に復元する手段とを有す
    ることを特徴とする請求項3記載の動画像復号システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第1の保持手段を前予測用及び後予
    測用に夫々有することを特徴とする請求項1〜請求項3
    のうちいずれか記載の動画像復号システム。
  6. 【請求項6】 前記演算手段で復元された復元画像デー
    を基に映像信号を復元する映像信号復元手段と、前記
    格納手段への前記復元画像データの書込みと同時に前記
    復元画像データを前記メモリデータバスを介して前記映
    像信号復元手段に出力するよう制御する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の動画像復号システム。
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