JP2503767Y2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

Info

Publication number
JP2503767Y2
JP2503767Y2 JP1989129946U JP12994689U JP2503767Y2 JP 2503767 Y2 JP2503767 Y2 JP 2503767Y2 JP 1989129946 U JP1989129946 U JP 1989129946U JP 12994689 U JP12994689 U JP 12994689U JP 2503767 Y2 JP2503767 Y2 JP 2503767Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
film
dimensional effect
reflection pattern
metal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989129946U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0368249U (ja
Inventor
寿衛 小関
雅彦 阿部
聖一 富田
英喜 滝口
Original Assignee
株式会社アイジー技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アイジー技術研究所 filed Critical 株式会社アイジー技術研究所
Priority to JP1989129946U priority Critical patent/JP2503767Y2/ja
Publication of JPH0368249U publication Critical patent/JPH0368249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503767Y2 publication Critical patent/JP2503767Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属板の表面にプラスチック層を有する建築
用パネルに関する。
〔従来の技術〕
一般に、金属板に立体感を付与し、冷たさを除去する
ため、例えば深さ0.3〜1.0mmのエンボス加工、あるいは
フラット面に印刷加工、もしくは両技術の組み合わせ、
さらにプラスチックフィルムに凹凸加工したフィルムを
貼着するかのいずれかの方法があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種パネルには下記するような諸点
において種々の欠点があった。すなわち、エンボス加工
した際は歪、または巻取りの関係で模様に制限、特に凹
凸の比が1:1であることを要し、かつ深さが0.9mm位まで
が限度であり、それでも立体感に欠ける不利があった。
さらに、凹凸模様が深くなればなるほど塗膜にクラック
が入り、耐候性に劣る欠点があった。また、印刷模様は
色彩のみでの立体感補強のため本来フラットであって、
それほどの立体感は期待できなかった。また、プラスチ
ックフィルムに凹凸を形成したものを貼着した際は、フ
ィルム厚さが0.3〜0.5mm位であり、金属板の厚さとして
は約0.7〜1mm位となり、ロール加工時に切れる等の不利
があった。
〔課題を解決するための手段〕 本考案はこのような欠点を除去するため、溶剤のない
塗膜、または合成樹脂フィルムに任意模様を熱転写する
と共に、そのほぼ同一平面上の模様に鏡面反射面と乱反
射面とを組み合わせたパターンとし、耐候性もよく、か
つ希有な立体感を醸し出す建築用パネルを提出するもの
である。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本考案に係る建築用パネルの一
実施例について詳細に説明する。第1図は上記パネルの
一例を示す斜視図であり、1は基材、例えばカラー鋼
板、塩ビ鋼板、その他のフィルム張り、Al、Fe、チタ
ン、ステンレス、銅板等の金属板そのものであり、2は
模様形成被膜(以下、単に被膜という)、例えばプラス
チックフィルム、溶剤のない塗膜である。さらに説明す
ると、プラスチックフィルムは熱可塑性の塩化ビニール
フィルム、ポリウレタンフィルム、ポリエチレンフィル
ム等で厚さは0.1〜0.5mm位であり、塗膜は粉体塗装によ
り塗膜である。3は模様で第2図に拡大して示すように
被膜2のフラットな表面に、任意パターンの鏡面反射模
様4とミクロン単位の凹凸からなる乱反射模様5とを組
み合わせた模様である。特に、同一平面にありながら鏡
面反射模様4と乱反射模様5とを形成したため、より立
体感が倍加されフラットである外観なのに立体感が醸し
出される構造である。勿論、この模様3のパターンと色
彩とは任意に選択でき、その相乗効果も大きいものであ
る。
次に製造方法について簡単に説明すると、基材1とし
ては亜鉛鉄板(0.35mm厚)、被膜2としては塩化ビニー
ルフィルム(厚さ0.1mm)を接着剤を介して一体に形成
した塩ビ鋼板を準備する。また、模様3としては、例え
ばミラーボールに存在するパターンを準備する。そこ
で、成形前のフラットな塩ビ鋼板の表面側に、模様3を
形成したロールをその表面温度100〜200℃、例えば150
℃、かつ5m/minで押圧、送給する。すると、第1図に示
すようなパターンが上記スピードで形成される。この
際、乱反射模様5の凹凸差は、最大でも0.5mm以下位
で、主にミクロン単位である。次に、この基材1をロー
ル成形機に送給し、第1図のように成形した。その化粧
面2aはエンボス加工による立体感と異なり今までにない
フラットな面での乱、鏡面反射の醸し出す外観を得るこ
とができた。勿論、鏡面反射模様4と乱反射模様5のグ
ロス差を大きく、例えば20:60グロス、5:80グロスのよ
うな光沢差等にすると、さらに立体感が強化される。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係る建築用パネルによれば、
金属板と樹脂被膜のフラット性、光沢を利用して、化粧
面がフラットである鏡面と乱反射面のコントラストによ
って立体感が醸し出される特徴がある。また、フラット
面であるのに肉眼上凹凸のように見えるため、さらに凹
凸のように錯覚される。さらに、エンボス加工でないた
め、化粧面のクラックも発生せず、耐候性にすぐれた特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築用パネルの一実施例を示す斜
視図、第2図は上記パネルの化粧面を拡大して示す説明
図である。 1……基材、2……模様形成被膜、3……模様。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 井上 博之 (56)参考文献 実開 昭56−148444(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂フィルムを全表面に被着した金属板に
    おいて、該フィルム表面に鏡面反射模様とミクロン単位
    の凹凸からなる乱反射模様を形成したことを特徴とする
    建築用パネル。
JP1989129946U 1989-11-06 1989-11-06 建築用パネル Expired - Lifetime JP2503767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989129946U JP2503767Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 建築用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989129946U JP2503767Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 建築用パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0368249U JPH0368249U (ja) 1991-07-04
JP2503767Y2 true JP2503767Y2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=31677543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989129946U Expired - Lifetime JP2503767Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 建築用パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503767Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148444U (ja) * 1980-04-05 1981-11-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0368249U (ja) 1991-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020211389A1 (zh) 一种塑胶地板表面处理方法
JP2503767Y2 (ja) 建築用パネル
US5470410A (en) Method for producing a three-dimensional work from a two-dimensional work
JP3089781B2 (ja) エンボス化粧材およびその製造方法
JP2000211296A (ja) 装飾材
JPS6035265B2 (ja) 立体化粧板の製造方法
JP2007332740A (ja) 装飾パネルの製造方法
JPH0247729Y2 (ja)
JPH0630443Y2 (ja) エンボス表面を有する化粧シート
JPH0624203Y2 (ja) 化粧材
JPS6346580Y2 (ja)
JP3381507B2 (ja) 目地模様付きフィルムラミネート鋼板
JPH0383641A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPH04133800A (ja) 壁面材の製造方法
JPH0751313Y2 (ja) 化粧シート
KR980007041U (ko) 2단 인쇄에 의한 입체감을 갖는 바닥재
JPH05270199A (ja) 化粧板の製造方法
JP3002422B2 (ja) 化粧板
JP2773237B2 (ja) 化粧材の製造方法
JP2747408B2 (ja) 装飾用帯状床敷体及びその製造方法
JPH0257499B2 (ja)
JPH0435945A (ja) 光輝性装飾シート及びその製造方法
AU710245B2 (en) Method for producing a three-dimensional work from a two- dimensional work
JPH05272100A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPH0872202A (ja) 化粧板およびその製造方法