JP2503751B2 - ペンプロツタのペン乾燥防止装置 - Google Patents

ペンプロツタのペン乾燥防止装置

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JP2503751B2
JP2503751B2 JP2271385A JP27138590A JP2503751B2 JP 2503751 B2 JP2503751 B2 JP 2503751B2 JP 2271385 A JP2271385 A JP 2271385A JP 27138590 A JP27138590 A JP 27138590A JP 2503751 B2 JP2503751 B2 JP 2503751B2
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健生 大場
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Max Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ペンプロツタのペン乾燥防止装置に関す
るものであり、特に、筆圧設定の誤操作によるペン先や
スケールの破壊を防止したペンプロツタのペン乾燥防止
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、コンピユータ制御により紙面上に作画するプロ
ツタは、種々の形式のものがあり、その中にペン又はシ
ヤープペンシル等の鉛筆芯により作画するペンプロツタ
がある。此種のペンプロツタはインクペンと鉛筆の両方
を使用できるように、ペン用の低筆圧設定と鉛筆用の高
筆圧設定とに切換える筆圧切換装置を設けている。そし
て、インクペンを装着した場合は、作画待機時における
ペン先の乾燥防止のため、所定の待機位置にゴム片等の
乾燥防止部材を設け、待機指令によりペンホルダを前記
待機位置へ移動してペン先を乾燥防止部材に圧接するよ
うに制御部を構成している。
[発明が解決しようとする課題] 前述したペンプロツタの筆圧設定は手動切換えのため
設定を誤る場合がある。例えば、インクペン装着時に鉛
筆モードへ誤って設定し、待機指令が入力された場合
は、インクペンが待機位置の乾燥防止部材へ高い筆圧で
圧接し、ペン先を破損することがある。又、インクペン
或は鉛筆の如何に係らず、鉛筆モードに設定して待機指
令を入力した場合は、前記乾燥防止部材の変形や、該部
材の取付部位の損傷を招くことになる。
そこで、筆圧を誤って設定した場合であっても、ペン
先や乾燥防止部材等を破損する虞れを解消し、不慮の事
故を防止するために解決すべき課題が生じてくるのであ
り、本発明は該課題を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記目的を達成するために提案するもの
であり、インクペン或は鉛筆を保持するペンホルダ5を
X軸並びにY軸方向へ移動自在とし、制御部へ入力した
文字データ或は図形データに従って、前記ペンホルダ5
の2次元移動とZ軸方向の上下動とを制御して作図する
ペンプロツタであって、前記ペンホルダ5の筆圧設定を
ペン用の低筆圧設定と鉛筆用の高筆圧とに切換える設定
機構20を備えるとともに、作図待機時には前記ペンホル
ダ5を待機部9へ移動させ、該待機部9へ設けた弾性材
料から成る乾燥防止部材10へペン先を圧接するペンプロ
ツタのペン乾燥防止装置において、前記設定機構20の設
定の如何に係らず、前記待機部9における筆圧をインク
ペンの設定筆圧以下に制御するように制御部40を構成し
たことを特徴とするペンプロツタのペン乾燥防止装置を
提供するものである。
[作用] 筆圧設定をペン用の低筆圧設定と鉛筆用の高筆圧設定
とに切換えられるペンプロッタのキーボード等から、イ
ンクペンの乾燥防止のための「待機」指令が入力される
と、制御部はペンホルダを待機部へ移動させる。そし
て、筆圧が前記高筆圧又は低筆圧の何れに設定されてい
ても、前記待機部へ設けた弾性材料から成る乾燥防止部
材に筆記具の先端部を圧接するときは、ソレノイド等の
加圧手段をペン用の低筆圧以下に制御する。従って、前
記高筆圧に設定し、そして、誤って待機指令を入力した
場合であっても、筆記具や乾燥防止部材に損傷を与える
ようなことはない。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に従って詳
述する。第1図に於て1は文字入れ用の小型ペンプロツ
タであり、2は文字データ入力及び作図指令入力用のキ
ーボード、3はLCDデイスプレイである。又、4は平面
上を前後左右移動自在なペンアーム、5は前記ペンアー
ム4の先端部へ上下動自在に取付けたペンホルダであ
り、該ペンホルダ5の挿通孔6へ専用のインクペン7も
しくは鉛筆芯ホルダをねじ込んで装着する。前記ペンプ
ロツタ1の後面(図中上方)には透明アクリル製のスケ
ール板8を装着し、該スケール板8の左側部にインクペ
ンの待機部9を設け、この位置をペンプロツタ1本体に
内蔵する制御部(図示せず)のメモリに入力してある。
前記待機部9は半円の平面形状に形成し、上面へゴム等
の弾性材料の乾燥防止部材10が貼着されている。そし
て、前記制御部はキーボード2の「待機」キー11の信号
が入力されたときに、後述する駆動系を制御してペンホ
ルダ5の挿通孔6の中心を待機部9上に位置させてイン
クペン7を前記乾燥防止部材10に載置し、ペン先の乾燥
を防止する。
第2図は外装カバー、キーボードユニツト、制御回路
等を取外したシヤーシ12を示し、13は横レール、14はキ
ヤリツジ、15はX軸方向駆動用モータ、16はY軸方向駆
動用モータ、17は筆圧印加用ソレノイドである。前記キ
ヤリツジ14は後部(図中上方)に設けたローラ21,22及
び前部に設けたローラ23によって横方向へ走行自在であ
り、上面前部及び後部の左右に設けたローラ24,25,26,2
7間にペンアーム4を挟持して該ペンアーム4がキヤリ
ツジ14上を前後に走行できるように形成している。前記
キヤリツジ14は前記X軸方向駆動用モータ15によって駆
動される。前記モータ15の取付板18に一端部を固定した
Xワイヤ28は、前記キヤリツジ14上面のプーリ41からモ
ータ15の回転軸19を経てシヤーシ12の右側端部近傍に配
設したプーリ42に巻回し、キヤリツジ14のプーリ43にて
方向を転回し、前記プーリ42の前方に固設したワイヤフ
ツク29に係止してある。
又、前記ワイヤフツク29に一端部を係止したYワイヤ
30は前記プーリ42を軸支するポスト51の溝51aに巻回
し、ペンアーム4の下面に設けたプーリ52,53,54を経て
シヤーシ12左側部のプーリ55と、Y軸方向駆動用モータ
16の回転軸31に巻回され、シヤーシ12前部のプーリ56か
らキヤリツジ14前部のプーリ57、ペンアーム4前部中央
のプーリ58、キヤリツジ14のプーリ59を経てシヤーシ12
右側前部のワイヤフツク32に係止している。従って、之
等のプーリとワイヤとの滑車作用によりモータ15を駆動
してキヤリツジ14を左右に移動し、モータ16によりペン
アーム4を前後に走行させることができる。
前記ペンアーム4に装着したペンホルダ5は作画面に
対して上下動自在に装着され、内蔵するスプリング(図
示せず)によって常時上方へ付勢し、後述するソレノイ
ド17によって下方へ押圧されないときは、挿通孔6に装
着したインクペン或は鉛筆芯ホルダの先端は作画面から
離間している。前記ソレノイド17に一端部を係止したP
ワイヤ33aは直前のプーリ61及び前記プーリ56と同軸に
設けたプーリ62からキヤリツジ14前部中央のプーリ63を
経てペンアーム4のプーリ64、該ペンアーム4に枢着し
たクランクプレート34のプーリ65、更にペンアーム4の
プーリ66、キヤリツジ14のプーリ67を経てシヤーシ12右
側部に設けたワイヤクランパ35に係止する。前記ワイヤ
クランパ35は下面にピン36を突設し、固定軸37に装着し
たコイルスプリング38の一端部を前記ピン36に係合させ
て図中時計方向に付勢し、Pワイヤ33aのたるみを防止
するとともに、一定以上の引張力が加わらないように形
成している。
前記クランクプレート34の中間部位に係止したPワイ
ヤ33bはペンアーム4後端部位のプーリ68によって上方
へ方向転換され、ペンホルダ5内のワイヤフツク39に係
止されている。依って、ソレノイド17により前記Pワイ
ヤ33aを引くと、クランクプレート34が軸34aを中心に反
時計方向へ回動してPワイヤ33bを引張り、ペンホルダ
5を下方へ移動させてインクペン7のペン先を画面に当
接させる。
上述したモータ15,16、ソレノイド17を制御部が制御
して文字若しくは図形データをペンホルダ5の動きに再
現し、入力データに従った作画がなされる。前記ペンホ
ルダ5に装着した筆記具の筆圧は、第1図並びに第3図
に示す筆圧設定機構であるスイツチ20の切換えによりイ
ンクペン用の低圧と鉛筆芯用の高圧とに切換え可能とな
っている。そして、第4図のグラフに示すように、ソレ
ノイド17に通電する電流をパルスのデユーテイ比制御等
の手段により制御してPワイヤ33a、33bの引張力を鉛筆
モードHとインクペンモードLの2段階に切換える。
尚、ソレノイド17の立上がりを確実にするために、イン
クペンモードLの場合にも瞬間的に大電流を流し、直ち
に電流を低減するように制御している。
次に、キーボード2の「待機」キー11が押圧されたと
きの動作を説明する。制御部のCPU40へ待機指令が入力
されると、前記CPU40はソレノイド17へ通電中であれば
通電を停止し、ペンホルダ5に装着したインクペン7或
は鉛筆芯ホルダを画面から離間させる。続いてX軸方向
駆動用モータ15、並びにY軸方向駆動用モータ16を駆動
して、ペンホルダ5を待機部9へ移動する。次に、CPU4
0は筆圧設定の如何に係らず、第4図に示したインクペ
ン用の設定電流Lにて筆記具を乾燥防止部材10へ当接さ
せる。従って、待機位置へ戻す必要がない鉛筆用の高筆
圧設定時において、誤って待機指令を入力した場合に、
前記乾燥防止部材10及び待機部9が高筆圧の筆記具によ
って破損されることはなく、又、ペン先等の損傷も防止
される。
尚、この発明は上記一実施例に限定されるべきではな
く、筆圧設定機構を機械的に構成し、ソレノイド等の引
張力を鉛筆用の高圧として該引張力のペンホルダ5への
伝達量をカムやレバー或はクラツチ等の機械的手段によ
って変更するもの等にも適用することができ、この発明
が之等のものに及ぶことは当然である。
[発明の効果] この発明は、上記一実施例に詳述したように、ペンプ
ロッタの筆圧設定をペン用の低筆圧或は鉛筆用の高筆圧
の何れに設定しても、乾燥防止のための待機部における
筆圧が前記ペン用の低筆圧以下になるように制御される
ので、筆圧設定の誤りによるペン先の破損や、待機部の
弾性材料から成る乾燥部材の変形或は損傷が防止され
る。又、待機状態では筆圧印加用のソレノイド等の電気
部品へ高筆圧用の大電流が通電されることはない。従っ
て、筆圧設定を誤って長時間待機状態が維持された場合
であっても、前記電気部品が発熱して寿命を低下させた
り、焼損する等の虞れを解消でき、信頼性の向上に寄与
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図はペンプロツタの
平面図、第2図は外装カバーを取外したペンプロツタの
平面図、第3図は制御部の構成を示すブロツク図、第4
図は筆圧印加用のソレノイドの引張力を示すグラフであ
る。 1……ペンプロツタ 5……ペンホルダ 7……インクペン 9……待機部 10……乾燥防止部材 20……スイツチ 40……CPU

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクペン或は鉛筆を保持するペンホルダ
    5をX軸並びにY軸方向へ移動自在とし、制御部へ入力
    した文字データ或は図形データに従って、前記ペンホル
    ダ5の2次元移動とZ軸方向の上下動とを制御して作図
    するペンプロッタであって、前記ペンホルダ5の筆圧設
    定をペン用の低筆圧設定と鉛筆用の高筆圧設定とに切換
    える設定機構20を備えるとともに、作図待機時には前記
    ペンホルダ5を待機部9へ移動させ、該待機部9へ設け
    た弾性材料から成る乾燥防止部材10へペン先を圧接する
    ペンプロッタのペン乾燥防止装置において、前記設定機
    構20の設定の如何に係わらず、前記待機部9における筆
    圧をインクペンの設定筆圧以下に制御するように制御部
    40を構成したことを特徴とするペンプロッタのペン乾燥
    防止装置。
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