JP2503743Y2 - ピン状体の取付装置 - Google Patents
ピン状体の取付装置Info
- Publication number
- JP2503743Y2 JP2503743Y2 JP7092286U JP7092286U JP2503743Y2 JP 2503743 Y2 JP2503743 Y2 JP 2503743Y2 JP 7092286 U JP7092286 U JP 7092286U JP 7092286 U JP7092286 U JP 7092286U JP 2503743 Y2 JP2503743 Y2 JP 2503743Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- shaped body
- substrate
- hole
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電子機器等において使用されるガイドピン等
のピン状体の取り付け構造に関するものである。
のピン状体の取り付け構造に関するものである。
従来の技術 従来より電子機器等において、基板にピン状体を植設
し、このピン状体により部品の取付位置を規制したり、
ばねの取付突起としたり種々の使い方がなされている。
し、このピン状体により部品の取付位置を規制したり、
ばねの取付突起としたり種々の使い方がなされている。
このピン状体の基板への植設方法としては、従来より
第2図に示すように、基板1に設けられた透孔2に、中
間部にその透孔に圧入不能な径大の鍔部を有し、その鍔
部より一方の端部が前記透孔2より若干大なる径のピン
状体3を圧入する方法が簡便な手段として多用されてい
る。一方、近年ピン状体3として加工の容易なホモポリ
マー,コポリマー等の樹脂材が使用されはじめている。
第2図に示すように、基板1に設けられた透孔2に、中
間部にその透孔に圧入不能な径大の鍔部を有し、その鍔
部より一方の端部が前記透孔2より若干大なる径のピン
状体3を圧入する方法が簡便な手段として多用されてい
る。一方、近年ピン状体3として加工の容易なホモポリ
マー,コポリマー等の樹脂材が使用されはじめている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した樹脂材からなるピン状体3を
前述のように基板1に設けられた透孔2に圧入により取
付けた場合、ピン状体の圧入により常時応力が付加され
ている部分の経年変化によりピン状体が脱落することが
ある。すなわち、温度変化に伴なう経年変化により、基
板1との接合部におけるピン状体3の実質的な径が小さ
くなり、外部からの振動等によりピン状体が脱落すると
いう欠点を有するものであった。
前述のように基板1に設けられた透孔2に圧入により取
付けた場合、ピン状体の圧入により常時応力が付加され
ている部分の経年変化によりピン状体が脱落することが
ある。すなわち、温度変化に伴なう経年変化により、基
板1との接合部におけるピン状体3の実質的な径が小さ
くなり、外部からの振動等によりピン状体が脱落すると
いう欠点を有するものであった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案のピン状体の取
り付け構造は、電子機器等の基板の透孔にピン状体を取
り付ける基板とピン状体の取り付け構造において、前記
基板に設けられた透孔に、中間部に前記透孔に挿入不可
能な径大の鍔部を有し、その鍔部より一方の端部が前記
透孔より径大に形成された樹脂材よりなるピン状体の前
記端部を、前記基板の厚みより長くして前記基板に圧入
した場合に、前記端部の先端部を前記基板の裏面から充
分に長く突出させるようにしたものである。
り付け構造は、電子機器等の基板の透孔にピン状体を取
り付ける基板とピン状体の取り付け構造において、前記
基板に設けられた透孔に、中間部に前記透孔に挿入不可
能な径大の鍔部を有し、その鍔部より一方の端部が前記
透孔より径大に形成された樹脂材よりなるピン状体の前
記端部を、前記基板の厚みより長くして前記基板に圧入
した場合に、前記端部の先端部を前記基板の裏面から充
分に長く突出させるようにしたものである。
作用 上記した構成によって、ピン状体は基板の裏面から、
透孔径より大径の部分が充分な長さ突出しているため、
たとえ基板との接触部において経時変化によりピン状体
が径小となっても、基板より突出している部分がストッ
パーとして働き、ピン状体の脱落を阻止するものであ
る。
透孔径より大径の部分が充分な長さ突出しているため、
たとえ基板との接触部において経時変化によりピン状体
が径小となっても、基板より突出している部分がストッ
パーとして働き、ピン状体の脱落を阻止するものであ
る。
実施例 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第2図に示
す従来構成と異なる点は、樹脂材よりなるピン状体3が
基板1に設けられた透孔2にその基板1の表裏に透孔径
より大径の部分がそれぞれ1mm以上の長さlだけ突出す
るよう圧入されている点である。
す従来構成と異なる点は、樹脂材よりなるピン状体3が
基板1に設けられた透孔2にその基板1の表裏に透孔径
より大径の部分がそれぞれ1mm以上の長さlだけ突出す
るよう圧入されている点である。
このような構成によれば、ピン状体3の基板1と接触
部が経時変化により径小となっても、基板1より突出さ
せた部分は径小とならないため、この部分がストッパー
として働き、ピン状体の脱落を阻止するものである。な
お、基板1より突出するピン状体3の透孔の径より大径
の部分は、基板1の近傍では径年変化の影響を受けて径
小となるが、突出させた部分の長さlは、1mm以上であ
ればそれに関わらず、充分に脱落を阻止する働きがある
ことが実験的に確かめられた。
部が経時変化により径小となっても、基板1より突出さ
せた部分は径小とならないため、この部分がストッパー
として働き、ピン状体の脱落を阻止するものである。な
お、基板1より突出するピン状体3の透孔の径より大径
の部分は、基板1の近傍では径年変化の影響を受けて径
小となるが、突出させた部分の長さlは、1mm以上であ
ればそれに関わらず、充分に脱落を阻止する働きがある
ことが実験的に確かめられた。
考案の効果 以上のように本考案によれば、金属製に比べ製作容易
な樹脂製ピンを圧入により取付た場合に生じていたピン
抜けと言う問題を、ピン状体の長さを若干長くするとい
う簡単な構成により、長期間脱落なく、ピン状体を基板
に植設することが出来るものである。
な樹脂製ピンを圧入により取付た場合に生じていたピン
抜けと言う問題を、ピン状体の長さを若干長くするとい
う簡単な構成により、長期間脱落なく、ピン状体を基板
に植設することが出来るものである。
第1図は本考案のピン状体の取り付け構造の一実施例を
示す断面図、第2図は従来のピン状体の取り付け構造の
断面図である。 1……基板、2……透孔、3……ピン状体。
示す断面図、第2図は従来のピン状体の取り付け構造の
断面図である。 1……基板、2……透孔、3……ピン状体。
Claims (1)
- 【請求項1】電子機器等の基板の透孔にピン状体を取り
付ける基板とピン状体の取り付け構造において、前記基
板に設けられた透孔に、中間部に前記透孔に挿入不可能
な径大の鍔部を有し、その鍔部より一方の端部が前記透
孔より径大に形成された樹脂材よりなるピン状体の前記
端部を、前記基板の厚みより長くして前記基板に圧入し
た場合に、前記端部の先端部を前記基板の裏面から充分
に長く突出させるようにしたピン状体の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7092286U JP2503743Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ピン状体の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7092286U JP2503743Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ピン状体の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182593U JPS62182593U (ja) | 1987-11-19 |
JP2503743Y2 true JP2503743Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=30913003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7092286U Expired - Lifetime JP2503743Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ピン状体の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503743Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-12 JP JP7092286U patent/JP2503743Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
小間登著、「機械器具設計便覧」(昭和26−2−10)ホーム社P136(第325図参照) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62182593U (ja) | 1987-11-19 |
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