JP2503590B2 - パワ―ステアリングにおけるトルク検出装置 - Google Patents

パワ―ステアリングにおけるトルク検出装置

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JP2503590B2 JP13103188A JP13103188A JP2503590B2 JP 2503590 B2 JP2503590 B2 JP 2503590B2 JP 13103188 A JP13103188 A JP 13103188A JP 13103188 A JP13103188 A JP 13103188A JP 2503590 B2 JP2503590 B2 JP 2503590B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,セミインテグラル式パワーステアリングに
おけるステアリングシャフトの軸トルクを精度良く,非
接触で測定することができるトルク検出装置に関する。
〔従来技術〕
セミインテグラル式パワーステアリングは,コントロ
ールバルブがステアリングギヤと一体に構成された形式
のもので,操舵力を軽減するための倍力装置を備えたパ
ワーステアリングシステムである。そして,パワーステ
アリングはオイルポンプから送られる油により作動す
る。この油は,運転者がステアリングシャフトを操舵す
ることによって作動するコントロールバルブの機能によ
り,右又は左の操作方向,操作速度に応じた油量,操舵
負荷に応じた油圧が,アクチュエータとしてのパワーシ
リンダに導かれ,操舵出力を倍力する。(詳細は,第1
実施例参照)。
このパワーステアリングシステムにおいて,オイルポ
ンプを駆動するモータ(PSモータ)を操舵負荷に応じて
制御する場合,操舵時にステアリングシャフトに加えら
れた回転トルクの検出は,正確であることが要求され
る。
従来,回転軸の軸トルクを測定する手段としては,回
転軸にストレンゲージを貼り付けてその抵抗値変化によ
りトルクを検出する手段がある。また,車両のステアリ
ングシャフトの軸トルクを検出する手段として,第14図
に示すごとくアブソリュートエンコーダを用いる検出装
置がある(実開昭59-137540)。
この検出装置は,ステアリングホイール側のシャフト
94とタイヤホイール側のシャフト95との間にトーシヨン
バー96をピン941,951により取着し,両シャフト94,95に
はそれぞれこれらの回転状態を検出するためのコード板
91,91を装着して2組のアブソリュートエンコーダ9A,9B
を形成したものである。また,該エンコーダ9A,9Bは,
スリットを設けたコード板91,91と,その各両側に配置
したランプ92,ホトセル93からなる。なお,符号90は遮
光ケースである。しかして,これにより,操舵角度,入
力トルク,操舵速度などの舵取用情報を得ようとするも
のである。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,ストレンゲージによる測定はゲージの
貼付けの良否如何が精度を左右すると共に,テレメータ
等を必要とし,装置が大きくなる。また,前記第14図に
示した,アブソリュートエンコーダを用いる装置は,ト
ーションバーのねじれに基づく回転角度差を求めるもの
であるが,光学式の絶対位置検出器を用いるものであ
る。そのため,分解能が低く,また構造が複雑であると
共に高価である。
また,特に本発明が対象とするセミインテグラル式パ
ワーステアリングにおいては,オイルポンプのモータ
(PSモータ)を制御する場合,トルク検出装置とその検
出信号に応じたモータ出力を発生させるコントローラに
より,トルク−モータ出力特性が決まる。また,セミイ
ンテグラル式パワーステアリングのトルク−油圧特性
は,該製品によりかなりのバラツキを有する。これは,
あるトルクにおいて最低限必要なモータ出力は製品によ
り異なることを意味する。
即ち,従来のトルク検出装置では,組合せるセミイン
テグラル式パワーステアリングに対して,コントローラ
によりトルク−モータ出力特性を調整しなければ,その
モータ出力には過不足を生ずるという問題がある。
本発明は,かかる問題点に鑑み,精度良く,非接触測
定が可能なセミインテグラル式パワーステアリングにお
けるトルク検出装置を提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は,ステアリングシャフトと,該ステアリング
シャフトの先端部に設けたパワーステアリング用コント
ロールバルブと,該コントロールバルブにおいてそのバ
ルブスプールを常に中立位置に保持するためのリアクシ
ョンスプリングとを有するパワーステアリングにおける
トルク検出装置である。即ち,上記ステアリングシャフ
トの外周には,該ステアリングシャフトがその軸方向に
は移動可能であるが,該ステアリングシャフトの回転方
向には一体的に回転するボビンを配設し,該ステアリン
グシャフトに回転トルクが加わったとき該ステアリング
シャフトが前記リアクションスプリングによってその軸
方向に上記ボビンに対して相対的に移動するように構成
する。また,上記トルク検出装置は回転トルクによる軸
方向移動量に対応してインダクタンスが変化する検出コ
イルを上記ステアリングシャフト側とボビン側とに互い
に対向させて配設し,またコンデンサとボビンに巻回し
たソレノイドコイルとを直列に接続して前記ボビン上に
固着すると共にこれらを直列に接続して共振回路を構成
する。また,入力コイル及び出力コイルを1組とする検
出部を設け,該検出部の入力コイルと出力コイルとは前
記ボビンの両側に前記ソレノイドコイルに対向して空隙
をもってそれぞれ配置し,上記共振回路と検出部とによ
り上記共振回路の共振周波数により発振する発振回路を
構成し,トルクに対応するステアリンシャフトの軸方向
移動量を発振周波数の変化として検出する。
本発明において注目すべきことは,トルクによるステ
アリングシャフトの軸方向移動量に対応してインダクタ
ンスが変化する検出コイルをステアリングシャフト側と
ホビン側と対向させて固定し,また前記ソレノイドコイ
ルに対向して空隙をもって検出部を設け,トルクに対応
するステアリングシャフトの移動量を発振周波数の変化
として検出するようにしたことにある。
しかして,上記検出コイルとしては,実施例に示すご
とき,磁心とこれに巻回したコイルとからなる検出器を
用い,この検出器を2個一組として互いに対向させて,
ステアリングシャフトとボビンとに固定する。また,こ
の一対の検出器は直列に接続し,前記移動量によってそ
の相互インダクタンスが変化することにより,検出コイ
ルの全インダクタンスが変化するようにする。更には,
検出コイルは2組配設し,1組の検出コイルは相互インダ
クタンスが全体のインダクタンスを小さくするように接
続し,他の1組は相互インダクタンスが全体のインダク
タンスを大きくするように接続し,この2つの発振周波
数の差又は比を出力として共振回路に送るようにするこ
ともできる(第3実施例参照)。
また,インダクタンスの変化を大きくするためには,
コイル径と同等以下の長さにコイルの幅を短くするこ
と,一対の検出コイルの対向距離を短くすることなどの
手段がある。また,コイル径は,ステアリングシャフト
の最大移動量において,互いに対向する面積がゼロとな
る径以上とすることが好ましい。例えば,直径2.5mmの
コイルを有する検出コイルを用いた場合,ステアリング
シャフトが2.5mm移動すると,コイルの対向面積がなく
なることとなる(後述する第3図参照)。
また,ソレノイドコイルはボビン外周に導線を巻回す
ることにより構成し,該導線はコンデンサ及び前記検出
コイルと共に直列に接続する。これにより閉じた共振回
路を構成する。また,検出部の入力コイルと出力コイル
とは,ボビンの両側に前記ソレノイドコイルに対向して
空隙をもって配設する。
次に,前記検出コイル,ソレノイドコイル等を配設す
るボビンは,ステアリングシャフトの外周に位置させ
る。該ボビンは,その回転軸中心を同じくしてステアリ
ングシャフトを貫通させている。そして,重要なこと
は,ステアリングシャフトはボビンに対してその軸方向
において移動可能であるが,その回転方向においてはボ
ビンと一体的に回動する構成とすることである。これ
は,操舵によりトルクを生じたステアリングシャフトが
リアクションスプリンによってその軸方向に移動するこ
とを許容するためである。そして,これによりステアリ
ングシャフト側とボビン側とに設けた検出コイルの相対
位置が変動し,トルク量に応じたインダクタンス変化を
発生させるためである。また,検出コイルとソレノイド
コイルによる共振回路をステアリングシャフトとボビン
上に構成するためでもある。
かかる構成としては,例えばステアリングシャフトと
ボビンとの嵌合をスプライン形式とする。また,ボビン
はステアリングシャフトのハウジング等に,ステアリン
グシャフトと同軸回転可能に枢着する(第1図参照)。
〔作用〕
本発明においては,ステアリングシャフトにトルクが
加わると,コントロールバルブにおけるリアクションス
プリングが該ステアリングシャフトをその軸方向に沿っ
て若干移動させる(第1実施例参照)。そのため,ステ
アリングシャフトとホビン間に相対的な移動を生ずる。
そして,その移動によって検出コイルの全インダクタン
スが変化する。これは,一対の検出コイルにおける対向
面積が変化すると,互いに結合する磁力線の数が変化す
ることにより生ずるものである。しかして,この検出コ
イルにおける全インダクタンスの変化によってステアリ
ングシャフト上に構成した共振回路の共振周波数が変化
し,ボビン外に設けた検出部における発振周波数が変化
する。上記検出コイルにおけるインダクタンスの変化量
は,ステアリングシャフトのトルク量に対応するため,
発振周波数の変化量から印加トルクが検出される。
〔効果〕
本発明によれば,検出コイルの全インダクタンスの変
化は共振回路における共振周波数に変化を与え,その変
化はボビン外に設けた検出部によって非接触的に検出す
ることができる。それ故,その検出精度及び感度は極め
て優れている。
また,ボビン外に設けた検出部への信号伝達は,ソレ
ノイドコイルによって,周波数として伝送するので,S/N
比が高く,検出部の励磁コイルのパワーを少なくするこ
とができる。
また,本発明は,リアクションスプリングによって生
ずるステアリングシャフトの移動を検出するものである
から,ステアリングシャフト周りにトルク検出装置を設
けることにより,トルクを検出できる。そのため,現在
のパワーステアリングに本発明のトルク検出装置を装着
することができる。
また,本発明は前記のごとくステアリングシャフトの
移動量を検出するものであるため,製品によるバラツキ
がなく,コントローラの出力特性が一様に決り,調整を
殆ど要しない。即ち,トーションバー等の弾性体を用い
る従来のトルク検出装置を,セミインテグラル式パワー
ステアリングに適用すると,リアクションスプリングと
該弾性体との力のバランスは,それぞれの製造上のバラ
ツキによる微小な弾性係数の違いにより,バラツキを生
ずる。本発明では,かかる弾性体を用いず,リアクショ
ンスプリングによるステアリングシャフトの移動を検出
するので上記バラツキを殆ど生じない。
このように,本発明によれば,精度良く,非接触で,
また構造簡単な,パワーステアリングにおけるトルク検
出装置を提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本例にかかるトルク検出装置について,第1図ないし
第8図を用いて説明する。このトルク検出装置は,セミ
インテグラル式パワーステアリングのトルクを検出する
ものである。
本例におけるトルク検出装置Tは,第1図及び第6図
に示すごとく,ステアリングシャフト1及びボビン2に
対向して設けた検出コイルJと,ボビン2外周に固着し
たLC直列回路Kと,ボビン2の外側に設けた検出部L
(入力コイル6及び出力コイル7)とを1組とするもの
で,これによりトルクを検出するものである。
上記トルク検出装置Tは,第1図及び第2図に示すご
とく,ステアリングシャフト1のハウジング18に配設す
る。即ち,まずステアリングシャフト1は,第2図に示
すごとく,その下方にステアリングギヤ13と,コントロ
ールバルブ15とを有する。ステアリング13は,ボールス
クリュータイプで,ラック132を有するボールナット131
と,該ラック132とかみ合うセクタシャフト14とからな
る。また,コントロールバルブ15は,ステアリングシャ
フト1の下方に設けたバルブスプール151と,リアクシ
ョンスプリング16とよりなる。上記バルブスプール151
は,2組のニードルスラストベアリングと共にステアリン
グシャフトに組み付けられており,その外周溝とバルブ
ハウジングの内周溝により油路の切り換えと油圧制御を
行う。
操舵の手応えを与えるための操舵反力は,4個の上記リ
アクションスプリング16により与えられる。このリアク
ションスプリング16は,リアクションプランジャ152に
より,バルブハウジングの端面とニードルスラストベア
リング19のプレートが同一平面となるよう作用し,バル
ブスプール151を常に中立位置に保持するよう構成され
ている。
そして,車両の進行方向変向のために,ステアリング
シャフト1を回し,該ステアリングシャフト1にトルク
が加えられると,リアクションスプリング16の反力によ
つてステアリングシャフト1が軸方向に移動する。この
移動量をトルク検出装置Tにより検出し,そのトルクに
応じて,PSモータの出力を制御し,パワーステアリング
を作動する。
次に,ステアリングシャフト1の周囲に配設するボビ
ン2は,第1図に示すごとく,円筒部23と底部22を有す
る円筒体で,円筒部23はベアリング24を介して,ハウジ
ング18に回転可能に枢着する。また,底部22にステアリ
ングシャフト1を同軸心に軸支する。両者は,スプライ
ン21により嵌合し,ステアリングシャフト1はボビン2
に対してその軸方向には独立して移動可能であるが,ス
テアリングシャフト1とボビン2とは同軸回転する。
それ故,ステアリングシャフト1がハンドル10により
回転されるときにはボビン2も一体的に回転する。しか
し,ステアリングシャフト1にトルクが加わったときに
は,ステアリングシャフト1のみその軸方向に移動す
る。また,そのために,トルクが加わっていないときに
は検出コイル31と32は真正面に対向したままで回転し,
トルクが加わったときには検出コイル32のみがステアリ
ングシャフト1と共に軸方向に移動し,検出コイル31と
32は軸方向にずれる(しかし,回転方向にはずれな
い)。
次に,トルク検出装置Tの具体的構成につき述べる。
即ち,検出コイルJは1対の検出器31,32よりなる。
該検出器31は,第1図,第3図及び第4図に示すごと
く,磁心311に導線312を巻回してコイルを形成したもの
である。この検出器31は,簿瓶2の円筒部23に固定す
る。検出器32も同様に磁心321に導線322を巻回したもの
で,ステアリングシャフト1に固定具12により固定す
る。そして,両検出器3と32とは,ステアリングシャフ
トにトルクが印加されていないとき,その軸芯が一致す
るよう配設する。
次に,上記検出コイルJと共に共振回路を構成するLC
直列回路Kは,ボビン2の円筒部23の全周に巻回したソ
レノイドコイル5及び該ソレノイドコイル5と直列に接
続したコンデンサ59とによって構成し,これらはボビン
2上に固定する。しかして,検出コイルJとLC直列回路
Kとは直列に接続して共振回路を形成する。
また,上記ソレノイドコイル5から出力される共振周
波数を検出する検出部Lは,駆動電源に接続した入力コ
イル6,と検出した信号を発信する出力コイル7とからな
る。入力コイル6は磁心61とこれに巻回したコイル62と
からなり,出力コイル7は磁心71とこれに巻回したコイ
ル72とからなる。上記入力コイル6及び出力コイル7
は,第5図に見られるごとく,上記ソレノイドコイル5
に対向してそれぞれ配置し,両コイル6,7とソレノイド
コイル5との間には空隙Mを有する。
次に,上記検出コイルJ,LC直列回路K及び検出部L
は,第6図に示すごとく,波形整形回路Nに電気的に接
続し,出力f0を発信する発振回路を形成する。ここに,
f0は発振周波数を示す。なお,同図において,41はコン
パレータ,42はダイオード,43は電流制限抵抗,Vは駆動電
源である。
次に,該トルク検出装置Tにおける作用効果を説明す
る。
まず,ハンドル10によりステアリングシャフト1が回
転され,該ステアリングシャフト1にトルクが与えられ
ると,前記のごとくリアクションスプリング16により該
ステアリングシャフト1が軸方向に移動する(第1図,
第3図)。そのため,ボビン2側の検出器31とステアリ
ングシャフト側の検出器32との間に位置づれを生ずる
(第3図)。
この対向面の位置づれにより,検出コイルにおける検
出器31,32の対向面積が変化し,互いに結合する磁力線
の数が変化する。それ故,相互インダクタンスが変化し
検出コイルJの全インダクタンスが変化する。これに伴
い,検出コイルJと結合したLC直列回路Kの共振周波数
が変化する。その変化に伴い検出部Lにおける発振周波
数が変化し前記第6図に示す回路により,出力f0として
取り出される。
なお,上記において検出部Lにおいては,入力コイル
6と出力コイル7とによって,上記ソレノイドコイル5
からの出力信号をキャッチし,前記のごとく波形整形回
路Nへ出力する。波形整形回路からの出力f0は,周波数
−電圧変換器等の周知の手段により電圧信号として出力
する。
しかして,検出コイルにおけるインダクタンスの変化
量はトルク量に対応するため,発振周波数の変化量か
ら,印加トルクを検出することができる。第7図は,ス
テアリングシャフトの変位(移動量)と発振周波数との
関係の一例を曲線Aで示すものである。
以上のごとく,本例によれば,ステアリングシャフト
1の回転トルクを検出器31,32によりインダクタンス変
化として検出し,かつこれを非接触状態で外部へ取り出
すことができるので,検出精度及び感度に優れている。
また,共振回路から検出部への信号伝達はソレノイドコ
イルによっているので,S/N比が高く,また検出部の励磁
コイルのパワーを少なくすることができる。
なお,上記トルク検出装置Tによる検出結果に基づ
き,セミインテグラル式パワーステアリングは次のよう
に作動する。即ち,第2図及び第8図に示すごとく,ま
ず車両左旋回時にハンドル10を左へ回すと,ステアリン
グシャフト1が左へ回転し,ボールスクリューによりボ
ールナット131が回転しようとする。しかし,ボールナ
ット131とかみ合っているセクタシャフト14には,ピッ
トマンアーム83を介してベルクランクからの負荷がかか
っているので,ステアリングシャフト1はハンドルの回
転により軸方向に移動する。この移動は下記のごとくス
テアリングシャフト1の下方に設けたリアクションスプ
リング16によってもたらされる。また,上記回転によ
り,ステアリングシャフト1はその先端のニードルスラ
ストベアリングを介して転動しながら,バルブスプール
151を作動させる。
このとき,同時にセンタリングプレートにより,リア
クションプランジャ152とリアクションスプリング16が
押され,ステアリングシャフト1が軸方向に移動する。
次いで,バルブスプール151が左方に移動し,PSポンプ
に結合したフローデバイダからの圧力油が油圧室153か
ら,油圧パイプ811によりパワーシリンダ81の後室に送
入され,パワシリンダピストン813は左方へ移動する。
この際,上記圧力油は,前記トルク検出装置により検出
されたトルクに対応したPSモータ出力による圧力を有す
る。
そして,パワシリンダ81の作動はベルクランクからの
負荷に打ち勝って操向輪82,82を動かす。同時にこの動
きはドラッグリング831を通じて,ピットマンアーム83
に伝えられ,セクタシャフト14を介して,ボールナット
131を軸方向に動かし,前記バルブスプール152を中立位
置に戻す。このときステアリングシャフト1のトルク
は,ゼロとなる。なお,第8図の符号812はパワシリン
ダへの油圧パイプ,801,802はPSモータによって作動する
オイルポンプに連結した油圧パイプである。
第2実施例 本例は,第9図に示すごとく,第1実施例に代えてソ
レノイドコイル50,51及び検出部65,75の配設を変えたも
のである。
即ち,ソレノイドコイル50及び51は,電流の流れ方向
が,ボビン2の円周方向について互いに逆方向となるよ
う配置し,直列に接続したものである。ソレノイドコイ
ルを上記のように配置することにより,検出部の入力コ
イル65と出力コイル75を,小型化することができる。つ
まり,両コイル65,75は,第1実施例のごときU字型コ
アでなく,検出コイルと同様の小型ソレノイドコイルで
構成することができる。なお,上記両コイル65,75は,
ソレノイドコイル50及び51の中間位置に間隙をもって対
向配設する。また,同図において符号651,751は磁心,65
2,752はコイルである。
本例によれば,第1実施例と同様の効果が得られる
外,検出部を小型化できると共にコスト低下を図ること
ができる。
第3実施例 本例は,第10図ないし第13図に示すごとく,第2実施
例に示した構成を独立に2回路設けたものである。
即ち,まず,ステアリングシャフト1及びボビン2に
は,それぞれ検出コイルJx及びJyを固着する(第10
図)。そして,第11図に示すごとく,第2実施例と同様
に,検出コイルJxはLC直列回路Kx,検出部Lxと共に発振
回路を形成する。また,検出コイルJyも同様にLC直列回
路Ky,検出部Lyと共に回路を形成する。
但し,ここに重要なことは,検出コイルJxとJyは次の
ように異なる。即ち,第10図に見られるごとく,検出コ
イルJxにおける検出器31,32は,第1及び第2実施例と
同様に,その相互インダクタンスが全体のインダクタン
スを減少せしめる方向(以下,逆相という)に接続す
る。一方,検出コイルJyにおける検出器33,34は,第1,
第2実施例と異なり,全体のインダクタンスが増加する
方向(以下,正相という)に接続する。
しかして,発振回路(第11図)においては,前記第1
実施例の発振回路(第6図)と同様に検出部Lx,Lyから
の発信周波数は波形整形回路Nx,Nyによって処理され,
出力信号fx,fyとしてそれぞれ取り出される。このと
き,前記のごとく検出コイルJx,Jyは逆相と正相の状態
にあるため,その変動変位と発信周波数の関係は,第12
図に示すごとく逆相の処理fxについては曲線Xで,正相
の出力fyについては曲線Yで表される。そして,この発
振周波数の差(fx−fy)を出力すると,上記関係は第13
図に示す曲線Bのごとく表されることとなる。そして,
この曲線Bは正相又は逆相のみの場合に比して,移動変
位に対して大きな変化を示す。即ち,検出コイルを正相
と逆相の2系統配設して,出力させることにより,移動
変位に対して大きな出力(発振周波数の差)を得ること
ができる。
また,本例によれば,温度補償も行うことができる。
即ち,検出コイルを1個用いた場合には,発振周波数は
温度変化によってオフセットが生ずる。これは検出コイ
ルにおけるフェライトコアの温度依存性による。そし
て,正相,逆相いずれの場合でも,その温度依存性は温
度上昇に伴って発振周波数が低下する。そこで,上記の
ごとく正相と逆相との出力差をとれば,この温度依存性
はキャンセルすることができるのである。このことは,
正相と逆相の比を取った場合も同様である。
以上のごとく,本例によれば第1及び第2実施例と同
様の効果が得られる外,上記移動差に対する発振周波数
の差を得ることができると共に温度補償を行うことがで
き,より精度良くトルクを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の第1実施例を示し,第1
図はトルク検出装置の側面図,第2図はステアリングシ
ャフト周りを説明する側面断面図,第3図は検出コイル
の移動変位差を示す側面図,第4図は検出コイルの配設
図,第5図は検出部の配設図,第6図は発振回路図,第
7図は移動変位と発振周波数の関係を示す線図,第8図
はセミインテグラル式パワーステアリングの斜視図,第
9図は第2実施例におけるトルク検出装置の概念図,第
10図ないし第13図は第3実施例を示し,第10図はトルク
検出装置の概念図,第11図は発振回路図,第12図は移動
変位と発振周波数の関係を示す線図,第13図は移動変位
と発振周波数の差を示す線図,第14図は従来例のトルク
検出装置を示す断面図である。 1……ステアリングシャフト,15……コントロールバル
ブ,16……リアクションスプリング,2……ボビン,10……
ハンドル,31,32,33,34……検出器,5,50,51……ソレノイ
ドコイル,59……コンデンサ,6,65……入力コイル,7,75
……出力コイル,J,Jx,Jy……検出コイル,K,Kx,Ky……LC
直列回路,L,Lx,Ly……検出部,N,Nx,Ny……波形整形回
路,T……トルク検出装置,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトと,該ステアリング
    シャフトに連動するコントロールバルブと,該コントロ
    ールバルブにおいてそのバルブスプールを常に中立位置
    に保持するためのリアクションスプリングとを有し,該
    ステアリングシャフトに回転トルクが加わったとき該ス
    テアリングシャフトが前記リアクションスプリングの付
    勢力に抗してその軸方向に移動するように構成したパワ
    ーステアリングにおけるトルク検出装置であって, 上記ステアリングシャフトの外周には,該ステアリング
    シャフトがその軸方向には移動可能であるが,該ステア
    リングシャフトの回転方向には一体的に回転するボビン
    を配設し, また,回転トルクによる軸方向移動量に対応してインダ
    クタンスが変化する検出コイルを上記ステアリングシャ
    フト側とボビン側とに互いに対向させて配設し,またコ
    ンデンサとボビンに巻回したソレノイドコイルと前記ボ
    ビン上に固着すると共にこれらにより共振回路を構成
    し, また,入力コイル及び出力コイルを1組とする検出部を
    設け,該検出部の入力コイルと出力コイルとは前記ボビ
    ンの両側に前記ソレノイドコイルに対向して空隙をもっ
    てそれぞれ配設し, 上記共振回路と検出部とにより上記共振回路の共振周波
    数により発振する発振回路を構成し,回転トルクに対応
    するステアリングシャフトの軸方向移動量を発振周波数
    の変化として検出することを特徴とするパワーステアリ
    ングにおけるトルク検出装置。
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