JP2503533Y2 - 車体位置・速度検出装置 - Google Patents

車体位置・速度検出装置

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JP2503533Y2
JP2503533Y2 JP3325088U JP3325088U JP2503533Y2 JP 2503533 Y2 JP2503533 Y2 JP 2503533Y2 JP 3325088 U JP3325088 U JP 3325088U JP 3325088 U JP3325088 U JP 3325088U JP 2503533 Y2 JP2503533 Y2 JP 2503533Y2
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laser
unmanned vehicle
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昌克 野村
潤一 下村
充孝 堀
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Meidensha Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は無人車の位置や速度等を検出することができ
る装置に関する。
B.考案の概要 本考案では、無人車に取り付けた光位置検出器上に照
射されるレーザの受光点の軌跡から、幾何学的に条件に
従って、予定軌道に対する無人車のズレを簡単かつ正確
に求めることができる。このため、予定軌道に復帰する
ための運転制御も容易となる。
C.従来の技術 無人搬送車などの車輌の自動運転において電磁誘導
線,光学式反射テープ等を走行路にガイドとして設ける
方法以外にも、ジャイロや車輪・計測輪に取り付けたエ
ンコーダやタコジェネレータから得た速度・位置情報に
基づいて走行する自立走行型の無人搬送車が知られてい
る。この自立走行型の無人搬送車では路面の凹凸や外力
等による車輪のスリップや車輪の摩耗,ジャイロの誤差
等により予定軌道よりズレることがる。これを防止して
長距離走行するには、適当な間隔で定点補正を行なわな
ければならない。
定点補正のための位置情報には高精度が要求されるた
めに指向性の良いレーザを用いる所謂レーザ燈台方式が
いくつか提案されている。
D.考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来のレーザ燈台方式では次の条件を
満足するものはなかった。
(1)ミラー等の回転を回避してレーザ光を振らせない
ようにする。
(2)車体に関する位置,速度等の情報は無人搬送車自
体で検出する。
(3)光学系が簡単であること。
(4)安全のためにレーザ光線の到達する範囲を限定す
る。
本考案は上記条件を満足し得る車体位置・速度検出装
置を提供すること目的とするものである。
E.上記課題を解決するための手段及び作用 先ず、上記課題(1)を解決するため、予定軌道に対
し垂直な方向から、水平方向に対し下向きの俯角をもっ
てレーザ光を照射するレーザを固定して取り付けた。
次に、上記課題(2)を解決するため、無人車に二次
元光位置検出素子を、進行方向に対し斜めの角度で取り
付けた。
更に、上記課題(3)を解決するため、レーザ燈台方
式で必要であったミラー等の回転機構を削除した。
また、上記課題(4)を解決して安全性を向上させる
ため、レーザ燈台方式で必要であった光を左右にスキャ
ンする機構を削除し、水平方向に対し下向きに俯角をも
ってレーザ光を照射するようにした。
このように、上記課題(1)(3)(4)に対応し
て、予定軌道Aに対し垂直な方向から、水平方向に対し
下向きに俯角の角度をもってレーザ光を照射するレーザ
を固定して取り付けたので、従来のレーザ燈台方式で必
要であったミラー等の回転機構を省略化でき、光学系が
簡略化される。また、レーザ燈台方式は、レーザを左右
にスキャンする必要があり、その光の到達する範囲が広
く危険であるが、本願考案では、水平方向に対し下向き
に俯角θの角度でレーザ光が照射されるため、光の到達
範囲が限定され、安全である。
また、上記課題(2)に対応して、無人車に二次元光
位置検出素子を、進行方向に対し斜めの角度で取り付け
たため、2つの光位置検出素子にレーザ光が照射された
受光点の配置を幾何学的条件により分析することによ
り、無人車は自分自身で位置、速度の情報を検出するこ
とができる。
尚、従来のレーザ燈台方式では、無人車はレーザ光に
誘導されて移動するだけであるので、自分の位置を知る
ことができず、自律走行することができない。
これに対し、本考案の車体位置・速度検出装置を設け
た無人車は、自分自身で車体の位置、速度の情報を常に
取得しているため、それらの情報に基づき定点補正を行
うことにより、自律走行が可能となる。
また、定点補正には、位置情報を検出する機能とその
情報から車体を正しい位置に制御する機能があるが、こ
れらの車体制御を行うためには、車体の位置だけなく、
その傾きや速度を検出する必要がある。
F.実施例 以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
第2図に示すように通路1の中央には予定軌道Aが設
定されると共にこの予定軌道Aに沿って無人車2が走行
できるようジャイロ等による速度・位置情報に基づいて
運転制御されている。つまり、この無人車2は自立走行
型である。しかし、自立走行型の場合は、ジャイロ等の
誤差により予定軌道Aよりズレることがある。このため
第3図に示すようにこの無人車2には光位置検出器とし
て半導体位置検出素子(以下PSDという)3がある傾き
ρで取り付けられている。このPSD3は、第4図及び第5
図に示すように、平板状シリコンの表面にP層,表面に
N層,そして中間にI層の3層を形成してなるものであ
り、各辺には電極4,5,6,7が付属している。入射した光
は、光電変換され、その一次元的様子を示す第4図のよ
うに、光電流として各電極4,5から分割出力され、その
値の比から入射した点(受光点)の2次元的位置が求め
られる。
一方、定点補正を行うため、通路1の定点にはレーザ
発振器8が取り付けられている。このレーザ発振器8か
らのレーザBは第2図に示す平面図においては予定軌道
Aと垂直であり、第6図に示すように水平方向Cに対し
ては俯角θをなすようになっている。
ここで、前述した無人車2が予定軌道Aよりズレた場
合には、PSD3に照射されたレーザBの受光点の軌跡が、
正常の場合と異なる第7図に示す軌跡Dとなり、その軌
跡Dを幾何学的に分析すれば、その予定軌道Aからの水
平距離、車体の傾き及び車体の速度が求められることと
なる。
即ち、座標軸の取り方は特に問題とならないが、便宜
上以下の説明では、第7図に示すようPSD3の中心をXY軸
の原点0とし、上下方向をY軸,水平方向をX軸とす
る。またZ軸は、第6図に示すように水平方向Cと平行
で予定軌道Aと交差する位置にあり、その交差点を原点
0とするものとする。
従って、第6図に示す関係から、無人車2つまりPSD3
の予定軌道Aからの水平距離zが下式に従って求められ
る。
z=y・tan(π/2−θ) ……(1) また、第7図に示すように軌跡Dはx−y間で相関が
あるので、x=0の時のyx=0の値を用いれば上記(1)
式から,x=0のときのzx=0の値も求められる。
zx=0=yx=0・tan(π/2−θ) ……(2) 次に、無人車2の進行方向Dが予定軌道Aに対し角度
φで傾いている場合は、第1図(a)の関係にあるので
下式が成り立つ。
zx=0=Z−X・sin(ρ+φ) ……(3) 但し、ρはPSDの取り付け角である。
そして、時刻tから時刻t+Δtまでの間無人車2の
速度Vが変化しないとすれば、第1図(b)に示すよう
にΔx,Δz,V・Δtからなる三角形がなり立つ。更にΔ
t→0として、x,zの時間微分Vx,VyとVの関係を求め
ると、第1図(c)の三角形が成り立つ。この三角形に
正弦定理を適用すると下式が成り立つ。
従って、傾きφ,速度Vは次のように求められる。
φ=cos-1(Vx/Vz・sinρ) ……(5) 但し、 である。
V=Vx・(cosρ−sinρ・tanφ) ……(6) このように本実施例によれば、予定軌道Aからの水平
方向の距離z,車体の傾きφ及び車体の速度Vを簡単な幾
何学的条件に基づいて演算することができるので、これ
らの値により運転制御を修正してやれば予定軌道に復帰
させることができる。また、PSD3は一定角度で固定させ
たままであり、従来のようにミラーを回転させる必要も
なく、光学系が簡単になった。更に検出器は車体に取り
付けられるだけで車外には取り付けられないので、車外
からの誘導に依ことなく自走的に進行方向を修正でき
る。一方、レーザの照射角が俯角であるので、レーザの
届く範囲が限定され安全性が高い。尚、レーザ光が水平
方向に照射される場合には(θ=0)、式(1)の右辺
が無限大となり、無人車の予定軌道に対する水平距離z
が求められないが、レーザ光が水平方向に対し下向きの
俯角をもって照射される場合には(θ≠0)、式(1)
により、無人車の予定軌道に対する水平距離zが求めら
れる。
また、光位置検出素子3が車体の進行方向に対して平
行に取り付けられる場合には(ρ=0)、本願の第1図
(c)の3角形が成立しないので、式(4)を導くこと
ができないが、進行方向に対して傾いて取り付けられて
いる場合であれば(ρ≠0)、本願の第1図(b)の3
角形が成立するので、式(4)を導くことができる。光
位置検出素子3は、進行方向に対して傾いて取り付けら
れているだけで、床面に対しては垂直に取り付けられ
る。
G.考案の効果 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように無人
車に取り付けた光位置検出器上に照射されたレーザの受
光点の軌跡から、幾何学的条件に従って、予定軌道に対
する無人車のズレを簡単かつ正確に求めることができ
る。このため、予定軌道に復帰させるための制御も容易
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)はいずれも本考案の一実施例
における幾何学的条件を示す説明図、第2図は予定軌道
とレーザの関係を示す平面図、第3図は無人車の斜視
図、第4図,第5図はそれぞれPSDの断面図,斜視図、
第6図は本考案の一実施例における幾何学的条件を示す
説明図、第7図はPSD上のX−Y座標の説明図である。 図面中、 2は無人車、3はPSD,4,5,6,7は電極、ρはPSDの取付
角、φは予定軌道に対する無人車の傾き、θはレーザの
俯角である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受光した点の2次元的位置を検出すること
    のできる光位置検出器(3)を無人車(2)の車体に進
    行方向に対し斜めの角度(ρ)で取り付ける一方、該無
    人車(2)の予定軌道(A)に対し垂直な方向から水平
    方向に対し下向きの俯角(θ)をもってレーザ光を照射
    するレーザを固定して取り付け、前記各光位置検出器
    (3)上の受光点の軌跡(D)を幾何学的条件に基づい
    て分析し、前記無人車(2)の前記予定軌道(A)に対
    する水平距離(z),車体の傾き(φ)及び車体の速度
    (V)を演算して求めることを特徴とする車体位置・速
    度検出装置。
JP3325088U 1988-03-15 1988-03-15 車体位置・速度検出装置 Expired - Lifetime JP2503533Y2 (ja)

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JPH01138109U JPH01138109U (ja) 1989-09-21
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