JP2503214Y2 - 粉体塗料の塗装装置 - Google Patents

粉体塗料の塗装装置

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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、リード型の電子部品を多連状にテーピング
保持したキャリアテープで粉体塗料の塗料槽に搬送する
ことにより電子部品の外装被膜を形成するのに適用する
粉体塗料の塗料装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種の粉体塗料の塗料装置としては粉体塗料
を収容する内外二つの塗料槽を備え、その内槽を外槽の
内部に上下動自在に配置し、内槽を下降動させて外槽内
の空気噴流で流動する粉体塗料を内槽内に充填すると共
に、該内槽を上昇動させて塗料槽の直上にキャリアテー
プで搬送したリード型の電子部品を空気噴流で流動する
内装内の粉体塗料中に浸漬することにより電子部品の外
装被膜を形成するものが知られている(実開昭59−2479
号)。
また、粉体塗料を収容する外槽の内部に内槽を備え、
外槽内の粉体塗料を底部より外方に連続する粉体回収部
で上方の内槽内に供給し、その内槽を微振動させると共
に内槽内の粉体塗料を空気噴流で流動状態に保ち、この
内槽を含む槽全体を上昇動することにより塗料槽の直上
にキャリアテープで搬送したリード型の電子部品を内槽
内の粉体塗料中に浸漬することにより電子部品の外装被
膜を形成するものも知られている(実開昭59−2480
号)。
これら粉体塗料の塗装装置では内槽を外槽の内部に配
置し、その内槽をまたは外槽と共に内槽を上下動させる
ことにより塗装を行うため、装置全体が構造的に複雑な
ものになるばかりでなく、塗料槽を上下動させて電子部
品の塗装をバッチ式に行うところから効率のよい塗装を
行うことができない。
これに加えて、前者の塗装装置にあっては内槽を外槽
内で下降動させて外槽内に収容した粉体塗料を内槽内に
充填するため、内槽を外槽内でスムースに下降動させる
ことができずしかも粉体塗料を内槽内に常時一定量充填
するのは難しい。また、後者の塗装装置にあっては外槽
内の粉体塗料を外槽の底部より連続する粉体回収部で微
振動する上部側の内槽に供給するものであるから、その
内槽の振動が粉体回収部にも伝搬することにより粉体塗
料を粉体回収部で安定よく外槽より内槽に供給するのは
難しい。
これに対し、電子部品を通過させるU字状の切欠部を
内槽の相対する槽壁縁に設け、その各槽壁の外方に突出
させて電子部品の通路兼粉体塗料流出調整用の桶を設
け、チェーンコンベア等で連続的に搬送する電子部品を
桶より槽内に通過させて内槽内の粉体塗料中に浸漬し、
また、該桶よりオーバーフローする粉体塗料を内外槽間
の空所に落下させて回収することにより電子部品の外槽
被膜を形成する塗装装置が提案されている(実開昭53−
143866号)。
この粉体塗料の塗装装置では電子部品をチェーンコン
ベア等で連続的に搬送することにより粉体塗料中に浸漬
するから効率のよい塗装を行え、また、電子部品を槽内
で桶よりも盛り上がる粉体塗料中に通過することにより
粉体塗料を電子部品に確実に付着できるところから好ま
しい。
その粉体塗料の塗装装置においても粉体塗料の盛上り
を確実に作り、電子部品を内槽内の粉体塗料中により正
確に浸漬するには粉体塗料を槽内で振動や空気噴流等で
常時流動させるとよい。唯、この振動や空気噴流等によ
る粉体塗料の流動に伴い、また、電子部品を桶を通過さ
せるのに伴って多量の粉体塗料が桶よりオーバーフロー
することになるため、均一な外装被膜を電子部品に形成
するには槽内の粉体塗料を常時一定レベルに維持するこ
とが必要不可欠である。
考案が解決しようとする課題 本考案は、電子部品をキャリアテープで粉体塗料の塗
料槽に能率よく搬送し、その塗料槽の切欠部より槽内を
通過させて電子部品を常時槽内で流動状態に保つ粉体塗
料中に確実に浸漬するのに加えて、該切欠部より槽外に
横溢する粉体塗料を回収すると共に槽内の粉体塗料を常
時一定レベルに保つことにより、総じて均一な塗装被膜
を効率よく形成できる粉体塗料の塗装装置を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る粉体塗料の塗装装置においては、リード
型の電子部品を多連状にテーピング保持したキャリアテ
ープで粉体塗料の塗料槽に搬送すると共に、その塗料槽
の槽内を逐次通過させて該電子部品を槽内の粉体塗料に
浸漬することにより電子部品の外装被膜を形成するもの
で、 粉体塗料の塗料槽として粉体塗料を常時槽内で流動状
態に保つ粉体塗料の流動貯槽を備え、その粉体塗料の流
動貯槽には電子部品を通過させる切欠部を相対する各槽
壁の上端縁に設けると共に、各切欠部より槽外に横溢す
る粉体塗料の受け桶部と、この受け桶部と連続する粉体
塗料の回収タンクとを装備し、 更に、該粉体塗料の回収タンクには粉体塗料の補給タ
ンクと、下部側を内部に挿置させて粉体塗料を上方に掬
取り搬送するスクリューエレベータと、その粉体塗料を
スクリューエレベータの上部側より流動貯槽の槽内に向
けて滑落するシュート部とを備え、槽内の粉体塗料を常
時一定レベルに維持する粉体塗料の循環供給機構として
装備することにより構成されている。
作用 この粉体塗料の塗料装置では、電子部品をキャリアテ
ープで粉体塗料の塗料槽に搬送することにより塗料槽の
切欠部より槽内に連続的に通過し、その塗料槽として槽
内の粉体塗料を常時流動状態に保つ粉体塗料の流動貯槽
を備えることから、電子部品を粉体塗料中に確実に通過
させることができる。
唯、粉体塗料を常時流動状態に保ち、且つ、電子部品
を塗料槽の切欠部より槽内に通過させるため、多量の粉
体塗料が切欠部より槽外に横溢することになるが、この
粉体塗料を受け桶部より連続する粉体塗料の回収タンク
に集め、その回収タンクから粉体塗料を循環供給機構で
塗料槽の槽内に送り込むことにより粉体塗料を再活用す
ることができる。
この粉体塗料の循環供給機構は粉体塗料の補供タンク
を備えることにより消費分に相当する粉体塗料を回収タ
ンクに補供できるばかりでなく、回収タンクで一旦収容
した粉体塗料をスクリューエレベータで上方に掬取り搬
送し、そのクリューエレベータの上部側よりシュート部
を介して塗料槽の槽内に送り込むため、粉体塗料を常時
流動状態に保つ振動等の影響を受けず、粉体塗料を塗料
槽の槽内に安定よく円滑に循環供給することができる。
このため、塗料槽の槽内には粉体塗料を常時一定レベル
に維持できることにより総じて均一な外装被膜を効率よ
く形成することができる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
図示の粉体塗料の塗装装置は、第1図で示すように上
部側が開放された有底容器を粉体塗料の塗料槽1として
備えることにより構成されている。この粉体塗料の塗料
槽1は振動機構2を介して架台20の上部側に装備され、
また、空気噴流を空気圧送機構3で槽底側より槽内に送
り込むことにより粉体塗料Pを常時槽内で流動する粉体
塗料の流動貯槽として備え付けられている。
その塗料槽1の振動機構2は、スプリング21,21…を
介して上向きコの字状の支持フレーム22を架台20の板面
上に備えることにより構成されている。この支持フレー
ム22には自由端より枠内方に突出した一対の振動板23,2
3を備え、その振動板23,23を塗料槽1の脚部24,24と横
桁板25とで挾持することにより粉体塗料の塗料槽1が微
振動可能に装備されている。この塗料槽1は電磁石26を
支持フレーム22の枠内底部に備え、その電磁石26と適宜
な間隔を隔て相対向するよう吸着板27を横桁板25の底部
側に備えることにより微振動するよう装備されている。
この振動作用と共に空気噴流を空気圧送機構3で塗料
槽1の内部に供給するべく、塗料槽1には内部空間を上
下に区画する焼結金属板等の多孔質板30が張設されてい
る。その多孔質板30を介して下部側は空気室31でなり、
槽底部には空気口32を設けて空気圧送機構3のエアーパ
イプ33を連結することにより空気噴流を上部側の塗料貯
室34に送り込めるように構成されている。
その塗料槽1には、第2図で示すように切欠部10,10
が相対する側壁部11,11の上端縁に設けられている。こ
の各切欠部10,10は複数個を並列させて各側壁部11,11に
設けるべく、側壁部11,11には広面積な凹状の切欠部10
0,100を設け、U字状の切欠部101,101を有する当て板10
2,102を凹状の切欠部100,100に被せて側壁部11,11の外
側面にボルト締め固定することにより、実質的にはU字
状の切欠部101,101で形成されている。その切欠部10,10
は、後述する電子部品の素子本体が通過可能な大きさに
形成されている。また、桶状の受けフランジ104,104を
切欠部101,101の下側縁と相応させて当て板102,102の側
方に突出することにより粉体塗料Pを側壁部11,11より
側方に横溢できるよう設けられている。なお、当て板10
2,102は縦長状のボルト孔105,105…を板面に設け、切欠
部10,10の高さ位置を調整できるよう側壁部11,11の外側
面にボルト106,106…で締付け固定されている。
この切欠部10,10に相応させて、側壁部11,11の外側面
には切欠部10,10から横溢する粉体塗料を受け取る受け
桶部12,12が装備されている。その受け桶部12,12は切欠
部10,10の受けフランジ104,104を収容可能な開口部120,
120を上部側に有し、この開口部120,120より落し込まれ
粉体塗料を下部側に集めるべく下部側は船底フランジ12
1,121で形成されている。また、その下部側には粉体塗
料の排出パイプ122,122を外方に突出させて装備し、受
け桶部12,12は排出パイプ122,122を介して後述する粉体
塗料の回収タンクと連続するよう側壁部11,11の外側面
にボルト123,123で締付け固定されている。この受け桶
部12,12では、塗料槽1の切欠部10,10を設けた側壁部1
1,11と直交する側の側壁部13,13より横溢する粉体塗料
も回収するようにできる。そのためには横長孔130,130
を側壁部13,13の上面に形成し、側壁部13,13の内側空間
を介して横長孔130,130と連通する縦長孔131,131を受け
桶部12,12で覆う側壁部11,11の板面に形成すればよい。
この受け桶部12,12は、第1図で示すように排出パイ
プ122,122の下端側を嵌挿する連結パイプ40を介して粉
体塗料の回収タンク4に連続されている。その粉体塗料
の回収タンク4は略密閉された容器でなり、連結パイプ
40を該容器の上部側に取付け固定することにより受け桶
部12,12と連続されている。また、この粉体塗料の回収
タンク4は上述した塗料槽1と同様に焼結金属板等の多
孔質板41を内部に張設し、内部空間を粉体塗料Pの収容
室42と空気室43とに区画することにより装備されてい
る。その回収タンク4には給気口44を底部に設け、空気
室43より多孔質板41を介して粉体塗料の収容室42に供給
する空気噴流で粉体塗料Pを常時流動状態に保つように
できる。また、収容質42の外側面には粉体塗料の残留量
を検知するセンサー45が取り付けられている。
この粉体塗料の回収タンク4は粉体塗料の消費相当分
を補給する粉体塗料の補供タンク5と、下部側を内部に
挿置させて粉体塗料Pを上方に掬取り搬送するスクリュ
ーエレベータ6と、粉体塗料Pをスクリューエレベータ
6の上部側より塗料槽1の槽内に向けて滑落するシュー
ト部7とを備えることにより粉体塗料の循環供給機構と
して装備されている。
粉体塗料の補供タンク5は開閉自在な上蓋50を有する
密閉容器でなり、下部内には粉体塗料Pを掻き出し移送
するスクリュー51が備えられている。そのスクリュー51
は、無端ベルト52を介して駆動モータ53と連結すること
により回転駆動するよう取り付けられている。このスク
リュー51による粉体塗料Pの搬送方向には粉体塗料の送
り出しパイプ54が備えられ、その送り出しパイプ54は回
収タンク4の上部側に連結装備されている。また、この
補供タンク5の容器側部には粉体塗料Pの残留量を検知
するセンサー55が取り付けられている。
スクリューエレベータ6はスクリュー60を筒状ダクト
61の内部に備えてなり、そのスクリュー60の下部側が回
収タンク4の内部に挿置されている。このスクリュー60
は筒状ダクト61の上部側に備えたモータ62で回転駆動
し、粉体塗料Pを回収タンク4の内部より掬い取って筒
状ダクト61の内側で上方に搬送するよう装備されてい
る。そのスクリューエレベータ6の上方には、シュート
部7に連続する粉体塗料の送り出しパイプ63と、スクリ
ュー60で補供量以上に搬送された粉体塗料Pを回収タン
ク4に回送する排出パイプ64とが取り付けられている。
シュート部7は塗料槽1の槽内に向けて傾斜するバケ
ット70を備え、粉体塗料をスクリューエレベータ6の送
り出しパイプ63より送り込むよう備え付けられている。
そのバケット70は、架台3より立ち上がるブラケットプ
レート71で支持することにより装備されている。このバ
ケット70には、粉体塗料を振動で振い落せるようバイブ
レータ72がブラケットプレート71の板面に取り付けて備
えられている。また、そのバケット70には余剰分の粉体
塗料を回収タンク4に回送できるよう排出パイプ73が備
えられている。
このように構成する粉体塗料の塗装装置では、第3図
に示すようなリード型電子部品Eの外装被膜Cを形成す
るのに適用することができる。その電子部品Eとして
は、ラジアルリード型のコンデンサを例示することがで
きる。このコンデンサは素子本体e1から一対のリード線
e2,e3を同方向に導出し、電極e4,e5を素子本体e1の両
面に設けることにより構成されている。そのコンデンサ
Eには、リード線e2,e3の付け根部を含む素子本体e1
全体を粉体塗料で被膜することにより外装被膜Cをが形
成できるようにできる。
この電子部品Eの外装被膜Cを形成するときには、第
4図で示すように電子部品E,E…を多連状にテーピング
保持したキャリアテープTで素子本体e1を下向きに垂下
させて粉体塗料Pの塗料槽1に連続的に搬送すればよ
い。そのキャリアテープTにおいては、リード線e2,e3
として通常よりも長目のものを備えることから電子部品
Eの素子本体e1を適度に垂下するよう保持することがで
きる。このリード線e2,e3は、塗装終了後に所定長さに
切断させてキャリアテープTから切り離せばよい。ま
た、その素子本体e1,e1…の垂下位置は切欠部10,10の
下端縁と適宜な間隔を隔て素子本体e1,e2…が切欠部1
0,10の内側を通って移動できるよう設定されている。
キャリアテープTは塗料槽1の相対する各切欠部10,1
0を結ぶ直線に沿って移動し、電子部品Eの素子本体e1
を片側の切欠部10より槽内を通過させて他側の切欠部10
より槽外に搬出するよう走行させる。その途上槽内では
電子部品Eの素子本体が切欠部10,10よりも盛り上がる
粉体塗料Pに浸漬されて粉体塗料Pが電子部品Eの素子
本体e1を被覆するよう付着する。また、粉体塗料Pは塗
料槽1の槽内において振動,空気噴流で常時流動状態に
保たれて切欠部10,10よりも盛り上がっているため、電
子部品Eの素子本体e1は粉体塗料Pの内部に確実に浸漬
することができる。
その粉体塗料Pの流動、また、電子部品の通過に伴っ
て、多量の粉体塗料Pが切欠部10,10より横溢する。こ
の粉体塗料Pは、受け桶部12,12より排出パイプ122,122
並びに連絡パイプ40を経て回収タンク4の内部に収容さ
れる。また、その粉体塗料Pの横溢分並びに消費相当分
はスクリューエレベータ6で回収タンク4の内部より掬
い取られてシュート部7より塗料槽1の内部に常時循環
供給される。この粉体塗料Pの補給量は切欠部10,10か
ら受け桶部12,12に溢流ししかも電子部品Eに付着され
る粉体塗料の残量で決定されるもので、そのコントロー
ルは流量調節弁(図示せず)を送り出しパイプ63の出口
側または排出パイプ64の入口側に装備し或いはスクリュ
ーエレベータ6の回転数を調節することによりコントロ
ールすることができる。また、粉体塗料の塗料槽1が振
動機構2で振動されていても、塗料槽2より横溢する粉
体塗料Pを回収タンク4で一旦集め、その回収タンク4
よりスクリューエレベータ6で塗料槽1の槽内に循環供
給するからスクリューエレベータ6が振動の影響を受け
ないことにより粉体塗料を安定よく確実に補供すること
ができる。
これに加えて、回収タンク4内の粉体塗料Pは空気噴
流で流動状態にされているから、スクリューエレベータ
6は粉体塗料Pを確実に掬い取って上方に運び上げるこ
とができる。また、回収タンク4には粉体塗料の残留量
を検知するセンサー45が装備されているため、粉体塗料
Pを減少すると補供タンク5のスクリュー51をセンサー
45からの信号で作動し、補供タンク5に収容された粉体
塗料Pが回収タンク4に供給するようにできる。その補
供タンク5にもセンサー55を装備することから、回収タ
ンク4に送り込む粉体塗料Pを常時確保するようにでき
る。従って、塗料槽1の槽内には粉体塗料Pを常時一定
レベルに収容維持でき、電子部品E,E…には粉体塗料P
を所定面に付着することから均一な外装被膜Cを形成す
るようにできる。
上述した粉体塗料Pは、電子部品Eの素子本体e1を予
熱処理することにより塗料槽1の槽内に送り込めば所定
面に付着することができる。また、切欠部10,10は複数
個並列させて設け、複数列のキャリアテープTを平行移
動することから極めて能率よく塗装を行うことができ
る。その切欠部10,10はボルト締め固定する当て板102,1
02の切欠部101,101で実質的に形成されているから高さ
位置を容易に変えられ、必要によっては大きさも変える
ことができて外装被膜を各種の電子部品に形成するのに
適用することができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る粉体塗料の塗装装置に依れ
ば、電子部品をキャリアテープで連続送りにすることに
より塗料槽の切欠部から槽内を通過させて塗料を行うか
ら極めて効率よく外装被膜を形成できるばかりでなく、
粉体塗料を常時槽内で流動状態に保つことにより粉体塗
料を電子部品に確実に付着することができる。それに加
えて、粉体塗料が槽外に多量に横溢しても回収タンクで
一旦集めて消費相当分を補供することによりスクリュー
エレベータで循環供給するから、粉体塗料は塗料槽の槽
内に安定よく円滑に補供することができる。従って、塗
料槽の槽内には粉体塗料を常時一定レベルに維持でき、
総じて均一な外装被膜を効率よく電子部品に形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る粉体塗料の塗装装置を示す全体
図、第2図は同装置の塗料槽,切欠部及び受け桶部を示
す斜視図、第3図は同装置で外装被膜を形成する電子部
品の一例を示す説明図、第4図は同装置による粉体塗料
の塗装状態を示す説明図である。 E…:電子部品、C:外装被膜、T:キャリアテープ、P:粉
体塗料、1:粉体塗料の塗料槽(流動貯槽)、10,10:切欠
部、11,11:相対する側壁、12,12:受け桶部、4:粉体塗料
の回収タンク、5:粉体塗料の補供タンク、6:スクリュー
エレベータ、7:シュート部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード型の電子部品(E,E…)を多連状に
    テーピング保持したキャリアテープ(T)で粉体塗料の
    塗料槽(1)に搬送すると共に、その塗料槽(1)の槽
    内を逐次通過させて該電子部品(E,E…)を槽内の粉体
    塗料(P)に浸漬することにより電子部品の外装被膜を
    形成する粉体塗料の塗装装置において、 上記粉体塗料の塗料槽(1)として粉体塗料(P)を常
    時槽内で流動状態に保つ粉体塗料の流動貯槽を備え、そ
    の粉体塗料の流動貯槽(1)には電子部品を通過させる
    切欠部(10,10)を相対する槽壁(11,11)の各上端縁に
    設けると共に、各切欠部(10,10)より槽外に横溢する
    粉体塗料の受け桶部(12,12)と、この受け桶部(12,1
    2)と連続する粉体塗料の回収タンク(4)とを装備
    し、 上記粉体塗料の回収タンク(4)には粉体塗料の補給タ
    ンク(5)と、下部側を内部に挿置させて粉体塗料
    (P)を上方に掬取り搬送するスクリューエレベータ
    (6)と、該粉体塗料(P)をスクリューエレベータ
    (6)の上部側より流動貯槽(1)の槽内に向けて滑落
    するシュート部(7)とを備え、槽内の粉体塗料(P)
    を常時一定レベルに維持する粉体塗料の循環供給機構と
    して装備したことを特徴とする粉体塗料の塗装装置。
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