JP2502436Y2 - 白煙発生装置 - Google Patents

白煙発生装置

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JP2502436Y2
JP2502436Y2 JP12400390U JP12400390U JP2502436Y2 JP 2502436 Y2 JP2502436 Y2 JP 2502436Y2 JP 12400390 U JP12400390 U JP 12400390U JP 12400390 U JP12400390 U JP 12400390U JP 2502436 Y2 JP2502436 Y2 JP 2502436Y2
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三郎 早川
秀夫 中野
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日本酸素株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、液体窒素、液体空気、液化炭酸ガス等の
液化ガスを水の液面上に噴射して気化させることにより
白煙を発生させることのできる白煙発生装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、各種のショーやイベント等において演出効果を
高めるために用いられる白煙発生装置としては、第4図
に示すような白煙発生装置が知られている。そして、こ
の種の白煙発生装置は貯槽に貯えられる水の液面上に液
体窒素、液体空気、液化炭酸ガス等の液化ガスを噴射し
て気化せしめ、この時同伴する水の飛末が凝結して白煙
を生づるものである。
以下、液化ガスとして液体窒素を使用した場合を例示
して説明する。
白煙発生装置1は、温水Hの水面Lに液体窒素(液化
ガス)LN2を散布させて液体窒素LN2を気化させることに
より白煙Wを発生させるもので、温水Hを貯留する移動
式もしくは固定式の水槽2と、この水槽2の水面Lに液
体窒素LN2を散布するスプレーノズル等の散布機構を有
する液体窒素散布手段3と、水槽2の水面Lより上方の
位置に設けられ液体窒素LN2が気化することにより発生
する白煙Wを空気中に噴出させるノズル4と、温水Hを
加熱し保温するヒーター(加熱手段)5とから概略構成
されている。この水槽2の側面2aには液面計6と給水管
7が取り付けられ、底面2bには排水用の排水管8が取り
付けられている。また、ノズル4には、白煙W中のミス
ト(液滴)を除去するためのフイルタであるミストトラ
ップ9が取り付けられている。また、液体窒素(LN2
は低温貯蔵用の圧力容器10内に密閉され保存されてい
る。
この白煙発生装置1を用いて白煙Wを発生させるに
は、まず、水槽2の所定の深さまで水を入れヒーター5
により所定の温度(通常は約60℃)まで加熱する。次
に、圧力容器10のバルブを開き液体窒素(LN2)を液体
窒素散布手段3に供給し温水Hの水面Lに散布して液体
窒素(LN2)を気化させる。気化した窒素ガス(N2)は
白煙Wとなり、ミストトラップ9により白煙W中のミス
トが除去され、ノズル4から空気中に噴出することとな
る。
また、白煙Wの発生を停止させるには、圧力容器10の
バルブを閉じ液体窒素散布手段3への液体窒素(LN2
の供給を停止することにより白煙Wの発生を停止させ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従来の白煙発生装置1は、液体窒素(L
N2)の使用量が白煙Wの発生量とほぼ等しく、液体窒素
(LN2)のランニングコストが大きいという欠点があっ
た。特に、ショーやイベント等において演出効果を高め
るために大量の白煙Wを発生させる必要がある場合に
は、相当多量の液体窒素(LN2)を消費することとな
り、コストアップの要因になる。
また、長時間白煙Wを発生させ続けた場合、液体窒素
(LN2)の温度が極めて低温(約77K)であるために温水
Hの水面Lが結氷してしまい、液体窒素(LN2)の気化
効率が低下し、したがって、白煙発生量が低下するとい
う欠点があった。
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、液
面の凝固及び白煙発生量の低下を防止することができ、
液化ガスの使用量を低減させることができる白煙発生装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この考案は次の様な白煙
発生装置を採用した。すなわち、請求項1記載の白煙発
生装置としては、液体を貯留する水槽と、当該水槽の液
面に液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽
の液面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化す
ることにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させ
るノズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備して
なる白煙発生装置において、前記水槽に、前記液体内に
気体を供給する気体供給手段を設けてなることを特徴と
している。
また、請求項2記載の白煙発生装置としては、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられ前記液化ガスが気化することにより発生する白
煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体を
加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置におい
て、前記液体ガス散布手段に、前記液体ガスと気体とを
混合する混合手段をもうけてなることを特徴としてい
る。
また、請求項3記載の白煙発生装置としては、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられ前記液化ガスが気化することにより発生する白
煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体を
加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置におい
て、前記水槽に、当該水槽の底部より液面に前記液体を
循環・散布する液体散布手段を設けてなることを特徴と
している。
また、請求項4記載の白煙発生装置としては、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられた前記液化ガスが気化することにより発生する
白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体
を加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置にお
いて、前記白煙発生装置は、請求項1記載の白煙発生装
置と、請求項3記載の液体散布手段とから構成してなる
ことを特徴としている。
また、請求項5記載の白煙発生装置としては、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられた前記液化ガスが気化することにより発生する
白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体
を加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置にお
いて、前記白煙発生装置は、請求項2記載の白煙発生装
置と、請求項3記載の液体散布手段とから構成してなる
ことを特徴としている。
[作用] この考案に係る請求項1記載の白煙発生装置において
は、気体供給手段が前記液体内に気体を供給しこの気体
と液体ガスとの混合物が白煙を発生させることにより、
液化ガスの使用量を減少させるとともに前記液体を攪拌
しこの液体の温度を均一にする。
また、請求項2記載の白煙発生装置においては、前記
液化ガス散布手段に設けられた混合手段が、前記液化ガ
スと気体とを混合し、前記液化ガスと気体との混合物が
白濁し白煙を発生させることにより、液化ガスの使用量
を減少させる。
また、請求項3記載の白煙発生装置においては、液体
散布手段が当該水槽の液面に前記液体を散布することに
より前記液体の液面の凝固を阻止するとともに前記液体
を攪拌しこの液体の温度を均一にする。
また、請求項4記載の白煙発生装置においては、気体
供給手段が前記液体内に気体を供給しこの気体と液化ガ
スとの混合物が白煙を発生させることにより、液化ガス
の使用量を減少させるとともに、前記液体を攪拌しこの
液体の温度を均一にする。また、液体散布手段が当該水
槽の液面に前記液体を散布することにより前記液体の液
面の凝固を阻止するととに前記液体を攪拌しこの液体の
温度を均一にする。
また、請求項5記載の白煙発生装置においては、前記
液化ガス散布手段に設けられた混合手段が、前記液化ガ
スと気体とを混合し、前記液化ガスと気体との混合物が
白濁し白煙を発生させることにより、液化ガスの使用量
を減少させる。また、液体散布手段が当該水槽の液面に
前記液体を散布することにより前記液体の液面の凝固を
阻止するとともに前記液体を攪拌しこの液体の温度を均
一にする。
[第1実施例] 第1図はこの考案の請求項1記載の白煙発生装置の一
実施例を示す図である。図において、符号21はこの考案
による白煙発生装置である。
なお、白煙発生装置21は従来例で説明した白煙発生装
置1の構成要素のうち、一部の構成要素を改良したもの
で、第1図において第4図に示す構成要素と同一の要素
には同一の符号を付し、この同一の要素の構成、作用、
効果については説明を省略する。
白煙発生装置21は、従来例の白煙発生装置1におい
て、水槽2に、空気供給装置(気体供給手段)23を設け
たものである。
空気供給装置23は、温水H内に空気Aを供給しかつこ
の温水Hを攪拌して温水Hの温度を均一化するもので、
この空気供給装置23に取り付けられたノズル28は水槽2
内の底面2b近傍に位置し、このノズル28の先端部には空
気Aを微細な泡にする発泡機構29が垂直上方に向けて取
り付けられている。
この白煙発生装置21を用いて白煙を発生させるには、
まず、水槽2の所定の深さまで水を入れヒーター5によ
り所定の温度(通常は約60℃)まで加熱する。また、空
気供給装置23により温水H内に微細な泡となった空気A
を供給する。次に、圧力容器10のバルブを開き液体窒素
LN2を液体窒素散布手段3に供給し水面Lに散布するこ
とにより液体窒素(LN2)を気化させる。気化した窒素
ガスN2は白煙Wとなり、ミストトラップ9により白煙W
中のミストが除去され、ノズル4から空気中に噴出する
こととなる。
また、白煙Wの発生停止は、圧力容器10のバルブを閉
じ液体窒素散布手段3への液体窒素(LN2)の供給を停
止することにより行なわれる。
次に、白煙発生装置21の効果を確認するために、本考
案者等が行った実験の結果について説明する。
実験では、液体窒素LN2と常温窒素ガスGN2の比を変化
させたときの液体窒素LN2流量比を求めた。評価は写真
や目視により行った。常温窒素ガスGN2は空気供給装置2
3により供給した。
上記の結果より、液体窒素LN2100%の場合と質的に大
差なく白煙を発生することができた。
以上説明した様に、白煙発生装置21は、従来の白煙発
生装置1の水槽2に空気供給装置23が外部から水槽2の
温水H内に空気を供給することにより、この温水Hを攪
拌して温水Hの温度を均一化し、空気を供給することに
より液体窒素LN2の使用量を低減させることができる。
以上により、液体窒素(LN2)の使用量を低減させる
ことができる白煙発生装置を提供することができる。
[第2実施例] 第2図はこの考案の請求項2記載の白煙発生装置の一
実施例を示す図である。図において、符号31はこの考案
による白煙発生装置である。
なお、白煙発生装置31は上記の第1実施例で説明した
白煙発生装置21の一部を変形したものであり、第2図に
おいて第1図に示す構成要素と同一の要素には同一の符
号を付し、この同一の要素の構成、作用、効果について
は説明を省略する。
この白煙発生装置31において、第1実施例の白煙発生
装置21と異なる構成について説明する。
白煙発生装置31は、水槽2に空気供給装置23を設ける
代わりに、液体窒素散布手段3に混合手段32を設けたも
のである。
混合手段32は、液体窒素(LN2)と常温窒素ガスGN2
を混合し均一化し、この均一化された混合液CLを液体窒
素散布手段3に供給するものである。
この白煙発生装置21を用いて白煙を発生させるには、
まず、水槽2の所定の深さまで水を入れヒーター5によ
り所定の温度(常温は約60℃)まで加熱する。次に、常
温窒素ガスGN2を混合手段32に供給し、液体窒素散布手
段3から噴出させる。次に、圧力容器10のバルブを開き
液体窒素LN2を混合手段32に供給し、液体窒素LN2と常温
窒素ガスGN2とを均一に混合し混合物CLとする。混合手
段32により混合物CLを液体窒素散布手段3に供給しこの
混合物CLを水面Lに散布することにより液体窒素LN2
気化させる。気化した窒素ガスN2は白煙Wとなり、ミス
トトラップ9により白煙W中のミストが除去され、ノズ
ル4から空気中に噴出することとなる。
また、白煙Wの発生停止は、圧力容器10のバルブを閉
じ混合手段32への液体窒素LN2の供給を停止し、混合手
段32への常温窒素ガスGN2の供給を停止することにより
行なわれる。
次に、白煙発生装置31の効果を確認するために、本考
案者等が行った実験の結果について説明する。
実験では、液体窒素LN2と常温窒素ガスGN2の比を変化
させたときの液体窒素LN2流量比を求めた。評価は写真
や目視により行った。常温窒素ガスGN2は混合手段32に
より液体窒素散布手段3に供給した。
上記の結果より、液体窒素LN2100%の場合と質的に大
差なく白煙を発生することができた。
以上説明した様に、白煙発生装置31は、第1実施例の
白煙発生装置21に空気供給装置23を設ける代わりに、液
体窒素散布手段3に混合手段32を設けたので、液体窒素
LN2と常温の窒素ガスGN2とを混合し均一化し、この均一
化された混合液CLを液体窒素散布手段3に供給すること
ができ、したがって、液体窒素LN2の使用量を大幅に低
減させることができる。
以上により、この第2実施例においても第1実施例の
白煙発生装置21と同様に、液体窒素LN2の使用量を低減
させることができる白煙発生装置を提供することができ
る。
[第3実施例] 第3図はこの考案の請求項3記載の白煙発生装置の一
実施例を示す図であり、これを以下に説明する。なお、
この図における白煙発生装置41は第4図に図示した従来
例の白煙発生装置1の一部を改良したもので、第3図に
おいて第4図における構成要素と同一の要素には同一の
符号を付し、説明を省略する。
この実施例での白煙発生装置41は、従来例の白煙発生
装置1での水槽2に、該水槽2の底部より水を抜き出し
水槽液面上に散水する循環散水手段22を設けたものであ
る。
即ち散水手段22は、水槽2内の温水Hをこの水槽2の
外方に取り出してこの水槽2内の温水Hの水面L上に散
水することによりこの温水Hを循環させ、かつ、水面L
上を攪拌させてこの水面Lの結氷を防止するもので、散
布機構24と、循環ポンプ25と、配管26,27とから略構成
されている。
散布機構24は、水槽2の水面Lより上方に位置し、水
槽2の水面L上に温水Hを散布するもので、スプリンク
ラー等からなるものである。この散布機構24には配管26
の一端部が接続され、この配管26の他端部には温水Hを
循環させるための循環ポンプ25が接続され、この循環ポ
ンプ25には配管27の一端部が接続され、この配管27の他
端部は排水管8に接続されている。そして、温水Hは、
水槽2から排水管8、配管27、循環ポンプ25、配管26、
散布機構24をそれぞれ経由して水槽2に戻る様に絶えず
循環する構成になっている。
この白煙発生装置41を用いて白煙は発生させるには、
まず、水槽2の所定の深さまで水を入れヒーター5によ
り所定の温度(通常は約60℃)まで加熱する。次に、散
水手段22により温水Hを循環させ、温水Hの水面Lにこ
の循環させた温水Hを散布する。次に、圧力容器10のバ
ルブを開き液体窒素LN2を液体窒素散布手段3に供給
し、水面Lに散布することにより液体窒素(LN2)を気
化させる。気化した窒素ガスN2は白煙Wとなり、ミスト
トラップ9により白煙W中のミストが除去され、ノズル
4から空気中に噴出することとなる。
また、白煙Wの発生停止は、圧力容器10のバルブを閉
じ液体窒素散布手段3への液体窒素(LN2)の供給を停
止することにより行なわれる。
以上のような第3実施例の白煙発生装置41では、水槽
2内の温水を散水手段22によって底部より水面Lに常に
循環して温水を流動せしめるとともに、低温な液体窒素
(LN2)が噴射されている水面Lに温水を噴射している
ので、液体窒素の噴射による水の温度低下を防止し、更
には、水面上の氷結を防ぐこととなる。この結果液体窒
素の気化効率を低下することなく長期にわたって白煙の
発生を良好に保持することが出来る。
そこで、第3実施例での白煙発生装置41における散水
手段22についての作用効果を確認するため散水手段22を
作動した場合と、しない場合とにおける水面Lの結氷状
態の観察を行った。
この観察の結果によると、散水手段22を作動した場合
では水面Lが結氷するまでの時間は約11分で白煙の発生
量の低下もなかったが、散水手段22を作動しなかった場
合では約30秒後に水面Lが結氷し白煙Wの発生量は著し
く低下してしまった。
このようなことより白煙発生装置41は、従来の白煙発
生装置1(第4図)の水槽2に、散水手段22を設けたの
で、散水手段22が水槽2の水面Lに温水Hを散水するこ
とにより液体窒素LN2を散布するために生じる水面Lの
急激な温度低下を防止することができ、水面Lの結氷を
防止することができる。したがって、液体窒素LN2の気
化効率を低下させることがなく、白煙Wの発生量の低下
を防止することができる。また、温水Hを散水すること
で水槽2中の温水Hが絶えず攪拌されこの温水Hの温度
が均一化されるので、そしてこの結果、温水Hは水面L
の結氷及び白煙W発生量の低下の防止をより一層助長す
る。そして上記第3実施例で説明した循環散水手段22
は、第1実施例及び第2実施例で説明した白煙発生装置
21や白煙発生装置31に採用すれば、それぞれの白煙発生
装置21,31の白煙発生運転を良好に保持し得るとともに
白煙発生効率をより一層向上せしめ得る。
[考案の効果] 以上説明した様に、この考案の請求項1記載の白煙発
生装置によれば、液体を貯留する水槽と、当該水槽の液
面に液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽
の液面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化す
ることにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させ
るノズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備して
なる白煙発生装置において、前記水槽に、前記液体内に
気体を供給する気体供給手段を設けてなることとしたの
で、該気体供給手段が外部から水槽に貯留される液体内
に気体を供給することにより液体を攪拌してこの液体の
温度を均一化することができ、また、空気を供給するこ
とにより液化ガスの使用量を低減させることができる。
また、請求項2記載の白煙発生装置によれば、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられた前記液化ガスが気化することにより発生する
白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体
を加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置にお
いて、前記液化ガス散布手段に、前記液化ガスと気体と
を混合する混合手段を設けてなることとしたので、該混
合手段により液化ガスと気体とを混合し均一化し、この
均一化された混合液を液化ガス散布手段に供給すること
ができ、したがって、液化ガスの使用量を大幅に低減さ
せることができる。
また、請求項3記載の白煙発生装置によれば、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられ前記液化ガスが気化することにより発生する白
煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体を
加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置におい
て、前記水槽に、当該水槽の底部より液面に前記液体を
循環・散布する液体散布手段を設けてなることとしたの
で、該液体散布手段が水槽の液面に液体を散布すること
により、液化ガスを散布することから生じる液面の急激
な温度低下を防止することができ、したがって液面の凝
固を防止することができ、液化ガスの気化効率を低下さ
せることがなく白煙の発生量の低下を防止することがで
きる。また、液面に液体を散布することが水槽中の液体
が絶えず攪拌されこの液体の温度が均一化される。
また、請求項4記載の白煙発生装置によれば、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散布する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられ前記液化ガスが気化することにより発生する白
煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体を
加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置におい
て、前記白煙発生装置は、請求項1記載の白煙発生装置
と、請求項3記載の液体散布手段とから構成してなるこ
ととしたので、気体供給手段が外部から水槽に貯留され
る液体内に気体を供給することにより液体を攪拌してこ
の液体の温度を均一化することができ、また、空気を供
給することにより液化ガスの使用量を低減させることが
できる。また、液体散布手段が水槽の液面に液体を散布
することにより、液化ガスを散布することから生じる液
面の急激な温度低下を防止することができ、したがって
液面の凝固を防止することができ、液化ガスの気化効率
を低下させることがなく白煙の発生量の低下を防止する
ことができる。また、液面に液体を散布することで水槽
中の液体が絶えず攪拌されこの液体の温度が均一化され
る。
また、請求項5記載の白煙発生装置によれば、液体を
貯留する水槽と、当該水槽の液面に液化ガスを散水する
液化ガス散布手段と、前記水槽の液面より上方の位置に
設けられ前記液化ガスが気化することにより発生する白
煙を前記水槽の外方へ噴出させるノズルと、前記液体を
加熱する加熱手段とを具備してなる白煙発生装置におい
て、前記白煙発生装置は、請求項2記載の白煙発生装置
と、請求項3記載の液体散布手段とから構成してなるこ
ととしたので、前記混合手段により液化ガスと気体とを
混合し均一化し、この均一化された混合液を液化ガス散
布手段に供給することができ、したがって、液化ガスの
使用量を大幅に低減させることができる。また、前記液
体散布手段が水槽の液面に液体を散布することにより、
液化ガスを散布することから生じる液面の急激な温度低
下を防止することができ、したがって液面の凝固を防止
することができ、液面ガスの気化効率を低下させること
がなく白煙の発生量の低下を防止することができる。ま
た、液面に液体を散布することで水槽中の液体が絶えず
攪拌されこの液体の温度が均一化される。
以上により、液体の液面の凝固及び白煙の発生量の低
下を防止することができ、液化ガスの使用量を低減させ
ることができる白煙発生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の白煙発生装置の縦断面
図、第2図はこの考案の第2実施例の白煙発生装置の縦
断面図、第3図はこの考案の第3実施例の白煙発生装置
の縦断面図、第4図は従来の白煙発生装置の縦断面図で
ある。 H……温水、L……水面、LN2……液体窒素、GN2……常
温窒素ガス、A……空気、W……白煙、21,31,41……白
煙発生装置、2……水槽、2a……側面、3……液体窒素
散布手段、4……ノズル、5……ヒーター、6……液面
計、7……給水管、8……排水管、9……ミストトラッ
プ、10……圧力容器、22……散水手段、23……空気供給
装置、24……散水機構、25……循環ポンプ、26,27……
配管、28……ノズル、29……発泡機構、32……混合器。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を貯留する水槽と、当該水槽の液面に
    液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽の液
    面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化するこ
    とにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノ
    ズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備してなる
    白煙発生装置において、 前記水槽に、前記液体内に気体を供給する気体供給手段
    を設けてなることを特徴とする白煙発生装置。
  2. 【請求項2】液体を貯留する水槽と、当該水槽の液面に
    液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽の液
    面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化するこ
    とにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノ
    ズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備してなる
    白煙発生装置において、 前記液化ガス散布手段に、前記液化ガスと気体とを混合
    する混合手段を設けてなることを特徴とする白煙発生装
    置。
  3. 【請求項3】液体を貯留する水槽と、当該水槽の液面に
    液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽の液
    面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化するこ
    とにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノ
    ズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備してなる
    白煙発生装置において、 前記水槽に、当該水槽の底部より液面に前記液体を循環
    ・散布する液体散布手段を設けてなることを特徴とする
    白煙発生装置。
  4. 【請求項4】液体を貯留する水槽と、当該水槽の液面に
    液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽の液
    面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化するこ
    とにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノ
    ズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備してなる
    白煙発生装置において、 前記白煙発生装置は、請求項1記載の白煙発生装置と、
    請求項3記載の液体散布手段とから構成してなることを
    特徴とする白煙発生装置。
  5. 【請求項5】液体を貯留する水槽と、当該水槽の液面に
    液化ガスを散布する液化ガス散布手段と、前記水槽の液
    面より上方の位置に設けられ前記液化ガスが気化するこ
    とにより発生する白煙を前記水槽の外方へ噴出させるノ
    ズルと、前記液体を加熱する加熱手段とを具備してなる
    白煙発生装置において、 前記白煙発生装置は、請求項2記載の白煙発生装置と、
    請求項3記載の液体散布手段とから構成してなることを
    特徴とする白煙発生装置。
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