JP2501462Y2 - サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置 - Google Patents

サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置

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JP2501462Y2
JP2501462Y2 JP2261091U JP2261091U JP2501462Y2 JP 2501462 Y2 JP2501462 Y2 JP 2501462Y2 JP 2261091 U JP2261091 U JP 2261091U JP 2261091 U JP2261091 U JP 2261091U JP 2501462 Y2 JP2501462 Y2 JP 2501462Y2
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JP
Japan
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print head
thermal print
polishing
resistor
raised portion
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JP2261091U
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JPH04111448U (ja
Inventor
勝広 高見
洋一 國枝
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サーマルプリントヘッ
ドの製造に際して、ガラス等の保護膜層の表面を、滑ら
かな表面に研磨仕上げするための表面研磨装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のサーマルプリントヘッ
ド1は、図1及び図2に示すように、短冊状の絶縁基板
2の表面に、各種電極配線のパターン層3を形成し、該
電極配線のパターン層3の上面に、細幅状の抵抗体4を
一直状に延びるように形成したのち、その全体の表面
に、ガラス等の保護膜層5を形成することによって製造
されるのであるが、前記保護膜層5を形成するに際して
は、当該保護膜層5の表面に凹凸ができる。ところで、
このサーマルプリントヘッド1は、前記細幅状の抵抗体
4を、当該抵抗体4における隆起部6に紙を接触した状
態で発熱することによって印字するものであるから、前
記保護膜層5のうち前記抵抗体4を覆う部分の表面、前
記隆起部6の表面に凹凸が存在すると、印字むら等の不
具合が発生することになる。
【0003】そこで、前記サーマルプリントヘッド1の
製造に際しては、前記ガラス等の保護膜層5を形成した
あとにおいて、この保護膜層5のうち前記抵抗体4を覆
う部分の表面、つまり、前記隆起部6の表面を、滑らか
な表面にするために研磨加工を施すようにしている。
【0004】そして、前記の表面研磨に際して、従来
は、図5〜図7に示すように構成した研磨装置を使用し
ている。すなわち、従来の表面研磨装置は、ゴム製等の
軟質弾性体製ローラ7の外周面に、前記サーマルプリン
トヘッド1の長さLと略等しい広幅状の研磨シート8を
巻付け、この研磨シート8を、ローラ7の回転によって
矢印方向に送り移動しながら、前記サーマルプリントヘ
ッド1における抵抗体隆起部6の表面に押し付けること
により、当該抵抗体隆起部6の表面を研磨するように構
成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の表
面研磨装置は、研磨シート8を、サーマルプリントヘッ
ド1の長さLと略等しい広幅状にして、これをサーマル
プリントヘッド1における抵抗体隆起部6に対して押圧
するものであって、サーマルプリントヘッド1に対する
接触面積が広いことにより、単位面積当たりの押圧力が
低く、従って、単位時間当たりの研磨量が小さいから、
サーマルプリントヘッド1における抵抗体隆起部6の全
体を研磨するまでに長い時間を必要とするから、研磨の
能率性が可成り低いのであり、しかも、前記広幅状の研
磨シート8が部分的に消耗すると、その全体を新しいも
のと交換するようにしなければならず、研磨シート8を
交換することに要するランニングコストが可成り嵩むこ
とになるから、前記研磨の能率が低いことと相俟って、
研磨に要するコストが大幅にアップすると言う問題があ
った。その上、前記研磨シート8を、サーマルプリント
ヘッド1における抵抗体隆起部6に対して、回転する軟
質弾性体製ゴム製ローラ7にて押圧したとき、この研磨
シート8は、前記抵抗体隆起部5における表面のうち当
該研磨シート8の移動方向に対して手前側の表面に対し
ては、確実に押し付けられるものの、前記抵抗体隆起部
5における表面のうち当該研磨シート8の移動方向に対
して前方側の表面に対しては、図12に示すように、浮
き上がる傾向を呈して、前記抵抗体隆起部6の裾野を充
分に研磨することができないから、前記抵抗体隆起部5
における全表面を等しくする研磨することができず、前
記抵抗体隆起部5の表面に研磨むらが発生すると言う問
題もあった。
【0006】本考案は、これらの問題を解消し、低コス
トで表面研磨ができ、且つ、研磨むらが発生することな
く表面研磨ができるようにした表面研磨装置を提供する
ことを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本考案は、サーマルプリントヘッドをその抵抗体
における隆起部の長手方向に沿って移送する移送手段を
備える一方、モータ等によって回転駆動される回転軸
を、当該回転軸の軸線が前記サーマルプリントヘッドの
表面と略平行で、且つ、前記隆起部の長手方向に対して
交差するようにして配設して、この回転軸を、前記サー
マルプリントヘッドに向かって往復動する往復動部材に
装着し、更に、この回転軸に、粉末状研磨材をゴム等の
軟質弾性体にて結合した砥石車を着脱可能に装着する構
成にした。
【0008】
【作用】この構成において、回転軸に装着した砥石車
を、回転しながらサーマルプリントヘッドに向かって前
進動することによって、当該サーマルプリントヘッドの
抵抗体における隆起部に対して押圧して、この状態で、
前記サーマルプリントヘッドを、移送手段によって、そ
の隆起部の長手方向に移動することにより、前記隆起部
を研磨することができるのである。この場合において、
前記砥石車は、粉末状研磨材を混合したゴム等の軟質弾
性体製であることにより、この砥石車の外周面に対し
て、前記隆起部が食い込んで、当該隆起部における裾野
まで接触することになるから、前記隆起部の全表面を、
当該隆起部の裾野まで確実に研磨することができるので
あり、しかも、この研磨は、回転する砥石車によるもの
であることにより、単位時間当たりの研磨量が大きいか
ら、前記隆起部に対する所定の研磨を短い時間で完了す
るのである。
【0009】
【考案の効果】このように、本考案によると、サーマル
プリントヘッドの抵抗体における隆起部の全表面を、そ
の裾野まで各所均等に、研磨むらが発生することなく確
実に研磨することができると共に、研磨に要する時間を
大幅に短縮できる。しかも、本考案は、前記の研磨を、
回転する砥石車によって行うものであって、この砥石車
を適宜交換するだけで良いから、前記従来のように、広
幅寸法の研磨シートを使用するものに比べて、研磨する
ことに要するランニングコストを大幅に低減でき、前記
のように研磨時間を短縮できることと相俟って、研磨に
要するコストを著しく低減できる効果を有する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面(図3及び図
4)について説明する。図において符号10は、上面に
一列状に並べて載置したサーマルプリントヘッド1を、
その長手方向に適宜速度で移送するようにした移送手段
を示す。符号11は、前記移送手段10の側方に立設し
た支持フレームを示し、該支持フレーム11の側面に
は、図示しない機構によって矢印Aの上下方向に往復動
される第1の往復動部材12が装着され、この第1の往
復動部材12には、図示しない機構によって矢印Bの水
平方向に往復動される第2の往復動部材13が装着され
ている。
【0011】そして、前記第2の往復動部材13には、
モータ14によって高速で回転駆動される回転軸15
を、当該回転軸15における軸線が、前記サーマルプリ
ントヘッド1の表面と略平行で、且つ、前記隆起部の長
手方向に対して交差するように装着して、この回転軸1
5に、粉末状研磨材をゴム等の軟質弾性体にて結合した
砥石車16を着脱可能に装着する。
【0012】この構成において、回転軸15に装着した
砥石車16を、モータ14にて回転しながら、第1の往
復動部材12によってサーマルプリントヘッド1に向か
って下降動することによって、当該サーマルプリントヘ
ッド1の抵抗体における隆起部6に対して押圧して、こ
の状態で、前記サーマルプリントヘッド1を、移送手段
10によって、その隆起部6の長手方向に移動すること
により、前記隆起部6を研磨することができるのであ
る。この場合において、前記砥石車16は、粉末状研磨
材を混合したゴム等の軟質弾性体製であることにより、
この砥石車16の外周面に対して、前記隆起部6が食い
込んで、当該隆起部6における裾野まで接触することに
なるから、前記隆起部6の全表面を、当該隆起部6の裾
野まで確実に研磨することができるのである。
【0013】なお、前記の研磨に際しては、前記砥石車
16を、第2の往復動部材13によって、当該砥石車1
6における軸線方向に往復動するようにしても良いので
ある。また、前記の研磨に際しては、前記サーマルプリ
ントヘッド1の表面又は前記砥石車16に対して、ノズ
ル27より水を供給するか、或いは、水を霧吹き状に供
給することにより、研磨をいわゆる湿式の状態で行うこ
とができるから、研磨速度を向上できると共に、粉塵が
周囲に飛散することを防止できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルプリントヘッドの斜視図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図4】図3のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】従来の例を示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI視断面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリントヘッド 2 絶縁基板 4 抵抗体 5 保護膜層 6 抵抗体の隆起部 10 サーマルプリントヘッドの移送手段 11 支持フレーム 12 第1の往復動部材 13 第2の往復動部材 14 モータ 15 回転軸 16 砥石車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルプリントヘッドをその抵抗体にお
    ける隆起部の長手方向に沿って移送する移送手段を備え
    る一方、モータ等によって回転駆動される回転軸を、当
    該回転軸の軸線が前記サーマルプリントヘッドの表面と
    略平行で、且つ、前記隆起部の長手方向に対して交差す
    るようにして配設して、この回転軸を、前記サーマルプ
    リントヘッドに向かって往復動する往復動部材に装着
    し、更に、この回転軸に、粉末状研磨材をゴム等の軟質
    弾性体にて結合した砥石車を着脱可能に装着したことを
    特徴とするサーマルプリントヘッドの表面研磨装置。
JP2261091U 1991-03-13 1991-03-13 サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置 Expired - Lifetime JP2501462Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2261091U JP2501462Y2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置

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JP2261091U JP2501462Y2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置

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Publication Number Publication Date
JPH04111448U JPH04111448U (ja) 1992-09-28
JP2501462Y2 true JP2501462Y2 (ja) 1996-06-19

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JP2261091U Expired - Lifetime JP2501462Y2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置

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