JP2501357Y2 - 液体運搬車 - Google Patents

液体運搬車

Info

Publication number
JP2501357Y2
JP2501357Y2 JP10241390U JP10241390U JP2501357Y2 JP 2501357 Y2 JP2501357 Y2 JP 2501357Y2 JP 10241390 U JP10241390 U JP 10241390U JP 10241390 U JP10241390 U JP 10241390U JP 2501357 Y2 JP2501357 Y2 JP 2501357Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
tank
cushioning material
tank frame
lower wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10241390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0458437U (ja
Inventor
武夫 逸見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP10241390U priority Critical patent/JP2501357Y2/ja
Publication of JPH0458437U publication Critical patent/JPH0458437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501357Y2 publication Critical patent/JP2501357Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、液体運搬車に関し、特に、タンクを支持
するタンクフレームの構造に関する。
(従来の技術) この種の液体運搬車において、車体のフレーム上にタ
ンクを搭載するに当たり、一般に、タンクの左右両面下
部にそれぞれ車体前後方向に延びるタンクフレームの上
端を固定し、このタンクフレームを車体フレーム上に載
置して、各フレームの外面にそれぞれ上下に対向して取
り付けたセットプレート間をボルトで締結することによ
り、両フレーム同士を連結する構造が採用されている。
この場合、車体側の走行振動のタンクへの伝達を抑制
する等の目的で、タンクフレームの下端内側を上方に折
り曲げ、このタンクフレームと車体フレームとの間にク
ッションゴムと呼ばれる弾性材からなる緩衝材を介在さ
せることが行われる。例えば、これに類似した構造とし
て、実開昭56−127148号公報には、ダンプカーにおい
て、その荷台下面に固着されるフロアメンバと車体フレ
ームとの間に木製の緩衝柱を介在させ、フロアメンバの
内側下端に緩衝柱の内側側面に沿って下方に直角に折り
曲げてなる支え片を設けたものが知られている。
液体運搬車における緩衝材は上記ダンプカーのものと
は異なり、ゴム等の弾性材であるので、長期間の経過に
より緩衝材が両フレーム間の正規位置から内側にずれ、
甚だしいときには両フレーム間から外れることがある。
すなわち、車体フレーム及びタンクフレームはいずれも
車体内側に解放された断面略コ字状のものであるので、
走行中の捩じれによる緩衝材への面圧は車体内側の方が
外側よりも小さくなり、この面圧の差により緩衝材が内
側にずれる。
そこで、このように緩衝材が内側に横ずれするのを規
制するずれ止め機構として、従来、例えば第3図に示す
ように、緩衝材8の周りをその長さ方向に沿って所定間
隔をあけて複数の金属製ストッパベルト21,21,…(1つ
のみ図示する)により囲み、この各ストッパベルト21を
タンクフレーム6′に溶接するようにしたバンド式のも
のや、或いは第4図に示す如く、タンクフレーム6′下
端の内側折曲げ部6b′にその長さ方向に沿って複数の帯
板22,22,…(1つのみ図示する)を固着し、この各帯板
22により緩衝材8のずれを規制するようにした帯板式の
ものが知られている。尚、第3図及び第4図中、9はタ
ンクフレーム6′の外面に溶接された上側セットプレー
ト、10は車体のフレーム2に上側セットプレート9に上
下に対応してボルト11,11により固定された下側セット
プレートで、両プレート9,10はボルト12により連結され
ている。7はタンク5においてタンクフレーム6′への
固着部よりも内側とタンクフレーム6′の下壁部6a′と
の間に架設されたサブフレームである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この従来の構造では、緩衝材8をストッパ
ベルト21又は帯板22で規制しているものの、その規制部
分は緩衝材8の一部であり、緩衝材8全体のずれを確実
に防止することは難しく、信頼性に欠ける。
また、タンクフレーム6′の内端が上方に折り曲げら
れているので、この折曲げ部6b′によりタンクフレーム
6′の下壁部6a′上面に泥等のごみや水が溜まり易くな
り、錆びが発生してタンクフレーム6′等の寿命が低下
する問題もある。
本考案は斯かる問題を一挙に解決するためになされた
もので、その目的は、上記したタンクフレームの構造を
改良することにより、その下壁部にごみや水等が溜るの
を抑え、かつ緩衝材全体の内側へのずれを確実に規制で
きるようにすることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、この考案では、上記従来
のダンプカーでの構造に着目し、タンクフレーム下壁部
内端に内側斜め下方に傾斜する部分を設けることとす
る。
具体的には、この考案は、車体のフレーム上に、タン
クの左右両側下面に固定したタンクフレームが緩衝材を
介して搭載されてなる液体運搬車において、上記タンク
フレームの下壁部内端に、緩衝材の内側に沿って内側斜
め下方に傾斜する緩衝材規制部をタンクフレームの略全
長に亘って設けたことを特徴とするものである。
(作用) 上記の構成により、この考案では、タンクフレームの
下壁部内端に内側斜め下方に向かう緩衝材規制部が設け
られているので、タンクフレームの下壁部上面は、従来
の如く仕切られることなくそのまま内側に開放される。
このため、このタンクフレームの下壁部上面にごみや水
が付着してもそれはスムーズに内側に排除され、ごみ等
の溜りによる発錆を抑制でき、タンクフレーム等の耐久
性を向上できる。
しかも、上記緩衝材規制部はタンクフレームの略全長
に亘り設けられているので、緩衝材が内側にずれようと
しても、その全体が緩衝材規制部により規制されること
となり、よって緩衝材の横ずれを確実に防止することが
できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、1はこの考案の実施例に
係る液体運搬車の車体で、該車体1は、第1図に示す如
く左右側部を前後方向に延びる断面コ字状の1対のサイ
ドフレーム2,2同士を車幅方向に延びる複数のクロスメ
ンバ3,3,…(1つのみ図示する)で梯子状に結合してな
る。この車体1の前端部には内部に車室を有するキャビ
ン4が、また車体1の前部寄りから後端には内部に液体
を収容する断面楕円状のタンク5がそれぞれ搭載されて
いる。
上記タンク5の搭載状態を第1図により詳細に説明す
ると、タンク5の左右下面には断面略L字状のタンクフ
レーム6,6が溶接により固定されている。この各タンク
フレーム6はタンク5の略全長に亘って前後方向に延
び、その上端部はタンク5外周面に沿って車幅方向外側
に折り曲げられており、この折曲げ部がタンク5に結合
されている。一方、このタンクフレーム6の下壁部6aは
車幅方向内側に向かって水平に折り曲げられ、その下壁
部6aの幅は上記サイドフレーム2の上部幅と略同じとさ
れており、この下壁部6aにてタンクフレーム6がサイド
フレーム2上に載置されている。
また、7はタンクフレーム6の内側に配設されたサブ
フレームで、このサブフレーム7の上端はタンクフレー
ム6の結合部よりも内側のタンク5下面に、また下部は
タンクフレーム6の下壁部6aにそれぞれ結合されてい
る。
上記各サイドフレーム2の上部とこれに対向するタン
クフレーム6の下壁部6aとの間には板ゴムからなる緩衝
材8が介設されている。
また、上記各タンクフレーム6の車幅方向外面には断
面略L字状の複数の上側セットプレート9,9,…(1つの
み図示する)が前後方向に間隔をおいて配設され、この
各プレート9は垂直部9aにてタンクフレーム6に溶接に
より固定されている。また、各サイドフレーム2の外面
には上記上側セットプレート9と上下に対応した位置
に、同様の形状の下側セットプレート10が垂直部10aに
てボルト11,11により固定されている。この各下側セッ
トプレート10は緩衝材8位置を越えて上方に延び、その
水平部10bと上側セットプレート9の水平部9bとは上下
に対応しており、両水平部9b,10b同士はボルト12により
連結されている。
さらに、この考案の特徴として、上記タンクフレーム
6の下壁部6a内端には、フレーム6の一部を緩衝材8の
内側に沿って斜め下方に折り曲げることで車幅方向内側
に向かって下方に傾斜する緩衝材規制部13がタンクフレ
ーム6の略全長に亘って一体に形成されている。
したがって、上記実施例においては、タンクフレーム
6の下壁部6a内端部は内側に向かって斜め下方に折り曲
げられているので、このタンクフレーム6の下壁部6a内
端には従来の如き仕切部分がない。このため、このタン
クフレーム6の下壁部6a上面に泥や水等が付着してもそ
れはスムーズに車体内側に排除され、その下壁部6a上面
にごみが溜まることはなくなり、溜まったごみによる発
錆を抑制できる。よってタンクフレーム6等の耐久性を
向上できる。
また、上記タンクフレーム6の下壁部6a内端に設けら
れる緩衝材規制部13は、タンクフレーム6の略全長に亘
り緩衝材8に沿って折り曲げられているので、長期間の
経過時、タンクフレーム6及びサイドフレーム2から緩
衝材8に作用する面圧の内外部での違いにより緩衝材8
が内側にずれようとしても、その全体が緩衝材規制部13
により規制されることとなる。よって緩衝材8の横ずれ
を確実に防止して、信頼性を向上させることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によると、車体のフレ
ーム上に緩衝材を介在させて搭載されるタンクフレーム
の下壁部内端に、緩衝材に沿って内側斜め下方に傾斜す
る緩衝材規制部をタンクフレームの略全長に亘って設け
たので、タンクフレームの下壁部上面に泥等のごみや水
が溜まるのをなくして発錆を抑制できるとともに、長期
経過により緩衝材が内方に横ずれするのを規制部により
緩衝材全体に亘って規制でき、よって液体運搬車の耐久
性及び信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第1図は第
2図のI−I線拡大断面図、第2図は液体運搬車の側面
図である。第3図及び第4図はそれぞれ従来例を示す要
部拡大断面図である。 1……車体 2……サイドフレーム 5……タンク 6……タンクフレーム 6a……下壁部 8……緩衝材 13……緩衝材規制部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のフレーム上に、タンクの左右両側下
    面に固定したタンクフレームが緩衝材を介して搭載され
    てなる液体運搬車において、上記タンクフレームの下壁
    部内端に、緩衝材の内側に沿って内側斜め下方に傾斜す
    る緩衝材規制部をタンクフレームの略全長に亘って設け
    たことを特徴とする液体運搬車。
JP10241390U 1990-09-28 1990-09-28 液体運搬車 Expired - Lifetime JP2501357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241390U JP2501357Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 液体運搬車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241390U JP2501357Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 液体運搬車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0458437U JPH0458437U (ja) 1992-05-19
JP2501357Y2 true JP2501357Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31846649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10241390U Expired - Lifetime JP2501357Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 液体運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501357Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0458437U (ja) 1992-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9914484B2 (en) Vehicle body front structure
JP6881326B2 (ja) 下部車体構造
US7631918B2 (en) Rear structure of a vehicular body
US4950031A (en) Automobile rear underbody structure
US7281756B2 (en) Automotive rear body structure
JP3866176B2 (ja) 車体構造
CN107097858B (zh) 车身结构
US7104597B2 (en) Vehicle frame structure
JP2501357Y2 (ja) 液体運搬車
JPS6359912B2 (ja)
JP3739976B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH03118281A (ja) 車両の後部車体構造
US11279415B2 (en) Vehicle body structure
JP3311648B2 (ja) 自動車のフレームメンバ補強構造
JPS6236689Y2 (ja)
US1842214A (en) Vehicle body
JPH04300792A (ja) 自動車の下部車体構造
JP3911717B2 (ja) 車両の下部構造
JPH0621831Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH06171551A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH088949Y2 (ja) 後部車体構造
JP2003011845A (ja) 車体構造
JPS6116671B2 (ja)
JPH061129U (ja) 車両のフレーム構造
JP7422653B2 (ja) アンダーランプロテクタ