JP2501180Y2 - 自走式破砕ユニット - Google Patents

自走式破砕ユニット

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JP2501180Y2
JP2501180Y2 JP7998691U JP7998691U JP2501180Y2 JP 2501180 Y2 JP2501180 Y2 JP 2501180Y2 JP 7998691 U JP7998691 U JP 7998691U JP 7998691 U JP7998691 U JP 7998691U JP 2501180 Y2 JP2501180 Y2 JP 2501180Y2
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JP
Japan
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crusher
self
conveyor
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sieving
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JP7998691U
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JPH0522042U (ja
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茂徳 長岡
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、破砕ユニットに係り、
特に、原料の中、細破砕(二次破砕)を行わせるために
クローラを備えた架台上に振動ふるいと接続した破砕機
などを搭載した自走式破砕ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、破砕ユニットとしては、クローラ
を備えた架台上に破砕機と、破砕機駆動モータに給電す
るエンジン発電機、破砕機の砕製品を搬送する電動式コ
ンベヤなどを搭載し、原料などを破砕するとともに、前
記破砕ユニットを自走式に移動可能にしたものや、破砕
機をエンジンにて駆動させるとともに、コンベヤなどを
エンジンで駆動される油圧装置にて駆動させる自走式破
砕ユニットなどが知られている(特開昭63−7755
3号公報参照)。
【0003】この形式の自走式破砕ユニット(とくに一
次破砕ユニットと二次破砕ユニットからなる)において
は、例えば表土分やズリ分が混入している原料から道路
用砕石などを生産する場合、一次破砕ユニットにおいて
原料中の表土分やズリ分を振動グリズリーフィーダ等の
手段を用いて除去した後、一次破砕物をコンベヤにより
二次破砕ユニットへ輸送し、二次破砕ユニットの振動ふ
るいを用いて製品とすべき粒径の破砕物をふるい下品と
して分別、回収した後、ふるい上品を二次破砕機(細破
砕品)へ供給して破砕し、二次破砕物をコンベヤにより
上記振動ふるいに戻すことで繰返し破砕を行い、全量を
ふるい下品の粒径として製品化していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成は、一次破砕物中の製品となる粒径分はふるい下品
としてただちに製品となるため、原料(岩石)の性状に
よっては偏平・偏長な粒形の製品が相当量含まれてしま
ったり、粗粒分の含有率が不足気味である品質の低い製
品を製造してしまうという欠点があった。これの現象を
防ぐために一次破砕物全量を二次破砕機に供給し、細く
破砕しながら粒形の改善と細粒分含有率のアップを計る
必要があるが、この種の破砕ユニットを用いて二次破砕
機に一次破砕物全量を供給しようとする場合、二次破砕
機に偏長を生じやすい直角方向からの供給になったり、
これを回避しようとする場合、供給用フィーダや、ベル
トコンベヤならびにシュート類が追加的に必要となった
りして、所要スペースを増大させてしまい、とくに、振
動ふるいフィーダ類を架台上に支持して運転するさいに
発生する動荷重を支持するために、堅固な構造を必要と
することがあり、軽量化や安定した支持をはかるために
好ましくない。
【0005】本考案は、上述の問題点を解決するために
なされもので、その目的は、自走式破砕ユニットに搭載
する機器配置を簡素にできるとともに、ユニットベース
を縮小でき、かつ、生産される製品の品質を向上させる
ことができる自走式破砕ユニットを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、クローラを備
えた架台上に振動ふるいと接続した破砕機などを搭載し
た自走式破砕ユニットであって、振動ふるいはふるい部
と供給部とが長手方向に直列して形成されるとともに、
前記ふるい部の入口部には前記破砕機からの破砕品を搬
送する第一コンベヤを介した第二コンベヤが、前記供給
部の入口部には新規原料を供給する供給コンベヤからの
供給受けシュートがそれぞれ接続され、前記破砕機の入
口部には供給部の出口部から新規原料とふるい部のふる
い上産物とを前記破砕機に直接に供給させる接続部材が
配設されたものである。
【0007】
【作用】上記手段において、一台の振動ふるい破砕機に
後置させて全量の新規原料を完全な閉回路破砕にて処理
しているので、全体の配置を煩雑にすることなくコンパ
クトにでき、生産される製品の品質、例えば、粒形の改
善や細粒分含有率の向上などができる。また、破砕機の
破砕品および新規原料からなる砕料は振動ふるいの供給
部から破砕機の巾方向に均一に分散された破砕機に供給
されるので、打撃ロータの局部摩耗の発生およびこれに
起因する破砕性能の低下を回避させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照にして本考案の実施例につ
いて説明する。図1において、10は自走式破砕ユニッ
トをしめし、クローラ12を備えており、架台14を配
設するとともに、架台14上には振動ふるい16および
振動ふるい16に接続された破砕機36などが搭載され
ている。
【0009】振動ふるい16は材料の運動方向にしたが
って上流側にはふるい部20が、下流側には供給部22
とが振動ふるい16の長手方向に直列して形成されてい
る。
【0010】ふるい部20には所要目開き寸法を有する
ふるい網などが装着されていて、材料のふるい分け操作
が行われるともに、供給部22にはほぼ平板状の部材が
装着されている。振動ふるい16はふるい枠17に取付
けられた駆動手段18、例えば、油圧モータなどを用い
て駆動される。
【0011】振動ふるい16の上方長手方向には第二コ
ンベヤ54が配設されており、第二コンベヤ54の排出
端には、シュート手段28が取付けられるとともに、前
記ふるい部20の入口部24は前記シュート手段28の
出口開口と接続されている。
【0012】前記供給部22の入口部23にはシュート
手段30を介して、図示しない破砕ユニットからの新規
原料を供給するための供給コンベヤ32が接続されてい
る。
【0013】そして、供給部22上において前記ふるい
部20におけるふるい分け操作によるふるい上産物と前
記新規原料とが合流される。また供給部22の出口部2
5と破砕機36との間には接続材料34が配設されてお
り、前記出口部25からの合流材料は破砕機36に直接
に供給される。
【0014】破砕機36としては、新規原料を全量細破
砕(二次破砕)して製品の良好な粒形を得るために、衝
撃式破砕機などを用いることが好適である。前記破砕機
36は回転する打撃ロータ38と衝突板40とを備えて
おり、後述するエンジンユニット42の出力端から、発
生動力が伝動手段46を介して打撃ロータ38に伝達
し、駆動される。破砕機36の下部にはシュート手段4
8を介して第一コンベヤ50の供給端が位置されて設け
られるとともに、他端部の排出端は、シュート手段52
を介して前記第二コンベヤ54の供給端に接続される。
【0015】第一コンベヤ50および第二コンベヤ54
は、いずれも架台14上の支持などを用いて確実に支持
されている。
【0016】エンジンユニット42は架台14上の支持
材によって支持され、破砕機36の駆動における負荷変
動にも対応できるとともに、振動などの発生を僅なもの
とすることが可能である。
【0017】前記振動ふるい16のふるい部20の下方
長手方向にはシュート手段56を介して製品コンベヤ5
4が配設されており、ふるい部20のふるい下産物が搬
送され、製品として利用される。
【0018】また、前記振動ふるい16の供給部22の
巾寸法は、破砕機36の打撃ロータ38の巾寸法とほぼ
同一に形成されており、破砕機36が長時間運転を行う
にさいし、打撃ロータ38に取付けた打撃板が局部的摩
耗、すなわち、偏摩耗を発生させることが抑制される。
【0019】次に作用を説明する。自走式破砕ユニット
10の機器類が順序起動されると、別の破砕ユニットに
より処理された新規原料は供給コンベヤ32から、シュ
ート手段30を介して入口部23より供給部に供給され
る。一方、破砕機36からの破砕品は第一コンベヤ50
により搬送され、次にシュート手段52を介して第二コ
ンベヤ54に移送され、さらに、第二コンベヤ54の排
出端よりシュート手段28を介して振動ふるい16のふ
るい部20の入口部24から供給され、ふるい部20上
にてふるい網によりふるい分け操作が行われ、ふるい上
産物とふるい下産物とに分離されて、ふるい上産物は順
次供給部22にまで移行して供給される。かくして、供
給部22上においては前記ふるい上産物と前記新規原料
とが合流され、振動ふるい16の振動運動のもとで供給
部22上においては合流材料の混合・分散が著しく促進
されてほぼ均一状態となって、しかも巾方向の均一に分
散されて薄い屑状を形成しながら供給部22の出口部2
5から接続部材34を経て、破砕機36に供給され、破
砕操作が行われる。さらに、ふるい部20からのふるい
下産物はシュート手段56を介して、製品コンベヤ54
により搬送され製品として利用される。
【0020】以上のように構成することにより、自走式
破砕ユニットにおいて一台の振動ふるいによって供給機
と振動ふるいとを別設することなく破砕機前記閉回路破
砕方式によって運転できるので、新規原料は全量が完全
な繰返し破砕のもとで製品に変換され、とくに衝撃破砕
機を用いることにより破砕繰返し回数が著しく増大させ
るので、生産される製品の品質、例えば、粒形を大巾に
改善させたり、細粒分の含有率を向上させることができ
る。また、破砕機の砕料である合流材料は、破砕機の巾
方向に均一に分散されて破砕機に供給されるので、打撃
ロータ打撃板の局部摩耗の発生およびこれに起因する破
砕性能の低下を回避させることができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
自走式破砕ユニットに搭載する機器配置を簡素にできる
とともに、ユニットスペースを縮小でき、かつ、新規原
料は全量が完全な繰返し破砕のもとで製品に変換される
ので生産される製品の品質を向上させることができ、さ
らに、破砕操作における打撃板の局部摩耗の発生と破砕
性能の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自走式破砕ユニットの
側面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す自走式破砕ユニットの
平面図である。
【符号の説明】
10 自走式破砕ユニット 12 クローラ 14 架台 16 振動ふるい 20 ふるい部 22 供給部 32 供給コンベヤ 34 接続部材 36 破砕機 38 打撃ロータ 40 衝突板 50 第一コンベヤ 54 第二コンベヤ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラを備えた架台上に振動ふるいと
    接続した破砕機などを搭載した自走式破砕ユニットであ
    って、振動ふるいはふるい部と供給部とが長手方向に直
    列して形成されるとともに、前記ふるい部の入口部には
    前記破砕機からの破砕品を搬送する第一コンベヤを介し
    た第二コンベヤが、前記供給部の入口部には新規原料を
    供給する供給コンベヤからの供給受けシュートがそれぞ
    れ接続され、前記破砕機の入口部には供給部の出口部か
    らの新規原料とふるい部のふるい上産物とを前記破砕機
    に直接に供給させる接続部材が配設されたことを特徴と
    する自走式破砕ユニット。
  2. 【請求項2】 破砕機は回転する打撃ロータと衝突板と
    を備えた衝撃式破砕機であることを特徴とする請求項第
    一項に記載の自走式破砕ユニット。
  3. 【請求項3】 振動ふるいの供給部の巾は破砕機の打撃
    ロータの巾にほぼ同一に形成されたことを特徴とする請
    求項第一項に記載の自走式破砕ユニット。
JP7998691U 1991-09-05 1991-09-05 自走式破砕ユニット Expired - Lifetime JP2501180Y2 (ja)

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JPH0522042U JPH0522042U (ja) 1993-03-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2644196B2 (ja) 1994-09-10 1997-08-25 東洋エクステリア株式会社 建築用パネル
JP2644197B2 (ja) 1994-09-10 1997-08-25 東洋エクステリア株式会社 建築用パネルの施工方法

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