JP2500726Y2 - 電気錠 - Google Patents

電気錠

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JP2500726Y2
JP2500726Y2 JP40661290U JP40661290U JP2500726Y2 JP 2500726 Y2 JP2500726 Y2 JP 2500726Y2 JP 40661290 U JP40661290 U JP 40661290U JP 40661290 U JP40661290 U JP 40661290U JP 2500726 Y2 JP2500726 Y2 JP 2500726Y2
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康敏 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気錠に関し、詳しく
は、閉扉によって自動施錠される錠と自動施錠されない
錠とに簡単な操作で切り換えられ、機械的にも解錠でき
る電気錠に関する。
【0002】
【従来の技術】ドア錠が、閉扉によって自動施錠される
型式の錠は、全員が一斉に外出する場合や全員が一斉に
室内に入る場合には、その都度施錠する面倒な手間が必
要ないので便利であり、又、施錠忘れの危険性もないの
で防犯効果があるが、全員がばらばらに室内に入る場合
には、閉扉により施錠されるドアをその都度解錠しなけ
ればならない不便がある。又、ドア錠を利用する人が一
人の場合でも、外出時や入室時には自動施錠型の錠は便
利であるものの、短時間ドアの外に出る場合には自動施
錠でない方が便利な場合がある。
【0003】一般に、ドア錠利用者の人数が少ない場合
には自動施錠型の錠の方が便利なことが多く、人数が多
い場合には自動施錠型でない方が便利なことが多いが、
それぞれのドアの用途により自動施錠型の錠或いはそう
でない錠を選択してドアに取り付けることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し、自動施錠型のド
ア錠と自動施錠されない型式のドア錠と2種類の錠を準
備し、各ドアの都合により選択された型式の錠を取り付
けるのでは取り付け工事が煩わしい。又、一度取り付け
られた錠の型式を都合により変更したくても変更できな
いので不便である。
【0005】かかる理由から錠の内部部品を交換するこ
とにより他方の型式に変更出来る電気錠が提案されてい
るが(実開平1−79759号公報参照)、電気錠を分
解する手間と部品を交換する手間が必要であり、錠の型
式の変更は容易ではない。
【0006】本考案はかかる課題を解決することを目的
としており、錠の取外しや錠の分解や部品の交換をする
ことなく、極めて簡単な操作により自動施錠型にも或い
は自動施錠されない型式にも変更することが出来る電気
錠を提供する。又、左勝手及び右勝手のドア何れにも適
用出来、且つ機械的な解錠機構を備えた電気錠を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の電気錠は、錠ケースに枢着される室外側及
び室内側ハブと、該室外側ハブに係合し錠ケースのフロ
ント方向に前後移動可能に設けられ、移動方向に平行な
摺動面と該摺動面にほぼ直角に設けられたピン孔にプッ
シュピンが挿入されるスライド部材と、該スライド部材
と同方向に移動可能に設けられ、上記摺動面に当接して
シャーラインを形成する当接面と該当接面から突出する
方向に付勢され上記ピン孔に係入可能なクラッチピンを
有するクラッチホルダと、上記フロントに向かって前進
する方向に付勢され、上記クラッチホルダの後退時或い
は上記室内側ハブの回動に押動されて後退するレトラク
タと、該レトラクタに係合し先端部が上記フロントより
突出する方向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケー
スに立設された枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有
するセレクトレバーと、上記支軸に枢着され上記プッシ
ュピンの端部を上記シャーラインに押動する方向に付勢
されるプッシュレバーと、上記錠ケースに設置され外部
からの解錠信号によりプランジャが作動するソレノイド
と、上記プランジャの作動により上記プッシュレバーを
付勢反対方向に押動するリンクプレートと、上記枢軸に
枢着され、フロントに設けられた開口より露出する摘み
の操作により上記セレクトレバーを上記プッシュピン押
動位置及び非押動位置に回動するセレクトノブとを備え
ることにより、室外側のみ自動施錠型と自動施錠されな
い型に容易に切り換えられるようにした。
【0008】本電気錠を両勝手のドアに使用するために
は、室外側のみならず室内側も自動施錠型と自動施錠さ
れない型に容易に切り換えられる型式にする必要がある
ので、錠ケースに枢着される室外側ハブ及び室内側ハブ
と、該室外側ハブ及び室内側ハブにそれぞれ係合し錠ケ
ースのフロント方向に前後移動可能に設けられ、移動方
向に平行な摺動面と該摺動面にほぼ直角に設けられたピ
ン孔にプッシュピンが挿入される室外側スライド部材及
び室内側スライド部材と、該室外側スライド部材及び室
内側スライド部材とそれぞれ同方向に移動可能に設けら
れ、それぞれの上記摺動面に当接してシャーラインを形
成する当接面と該当接面から突出する方向に付勢され上
記ピン孔に係入可能なクラッチピンを有する室外側クラ
ッチホルダ及び室内側クラッチホルダと、上記フロント
に向かって前進する方向に付勢され、後退時の上記室外
側クラッチホルダ及び室内側クラッチホルダのいずれか
一方に押動されて後退するレトラクタと、該レトラクタ
に係合し先端部が上記フロントより突出する方向に付勢
されたラッチボルトと、上記錠ケースに立設された枢軸
に一端が枢着され、他端に支軸を有するセレクトレバー
と、上記支軸に枢着され上記室外側及び室内側スライド
部材のプッシュピンの端部をそれぞれ上記シャーライン
に押動する方向に付勢される室外側及び室内側プッシュ
レバーと、上記錠ケースに設置され外部からの解錠信号
によりプランジャが作動するソレノイドと、上記プラン
ジャの作動により上記室外側プッシュレバー及び室内側
プッシュレバーを付勢反対方向に押動するリンクプレー
トと、フロントに設けられた室外側及び室内側の孔にそ
れぞれ着脱自在に挿入され上記室外側プッシュレバー及
び室内側プッシュレバーをそれぞれ付勢反対方向に押動
する室外側及び室内側セレクトスクリューとを有する構
造とした。
【0009】又、自動施錠型と自動施錠されない型との
切り換え操作を容易に行うために、錠ケースに枢着され
る室外側ハブ及び室内側ハブと、該室外側ハブ及び室内
側それぞれハブに係合し錠ケースのフロント方向に前後
移動可能に設けられ、移動方向に平行な摺動面と該摺動
面にほぼ直角に設けられたピン孔にプッシュピンが挿入
される室外側スライド部材及び室内側スライド部材と、
該室外側スライド部材及び室内側スライド部材とそれぞ
れ同方向に移動可能に設けられ、それぞれの上記摺動面
に当接してシャーラインを形成する当接面と該当接面か
ら突出する方向に付勢され上記ピン孔に係入可能なクラ
ッチピンを有する室外側クラッチホルダ及び室内側クラ
ッチホルダと、上記フロントに向かって前進する方向に
付勢され、後退時の上記室外側クラッチホルダ及び室内
側クラッチホルダのいずれか一方に押動されて後退する
レトラクタと、該レトラクタに係合し先端部が上記フロ
ントより突出する方向に付勢されたラッチボルトと、上
記錠ケースに立設された枢軸に一端が枢着され、他端に
支軸を有するセレクトレバーと、上記支軸に枢着され上
記室外側及び室内側スライド部材のプッシュピンの端部
をそれぞれ上記シャーラインに押動する方向に付勢され
る室外側及び室内側プッシュレバーと、上記錠ケースに
設置され外部からの解錠信号によりプランジャが作動す
るソレノイドと、上記プランジャの作動により上記室外
側プッシュレバー及び室内側プッシュレバーを付勢反対
方向に押動するリンクプレートと、上記枢軸に枢着さ
れ、フロントに設けられた開口より露出する摘みの操作
により上記セレクトレバーを上記プッシュピン押動位置
及び非押動位置に回動するセレクトノブと、フロントに
設けられた室外側及び室内側の孔にそれぞれ着脱自在に
挿入され上記室外側プッシュレバー及び室内側プッシュ
レバーをそれぞれ付勢反対方向に押動する室外側及び室
内側セレクトスクリューとを有する電気錠とする。
【0010】上記のリンクプレートは、上記プッシュレ
バー又は上記室外側及び室内側プッシュレバーを付勢方
向に押動する施錠用ピンと付勢反対方向に押動する解錠
用ピンとを有し、上記施錠用ピンは上記リンクプレート
に対して着脱可能である構造とする。
【0011】デッドボルトの解錠操作によりラッチボル
トも解錠する電気錠にするには、錠ケースに枢着される
室外側ハブ及び室内側ハブと、該室外側ハブ及び室内側
ハブにそれぞれ係合し錠ケースのフロント方向に前後移
動可能に設けられ、移動方向に平行な摺動面と該摺動面
にほぼ直角に設けられたピン孔にプッシュピンが挿入さ
れる室外側スライド部材及び室内側スライド部材と、該
室外側スライド部材及び室内側スライド部材とそれぞれ
同方向に移動可能に設けられ、上記摺動面に当接してシ
ャーラインを形成する当接面と該当接面から突出する方
向に付勢され上記ピン孔に係入可能なクラッチピンを有
する室外側クラッチホルダ及び室外側クラッチホルダ
と、上記フロントに向かって前進する方向に付勢され、
後退時の上記室外側クラッチホルダ及びクラッチホルダ
の何れか一方に押動されて後退するレトラクタと、該レ
トラクタに係合し先端部が上記フロントより突出する方
向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケースに立設さ
れた枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有するセレク
トレバーと、上記支軸に枢着され上記プッシュピンの端
部を上記シャーラインに押動する方向に付勢される室外
側プッシュレバー及び室内側プッシュレバーと、上記錠
ケースに設置され外部からの解錠信号によりプランジャ
が作動するソレノイドと、上記プランジャの作動により
上記プッシュレバーを付勢反対方向に押動するリンクプ
レートと、上記枢軸に枢着され、フロントに設けられた
開口より露出する摘みの操作により上記セレクトレバー
を上記プッシュピン押動位置及び非押動位置に回動する
セレクトノブと、上記錠ケースに回動可能に設けられ、
作動片が施錠及び解錠位置に回動するカムと、作動片に
係合し上記フロントより出没可能に設けられたデッドボ
ルトと、上記錠ケースに枢着され上記作動片の解錠方向
の回動に押動されるカムレバーと、上記錠ケースに枢着
され一端を上記カムレバーに押動されたとき他端が上記
レトラクタを押動するラッチレバーとを有する電気錠と
する。
【0012】又、錠ケースに枢着される室外側ハブ及び
室内側ハブと、該室外側ハブ及び室内側ハブにそれぞれ
係合し錠ケースのフロント方向に前後移動可能に設けら
れ、移動方向に平行な摺動面と該摺動面にほぼ直角に設
けられたピン孔にプッシュピンが挿入される室外側スラ
イド部材及び室内側スライド部材と、該室外側スライド
部材及び室内側スライド部材と同方向に移動可能に設け
られ、上記摺動面に当接してシャーラインを形成する当
接面と該当接面から突出する方向に付勢され上記ピン孔
に係入可能なクラッチピンを有する室外側及び室内側ク
ラッチホルダと、上記フロントに向かって前進する方向
に付勢され、後退時の上記室外側及び室内側クラッチホ
ルダの何れか一方に押動されて後退するレトラクタと、
該レトラクタに係合し先端部が上記フロントより突出す
る方向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケースに立
設された枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有するセ
レクトレバーと、上記支軸に枢着され上記プッシュピン
の端部を上記シャーラインに押動する方向に付勢される
室外側プッシュレバー及び室内側プッシュレバーと、上
記枢軸に枢着され、フロントに設けられた開口より露出
する摘みの操作により上記セレクトレバーを上記プッシ
ュピン押動位置及び非押動位置に回動するセレクトノブ
と、上記セレクトノブに係脱可能に設けられ、係合した
ときに上記セレクトノブの非押動位置への回動を拘束す
る係止部を有するセレクトロックプレートと、上記錠ケ
ースに回動可能に設けられ、作動片が施錠及び解錠位置
に回動するデッドボルトと、上記錠ケースに枢着され上
記作動片の解錠方向の回動に押動されたときに上記セレ
クトロックプレートを上記セレクトノブに係合する方向
に押動するカムレバーとを有する構造とし、デッドボル
トの解錠操作によりセレクトロックプレートがセレクト
ノブに係合し、セレクトノブがプッシュピン非押動位置
の回動を拘束され、ラッチボルトが没入できない構造と
する。
【0013】
【作用】上記のように構成された電気錠のラッチボルト
が施錠状態にあるときには、プッシュレバー(第二実施
例の室外側プッシュレバー或いは室内側プッシュレバー
についても同様であるので以下プッシュレバーについて
のみ説明する)がプッシュピンを押動する方向に付勢さ
れているので、プッシュピンの端部がスライド部材の摺
動面であるシャーラインに重なり、スライド部材とクラ
ッチホルダとの係合が解除されている。従って、ドアノ
ブ操作により室外側ハブを回動し、スライド部材をフロ
ントより遠ざかる方向に後退させても、クラッチホルダ
は後退しないので、レトラクタ及びラッチボルトは後退
しない。すなわち、ドアを開くことが出来ない。
【0014】外部から解錠信号をソレノイドに送信する
と、ソレノイドのプランジャがリンクプレートを作動
し、リンクプレートがプッシュレバーを付勢反対方向に
押動し、プッシュピン及びクラッチピンが移動してスラ
イド部材とクラッチホルダとが係合する。従って、ドア
ハンドルを操作すると、スライド部材と共にクラッチホ
ルダがフロントより遠ざかる方向に後退し、クラッチホ
ルダに押動されたレトラクタが後退するので、レトラク
タに係合するラッチボルトが後退し、ラッチボルトが解
錠される。
【0015】リンクプレートの構造が、施錠用ピンと付
勢反対方向に押動する解錠用ピンとを有し、施錠ピンが
スライド部材の後退により押圧されてリンクプレートが
施錠位置に復帰するようにした場合には、プッシュレバ
ーがプッシュピンを介してクラッチピンを押動し、スラ
イド部材とクラッチホルダとの係合が解除され、室外側
のドアノブを操作してもラッチボルトが突出状態に保持
され、電気錠が自動施錠される。
【0016】フロント側よりセレクトノブを操作して、
セレクトレバーをプッシュピン押動位置及び非押動位置
に回動することができ、セレクトレバーをプッシュピン
押動位置に回動すると自動施錠型の電気錠となり、非押
動位置に回動すると自動施錠されない電気錠となる。
【0017】セレクトレバーをプッシュピン非押動位置
に回動すると、スライド部材とクラッチホルダとが係合
し、解錠が可能になる。
【0018】スライド部材、クラッチホルダ及びプッシ
ュレバーを室外側と室内側に分離した両勝手兼用型の電
気錠においては、フロントの室内側の孔に室内側セレク
トスクリューを挿入すると、室内側セレクトスクリュー
が室内側のプッシュレバーを押動し、室内側のプッシュ
レバーが、室内側のスライド部材のプッシュピンを押動
しない位置に回動し、室内側のスライド部材と室内側の
クラッチホルダが係合状態に保持される。従って、室内
側のハンドル操作したときにはラッチボルトが没入して
開扉可能になるが、室外側のハンドル操作では開扉可能
にならない。
【0019】反対勝手のドアでは、上記の室外側が室内
側になるので、新たに室外側となる方のセレクトスクリ
ューを取外し、室内側になる方にセレクトスクリューを
挿入すればよい。
【0020】カムをデッドボルト解錠方向に回動する
と、カムの作動片がデッドボルトを没入させ、更に、カ
ムを解錠方向に回すとカムレバーが回動してラッチレバ
ーを押動する。押動されたラッチレバーはレトラクタを
押動し、レトラクタが後退してラッチがフロント内に没
入し開扉可能となる。
【0021】又、カムの回動により、カムレバーがセレ
クトロックプレートを押動し、セレクトロックプレート
とセレクトノブとの係合が解除される。
【0022】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1及び図2は本考案の第一実施例を示し、図
1ははドアの端部に取り付けられる電気錠のカバーを除
去した状態の正面図であり、図2はドア端面側の一部破
断側面図である。同図において、錠ケース1のドア端面
側にはフロント2及びセカンドフロント3が取り付けら
れ、フロント2及びセカンドフロント3に穿設された孔
よりラッチボルト4及びデッドボルト5が出没可能に挿
入される。
【0023】錠ケース1の側壁1aの反対側にカバー6
が取り付けられ(図2参照)、側壁1a及びカバー6に
設けられたハブ挿入用の孔7に室外側ハブ8a(図1に
おいて手前側)及び室内側ハブ8b(室外側ハブ8aの
裏側)が枢着される。
【0024】室外側ハブ8a及び室内側ハブ8bの中央
には室外側及び室内側のノブの先端が挿入される角孔9
が設けられ、室外側ハブ8aの側面には駆動用突起10
及び11が設けられ、室内側ハブ8bの外周面には両方
向に突出する押動腕8cが設けられる。
【0025】側壁1aに立設された軸12にハブプレー
ト(A)13が枢着され、ハブプレート(A)13に設
けられたピン14に一端15aを係止されたばね15の
他端15bが、側壁1aに立設された軸16に係止され
る。従って、ハブプレート(A)13は図1において反
時計方向に付勢される。
【0026】ハブプレート13(A)には、駆動用突起
10に係合する切欠部17と、スライド部材18の後端
に形成された屈曲部19に係合する駆動用ピン20が設
けられる。従って、室外側のノブを、第1図において反
時計方向に回動すると、室外側ハブ8aが同方向に回動
し、ハブプレート13が時計方向に回動してスライド部
材18aを右方向に後退させる。
【0027】室内側ハブ8bの端部に形成された筒部
(図示しない)にハブプレート21(B)が枢着され、
ハブプレート(B)21の外周面に2個の腕21aが突
出し、一方の腕21aの先端部が屈曲部19に係合し、
他方の腕21bの先端部にピン21cが設けられる。
【0028】ピン21cにはばね23の一端23aが係
止され、ばね23の他端23bは錠ケース1に係止され
る。従って、ハブプレート(B)21は反時計方向に付
勢され、他方の腕21bの側面が駆動用突起11に当接
する。
【0029】スライド部材18の側面に形成された突状
部26が、カバー6に設けられた長孔(図示しない)に
遊嵌し、スライド部材18aはフロント2に向かって前
後進可能に設けられ、側壁1aの固着されたばね支持部
材73にばね支持棒74が立設され、ばね支持棒74の
先端は屈曲部19の孔を貫通し、屈曲部19とばね支持
部材73との間にばね75が弾装される(図1及び図6
参照)。
【0030】スライド部材18の下面にはクラッチホル
ダ27に沿って移動する摺動面28が形成される。そし
て、摺動面28に対してほぼ直角にピン孔29が貫設さ
れ、ピン孔29にプッシュピン30が挿入される(図7
における18a,27a,と同様の構造であるので図7
参照)。
【0031】クラッチホルダ27の側面には、カバー6
に設けられた長孔(図示しない)に遊嵌する突状部31
が設けられ、上面には摺動面28に当接する当接面32
が設けられ、当接面32には、上部に大径部を有する段
付き孔33が設けられ、段付き孔33にばね34及びク
ラッチピン35が挿入される。従って、クラッチピン3
5は摺動面28より突出する方向に付勢され、クラッチ
ピン35の先端がピン孔29に嵌入したときに、摺動面
28と当接面32との接合面に形成されるシャーライン
にクラッチピン35が係入するので、スライド部材18
とクラッチホルダ27が係合する。
【0032】フロント2に対して前後進可能に設けられ
たレトラクタ36の前端部に起立壁37が設けられ、起
立壁37のほぼ中央に孔38が穿設され、側壁1aに立
設されたばね支持部材39に孔40が穿設され、ラッチ
ボルト4の頭部4aの後面に設けられた軸部41が孔3
8及び40に挿入され、軸部41の端部に抜け止め用の
リング42が取り付けられ、ラッチボルト4の頭部4a
と押動片39との間にばね43が弾装される(図5参
照)。従って、ラッチボルト4はフロント2より突出す
る方向に付勢され、レトラクタ36が後退するときにフ
ロント2に没入する。
【0033】レトラクタ36の前端部には、クラッチホ
ルダ27が後退したときに押動される起立壁44が設け
られ、レトラクタ36の後端部の両側に起立壁45が設
けられ(一方に起立壁45を鎖線で示す)、起立壁45
の穿設された孔46には、錠ケース1に立設されたばね
支持軸47が挿入され、起立壁45と錠ケース1との間
にばね48が弾装される。従って、レトラクタ36はフ
ロント2に向かって前進する方向に付勢され、クラッチ
ホルダ27が後退したとき或いは室内側ハブ8bが回動
したときにに後退する。
【0034】側壁1aに立設された枢軸49にセレクト
ノブ50,セレクトレバー51の一端及び間隔片52が
挿入され(図6及び図7参照)、セレクトレバー51の
他端に設けられた孔53に支軸54が嵌着され、支軸5
4にはプッシュレバー55が枢着される。
【0035】プッシュレバー55はフロント2の方向に
長く延びる押動突起56と、上方突起57及び後部突起
58を有し、セレクトレバー51の側面にピン59が設
けられ、ピン59に巻回されたばね60の一端がセレク
トレバー51に係止され、他端が押動突起56の上面に
係止される。従って、セレクトレバー51は、押動突起
56がプッシュピン30を押し下げる方向に付勢され
る。
【0036】セレクトレバー51の一端の上部にはばね
支持突起61が設けられ、側壁1aに設けられたばね支
持部材62(図1及び図6参照)とばね支持突起61と
の間にばね63が弾装される。従って、セレクトレバー
51は支軸54を上昇させる方向に付勢される。
【0037】セレクトノブ50はフロント2の開口(図
示しない)より露出する摘み64を有し、側面に設けら
れた有底の孔(図示しない)にばね及び鋼球(図示しな
い)が挿入され、錠ケース1に設けられた2箇所の凹部
(図示しない)のうちの何れかに鋼球が嵌まる位置で軽
く係止される。すなわち、摘み64が上位置になったプ
ッシュピン押動位置と、摘み64が下位置になったプッ
シュピン非押動位置に安定する。
【0038】錠ケース1内の上部に、外部からの解錠信
号でプランジャ65が突出するソレノイド66が設けら
れ、側壁1aに立設された軸67に二股レバー68が枢
着され、二股レバー68の下方にはリンクプレート69
が昇降可能に設けられる。
【0039】リンクプレート69の下端部には、プッシ
ュレバー55の後部突起58の上部に位置する解錠用ピ
ン70と、後部突起58の下部に位置する自動施錠用の
施錠用ピン71が設けらる。又、錠ケースに一端を係止
されたばね72の他端がリンクプレート69に係止され
る。従って、リンクプレート69は上方に付勢され、上
端が二股レバー68に当接する。施錠用ピン71はリン
クプレート69に着脱自在であり、施錠用ピン71が取
り外されているときには自動施錠されないのでソレノイ
ド66で施錠する。
【0040】ソレノイド66の右側には、シリンダギヤ
76が側壁1aに枢着され、シリンダギヤ76の中央部
に設けられた非円形の孔77には室外側のシリンダ錠や
室内側のサムターンに連結される軸が挿入され、シリン
ダギヤ76の外周面に設けられた歯車78荷は、側壁1
aに枢着されるカム79の外周面に設けられた歯車80
が噛み合う。
【0041】カム79には、歯車80の反対側に作動片
81が突設され、作動片81はデッドボルト5の切欠凹
部82に係合する。又、作動片81にピン84が立設さ
れ、側壁1aに立設されたばね支持軸85に一端を係止
されたばね86の他端がピン84に係止される。従っ
て、作動片81はデッドボルト5の施錠位置及び解錠位
置のいずれかの位置に付勢される。又、側壁1aに中間
部をカムレバー83が枢着され、作動片81が反時計方
向に回動するとピン84に押動されるカムレバー83が
同方向に回動する。
【0042】カムレバー83の他端にはレバー部87が
延設され(図10(A)参照)、レバー部87の下方に
は、側壁1aに立設された軸88にラッチレバー89の
中央部が枢着され、ラッチレバー89の一端90が、レ
トラクタ36の上方突起部91(図5参照)に当接し、
ラッチレバー89の他端92がレバー部87に当接す
る。従って、カムレバー83が反時計方向に回動する
と、一端90を押動されたラッチレバー89が反時計方
向に回動し、他端92がレトラクタ36の上方突起部9
1を押動し、レトラクタ36が後退する。
【0043】錠ケース1内には、セレクトロックプレー
ト93がセカンドフロント3の内面に沿って移動可能に
設けられ、セレクトロックプレート93の上端に上部壁
94が形成され、上部壁94の下方には被押動壁95が
形成される。
【0044】側壁1aに立設された軸96にロックプレ
ートテンショナ97が枢着され、軸96に巻回されたば
ね98の一端がロックプレートテンショナ97に係止さ
れ、他端が錠ケース1に係止される。従って、ロックプ
レートテンショナ97は反時計方向に付勢され、ロック
プレートテンショナ97の端部に設けられた押動片99
が上部壁94を上方に押動する。
【0045】セレクトロックプレート93の下端にはセ
レクトノブ50の摘み64が突出するための開口100
と、摘み64の横に形成される端面101に当接する係
止面102が設けられる(図6参照)。従って、摘み6
4が上位置(プッシュピン押動位置)にあるときに、セ
レクトロックプレート93が上昇して係止面102が端
面101に当接すると、セレクトノブ50を回動して摘
み64を下位置(プッシュピン非押動位置)にすること
はできない。
【0046】ロックプレートテンショナ97に突設され
たピン104にセレクトリンク105の一端が係止さ
れ、ロックプレートテンショナ97反時計方向に回動し
てセレクトロックプレート93が下降したときには、セ
レクトリンク105が後退して後端部がセレクトロック
プレート位置確認用のセンサ106を作動するようにな
っている。
【0047】又、図8(A)に示すように、側壁1aに
立設された軸107にほぼL字形状のデッドボルトレバ
ー108の屈曲部が枢着され、デッドボルトレバー10
8の長片側に設けられた長孔109にはデッドボルト5
に設けられたピン110が遊嵌し、デッドボルト5がフ
ロント2内に没入した解錠状態においては、短片側の先
端がセレクトレバー51の反時計方向回動を妨げない
が、デッドボルト5がフロント2から突出すると、デッ
ドボルトレバー108が軸107を支点として回動して
セレクトレバー51を押動し、セレクトレバー51に押
されたプッシュレバー55の押動突起56がプッシュピ
ン30を下方に押動し、プッシュピン30の下端面がク
ラッチホルダ27のシャーラインと一致してラッチボル
ト4の没入操作が出来ないようになっている(図8
(B)参照)。
【0048】以上のように構成された第一実施例の電気
錠の作用を説明すると、ラッチボルト4が施錠状態にあ
るときには、図9(A)に示すように、ソレノイド66
のプランジャ65が没入しているので、リンクプレート
69が上昇し、プッシュレバー55は図1において反時
計方向に回動し、押動突起56がプッシュピンを下方に
押動し、プッシュピン30の下端面がクラッチホルダ2
7のシャーラインに一致している。従って、室内側のノ
ブを操作すると、室内側ハブ8bの押動腕8cによりレ
トラクタ36が後退し、ラッチボルト4がフロント2内
に没入し、開扉できるが、室外側のノブを操作すると、
ハブプレート(A)13或いはハブプレート(B)21
のいずれかがスライド部材18の屈曲部19を後方に押
動しても、クラッチホルダ27と係合していないため、
ラッチボルト4を後退させることができない。
【0049】次に、セレクトノブ50の摘み64が上方
位置(プッシュピン押動位置)に有る場合(図10
(A)参照)における解錠動作を説明すると、ソレノイ
ド66に送信された解錠信号のよりプランジャ65が突
出し、二股レバー68を介してリンクプレート69を下
方に押動し、リンクプレート69の解錠ピン用70に後
部突起58を押動されたプッシュレバー55が時計方向
に回動し、プッシュピン30と共に上昇したクラッチピ
ン35がシャーラインに係入する(図9(B)参照)。
【0050】かかる解錠状態において、室外側のノブを
操作すると、ハブプレート(A)13或いは(B)21
の何れかがスライド部材18の屈曲部19を後方に押動
し、スライド部材18に係合しているクラッチホルダ2
7がレトラクタ36を後方に押動し、レトラクタ36と
共に後退するラッチボルト4がフロント2内に没入し、
開扉される。
【0051】スライド部材18には上面に前方に向かっ
て高くなる傾斜面111を設けられているので、ラッチ
ボルト4の没入時に傾斜面111がリンクプレート69
を上方に押動し、突出位置に保持されていたプランジャ
65が没入位置に復帰すると共に、プッシュレバー55
が反時計方向に回動復帰し、スライド部材18との係合
が解除されたクラッチホルダ27が前進位置に復帰し、
クラッチホルダ27により後方に押動されていたレトラ
クタ36と共にラッチボルト4が前進して自動施錠され
る。
【0052】フロント2側よりセレクトノブ50の摘み
64を下方位置(プッシュピン非押動位置)に移動する
と(図10(B)参照)、ばね63に押圧されているセ
レクトレバー51が反時計方向に回動し、支軸54と共
にプッシュレバー55が上昇し、押動突起56の押圧か
ら解除されたプッシュピン30及びクラッチピン35が
上昇し、クラッチピン35がクラッチホルダ27のシャ
ーラインに係入し、クラッチホルダ27がスライド部材
18に係合する。
【0053】従って、ノブを操作すると、スライド部材
18と共に後退するクラッチホルダ27がレトラクタ3
6を押動し、レトラクタ36と共にラッチボルト4が後
退してフロント2内に没入する。すなわち、ノブ操作に
よりラッチボルト4を何時でも没入させることが出来、
閉扉してもラッチボルト4は自動施錠されない解錠保持
状態に保たれる。
【0054】この解錠保持状態と自動施錠可能な状態と
の切り換えは、従来のように電気錠の部品を取り替える
面倒な手間が必要でなく、セレクトノブ50の摘み64
を上下する極めて簡単な操作でよい。
【0055】室内側のサムターン或いは室外側のシリン
ダ錠によりシリンダギヤ76を回動するとシリンダギヤ
76の歯車78に噛み合う歯車80を有するカム79が
回動し、作動片81に係合するデッドボルト5が施錠又
は解錠される。又、図10(A)に示すように、ピン8
4に押されたカムレバー83が反時計方向に回動してラ
ッチレバー89を押動し、ラッチレバー89がレトラク
タ36を後退させ、ラッチボルト4が解錠する。従っ
て、デッドボルト5を解錠する操作のみで同時にラッチ
ボルト4も解錠できる。
【0056】又、カム79の反時計方向により、カムレ
バー83のレバー部87に係合するセレクトロックプレ
ート93が下降し、セレクトロックプレート93の係止
面102とセレクトノブ50の端面101との係合が解
除され、、セレクトノブ50の摘み64が下方位置(プ
ッシュピン非押動位置)への回動を拘束する(図10
(B)参照)。
【0057】デッドボルト5が没入した状態(図8
(A)参照)からデッドボルト5を突出すると、デッド
ボルトレバー108が軸107を支点として回動してセ
レクトレバー51を押動し、セレクトレバー51に押さ
れたプッシュレバー55の押動突起56がプッシュピン
30を下方に押動し、ラッチボルト4の没入操作が出来
なくなる。従って、ストライクとドアとの係合は、ラッ
チボルト4にって保たれることにより、デッドボルト5
施錠中には、ラッチボルト4の操作により突出したデッ
ドボルト5に側面荷重を加わることを防止している(図
8(B)参照)。
【0058】図3及び図4は本考案の第二実施例を示
し、図3ははドアの端部に取り付けられる電気錠のカバ
ーを除去した状態の正面図であり、図4はドア端面側の
一部破断側面図である。第二実施例は両勝手のドアに兼
用可能な型式の電気錠であり、室内側と室外側がそれぞ
れ同様の構造となっている。
【0059】第二実施例では、側壁1a及びカバー6の
ハブ挿入用の孔7に、室外側のハブ8a及び室内側のハ
ブ8bが回動可能に挿入され、室外側のハブ8aの突起
10は室内側のハブプレート(A)13の切欠部17に
係合し、室外側のハブ8aの突起11は室内側のハブプ
レート(B)21の側面に形成された被押動部24に当
接する。同様にして、室内側のハブ8bの突起10は室
内側のハブプレート(A)13の切欠部17に係合し、
室内側のハブ8bの突起11は室内側のハブプレート
(B)21の側面に形成された被押動部24に当接す
る。
【0060】ハブプレート(A)13の駆動用ピン20
は室外側スライド部材18aの屈曲部19に係合し、ハ
ブプレート(B)21駆動部25は室内側スライド部材
18bの屈曲部19に係合する。
【0061】室外側スライド部材18a及び室内側スラ
イド部材18bは、第一実施例のスライド部材18と同
様の構造と機能を有し、室外側のノブを操作するとハブ
プレート(A)13が回動して室外側スライド部材18
aが後退し、室内側のノブを操作するとハブプレート
(B)21が回動して室内側スライド部材18bが後退
する。
【0062】室外側クラッチホルダ27a及び室内側ク
ラッチホルダ27bは、クラッチホルダー27と同様の
構造と機能を有し、室外側クラッチホルダ27aのクラ
ッチピン35がシャーラインに突出或いは没入すると、
室外側クラッチホルダ27aが室外側スライド部材18
aに係合或いは係合解除される。又、室内側クラッチホ
ルダ27bと室内側スライド部材18bとについても同
様である。
【0063】室外側プッシュレバー55a及び室内側プ
ッシュレバー55bの構造及び機能についてもプッシュ
レバー55と同様である。
【0064】セカンドフロント3の幅方向に、セカンド
フロント3を貫通する孔(図示しない)が設けられ、こ
の孔にセレクトスクリュー103を挿入すると、プッシ
ュレバー55の上部突起57に当たり、プッシュレバー
55が時計方向に回動して押動突起56がプッシュピン
30より離隔する。
【0065】以上のように構成された第二実施例の電気
錠の作用を説明する。フロント2の幅方向に配設された
2個の孔(図示しない)のうち室内側の孔にセレクトス
クリュー103を挿入すると、室内側のプッシュレバー
55aの上部突起57に当たり、室内側のプッシュレバ
ー55aが時計方向に回動して押動突起56がプッシュ
ピン30より離隔するので、プッシュピン30及びクラ
ッチピン35が上昇し、室内側のスライド部材18aと
室内側のクラッチホルダ27aがとが係合し、室内側が
解錠保持状態となり、室外側の孔にセレクトスクリュー
103を挿入すると、室外側が解錠保持状態となる。
【0066】従って、セレクトスクリュー103を選択
して挿入する極めて簡単な操作で、ドアの一方を解錠保
持型に他方を自動施錠型にすることが出来るので、電気
錠を両勝手のドアに兼用することができる。
【0067】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、簡単な操作により、室外側を自動施錠型或いは自動
施錠されない型に容易に変更することが出来る。
【0068】又、第二実施例の電気錠では、従来の電気
錠のように部品を取替る面倒な手間を必要としないで、
セレクトノブを回動する簡単な操作でドアの両側を自動
施錠型或いは自動施錠されない型に自由に変更できるの
で、両勝手のドアに兼用出来る。
【0069】又、デッドボルトの解錠操作でラッチボル
トも同時に解錠でき、又、セレクトノブの摘みの下方位
置(プッシュピン非押動位置)への回動を拘束するの
で、便利である。
【0070】デッドボルト施錠中にはラッチボルトの操
作を防止したので、デッドボルトに側面荷重を加わるこ
とを防止して保護した。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例における電気錠のカバーを除去した
状態の正面図である。
【図2】図1の一部破断側面図である。
【図3】第二実施例における電気錠のカバーを除去した
状態の正面図である。
【図4】図3の一部破断側面図である。
【図5】ラッチボルト及びその関連部品の斜視図であ
る。
【図6】スライド部材及びその関連部品の斜視図であ
る。
【図7】スライド部材及びその関連部品の分解斜視図で
ある。
【図8】デッドボルトの施錠動作に関連する部品の動作
を説明する正面図である。
【図9】ソレノイドとラッチボルトとの関連動作を説明
する正面図である。
【図10】デッドボルトの解錠動作に関連する部品の動作
を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 錠ケース 2 フロント 4 ラッチボルト 8a 室外側ハブ 8b 室内側ハブ 13 ハブプレート(A) 18 スライド部材 21 ハブプレート(B) 30 プッシュピン 35 クラッチピン 36 レトラクタ 49 枢軸 50 セレクトノブ 51 セレクトレバー 54 支軸 55 プッシュレバー 66 ソレノイド 69 リンクプレート 70 解錠用ピン 71 施錠用ピン 79 カム 83 カムレバー 89 ラッチレバー 93 セレクトロックプレート 103 セレクトスクリュー

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠ケースに枢着される室外側ハブ及び室
    内側ハブと、該室外側ハブに係合し錠ケースのフロント
    方向に前後移動可能に設けられ、移動方向に平行な摺動
    面と該摺動面にほぼ直角に設けられたピン孔にプッシュ
    ピンが挿入されるスライド部材と、該スライド部材と同
    方向に移動可能に設けられ、上記摺動面に当接してシャ
    ーラインを形成する当接面と該当接面から突出する方向
    に付勢され上記ピン孔に係入可能なクラッチピンを有す
    るクラッチホルダと、上記フロントに向かって前進する
    方向に付勢され、上記クラッチホルダの後退時或いは上
    記室内側ハブの回動に押動されて後退するレトラクタ
    と、該レトラクタに係合し先端部が上記フロントより突
    出する方向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケース
    に立設された枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有す
    るセレクトレバーと、上記支軸に枢着され上記プッシュ
    ピンの端部を上記シャーラインに押動する方向に付勢さ
    れるプッシュレバーと、上記錠ケースに設置され外部か
    らの解錠信号によりプランジャが作動するソレノイド
    と、上記プランジャの作動により上記プッシュレバーを
    付勢反対方向に押動するリンクプレートと、上記枢軸に
    枢着され、フロントに設けられた開口より露出する摘み
    の操作により上記セレクトレバーを上記プッシュピン押
    動位置及び非押動位置に回動するセレクトノブとを有す
    ることを特徴とする電気錠。
  2. 【請求項2】 錠ケースに枢着される室外側ハブ及び室
    内側ハブと、該室外側ハブ及び室内側ハブにそれぞれ係
    合し錠ケースのフロント方向に前後移動可能に設けら
    れ、移動方向に平行な摺動面と該摺動面にほぼ直角に設
    けられたピン孔にプッシュピンが挿入される室外側スラ
    イド部材及び室内側スライド部材と、該室外側スライド
    部材及び室内側スライド部材とそれぞれ同方向に移動可
    能に設けられ、それぞれの上記摺動面に当接してシャー
    ラインを形成する当接面と該当接面から突出する方向に
    付勢され上記ピン孔に係入可能なクラッチピンを有する
    室外側クラッチホルダ及び室内側クラッチホルダと、上
    記フロントに向かって前進する方向に付勢され、後退時
    の上記室外側クラッチホルダ及び室内側クラッチホルダ
    のいずれか一方に押動されて後退するレトラクタと、該
    レトラクタに係合し先端部が上記フロントより突出する
    方向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケースに立設
    された枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有するセレ
    クトレバーと、上記支軸に枢着され上記室外側及び室内
    側スライド部材のプッシュピンの端部をそれぞれ上記シ
    ャーラインに押動する方向に付勢される室外側及び室内
    側プッシュレバーと、上記錠ケースに設置され外部から
    の解錠信号によりプランジャが作動するソレノイドと、
    上記プランジャの作動により上記室外側プッシュレバー
    及び室内側プッシュレバーを付勢反対方向に押動するリ
    ンクプレートと、フロントに設けられた室外側及び室内
    側の孔にそれぞれ着脱自在に挿入され上記室外側プッシ
    ュレバー及び室内側プッシュレバーをそれぞれ付勢反対
    方向に押動する室外側及び室内側セレクトスクリューと
    を有することを特徴とする電気錠。
  3. 【請求項3】 錠ケースに枢着される室外側ハブ及び室
    内側ハブと、該室外側ハブ及び室内側それぞれハブに係
    合し錠ケースのフロント方向に前後移動可能に設けら
    れ、移動方向に平行な摺動面と該摺動面にほぼ直角に設
    けられたピン孔にプッシュピンが挿入される室外側スラ
    イド部材及び室内側スライド部材と、該室外側スライド
    部材及び室内側スライド部材とそれぞれ同方向に移動可
    能に設けられ、それぞれの上記摺動面に当接してシャー
    ラインを形成する当接面と該当接面から突出する方向に
    付勢され上記ピン孔に係入可能なクラッチピンを有する
    室外側クラッチホルダ及び室内側クラッチホルダと、上
    記フロントに向かって前進する方向に付勢され、後退時
    の上記室外側クラッチホルダ及び室内側クラッチホルダ
    のいずれか一方に押動されて後退するレトラクタと、該
    レトラクタに係合し先端部が上記フロントより突出する
    方向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケースに立設
    された枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有するセレ
    クトレバーと、上記支軸に枢着され上記室外側及び室内
    側スライド部材のプッシュピンの端部をそれぞれ上記シ
    ャーラインに押動する方向に付勢される室外側及び室内
    側プッシュレバーと、上記錠ケースに設置され外部から
    の解錠信号によりプランジャが作動するソレノイドと、
    上記プランジャの作動により上記室外側プッシュレバー
    及び室内側プッシュレバーを付勢反対方向に押動するリ
    ンクプレートと、上記枢軸に枢着され、フロントに設け
    られた開口より露出する摘みの操作により上記セレクト
    レバーを上記プッシュピン押動位置及び非押動位置に回
    動するセレクトノブと、フロントに設けられた室外側及
    び室内側の孔にそれぞれ着脱自在に挿入され上記室外側
    プッシュレバー及び室内側プッシュレバーをそれぞれ付
    勢反対方向に押動する室外側及び室内側セレクトスクリ
    ューとを有することを特徴とする電気錠。
  4. 【請求項4】 上記リンクプレートは、上記プッシュレ
    バー又は上記室外側及び室内側プッシュレバーを付勢方
    向に押動する施錠用ピンと付勢反対方向に押動する解錠
    用ピンとを有し、上記施錠用ピンは上記リンクプレート
    に対して着脱可能であることを特徴とする請求項2又は
    3に記載の電気錠。
  5. 【請求項5】 錠ケースに枢着される室外側ハブ及び室
    内側ハブと、該室外側ハブ及び室内側ハブにそれぞれ係
    合し錠ケースのフロント方向に前後移動可能に設けら
    れ、移動方向に平行な摺動面と該摺動面にほぼ直角に設
    けられたピン孔にプッシュピンが挿入される室外側スラ
    イド部材及び室内側スライド部材と、該室外側スライド
    部材及び室内側スライド部材とそれぞれ同方向に移動可
    能に設けられ、上記摺動面に当接してシャーラインを形
    成する当接面と該当接面から突出する方向に付勢され上
    記ピン孔に係入可能なクラッチピンを有する室外側クラ
    ッチホルダ及び室外側クラッチホルダと、上記フロント
    に向かって前進する方向に付勢され、後退時の上記室外
    側クラッチホルダ及びクラッチホルダの何れか一方に押
    動されて後退するレトラクタと、該レトラクタに係合し
    先端部が上記フロントより突出する方向に付勢されたラ
    ッチボルトと、上記錠ケースに立設された枢軸に一端が
    枢着され、他端に支軸を有するセレクトレバーと、上記
    支軸に枢着され上記プッシュピンの端部を上記シャーラ
    インに押動する方向に付勢される室外側プッシュレバー
    及び室内側プッシュレバーと、上記錠ケースに設置され
    外部からの解錠信号によりプランジャが作動するソレノ
    イドと、上記プランジャの作動により上記プッシュレバ
    ーを付勢反対方向に押動するリンクプレートと、上記枢
    軸に枢着され、フロントに設けられた開口より露出する
    摘みの操作により上記セレクトレバーを上記プッシュピ
    ン押動位置及び非押動位置に回動するセレクトノブと、
    上記錠ケースに回動可能に設けられ、作動片が施錠及び
    解錠位置に回動するカムと、作動片に係合し上記フロン
    トより出没可能に設けられたデッドボルトと、上記錠ケ
    ースに枢着され上記作動片の解錠方向の回動に押動され
    るカムレバーと、上記錠ケースに枢着され一端を上記カ
    ムレバーに押動されたとき他端が上記レトラクタを押動
    するラッチレバーとを有することを特徴とする電気錠。
  6. 【請求項6】 錠ケースに枢着される室外側ハブ及び室
    内側ハブと、該室外側ハブ及び室内側ハブにそれぞれ係
    合し錠ケースのフロント方向に前後移動可能に設けら
    れ、移動方向に平行な摺動面と該摺動面にほぼ直角に設
    けられたピン孔にプッシュピンが挿入される室外側スラ
    イド部材及び室内側スライド部材と、該室外側スライド
    部材及び室内側スライド部材と同方向に移動可能に設け
    られ、上記摺動面に当接してシャーラインを形成する当
    接面と該当接面から突出する方向に付勢され上記ピン孔
    に係入可能なクラッチピンを有する室外側及び室内側ク
    ラッチホルダと、上記フロントに向かって前進する方向
    に付勢され、後退時の上記室外側及び室内側クラッチホ
    ルダの何れか一方に押動されて後退するレトラクタと、
    該レトラクタに係合し先端部が上記フロントより突出す
    る方向に付勢されたラッチボルトと、上記錠ケースに立
    設された枢軸に一端が枢着され、他端に支軸を有するセ
    レクトレバーと、上記支軸に枢着され上記プッシュピン
    の端部を上記シャーラインに押動する方向に付勢される
    室外側プッシュレバー及び室内側プッシュレバーと、上
    記枢軸に枢着され、フロントに設けられた開口より露出
    する摘みの操作により上記セレクトレバーを上記プッシ
    ュピン押動位置及び非押動位置に回動するセレクトノブ
    と、上記セレクトノブに係脱可能に設けられ、係合した
    ときに上記セレクトノブの非押動位置への回動を拘束す
    る係止部を有するセレクトロックプレートと、上記錠ケ
    ースに回動可能に設けられ、作動片が施錠及び解錠位置
    に回動するデッドボルトと、上記錠ケースに枢着され上
    記作動片の解錠方向の回動に押動されたときに上記セレ
    クトロックプレートを上記セレクトノブに係合する方向
    に押動するカムレバーとを有することを特徴とする電気
    錠。
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