JP2500694B2 - 電子レンジ加熱用容器 - Google Patents
電子レンジ加熱用容器Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子レンジで加熱した時、内容物が容器と
オーバーキャップの間隙から滲み出ししない容器に関す
る。
オーバーキャップの間隙から滲み出ししない容器に関す
る。
[従来の技術] 従来の容器は内容物を収納した容器の内蓋を除きオー
バーキャップを被せて電子レンジで加熱している。とこ
ろが、電子レンジで加熱した時、内容物がオーバーキャ
ップと容器の接触部に侵入し外観を非常に悪化するだけ
でなくついには外部にまで流れ出す事が多い。オーバー
キャップを容器に強く密着させてもこの現象は防止でき
なかった。
バーキャップを被せて電子レンジで加熱している。とこ
ろが、電子レンジで加熱した時、内容物がオーバーキャ
ップと容器の接触部に侵入し外観を非常に悪化するだけ
でなくついには外部にまで流れ出す事が多い。オーバー
キャップを容器に強く密着させてもこの現象は防止でき
なかった。
そして、いかにも汚らしいだけでなく、容器も汚れ扱
いにくい欠点がありその解決が望まれていた。
いにくい欠点がありその解決が望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者は、上記の電子レンジで加熱した時に発生す
る、内容物がオーバーキャップと容器の接触部に侵入し
て引き起こす外観の悪化と外部への流れ出しの問題を解
決し、容易かつ安全に電子レンジ加熱のできる容器を提
供するものである。
る、内容物がオーバーキャップと容器の接触部に侵入し
て引き起こす外観の悪化と外部への流れ出しの問題を解
決し、容易かつ安全に電子レンジ加熱のできる容器を提
供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 「1. A.容器の上方の壁部を外側に屈曲して形成したフ
ランジ部を有するプラスチックス製容器と、 B.容器の開口部の直径より小さい直径の中央部と、その
周縁部を断面U字形に曲げて形成した外周壁が容器の上
方の壁部と密着する落とし込み部と、該落とし込み部の
周縁部を外側に屈曲して形成したフランジ部と、このフ
ランジ部の外周縁を下方に曲げて形成した固定壁部とを
有するプラスチックス製オーバーキャップ、 C.容器とオーバーキャップのフランジ部間またはそれよ
り先の部位に設けた隔離部材、とからなり、容器にオー
バーキャップを被蓋したとき、容器のフランジ部とオー
バーキャップのフランジ部の間に容器の開口部から2mm
以上の巾で非毛細管間隙を形成することを特徴とする電
子レンジ加熱用容器。
ランジ部を有するプラスチックス製容器と、 B.容器の開口部の直径より小さい直径の中央部と、その
周縁部を断面U字形に曲げて形成した外周壁が容器の上
方の壁部と密着する落とし込み部と、該落とし込み部の
周縁部を外側に屈曲して形成したフランジ部と、このフ
ランジ部の外周縁を下方に曲げて形成した固定壁部とを
有するプラスチックス製オーバーキャップ、 C.容器とオーバーキャップのフランジ部間またはそれよ
り先の部位に設けた隔離部材、とからなり、容器にオー
バーキャップを被蓋したとき、容器のフランジ部とオー
バーキャップのフランジ部の間に容器の開口部から2mm
以上の巾で非毛細管間隙を形成することを特徴とする電
子レンジ加熱用容器。
2. 容器がそのフランジ部の外周縁を下方に曲げて外壁
部を形成した容器である、請求項1に記載された電子レ
ンジ加熱用容器。
部を形成した容器である、請求項1に記載された電子レ
ンジ加熱用容器。
3. 容器が外壁部に外方に突出した突起を形成した容器
である、請求項1または2に記載された電子レンジ加熱
用容器。
である、請求項1または2に記載された電子レンジ加熱
用容器。
4. 容器が外壁部の先端部近傍に外方に突出したオーバ
ーキャップ係止突起を形成した容器である、請求項1な
いし3のいずれか1項に記載された電子レンジ加熱用容
器。
ーキャップ係止突起を形成した容器である、請求項1な
いし3のいずれか1項に記載された電子レンジ加熱用容
器。
5. 容器がそのフランジ部上面に上方に突出する突起を
配設した容器である、請求項1ないし4のいずれか1項
に記載された電子レンジ加熱用容器。
配設した容器である、請求項1ないし4のいずれか1項
に記載された電子レンジ加熱用容器。
6. 容器のフランジ部上面に配設した上方に突出する突
起が連続したリング状突起または不連続状突起である、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載された電子レン
ジ加熱用容器。
起が連続したリング状突起または不連続状突起である、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載された電子レン
ジ加熱用容器。
7. オーバーキャップがその固定壁に内方に突出する係
止突起を形成したオーバーキャップである、請求項1な
いし6のいずれか1項に記載された電子レンジ加熱用容
器。
止突起を形成したオーバーキャップである、請求項1な
いし6のいずれか1項に記載された電子レンジ加熱用容
器。
8. オーバーキャップが固定壁下端部に内方に突出した
突出を形成した、オーバーキャップである、請求項1な
いし7のいずれか1項に記載された電子レンジ加熱用容
器。
突出を形成した、オーバーキャップである、請求項1な
いし7のいずれか1項に記載された電子レンジ加熱用容
器。
9. オーバーキャップが固定壁下端に内方に突出する係
止突起を設けた補助固定壁部を連設したオーバーキャッ
プである、請求項1ないし8のいずれか1項に記載され
た電子レンジ加熱用容器。
止突起を設けた補助固定壁部を連設したオーバーキャッ
プである、請求項1ないし8のいずれか1項に記載され
た電子レンジ加熱用容器。
10. オーバーキャップがそのフランジ部下面に下方に
突出する突起を配設したオーバーキャップである、請求
項1ないし9のいずれか1項に記載された電子レンジ加
熱用容器。
突出する突起を配設したオーバーキャップである、請求
項1ないし9のいずれか1項に記載された電子レンジ加
熱用容器。
11. オーバーキャップのフランジ部下面に配設した下
方に突出する突起が連続したリング状突起または不連続
状突起である、請求項1ないし10のいずれか1項に記載
された電子レンジ加熱用容器。
方に突出する突起が連続したリング状突起または不連続
状突起である、請求項1ないし10のいずれか1項に記載
された電子レンジ加熱用容器。
12. 隔離部材が容器のフランジ部または外壁に設けた
外側に突出する突起である請求項1ないし7のいずれか
1項に記載された、電子レンジ加熱用容器。
外側に突出する突起である請求項1ないし7のいずれか
1項に記載された、電子レンジ加熱用容器。
13. 隔離部材がオーバーキャップのフランジ部または
固定壁の外壁に設けた内側に突出する突起である請求項
1に記載された、電子レンジ加熱用容器。
固定壁の外壁に設けた内側に突出する突起である請求項
1に記載された、電子レンジ加熱用容器。
14. 隔離部材がオーバーキャップの固定壁に設けた内
方に突出する係止突起または容器の外壁部の先端部近傍
に外方に突出して設けたオーバーキャップ係止突起であ
る請求項1に記載された、電子レンジ加熱用容器。
方に突出する係止突起または容器の外壁部の先端部近傍
に外方に突出して設けたオーバーキャップ係止突起であ
る請求項1に記載された、電子レンジ加熱用容器。
15. 非毛細管間隙が容器のフランジ部上面に配設した
上方に突出する突起をオーバーキャップのフランジ部下
面に当接して両フランジ間に容器の開口から2mm以上の
巾で形成した間隙である、請求項1に記載された電子レ
ンジ加熱用容器。
上方に突出する突起をオーバーキャップのフランジ部下
面に当接して両フランジ間に容器の開口から2mm以上の
巾で形成した間隙である、請求項1に記載された電子レ
ンジ加熱用容器。
16. 非毛細管間隙が容器の外壁部の外方に突出する突
起をオーバーキャップの固定壁に当接させてオーバーキ
ャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離して両フラ
ンジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形成した間隙
である、請求項1に記載された電子レンジ加熱用容器。
起をオーバーキャップの固定壁に当接させてオーバーキ
ャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離して両フラ
ンジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形成した間隙
である、請求項1に記載された電子レンジ加熱用容器。
17. 非毛細管間隙がオーバーキャップのフランジ部下
面に配設した下方に突出する突起を容器のフランジ部上
面に当接して両フランジ間に容器の開口部から2mm以上
の巾で形成した間隙である、請求項1に記載された電子
レンジ加熱用容器。
面に配設した下方に突出する突起を容器のフランジ部上
面に当接して両フランジ間に容器の開口部から2mm以上
の巾で形成した間隙である、請求項1に記載された電子
レンジ加熱用容器。
18. 非毛細管間隙がオーバーキャップの固定壁に設け
た内方に突出する係止突起を容器の外壁部に当接させて
オーバーキャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離
して両フランジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形
成した間隙である、請求項1に記載された電子レンジ加
熱用容器。
た内方に突出する係止突起を容器の外壁部に当接させて
オーバーキャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離
して両フランジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形
成した間隙である、請求項1に記載された電子レンジ加
熱用容器。
19. 非毛細管間隙がオーバーキャップの固定壁に内方
に突出する係止突起を容器の外壁部の先端部近傍に突出
して設けたオーバーキャップ係止突起に契合させてオー
バーキャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離して
両フランジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形成し
た間隙である、請求項1に記載された電子レンジ加熱用
容器。
に突出する係止突起を容器の外壁部の先端部近傍に突出
して設けたオーバーキャップ係止突起に契合させてオー
バーキャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離して
両フランジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形成し
た間隙である、請求項1に記載された電子レンジ加熱用
容器。
20. 容器とオーバーキャップが、防水紙又はプラスチ
ックスで形成された、請求項1ないし19のいずれか1項
に記載された電子レンジ加熱用容器。」である。
ックスで形成された、請求項1ないし19のいずれか1項
に記載された電子レンジ加熱用容器。」である。
本発明において容器は開口部周縁にはフランジ部が設
けられている。このフランジ部にオーバーキャップのフ
ランジ部が当接して内部を封じるのである。
けられている。このフランジ部にオーバーキャップのフ
ランジ部が当接して内部を封じるのである。
フランジ部には上方に突出する連続したリング状の突
起または不連続状の突起を配設することができる。この
突起は後で詳しく説明するがオーバーキャップのフラン
ジ部と当接して両フランジ部間に容器の開口部から2mm
以上の巾で非毛細管間隙を形成する。
起または不連続状の突起を配設することができる。この
突起は後で詳しく説明するがオーバーキャップのフラン
ジ部と当接して両フランジ部間に容器の開口部から2mm
以上の巾で非毛細管間隙を形成する。
また容器のフランジ部の外周縁を下方に曲げて外壁部
が形成されている。オーバーキャップ被せたときこの外
壁部とオーバーキャップの固定壁が接してオーバーキャ
ップが固定される。
が形成されている。オーバーキャップ被せたときこの外
壁部とオーバーキャップの固定壁が接してオーバーキャ
ップが固定される。
容器の外壁部の先端部近傍に外方に突出するオーバー
キャップ係止突起を形成してもよい。
キャップ係止突起を形成してもよい。
オーバーキャップには容器の開口直径より小さい直径
を有する中央部の周縁部を断面U字形に曲げて形成した
落とし込み部が配設されている。電子レンジで加熱する
ときまず容器の中蓋を外しこのオーバーキャップを被せ
るがこのときオーバーキャップの落とし込み部の外周壁
が容器を上方の内周壁例えばスタッキングラインが配置
されている容器であればこれより上方の内周壁に密着し
て容器を密封する。
を有する中央部の周縁部を断面U字形に曲げて形成した
落とし込み部が配設されている。電子レンジで加熱する
ときまず容器の中蓋を外しこのオーバーキャップを被せ
るがこのときオーバーキャップの落とし込み部の外周壁
が容器を上方の内周壁例えばスタッキングラインが配置
されている容器であればこれより上方の内周壁に密着し
て容器を密封する。
したがってこの落とし込み部は容器の上方の内周壁に
密着する外周壁を有することが必要であり、本発明で言
う、中央部の周縁部を断面U字形に曲げて形成した落と
し込み部は、断面W字形、断面V字形、断面N字形、断
面M字形等の容器の上方の内周壁に密着する外周壁を有
する落とし込み部の全てを含んでいることを理解しなけ
ればならない。
密着する外周壁を有することが必要であり、本発明で言
う、中央部の周縁部を断面U字形に曲げて形成した落と
し込み部は、断面W字形、断面V字形、断面N字形、断
面M字形等の容器の上方の内周壁に密着する外周壁を有
する落とし込み部の全てを含んでいることを理解しなけ
ればならない。
また、オーバーキャップには落とし込み部の周縁部を
外側に屈曲させて形成したフランジ部が設けられてお
り、容器にオーバーキャップを被せた時容器のフランジ
部とオーバーキャップのフランジ部が対向して配置され
る。
外側に屈曲させて形成したフランジ部が設けられてお
り、容器にオーバーキャップを被せた時容器のフランジ
部とオーバーキャップのフランジ部が対向して配置され
る。
オーバーキャップのフランジ部には下方に突出する連
続したリング状の突起または不連続状の突起を配設する
ことができる。この突起は後で詳しく説明するが容器の
フランジ部と当接して両フランジ部間に容器の開口部か
ら2mm以上の巾で非毛細管間隙を形成する。
続したリング状の突起または不連続状の突起を配設する
ことができる。この突起は後で詳しく説明するが容器の
フランジ部と当接して両フランジ部間に容器の開口部か
ら2mm以上の巾で非毛細管間隙を形成する。
オーバーキャップのフランジ部の外周縁を下方に曲げ
て固定壁を形成する。前述のように、容器にオーバーキ
ャップを被せたとき容器の外壁部とオーバーキャップの
固定壁が接してオーバーキャップが固定されるのであ
る。
て固定壁を形成する。前述のように、容器にオーバーキ
ャップを被せたとき容器の外壁部とオーバーキャップの
固定壁が接してオーバーキャップが固定されるのであ
る。
固定壁には内方に突出する、連続したリング状または
不連続状の突起を配設することができる。この突起は後
で詳しく説明するが容器の外壁部と当接して両壁間に非
毛細管間隙を形成することができる。
不連続状の突起を配設することができる。この突起は後
で詳しく説明するが容器の外壁部と当接して両壁間に非
毛細管間隙を形成することができる。
固定壁下端に内方に突出する係止突起を配置すると容
器の外壁部との係止が良好ととなる。
器の外壁部との係止が良好ととなる。
オーバーキャップの固定壁下端に補助固定壁を連設す
ることができる。
ることができる。
容器には中蓋を被せたものもありその上からオーバー
キャップを被せ流通行程にのせるのであるが、本発明に
おけるオーバーキャップは落とし込み部という特殊な構
造を有するので補助固定壁を配設しないと中蓋が被され
た容器の場合はその上からオーバーキャップを被せる事
ができない。それでこの様な場合は落とし込み部より長
い寸法の補助固定壁を配置するのが望ましい。
キャップを被せ流通行程にのせるのであるが、本発明に
おけるオーバーキャップは落とし込み部という特殊な構
造を有するので補助固定壁を配設しないと中蓋が被され
た容器の場合はその上からオーバーキャップを被せる事
ができない。それでこの様な場合は落とし込み部より長
い寸法の補助固定壁を配置するのが望ましい。
補助固定壁その下端に内方に突出する係止突起を配置
すると容器の外壁部との係止が良好ととなる。
すると容器の外壁部との係止が良好ととなる。
隔離部材は容器とオーバーキャップのフランジ部間ま
たはそれより先の部位に設けられる。この部材は前述の
通り、容器とオーバーキャップのフランジ及び又は容器
の外壁やオーバーキャップの固定壁に配設された突起で
あるが一体成形してもよく別に製造した棒状などのブロ
ック体を配置してもよい。また容器やオーバーキャップ
の該当部分のフランジ部や壁部を折り曲げて形成するこ
ともできる。
たはそれより先の部位に設けられる。この部材は前述の
通り、容器とオーバーキャップのフランジ及び又は容器
の外壁やオーバーキャップの固定壁に配設された突起で
あるが一体成形してもよく別に製造した棒状などのブロ
ック体を配置してもよい。また容器やオーバーキャップ
の該当部分のフランジ部や壁部を折り曲げて形成するこ
ともできる。
これらの突起は連続したリング状の突起でも良くまた
は不連続状の突起でも良い。また両者を併用してもよい このほか、オーバーキャップの固定壁に設けた内方に
突出する係止突起や容器の外壁部の先端部近傍に外方に
突出して設けたオーバーキャップ係止突起を利用して機
能させてもよい。
は不連続状の突起でも良い。また両者を併用してもよい このほか、オーバーキャップの固定壁に設けた内方に
突出する係止突起や容器の外壁部の先端部近傍に外方に
突出して設けたオーバーキャップ係止突起を利用して機
能させてもよい。
また、オーバーキャップには加熱時の蒸気を排出する
蒸気孔を設けておくことが好ましい。
蒸気孔を設けておくことが好ましい。
本発明の重要な特徴の1つは前述の説明で理解される
ように、容器の中蓋を外しオーバーキャップを被せたと
き対向して配置された両者のフランジ部の間に容器の開
口部から2mm以上の巾で場合によっては更に容器の外壁
部とオーバーキャップの固定壁の間にも非毛細管間隙が
配設されることである。
ように、容器の中蓋を外しオーバーキャップを被せたと
き対向して配置された両者のフランジ部の間に容器の開
口部から2mm以上の巾で場合によっては更に容器の外壁
部とオーバーキャップの固定壁の間にも非毛細管間隙が
配設されることである。
非毛細管間隙は前記した隔離部材により、少なくとも
容器とオーバーキャップの対向するフランジ部の間には
容器の開口部から2mm以上の巾で必ず形成されるが、容
器の外壁部の先端部近傍に外方に突出するオーバーキャ
ップ係止突起と、オーバーキャップの固定壁下端に内方
に突出する係止突起とを当接させてフランジ部間の容器
の開口部から2mm以上の巾でさらに容器の外壁部とオー
バーキャップの固定壁の間におよぶ非毛細管間隙を形成
してもよい。
容器とオーバーキャップの対向するフランジ部の間には
容器の開口部から2mm以上の巾で必ず形成されるが、容
器の外壁部の先端部近傍に外方に突出するオーバーキャ
ップ係止突起と、オーバーキャップの固定壁下端に内方
に突出する係止突起とを当接させてフランジ部間の容器
の開口部から2mm以上の巾でさらに容器の外壁部とオー
バーキャップの固定壁の間におよぶ非毛細管間隙を形成
してもよい。
また、容器の外壁部とオーバーキャップの固定壁のい
ずれか一方又は両方に突起を設けこれによりフランジ部
間に容器の開口部から2mm以上の巾で場合によっては容
器の外壁部とオーバーキャップの固定壁の間にも非毛細
管間隙を形成してもよい。
ずれか一方又は両方に突起を設けこれによりフランジ部
間に容器の開口部から2mm以上の巾で場合によっては容
器の外壁部とオーバーキャップの固定壁の間にも非毛細
管間隙を形成してもよい。
毛細管現象は液体成分の表面張力に大きな関係がある
ので配置する非毛細管間隙の大きさは内容物の表面張力
により決定される。具体的には実施例の項で説明する。
ので配置する非毛細管間隙の大きさは内容物の表面張力
により決定される。具体的には実施例の項で説明する。
非毛細管間隙は容器のスタッキングラインより上の内
周面から2mm以上の巾でフランジ部間に存在することが
効果上有効である。
周面から2mm以上の巾でフランジ部間に存在することが
効果上有効である。
[作 用] 従来使用されている電子レンジ加熱用容器は実際に電
子レンジで加熱すると容器開口部周縁のフランジとオー
バーキャップのフランジの間隙に内容物が侵入しさらに
は外まで流出する。見た目にも汚く、しかも扱いにくい
欠点がある。
子レンジで加熱すると容器開口部周縁のフランジとオー
バーキャップのフランジの間隙に内容物が侵入しさらに
は外まで流出する。見た目にも汚く、しかも扱いにくい
欠点がある。
本発明者は、上記の滲み出しの原因について種々研究
した結果防水紙、ブラスチックス等で形成された容器に
収納された固形成分の加熱に原因があることを解明し
た。
した結果防水紙、ブラスチックス等で形成された容器に
収納された固形成分の加熱に原因があることを解明し
た。
なぜ液体成分と固形成分とが並存する場合にこの様な
現象が発生するのかその理由について本発明者は次のよ
うに考えている。
現象が発生するのかその理由について本発明者は次のよ
うに考えている。
液体成分のみが収容されている場合も電子レンジで加
熱するとマイクロ波による電界は底部が非常に強くなる
ので底部の液体成分が強く加熱される。しかし、液体で
あるので対流が生じ熱の伝導がスムースに行われるので
突沸もなく、大きな衝撃は発生しない。
熱するとマイクロ波による電界は底部が非常に強くなる
ので底部の液体成分が強く加熱される。しかし、液体で
あるので対流が生じ熱の伝導がスムースに行われるので
突沸もなく、大きな衝撃は発生しない。
ところが液体成分と固形成分とが併存する場合は、電
子レンジで加熱すると同様に底部の液体分と固形成分が
強く加熱される。固形成分の熱は液体成分とは異なり伝
導でしか他に伝えられないので固形成分の熱の拡散がス
ムースに行われ難い。そのため底部の固形成分の温度が
急速に上昇するので底部の固形成分に含まれる液体は急
速に気化し、固形成分は破裂する。
子レンジで加熱すると同様に底部の液体分と固形成分が
強く加熱される。固形成分の熱は液体成分とは異なり伝
導でしか他に伝えられないので固形成分の熱の拡散がス
ムースに行われ難い。そのため底部の固形成分の温度が
急速に上昇するので底部の固形成分に含まれる液体は急
速に気化し、固形成分は破裂する。
特に軽量の容器は100mm近くも跳ね上がる。
この衝撃によりオーバーキャップが上方に膨れ上が
り、密着していた容器開口部周縁のフランジとオーバー
キャップのフランジとの間が離れ間隙が発生しここに突
沸した内容物が流れ込むのである。
り、密着していた容器開口部周縁のフランジとオーバー
キャップのフランジとの間が離れ間隙が発生しここに突
沸した内容物が流れ込むのである。
驚くべきことには、このとき上方部の液体成分は未だ
十分な加熱を受けていずせいぜい50〜60℃程度の温度で
ある。
十分な加熱を受けていずせいぜい50〜60℃程度の温度で
ある。
問題は電子レンジで加熱する場合の容器の内容物のほ
とんどは固形成分と液体成分とからなっていることであ
る。したがって本発明が解決しようとする課題がいかに
解決をのぞまれていることかよく理解される。
とんどは固形成分と液体成分とからなっていることであ
る。したがって本発明が解決しようとする課題がいかに
解決をのぞまれていることかよく理解される。
このような不均一加熱が発生することを第5図により
説明する。
説明する。
第5図には底径47mm、高さ100mmのプラスチックス製
のコップ状容器に内容物としてコーンスープ(固形物:
コーン6wt%含有)を充填し、電子レンジ(松下電器産
業株式会社製・NE−M340、500Wガラス製ターンテーブ
ル)で熱処理した時の液汁と固形物の温度−時間曲線が
示されており、例えば、20秒後に液汁が38℃の時固形物
は100℃になっており、40秒後に液汁が50℃の時固形物
は120℃になり固形物中の水が急激に気化し固形物が破
裂することが理解される。
のコップ状容器に内容物としてコーンスープ(固形物:
コーン6wt%含有)を充填し、電子レンジ(松下電器産
業株式会社製・NE−M340、500Wガラス製ターンテーブ
ル)で熱処理した時の液汁と固形物の温度−時間曲線が
示されており、例えば、20秒後に液汁が38℃の時固形物
は100℃になっており、40秒後に液汁が50℃の時固形物
は120℃になり固形物中の水が急激に気化し固形物が破
裂することが理解される。
次に容器内の位置による加熱温度と時間の関係を幾つ
かの種類の固形物を上げて示す。液汁は水である。
かの種類の固形物を上げて示す。液汁は水である。
これらの試験結果から、固形物を含む液体内容物は電
子レンジで加熱したとき大きな衝撃を発生する突沸が生
ずることが理解される。
子レンジで加熱したとき大きな衝撃を発生する突沸が生
ずることが理解される。
本発明者はこの様な問題解決のためオーバーキャップ
の構造を改良し、容器とオーバーキャップの密着を強固
にしてみた。即ちオーバーキャップに容器の開口部の直
径より小さい直径の中央部と、その周縁部を断面U字形
に曲げて形成した外周壁が容器の上方の壁部例えばスタ
ッキングラインが配置されていればこれより上方の壁部
と密着する落とし込み部を配置して容器内面と落とし込
み部外周面とを密着させ容器のフランジとオーバーキャ
ップのフランジとの剥離を防止しようとした。この構造
は容器とオーバーキャップの密着を大きく改善した。し
かしながらこの容器も、電子レンジで加熱するとやはり
容器のフランジとオーバーキャップのフランジとの間に
内容物が滲み出し、これを防止することができなかっ
た。
の構造を改良し、容器とオーバーキャップの密着を強固
にしてみた。即ちオーバーキャップに容器の開口部の直
径より小さい直径の中央部と、その周縁部を断面U字形
に曲げて形成した外周壁が容器の上方の壁部例えばスタ
ッキングラインが配置されていればこれより上方の壁部
と密着する落とし込み部を配置して容器内面と落とし込
み部外周面とを密着させ容器のフランジとオーバーキャ
ップのフランジとの剥離を防止しようとした。この構造
は容器とオーバーキャップの密着を大きく改善した。し
かしながらこの容器も、電子レンジで加熱するとやはり
容器のフランジとオーバーキャップのフランジとの間に
内容物が滲み出し、これを防止することができなかっ
た。
本発明者はさらに研究した結果落とし込み部を設けた
ことにより固形成分の破裂による衝撃により、オーバー
キャップの上方への膨れ上がりに対する密着性が改善さ
れているのでオーバーキャップのフランジとの間の剥離
はかなり防止されているが発生するわずかの剥離が毛細
管間隙を形成し、かえって内容物を毛細管現象で吸い上
げていることにより滲み出しが発生していることを解明
した。
ことにより固形成分の破裂による衝撃により、オーバー
キャップの上方への膨れ上がりに対する密着性が改善さ
れているのでオーバーキャップのフランジとの間の剥離
はかなり防止されているが発生するわずかの剥離が毛細
管間隙を形成し、かえって内容物を毛細管現象で吸い上
げていることにより滲み出しが発生していることを解明
した。
本発明者は種々研究を重ねたが固形成分の破裂による
衝撃が大きいため容器とオーバーキャップが防水紙、ブ
ラスチックス等で形成されていると毛細管間隙の発生を
完全には防止できないことを解明した。そこで毛細管間
隙の発生を許容し、内容物を毛細管現象で吸い上げるこ
とを防止することを考え研究した。容器にオーバーキャ
ップを被せたとき予め容器とオーバーキャップのフラン
ジとの間に容器の開口部から2mm以上の巾で毛細管現象
を奏し得ない間隙を形成してみた。この間隙は固形成分
の破裂による衝撃により拡がることはあっても狭まって
毛細管間隙を形成することのないように容器とオーバー
キャップの間に隔離部材を配置し間隙を確保するもので
ある。間隙は容器とオーバーキャップのフランジの間に
設けるが容器の外壁やオーバーキャップの固定壁の間に
まで拡がってもよい。
衝撃が大きいため容器とオーバーキャップが防水紙、ブ
ラスチックス等で形成されていると毛細管間隙の発生を
完全には防止できないことを解明した。そこで毛細管間
隙の発生を許容し、内容物を毛細管現象で吸い上げるこ
とを防止することを考え研究した。容器にオーバーキャ
ップを被せたとき予め容器とオーバーキャップのフラン
ジとの間に容器の開口部から2mm以上の巾で毛細管現象
を奏し得ない間隙を形成してみた。この間隙は固形成分
の破裂による衝撃により拡がることはあっても狭まって
毛細管間隙を形成することのないように容器とオーバー
キャップの間に隔離部材を配置し間隙を確保するもので
ある。間隙は容器とオーバーキャップのフランジの間に
設けるが容器の外壁やオーバーキャップの固定壁の間に
まで拡がってもよい。
この試みは洩れを防ぐためには密封する、という従来
の常識を破ったものである。
の常識を破ったものである。
しかしながら、実験したところ予想に反して滲み出し
は完全に防止された。
は完全に防止された。
非毛細管間隙は、オーバーキャップの落とし込み部の
外周が接する容器の開口部内周面から2mm以上の巾で存
在しないと効果が少ない。
外周が接する容器の開口部内周面から2mm以上の巾で存
在しないと効果が少ない。
本発明の特徴の1つは内容物の滲み出しを防止するた
めに通常行われる密閉をやめて、逆に間隙を配置したと
ころにある。
めに通常行われる密閉をやめて、逆に間隙を配置したと
ころにある。
本発明により電子レンジ加熱時の容器の内容物の滲み
出しは解決された。
出しは解決された。
[実施例] 次に本発明を実施例により具体的に説明する。第1図
は本発明の実施例である電子レンジ加熱容器の1部縦断
正面図である。この容器は電子レンジで加熱する前の状
態を示す。
は本発明の実施例である電子レンジ加熱容器の1部縦断
正面図である。この容器は電子レンジで加熱する前の状
態を示す。
1は容器であり開口部は中蓋3で密封されている。4
は容器の上方周壁でありこの実施例ではスタッキングラ
イン15が設けられている。5は容器の上方周壁4を外側
に曲げて形成したフランジ部である。ここに中蓋3が可
剥離的に固着している。6はフランジ外周縁を下方に曲
げて形成した外壁である。7は外壁の先端部近傍に突設
したオーバーキャップ係止突起である。図示していない
がフランジと外壁には非毛細管間隙を形成する、外側に
突出する突起を配設することができる。
は容器の上方周壁でありこの実施例ではスタッキングラ
イン15が設けられている。5は容器の上方周壁4を外側
に曲げて形成したフランジ部である。ここに中蓋3が可
剥離的に固着している。6はフランジ外周縁を下方に曲
げて形成した外壁である。7は外壁の先端部近傍に突設
したオーバーキャップ係止突起である。図示していない
がフランジと外壁には非毛細管間隙を形成する、外側に
突出する突起を配設することができる。
2はオーバーキャップであり、蒸気排出孔17を設けた
中央部16の周縁を断面U字形に曲げて成形した落とし込
み部8が設けられている。9は落とし込み込の外周縁部
を外側に屈曲して形成したフランジ部である。10はフラ
ンジ部に設けた内側に突出する突起であり、容器のフラ
ンジ部との間に容器の開口部から2mm以上の巾で非毛細
管間隙を形成する。11はオーバーキャップの固定壁であ
り、12は固定壁の先端部近傍に突設した係止突起であ
る。14は固定壁の先端に配設した補助固定壁であり、容
器が中蓋3で密封されている間は落とし込み部が中蓋と
当接するため、オーバーキャップはこの補助固定壁で容
器に固定される。13は補助固定壁の先端部近傍に突設し
た係止突起である。オーバーキャップの図示していない
が固定壁には非毛細管間隙を形成する、内側に突出する
突起を配設することができる。
中央部16の周縁を断面U字形に曲げて成形した落とし込
み部8が設けられている。9は落とし込み込の外周縁部
を外側に屈曲して形成したフランジ部である。10はフラ
ンジ部に設けた内側に突出する突起であり、容器のフラ
ンジ部との間に容器の開口部から2mm以上の巾で非毛細
管間隙を形成する。11はオーバーキャップの固定壁であ
り、12は固定壁の先端部近傍に突設した係止突起であ
る。14は固定壁の先端に配設した補助固定壁であり、容
器が中蓋3で密封されている間は落とし込み部が中蓋と
当接するため、オーバーキャップはこの補助固定壁で容
器に固定される。13は補助固定壁の先端部近傍に突設し
た係止突起である。オーバーキャップの図示していない
が固定壁には非毛細管間隙を形成する、内側に突出する
突起を配設することができる。
第2図は第1図にしめす本発明の実施例である電子レ
ンジ加熱容器の加熱時を示す1部縦断正面図である。
ンジ加熱容器の加熱時を示す1部縦断正面図である。
中蓋は外されオーバーキャップの落とし込み部8が容
器内に嵌入して落とし込み部の外周縁部が容器の上方内
周面に接触しているのが理解される。
器内に嵌入して落とし込み部の外周縁部が容器の上方内
周面に接触しているのが理解される。
オーバーキャップのフランジ部9に設けた内側に突出
する突起10が容器のフランジ部に当接し、容器のフラン
ジ部との間に非毛細管間隙18が形成されている。そし
て、オーバーキャップはその固定壁の先端部近傍に突設
した係止突起12が容器の外壁6の先端部近傍に突設した
オーバーキャップ係止突起7に当接して容器に固定され
ていることが理解される。加熱時に発生した水蒸気は蒸
気排出孔17から外部に排出される。
する突起10が容器のフランジ部に当接し、容器のフラン
ジ部との間に非毛細管間隙18が形成されている。そし
て、オーバーキャップはその固定壁の先端部近傍に突設
した係止突起12が容器の外壁6の先端部近傍に突設した
オーバーキャップ係止突起7に当接して容器に固定され
ていることが理解される。加熱時に発生した水蒸気は蒸
気排出孔17から外部に排出される。
第3図は電子レンジ加熱容器の他の実施例であり加熱
時を示す1部縦断正面図である。
時を示す1部縦断正面図である。
中蓋は外されオーバーキャップの落とし込み部8が容
器内に嵌入して落とし込み部の外周縁部が容器の上方内
周面に接触しているのが理解される。
器内に嵌入して落とし込み部の外周縁部が容器の上方内
周面に接触しているのが理解される。
容器のフランジ部5に設けた外側に突出する突起19が
容器のフランジ部に当接し容器のフランジ部との間に容
器の開口部から2mm以上の巾で非毛細管間隙18が形成さ
れている。
容器のフランジ部に当接し容器のフランジ部との間に容
器の開口部から2mm以上の巾で非毛細管間隙18が形成さ
れている。
第4図は電子レンジ加熱容器の他の実施例であり加熱
時を示す1部縦断正面図である。
時を示す1部縦断正面図である。
中蓋は外されオーバーキャップの落とし込み部8が容
器内に嵌入して落とし込み部の外周縁部が容器の上方内
周面に接触しているのが理解される。
器内に嵌入して落とし込み部の外周縁部が容器の上方内
周面に接触しているのが理解される。
この実施例ではオーバーキャップの固定壁の先端部近
傍に突設した係止突起12が容器の外壁6の先端部近傍に
突設したオーバーキャップ係止突起7に当接して容器に
固定されるとともに容器のフランジ部との間に容器の開
口部から2mm以上の巾で非毛細管間隙18が形成されてい
る。
傍に突設した係止突起12が容器の外壁6の先端部近傍に
突設したオーバーキャップ係止突起7に当接して容器に
固定されるとともに容器のフランジ部との間に容器の開
口部から2mm以上の巾で非毛細管間隙18が形成されてい
る。
次に本発明の試練結果を表2に示す。
[効果] 前記の試験結果からも明らかなように、本発明の容器
は電子加熱によるフランジ部への洩れがない優れた効果
を奏することが理解される。
は電子加熱によるフランジ部への洩れがない優れた効果
を奏することが理解される。
第1図は加熱前の本発明容器の1部の正面断面図であ
る。 第2図は加熱時の本発明容器の1部の正面断面図であ
る。 第3図は加熱時の本発明容器のオーバーキャップのフラ
ンジ部と容器のフランジ部の間に形成される非毛細管間
隙をしめす1部の正面断面図である。 第4図は加熱時の本発明容器のオーバーキャップのフラ
ンジ部と容器のフランジ部の間に形成される非毛細管間
隙をしめす他の実施例の1部の正面断面図である。 第5図は内容物の加熱による温度変化を示すグラフであ
る。 1……容器 2……オーバーキャップ 3……中蓋 4……容器上方周壁 5……容器のフランジ 6……容器の外壁 7……オーバーキャップ係止突起 8……落とし込み部 9……オーバーキャップのフランジ 10……オーバーキャップのフランジの突起 11……オーバーキャップの固定壁 12……固定壁の係止突起 13……補助固定壁の係止突起 14……補助固定壁 15……スタッキングライン 16……オーバーキャップの中央部 17……蒸気孔 18……非毛細管間隙 19……容器のフランジの突起
る。 第2図は加熱時の本発明容器の1部の正面断面図であ
る。 第3図は加熱時の本発明容器のオーバーキャップのフラ
ンジ部と容器のフランジ部の間に形成される非毛細管間
隙をしめす1部の正面断面図である。 第4図は加熱時の本発明容器のオーバーキャップのフラ
ンジ部と容器のフランジ部の間に形成される非毛細管間
隙をしめす他の実施例の1部の正面断面図である。 第5図は内容物の加熱による温度変化を示すグラフであ
る。 1……容器 2……オーバーキャップ 3……中蓋 4……容器上方周壁 5……容器のフランジ 6……容器の外壁 7……オーバーキャップ係止突起 8……落とし込み部 9……オーバーキャップのフランジ 10……オーバーキャップのフランジの突起 11……オーバーキャップの固定壁 12……固定壁の係止突起 13……補助固定壁の係止突起 14……補助固定壁 15……スタッキングライン 16……オーバーキャップの中央部 17……蒸気孔 18……非毛細管間隙 19……容器のフランジの突起
Claims (20)
- 【請求項1】A.容器の上方の壁部を外側に屈曲して形成
したフランジ部を有するプラスチックス製容器と、 B.容器の開口部の直径より小さい直径の中央部と、その
周縁部を断面U字形に曲げて形成した外周壁が容器の上
方の壁部と密着する落とし込み部と、該落とし込み部の
周縁部を外側に屈曲して形成したフランジ部と、このフ
ランジ部の外周縁を下方に曲げて形成した固定壁部とを
有するプラスチックス製オーバーキャップ、 C.容器とオーバーキャップのフランジ部間またはそれよ
り先の部位に設けた隔離部材、とからなり、容器にオー
バーキャップを被蓋したとき、容器のフランジ部とオー
バーキャップのフランジ部の間に容器の開口部から2mm
以上の巾で非毛細管間隙を形成することを特徴とする電
子レンジ加熱用容器。 - 【請求項2】容器がそのフランジ部の外周縁を下方に曲
げて外壁部を形成した容器である、請求項1に記載され
た電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項3】容器が外壁部に外方に突出した突起を形成
した容器である、請求項1または2に記載された電子レ
ンジ加熱用容器。 - 【請求項4】容器が外壁部の先端部近傍に外方に突出し
たオーバーキャップ係止突起を形成した容器である、請
求項1ないし3のいずれか1項に記載された電子レンジ
加熱用容器。 - 【請求項5】容器がそのフランジ部上面に上方に突出す
る突起を配設した容器である、請求項1ないし4のいず
れか1項に記載された電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項6】容器のフランジ部上面に配設した上方に突
出する突起が連続したリング状突起または不連続状突起
である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された
電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項7】オーバーキャップがその固定壁に内方に突
出する係止突起を形成したオーバーキャップである、請
求項1ないし6のいずれか1項に記載された電子レンジ
加熱用容器。 - 【請求項8】オーバーキャップが固定壁下端部に内方に
突出した突出を形成した、オーバーキャップである、請
求項1ないし7のいずれか1項に記載された電子レンジ
加熱用容器。 - 【請求項9】オーバーキャップが固定壁下端に内方に突
出する係止突起を設けた補助固定壁部を連設したオーバ
ーキャップである、請求項1ないし8のいずれか1項に
記載された電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項10】オーバーキャップがそのフランジ部下面
に下方に突出する突起を配設したオーバーキャップであ
る、請求項1ないし9のいずれか1項に記載された電子
レンジ加熱用容器。 - 【請求項11】オーバーキャップのフランジ部下面に配
設した下方に突出する突起が連続したリング状突起また
は不連続状突起である、請求項1ないし10のいずれか1
項に記載された電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項12】隔離部材が容器のフランジ部または外壁
に設けた外側に突出する突起である請求項1ないし7の
いずれか1項に記載された、電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項13】隔離部材がオーバーキャップのフランジ
部または固定壁の外壁に設けた内側に突出する突起であ
る請求項1に記載された、電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項14】隔離部材がオーバーキャップの固定壁に
設けた内方に突出する係止突起または容器の外壁部の先
端部近傍に外方に突出して設けたオーバーキャップ係止
突起である請求項1に記載された、電子レンジ加熱用容
器。 - 【請求項15】非毛細管間隙が容器のフランジ部上面に
配設した上方に突出する突起をオーバーキャップのフラ
ンジ部下面に当接して両フランジ間に容器の開口部から
2mm以上の巾で形成した間隙である、請求項1に記載さ
れた電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項16】非毛細管間隙が容器の外壁部の外方に突
出する突起をオーバーキャップの固定壁に当接させてオ
ーバーキャップフランジ部と容器フランジ部とを隔離し
て両フランジ間に容器の開口部から2mm以上の巾で形成
した間隙である、請求項1に記載された電子レンジ加熱
用容器。 - 【請求項17】非毛細管間隙がオーバーキャップのフラ
ンジ部下面に配設した下方に突出する突起を容器のフラ
ンジ部上面に当接して両フランジ間に容器の開口部から
2mm以上の巾で形成した間隙である、請求項1に記載さ
れた電子レンジ加熱用容器。 - 【請求項18】非毛細管間隙がオーバーキャップの固定
壁に設けた内方に突出する係止突起を容器の外壁部に当
接させてオーバーキャップフランジ部と容器フランジ部
とを隔離して両フランジ間に容器の開口部から2mm以上
の巾で形成した間隙である、請求項1に記載された電子
レンジ加熱用容器。 - 【請求項19】非毛細管間隙がオーバーキャップの固定
壁に内方に突出する係止突起を容器の外壁部の先端部近
傍に外方に突出して設けたオーバーキャップ係止突起に
契合させてオーバーキャップフランジ部と容器フランジ
部とを隔離して両フランジ間に容器の開口部から2mm以
上の巾で形成した間隙である、請求項1に記載された電
子レンジ加熱用容器。 - 【請求項20】容器とオーバーキャップが、防水紙又は
プラスチックスで形成された、請求項1ないし19のいず
れか1項に記載された電子レンジ加熱用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33650889A JP2500694B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 電子レンジ加熱用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33650889A JP2500694B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 電子レンジ加熱用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03200574A JPH03200574A (ja) | 1991-09-02 |
JP2500694B2 true JP2500694B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=18299858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33650889A Expired - Fee Related JP2500694B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 電子レンジ加熱用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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---|---|---|---|---|
JP2539946Y2 (ja) * | 1990-10-11 | 1997-07-02 | 共同印刷株式会社 | ホットパック用容器 |
JP3751194B2 (ja) * | 2000-02-01 | 2006-03-01 | 三洋エンジニアリング株式会社 | 電子レンジ対応の包装容器 |
WO2005109958A1 (en) * | 2004-04-27 | 2005-11-17 | Steamway Franchise Sales, Inc. | Microwave storage and heating tray with interior liquid seal and exterior pressure relief |
US7357272B2 (en) * | 2004-06-30 | 2008-04-15 | The Glad Products Company | Ventable container assembly |
JP2010265015A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Mk Tec:Kk | 食品用密閉容器 |
JP5320622B2 (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-23 | 株式会社サンエー化研 | 電子レンジ用包装容器および電子レンジ用包装容器の潰れ防止方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0333664Y2 (ja) * | 1986-07-18 | 1991-07-17 | ||
JPH049333Y2 (ja) * | 1986-12-17 | 1992-03-09 | ||
JPH0169418U (ja) * | 1987-10-29 | 1989-05-09 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP33650889A patent/JP2500694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03200574A (ja) | 1991-09-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |