JP2500420Y2 - 湿度調整機能付恒温装置 - Google Patents

湿度調整機能付恒温装置

Info

Publication number
JP2500420Y2
JP2500420Y2 JP1989090527U JP9052789U JP2500420Y2 JP 2500420 Y2 JP2500420 Y2 JP 2500420Y2 JP 1989090527 U JP1989090527 U JP 1989090527U JP 9052789 U JP9052789 U JP 9052789U JP 2500420 Y2 JP2500420 Y2 JP 2500420Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
tank
water
water tank
constant temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989090527U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0328453U (ja
Inventor
光善 二▲塚▼
浩三 水野
雅文 森谷
義洋 藤田
英夫 内藤
彰 福島
裕介 滝川
Original Assignee
タバイエスペック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タバイエスペック株式会社 filed Critical タバイエスペック株式会社
Priority to JP1989090527U priority Critical patent/JP2500420Y2/ja
Publication of JPH0328453U publication Critical patent/JPH0328453U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500420Y2 publication Critical patent/JP2500420Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種試料の温度または温度湿度に対する特性
をテストする等のために用いられる恒温装置(恒温恒湿
装置を含む)に関する。
〔従来の技術〕
従来の恒温装置には各種タイプのものがみられるが、
一般的には、恒温槽の前面側に恒温槽扉を有し、該扉よ
り下、すなわち恒温槽下方部に冷凍機の凝縮器、凝縮器
用外気吸込ファンおよび圧縮機を配置し、該凝縮器は装
置前面側に向けて配置し、外気吸込ファンにて恒温槽下
方前面側から吸い込んだ外気を該凝縮器に通過させるよ
うに構成されている。
また、装置中に水を必要とする部分、例えば乾湿球式
温度計におけるウィックパンや加湿器における水溜めパ
ンがある場合には、該部分へ給水するための水タンク
は、装置の上部や側部に配置され、該タンク内水の自重
を利用して給水するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、装置の上部や側部に設けられる水タンクは、
18l程度の容量のものが多く、従ってこの水タンクに水
を充満させて所定場所へも持ち上げ装着する作業は労力
を要し、危険を伴うという問題がある。
また、この問題を解決する方法として水タンクを、取
り扱いが最も容易となる恒温槽下方部に配置することが
考えられるが、それでは凝縮器への冷却用外気吸込を邪
魔することになる。
そこで本考案は、恒温槽下方部に冷凍機用凝縮器と加
湿及び湿球温度検出用の水を供給するための給水タンク
を設けた湿度調整機能付恒温装置であって、給水タンク
をその取り扱いが容易となる恒温槽下方部の前面側に配
置することができ、しかも、冷凍機用凝縮器への冷却用
空気の供給に支障がない恒温装置を提供することを課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決する本考案の恒温装置は、恒温槽下方
部に冷凍機用凝縮器と加湿及び湿球温度検出用の水を供
給するための給水タンクを設けた湿度調整機能付恒温装
置であって、前記凝縮器の前面部に前記給水タンクを収
納した水タンク収容部を設け、前記水タンク収容部の外
側に、一端が外気に他端が前記凝縮器の前面に対し開口
する空気通路を形成し、該空気通路を前記凝縮器の冷却
用空気を強制的に導入する強制通風路としたことを特徴
とする。
凝縮器への冷却用空気流入を円滑にするために、前記
水タンク収容部の少なくとも一つの側面壁を前面より奥
へ向かって内すぼまりに傾斜させてもよい。
〔作用〕
本考案恒温装置によると、給水タンクはその取り扱い
が容易な恒温槽下方部の冷凍機用凝縮器前面部に設けら
れ、給水タンクがその位置に設けられるにも拘らず、該
給水タンクを収容する水タンク収容部の外側に形成され
た空間通路を強制通風路としてそれから給水タンク後方
の凝縮器へ冷却用空気が流入する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図示の恒温装置は湿度調整機能付恒温装置であって、
所定の温度湿度雰囲気に曝される恒温槽1を有し、該恒
温槽の図示しない前面開口は扉2によって開閉されるよ
うに構成されている。
恒温槽1および扉2の下に設けられたフレーム3に
は、冷凍機の凝縮器41、該凝縮器へ外気を均等に通過さ
せるためのファン42および圧縮機43が順次設けられてお
り、凝縮器41は装置前面側に向けて配置されている。な
おフレーム3はキャスタ付架台5の上に載置されてお
り、装置全体が任意の場所へ移動可能となっている。
また、恒温槽1、扉2およびフレーム3の片側には各
種電気装置を収容するボックス6および恒温恒湿槽内の
図示しない乾湿球温度計のウィックパンおよび加湿器の
水溜パンに給水するための水回路を収容するボックス7
が設けられておりこれらボックス6および7も架台5に
載せられている。
水回路収容ボックス7の下端部には排熱用ブロア8が
設けられ、下端部フレーム3と該ボックス7との隔壁に
設けた窓81に臨んでいる。また、ボックス7の上端壁に
は放熱用の窓82が設けられている。
一方、扉2の下方且つ凝縮器41の若干前方には、給水
タンクが設けられている。この給水タンクは水タンク収
容部90及び水タンク9を含み、水タンク収容部90はその
側面壁が前面より奥へ向かって内すぼまりに傾斜してお
り、全体として水平断面台形状に形成されており、架台
5上に引き出し、押し込み可能に設けられている。該収
容部はボックスの形態をとっている。該収容部90には水
タンク9が収容されており、該タンク9は上部タンク91
と下部タンク92とに分かれており、下部タンク92はボッ
クス90に固定されている。該下部に対し上部タンク91は
着脱自在の可搬式タンクに形成されている。
タンク91からタンク92への水供給は、それ自体公知の
弁装置により行われる。該弁装置は、タンク91下面に設
けられてタンク91のタンク92への載置により生じる下か
らの押上げ力により開く弁と、該弁を囲み、タンク92の
水受け部へ延びる筒体とからなり、水受け部の水が少な
くなって筒体下端が大気に開放されると水が落下し、水
受け部の水により筒体が塞がれると水落下が停止するも
のである。
本例の場合、可搬式タンク91は容量15lであり、下部
タンク92は容量5lである。但しタンク容量はこれに限定
されるものではない。
凝縮器周囲、即ち本例では凝縮器の上方および両側の
間隙は通気邪魔部材10によって塞がれている。この部材
10は板金、合成樹脂板等各種材料から形成できるが、本
例では板金加工により形成されている。該通気邪魔部材
10のうち、凝縮器両側の部分101、101は水タンク収容部
90の側壁に対し若干の間隙aをおいて該側壁とほぼ平行
に凝縮器両側縁まで延びている。また、水タンク収容部
および水タンクの上端と恒温恒湿槽1および扉2との間
にも若干の間隙bが設けられている。これら間隙a、b
は一端が外気に他端が凝縮器41の前面に対し開口する空
気通路を提供している。架台5の上板51のうち、凝縮器
41とタンク収容部90との間に臨む部分には、装置奥行き
方向に延びる多数の外気吸込スリットSが設けられてい
る。
排熱用ブロア8の運転により装置下端部前方から外気
がフレーム3内へ吸い込まれることになるが、凝縮器41
の前方に水タンク収容部90が配置されているにもかかわ
らず、外気の吸い込みは凝縮器41に対し集中的に行われ
る。すなわち、凝縮器41の周囲には通気邪魔部材10が設
けられていると共に、水タンク収容部90は凝縮器41の若
干前方に配置されており、該収容部両側と通気邪魔部材
の両側部101との間隙aおよび該収容部および水タンク
上端と恒温恒湿槽1および扉2との間隙bに凝縮器41へ
通じる空気通路が形成されており、さらに架台上板51に
はタンク9下方から凝縮器41への外気吸い込みを許すス
リットSが設けられているので、かかる空気通路を強制
通風路として、この強制通風路及びスリットSを介して
装置下端部前方の外気は速やかにかつ集中的に凝縮器41
へ流れ込むことができる。
従って、排熱用ブロア8を運転すると、該ブロアの働
きにより装置下端部前方の外気が集中的に凝縮器41へ吸
い込まれると共に、ファン42の運転によって凝縮器全体
に均等に流れ込むように吸い込まれ、かくして吸い込ま
れた外気は凝縮器41において熱交換後、ファン42後方の
圧縮機にも触れて冷凍機排熱全体をブロア8側へ搬送す
る。かくしてフレーム3内に発生する冷凍機排熱は、速
やかにかつ確実に排熱用ブロア8によってボックス7内
へ吸い込まれ、該ボックス7をダクトとして該ボックス
上端の放熱窓82から装置上方へ排出される。
水タンク9内の水が減ると、水タンク収容部90を手前
へ引き出し、該タンクのうち、可搬式タンク部分91を取
り出して水を補給し、該タンク部分91を再び収容部90内
にセットし、収容部90を当初位置へ押し込むことができ
る。該可搬式タンクの取り扱いはそれが恒温恒湿装置下
端部且つ前側に設けられているので、極めて容易に行う
ことができる。
また、凝縮器41前面とその両側は、水タンク収容部90
と通気邪魔部材10にかくされているので、美観の点でも
優れている。
なお、前記実施例装置において単に温度制御のみが必
要なときは、水タンク9は不要である。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、他にも様々な態様で実施することができる。例え
ば、前記実施例では排熱用ブロア8による放熱は装置上
方から行われているが、装置側部を建物の壁面や他の装
置に接近配置することがない等の場合には装置の側部に
放熱窓を設けてそこから放熱するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によると、恒温槽下方部に冷凍機用凝縮器と加
湿及び湿球温度検出用の水を供給するための給水タンク
を設けた湿度調整機能付恒温装置であって、給水タンク
をその取り扱いが容易となる恒温槽下方部の前面側に配
置することができ、しかも、冷凍機用凝縮器への冷却用
空気の供給に支障がない恒温装置を提供することができ
る。
本考案の構成によると比較的広い通風面積を必要とす
る凝縮器前面に給水タンク収容部を設けることになり、
効率的通風に阻害される恐れがあるが、水タンク収容部
の少なくとも一つの側面壁を前面より奥へ向かって内す
ぼまりに傾斜形成するときには、凝縮器への冷却用空気
の供給をそれだけ円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は全体の概
略斜視図、第2図は装置下端部内の概略側面図、第3図
は第2図のX−X線に沿う概略断面図、第4図は水タン
ク収容部と水タンクの斜視図である。 1…恒温恒湿槽 2…扉 3…装置下端部フレーム 41…凝縮器 8…排熱用ブロア 90…水タンク収容部 9…水タンク 10…通気邪魔部材 a、b…間隙(空気通路) S…通気スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤田 義洋 大阪府大阪市北区天神橋3丁目5番6号 タバイエスペック株式会社内 (72)考案者 内藤 英夫 大阪府大阪市北区天神橋3丁目5番6号 タバイエスペック株式会社内 (72)考案者 福島 彰 大阪府大阪市北区天神橋3丁目5番6号 タバイエスペック株式会社内 (72)考案者 滝川 裕介 大阪府大阪市北区天神橋3丁目5番6号 タバイエスペック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−114152(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】恒温槽下方部に冷凍機用凝縮器と加湿及び
    湿球温度検出用の水を供給するための給水タンクを設け
    た湿度調整機能付恒温装置において、 前記凝縮器の前面部に前記給水タンクを収納した水タン
    ク収容部を設け、前記水タンク収容部の外側に、一端が
    外気に他端が前記凝縮器の前面に対し開口する空気通路
    を形成し、該空気通路を前記凝縮器の冷却用空気を強制
    的に導入する強制通風路としたことを特徴とする湿度調
    整機能付恒温装置。
  2. 【請求項2】前記水タンク収容部の少なくとも一つの側
    面壁が前面より奥に向かって内すぼまりに傾斜している
    ことを特徴とする請求項1記載の湿度調整機能付恒温装
    置。
JP1989090527U 1989-07-31 1989-07-31 湿度調整機能付恒温装置 Expired - Lifetime JP2500420Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989090527U JP2500420Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 湿度調整機能付恒温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989090527U JP2500420Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 湿度調整機能付恒温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0328453U JPH0328453U (ja) 1991-03-20
JP2500420Y2 true JP2500420Y2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=31640043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989090527U Expired - Lifetime JP2500420Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 湿度調整機能付恒温装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500420Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61114152A (ja) * 1984-11-09 1986-05-31 Fuji Oil Co Ltd ク−リングカ−ブ測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0328453U (ja) 1991-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5377503A (en) Convertible top single package heat pump unit
EP1116001B1 (en) A wall mounted air conditioner
JP2500420Y2 (ja) 湿度調整機能付恒温装置
JPS623621Y2 (ja)
WO2002073095A1 (fr) Humidificateur de type enfoui dans le plafond
JPH0660758B2 (ja) クリーンストッカー装置
JP2530598Y2 (ja) 吊下型空気調和ユニツト
JPH0528425Y2 (ja)
JPS6298138A (ja) 天井埋込み式加湿装置
JPH0638245Y2 (ja) 空気調和機
JPH08103155A (ja) 米保冷庫
JPH0297881A (ja) 加湿器及び加湿器付ショーケース
JPS6032812Y2 (ja) 空気調和機
JPS6138047Y2 (ja)
JP3030154B2 (ja) 空気調和機
JPS623613Y2 (ja)
JPH018905Y2 (ja)
JPS6317940Y2 (ja)
JPH031717Y2 (ja)
KR930002651Y1 (ko) 온풍기의 가습장치
JPH0678830B2 (ja) 除湿機
JPS63251739A (ja) 天井埋込形空気調和機
JPS6215698Y2 (ja)
JPS5839319Y2 (ja) 空気調和機の断熱構造
JPS6244255Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term