JP2500415Y2 - 鳥害防止器 - Google Patents

鳥害防止器

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JP2500415Y2
JP2500415Y2 JP1993065549U JP6554993U JP2500415Y2 JP 2500415 Y2 JP2500415 Y2 JP 2500415Y2 JP 1993065549 U JP1993065549 U JP 1993065549U JP 6554993 U JP6554993 U JP 6554993U JP 2500415 Y2 JP2500415 Y2 JP 2500415Y2
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宣裕 石井
英彦 土谷
秀樹 野田
武夫 久保山
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電柱等の屋外建造物に
おける鳥の巣作りを防止する鳥害防止器に関し、特に、
電柱における短絡事故等の原因となるカラス等の電柱へ
の巣作りを防止するために用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、鳥の巣作りによる被害は各所
で発生している。例えば、高圧線用の電柱は、高くて見
晴らしが良く、しかも人が近付かないため、カラス等に
とっては格好の巣作りの場所であり、特に電柱本体とこ
れに取付けられて電線を支える横木との交差位置付近の
隅は巣作りに適しており、ここにカラス等が巣を作っ
て、この巣材に含まれる導電物が充電部に触れて起こる
短絡事故が、各所で多発している。
【0003】そして、従来電力会社等により提案され
た、この種の被害を防止するための装置あるいは方法は
各種あるが、総括して次のように分類される。 (1)特殊な外観をした物体を置いたり、特殊な音や臭
いを発したりして、鳥の五感を刺激し、鳥を被害場所に
接近させない方法。 (2)捕獲箱を被害場所付近に多数設置して、鳥を生捕
りにする方法。 (3)銃により射殺したり、毒物により毒殺したりする
方法。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、十分な効果を持続することができない
か、あるいは効果があったとしても他に問題があった。
すなわち、(1)の方法では、効果は一時的であり、鳥
がその物体等に慣れてしまえば、その後は効果が無くな
る。(2)の方法では、それなりに効果はあるが、特に
市街地等に捕獲箱を多数設置するのが困難で、実施に費
用がかかる。また、(3)の方法では、銃の使用場所の
制限から、市街地等では実施が不可能である。
【0005】本考案は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、構造が簡単で、取付
けが容易で、しかも市街地等においても問題なく使用で
きて鳥の巣作りを防止できる鳥害防止器を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、次の各項の考案に存
する。1 電柱等の屋外建造物(1)における鳥の巣作
りを防止する鳥害防止器(10,10a〜e)であっ
て、前記建造物(1)における鳥の巣営に適する箇所に
着脱自在に装着する取付部材(20,20a,c)と、
前記取付部材(20,20a,c)により支持され、該
取付部材(20,20a,c)の上方を覆い得る椀状の
曲面壁(31)を有するドーム型部材(30,30a〜
c)とを具備し、前記取付部材(20,20a,c)
に、前記ドーム型部材(30,30a〜c)を回転可能
に支持したことを特徴とする鳥害防止器。
【0007】2 電柱等の屋外建造物(1)における鳥
の巣作りを防止する鳥害防止器(10f,g)であっ
て、前記建造物(1)における鳥の巣営に適する箇所に
着脱自在に装着する取付部材(20,20g)と、前記
取付部材(20,20g)により支持され、該取付部材
(20,20g)の上方を覆い得る平面壁(51)を有
するプレート型部材(50f,g)とを具備し、前記取
付部材(20)に、前記プレート型部材(50f)を回
転可能に支持したことを特徴とする鳥害防止器。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】鳥害防止器(10,10a〜g)の取付部材
(20,20a,c,g)は、建造物(1)において鳥
の巣営に適する箇所に装着する。例えば、電柱本体
(1)とこれに取付けられて電線を支える腕木(2)と
の交差位置付近の隅等はカラス等の巣作りに適してお
り、このような箇所に適宜装着すればよい。前記取付部
材(20,20a,c,g)には、該取付部材(20,
20a,c,g)の上方を覆い得るドーム型部材(3
0,30a〜c)またはプレート型部材(50f,g)
を支持させる。
【0011】このようにドーム型部材(30,30a〜
c)またはプレート型部材(50f,g)は、鳥の巣営
に適する箇所を覆うように設置されるため、かかる箇所
にカラス等は巣作りできないことになる。特に、ドーム
型部材(30,30a〜c)の場合には椀状の曲面壁
(31)を有すめた、カラス等は容易に留まれないとと
もに、巣材を積み重ねることもできない。また、ドーム
型部材(30,30a〜c)またはプレート型部材(5
0f,g)は、カラス等を積極的に攻撃することがな
く、却ってカラス等の反発をかうことがない一方、必要
以上に警戒心を与えて、カラス等を近付けないという効
果も期待できる。
【0012】そして、前記取付部材(20,20a,
c)に、前記ドーム型部材(30,30a〜c)または
プレート型部材(50f)を回転可能に支持したので、
その回転する動きによって、カラス等にさらに大きな警
戒心を与えることができ、しかも、ドーム型部材(3
0,30a〜c)またはプレート型部材(50f)の上
に載った巣材等を振り払うこともできる。
【0013】以上のように上記装置であると、カラス等
の巣作りを防止するという他に害のない簡単な構成であ
りながら、建造物(1)の所定の位置における鳥の巣作
りを半永久的に阻止することができる。しかも、ドーム
型部材(30,30a〜c)またはプレート型部材(5
0f,g)を、建造物(1)に脱着自在な取付部材(2
0,20a,c)で支持する構成であるから、装置を設
置した後の位置調整あるいは位置変更が極めて簡単であ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説
明する。図1〜図5は本考案の第1実施例を説明する。
図1に示すように、鳥害防止器10は、カラスに代表さ
れる鳥類が屋外建造物へ巣作りするのを防止するもので
あり、本実施例では、図2及び図3に示すように、電柱
1においてカラス等の巣営に適する箇所、すなわち、電
柱1とこれに取付けられた腕木2との交差位置付近の隅
等に着脱自在に装着する取付部材20と、該取付部材2
0により回転可能に支持され、取付部材20の上方を覆
い得る椀状曲面壁31を有するドーム型部材30とを具
備してなる。
【0015】取付部材20は、腕木2に装着されて所定
の位置にて、ボルト23とナット24とで固定されるベ
ース部21と、このベース部21から上方向に延びるよ
うに一体的に形成された軸受け部22とからなる。ベー
ス部21は略コ字形断面に形成されており、腕木2を挟
むようにして装着され、開口側をボルト締めすることに
よって固定される。なお、軸受け部22の上端側には、
後述するドーム型部材30を回転可能に支持するための
ラジアルベアリング34の外輪が固着されている。
【0016】ドーム型部材30は、図4及び図5に示す
ように、取付部材20の軸受け部22の上端側にラジア
ルベアリング34を介して回転可能に取付けられた支持
軸部32と、この支持軸部32の上端から周囲に展開す
るように形成された椀状曲面壁31とからなる。このよ
うなドーム型部材30は、ポリカーボネート等の合成樹
脂から一体成形されたものである。
【0017】さらに詳しく言えば、ドーム型部材30の
支持軸部32の下端側33には、ネジ山が設けられてお
り、かかる支持軸部32の下端側33はラジアルベアリ
ング34の内輪に内嵌し、さらに支持軸部32の下端側
に螺合する2個のナット35,36によって、支持軸部
32の下端側33とラジアルベアリング34の内輪とは
互いに固着されている。また、支持軸部32の下端に
は、ナット35,36の抜けを防止する割ピン37が取
付けられている。なお、椀状曲面壁31の内側面には、
前記支持軸部32の上端から等間隔で四方に伸びる4つ
のリブ31aが形成されている。
【0018】次に作用を説明する。図2及び図3に示す
ように、鳥害防止器10を構成する取付部材20は、電
柱1とこれに取付けられた腕木2との交差位置付近の隅
等、カラス等の巣営に適する箇所に装着する。すなわ
ち、取付部材20のベース部21で腕木2を挟むように
しボルト23を締めるだけで、容易に腕木2に適宜装着
することができる。そして、取付部材20の軸受け部2
2には、ラジアルベアリング34を介してドーム型部材
30の支持軸部32の下端側33を回転可能に支持す
る。
【0019】ドーム型部材30は、鳥の巣営に適する箇
所を覆うような状態に配されるため、かかる箇所にカラ
ス等は巣作りできないことになる。すなわち、ドーム型
部材30は椀状曲面壁31を有すめた、カラス等は容易
にとまれないし、また、巣材を積み重ねることもできな
い。このようなドーム型部材30は、カラス等を積極的
に攻撃することがなく、却ってカラス等の反発をかうこ
とがない一方、必要以上に警戒心を与えて、カラス等を
近付けないという効果も期待できる。
【0020】また、ドーム型部材30は回転し得るた
め、その回転する動きによって、カラス等にさらに大き
な警戒心を与えることもでき、しかも、ドーム型部材3
0の上に載った巣材等を振り払うこともできる。それに
より、カラス等の巣作りをより確実に防止することがで
きる。
【0021】以上のように本考案に係る鳥害防止器10
であると、カラス等の巣作りを防止するという他に害の
ない簡単な構成でありながら、電柱1等の所定の位置に
おける鳥の巣作りを半永久的に阻止することができる。
しかも、ドーム型部材30を電柱1等に脱着自在な取付
部材20で支持する構成であるから、鳥害防止器10を
設置した後の位置調整あるいは位置変更が極めて簡単で
ある。
【0022】図6は本考案の第2実施例を示している。
本実施例に係る鳥害防止器10aは、取付部材20aに
ドーム型部材30aを偏心回転可能に支持させたもので
ある。
【0023】取付部材20aは、第1実施例と同様に腕
木2に装着されて所定の位置にて、ボルト27とナット
28とで固定されるベース部21aと、このベース部2
1aから上方向に延びるように一体的に形成された軸受
け部22aとからなる。さらに詳しく言えば、軸受け部
22aは、ベース部21aの上板に溶接されたボルト固
定部23と、該ボルト固定部23に取付ボルト24を介
して固設された円筒部25と、該円筒部25の内側に挿
通するように設けた筒状軸受26とからなる。
【0024】筒状軸受26の下端口26aの内径の大き
さはは後述するドーム型部材30の支持軸部32の外径
にほぼ合致するよう形成されており、一方、筒状軸受2
6の上端口26bはドーム型部材30の支持軸部32が
遊動し得る程度に広く開口している。
【0025】ドーム型部材30aは、第1実施例と同様
に支持軸部32と、この支持軸部32の上端から周囲に
展開するように形成された椀状曲面壁31とからなる
が、支持軸部32には円筒カバー37が外嵌されてい
る。なお、円筒カバー37の上部は支持軸部32の上端
を中心として周囲に略水平に広がっており、筒状軸受2
6の上端口26bが当接している。
【0026】ドーム型部材30aの支持軸部32は、前
述した取付部材20aの筒状軸受26内に挿通した状態
にて、偏心回転可能に支持されている。すなわち、支持
軸部32は筒状軸受26の下端口26aの下端側33を
略中心として、支持軸部32の上端側が筒状軸受26の
上端口26b内を遊動して、偏心回転すべく構成されて
いる。なお、筒状軸受26の下端口26aから下方に出
た支持軸部32の下端側33には2個のナット35,3
6が螺合して、筒状軸受26から支持軸部32が抜け出
るのが防止されている。
【0027】本実施例に係る鳥害防止器10aによれ
ば、ドーム型部材30aがガタつくように回転し、その
動きに意外性が生じるため、カラス等に対してより大き
な警戒心を与えることができ、しかも、ドーム型部材3
0aの上に載った巣材等を確実に振り払うこともでき、
カラス等の巣作りを確実に防止することができる。
【0028】図7及び図8は本考案の第3実施例を示し
ている。本実施例に係る鳥害防止器10bは、そのドー
ム型部材30bに風受け用フード38,38…を取付け
たものである。すなわち、ドーム型部材30bの椀状曲
面壁31の外側面には、ドーム型部材30bが図8にお
いて、反時計回りの方向に回転すべく、風を積極的に受
ける風受け用フード38,38…が等間隔に計4個取付
けられている。各風受け用フード38は、それぞれドー
ム型部材30bの半径方向に開口した風受け口39を有
している。
【0029】それにより、本実施例に係る鳥害防止器1
0bによれば、風が吹く日には、効率的に風を受止め
て、それにより、ドーム型部材30bは確実に回転し、
カラス等の巣作りを防止することができる。
【0030】図9は本考案の第4実施例を示している。
本実施例に係る鳥害防止器10cは、取付部材20c
に、ドーム型部材30cを太陽電池42により回転駆動
可能に支持したものである。取付部材20cは、第1実
施例とほぼ同様の構成であるが、ベース部21の底板に
は固定ブラケット40を介して、太陽電池42が積層さ
れたパネル部材41が取付けられている。なお、パネル
部材41は、固定ブラケット40に対して角度調整可能
に枢着されている。
【0031】また、取付部材20cの軸受け部22の一
端側には、蓄電池43が取付けられている。この蓄電池
43は、太陽電池42に図示省略したコードを介して接
続されており、太陽電池42により発生した電気エネル
ギーを蓄えるものである。また、軸受け部22の他端側
には、駆動モーター44が取付けられている。
【0032】駆動モーター44は、蓄電池43に図示省
略したコードを介して接続されており、給電される。ま
た、駆動モーター44の出力軸には歯車45が固結され
ており、かかる歯車45は、ドーム型部材30cの支持
軸部32の中程に設けられた入力歯車部32aに回転駆
動可能に噛合している。
【0033】本実施例に係る鳥害防止器10cによれ
ば、風の強弱や有無に左右されることなく、太陽電池4
2により発生する電力によって、確実にドーム型部材3
0cを回転駆動させることができる。なお、太陽電池4
2の角度は適宜調節することができる。
【0034】図10は本考案の第5実施例を示してい
る。本実施例に係る鳥害防止器10dは、取付部材20
に、ドーム型部材30をコイルスプリング47を介して
変位可能支持したものである。なお、取付部材20及び
ドーム型部材30については、第1実施例と同様であ
り、重複した説明は省略する。
【0035】それにより、本実施例に係る鳥害防止器1
0dでは、ドーム型部材30が風を受けたりすると、該
ドーム部材30を支持するコイルスプリング47の弾性
変形により、ドーム型部材30は多様な動きを示すか
ら、単なる回転の場合とはまた異なった警戒心をカラス
等に与えることができる。
【0036】図11は本考案の第6実施例を示してい
る。本実施例に係る鳥害防止器10eは、取付部材20
に、ドーム型部材30を単に固定支持したものである。
なお、取付部材20及びドーム型部材30については、
第1実施例と同様であり、重複した説明は省略する。
【0037】それにより、本実施例に係る鳥害防止器1
0eでは、回転等の動きの変化は得られないが、ラジア
ルベアリング34やコイルスプリング47等の特別な部
品は不要であるとともに、組み付けも簡単であり、コス
トを極力低減することができる。
【0038】図12及び図13は本考案の第7実施例を
示している。本実施例に係る鳥害防止器10fでは、前
記した各種のドーム型部材30,30a〜cの代りに、
取付部材20に、該取付部材20の上方を覆い得る平面
壁51を有するプレート型部材50fを回転可能に支持
して構成したものである。なお、取付部材20の構成
は、第1実施例と同様であり、重複した説明は省略す
る。
【0039】プレート型部材50fは、図12に示すよ
うに取付部材20の軸受け部22の上端側にラジアルベ
アリング34を介して回転可能に取付けられた支持軸部
52と、この支持軸部52の上端から周囲に略水平に広
がった図13に示す如く円形の平面壁51とからなる。
このようなプレート型部材50fは、ポリカーボネート
等の合成樹脂から一体成形される。
【0040】このように鳥害防止器10fのプレート型
部材50fは、非常に簡単な構成であるが、各種建造物
における鳥の巣営に適する箇所を覆うことになり、ま
た、回転もし得るため、カラス等の巣作りを防止でき
る。
【0041】図14は本考案の第8実施例を示してい
る。本実施例に係る鳥害防止器10gでは、単に略コ字
形断面に形成された取付部材20gに、該取付部材20
gの上方を覆い得る平面壁51を有するプレート型部材
50gを固定支持したものである。それにより、プレー
ト型部材50gは回転はしないが、その分さらに構成が
簡易となり、また、各種建造物における鳥の巣営に適す
る箇所を覆うことで、かかる箇所におけるカラス等の巣
作りを防止できる。
【0042】図15及び図16は前記各種実施例におけ
る取付部材20等の変形例を示している。この変形例に
係る取付部材60は、前記取付部材20等と同様に、ベ
ース部61と、このベース部61から上方向に延びるよ
うに一体的に形成された軸受け部62とからなるが、次
のような特徴を有している。
【0043】すなわち、先ずベース部61は、2組みの
ボルト23a,23b及びナット24a,24bの何れ
か1組みにて、腕木2に装着されるようになっており、
それにより、腕木2の太さに適宜対応させて装着するこ
とが可能となる。次に軸受け部62は、その上端にラジ
アルベアリング34を固定用ブラケット63を介してボ
ルト64で止めるようになっており、それにより、ボル
ト64を緩めることで固定用ブラケットを容易に取外す
ことができ、他の構成のものを取付けることができる。
【0044】
【考案の効果】本考案にかかる鳥害防止器によれば、そ
の取付部材を、各種屋外建造物において鳥の巣営に適す
る箇所に適宜装着することで、該取付部材に支持された
ドーム型部材またはプレート型部材が巣営適所を覆うか
ら、かかる箇所にカラス等は巣を作ることができず、特
にドーム型部材の場合には椀状の曲面壁を有すめた、カ
ラス等は容易に留まれないとともに、巣材を積み重ねる
こともできない。一方、プレート型部材の場合は、その
構成が非常に簡易なものでありながらも、やはり建造物
の所定箇所の鳥の巣作りを半永久的に阻止することがで
きる。
【0045】また、本考案に係る鳥害防止器は、カラス
等の鳥を積極的に攻撃するものではないが、それが却っ
てカラス等の反発をかうことがなく、必要以上に警戒心
を与えて、カラス等を近付けないという効果も期待でき
る。しかも市街地等においても問題なく使用できて鳥の
巣作りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る鳥害防止器を示す縦
断面図である。
【図2】本考案の第1実施例に係る鳥害防止器を電柱の
腕木に取付けた状態を示す平面図である。
【図3】本考案の第1実施例に係る鳥害防止器を電柱の
腕木に取付けた状態を示す正面図である。
【図4】本考案の第1実施例に係る鳥害防止器を構成す
るドーム型部材を示す片側断面図である。
【図5】本考案の第1実施例に係る鳥害防止器を構成す
るドーム型部材を示す底面図である。
【図6】本考案の第2実施例に係る鳥害防止器を示す縦
断面図である。
【図7】本考案の第3実施例に係る鳥害防止器を構成す
るドーム型部材を示す正面図である。
【図8】本考案の第3実施例に係る鳥害防止器を構成す
るドーム型部材を示す平面図である。
【図9】本考案の第4実施例に係る鳥害防止器を示す縦
断面図である。
【図10】本考案の第5実施例に係る鳥害防止器を示す
正面図である。
【図11】本考案の第6実施例に係る鳥害防止器を示す
縦断面図である。
【図12】本考案の第7実施例に係る鳥害防止器を示す
縦断面図である。
【図13】本考案の第7実施例に係る鳥害防止器を示す
平面図である。
【図14】本考案の第8実施例に係る鳥害防止器を示す
縦断面図である。
【図15】本考案の前記第1実施例等に係る鳥害防止器
を構成する取付部材の変形例を示す平面図である。
【図16】本考案の前記第1実施例等に係る鳥害防止器
を構成する取付部材の変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…電柱 2…腕木 10,10a〜g…鳥害防止機 20,20a,20c,20g,60…取付部材 30,30a,30b,30c…ドーム型部材 31…湾状曲面壁 50f,50g…プレート型部材 51…平面壁
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−146882(JP,U) 実開 昭58−26872(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電柱等の屋外建造物における鳥の巣作りを
    防止する鳥害防止器であって、 前記建造物における鳥の巣営に適する箇所に着脱自在に
    装着する取付部材と、前記取付部材により支持され、該
    取付部材の上方を覆い得る椀状の曲面壁を有するドーム
    型部材とを具備し、 前記取付部材に、前記ドーム型部材を回転可能に支持し
    たことを特徴とする鳥害防止器。
  2. 【請求項2】電柱等の屋外建造物における鳥の巣作りを
    防止する鳥害防止器であって、 前記建造物における鳥の巣営に適する箇所に着脱自在に
    装着する取付部材と、前記取付部材により支持され、該
    取付部材の上方を覆い得る平面壁を有するプレート型部
    材とを具備し、 前記取付部材に、前記プレート型部材を回転可能に支持
    したことを特徴とする鳥害防止器。
JP1993065549U 1993-12-08 1993-12-08 鳥害防止器 Expired - Lifetime JP2500415Y2 (ja)

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JP1993065549U JP2500415Y2 (ja) 1993-12-08 1993-12-08 鳥害防止器

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JPH0734679U JPH0734679U (ja) 1995-06-27
JP2500415Y2 true JP2500415Y2 (ja) 1996-06-05

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