JP2500317B2 - 繊維強化プラスチック製レ―ダド―ム - Google Patents
繊維強化プラスチック製レ―ダド―ムInfo
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- JP2500317B2 JP2500317B2 JP1112099A JP11209989A JP2500317B2 JP 2500317 B2 JP2500317 B2 JP 2500317B2 JP 1112099 A JP1112099 A JP 1112099A JP 11209989 A JP11209989 A JP 11209989A JP 2500317 B2 JP2500317 B2 JP 2500317B2
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- layer
- radar dome
- woven fabric
- reinforced plastic
- radar
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/40—Weight reduction
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- Details Of Aerials (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、航空機等に装着される繊維強化プラスチッ
ク製レーダドームに関する。
ク製レーダドームに関する。
従来の航空機等の先端に装着されるレーダドームは、
第５図に示すように先端部がほヾ半球状で後方向に向っ
てテーパ状に広がった形状をなしており、内部には受信
機02が装着されている。
第５図に示すように先端部がほヾ半球状で後方向に向っ
てテーパ状に広がった形状をなしており、内部には受信
機02が装着されている。
上記レーダドーム01は要求される電気性能から、ガラ
ス繊維，シリカ繊維等を強化材とした複合材料の積層構
造もしくはサンドイッチ構造品が広く適用されている。
ス繊維，シリカ繊維等を強化材とした複合材料の積層構
造もしくはサンドイッチ構造品が広く適用されている。
上記レーダドーム01の製作方法を第６図により説明す
ると、ガラス繊維等の織物にエポキシ樹脂，ポリエステ
ル樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させ、一般にプリプレグ
と称される成形素材03（以下プリプレグと称す）とし、
同プリプレグ03にしわや折重ね部ができないように切れ
目05を入れながら成形型04の表面に注意深く所要の厚さ
になるまで積層した後、プラスチックフィルム06で覆
い、オートクレーブ等の加圧加熱装置を用いて成形して
いた。
ると、ガラス繊維等の織物にエポキシ樹脂，ポリエステ
ル樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させ、一般にプリプレグ
と称される成形素材03（以下プリプレグと称す）とし、
同プリプレグ03にしわや折重ね部ができないように切れ
目05を入れながら成形型04の表面に注意深く所要の厚さ
になるまで積層した後、プラスチックフィルム06で覆
い、オートクレーブ等の加圧加熱装置を用いて成形して
いた。
従来のレーダドームにおいては、プリプレグがあまり
伸縮しないために、プリプレグを切断し、切断面をつき
合せ、もしくは重ね合わせて成形型になじませていく必
要があった。このため、当該部位における板厚の局部的
変化や材料の電気定数の局部的変化により、レーダドー
ムとしての電波的性能に悪影響を与えていた。また、製
品中に繊維の切断部が存在するため、強度的にも不利で
あった。
伸縮しないために、プリプレグを切断し、切断面をつき
合せ、もしくは重ね合わせて成形型になじませていく必
要があった。このため、当該部位における板厚の局部的
変化や材料の電気定数の局部的変化により、レーダドー
ムとしての電波的性能に悪影響を与えていた。また、製
品中に繊維の切断部が存在するため、強度的にも不利で
あった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであっ
て、織物の切断部を成形品中に存在させることなくレー
ダドームを製作し、機械的強度並びに電波的性能が良好
なレーダドームを提供しようとするものである。
て、織物の切断部を成形品中に存在させることなくレー
ダドームを製作し、機械的強度並びに電波的性能が良好
なレーダドームを提供しようとするものである。
（１）本発明は、熱硬化性樹脂を含浸させた織物をレー
ダドーム成形治具の表面に積層し熱硬化処理により成形
されるレーダドームにおいて、上記織物を、多層の縦糸
と、同層の縦糸群を織り込むとともに当該層に隣接する
層の縦糸群の一部を織り込む横糸と、よりなる多層織物
としたことを特徴としている。
ダドーム成形治具の表面に積層し熱硬化処理により成形
されるレーダドームにおいて、上記織物を、多層の縦糸
と、同層の縦糸群を織り込むとともに当該層に隣接する
層の縦糸群の一部を織り込む横糸と、よりなる多層織物
としたことを特徴としている。
（２）本発明は、熱硬化性樹脂を含浸させた織物をレー
ダドーム形状コアの外表面および内表面に積層し熱硬化
処理により成形されるレーダドームにおいて、上記織物
を、多層の縦糸と、同層の縦糸群を織り込むとともに当
該層に隣接する層の縦糸群の一部を織り込む横糸と、よ
りなる多層織物としたことを特徴としている。
ダドーム形状コアの外表面および内表面に積層し熱硬化
処理により成形されるレーダドームにおいて、上記織物
を、多層の縦糸と、同層の縦糸群を織り込むとともに当
該層に隣接する層の縦糸群の一部を織り込む横糸と、よ
りなる多層織物としたことを特徴としている。
上記多層織物は、多層の縦糸と、同層の縦糸群を織り
込むとともに当該層に隣接する層の縦糸群の一部を織り
込む横糸と、によって形成されており、横糸の縦糸中間
層との結合度合が弱く伸縮性があるため、上記多層織物
の成形治具やコアの表面によくなじみ、切り目を入れる
ことなく重ね合わせることができることになる。
込むとともに当該層に隣接する層の縦糸群の一部を織り
込む横糸と、によって形成されており、横糸の縦糸中間
層との結合度合が弱く伸縮性があるため、上記多層織物
の成形治具やコアの表面によくなじみ、切り目を入れる
ことなく重ね合わせることができることになる。
本発明は一実施例を第１図に示す。
第１図に示す本実施例は、エポキシ樹脂等が含浸され
積層されてレーダドーム１の内側を形成する多層織物
２、同多層織物２の外周面に設けられたラバー製キャッ
プ３、および同キャップ３の外周面に設けられたプラス
チックフィルム４を備えている。
積層されてレーダドーム１の内側を形成する多層織物
２、同多層織物２の外周面に設けられたラバー製キャッ
プ３、および同キャップ３の外周面に設けられたプラス
チックフィルム４を備えている。
上記において、多層織物２は、第２図に示すように横
糸x1,x2,……と縦糸y1,y2,……よりなっている。上記縦
糸y1,y2,……は、第２図のａ−ａ断面,b−ｂ断面，…
…,l−ｌ断面を表わす第３図（ａ），（ｂ），……，
（ｌ）に示すように多層（ａ層,b層,c層……）をなして
おり、横糸x1,x2,……は、それぞれ一層おきの縦糸の各
層（ａ層,c層，……）に織り込まれ、ときどき隣接する
他の層の（ｂ層，……）の糸と交差している。
糸x1,x2,……と縦糸y1,y2,……よりなっている。上記縦
糸y1,y2,……は、第２図のａ−ａ断面,b−ｂ断面，…
…,l−ｌ断面を表わす第３図（ａ），（ｂ），……，
（ｌ）に示すように多層（ａ層,b層,c層……）をなして
おり、横糸x1,x2,……は、それぞれ一層おきの縦糸の各
層（ａ層,c層，……）に織り込まれ、ときどき隣接する
他の層の（ｂ層，……）の糸と交差している。
上記多層織物２を用いたレーダドーム１の成形は、ま
ず適当な離型処理が施された成型治具５の表面にエポキ
シ樹脂等を含浸した上記多層織物２を積層する。同多層
織物２は、横糸が一層おきに織り込まれ中間層の結合度
合が弱く伸縮するために成型治具５へのなじみ性がよ
く、切れ目を入れることなく成型治具５に密着させるこ
とができる。上記多層織物２の積層後は、表面の平滑性
を得るため、ほヾレーダドーム１の形状をなすラバー製
のキャップ３を上記積層の表面に被せ、更にその表面を
プラスチックフィルム４で覆い、オートクレーブ等の加
圧加熱装置を用いて加圧加熱して樹脂を硬化させ、レー
ダドーム１としている。
ず適当な離型処理が施された成型治具５の表面にエポキ
シ樹脂等を含浸した上記多層織物２を積層する。同多層
織物２は、横糸が一層おきに織り込まれ中間層の結合度
合が弱く伸縮するために成型治具５へのなじみ性がよ
く、切れ目を入れることなく成型治具５に密着させるこ
とができる。上記多層織物２の積層後は、表面の平滑性
を得るため、ほヾレーダドーム１の形状をなすラバー製
のキャップ３を上記積層の表面に被せ、更にその表面を
プラスチックフィルム４で覆い、オートクレーブ等の加
圧加熱装置を用いて加圧加熱して樹脂を硬化させ、レー
ダドーム１としている。
上記により、レーダドームは織物の切断部位、重ね合
せ部位がないため、電気的，強度的に優れたレーダドー
ムとなり、又表面が平滑で外観的にも良好なレーダドー
ムが得られた。
せ部位がないため、電気的，強度的に優れたレーダドー
ムとなり、又表面が平滑で外観的にも良好なレーダドー
ムが得られた。
上記多層織物を用いたレーダドームの他の実施例を第
４図に示す。
４図に示す。
第４図に示す本実施例においては、アウタスキン７と
インナスキン８はエポキシ樹脂等が含浸され積層された
上記多層織物により形成され、上記アウタスキン７とイ
ンナスキン８の間には一般にコア９と称される低密度材
料がはさみ込まれており、いわゆるサンドイッチ構造の
レーダドームである。このレーダドームについても第１
図に示す上記一実施例と同様に製作することが可能であ
り、同様の効果がある。
インナスキン８はエポキシ樹脂等が含浸され積層された
上記多層織物により形成され、上記アウタスキン７とイ
ンナスキン８の間には一般にコア９と称される低密度材
料がはさみ込まれており、いわゆるサンドイッチ構造の
レーダドームである。このレーダドームについても第１
図に示す上記一実施例と同様に製作することが可能であ
り、同様の効果がある。
本発明のレーダドームは、多層をなす縦糸とそれぞれ
一層おきの上記縦糸の各層に主として織り込まれ複数本
に１本の割合で隣接する他の層の糸と交差し、伸縮性の
ある多層織物を用いることによって、レーダドームは織
物のつぎ目や重ね合わせ部がないため、当該部位で発現
する電気定数の局部変化が防止でき、電波性能の向上が
図れ、更につぎ目がないため、機械的強度の向上も図る
ことができる。
一層おきの上記縦糸の各層に主として織り込まれ複数本
に１本の割合で隣接する他の層の糸と交差し、伸縮性の
ある多層織物を用いることによって、レーダドームは織
物のつぎ目や重ね合わせ部がないため、当該部位で発現
する電気定数の局部変化が防止でき、電波性能の向上が
図れ、更につぎ目がないため、機械的強度の向上も図る
ことができる。
第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は上記一実
施例に用いる多層織物の説明図、第３図は上記一実施例
に用いる多層織物の断面図、第４図は本発明の他の実施
例の説明図、第５図は従来の装置の説明図、第６図は従
来の装置の製造方法の説明図である。 １……レーダドーム、２……多層織物、 ３……ラバー製キャップ、 ４……プラスチックフィルム、 ５……成型治具、７……アウタスキン、 ８……インナスキン、９……コア。
施例に用いる多層織物の説明図、第３図は上記一実施例
に用いる多層織物の断面図、第４図は本発明の他の実施
例の説明図、第５図は従来の装置の説明図、第６図は従
来の装置の製造方法の説明図である。 １……レーダドーム、２……多層織物、 ３……ラバー製キャップ、 ４……プラスチックフィルム、 ５……成型治具、７……アウタスキン、 ８……インナスキン、９……コア。
Claims (2)
- 【請求項１】熱硬化性樹脂を含浸させた織物をレーダド
ーム成形治具の表面に積層し熱硬化処理により成形され
るレーダドームにおいて、上記織物を多層の縦糸と、同
層の縦糸群を織り込むとともに当該層に隣接する層の縦
糸群の一部を織り込む横糸と、よりなる多層織物とした
ことを特徴とする繊維強化プラスチック製レーダドー
ム。 - 【請求項２】熱硬化性樹脂を含浸させた織物をレーダド
ーム形状コアの外表面および内表面に積層し熱硬化処理
により成形されるレーダドームにおいて、上記織物を、
多層の縦糸と、同層の縦糸群を織り込むとともに当該層
に隣接する層の縦糸群の一部を織り込む横糸と、よりな
る多層織物としたことを特徴とする繊維強化プラスチッ
ク製レーダドーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1112099A JP2500317B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 繊維強化プラスチック製レ―ダド―ム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1112099A JP2500317B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 繊維強化プラスチック製レ―ダド―ム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02291703A JPH02291703A (ja) | 1990-12-03 |
| JP2500317B2 true JP2500317B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=14578104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1112099A Expired - Lifetime JP2500317B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 繊維強化プラスチック製レ―ダド―ム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500317B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017151115A (ja) * | 2011-09-12 | 2017-08-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー．ブイ． | 複合レドーム壁 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4742173B2 (ja) * | 2001-07-23 | 2011-08-10 | 株式会社大和 | カーペット、それに用いる繊維質バッキング及びズレ防止性を有する編物 |
| JP5161432B2 (ja) * | 2006-05-01 | 2013-03-13 | 三菱重工業株式会社 | 複合材料製構造部材の成形方法 |
| JP4957681B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2012-06-20 | 三菱電機株式会社 | レドーム |
| AU2010325107B2 (en) * | 2009-09-09 | 2016-08-25 | Aerovironment, Inc. | Systems and devices for remotely operated unmanned aerial vehicle report-suppressing launcher with portable RF transparent launch tube |
| JP5320278B2 (ja) * | 2009-12-22 | 2013-10-23 | 川崎重工業株式会社 | 飛行体用レドーム |
| JP4969692B2 (ja) * | 2011-02-16 | 2012-07-04 | 三菱重工業株式会社 | 複合材料製構造部材の成形方法 |
| CN113799418B (zh) * | 2021-08-23 | 2022-10-21 | 厦门大学 | 智能复合材料螺栓的制备方法、复合材料螺栓及使用方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6083826A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-13 | Mitsubishi Electric Corp | Ｆｒｐレド−ムの製造方法 |
-
1989
- 1989-05-02 JP JP1112099A patent/JP2500317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017151115A (ja) * | 2011-09-12 | 2017-08-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー．ブイ． | 複合レドーム壁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02291703A (ja) | 1990-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |