JP2500152Y2 - 標本ホルダ - Google Patents

標本ホルダ

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JP2500152Y2 JP1987048454U JP4845487U JP2500152Y2 JP 2500152 Y2 JP2500152 Y2 JP 2500152Y2 JP 1987048454 U JP1987048454 U JP 1987048454U JP 4845487 U JP4845487 U JP 4845487U JP 2500152 Y2 JP2500152 Y2 JP 2500152Y2
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英彦 古橋
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、顕微鏡ステージに用いられる好都合の標本
ホルダに関する。
〈従来の技術〉 第2図に従来から一般に用いられるている標本ホルダ
の平面図を示す。標本ホルダは、ステージ24にX方向移
動自在に設けたX方向移動部材20にビス20a、20bによっ
て固定される。標本ホルダは、標本受け22と、標本受け
22に設けられ、標本23を標本受け22に押圧保持するよう
に、回転中心部21aに内蔵させたばねにて矢印P方向へ
付勢された標本押え爪21を有する。
すなわちステージ24上の標本23を標本受け22と標本押
え爪21で構成される標本ホルダで挟んで固定し、標本の
着脱は爪21の開閉で実施する。換言すれば、従来の標本
ホルダは、標本押え爪の開閉により標本を固定する構造
であった。
〈解決しようとする問題点〉 ところが、顕微鏡観察者には右きき、左ききがあり、
きき手に対応して標本受けと標本押え爪の位置が逆の2
種類の標本ホルダが作られている。従って、量産効果が
半減し高価になるという欠点がある。
また、1台の顕微鏡を複数の人が共用するときき手で
ない方の手を使わされる人には不便であった。
さらに、一人で専用する場合でもひっきりなしに標本
の交換をする必要のある場合、同一方向の手ばかり使わ
され疲れるため反対の手を使いたくなる場合もある。
本考案の目的は、安価でかつ取り扱いに便利な標本ホ
ルダを得ることにある。
(問題を解決する為の手段) 本考案は、左右対称に配設され、標本を左右方向から
挟み込むことにより固定する、左右方向に垂直な方向に
延びた一対の標本押え部材(1、2)と、 標本押え部材の各々(1、2)の長手方向の一方の側
に設けられ、標本押え部材の各々を回転自在になして標
本押え部材の他方の側を開閉させるための一対の回転中
心軸(7、8)と、 標本押え部材の各々(1、2)に設けられ、互いに係
合して一対の標本押え部材の開閉を互いに連動させる連
動部材(1a、2a)と、 一対の標本押え部材(1、2)に常に標本を挟み込む
方向への力が作用するように設けた弾性部材(9)とを
備え、 標本押え部材の各々(1、2)の他方の側には、左右
方向において標本を位置決めするための標本押え爪
(3、5)と、左右方向に垂直な方向から標本を挿入し
たときに、該左右方向に垂直な方向において標本を位置
決めするための標本受け面(4、6)とが夫々形成され
ており、かつ標本押え爪(3、5)と標本受け面(4、
6)とは、標本と点接触するように曲面で形成されてお
り、 一対の標本押え部材(1、2)を開いたときに標本受
け面(4、6)が標本を挿入する方向の回転中心軸側に
退くように、標本受け面の標本との接触点の間隔を一対
の回転中心軸(7、8)の間隔よりも広くすること特徴
とする標本ホルダである。
(作用) 本考案の標本ホルダによれば、 (イ)どちらの手でも標本押え部材の開閉ができ複数の
人が兼用できる。
(ロ)左右の標本押え部材が連動して開閉するので片方
の標本押え部材(爪)の動き量は従来の標本ホルダのよ
うに一方の標本押え部材(爪)だけが動くタイプに比べ
て半分で同じ効果があり、操作性に優れる。
(ハ)長時間の使用ではどちらの手でも使用できるため
に疲れない。
(ニ)右きき、左きき用がなく同じものでよいので量産
効果があり安価に作ることができる。
〈実施例〉 第1図に本考案の実施例を示し、以下説明する。
標本押え部材1と2は左右対象であり、一方の端部に
は爪部3、5を持っており、爪部3、5の間隔は標本11
を挿入できるように十分拡がっている。また、標本押え
部材1、2はそれぞれ爪部3、5と共に標本11を位置決
めする受け部4、6を持っている。標本押え部材1、2
の他方の端部は互いに噛合する歯車1a、2aとなってお
り、軸7、8を中心として回転するとき連動するように
なっている。軸7、8は標本押え部材1、2が左右対称
に開閉するように受け板10に植設されており、第2図に
示した従来技術におけるビス20a、20bの機能を兼用させ
ることもできる。なお、受け部4、6は軸7、8による
回転中心より外側にある。換言すれば、回転中心の間隔
よりも受け部4、6の間隔の方が広い。板ばね9は受け
板10に設けられており、左右の標本押え部材1、2に当
接して部材1、2に爪部3、5の互いに間隔が挟まる方
向への回転力を与え、標本11を爪部3、5が挟むように
作用する。
このような構造であるから、標本11のない場合には、
ばね9の付勢力によって爪部3、5の間隔は標本11の長
辺より狭くなっているから、標本11を標本ホルダに固定
する場合には、標本押え1又は2をばね9の力に打ち勝
って対称に開き、2点鎖線で示したような状態とする。
そうすると、受け部4、6は軸7、8による回転中心よ
り外側にあるので、標本押え1、2を開くと、開いた後
の受け部の位置4′、6′は標本11を挟んでいる場合の
受け部4、6の位置から離れる方向にある。従って、爪
部3、5の間の挿入孔から不図示のステージ上をすべら
せて標本11を挿入して受け部(位置4′、6′にある)
に当接し、標本押え1、2から手を離せば、標本押え
1、2はばね9により爪部3、5の間隔が狭まる方向に
互いに逆回転され、受け部4、6が爪部3、5の間の挿
入口の方向へせり上がるように回転し、その結果、標本
11は挿入口の方向へ押し戻され、最終的に2つの爪部
3、5と受け部4、6により正確に位置決めがなされ
て、固定される。
標本ホルダから標本11を取り外す場合は、左右の標本
押え部材1、2のいずれか一方を外側に回転すれば、歯
車1a、2aによる連動によって、他方も外側に回転して両
者1、2の爪部3、5の間隔が広がると共に、受け部
4、6が標本11から逃げるように移動し、標本11は、不
図示のステージ上でフリーの状態になる。従って、標本
ホルダから標本を取り外すことができる。
なお、以上の実施例によれば、爪部3、5及び受け部
4、6は曲率を有しているので、標本11の寸法のばらつ
きに対応することができる。
また、標本押え1、2が開きすぎたり、閉じすぎたり
しないように制限を設けることができる。
〈考案の効果〉 以上述べた如く本考案によれば、 (1)標本着脱時の標本押え部材の回転角が小さくてす
むので操作が楽、 (2)標本押え部材を部材をどちらの手でも使えて右き
き、左ききのどちらにも適応できる。
(3)長時間の使用ではどちらの手も使えるので疲れが
少い、 (4)右きき、左ききのどちらにも使ってもらえるので
量産効果があり安価、 (5)標本押え部材(1、2)を開いたときの方が閉じ
たときより受け部(4、6)が回転中心に近づくので、
標本押え部材(1、2)を開いた状態で標本を受け部
(4、6)に接触させ、そのままの状態で標本から手を
離し、標本押え部材(1、2)を閉じると、受け部
(4、6)が標本に点接触しながら標本を押す方向に移
動するため、その方向の位置決めが精度よく行われる。
この状態で、爪部(3、5)が標本と点接触し、標本の
左右方向の位置決めが行われる。このことにより、標本
を精度よく左右方向及びそれに垂直な方向に位置決めす
ることができる、 という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の標本ホルダの平面図、第2
図は、従来の標本ホルダの平面図、である。 (主要部分の符号の説明) 1、2……標本押え部材 1a、2a……歯車 3、5……爪部 4、6……受け部 7、8……回転軸 9……板ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右対称に配設され、標本を左右方向から
    挟み込むことにより固定する、前記左右方向に垂直な方
    向に延びた一対の標本押え部材と、 前記標本押え部材の各々の長手方向の一方の側に設けら
    れ、前記標本押え部材の各々を回転自在になして前記標
    本押え部材の他方の側を開閉させるための一対の回転中
    心軸と、 前記標本押え部材の各々に設けられ、互いに係合して前
    記一対の標本押え部材の開閉を互いに連動させる連動部
    材と、 前記一対の標本押え部材に常に前記標本を挟み込む方向
    への力が作用するように設けた弾性部材とを備え、 前記標本押え部材の各々の他方の側には、前記左右方向
    において標本を位置決めするための標本押え爪と、前記
    左右方向に垂直な方向から前記標本を挿入したときに、
    該左右方向に垂直な方向において前記標本を位置決めす
    るための標本受け面とが夫々形成されており、かつ前記
    標本押え爪と前記標本受け面とは、前記標本と点接触す
    るように曲面で形成されており、 前記一対の標本押え部材を開いたときに前記標本受け面
    が前記標本を挿入する方向の前記回転中心軸側に退くよ
    うに、前記標本受け面の前記標本との接触点の間隔を前
    記一対の回転中心軸の間隔よりも広くすること特徴とす
    る標本ホルダ。
JP1987048454U 1987-03-31 1987-03-31 標本ホルダ Expired - Lifetime JP2500152Y2 (ja)

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JPS63155118U JPS63155118U (ja) 1988-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005128441A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Nikon Corp 標本ホルダ及びこれを具えたステージ及び顕微鏡

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