JP2024519798A - リサイクル可能な容器用のリサイクル可能な熱収縮フィルム - Google Patents

リサイクル可能な容器用のリサイクル可能な熱収縮フィルム Download PDF

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Abstract

リサイクル可能な収縮ラベルは、第1の表面と第1の表面の反対側の第2の表面とを有する熱収縮フィルムと、第1の表面に隣接して配置され、遮光成分を含む遮光層であって、リサイクル可能な収縮ラベルが、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断するように構成されている、遮光層と、を備える。リサイクル可能な収縮ラベルは、しるし層を更に含んでもよい。リサイクル可能な収縮ラベルは、高不透明度層を更に含んでもよい。リサイクル可能な収縮ラベルは、容器、例えばリサイクル可能な容器に適用されてもよい。リサイクル可能な収縮ラベルを備える物品は、容器及びラベルの両方が樹脂として認識されるプロセスにおいてリサイクルされてもよく、対応するリサイクル流に向けられてもよい。場合によっては、容器及びラベルの両方がPETを含む。

Description

(関連出願)
本出願は、2021年5月14日に出願された米国仮特許出願第63/188,794号の優先権を主張するものであり、その全体が本明細書に組み込まれる。
消費者包装商品市場は、ほとんどの製品にリサイクル可能な包装を利用することを世界的に望んでいる。透明なPET包装は、費用効果の高いリサイクル可能な選択肢を提供する。乳製品、食品、栄養補助食品、及び他の市場はまた、成分の有害な光波がこれらの製品の貯蔵寿命及び性能に影響を及ぼすのを阻止するために、光保護包装を必要とする。伝統的に、着色含浸ボトル若しくは容器、及び/又は機能的遮光層が印刷された、若しくは場合によっては印刷されていない白色収縮フィルムが、有害な光波を遮断するために使用される。着色含浸PETをリサイクルする市場は非常に小さく、これらのボトル及び容器のほとんどはリサイクルされない。
したがって、食品及び栄養補助食品市場を含む多くの市場のためのリサイクル可能な光保護包装の選択肢が、依然として必要とされている。
先行刊行物及び他の先行知識についてのいかなる考察も、そのような材料が公開された、公知である、又は共通の全般的知識の一部であることを認めるものではない。
リサイクル可能な収縮ラベルが本明細書に開示される。
一実施形態によれば、リサイクル可能な収縮ラベルは、第1の表面と第1の表面の反対側の第2の表面とを有する熱収縮フィルムと、第1の表面に隣接して配置され、遮光成分を含む遮光層であって、リサイクル可能な収縮ラベルが、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断するように構成されている、遮光層と、を含む。熱収縮フィルムは、15μm~100μm又は30μm~80μmの厚さを有してもよい。
リサイクル可能な収縮ラベルは、しるし層を更に含んでもよい。しるし層は、第1の表面上に配置されてもよい。リサイクル可能な収縮ラベルは、高不透明度層を更に含んでもよい。高不透明度層は、白色顔料を含んでもよい。高不透明度層は、しるし層と遮光層との間に配置されてもよい。
熱収縮フィルムは、ポリエステル、ポリオレフィン、又はこれらの組み合わせを含んでもよい、又はこれらから作製されてもよい。場合によっては、熱収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又はこれらの組み合わせを含む、又はそれらから作製される。場合によっては、熱収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又はこれらの組み合わせからなる。場合によっては、熱収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。
100℃に加熱されたとき、熱収縮フィルムは、約1%~約90%縮小又は収縮することができる。熱収縮フィルムは、横方向に約1%~90%縮小又は収縮することができる。100℃に加熱されたとき、リサイクル可能な収縮ラベル全体は、約1%~約90%縮小又は収縮することができる。リサイクル可能な収縮ラベル全体は、横方向に約1%~90%縮小又は収縮することができる。
高不透明度層は、二酸化チタン(TiO)、沈降炭酸カルシウム(PCC)、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、白色顔料の薄層でコーティングされたマイカ系顔料、又はこれらの組み合わせから選択される顔料を含んでもよい。
遮光成分は、金属微粒子を含んでもよい。金属微粒子は、0.1μm~100μmの粒径を有してもよい。遮光成分は、亜鉛、アルミニウム、銅、銀、若しくはこれらの合金、二酸化チタン、カーボンブラック、マイカ、反射性顔料、光を遮断することができるポリマー、光を遮断することができる鉱物、又はこれらの組み合わせを含んでもよい、又はこれらからなってもよい。遮光層は、ラベル上に0.5ppr~25pprの量で存在してもよい。遮光成分は、0.1ppr~10ppr、0.2ppr~5ppr、又は0.3ppr~3pprで存在してもよい。
一実施形態によれば、物品は、外面を含む容器と、容器上に配置された上述のリサイクル可能な収縮ラベルと、を備える。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムの第1の表面は、容器の外面に面する。容器は、ポリマー、ガラス、金属、又はこれらの組み合わせを含んでもよい、又はそれらから作製されてもよい。容器は、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含んでもよい、又はそれから作製されてもよい(例えば、それからなってもよい)。容器は、透明ポリエチレンテレフタレート(PET)を含んでもよい、又はそれから作製されてもよい(例えば、それからなってもよい)。リサイクル可能な収縮ラベルは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含んでもよい、又はそれから作製されてもよい。場合によっては、ポリエチレンテレフタレート(PET)は、リサイクル可能な収縮ラベルの最外層を形成する。
一実施形態によれば、容器用のラベルを作製する方法は、熱収縮性フィルム上にしるし層を堆積させるステップと、任意選択で、しるし層上に高不透明度層を堆積させるステップと、しるし層上、熱収縮性フィルム上、又は高不透明度層上に遮光組成物を堆積させるステップと、を含み、遮光層は、1つ以上の遮光成分を含み、ラベルは、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断することができる。
一実施形態によれば、物品をリサイクルする方法であって、物品は、外面を画定する容器と、容器上に配置された上述のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、第1の表面が容器の外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、を備え、方法は、容器及びリサイクル可能な収縮ラベルが、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含むことを決定するステップと、物品をポリエチレンテレフタレート(PET)リサイクル流に向けるステップと、物品を洗浄して、リサイクル可能な収縮ラベルからインク及び顔料を除去するステップと、を含む、方法である。洗浄された物品は透明であり得、遮光成分又は他の顔料若しくはインクによって汚れていないものであり得る。物品は苛性浴中で洗浄されてもよい。物品は洗浄前に小片に切断されてもよい。一実施形態によれば、リサイクルプロセス中に、インク及びコーティング層は、PET熱収縮フィルムからきれいに分離し、純粋なPETを回収し再利用可能な樹脂に加工することが可能になる。
本発明の上記の概要は、本発明の開示された各実施形態又は全ての実装を説明することを意図したものではない。以下の説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示する。本出願全体のいくつかの箇所において、実施例のリストを通して手引きが提供され、これらの実施例は様々な組み合わせで使用することができる。各例において、列挙されたリストは代表的な群としてのみ機能し、排他的なリストとして解釈されるべきではない。
定義
「好ましい(preferred)」及び「好ましくは(preferably)」という単語は、特定の状況下で特定の利益をもたらし得る本発明の実施形態を指す。しかしながら、同じ又は他の状況下では、他の実施形態も好ましい場合がある。更に、1つ以上の好ましい実施形態の列挙は、他の実施形態が有用でないことを意味するものではなく、本発明の範囲から他の実施形態を除外することを意図するものでもない。
用語「含む/備える(comprises)」及びその変形は、これらの用語が明細書及び特許請求の範囲に現れる場合、限定的な意味を有するものではない。このような用語は、記載されたステップ若しくは要素又はステップ若しくは要素の群を含むが、任意の他のステップ若しくは要素又はステップ若しくは要素の群を除外しないことを意味すると理解される。
「からなる(consisting of)」とは、「からなる(consisting of)」という語句の後に続くものを含み、それに限定されることを意味する。したがって、「からなる(consisting of)」という語句は、列挙された要素が要件又は必須であり、他の要素が存在し得ないことを示す。「から本質的になる(consisting essentially of)」とは、この語句の後に列挙された任意の要素を含み、列挙された要素について本開示で特定された活性又は作用に干渉又は寄与しない他の要素に限定されることを意味する。したがって、「から本質的になる(consisting essentially of)」という語句は、列挙された要素が要件又は必須であるが、他の要素は任意選択であり、列挙された要素の活性又は作用に実質的に影響を及ぼすか否かに応じて存在してもしなくてもよいことを示す。
本明細書で使用される「実質的に(substantially)」という用語は、「ほぼ完全に(nearly completely)」と同じ意味を有し、少なくとも約90%、少なくとも約95%、又は少なくとも約98%だけ続く用語を修飾すると理解することができる。本明細書で使用される「実質的にではない(not substantially)」という用語は、「有意にではない(not significantly)」と同じ意味を有し、「実質的に(substantially)」の逆の意味を有する、すなわち、10%以下、5%以下、又は2%以下だけ続く用語を修飾すると理解することができる。
別段の指定がない限り、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」、及び「少なくとも1つ(at least one)」は、互換的に使用され、1つ又は2つ以上を意味する。
本明細書で使用される場合、「又は(or)」という用語は、概して、内容が明確に別段の指示をしない限り、「及び/又は(and/or)」を含むその通常の意味で用いられる。
「及び/又は(and/or)」という用語は、列挙された要素の1つ若しくは全て、又は列挙された要素の任意の2つ以上の組み合わせを意味する。
標準方法(例えば、ASTM、TAPPI、AATCCなど)への言及はいずれも、別段の指示がない限り、本開示の出願時における方法の最新の利用可能なバージョンを指す。
また、本明細書において、端点による数値範囲の列挙は、その範囲内に包含される全ての数を含む(例えば、1~5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5などを含む)。
本明細書において、「最大(up to)」の数(例えば、最大50)は、その数(例えば、50)を含む。
「範囲内(in the range)」又は「範囲内(within a range)」という用語(及び同様の記述)は、述べられた範囲の端点を含む。
個別のステップを含む、本明細書に開示される任意の方法について、ステップは、任意の実現可能な順序で行われてもよい。また、必要に応じて、2つ以上のステップの任意の組み合わせが同時に行われてもよい。
全ての見出しは読者の便宜のためのものであり、そのように指定されない限り、見出しに続く本文の意味を限定するために使用するものではない。
本明細書を通して、「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「特定の実施形態(certain embodiments)」、又は「いくつかの実施形態(some embodiments)」などへの言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構成、組成、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通して様々な場所でそのような語句が出現しても、必ずしも本開示の同じ実施形態を参照しているわけではない。更に、特定の特徴、構成、組成、又は特性は、1つ以上の実施形態において任意の好適な方法で組み合わされてもよい。
別段の指示がない限り、本明細書及び特許請求の範囲において使用される成分の量、分子量などを表す全ての数は、全ての場合において、用語「約(about)」によって修飾されるものとして理解されるべきである。測定された量に関連して本明細書で使用される場合、「約(about)」という用語は、測定を行い、測定の目的及び使用される測定装置の精度に見合ったレベルの注意を払う当業者によって予想されるような、測定量の変動を指す。したがって、別段の指示がない限り、本明細書及び特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、本発明によって得ようとする所望の特性に応じて変化し得る近似値である。少なくとも、特許請求の範囲に対する均等論を制限する試みとしてではなく、各数値パラメータは、少なくとも、報告された有効桁数を考慮して、通常の丸め技法を適用することによって解釈されるべきである。
本発明の広い範囲を示す数値範囲及びパラメータが近似値であるにもかかわらず、特定の実施例に記載される数値は、可能な限り正確に報告される。しかしながら、全ての数値は、それらのそれぞれの試験測定において見出される標準偏差から必然的に生じる範囲を本質的に含む。
「ポリマー」及び「ポリマー材料」という用語は、有機ホモポリマー、例えばブロック、グラフト、ランダムなどのコポリマー、及びコポリマー、ターポリマーなど、並びにこれらのブレンド及び修飾物を含むが、これらに限定されない。更に、特に限定しない限り、「ポリマー」という用語は、材料の全ての可能な幾何学的構成を含むものとする。これらの構成は、アイソタクチック、シンジオタクチック、及びアタクチック対称性を含むが、これらに限定されない。
「コポリマー」という用語は、ターポリマー、テトラポリマーなどを含む、2つ以上の異なるモノマー単位又はセグメントを含有するポリマーを指す。
本明細書で使用される場合、「インク」という用語は、筆記及び印刷のための着色材料を指す。概して、インクは4つの主成分を有する:(1)着色剤の色を規定する顔料、染料、又は顔料及び/若しくは染料の混合物から構成される着色剤、(2)可溶性又は溶媒中であり得るバインダーであり、バインダーが基材上に着色剤を保持する樹脂、(3)任意選択で、樹脂を溶解するための溶媒又は水(溶媒又は水はラベル上への印刷後に除去される)、並びに(4)任意選択で、インクの特性を調整するための添加剤。顔料は、有機物質及び無機物質であり得る。本明細書におけるインクは、金属インク及び非金属インクとして区別することができる。本明細書で使用される場合、「金属インク」という用語は、金属フレーク又は粉末が顔料添加剤としてインクに添加されているインクを指す。金属インクは、印刷されると、反射性又は輝きがあるように見えるようになり得る。したがって、本明細書における「非金属インク」は、そのような金属フレーク又は粉末成分を含まないインクを指す。
本明細書で使用される場合、「不透明(opaque)」という用語は、50%以上の不透明度を有する基材又は印刷基材を指す。
本明細書で使用される場合、「不透明度(opacity)」という用語は、観察が行われる点に対して基材の後ろに置かれた物体を隠す又は見えなくする基材の能力の測定単位となる、基材又は印刷基材の特性を指す。不透明度は、0.5%の反射率を有する黒色体で裏打ちされた基材の拡散反射率の、89%の絶対反射率を有する白色体で裏打ちされた同じ基材の拡散反射率に対する比率(パーセント単位)として報告することができる。不透明度は、ASTM D 589-97、Standard Test Method for Opacity of Paper (15°/Diffuse Illuminant A,89% Reflectance Backing and Paper Backing)に記載されているように測定することができる。不透明度の高い基材は、あったとしても、多くの光が基材を通過することを可能にしない。不透明度の低い基材は、ほとんど全てではないとしても、多くの光が基材を通過することを可能にする。不透明度は、0~100%の範囲であり得る。本明細書で使用される場合、「低不透明度(low opacity)」という用語は、50%未満の不透明度を有する基材又は印刷基材を指す。本明細書で使用される場合、「高不透明度(high opacity)」という用語は、50%以上の不透明度を有する基材又は印刷基材を指す。
本明細書で使用される場合、「しるし(indicia)」という用語は、メッセージを伝えるために使用することができるマーキング又は表示を指す。伝達されるメッセージは、供給源の表示、パッケージ内の製品の特性、パッケージ内の製品の量、パッケージ内の製品の品質、又は任意の他のメッセージであり得る。しるしは、特定の小売店を示すために、射手の訓練に使用される標的に似たグラフィックなどのシンボルであり得る。しるしは、口頭コミュニケーションを表す任意の言語又は言語の組み合わせのテキストであり得る。しるしは、色、線、又はこれらの組み合わせのパターンであり得る。しるしは、コンピュータの特定のブランドの供給元を示すリンゴなどの有形の物体のイラストであり得る。しるしは、有形の物体又は想像上の組成物又は任意の種類のマーキングを描写するアートワークであり得る。単色の単一ドットがしるしであり得る。しるしは、パッケージを形成するために使用される材料の、タイプ、質感、匂い、又は動いたときの音であり得る。しるしは、前述のしるしのいずれか及び全ての組み合わせであってもよい。
本明細書で使用される場合、「ppr」という用語は、1連当たりのポンドを指し、基材(例えば、フィルム又はラベル)の面積当たりのインク又はコーティングの乾燥ポンドの測定単位として使用される。1連とは、3000平方フィート(約289m)を意味するものと理解される。
本明細書で使用される場合、「BCM」という用語は、平方インチ当たり10億立方ミクロン(μm/インチ)を指し、インク又はコーティングの液体容積の測定単位として使用される。
本明細書で使用される場合、「ラインスクリーン(line-screen)」という用語は、ハーフトーンラインが印刷される各リニアインチ当たりの数を指す。
本明細書で使用される場合、「粘度(viscosity)」という用語は、液体の流量を指し、較正された2番ザーン粘度カップを使用して測定される。
本明細書で使用される場合、「COF」という用語は、動摩擦係数値及び静摩擦係数値を指す。COFは、ASTM D1894-14 Standard Test Method for Static and Kinetic Coefficients of Friction of Plastic Film and Sheetingに記載されているように測定することができる。
本開示は、図面を参照して更に説明される。
これらの図は、理想化されたものであり、縮尺通りではなく、単に例示的かつ非限定的であることが意図されている。
一実施形態による、開示された物品の一実施形態を概略的に示す。 一実施形態による、開示された物品の一実施形態を概略的に示す。 一実施形態による、開示された物品の一実施形態を概略的に示す。 一実施形態による、開示された物品の一実施形態を概略的に示す。 一実施形態による、開示された物品の一実施形態を概略的に示す。 一実施形態による、本開示のラベルを備える物品の概略図である。 実施例1からのデータのグラフ表示である。 実施例1からのデータのグラフ表示である。 実施例1からのデータのグラフ表示である。
本開示は、不透明でリサイクル可能なラベルに関する。本開示は更に、不透明でリサイクル可能な収縮性ラベルに関する。
ラベルという用語は、本明細書において広く使用される。本明細書に記載される多くの実施形態は、収縮スリーブとして特徴付けられ得るが、本開示及びラベルという用語は、そのような実施形態のみに限定されない。ラベルは、パッケージの少なくともいくつかの透明な又は透過性の部分を覆ってもよい。ラベルは、パッケージ内の製品に光が到達するのを阻止する役割を果たすことができる。ラベルは、該当する場合、法律によって要求される製品情報(例えば、成分リスト及び/又は栄養上の事実)などの製品に関するグラフィック要素及び情報を提供するために使用されてもよい。
一実施形態によれば、本開示のラベルは、層状構造を有する。層状構造は、1つ以上の収縮フィルム層及び1つ以上の遮光(不透明)層を備えてもよい。層状構造は、追加のポリマー層、しるし、接着剤層、スリップコート、保護最上層、別の機能層、又はこれらの組み合わせなどの他の層を更に含んでもよい。そのような追加の層は、収縮フィルム、しるし層、高不透明度層、若しくは遮光層の間、又は任意のそのような層の外側に配置されてもよい。収縮フィルムは、第1の表面と第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。ラベルが容器(例えば、ボトル)に適用される場合、第1の表面は容器に面する側であってもよく、第2の表面は容器の外側に面してもよい。遮光層は、第1の表面に隣接して配置されてもよい。すなわち、概して、遮光層は、収縮フィルムと容器との間に配置されてもよい。他の層は、含まれる場合、第1の表面又は第2の表面に隣接して配置されてもよい。「隣接する(adjacent)」という用語は、本明細書では、ラベルのどの側に層が最も近いかを示すために使用される。追加の任意選択の層が、隣接する層の間に配置されてもよい。「直接隣接する(immediately adjacent)」という用語は、問題の層が互いに接触しており、介在層がないことを示すために使用される。
ラベルは、ラベルによって覆われた容器の内容物を光から保護することができるように、光(例えば、周囲光及び太陽光、例えば、200nm~900nm)を遮断することが望ましい。ラベルはリサイクル可能であることが更に望ましい。概して、透明な結晶性熱収縮フィルム(例えば、PET収縮フィルム)は、PET再生プロセスにおいて典型的に使用される苛性洗浄サイクル後にフィルム上にインクが保持されない場合、リサイクル可能であると見なされる。
以前は、ラベルの内側に黒色コーティングが印刷された白色PETフィルムが、望ましい遮光閾値を満たす唯一の収縮ラベルの解決策であった。白色PETは、透明なPETボトル又は容器と共にリサイクルすることができず、したがって、これらの製品はリサイクルされず、埋め立て処分される。一実施形態によれば、本開示のラベルは遮光性であり、透明PETパッケージのリサイクル性を保持しながら、遮光性透明収縮フィルムを用いて製品の貯蔵寿命を維持及び改善する能力を提供する。
一実施形態によれば、遮光インクを含む、本開示のラベルに利用されるインクは、再生プロセス中にフィルムを洗い流すように設計され、ラベル及びラベルが覆う容器をリサイクルすることを可能にする。
更に、一実施形態によれば、本開示のラベルは、容器又はボトルの下にある透明PETの使用を可能にし、これにより、容器又はボトルのリサイクル性を保持する。ラベルはまた、容器自体に任意の追加の添加剤(例えば、顔料)を含む必要性を潜在的に低減又は除去し得る。例えば、ラベルは、透明な硬質PET容器及びボトルに使用されてもよい。PET収縮フィルム上に印刷された任意のインク及びコーティングは、リサイクルプロセス中にフィルムを洗い流すように配合されてもよく、下にある透明PETフィルム及び透明PET硬質プラスチックを一緒にリサイクルすることを可能にする。インク及びコーティングは、洗い流しプロセス中に凝固様反応で一緒に集まるように配合されてもよく、これにより、インク及びコーティングが、PET苛性リサイクル浴プロセスの底部に存在する透明フィルム及び硬質PETを汚すことを防止又は低減する。例えば、インク及びコーティングは、架橋されていてもよく、及び/又は洗い流しプロセス中により小さい粒子がより大きい粒子に凝集するのを助ける添加剤を有していてもよい。次いで、このようなより大きい粒子を洗浄水から濾過することができ、PETフィルム及び透明PET硬質プラスチックの汚れを防止するのを助ける。
フィルム
一実施形態によれば、ラベルは、熱収縮性フィルム又は熱収縮フィルムを備える。熱収縮フィルム及び収縮フィルムという用語は、本明細書では互換的に使用される。任意の好適な熱収縮フィルムが使用されてもよい。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムは、包装産業で使用されるタイプのポリエステル熱収縮フィルムである。熱収縮フィルムはまた、熱に曝露されたときに収縮するよう、熱安定化されていないフィルムとして説明することもできる。
熱収縮フィルムは、2つの主表面を有する実質的に二次元のポリマーフィルムである。実質的に二次元という用語は、第三の次元(例えば、厚さ)における著しく小さいサイズ測定値と比較して、二次元において著しく大きいサイズ測定値を有する物体を指すために使用される。いくつかの実施形態では、有用な熱収縮フィルム又はそのような熱収縮フィルムを備える物品は、横方向(transverse direction、TD)に1%~90%、縦方向(machine direction、MD)に最大10%収縮する。いくつかの実施形態では、有用な熱収縮フィルム又はそのような熱収縮フィルムを備える物品は、縦方向に1%~90%、横方向に最大10%収縮する。本明細書で使用される場合、横方向は、作業方向に垂直な方向を意味する。本明細書で使用される場合、縦方向は、作業方向に平行な方向を意味する。
熱収縮フィルムの組成物は、二次元であろうと三次元であろうと、特に限定されず、高密度ポリマー若しくは低密度ポリマー、又はこれらの組み合わせを含むことができる。1g/cm未満の密度を有する低密度ポリマーが好ましい場合がある。そのような低密度により、リサイクルプロセス中に、より密度の高い基材からの水浮遊分離を可能にする。いくつかの実施形態では、ラベルは、1g/cm以下の密度を有する熱収縮フィルムを備える。
一実施形態によれば、ラベルは、15μm以上、30μm以上、35μm以上、37μm以上、40μm以上、45μm以上、50μm以上、又は更には60μm以上の厚さを有する熱収縮フィルムを備える。好ましい熱収縮性フィルムは、100μm以下、90μm以下、90μm以下、85μm以下、80μm以下、75μm以下、70μm以下、65μm以下、又は更には60μm以下の厚さを有するフィルムから構成される。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムは、15μm~100μm、30μm~80μm、40μm~60μm、又は更には40μm~55μmの範囲の厚さを有する。
一実施形態によれば、ラベルは、収縮開始温度以上に加熱されると収縮する熱収縮フィルムを備える。収縮開始温度は、22.5℃超又は約40℃~約200℃の範囲内であってもよい。熱収縮フィルムの収縮は、典型的には、フィルムが加熱水浴中に10秒間浸漬される、熱水浴法を使用して測定される。測定は、100℃及び80℃などの異なる温度で繰り返されてもよい。収縮は、所与の温度で報告されてもよく、又は収縮曲線として示されてもよい。ここで、収縮数は100℃で測定した値である。100℃に加熱されたとき、熱収縮フィルムは、加熱前のサイズの1%以上、2%以上、5%以上、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、又は50%以上収縮する。100℃に加熱されたとき、熱収縮フィルムは、加熱前のサイズの90%以下、80%以下、75%以下、70%以下、又は50%以下収縮する。100℃に加熱されたとき、熱収縮フィルムは、1%~90%、2%~80%、又は5%~70%収縮し得る。収縮は、縦方向、横方向、又はその両方であってもよい。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムは、主に横方向にのみ収縮する。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムは、主に縦方向にのみ収縮する。
いくつかの実施形態では、ラベルに有用なポリマーフィルムは、均衡した収縮特性を有する。均衡した収縮特性は、ラベルが湾曲した表面上に適用されたときにラベルに最初に形成されたダーツ及びしわをフィルムが引き締めることを可能にし、ラベルの最小の図形歪みでダーツ及びしわをなくすことを可能にする。いくつかの実施形態では、ラベルに使用されるフィルムは、不均衡な収縮特性を有する。不均衡な収縮を有するフィルム、すなわち、一方向に高度の収縮を有し、他の方向に低度から中度の収縮を有するフィルムが特に有用であり得る。いくつかの実施形態では、特に有用なフィルムは、一次元収縮(例えば、横方向)を有するものであり、その理由は、二軸収縮を有するものに対して、その上に形成されたしるしをより容易に予め歪める能力を提供することができるためである。いくつかの実施形態では、フィルムは、フィルムが主に縦方向に収縮する「ロールオンシュリンクオン」と呼ばれるプロセスにおいて使用されてもよい。
好ましくは、収縮フィルムは熱収縮性であり、そしてまた、処理、印刷、コーティング、スリッティング、シーミング、切断、及びラベル適用を含む従来のラベル適用装置及び変換プロセスを使用して分配されるのに十分な剛性(例えば、弾性率)を有する。フィルムの所望の剛性は、ラベルのサイズ、適用速度、容器の表面の形状及び水分含有量、並びに使用されるラベル適用装置に依存する。
収縮フィルムは、従来のプロセスによって作製することができる。例えば、収縮フィルムは、ブロー、カレンダー加工、又はテンター押出プロセスを使用して製造することができる。
ラベルに有用な収縮フィルムは、単層構造又は多層構造であってもよい。収縮フィルムの1つ又は複数の層は、例えばポリエステル及びポリオレフィンを含む多数のタイプのポリマーから選択されるポリマーから形成されてもよい。収縮フィルムを形成するために利用することができる例示的な特定のポリマー又はポリマータイプとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、コポリマー、非石油系バイオポリマー、並びにこれらのコポリマー及びブレンドを挙げることができる。収縮フィルムを形成するために利用することができる追加の例示的な特定のタイプのポリマーとしては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などのポリオレフィン、並びにこれらのコポリマー及びブレンドを挙げることができる。いくつかの実施形態では、例示的な特定のコポリマーとしては、例えば、PP及びPEのコポリマーを挙げることができる。好ましい実施形態では、収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、PETボトルと共にリサイクル可能である。いくつかの実施形態では、収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。
収縮フィルムは、典型的には、基材、又は例えば、容器(例えば、ボトル、ジャー、チューブなど)若しくは複数の容器(例えば、容器のマルチパック)の上若しくは周囲に適用されるポリマーフィルムである。フィルムの2つの部分(例えば、2つの縁部)は互いに結合して、スリーブ又はチューブ構成をもたらすシール又は継ぎ目を形成することができる。100℃に加熱されたとき、収縮フィルムは、1%以上、2%以上、5%以上、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、又は50%以上縮小又は収縮する。100℃に加熱されたとき、収縮フィルムは、加熱前のサイズの90%以下、80%以下、75%以下、70%以下、又は50%以下だけ縮小又は収縮することができる。収縮フィルムは、収縮開始温度以上に加熱すると、1%~90%、2%~80%、又は5%~70%縮小又は収縮することができる。収縮は、縦方向、横方向、又はその両方であってもよい。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムは、主に横方向にのみ収縮する。いくつかの実施形態では、熱収縮フィルムは、主に縦方向にのみ収縮する。収縮フィルムが収縮する量は、収縮される容器に大きく依存し得る、又は収縮される容器に基づいて選択され得る。フィルムは、下にある物品の輪郭に適合するように収縮する。一実施形態では、収縮フィルムは、閉じ込められた空気がラベルとそれが接着される物品との間の界面から放出されることを可能にするよう、微小穿孔される。別の実施形態では、収縮フィルムは、流体が接着剤から又は物品の表面から漏れ出ることを可能にするよう、透過性である。一実施形態では、通気孔又はスリットが収縮フィルムに設けられる。いくつかの実施形態では、穿孔、ピンホール、又はそのような特徴は、望ましくは、遮光特性を最大限にするよう、回避され得る。
収縮フィルムの層、又は収縮フィルムに適用される層は、必要に応じて、顔料、充填剤、安定剤、光保護剤、又は他の好適な改質剤を任意選択で含有してもよい。
収縮フィルムは、任意の好適な色を有してもよい。しかしながら、リサイクル性のために、有用な収縮フィルムとしては、具体的には、透明収縮フィルム及び白色収縮フィルム(例えば、白色浮遊性フィルム)を挙げることができる。透明収縮フィルムは、熱収縮フィルムを見たときに白色に見えるようにする顔料を含む追加の1つ又は複数の層を備えることによって、白色にすることができる。白色収縮フィルムはまた、例えば、押出又は形成プロセス中に白色顔料を添加することによって作製されてもよい。
有用な収縮フィルムはまた、収縮フィルムの印刷適性、及びこのようにして得られる印刷層の品質を向上させるインク受容組成物の層を備えてもよい。種々のこのような組成物が当該分野で公知であり、これらの組成物は、概して、バインダー及びこのバインダー中に分散された顔料、例えば、シリカ又はタルクを含む。インク受容組成物の存在は、いくつかのインクの乾燥時間を減少させ得る。このようなインク受容組成物は、米国特許第6,153,288号(Shihら)に記載されており、この特許の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
ポリマー収縮フィルムの表面へのインクの接着は、必要又は所望であれば、当業者に周知の技術によって改善することができる。例えば、上述したように、インクプライマー又は他のインク接着促進剤を、インクの適用前に収縮フィルムの表面層に適用することができる。あるいは、収縮フィルムの表面は、例えば、ポリマーフィルム層へのインクの接着を改善するために、コロナ処理又は火炎処理などの方法によって処理することができる。
有用なインクプライマーは、透過性又は不透明であってもよく、プライマーは、特定の印刷プロセスのための所望の粘度を達成するために既知の溶媒及び/又は添加剤で希釈された溶媒系、水系、又はUV系のデジタル印刷インクであってもよい。一実施形態では、プライマーは放射線硬化性(例えば、UV)である。インクプライマーは、ラッカー及び希釈剤を含んでもよい。ラッカーは、1つ以上のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエステルコポリマー、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリ塩化ビニリデン、スチレン-無水マレイン酸コポリマー、スチレン-アクリロニトリルコポリマー、ナトリウム若しくは亜鉛塩又はエチレンメタクリル酸に基づくアイオノマー、ポリメチルメタクリレート、アクリルポリマー及びコポリマー、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、エチレン-酢酸ビニルコポリマー、並びにこれらの2つ以上の混合物から構成され得る。使用され得る希釈剤の例としては、エタノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール;酢酸エチル、酢酸プロピル、及び酢酸ブチルなどのエステル;芳香族炭化水素、例えば、アセトン及びメチルエチルケトンなどのケトン;ヘプタンなどの脂肪族炭化水素;並びにこれらの混合物が挙げられる。ラッカー対希釈剤の比は、インクプライマーの適用に望まれる粘度に依存し、そのような粘度の選択は、当該技術の技能の範囲内である。インクプライマー層は、約0.5μm~約20μm、約1μm~約4μm、又は約1.5μm~約3μmの厚さを有してもよい。
透過性又は非透過性ポリマートップコート又はオーバーコート層が、本開示のラベル中に存在してもよい。トップコート又はオーバーコート層は、ラベルが容器などの物品に貼り付けられる前後に、ラベルに望ましい保護特性を提供することができる。印刷層上の透過性又は非透過性トップコート層の存在により、いくつかの実施形態では、帯電防止特性、剛性、及び/又は耐候性などの追加の特性を提供することができ、トップコートは、例えば、天候、太陽、摩耗、湿気、水などから印刷層を保護することができる。透過性又は非透過性トップコート層は、下にある印刷層の特性を向上させて、より光沢のある豊かな画像を提供することができる。透過性又は非透過性トップコート層により、下にある印刷層又はラベルの美観(例えば、艶消し仕上げ又はソフトタッチ仕上げ)を変化させることができる。保護透過性保護層はまた、耐摩耗性、耐放射線性(例えば、耐UV性)、耐薬品性、耐熱性であるように設計されてもよく、それによって、ラベル、特に印刷層をそのような原因による劣化から保護する。オーバーコートはまた、ラベルが高速で容器に適用される場合により容易な取り扱いを提供するために、帯電防止剤又は粘着防止剤を含有してもよい。層は、当業者に公知の技術によって印刷層に適用されてもよい。ポリマーフィルムは、溶液から堆積されてもよく、又は予め形成されたフィルム(印刷層に積層された)として適用されてもよく、又は当該技術分野において公知の任意の他の好適な手段によって適用されてもよい。
透過性又は非透過性トップコート又はオーバーコート層が存在する場合、それは、単一層又は多層構造を有し得る。保護層の厚さは、概ね、約1μm~約125μm、約12.5μm~約125μm、及び一実施形態では約25μm~約75μmの範囲内である。トップコート層の例は、米国特許第6,106,982号(Mientusら)に記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。
トップコート又はオーバーコート層は、ポリオレフィン、エチレン又はプロピレンの熱可塑性ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、エポキシ、酢酸ビニルホモポリマー、コポリマー又はターポリマー、アイオノマー、及びこれらの混合物を含んでもよい。
透過性トップコート又はオーバーコートは、UV光吸収剤及び/又は他の光安定剤を含有してもよい。好適なUV光吸収剤としては、BASFから商品名「Tinuvin」及び「Chimassorb」で入手可能なもの、例えば、Tinuvin 111、Tinuvin 123、Tinuvin 622、Tinuvin 770、Tinuvin 783、Chimassorb 119、及びChimassorb 944が挙げられる。UV光吸収剤及び/又は光安定剤の濃度は、透過性又は非透過性透過性保護層の最大約2.5重量%の範囲内であり、一実施形態では、約0.05重量%~約1重量%である。しかしながら、いくつかの実施形態では、透過性トップコート又はオーバーコートは、UV光吸収剤又は安定剤を含まない。
透過性トップコート又はオーバーコート層は、酸化防止剤を含有してもよい。熱可塑性フィルムを製造するのに有用な任意の酸化防止剤を使用することができる。
一実施形態によれば、例示的なラベルは、任意選択の帯電防止コーティング、高いTD収縮、低いMD収縮、非常に低い収縮力、及び段階的収縮曲線を有する、透明なリサイクル可能な収縮PETフィルムを備える。一実施形態によれば、本開示のラベルは、例えば、Association for Plastic Recyclers (APR)Critical Guidance Protocol for Clear PET Articles with Labels and Closures(PET-CG-02)を含む特定の業界標準を満たすことができ、これは、フィルムが容器又はボトルと共に完全にリサイクル可能であることを認定するものとみなすことができる。いくつかの実施形態では、本開示のラベルは、Evaluation of the Near Infrared (NIR)Sorting Potential of a Whole Plastic Article (SORT-B-01)、Evaluation of Sorting Potential for Plastic Articles Utilizing Metal,Metalized or Metallic Printed Components (SORT-B-03)、又はその両方に従ってリサイクル可能である。すなわち、一実施形態によれば、本開示のラベルは完全にリサイクル可能である。例えば、ラベルは、典型的なPETリサイクル洗浄(苛性洗浄)で洗い流すことができるインクを含んでもよく、ラベルに使用されるポリマーは、好ましくは透明(好ましくは透明PET)である。一実施形態によれば、ラベルは、苛性洗浄で洗い流すことができないインクを含まない、又は実質的に含まない。一実施形態によれば、ラベルは、リサイクルすることができない着色プラスチック(白色プラスチックを含む)を含まない、又は実質的に含まない。
高不透明度コーティング組成物
一実施形態によれば、ラベルは、高不透明度コーティング組成物から形成された高不透明度層を備える。透明収縮フィルムが使用されるいくつかの実施形態では、これは、開示される物品が、その上に、又は透明収縮フィルム上に適用される層上に適用される任意選択の高不透明度層を備えるのに、有用であり得る。高不透明度層は、ラベルの1つ以上の層に高不透明度コーティング組成物を適用することによって適用されてもよい。
有用な高不透明度コーティング組成物は、水性又は非水性インク組成物を含むことができる。いくつかの実施形態では、高不透明度コーティング組成物は白色顔料を含む。有用な白色顔料の例としては、例えば、二酸化チタン(TiO)、沈降炭酸カルシウム(PCC)、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム(例えば、アルミナ)、白色顔料の薄層でコーティングされたマイカ系顔料(TiOなど)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、高不透明度コーティング組成物は、白色顔料、アニオン性界面活性剤、ラテックス粒子、及び残部の水を含むことができる。他の例では、高不透明度コーティング組成物は、蛍光増白剤、殺生物剤、追加の界面活性剤、共溶媒、及び/又は湿潤剤などの添加剤を含むことができる。
有用な高不透明度コーティング組成物としては、例えば、輪転グラビアインク(例えば、輪転グラビア溶媒系インク)、フレキソ印刷インク、平版印刷インク、又はデジタル印刷インク(例えば、インクジェット、ナノグラフィック)として使用するために配合された組成物を挙げることができる。
高不透明度コーティング組成物は、例えば、グラビア印刷(例えば、輪転グラビア印刷)、フレキソ印刷、及び平版印刷(例えば、オフセット平版印刷)、無版印刷(例えば、デジタル)、ポストプレス適用、及びスクリーン印刷を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知の任意の方法を使用して、収縮フィルム上に配置することができる。グラビア印刷は、液体インクを金属画像担体から基材に直接転写するものである。画像は、画像担体ベースの表面よりも低い。フレキソ印刷は、典型的にはフォトポリマー画像担体から基材への液体インクの直接転写であるが、他の画像担体が存在する。画像は、画像担体ベースの表面よりも上に隆起している。オフセット平版印刷は、基材と薄い平版金属画像担体との中間にあるゴム「ブランケット」から基材へのペーストインクの間接的な転写である。無版印刷のいくつかの例としては、液体トナー電子写真、乾式トナー電子写真、ドロップオンデマンドインクジェット、連続インクジェット、又はNANOGRAPHY(商標)が挙げられる。
高不透明度コーティング組成物が輪転グラビアコーティング又は印刷によって収縮フィルム又は収縮フィルム上の層に適用される実施形態では、高不透明度コーティング組成物は、例えば2番ザーンカップで測定して、16秒~40秒、16秒~25秒、又は19秒~24秒の粘度を有することができる。
高不透明度コーティング組成物がグラビアコーティング又は輪転グラビアコーティングを介して収縮フィルム又は収縮フィルム上の層に適用される実施形態では、高不透明度コーティング組成物は、1つ以上の輪転グラビアシリンダーを使用して適用することができる。シリンダーは、収縮フィルム又は層の表面上に所望の量のコーティング組成物を提供するように調整されてもよい。シリンダーは、1.0BCM以上、5BCM以上、10BCM以上、又は15BCM以上のセル容積を有してもよい。セル容積は、2BCM以下、25BCM以下、又は20BCM以下であってもよい。セル容積は、例えば、1.0BCM~30.0BCM、又は5BMC~25BCMの範囲であってもよい。シリンダーは、25μm以上、50μm以上、又は100μm以上のセル幅値を有してもよい。シリンダーは、300μm以下、250μm以下、又は200μm以下のセル幅値を有してもよい。セル幅値は、例えば、25μm~300μmの範囲であってもよい。シリンダーは、1μm以上、5μm以上、10μm以上、20μm以上、又は30μm以上のチャネル幅を有してもよい。チャネル幅は、75μm以下又は50μm以下であってもよい。チャネル幅は、1μm~75μmの範囲であってもよい。シリンダーは、25LPI以上、50LPI以上、100LPI以上、150LPI以上、又は200LPI以上のラインスクリーン値を有してもよい。ラインスクリーン値は、400LPI以下、350LPI以下、300以下、250以下、又は200以下であってもよい。ラインスクリーン値は、25LPI~400LPIの範囲であってもよい。例示的な実施形態によれば、所望の乾燥コーティング重量は、0.5ppr以上、1ppr以上、5ppr以上、10ppr以上、又は15ppr以上であってもよい。所望の乾燥コーティング重量は、25ppr以下、20ppr以下、又は15ppr以下であってもよい。所望の乾燥コーティング重量は、0.5ppr~25pprの範囲であってもよい。
収縮フィルム上又は収縮フィルム上の層上への高不透明度コーティング組成物の適用により、高不透明度層を形成する。高不透明度層は、収縮フィルムの全体にわたって一定、連続、又は完全である必要はない。いくつかの実施形態では、高不透明度層は、インクの離散ドットのパターンを形成する。他の実施形態では、高不透明度層は、インクの連続層を形成する。
遮光層
一実施形態によれば、ラベルは、遮光インクなどの遮光材料の層を備える。遮光材料は、収縮フィルム上に、又は例えば上述の高不透明度層上をはじめとする収縮フィルム上に適用された層上に適用されてもよい。遮光材料は、1つ以上の遮光成分を含む遮光組成物の形態で適用されてもよい。
一実施形態によれば、遮光層を備えるラベルは、200nm~900nmの波長を有する入射光の少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は更にはほぼ100%若しくは100%を遮断する。一実施形態によれば、遮光層を備えるラベルは、220nm~800nmの波長を有する入射光の少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断する。一実施形態によれば、遮光層を備えるラベルは、220nm~750nmの波長を有する入射光の少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断する。一実施形態によれば、遮光層を備えるラベルは、220nm~600nmの波長を有する入射光の少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断する。一実施形態によれば、遮光層を備えるラベルは、220nm~500nmの波長を有する入射光の少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断する。一実施形態によれば、遮光層を備えるラベルは、220nm~450nmの波長を有する入射光の少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断する。ラベルによって遮断される光の量は、UV-Vis分光光度計、例えば、ShimadzuモデルUV-2600iを使用して測定され得る。
一実施形態によれば、ラベルは、1つ以上の遮光成分を含有する遮光層を備える。いくつかの実施形態では、遮光成分は、1つ以上の金属を含む。いくつかの実施形態では、有用な遮光成分は、金属又は金属含有化合物でカプセル化された顔料を含むことができる。遮光成分の例としては、溶媒印刷又は水系印刷のために設計された有機顔料及び無機顔料、例えば金属顔料が挙げられるが、これらに限定されない。顔料は、カプセル化されていてもカプセル化されていなくてもよい。有用な金属顔料としては、例えば、亜鉛、銅、銀、アルミニウム、並びにこれらの合金及び組み合わせを挙げることができる。他の実施形態では、遮光成分は、二酸化チタン及び関連する充填剤、カーボンブラック、マイカ、反射性顔料、並びに光を遮断することができる他のポリマー及び鉱物を含む。
一実施形態によれば、遮光成分は粒子材料である。遮光成分の粒子は、0.1μm以上、0.5μm以上、1μm以上、2μm以上、3μm以上、4μm以上、又は5μm以上の粒径を有してもよい。遮光成分の粒子の粒径は、100μm以下、50μm以下、25μm以下、15μm以下、12μm以下、10μm以下、8μm以下、7μm以下、又は6μm以下であってもよい。いくつかの実施形態では、遮光成分の粒径は、0.1μm~100μm、1μm~50μm、又は2μm~25μmの範囲内である。ここでいう粒径は、レーザー回折法により測定した平均粒径である。
有用な遮光コーティング組成物としては、例えば、輪転グラビアインク(例えば、輪転グラビア溶媒系インク)、フレキソ印刷インク、平版印刷インク、又はデジタル印刷インク(例えば、インクジェット、ナノグラフィック)として使用するために配合された組成物を挙げることができる。
遮光成分に加えて、遮光組成物は、アルコール、エステル、ケトン、若しくは炭化水素混合物などの溶媒、ニトロセルロース、ポリアミド、ビニル、若しくはアクリルなどの樹脂、又はワックス、可塑剤、界面活性剤、腐食防止剤、若しくは組成物の特性を調整するための架橋剤などの添加剤を更に含んでもよい。
遮光組成物中の遮光成分の量は、3.0重量%以上、5.0重量%以上、又は10重量%以上であってもよい。遮光組成物中の遮光成分の量は、50.0重量%以下、40重量%以下、30重量%以下、又は25重量%以下であってもよい。遮光組成物中の遮光成分の量は、3.0重量%~50重量%、5.0重量%~40重量%、又は10重量%~25重量%であってもよい。ラベル上の遮光成分の量は、遮光の所望の量及び使用される特定の遮光成分に基づいて変動し得る。いくつかの実施形態では、遮光成分は、0.1ppr~10ppr、0.2ppr~5ppr、又は0.3ppr~3pprでラベル上に存在してもよい。
遮光コーティング組成物は、例えば、グラビア印刷(例えば、輪転グラビア印刷)、フレキソ印刷、及び平版印刷(例えば、オフセット平版印刷)、無版印刷(例えば、デジタル)、ポストプレス適用、及びスクリーン印刷を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知の任意の方法を使用して、収縮フィルム上(又はその上の層上)に適用することができる。グラビア印刷は、液体インクを金属画像担体から基材に直接転写するものである。画像は、画像担体ベースの表面よりも低い。フレキソ印刷は、典型的にはフォトポリマー画像担体から基材への液体インクの直接転写であるが、他の画像担体が存在する。画像は、画像担体ベースの表面よりも上に隆起している。オフセット平版印刷は、基材と薄い平版金属画像担体との中間にあるゴム「ブランケット」から基材へのペーストインクの間接的な転写である。無版印刷のいくつかの例としては、液体トナー電子写真、乾式トナー電子写真、ドロップオンデマンドインクジェット、連続インクジェット、又はNANOGRAPHY(商標)が挙げられる。
遮光コーティング組成物が輪転グラビアコーティング又は印刷によって収縮フィルム又は収縮フィルム上の層に適用される実施形態では、遮光コーティング組成物は、2番ザーンカップで測定して、16秒以上、17秒以上、18秒以上、又は19秒以上の粘度を有することができる。粘度は、40秒以下、25秒以下、又は24秒以下であってもよい。例えば、粘度は、16秒~40秒、15秒~25秒、又は更には19秒~24秒の範囲であってもよい。
遮光組成物は、所望の遮光性能をもたらすのに好適な速度でラベル上に適用されてもよい。グラビアコーティング又は輪転グラビアコーティングが使用される場合、使用される組成物の量は、グラビアシリンダーの彫刻仕様を調整することによって制御されてもよい。シリンダーは、1.0BCM以上、5BCM以上、10BCM以上、又は15BCM以上のセル容積を有してもよい。セル容積は、2BCM以下、25BCM以下、又は20BCM以下であってもよい。セル容積は、例えば、1.0BCM~30.0BCM、又は5BMC~25BCMの範囲であってもよい。シリンダーは、25μm以上、50μm以上、又は100μm以上のセル幅値を有してもよい。シリンダーは、300μm以下、250μm以下、又は200μm以下のセル幅値を有してもよい。セル幅値は、例えば、25μm~300μmの範囲であってもよい。シリンダーは、1μm以上、5μm以上、10μm以上、20μm以上、又は30μm以上のチャネル幅を有してもよい。チャネル幅は、75μm以下又は50μm以下であってもよい。チャネル幅は、1μm~75μmの範囲であってもよい。シリンダーは、25LPI以上、50LPI以上、100LPI以上、150LPI以上、又は200LPI以上のラインスクリーン値を有してもよい。ラインスクリーン値は、400LPI以下、350LPI以下、300以下、250以下、又は200以下であってもよい。ラインスクリーン値は、25LPI~400LPIの範囲であってもよい。例示的な実施形態によれば、所望の乾燥コーティング重量は、0.1ppr以上、0.2ppr以上、0.3ppr以上、0.4ppr以上、0.5ppr以上、1ppr以上、5ppr以上、10ppr以上、又は15ppr以上であってもよい。所望の乾燥コーティング重量は、25ppr以下、20ppr以下、又は15ppr以下であってもよい。所望の乾燥コーティング重量は、0.1ppr~25ppr、0.4ppr~15ppr、又は0.5ppr~10pprの範囲であってもよい。
実施形態では、遮光コーティング組成物は、25LPI~400LPIの範囲のラインスクリーン数を有する単一(1)輪転グラビアシリンダーを使用して、輪転グラビアコーティング又は印刷を介して、収縮フィルム又は収縮フィルム上の層に適用されてもよい。いくつかの実施形態では、遮光コーティング組成物は、120LPIのラインスクリーン数を有する単一(1)輪転グラビアシリンダーを使用して、又は200LPIのラインスクリーン数を有する2つの(2)輪転グラビアシリンダーを使用して、輪転グラビアコーティングを介して、収縮フィルム又は収縮フィルム上の層に適用されてもよい。得られる乾燥コーティング重量は、0.5ppr~10pprの範囲内であってもよい。
収縮フィルム上又は収縮フィルム上の層上への遮光コーティング組成物の適用により、遮光層を形成する。遮光層は、収縮フィルムの全体にわたって一定、連続、又は完全である必要はない。いくつかの実施形態では、高不透明度層は、遮光成分の離散ドットのパターンを形成する。他の実施形態では、高不透明度層は、遮光成分の連続層を形成する。
しるし層
開示されたラベルはまた、その上に、又は例えば上述の高不透明度層上をはじめとする収縮フィルム上に適用された層上に適用されたしるし層を備えてもよい。しるし層は、画像形成組成物の1つ以上の層又は1つ以上の部分層を適用することによって適用することができる。
有用な画像形成組成物としては、例えば、輪転グラビアインク(例えば、輪転グラビア溶媒系インク)、フレキソ印刷インク、平版印刷インク、又はデジタル印刷インク(例えば、インクジェット、ナノグラフィック)として使用するために配合された組成物を挙げることができる。実質的に、しるし(例えば、製品ラベルを形成するための画像及び関連するテキスト)を形成するのに有用な任意のインク又はインク組成物の組み合わせを、本明細書に開示されるようなしるし層を形成するのに利用することができる。
画像形成組成物の好適な成分は特に限定されない。画像形成組成物に使用することができる好適な成分のいくつかの例を以下に開示する。
いくつかの実施形態では、画像形成組成物は、有機溶媒若しくは水又はこれらの組み合わせなどの溶媒を含む。組成物中の溶媒の量は、望ましい色濃度及び粘度(例えば、較正2番ザーンカップを使用して測定される)を提供するように調整されてもよい。
画像形成組成物は、任意の好適な無機顔料又は有機顔料を含んでもよい。無機顔料の例としては、例えば、二酸化チタン、クロムイエロー、モリブデンオレンジ、鉄青、カドミウムイエロー、ミロリブリーン、ウルトラマリンブルー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカエアロゲル、又はカオリンなどの顔料が挙げられる。有機顔料の例としては、例えば、ハンザイエロー、ランプブラック、フタロシアン、レッドレークC、ジアリライドイエロー、フロキシン、チャネルブラック、又はローダミンが挙げられる。グラビア印刷用のインク組成物中の顔料の典型的な量は、1重量%~20重量%の範囲であってもよい。
画像形成組成物は、ポリアミド、ニトロセルロース、シェラック、ビニルポリマー、ロジンエステル、又はアクリルポリマーなどのバインダー樹脂を含んでもよい。
画像形成組成物は、例えば、グラビア印刷(例えば、輪転グラビア印刷)、フレキソ印刷、及び平版印刷(例えば、オフセット平版印刷)、無版印刷(例えば、デジタル)、ポストプレス適用、及びスクリーン印刷を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知の任意の方法を使用して、収縮フィルム上(又はその上の層上)に配置することができる。グラビア印刷は、液体インクを金属画像担体から基材に直接転写するものである。画像は、画像担体ベースの表面よりも低い。フレキソ印刷は、典型的にはフォトポリマー画像担体から基材への液体インクの直接転写であるが、他の画像担体が存在する。画像は、画像担体ベースの表面よりも上に隆起している。オフセット平版印刷は、基材と薄い平版金属画像担体との中間にあるゴム「ブランケット」から基材へのペーストインクの間接的な転写である。無版印刷のいくつかの例としては、液体トナー電子写真、乾式トナー電子写真、ドロップオンデマンドインクジェット、連続インクジェット、又はNANOGRAPHY(商標)が挙げられる。
収縮フィルム上又は収縮フィルム上の層上への画像形成組成物の適用により、しるし層を形成する。しるし層は、収縮フィルムの全体にわたって一定、連続、又は完全である必要はない。
しるし層は、インク又はグラフィックス層であってもよく、しるし層は、印刷されたメッセージ及び/又は意図された絵入りデザインに応じて、単色又は多色の印刷層であってもよい。これらには、シリアル番号、バーコード、商標などの可変刻印データが含まれる。しるし層の厚さは、典型的には、約0.5~約10μmの範囲内であり、一実施形態では約1~約5μmであり、別の実施形態では約3μmである。しるし層に使用されるインクとしては、市販の水系インク、溶媒系インク、油系インク、又はエネルギー硬化性インクを挙げることができる。市販インクの例としては、INXFlex Contour(収縮スリーブ用途のためのエネルギー硬化性インクとして特定されるINXの製品)、Genesis GS(収縮スリーブ及びロール供給用途のためのグラビア溶媒系インクとして特定されるINXの製品)、FlexiTech Shrink-U(収縮スリーブ用途のためのフレキソ印刷溶媒系インクとして特定されるFlint Groupの製品)、又はPluriTech Shrink-U(収縮スリーブ用途のためのグラビア溶媒系インクとして特定されるFlint Groupの製品)が挙げられる。
一実施形態では、しるし層は、ポリエステル/ビニルインク、ポリアミドインク、アクリルインク、及び/又はポリエステルインクを含んでもよい。しるし層は、例えば、輪転グラビア印刷法、フレキソ印刷法、又は平版印刷法などによる従来の方法で形成してもよく、インク組成物は、上述の種類の樹脂、好適な顔料又は染料、及び1つ以上の好適な揮発性溶媒を、収縮フィルム又はその上に形成された層の1つ以上の所望の領域上に含む。しるし形成組成物の適用後、インク組成物の揮発性溶媒成分は蒸発し、不揮発性インク成分のみを残して、しるし層を形成する。
ラベル上のインクの総量は、グラフィックス(しるし層)、背景(例えば、白色)層、及び遮光層に依存する。インクの総量は、0.5ppr以上、1ppr以上、5ppr以上、10ppr以上、又は15ppr以上であってもよい。インクの総量は、30ppr以下、25ppr以下、20ppr以下、又は15ppr以下であってもよい。インクの総量は、0.5ppr~30pprの範囲であってもよい。
物品及び容器
図1Aは、外側表面上に適用された熱収縮ラベル100を有する物品10(例えば、ボトル又は他の容器)を示す。熱収縮ラベル100は、熱収縮フィルム120を備え、その上にしるし層125(例えば、グラフィックス)がその一方の表面上に配置され、反対側の表面は、高不透明度層110と、高不透明度層110上の遮光層115とを含む。この実施形態では、遮光層115は、熱収縮ラベル100が適用される物品に最も近い。
図1Bは、外側表面に適用された熱収縮ラベル101を有する物品10(例えば、ボトル又は他の容器)を示す。熱収縮ラベル101は、熱収縮フィルム120を備え、その上に遮光層115が一方の表面上に配置され、反対側の表面は高不透明度層110を有する。熱収縮フィルム120の反対側の高不透明度層110の表面上には、しるし層125が配置されている。この実施形態では、遮光層115は、熱収縮ラベル101が適用される物品に最も近い。
図1Cは、外側表面に適用された熱収縮ラベル102を有する物品10(例えば、ボトル又は他の容器)を示す。熱収縮ラベル102は、熱収縮フィルム120を備え、その上にしるし層125がその表面上に配置され、高不透明度層110は、しるし層125の表面上に配置され、遮光層115は、高不透明度層110上に配置されている。この実施形態では、遮光層115は、熱収縮ラベル102が適用される物品10に最も近い。
図1Dは、外側表面に適用された熱収縮ラベル103を有する物品10(例えば、ボトル又は他の容器)を示す。熱収縮ラベル103は、熱収縮フィルム120を備え、その上に遮光層115が一方の表面上に配置され、反対側の表面はその上に配置されたしるし層125を有する。この実施形態では、遮光層115は、熱収縮ラベル103が適用される物品10に最も近い。このような実施形態は、例えば、印刷されたラベルの背景が暗色又は黒色であることが許容可能である又は望ましい状況において有用であり得る。
図1Eは、外側表面に適用された熱収縮ラベル104を有する物品10(例えば、ボトル又は他の容器)を示す。熱収縮ラベル104は、熱収縮フィルム120を備え、その上にしるし層125がその表面上に配置され、遮光層115は、しるし層125の表面上に配置されている。この実施形態では、遮光層115は、熱収縮ラベル104が適用される物品10に最も近い。
結合層、接着層、プライマー層などを含む、これらの実施形態に示されていない追加の層が、任意選択で、示された層のいずれかの間に又はそれに隣接して含まれ得ることにも留意されたい。
ラベルが適用される物品又は容器は、様々な形態又は形状で提供され得る。好適な物品の非限定的な例としては、ボトル、ジャー、チューブ、トレイ、蓋、玩具、器具などのクロージャ付き及びクロージャなしの容器が挙げられる。例示的な物品1を図2に示す。物品1は、外側表面11を画定する容器10(例えば、ボトル)を備える。本開示の実施形態によるリサイクル可能な収縮ラベル100’は、外側表面11上に配置されている。リサイクル可能な収縮ラベル100’の第1の側は容器10に面し、第2の側150は外側に面する。物品又は容器は、任意のポリマー(例えば、従来のポリマー又はバイオポリマー)、ガラス、又はアルミニウムなどの金属から作製されてもよい。好適なポリマー材料の例としては、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ乳酸(PLA)、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ナイロン、フッ素化エチレンプロピレン、ポリスチレンなどが挙げられる。物品又は容器は、リサイクル可能な材料から作製されてもよい。物品又は容器は、ラベルと同じ又は類似のポリマー、例えば、PETから作製されてもよい。物品又は容器は、ブロー成形、射出成形、熱成形、回転成形などの当該技術分野で公知の多くの様々なプロセスによって作製することができる。
有用な容器としては、例えば、クロージャ付きボトル、クロージャ付きチューブ、ジャーなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、有用な飲料容器は、1つ以上のリサイクル可能な合成顔料及び/又は樹脂を含んでもよい。好ましくは、容器は、機械的PETリサイクル流などの既存のリサイクル流中で処理されてもよい。好適な顔料及び/又は樹脂の非限定的な例としては、高融点PET微粉;PETコモノマー;PET重合の反応物又は副生成物;ポリエチレンナフタレート(PEN);テレフタル酸(TPA又はPTA);ビス(ヒドロキシエチル)テレフタレート(BHET);ジメチルテレフタレート(DMT);ジメチル-2,6ナフタレンジカルボキシレート(NDC);及びイソフタル酸(IPA)が挙げられるが、これらに限定されない。
容器又は物品は、透過性の外観を有してもよい。一実施形態では、容器又は物品は、半透明の外観を有する。半透明の外観は、例えば、透過性容器又は物品の処理、染料及び真珠光沢剤などの成分のベースポリマーへの添加、清澄剤と混合されたポリプロピレン及び/又はポリエチレンの使用によって達成することができる。処理としては、例えば、スプレーコーティング、サンドブラスト、及び成形型表面処理が挙げられる。
一実施形態では、本開示の実施形態による連続ロールラベルは、自動ラベル付けラインプロセスにおいて物品又は容器に適用することができる。自動ラベル付けラインプロセスは、少なくとも10ユニット/分、少なくとも25ユニット/分、少なくとも50ユニット/分、少なくとも100ユニット/分、又は少なくとも250ユニット/分のライン速度を有してもよい。望ましい上限はないが、実際には、自動ラベル付けラインプロセスは、最大2000ユニット/分、例えば、500ユニット/分以下、600ユニット/分以下、700ユニット/分以下、800ユニット/分以下、900ユニット/分以下、又は1000ユニット/分以下のライン速度を有してもよい。
本発明は、特許請求の範囲において規定される。しかしながら、以下に、非限定的な例示的態様の非網羅的なリストが提供される。これらの態様の特徴のうちの任意の1つ以上は、本明細書に記載される別の例、実施形態、又は態様の任意の1つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
例示的な一実施形態によれば、(例えば)15μm~100μm、20μm~80μm、又は25μm~70μmの範囲の厚さを有する透明収縮フィルム(例えば、透明PET収縮フィルム)が、幅広のマスターロールから形成される。プロセスは、生産注文材料サイズ要件に対して正しい幅を提供する。典型的には、アートワークは、それぞれのロールから印刷されるラベルの総数を最大にするよう、フィルムのウェブ幅にわたって繰り返し印刷される。スリッティングステップは、フィルムが継ぎ合わせプロセスのための正確な幅に変換されることを可能にする。収縮フィルムは、(例えば)溶媒系インクを用いて(例えば)輪転グラビア印刷機を使用して印刷することができる。遮光インクは、1つ以上の印刷ステーションにおいて、フィルムのいずれかの側に印刷することができる。任意選択の高不透明度コーティング層をフィルムのいずれかの側に遮光層と共に適用して、しるし層に提供されるラベルのアートワーク又はグラフィックスのための白色不透明背景を提供することもできる。透明フィルムが使用される場合、グラフィックスは、フィルム上に直接印刷されてもよく、続いて高不透明度層(例えば、白色インク)、次いで遮光層に印刷されてもよい。グラフィックスは、透明フィルムを通して見ることができ、フィルムによって保護される。あるいは、グラフィックスは、白色不透明背景の上に印刷されてもよい。グラフィックスが輪転グラビア印刷機を使用して印刷される場合、典型的には、グラフィックスはフィルムのウェブにわたって繰り返し印刷され、次いで個々のラベルロールにスリットされる。任意の数の色を印刷することができ、各色は、異なるインク、色、及び/又はコーティングを適用するためにそれ自体の印刷シリンダー及びインクステーションを有する。次いで、各印刷ステーションにおいて熱風対流送風機でインクを乾燥させる。25LPI以上から最大300LPIまでの範囲のラインスクリーンを輪転グラビア印刷に利用することができる。2番ザーンカップを使用して測定された16~28の範囲の粘度読み取り値が、インクに典型的である。遮光層は、特定の印刷プロセスのための所望の粘度を達成するために既知の溶媒及び/又は添加剤で希釈された溶媒系又は水系組成物であってもよい。いくつかの実施形態では、100メートル/分~300メートル/分の商用印刷速度で所望のインク被覆率を提供するために、遮光層及び高不透明度層(利用される場合)の両方に複数の彫刻を使用することができる。高不透明度層及び遮光層をはじめとする全ての層は、収縮プロセスを受けた後に適切な接着及び色濃度を確保するために、収縮フィルムと共に収縮することができる。層は、好ましくは、インクシステムに推奨されるテープタイプを使用する接着テープ試験、4lbブロックを使用する100回を超えるこすりのSutherland Inkこすり試験機、又はその両方に合格することができる。遮光層は、典型的には、例えば0.22未満の低い動摩擦係数(coefficients of friction、COF)を有するように設計される。
次いで、印刷されたフィルムを平らに巻かれたロールから変換し、フィルムの縁部の片側に適用した溶媒を適用して連続チューブに形成することができる。継ぎ合わせ機械は、フィルムの溶媒縁部側を非溶媒コーティング縁部上に折り畳むことができ、2つの側の化学結合を生成し、大きなロールに巻かれたフィルムの連続チューブをもたらす。標準的な継ぎ合わせ速度は、例えば、毎分200メートルから最大毎分500メートルまでの範囲であり得る。次いで、継ぎ合わされた/チューブ状のラベルロールは、顧客に出荷されるために、例えば、意図された容器上に適用されるために、より短い長さの仕上げたロールに巻かれ得る。遮光を含むラベルは、例えば200ナノメートル~900ナノメートルの波長を有する入射光の少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は更にはほぼ100%若しくは100%を遮断することができる。
一実施形態によれば、物品をリサイクルする方法は、容器及びリサイクル可能な収縮ラベルが作製される材料のタイプ(例えば、プラスチックのタイプ)を決定するステップと、物品を対応するリサイクル流に向けるステップと、物品を洗浄して、リサイクル可能な収縮ラベルからインク及び顔料を除去するステップと、を含む。場合によっては、物品及びラベルは、PETを含むか又はPETから作製されており、PETとして認識され得、PETリサイクル流に向けられ得る。他の場合には、物品及びラベルは、別の樹脂を含むか又は別の樹脂から作製されてもよく、対応するリサイクル流に向けられてもよい。いくつかの好ましい実施形態では、物品に適用されるラベルは、物品と同じ樹脂を含むか又は物品と同じ樹脂から作製される。洗浄された物品は、透明であり得、遮光成分によって汚れていないものであり得、又は実質的に汚れていないものであり得る。物品は苛性浴中で洗浄されてもよい。物品は洗浄前に小片に切断されてもよい。一実施形態によれば、リサイクルプロセス中に、インク及びコーティング層は、熱収縮フィルムからきれいに分離し、純粋な樹脂を回収し再利用可能な樹脂に加工することを可能にする。
例示的な実施形態
実施形態1は、第1の表面と第1の表面の反対側の第2の表面とを有する熱収縮フィルムであって、任意選択で、熱収縮フィルムは、15μm~100μm又は30μm~80μmの厚さを有する、熱収縮フィルムと、第1の表面に隣接して配置され、遮光成分を含む遮光層であって、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断するように構成されている、遮光層と、を含む、リサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態2は、しるし層を更に含み、任意選択で、しるし層が第1の表面上に配置されている、実施形態1に記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。しるし層は、第1の表面に直接隣接してもよい。しるし層は、遮光層に直接隣接してもよい。しるし層は、第1の表面と、別の層、例えば、高不透明度層との間に配置されてもよい。
実施形態3は、高不透明度層を更に備え、高不透明度層が任意選択で白色顔料を含む、実施形態1に記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態4は、高不透明度層が、しるし層と遮光層との間に配置されている、実施形態3に記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。高不透明度層は、しるし層に直接隣接してもよい。高不透明度層は、遮光層に直接隣接してもよい。
実施形態5は、熱収縮フィルムが、ポリエステル、ポリオレフィン、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1~4のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態6は、熱収縮フィルムが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1~5のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。熱収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又はこれらの組み合わせからなってもよい。熱収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)のうちの1つのみからなってもよい。熱収縮フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなってもよい。
実施形態7は、熱収縮フィルムが、継ぎ目を含む、実施形態1~6のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態8は、熱収縮フィルムが、スリーブ又はチューブの形態である、実施形態1~7のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。熱収縮フィルムは、ボトルの上にフィットするように構成されてもよい。
実施形態9は、100℃に加熱されたとき、熱収縮フィルムが、約1%~約90%縮小又は収縮する、実施形態1~8のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。熱収縮フィルムは、加熱前のサイズの1%以上、2%以上、5%以上、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、又は50%以上収縮することができる。100℃に加熱されたとき、熱収縮フィルムは、加熱前のサイズの90%以下、80%以下、75%以下、又は70%以下収縮することができる。熱収縮フィルムは、横方向に収縮してもよい。
実施形態10は、100℃に加熱されたとき、リサイクル可能な収縮ラベル全体が、約1%~約90%縮小又は収縮する、実施形態1~9のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。リサイクル可能な収縮ラベル全体は、横方向に収縮してもよい。
実施形態11は、高不透明度層が、二酸化チタン(TiO)、沈降炭酸カルシウム(PCC)、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、白色顔料の薄層でコーティングされたマイカ系顔料、又はこれらの組み合わせから選択される顔料を含む、実施形態1に記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態12は、遮光成分が金属微粒子を含み、任意選択で、金属微粒子が0.1μm~100μmの粒径を有する、実施形態1~11のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態13は、遮光成分が、亜鉛、アルミニウム、銅、銀、若しくはこれらの合金、二酸化チタン、カーボンブラック、マイカ、反射性顔料、光を遮断することができるポリマー、光を遮断することができる鉱物、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1~12のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。遮光成分は、アルミニウム系成分からなってもよい。
実施形態14は、遮光層が、0.5ppr~25pprの量で存在する、実施形態1~13のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。遮光層は、0.1ppr以上、0.2ppr以上、0.3ppr以上、0.4ppr以上、0.5ppr以上、1ppr以上、5ppr以上、10ppr以上、又は15ppr以上の乾燥コーティング重量を有してもよい。乾燥コーティング重量は、25ppr以下、20ppr以下、又は15ppr以下であってもよい。乾燥コーティング重量は、0.1ppr~25ppr、0.4ppr~15ppr、又は0.5ppr~10pprの範囲であってもよい。
実施形態15は、遮光層が、0.1ppr~10ppr、0.2ppr~5ppr、又は0.3ppr~3pprの遮光成分を含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
実施形態16は、遮光層を備えるラベルが、200nm~900nmの波長を有する入射光の少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は更にはほぼ100%若しくは100%を遮断する、実施形態1~15のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。遮光層を備えるラベルは、220nm~800nmの波長を有する入射光の少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断することができる。遮光層を備えるラベルは、220nm~750nmの波長を有する入射光の少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断することができる。遮光層を備えるラベルは、220nm~600nmの波長を有する入射光の少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断することができる。遮光層を備えるラベルは、220nm~500nmの波長を有する入射光の少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断することができる。遮光層を備えるラベルは、220nm~450nmの波長を有する入射光の少なくとも99%、少なくとも99.5%、約100%、又は100%を遮断することができる。
実施形態17は、外面を含む容器と、容器上に配置された実施形態1~16のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、第1の表面が容器の外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、を備える、物品である。
実施形態18は、容器が、ポリマー、ガラス、金属、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態17に記載の物品である。
実施形態19は、容器がポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、任意選択で容器がポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、任意選択で容器が透明ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む、実施形態16~18のいずれか1つに記載の物品である。
実施形態20は、リサイクル可能な収縮ラベルが、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、任意選択で、ポリエチレンテレフタレート(PET)がリサイクル可能な収縮ラベルの最外層を形成する、実施形態16~19のいずれか1つに記載の物品である。
実施形態21は、容器及びリサイクル可能な収縮ラベルが同じ材料を含む、実施形態16~20のいずれか1つに記載の物品である。容器及びリサイクル可能な収縮ラベルは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含んでもよい。
実施形態22は、容器用のラベルを作製する方法であって、熱収縮性フィルム上にしるし層を堆積させるステップと、任意選択で、しるし層上に高不透明度層を堆積させるステップと、しるし層上、熱収縮性フィルム上、又は高不透明度層上に遮光組成物を堆積させるステップと、を含み、遮光層は、1つ以上の遮光成分を含み、遮光層は、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断することができる、方法である。
実施形態23は、物品をリサイクルする方法であって、物品は、外面を画定する容器と、容器上に配置された実施形態1~16のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、第1の表面が容器の外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、を含み、方法は、容器及びリサイクル可能な収縮ラベルがポリエチレンテレフタレート(PET)を含むことを決定するステップと、物品をポリエチレンテレフタレート(PET)リサイクル流に向けるステップと、物品を洗浄して、リサイクル可能な収縮ラベルからインク及び顔料を除去するステップと、を含む、方法である。
実施形態24は、洗浄された物品が透明であり、遮光成分又は他の顔料若しくはインクによって汚れていない、実施形態23の方法である。
実施形態25は、洗浄が、苛性浴中での洗浄を含む、実施形態24の方法である。
実施形態26は、追加のポリマー層、追加のしるし層、接着剤層、スリップコート、保護最上層、別の機能層、又はこれらの組み合わせを含む追加の層を更に含む、実施形態1~16のいずれか1つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルである。
本発明を以下の実施例により説明する。特定の実施例、材料、量、及び手順は、本明細書に記載される本発明の範囲及び趣旨に従って広く解釈されるべきであることを理解されたい。
本開示の目的及び利点は、以下の実施例によって更に説明されるが、これらの実施例に列挙される特定の材料及びその量、並びに他の条件及び詳細は、本開示を過度に限定するように解釈されるべきではない。
特に明記しない限り、実施例及び明細書の残りの部分における全ての部、百分率、比率などは重量による。これらの略語が、以下の実施例において使用される:g=グラム、min=分、hr=時間、mL=ミリリットル、L=リットル。以下の表に別段の指示がない限り、化学物質は、Sigma-Aldrich(St.Louis,MO)から入手した。
実施例1.
例示的な物品を、以下の表1Aに見られるように作製した。UV-Vis分光光度計(ShimadzuモデルUV-2600i)を用いて、400nm、500nm、600nm、及び700nmの波長における遮光能力について試料を試験した。収縮前に試料を試験した。試料6及び試料7は、収縮後にも試験した。結果を表1Bに示す。
第1及び第2の層は、白色インクを使用して印刷された高不透明度層であった。第3の層は白色インクを含み、試料1~3については青色インクも含んだ。第4の層及び第5の層は遮光層であった。遮光成分は、ブロンズ色を示す金属微粒子であった。
図3~図5は、試料のUV-Visスペクトルを示す。図3は、表1Bの各試料の透過率を示す。図4は、試料2~7を示す下部の拡大図である。図5は、試料6及び7(収縮前)を、6-収縮及び7-収縮の試料と比較している。
実施例2
遮光に対する色の効果及び色の外観に対する遮光層の効果を評価するために、様々なカラーグラフィックスを有する試料を調製した。
APR認定リサイクル可能40μm透明PET収縮スリーブフィルムを使用して、試料を調製した。溶媒輪転グラビアインクを用いて、インクをフィルム上に印刷した。フィルムを最初に単色(黄色、赤色、又は反射性青色)で印刷した。次いで、印刷された色を3層の白色インクで覆った。白色インク層の上に、遮光組成物を、12BCM(平方インチ当たり10億立方ミクロン、又は10μm/インチ)の容積を有する輪転グラビアシリンダーによって適用した。
UV-Vis分光光度計(ShimadzuモデルUV-2600i)を用いて、220nm~900nmの範囲の波長における遮光能力(収縮前)について試料を試験した。結果を表2に示す。また、試料を目視観察して、色の外観に対する遮光層の効果を評価した。
より低いL値(Lスケール上のより暗い色)のインクは、特定の波長(例えば、600~700nm)における遮光をわずかに改善することが観察された。遮光組成物が色の視覚的外観に効果があることも観察された。より飽和した又はより不透明な色が、意図された色効果を生成するために使用され得ることが結論付けられた。
実施例3
遮光能力に対する遮光層の厚さの影響を評価した。APR認定リサイクル可能40μm透明PET収縮スリーブフィルムを使用して、様々な試料を調製した。溶媒輪転グラビアインクを用いて、インクをフィルム上に印刷した。フィルムを最初に3層の白色インクで印刷した。5BCM~12BCM(1平方インチ当たり10億立方ミクロン、又は10μm/インチ)の範囲の容積を有するレーンを有する「縞状」輪転グラビアシリンダー(各印刷レーンは異なる彫刻仕様を有する)を使用して、白色インク層の上に、様々な厚さの遮光組成物を適用した。遮光組成物は、灰色又は銀色の外観を有する金属遮光成分を含んでいた。
UV-Vis分光光度計(ShimadzuモデルUV-2600i)を用いて、220nm~900nmの範囲の波長における遮光能力(収縮前)について試料を試験した。結果を表3に示す。また、試料を目視観察して、その前に印刷された白色層の外観に対する遮光層の効果を評価した。遮光層の厚さは、白色の明度と逆相関を有することが観察された。遮光層の厚さが増加するにつれて、白色の明度は減少した。遮光層の厚さが減少するにつれて、白色層の明度は増加した。
実施例4
本開示に従って調製されたラベルの遮光性能を、市販の遮光ラベルと比較した。
試料ラベルは、遮光層を適用するために、12BCM、10BCM、8BCM、及び6BCM容積で彫刻されたレーンを有する「縞状」輪転グラビアシリンダーによって、実施例3と同様に調製した。比較試料は、2つの(2)異なる市販の白色PETフィルムであり、各々が、10BCMの容積を有する輪転グラビアシリンダーによって黒色インクで片側に印刷された。比較試料はリサイクル不可能である。
試料を実施例3に記載したように試験した。上記の結果を表4に示す。
本開示によるラベルは、遮光層がより厚い場合、市販のラベルに匹敵する遮光特性を提供することが観察された。遮光層が薄くなると、実施例3に見られるように、遮光特性が低下した。
目視比較により、本開示によるラベルがより良好な明度特性を示すことが観察された。
実施例5
本開示に従って調製されたラベルの遮光性能を、光を遮断するために使用され、市場で市販されている比較ラベルと比較した。
APR認定リサイクル可能40μm透明PET収縮スリーブフィルムを使用して、試料ラベルを調製した。溶媒輪転グラビアインクを用いて、インクをフィルム上に印刷した。フィルムを最初にしるし層(4つの異なる着色インク)で印刷した。次いで、印刷されたしるし層を3層の白色インクで覆った。白色インク層の上に、遮光組成物を、12BCM(平方インチ当たり10億立方ミクロン、又は10μm/インチ)の容積を有する輪転グラビアシリンダーによって適用した。
比較試料(比較試料3及び比較試料4)は、その内容物を保護するために光を遮断する必要がある製品に現在使用されている2つの(2)異なる印刷ラベルであった。比較試料3は、白色フィルム上に印刷され、試料ラベルとほぼ同一のグラフィックスを有し、光を遮断するのを助けるために内側に黒色印刷を有した。比較試料4は、白色フィルム上に印刷され、試料ラベル又は比較試料3とは異なるグラフィックスを有し、光を遮断するのを助けるために内側に黒色印刷を有した。比較試料はリサイクル不可能である。
試料を実施例3に記載したように試験した。遮光結果を下記の表5に示す。
本開示によるラベルは、市販のラベルに匹敵する遮光特性を提供することが観察された。
目視比較により、本開示によるラベルがより良好な明度特性を示し、しるし層の色がより鮮やかに見えることが観察された。
実施例6
典型的なリサイクル装置の、本開示によるラベルが付いたボトルを正しく分別する能力を、APR分別要件との適合性を試験するために試験した。試料を、2018年5月15日に発行されたAPR文書番号SORT-B-03、Evaluation of Sorting Potential for Plastic Articles Utilizing Metal,Metalized,or Metallic Printed Componentsに従って試験した。更なる手引きは、APR文書PET-CG-02、Critical Guidance Protocol for Clear PET Articles with Labels and Closures;及びPET-B-02、Benchmark Evaluation for Clear PET Articles with Labels and Closuresに見出すことができる。
12BCMの遮光層を用いて、実施例2に記載したようにラベルを調製した。ラベルを透明PETボトル上に適用した。ラベル付きボトルを、垂直及び水平向きの両方でEriez Xtreme Test Lineにおいて試験した。試験を開始する前に、候補物品を圧縮する。物品は、第一鉄であるか否かが判定される。第一鉄物品は、プレート磁石で試験される。次いで、物品を垂直及び水平向きでトンネル型金属検出器に通し、試料の等価球面度数を計算する。0~2mmの球サイズは、リサイクル可能な試料を示す。
試料は、縦向きで0.5mm、横向きで0.6mmの球サイズを示すことが分かった。
ボトルを、PET物品の識別に使用される渦電流選別機及びNIR選別機にも通した。ボトルは、NIR選別機によってPETとして認識された。ボトルはまた、渦電流選別機によって捕捉されなかった。言い換えれば、ボトルは、プラスチック(例えば、PET)ボトルのリサイクル基準に合格した。
本明細書に引用される全ての特許、特許出願、及び刊行物、並びに電子的に入手可能な資料の完全な開示は、参照により組み込まれる。本出願の開示と、参照により本明細書に組み込まれる任意の文書の開示との間に何らかの不一致が存在する場合、本出願の開示が優先するものとする。前述の発明を実施するための形態及び実施例は、理解を明確にするためにのみ示されている。それらから不必要な限定が承知されるべきではない。本発明は、示され説明された正確な詳細に限定されるものではなく、当業者に明らかな変形形態は、特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内に含まれる。
本明細書に引用される全ての特許、特許出願、及び刊行物、並びに電子的に入手可能な資料の完全な開示は、参照により組み込まれる。本出願の開示と、参照により本明細書に組み込まれる任意の文書の開示との間に何らかの不一致が存在する場合、本出願の開示が優先するものとする。前述の発明を実施するための形態及び実施例は、理解を明確にするためにのみ示されている。それらから不必要な限定が承知されるべきではない。本発明は、示され説明された正確な詳細に限定されるものではなく、当業者に明らかな変形形態は、特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内に含まれる。以下の項目[態様1]~[態様22]に本発明の実施形態の例を列記する。
[態様1]
リサイクル可能な収縮ラベルであって、
第1の表面と前記第1の表面の反対側の第2の表面とを有し、15μm~100μm又は30μm~80μmの厚さを有する熱収縮フィルムと、
前記第1の表面に隣接して配置され、遮光成分を含む遮光層であって、前記リサイクル可能な収縮ラベルが、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断するように構成されている、遮光層と、
を備える、リサイクル可能な収縮ラベル。
[態様2]
しるし層を更に含み、任意選択で、前記しるし層が前記第1の表面上に配置されている、態様1に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様3]
高不透明度層を更に含み、前記高不透明度層が任意選択で白色顔料を含む、態様1又は2に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様4]
前記リサイクル可能な収縮ラベルが、しるし層を備え、前記高不透明度層が、前記しるし層と前記遮光層との間に配置されている、態様3に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様5]
前記熱収縮フィルムが、ポリエステル、ポリオレフィン、又はこれらの組み合わせを含む、態様1~4のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様6]
前記熱収縮フィルムが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又はこれらの組み合わせを含む、態様1~5のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様7]
前記熱収縮フィルムが、継ぎ目を含む、態様1~6のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様8]
前記熱収縮フィルムが、スリーブ又はチューブの形態である、態様1~7のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様9]
100℃に加熱されたとき、前記熱収縮フィルムが約1%~約90%縮小又は収縮し、任意選択で、前記熱収縮フィルムが横方向に約1%~90%縮小又は収縮する、態様1~8のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様10]
100℃に加熱されたとき、前記リサイクル可能な収縮ラベル全体が約1%~約90%縮小又は収縮し、任意選択で、前記リサイクル可能な収縮ラベル全体が横方向に約1%~90%縮小又は収縮する、態様1~9のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様11]
前記高不透明度層が、二酸化チタン(TiO )、沈降炭酸カルシウム(PCC)、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、白色顔料の薄層でコーティングされたマイカ系顔料、又はこれらの組み合わせから選択される顔料を含む、態様3~10のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様12]
前記遮光成分が金属微粒子を含み、任意選択で、前記金属微粒子が0.1μm~100μmの粒径を有する、態様1~11のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様13]
前記遮光成分が、亜鉛、アルミニウム、銅、銀、若しくはこれらの合金、二酸化チタン、カーボンブラック、マイカ、反射性顔料、光を遮断することができるポリマー、光を遮断することができる鉱物、又はこれらの組み合わせを含む、態様1~12のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様14]
前記遮光層が、0.5ppr~25pprの量で存在する、態様1~13のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様15]
前記遮光層が、0.1ppr~10ppr、0.2ppr~5ppr、又は0.3ppr~3pprの前記遮光成分を含む、態様1~14のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
[態様16]
外面を含む容器と、
前記容器上に配置された、態様1~15のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、前記熱収縮フィルムの前記第1の表面が、前記容器の前記外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、
を備える、物品。
[態様17]
前記容器が、ポリマー、ガラス、金属、又はこれらの組み合わせを含む、態様16に記載の物品。
[態様18]
前記容器がポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、任意選択で前記容器がポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、任意選択で前記容器が透明ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む、態様16又は17に記載の物品。
[態様19]
前記リサイクル可能な収縮ラベルが、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、任意選択で、前記ポリエチレンテレフタレート(PET)が前記リサイクル可能な収縮ラベルの最外層を形成する、態様16~18のいずれか一つに記載の物品。
[態様20]
容器用のラベルを作製する方法であって、
熱収縮性フィルム上にしるし層を堆積させることと、
任意選択で、前記しるし層上に高不透明度層を堆積させることと、
前記しるし層上、前記熱収縮性フィルム上、又は前記高不透明度層上に遮光組成物を堆積させることと、を含み、
前記遮光層は、1つ以上の遮光成分を含み、前記ラベルは、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断することができる、方法。
[態様21]
物品をリサイクルする方法であって、前記物品は、外面を画定する容器と、前記容器上に配置された態様1~15のいずれか一つに記載のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、前記第1の表面が前記容器の前記外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、を備え、前記方法は、
前記容器及びリサイクル可能な収縮ラベルがポリエチレンテレフタレート(PET)を含むことを決定することと、
前記物品をポリエチレンテレフタレート(PET)リサイクル流に向けることと、
前記物品を洗浄して、前記リサイクル可能な収縮ラベルからインク及び顔料を除去することと、
を含む、方法。
[態様22]
前記洗浄された物品が透明であり、前記遮光成分又は他の顔料若しくはインクによって汚れていない、態様21に記載の方法。

Claims (22)

  1. リサイクル可能な収縮ラベルであって、
    第1の表面と前記第1の表面の反対側の第2の表面とを有し、15μm~100μm又は30μm~80μmの厚さを有する熱収縮フィルムと、
    前記第1の表面に隣接して配置され、遮光成分を含む遮光層であって、前記リサイクル可能な収縮ラベルが、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断するように構成されている、遮光層と、
    を備える、リサイクル可能な収縮ラベル。
  2. しるし層を更に含み、任意選択で、前記しるし層が前記第1の表面上に配置されている、請求項1に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  3. 高不透明度層を更に含み、前記高不透明度層が任意選択で白色顔料を含む、請求項1又は2に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  4. 前記リサイクル可能な収縮ラベルが、しるし層を備え、前記高不透明度層が、前記しるし層と前記遮光層との間に配置されている、請求項3に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  5. 前記熱収縮フィルムが、ポリエステル、ポリオレフィン、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  6. 前記熱収縮フィルムが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG又はPET-G)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン若しくは配向ポリスチレン(OPS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  7. 前記熱収縮フィルムが、継ぎ目を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  8. 前記熱収縮フィルムが、スリーブ又はチューブの形態である、請求項1~7のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  9. 100℃に加熱されたとき、前記熱収縮フィルムが約1%~約90%縮小又は収縮し、任意選択で、前記熱収縮フィルムが横方向に約1%~90%縮小又は収縮する、請求項1~8のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  10. 100℃に加熱されたとき、前記リサイクル可能な収縮ラベル全体が約1%~約90%縮小又は収縮し、任意選択で、前記リサイクル可能な収縮ラベル全体が横方向に約1%~90%縮小又は収縮する、請求項1~9のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  11. 前記高不透明度層が、二酸化チタン(TiO)、沈降炭酸カルシウム(PCC)、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、白色顔料の薄層でコーティングされたマイカ系顔料、又はこれらの組み合わせから選択される顔料を含む、請求項3~10のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  12. 前記遮光成分が金属微粒子を含み、任意選択で、前記金属微粒子が0.1μm~100μmの粒径を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  13. 前記遮光成分が、亜鉛、アルミニウム、銅、銀、若しくはこれらの合金、二酸化チタン、カーボンブラック、マイカ、反射性顔料、光を遮断することができるポリマー、光を遮断することができる鉱物、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1~12のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  14. 前記遮光層が、0.5ppr~25pprの量で存在する、請求項1~13のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  15. 前記遮光層が、0.1ppr~10ppr、0.2ppr~5ppr、又は0.3ppr~3pprの前記遮光成分を含む、請求項1~14のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベル。
  16. 外面を含む容器と、
    前記容器上に配置された、請求項1~15のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、前記熱収縮フィルムの前記第1の表面が、前記容器の前記外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、
    を備える、物品。
  17. 前記容器が、ポリマー、ガラス、金属、又はこれらの組み合わせを含む、請求項16に記載の物品。
  18. 前記容器がポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、任意選択で前記容器がポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、任意選択で前記容器が透明ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む、請求項16又は17に記載の物品。
  19. 前記リサイクル可能な収縮ラベルが、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含み、任意選択で、前記ポリエチレンテレフタレート(PET)が前記リサイクル可能な収縮ラベルの最外層を形成する、請求項16~18のいずれか一項に記載の物品。
  20. 容器用のラベルを作製する方法であって、
    熱収縮性フィルム上にしるし層を堆積させることと、
    任意選択で、前記しるし層上に高不透明度層を堆積させることと、
    前記しるし層上、前記熱収縮性フィルム上、又は前記高不透明度層上に遮光組成物を堆積させることと、を含み、
    前記遮光層は、1つ以上の遮光成分を含み、前記ラベルは、200nm~900nmの範囲の波長を有する入射光の少なくとも80%を遮断することができる、方法。
  21. 物品をリサイクルする方法であって、前記物品は、外面を画定する容器と、前記容器上に配置された請求項1~15のいずれか一項に記載のリサイクル可能な収縮ラベルであって、任意選択で、前記第1の表面が前記容器の前記外面に面する、リサイクル可能な収縮ラベルと、を備え、前記方法は、
    前記容器及びリサイクル可能な収縮ラベルがポリエチレンテレフタレート(PET)を含むことを決定することと、
    前記物品をポリエチレンテレフタレート(PET)リサイクル流に向けることと、
    前記物品を洗浄して、前記リサイクル可能な収縮ラベルからインク及び顔料を除去することと、
    を含む、方法。
  22. 前記洗浄された物品が透明であり、前記遮光成分又は他の顔料若しくはインクによって汚れていない、請求項21に記載の方法。
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