JP2024519395A - 脂肪組成物及び油中水型エマルジョン - Google Patents

脂肪組成物及び油中水型エマルジョン Download PDF

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Abstract

本発明は、脂肪組成物であって、脂肪組成物が、18.0重量%~45.0重量%のラウリン酸(02:0)、5.0重量%~20.0重量%のパルミチン酸(06:0)、4.0重量%~18.0重量%のステアリン酸(08:0)、2.0~4.5のステアリン酸(08:0)に対するラウリン酸(02:0)の重量比、及び1.5~5.0のパルミチン酸(06:0)に対するラウリン酸(02:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物が、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、5.0重量%~25.0重量%の全CIM32トリグリセリド、CIM34トリグリセリド、及びCIM36トリグリセリド、10.0重量%~45.0重量%の全CIM44トリグリセリド、CIM46トリグリセリド、及びCIM48トリグリセリド、並びに2.0重量%~12.0重量%の全CIM50トリグリセリド及びCIM52トリグリセリドを含む、脂肪組成物に関する。本発明はまた、脂肪組成物を含有する、マーガリン又はスプレッドなどの油中水型エマルジョン製品に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、脂肪組成物、脂肪組成物を作製するプロセス、脂肪組成物の使用、油中水型エマルジョン、油中水型エマルジョンを調製するプロセス、及び油中水型エマルジョンの使用に関する。
油脂は、食品の重要な成分であり、食品産業において広範囲に使用される。油脂は、例えば、マーガリン又はスプレッドなどの油中水型エマルジョンに使用され、油中水型エマルジョンは、連続相である脂肪相と、連続相に分散される分散相である水相と、からなる。
水相は、一般に、水、乳、乳タンパク質、粉乳、植物性ミルク、塩、防腐剤、香料、pH調節剤、及び着色剤を含む。脂肪相は、概して、マーガリン若しくはスプレッドなどの油中水型エマルジョンの構造、触感、及び感覚刺激特性に強く影響する脂肪組成物を含むか、又はそれからなる。加えて、モノグリセリド及びジグリセリド、蒸留されたモノグリセリド、並びにレシチンは、乳化剤として、そのような油中水型エマルジョンにおいて一般的に使用される。
WO03/096817は、得られた脂肪がスプレッド製造で使用するための天然脂肪相の調製を可能にする液体油を構造化することができる食用トリグリセリド脂肪の調製に関する。しかしながら、パーム油又はココアバターなどの、多量のパルミチン酸を含有する任意の脂肪を使用することは強く推奨されず、それによって、好適な原材料の選択が制限される。
EP-A-3245876は、エステル交換されたココアバターをハードストックとして含む、スプレッダブル食品組成物を開示する。しかしながら、そのような完全にエステル交換されたハードストックを使用することによって、マーガリン生成物は望ましくない脆性、不規則的な構造、及び更には粒状化傾向を有し、最終的には不良なスプレッド性及び感覚刺激特性をもたらすことが観察される。
WO2014/020114は、脂肪スプレッド組成物の調製を可能にする脂肪ブレンド組成物に関する。目的は、使用される飽和脂肪酸、特にパルミチン酸の量を低減させることである。しかしながら、飽和脂肪酸の量の低減は、ほとんどの消費者には受け入れられない、マーガリン又はスプレッドの望ましくない硬度及び過度に柔らかい質感をもたらすことが一般に知られている。
WO2006/131539は、菓子用脂肪に使用するのに好適な水素化されていない植物性脂肪組成物に関する。WO2012/052471は、菓子用フィリング製品に関する。WO2016/162529は、揚げ物食品に関する。
WO2019/185444は、ホイップクリーム又は製パン用途のショートニングなどの菓子製品に使用される水素化されていない脂肪組成物に関する。しかしながら、油中水型エマルジョン製品に関する開示は存在しない。
WO03/096817 EP-A-3245876 WO2014/020114 WO2006/131539 WO2012/052471WO2016/162529 WO2019/185444
マーガリン又はスプレッドなどのスプレッダブル油中水型エマルジョンに使用するのに好適な脂肪組成物は、改善されたスプレッド性、及び融解挙動などの優れた感覚刺激特性を有するが、不良なスプレッド性及び望ましくない後硬化をもたらす好ましくない質感は、大幅に制限及び抑制される必要性が依然としてある。
本発明によれば、脂肪組成物であって、脂肪組成物が、18.0重量%~45.0重量%のラウリン酸(C12:0)、5.0重量%~20.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、4.0重量%~18.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.0~4.5のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.5~5.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物が、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、5.0重量%~25.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、10.0重量%~45.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに2.0重量%~12.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む、脂肪組成物が提供される。
本発明の脂肪組成物は、改善された感覚特性を有するマーガリン又はスプレッドなどの油中水型エマルジョン、特に口腔コーティング挙動又はワックス性を伴わない有利な迅速融解などの融解挙動において特に有用であることが見出されている。特に、本発明の脂肪組成物に定義されるラウリン酸、パルミチン酸、及びステアリン酸含有量などの脂肪酸組成物及びトリグリセリド組成物により、本発明による脂肪組成物を使用するスプレッダブル油中水型エマルジョン生成物は、典型的には、望ましい硬度及び優れたスプレッド性を有すると考えられる。また、本発明の油中水型エマルジョンの良好なスプレッド性は、望ましくない分解を伴わずに、保存期間中に維持することができる。
「脂肪」という用語は、脂肪酸アシル基を含有するグリセリド油脂を指し、いずれの特定の融点も意味しない。「油」という用語は、「脂肪」と同義的に使用される。
「脂肪酸」という用語は、8~24個の炭素原子を有する直鎖の飽和又は不飽和(一価及び多価の不飽和を含む)のカルボン酸を指す。x個の炭素原子及びy個の二重結合を有する脂肪酸は、Cx:yと表され得る。例えば、パルミチン酸は、C16:0と表され得、オレイン酸は、C18:1と表され得る。脂肪酸プロファイルは、ISO12966-2及びISO12966-4に従ってガスクロマトグラフィーを使用する脂肪酸メチルエステル分析(FAME)によって判定され得る。したがって、本明細書で言及される組成物中の脂肪酸(例えば、パルミチン酸(C16:0)、ステアリン酸(C18:0)、オレイン酸(C18:1)など)の割合は、別段に明記されない限り、トリグリセリド、ジグリセリド、及びモノグリセリドなどのアシル基の両方を含み、C8~C24脂肪酸残基の総重量に基づく。
トリグリセリド組成物は、例えば、GC(AOCS Ce 5-86)による分子量差(炭素数(CN))に基づいて判定され得る。表記トリグリセリドCNxxは、脂肪アシル基にxx個の炭素原子を有するトリグリセリド(したがって、標準的な慣行であるように、グリセロールから炭素原子を除外する)を表し、例えば、CN54は、トリステアリンを含む。当該技術分野における通例の専門用語であるように、各炭素数(CN)で指定されたトリグリセリドの量は、脂肪組成物中に存在するCN26~CN62の総トリグリセリドに基づく重量百分率である。
本発明による脂肪組成物は、本明細書で定義される要件を満たす、天然若しくは合成の脂肪、天然若しくは合成の脂肪の画分、又はそれらの混合物から作製され得る。好ましくは、脂肪組成物は、1つ以上の植物性脂肪又は動物性脂肪であるか、又はそれらに由来する。より好ましくは、脂肪組成物は、1つ以上の植物性脂肪であるか、又はそれに由来する。また、本発明による脂肪組成物は、水素化されていない脂肪であるか、又は水素化されていない脂肪に由来することが好ましい。「水素化されていない」という用語は、脂肪組成物が、不飽和脂肪アシル基を飽和脂肪アシル基に変換するために水素化に供される脂肪から調製されていないことを意味する。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、3.5重量%~11.0重量%、より好ましくは4.0重量%~10.0重量%、更により好ましくは4.5重量%~9.5重量%、最も好ましくは5.0重量%~9.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)を含む。
本発明による脂肪組成物は、18.0重量%~45.0重量%、好ましくは18.5重量%~40.0重量%、より好ましくは19.5重量%~38.0重量%、更により好ましくは20.0重量%~36.5重量%、及び最も好ましくは20.5重量%~35.0重量%のラウリン酸(C12:0)を含む。
本発明による脂肪組成物は、5.0重量%~20.0重量%、好ましくは6.0重量%~18.0重量%、より好ましくは7.0重量%~17.0重量%、更により好ましくは8.0重量%~16.0重量%、及び最も好ましくは9.0重量%~15.0重量%のパルミチン酸(C16:0)を含む。
本発明による脂肪組成物は、4.0重量%~18.0重量%、好ましくは4.5重量%~16.0重量%、より好ましくは5.0重量%~15.0重量%、更により好ましくは5.5重量%~14.0重量%、及び最も好ましくは5.7重量%~13.0重量%のステアリン酸(C18:0)を含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、9.0重量%~37.0重量%、より好ましくは10.0重量%~36.0重量%、更により好ましくは11.0重量%~35.0重量%、及び最も好ましくは12.0重量%~34.0重量%のオレイン酸(C18:1)を含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、1.0重量%~30.0重量%、より好ましくは2.0重量%~28.0重量%、更により好ましくは3.0重量%~27.0重量%、及び最も好ましくは4.0重量%~26.0重量%のリノール酸(C18:2)を含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、最大で6.0重量%、より好ましくは最大で5.0重量%、更により好ましくは0.0重量%~4.5重量%、及び最も好ましくは0.1重量%~4.0重量%のリノレン酸(C18:3)を含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、35.0重量%~90.0重量%、より好ましくは40.0重量%~88.0重量%、更により好ましくは45.0重量%~87.0重量%、及び最も好ましくは50.0重量%~86.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)を含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、2.0重量%未満、より好ましくは1.5重量%未満、更により好ましくは1.0重量%未満、及び最も好ましくは0.5重量%未満のトランス脂肪酸残基の含有量を有する。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、20~90、より好ましくは24~85、更により好ましくは26~80、及び最も好ましくは28~75のヨード値を有する。「ヨード値」という用語は、100gの油に加えられ得るヨウ素のグラム数を指す。ヨード値は、C8~C24脂肪酸の総重量に基づく、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した総酸に基づいて、AOCS Cd 1c-85に従って計算することができる。代替的に、ヨード値は、AOCS法Cd 1-25によって測定され得る。
好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、3.5重量%~11.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、18.5重量%~40.0重量%のラウリン酸(C12:0)、6.0重量%~18.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、4.5重量%~16.0重量%のステアリン酸(C18:0)、9.0重量%~37.0重量%のオレイン酸(C18:1)、並びに35.0重量%~90.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)を含む。
より好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、4.0重量%~10.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、19.5重量%~38.0重量%のラウリン酸(C12:0)、7.0重量%~17.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.0重量%~15.0重量%のステアリン酸(C18:0)、10.0重量%~36.0重量%のオレイン酸(C18:1)、並びに40.0重量%~88.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)を含む。
更により好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、4.5重量%~9.5重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、20.0重量%~36.5重量%のラウリン酸(C12:0)、8.0重量%~16.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.5重量%~14.0重量%のステアリン酸(C18:0)、11.0重量%~35.0重量%のオレイン酸(C18:1)、並びに45.0重量%~87.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)を含む。
最も好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、5.0重量%~9.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、20.5重量%~35.0重量%のラウリン酸(C12:0)、9.0重量%~15.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.7重量%~13.0重量%のステアリン酸(C18:0)、12.0重量%~34.0重量%のオレイン酸(C18:1)、並びに50.0重量%~86.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)を含む。
本発明による脂肪組成物は、2.0~4.5、好ましくは2.2~4.3、より好ましくは2.3~4.2、更により好ましくは2.4~4.1、及び最も好ましくは2.5~4.0のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含む。
本発明による脂肪組成物は、1.5~5.0、好ましくは1.7~4.5、より好ましくは1.8~4.0、更により好ましくは1.9~3.5、及び最も好ましくは2.0~3.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、0.3~1.5、より好ましくは0.4~1.3、更により好ましくは0.5~1.1、及び最も好ましくは0.5~1.0のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含む。
好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、18.5重量%~40.0重量%のラウリン酸(C12:0)、6.0重量%~18.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、4.5重量%~16.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.2~4.3のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.7~4.5のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.3~1.5のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含む。
より好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、19.5重量%~38.0重量%のラウリン酸(C12:0)、7.0重量%~17.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.0重量%~15.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.3~4.2のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.8~4.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.4~1.3のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含む。
更により好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、20.0重量%~36.5重量%のラウリン酸(C12:0)、8.0重量%~16.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.5重量%~14.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.4~4.1のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.9~3.5のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.5~1.1のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含む。
最も好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、20.5重量%~35.0重量%のラウリン酸(C12:0)、9.0重量%~15.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.7重量%~13.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.5~4.0のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、2.0~3.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.5~1.0のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含む。
本発明による脂肪組成物は、5.0重量%~25.0重量%、好ましくは6.0重量%~23.0重量%、より好ましくは7.0重量%~22.0重量%、更により好ましくは8.0重量%~21.0重量%、及び最も好ましくは10.0重量%~20.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、10.0重量%~45.0重量%、好ましくは10.5重量%~43.0重量%、より好ましくは11.0重量%~42.0重量%、更により好ましくは12.0重量%~40.0重量%、及び最も好ましくは13.0重量%~39.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、2.0重量%~12.0重量%、好ましくは3.0重量%~11.0重量%、より好ましくは4.0重量%~10.0重量%、更により好ましくは4.5重量%~10.0重量%、及び最も好ましくは5.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む。
好ましい実施形態では、脂肪組成物は、18.5重量%~40.0重量%のラウリン酸(C12:0)、6.0重量%~18.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、4.5重量%~16.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.2~4.3のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.7~4.5のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、6.0重量%~23.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、10.5重量%~43.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに3.0重量%~11.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む。
より好ましい実施形態では、脂肪組成物は、19.5重量%~38.0重量%のラウリン酸(C12:0)、7.0重量%~17.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.0重量%~15.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.3~4.2のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び1.8~4.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、7.0重量%~22.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、11.0重量%~42.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに4.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む。
更により好ましい実施形態では、脂肪組成物は、20.0重量%~36.5重量%のラウリン酸(C12:0)、8.0重量%~16.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.5重量%~14.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.4~4.1のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び1.9~3.5のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、8.0重量%~21.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、12.0重量%~40.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに4.5重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む。
最も好ましい実施形態では、脂肪組成物は、20.5重量%~35.0重量%のラウリン酸(C12:0)、9.0重量%~15.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.7重量%~13.0重量%のステアリン酸(C18:0)、2.5~4.0のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び2.0~3.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、10.0重量%~20.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、13.0重量%~39.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに5.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、最大で6.0重量%、より好ましくは0.1重量%~5.0重量%、更により好ましくは0.5重量%~4.5重量%、及び最も好ましくは1.0重量%~4.5重量%のCN32トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、最大で8.0重量%、より好ましくは0.1重量%~7.0重量%、更により好ましくは1.0重量%~6.0重量%、及び最も好ましくは2.0重量%~6.0重量%のCN34トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、3.0重量%~15.0重量%、より好ましくは4.0重量%~14.0重量%、更により好ましくは5.0重量%~12.0重量%、及び最も好ましくは6.0重量%~11.0重量%のCN36トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、7.0重量%~20.0重量%、より好ましくは7.5重量%~19.0重量%、更により好ましくは8.0重量%~18.0重量%、及び最も好ましくは8.5重量%~17.0重量%のCN42トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、4.0重量%~16.0重量%、より好ましくは4.5重量%~15.0重量%、更により好ましくは5.0重量%~14.0重量%、及び最も好ましくは5.5重量%~13.0重量%のCN44トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、3.0重量%~15.0重量%、より好ましくは3.5重量%~14.0重量%、更により好ましくは4.0重量%~13.0重量%、及び最も好ましくは4.5重量%~12.0重量%のCN46トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、2.5重量%~17.0重量%、より好ましくは3.0重量%~16.0重量%、更により好ましくは3.5重量%~15.0重量%、及び最も好ましくは4.0重量%~14.0重量%のCN48トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、0.5重量%~9.0重量%、より好ましくは1.0重量%~8.0重量%、更により好ましくは1.5重量%~7.0重量%、及び最も好ましくは2.0重量%~6.0重量%のCN50トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、2.0重量%~10.0重量%、より好ましくは2.5重量%~9.0重量%、更により好ましくは3.0重量%~8.0重量%、及び最も好ましくは3.5重量%~7.0重量%のCN52トリグリセリドを含む。
好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、6.0重量%~23.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、10.5重量%~43.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、3.0重量%~11.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、最大で6.0重量%のCN32トリグリセリド、最大で8.0重量%のCN34トリグリセリド、7.0重量%~20.0重量%のCN42トリグリセリド、4.0重量%~16.0重量%のCN44トリグリセリド、及び3.0重量%~15.0重量%のCN46トリグリセリドを含む。
より好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、7.0重量%~22.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、11.0重量%~42.0重量%全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、4.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、0.1重量%~5.0重量%のCN32トリグリセリド、0.1重量%~7.0重量%のCN34トリグリセリド、7.5重量%~19.0重量%のCN42トリグリセリド、4.5重量%~15.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに3.5重量%~14.0重量%のCN46トリグリセリドを含む。
更により好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、8.0重量%~21.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、12.0重量%~40.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、4.5重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、0.5重量%~4.5重量%のCN32トリグリセリド、1.0重量%~6.0重量%のCN34トリグリセリド、8.0重量%~18.0重量%のCN42トリグリセリド、5.0重量%~14.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに4.0重量%~13.0重量%のCN46トリグリセリドを含む。
最も好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、10.0重量%~20.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、13.0重量%~39.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、5.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、1.0重量%~4.5重量%のCN32トリグリセリド、2.0重量%~6.0重量%のCN34トリグリセリド、8.5重量%~17.0重量%のCN42トリグリセリド、5.5重量%~13.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに4.5重量%~12.0重量%のCN46トリグリセリドを含む。
本発明による脂肪組成物の固体脂肪含有量は、ISO8292-1に従って不安定な脂肪で測定される。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、10℃で、30.0~65.0、より好ましくは32.0~60.0、更により好ましくは33.0~57.0、及び最も好ましくは34.0~55.0の固体脂肪含有量を有する。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、20℃で、10.0~40.0、より好ましくは11.0~35.0、更により好ましくは11.5~32.0、及び最も好ましくは12.0~30.0の固体脂肪含有量を有する。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、25℃で、最大で20.0、より好ましくは1.0~19.0、更により好ましくは2.0~18.0、及び最も好ましくは3.0~15.0の固体脂肪含有量を有する。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、30℃で、最大で10.0、より好ましくは最大で8.0、更により好ましくは最大で7.0、及び最も好ましくは0.0~5.0の固体脂肪含有量を有する。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、35℃で、最大で5.0、より好ましくは最大で4.0、更により好ましくは最大で3.0、及び最も好ましくは0.0~2.0の固体脂肪含有量を有する。
好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、10℃で、30.0~65.0の固体脂肪含有量、20℃で、10.0~40.0の固体脂肪含有量、25℃で、最大で20.0の固体脂肪含有量、30℃で、最大で10.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、最大で5.0の固体脂肪含有量を有する。
より好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、10℃で、32.0~60.0の固体脂肪含有量、20℃で、11.0~35.0の固体脂肪含有量、25℃で、1.0~19.0の固体脂肪含有量、30℃で、最大で8.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、最大で4.0の固体脂肪含有量を有する。
更に好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、10℃で、33.0~57.0の固体脂肪含有量、20℃で、11.5~32.0の固体脂肪含有量、25℃で、2.0~18.0の固体脂肪含有量、30℃で、最大で7.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、最大で3.0の固体脂肪含有量を有する。
最も好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、10℃で、34.0~55.0の固体脂肪含有量、20℃で、12.0~30.0の固体脂肪含有量、25℃で、3.0~15.0の固体脂肪含有量、35℃で、0.0~2.0の固体脂肪含有量を有する。
好ましい実施形態では、本発明による水素化されていない脂肪組成物は、3.5重量%~11.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、18.5重量%~40.0重量%のラウリン酸(C12:0)、6.0重量%~18.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、4.5重量%~16.0重量%のステアリン酸(C18:0)、9.0重量%~37.0重量%のオレイン酸(C18:1)、35.0重量%~90.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)、2.2~4.3のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.7~4.5のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.3~1.5のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、6.0重量%~23.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、10.5重量%~43.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、3.0重量%~11.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、最大で6.0重量%のCN32トリグリセリド、最大で8.0重量%のCN34トリグリセリド、7.0重量%~20.0重量%のCN42トリグリセリド、4.0重量%~16.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに3.0重量%~15.0重量%のCN46トリグリセリドを含み、10℃で、30.0~65.0の固体脂肪含有量、20℃で、10.0~40.0の固体脂肪含有量、25℃で、最大で20.0の固体脂肪含有量、30℃で、最大で10.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、最大で5.0の固体脂肪含有量を有し、固体脂肪含有量は、ISO8292-1に従って不安定な脂肪で測定される。
より好ましい実施形態では、本発明による水素化されていない脂肪組成物は、4.0重量%~10.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、19.5重量%~38.0重量%のラウリン酸(C12:0)、7.0重量%~17.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.0重量%~15.0重量%のステアリン酸(C18:0)、10.0重量%~36.0重量%のオレイン酸(C18:1)、40.0重量%~88.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)、2.3~4.2のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.8~4.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.4~1.3のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、7.0重量%~22.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、11.0重量%~42.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、4.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、0.1重量%~5.0重量%のCN32トリグリセリド、0.1重量%~7.0重量%のCN34トリグリセリド、7.5重量%~19.0重量%のCN42トリグリセリド、4.5重量%~15.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに3.5重量%~14.0重量%のCN46トリグリセリドを含み、10℃で、32.0~60.0の固体脂肪含有量、20℃で、11.0~35.0の固体脂肪含有量、25℃で、1.0~19.0の固体脂肪含有量、30℃で、最大で8.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、最大で4.0の固体脂肪含有量を有し、固体脂肪含有量は、ISO8292-1に従って不安定な脂肪で測定される。
更により好ましい実施形態では、本発明による水素化されていない脂肪組成物は、4.5重量%~9.5重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、20.0重量%~36.5重量%のラウリン酸(C12:0)、8.0重量%~16.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.5重量%~14.0重量%のステアリン酸(C18:0)、11.0重量%~35.0重量%のオレイン酸(C18:1)、45.0重量%~87.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)、2.4~4.1のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、1.9~3.5のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.5~1.1のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、8.0重量%~21.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、12.0重量%~40.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、4.5重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、0.5重量%~4.5重量%のCN32トリグリセリド、1.0重量%~6.0重量%のCN34トリグリセリド、8.0重量%~18.0重量%のCN42トリグリセリド、5.0重量%~14.0重量%のCN44トリグリセリド、及び4.0重量%~13.0重量%のCN46トリグリセリドを含み、10℃で、33.0~57.0の固体脂肪含有量、20℃で、11.5~32.0の固体脂肪含有量、25℃で、2.0~18.0の固体脂肪含有量、30℃で、最大で7.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、最大で3.0の固体脂肪含有量を有し、固体脂肪含有量は、ISO8292-1に従って不安定な脂肪で測定される。
最も好ましい実施形態では、本発明による水素化されていない脂肪組成物は、5.0重量%~9.0重量%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、20.5重量%~35.0重量%のラウリン酸(C12:0)、9.0重量%~15.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、5.7重量%~13.0重量%のステアリン酸(C18:0)、12.0重量%~34.0重量%のオレイン酸(C18:1)、50.0重量%~86.0重量%の飽和脂肪酸(SAFA)、2.5~4.0のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、2.0~3.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び0.5~1.0のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含み、当該酸の割合は、脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づいており、脂肪組成物は、更に、組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、10.0重量%~20.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、13.0重量%~39.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、5.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリド、1.0重量%~4.5重量%のCN32トリグリセリド、2.0重量%~6.0重量%のCN34トリグリセリド、8.5重量%~17.0重量%のCN42トリグリセリド、5.5重量%~13.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに4.5重量%~12.0重量%のCN46トリグリセリドを含み、10℃で、34.0~55.0の固体脂肪含有量、20℃で、12.0~30.0の固体脂肪含有量、25℃で、3.0~15.0の固体脂肪含有量、30℃で、0.0~5.0の固体脂肪含有量、及び35℃で、0.0~2.0の固体脂肪含有量を有し、固体脂肪含有量は、ISO8292-1に従って不安定な脂肪で測定される。
本発明による脂肪組成物は、好ましくは、少なくともラウリン脂肪のエステル交換された脂肪ブレンドを含み、ブレンド中のラウリン脂肪は、少なくとも50重量%、好ましくは56重量%~85重量%、及びより好ましくは58重量%~80重量%のブレンドである。ラウリン脂肪は、好ましくは、ココナッツ油、パーム核油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、ラウリン脂肪は、ココナッツ油である。
好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、ココアバター及びココナッツ油のエステル交換された脂肪ブレンドを含む。より好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、ココアバター及びココナッツ油のエステル交換された脂肪ブレンドを含み、ココアバター対ココナッツ油の重量比は、42:58~20:80である。本発明による脂肪組成物は、好ましくは、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、高オレイン酸菜種油、高オレイン酸キャノーラ油、高オレイン酸大豆油、菜種油、米油、大豆油、チア油、亜麻仁油、トウモロコシ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、ブドウ種子油、カボチャ油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択され得る液体油を更に含有する。より好ましくは、本発明による脂肪組成物は、5重量%~30重量%の液体油、例えばヒマワリ油又は菜種油を更に含有する。
別の好ましい実施形態では、本発明による脂肪組成物は、ココアバター、ココナッツ油、及び液体油のエステル交換された脂肪ブレンドを含む。液体油は、好ましくは、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、高オレイン酸菜種油、高オレイン酸キャノーラ油、高オレイン酸大豆油、菜種油、米油、大豆油、チア油、亜麻仁油、トウモロコシ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、ブドウ種子油、カボチャ油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明による脂肪組成物は、58重量%~80重量%のココナッツ油、10重量%~40重量%のココアバター、及び2重量%~30重量%の液体油のエステル交換された脂肪ブレンドを含むか又はそれからなる。
「ラウリン脂肪」という用語は、かなりの量のラウリン酸(C12:0)、例えば、少なくとも25重量%のラウリン酸(C12:0)、及び好ましくは少なくとも35重量%のラウリン酸を含有する脂肪を指し、典型的にはココナッツ油又はパーム核油などの供給源に由来する。「非ラウリン酸脂肪」という用語は、ラウリン酸(C12:0)を含まないか又は微量、典型的には脂肪中で2重量%未満含有する脂肪を指す。「液体油」という用語は、室温で液体である油、典型的にはヒマワリ油、菜種油、又は大豆油などを指す。
本発明はまた、本発明による脂肪組成物を作製するためのプロセスであって、a)好ましくは、ココナッツ油、パーム核油、それらの画分及びそれらの混合物からなる群から選択されるラウリン脂肪を提供するステップと、b)好ましくは、ココアバター、シアバター、イリペバター、サルバター、コクム脂肪、マンゴー脂肪、高ステアリン酸ヒマワリ油、高ステアリン酸大豆油、高ステアリン酸菜種油、高ステアリン酸キャノーラ油、アラブラキア脂肪、ペンタデスマ脂肪、ソンチ脂肪(sonchy fat)、パーム油、パームステアリン、パームオレイン、綿実油、完全に水素化されたパーム油、完全に水素化されたパームステアリン、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される非ラウリン脂肪を提供するステップと、c)ステップa)のラウリン脂肪及びステップb)の1つ以上の非ラウリン脂肪をブレンドするステップであって、ブレンド中のラウリン脂肪の重量パーセンテージが、少なくとも50重量%、好ましくは56重量%~85重量%、及びより好ましくは58重量%~80重量%である、ブレンドするステップと、d)ステップc)で形成されたブレンドをエステル交換するステップと、e)ステップd)で形成されたエステル交換された脂肪ブレンドを、好ましくは、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、高オレイン酸菜種油、高オレイン酸キャノーラ油、高オレイン酸大豆油、菜種油、米油、大豆油、チア油、亜麻仁油、トウモロコシ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、ブドウ種油、カボチャ油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される液体油とブレンドするステップと、を含む、プロセスに関する。
代替的に、本発明による脂肪組成物を作製するためのプロセスは、a)好ましくは、ココナッツ油、パーム核油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択されるラウリン脂肪を提供するステップと、b)好ましくは、ココアバター、シアバター、イリペバター、サルバター、コクム脂肪、マンゴー脂肪、高ステアリン酸ヒマワリ油、高ステアリン酸大豆油、高ステアリン酸菜種油、高ステアリン酸キャノーラ油、アラブラキア脂肪、ペンタデスマ脂肪、ソンチ脂肪、パーム油、パームステアリン、パームオレイン、綿実油、完全に水素化されたパーム油、完全に水素化されたパームステアリン、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される非ラウリン脂肪を提供するステップと、c)ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、高オレイン酸菜種油、高オレイン酸キャノーラ油、高オレイン酸大豆油、菜種油、米油、大豆油、チア油、亜麻仁油、トウモロコシ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、ブドウ種子油、カボチャ油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される液体油を提供するステップと、d)ステップa)のラウリン脂肪、ステップb)の非ラウリン脂肪、及びステップc)の液体油をブレンドするステップであって、ブレンド中のラウリン脂肪の重量パーセントが、少なくとも40重量%、好ましくは、45重量%~75重量%、及びより好ましくは50重量%~70重量%である、ブレンドするステップと、e)ステップd)で形成された組成物をエステル交換するステップと、を含む。
エステル交換はまた、典型的には、トリグリセリド油中に存在する脂肪酸部分の、そのグリセロール部分上への再分配としても知られており、化学的又は酵素的に行われ得る。
本発明はまた、菓子製品、ベーカリー製品、又は料理製品、好ましくは、デニッシュペストリー、パフペストリー、パイ、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、菓子用フィリング、クリーム、ホイップクリーム、複合チョコレート、フライ、ソース、及び肉代替物における本発明による脂肪組成物の使用に関する。本発明による脂肪組成物は、食品用途の最終生成物の主要脂肪成分として使用され得るか、又は食品用途の最終生成物で使用される他の油及び脂肪と組み合わされ得る。
本発明はまた、5重量%~95重量%の本発明による脂肪組成物、及び5重量%~95重量%の水相を含む油中水型エマルジョンに関する。好ましくは、本発明の油中水型エマルジョンは、10重量%~90重量%の本発明による脂肪組成物、及び10重量%~90重量%の水相を含む。より好ましくは、本発明の油中水型エマルジョンは、15重量%~85重量%の本発明による脂肪組成物、及び15重量%~85重量%の水相を含む。
「油中水型エマルジョン」という用語は、当該技術分野で周知であるように、分散相としての水が連続相として油中に分配されるエマルジョンを指す。水相は、一般に、水及び/又は乳などの他の成分、乳清、バターミルク、若しくはクリームなどの乳誘導体、又はライスミルク、豆乳、オーツ麦ミルク、若しくはアーモンドミルクなどの植物性ミルク、並びにそれらの誘導体を含むか、又は(本質的に)それらからなる。
本発明による油中水型エマルジョンは、好ましくは、食用スプレッダブルエマルジョンである。より好ましくは、本発明による油中水型エマルジョンは、マーガリン又はスプレッドである。これらの製品は、一般的に、菓子、ベーカリー、料理などの様々な食品用途でバターと同じように使用される、植物性又はビーガンバターの代替品又は代用品とみなされる。
好ましくは、本発明による油中水型エマルジョンは、乳化剤、香料、乳、粉乳、着色剤、塩、pH調節剤、砂糖、シロップ、シリアル、豆類、種子、果物、ナッツ、植物抽出物、野菜ジュース、植物性ミルク、植物タンパク質、抗酸化剤、防腐剤、デンプン、加工デンプン、繊維、増粘剤、安定剤、プロバイオティクス、及びビタミンから選択される1つ以上の成分を更に含む。
好ましくは、本発明による油中水型エマルジョンは、0.05重量%~5.0重量%、より好ましくは0.05重量%~3.0重量%、及び更により好ましくは0.1重量%~2.0重量%の少なくとも1つの乳化剤を含む。少なくとも1つの乳化剤は、好ましくは、脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリド、蒸留されたモノグリセリド、レシチン、脂肪酸のモノグリセリド及び/又はジグリセリドの有機エステル、ポリグリセロールエステル、ポリグリセロールポリリシノレート、スクロースエステル及びスクログリセリド、ステアロイル-ラクチレート、1~2プロパンジオールエステル、ソルビタンエステル、並びにそれらの混合物からなる群から選択される。
着色剤は、好ましくは、カロチン、アナトー、及びそれらの混合物、より好ましくは、ベータ-カロチンからなる群から選択される。着色剤は、カロチン、アナトー、ベータ-カロチン、及びそれらの混合物、例えば、ニンジンジュースを含有する1つ以上の成分であり得る。抗酸化剤は、好ましくは、トコフェロール及び/又は天然抽出物、例えば、茶又はオレガノからである。防腐剤は、好ましくは、ソルビン酸、ソルベート、安息香酸塩、又はそれらの混合物である。植物タンパク質は、好ましくは、ヒマワリタンパク質、ソラマメタンパク質、ファバタンパク質、レンズ豆タンパク質、ヒヨコマメタンパク質、大豆タンパク質、エンドウ豆タンパク質、キャノーラタンパク質、小麦タンパク質、菜種タンパク質、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
「植物性ミルク」という用語は、植物ベースの液体、代替ミルク、ナッツミルク、又はビーガンミルクとしても知られており、これは、ミルク色に似た植物ジュースであり、風味及び香りのために水ベースの植物抽出物から作製された製造された非乳製品飲料を指す。好ましくは、植物性ミルクは、アーモンドミルク、豆乳、ココナッツミルク、ライスミルク、オーツ麦ミルク、ヘンプミルク、エンドウ豆ミルク、ピーナッツミルク、カシューミルク、トリチカルミルク、小麦ミルク、大麦ミルク、スペルトミルク、キビミルク、それらの誘導体、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
好ましい実施形態では、本発明の油中水型エマルジョンは、50重量%~90重量%の本発明による脂肪組成物、10重量%~50重量%の水、0.1重量%~0.5重量%の乳化剤、例えばレシチン又はモノグリセリド及びジグリセリド、0.2重量%~0.7重量%の塩、並びに任意選択的に、0.2重量%~0.7重量%の粉乳を含む。
別の好ましい実施形態では、本発明の油中水型エマルジョンは、50重量%~90重量%、好ましくは60重量%~85重量%の本発明による脂肪組成物、10重量%~50重量%の水相を含み、水相は、全水相に基づいて20重量%~100重量%の植物性ミルク、0.1重量%~0.5重量%の乳化剤、例えば、レシチン又はモノグリセリド及びジグリセリド、0重量%~1.5重量%、好ましくは0.05重量%~0.8重量%の塩、及び0重量%~0.2重量%、好ましくは0.001重量%~0.1重量%の風味を含む。植物性ミルクは、天然、又は発酵、又はそれらの組み合わせであり得る。植物性ミルクは、好ましくは、オーツ麦、小麦、アーモンド、及び大豆に由来し、更により好ましくは、オーツ麦に由来する。植物性ミルクはまた、発酵オーツ麦ミルク又は天然オーツ麦ミルクと発酵オーツ麦ミルクとの組み合わせに由来することが更に好ましい。発酵オーツ麦ミルクの使用は、本発明によるマーガリン又はスプレッドなどの油中水型エマルジョン中の香料などの感覚刺激特性を更に改善し得る。植物性ミルクは、植物性飲料として命名され得、例えば、オーツ麦飲料として命名されたオーツ麦ミルク、又はアーモンド飲料として命名されたアーモンドミルク、又は豆乳として命名された豆乳である。
本発明はまた、本発明による油中水型エマルジョンを作製するためのプロセスであって、a)本発明による脂肪組成物を調製するステップであって、好ましくは、乳化剤、脂溶性風味、及び脂溶性着色剤などの脂肪に可溶性の成分を含む、本発明による脂肪組成物を調製するステップと、b)水相を調製するステップであって、水相が、好ましくは、乳、粉乳、pH調整剤、塩、植物性ミルク、ニンジンジュース、レモンジュース及び砂糖などの水に可溶性の成分を含む、水相を調製するステップと、c)脂肪ブレンド及び水相を乳化して、エマルジョンを得るステップと、d)得られたエマルジョンを結晶化するステップと、e)任意選択的に、ステップd)中又はステップd)後に、エマルジョン中のガスをポンピングするステップであって、ガスが、好ましくは、窒素、二酸化炭素、アルゴン、空気、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、ポンピングするステップと、を含む、プロセスに関する。
本発明はまた、菓子製品、ベーカリー製品、又は料理製品、好ましくは、デニッシュペストリー、パフペストリー、パイ、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、菓子用フィリング、クリーム、ホイップクリーム、複合チョコレート、フライ、ソース、及び肉代替物における本発明による油中水型エマルジョンの使用に関する。
本明細書における明らかに以前に公開された文書の列記又は考察は、必ずしも、その文書が最新技術の一部であるか又は通常の一般的な知識であることを認めているとみなされるべきではない。
本発明の所与の態様、実施形態、特徴、又はパラメータについての優先度及び選択肢は、別段文脈が示さない限り、本発明の全ての他の態様、実施形態、特徴、及びパラメータについてのあらゆる全ての優先度及び選択肢と組み合わせて開示されているものとみなされるべきである。
以下の非限定的な実施例は本発明を説明するものであり、その範囲を決して限定するものではない。実施例において、及び本明細書を通して、別段に示されない限り、全ての割合、部分、及び比率は、重量による。
これらの例を通して、
US-Nxは、x℃で不安定な脂肪でNMR(ISO8292-1)によって判定された固形脂肪含有量を指す。
Cx:yは、x個の炭素原子及びy個の二重結合を有する脂肪酸を指し、レベルはGC-FAME(ISO12966-2及びISO12966-4)によって判定される。
SAFAは、飽和脂肪酸を指す。
MUFAは、モノ不飽和脂肪酸を指す。
PUFAは、多価不飽和脂肪酸を指す。
IV FAMEは、AOCS Cd 1c-85に従って計算されたヨウ素価を指す。
TRANSは、トランス脂肪酸:トランス配列において二重結合を有する不飽和脂肪酸を指す。
CNxxは、xx個の炭素原子(標準的な慣行であるように、グリセロールから炭素原子を除外する)を有するトリグリセリドを指し、レベルは、最終的にジグリセリドを除去するために前処理して、GC(AOCS Ce 5-86)によって判定される。
実施例1-脂肪組成物1及び2並びに比較脂肪組成物1、2、及び3の調製
25重量%の精製ココアバター及び75重量%のココナッツ油の脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、エステル交換された脂肪ブレンドAをハードストックとして形成した。脂肪組成物1は、64重量%のエステル交換された脂肪ブレンドA、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドであった。
約35のヨード値を有する12重量%のパームステアリン、60重量%のココナッツ油、及び28重量%の精製シアバターの脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、エステル交換された脂肪ブレンドBをハードストックとして形成した。脂肪組成物2は、64重量%のエステル交換された脂肪ブレンドB、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドであった。
精製ココアバターは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換された。化学的にエステル交換された後、精製ココアバターは、物理的精製後にハードストックとして形成された。比較脂肪組成物1は、64重量%のエステル交換されたココアバター、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドであった。
30重量%の完全に水素化された菜種油、30重量%のココナッツ油、20重量%の菜種油、及び20重量%の精製ココアバターの脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、エステル交換された脂肪ブレンドCをハードストックとして形成した。比較脂肪組成物2は、64重量%のエステル交換された脂肪ブレンドC、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドであった。
50重量%の完全に水素化された菜種油及び50重量%のココナッツ油の脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、エステル交換された脂肪ブレンドDをハードストックとして形成した。このハードストックである脂肪ブレンドDも市販されていた。比較脂肪組成物3は、64重量%のエステル交換された脂肪ブレンドD、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドであった。
脂肪組成物1、脂肪組成物2、比較脂肪組成物1、比較脂肪組成物2、及び比較脂肪組成物3の分析結果を表1に示す。
実施例2-実施例1で調製した(比較)脂肪組成物を約80%含有するスプレッダブルエマルジョン生成物の生成
スプレッダブルエマルジョン生成物(表2に列記した生成物1、生成物2、比較生成物1、比較生成物2、及び比較生成物3)を、実施例1で調製した脂肪組成物及び比較脂肪組成物を使用して、パイロット規模で調製した。
エマルジョン生成物を調製する第1のステップは、脂溶性成分混合物及び水溶性成分混合物の調製であった。スプレッダブルエマルジョン生成物のレシピを表3に提示する。脂溶性成分は、脂肪組成物、ヒマワリレシチン、バター風味、及びベータ-カロチンであった。水溶性成分は、水、バターミルク粉末、塩、及びクエン酸であった。
脂肪相及び水相を、別々に低温殺菌してから、エマルジョンを作製した。エマルジョンは、加熱水混合物(55℃)及び加熱脂肪混合物(60℃)をエマルジョンタンク内で混合することによって形成された。3つの冷却管を含むプロセス設定を行い、3つの冷却管が、そのうちの2つの後の追加の中間晶出装置及び休止管を含む状態で、Gerstenberg & Agger製のパイロットパーフェクタを使用して、スプレッダブルエマルジョン生成物を調製した。スプレッダブルエマルジョン生成物を、休止管の後のブロックに詰めた。全ての生成物について、生成速度及び冷却設定を一定に保った。生成速度は、45kg/時であり、晶析装置の掻き取りブレード速度は、375rpmであった。5つのスプレッダブルエマルジョン生成物を得て、5℃で保管した。
実施例3-実施例2で生成されたスプレッダブルエマルジョン生成物の評価
パイロットパーフェクタプロセスにおけるスプレッダブルエマルジョン脂肪の結晶化の度合いは、滞留時間、掻き取り表面ブレードの回転速度、及び脂肪の結晶化速度に依存する。全ての生成物(生成物1、生成物2、比較生成物1、比較生成物2、及び比較生成物3)の性能及び得られた生成物特性を比較するために、パイロット設定を一定に保った。また、保存条件は、全ての試料について同じであった。
消費者のスプレッドとして使用されることを標的とした生成物は、良好な感覚特性を有し、良好な融解挙動を有する必要がある。生成物が高い飽和脂肪含有量を有する場合、融解挙動は、スプレッドとして使用される生成物の好適性を推定するために評価する最も重要な特性である。生成物1及び生成物2は、それぞれ、66.9%及び63.1%の飽和脂肪酸含有量を有し、これは、比較生成物1、2、及び3のレベルの間の中間であり、飽和脂肪酸レベルは、それぞれ、55.5%、59.9%、及び74.5%である。スプレッダブルエマルジョン生成物が、高レベルの飽和脂肪及び不良な融解挙動を有する場合、スプレッドとして使用するための許容される感覚特性を有しない。
試料は、訓練を受けたパネリスト(n=10)によって評価され、結果(表4に示されるように)は、生成物1及び生成物2が、比較生成物1、2、及び3と著しく異なる、優れた望ましい融解挙動を有することを実証する。
実施例4-脂肪組成物3及び4の調製
ハードストックとしてエステル交換された脂肪ブレンドAを、実施例1に記載されるように作製した。脂肪組成物3は、80重量%のエステル交換された脂肪ブレンドA及び20重量%の菜種油のブレンドとして調製された。
20重量%の精製ココアバター、60重量%のココナッツ油、及び20重量%の菜種油の脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、脂肪組成物4を直接形成した。
脂肪組成物3、脂肪組成物4、及び脂肪組成物4を形成するためのエステル交換前の脂肪ブレンドの分析結果(したがって、20重量%の精製ココアバター、60重量%のココナッツ油、及び20重量%の菜種油のブレンド)を、表5に示す。
実施例5-実施例4で調製した脂肪組成物を約82%含有するスプレッダブルエマルジョン生成物の生成及びレシピ
スプレッダブルエマルジョン生成物(生成物3及び生成物4)を、パイロット規模で調製した。
エマルジョンを調製する第1のステップは、脂溶性成分混合物及び水溶性成分混合物の調製であった。エマルジョン生成物のレシピを、表7に提示する。脂溶性成分は、脂肪組成物、ヒマワリレシチン、ベータ-カロチン、及び脂溶性バター風味であった。水溶性成分は、オーツ麦飲料、塩、及び水溶性バター風味であった。ビーガン生成物を調製するために、水及び粉乳の代わりにオーツ麦飲料を使用した。
脂肪相及び水相を、別々に低温殺菌してから、エマルジョンを作製した。エマルジョンは、加熱水混合物(55℃)及び加熱脂肪組成物(60℃)をエマルジョンタンク内で混合することによって形成された。3つの冷却管を含むプロセス設定を行い、3つの冷却管が、そのうちの2つの後の追加の中間晶出装置及び休止管を含む状態で、Gerstenberg & Agger製のパイロットパーフェクタを使用して、エマルジョン生成物を調製した。エマルジョン生成物を、休止管の後のブロックに詰めた。全ての生成物について、生成速度及び冷却設定を一定に保った。生成速度は、45kg/時であり、晶析装置の掻き取りブレード速度は、325rpmであった。2つのエマルジョン生成物を得て、5℃で保管した。
実施例6-実施例5で生成されたスプレッダブルエマルジョン生成物の評価
生成物3及び生成物4は、脂肪組成物の形成に添加される液体油の性質に関して異なる。生成物3では、液体油(菜種油)は、エステル交換された脂肪と混合する一方で、生成物4では、液体油(菜種油)は、他の脂肪と組み合わせてエステル交換された。
乳化された生成物3及び4は両方とも、結晶化プロセスにおいて非常に良好な性能及び非常に良好な感覚特性を示す。2週齢の試料を味わった感覚専門家パネル(n=10)では、属性が0~10でスコア付けされ、生成物3及び4の両方が、口内で非常に良好な融解、及び非常に低いマウスコーティング値を有することが観察された。生成物は、硬度が観察されたが、脆性は観察されず、非常に高い口当たりの良さのスコアを有し、構造において非常に滑らかであることが観察された。感覚評価の結果を表8に提示する。
試料を4℃で3カ月間保管し、試料を20℃で40分間放置した後、生成物3及び4の硬度をBrookfieldテクスチャアナライザ(プローブTA40及び2mm/秒で5mmの浸透深さ)を使用して測定した。各試料を3回測定し、平均結果を表9に示す。硬度結果は、室温に達すると生成物がどのように柔らかくなるかを示しており、表8に示される感覚評価結果「口内での良好な融解」及び「マウスコーティングなし」とよく相関している。望ましく、かつ許容可能な油中水型エマルジョン生成物を得るために、3カ月の生成物の室温での硬度変化を測定することによって、保存期間中に融解挙動が変化しないことが特に重要であり、生成物3及び4の融解特性が非常に良好なままであることが観察される。
実施例7-脂肪組成物5及び6の調製
ハードストックとしてエステル交換された脂肪ブレンドAを、実施例1に記載されるように作製した。脂肪組成物5は、60重量%のエステル交換された脂肪ブレンドA及び40重量%の菜種油のブレンドとして調製された。脂肪組成物6は、45重量%のエステル交換された脂肪ブレンドA、15重量%のココナッツ油、及び40重量%の菜種油のブレンドとして調製された。
脂肪組成物5及び脂肪組成物6の分析結果を表10に示す。
実施例8-実施例7で調製した脂肪組成物を約60%含有するスプレッダブルエマルジョン生成物の生成及びレシピ
スプレッダブルエマルジョン生成物(生成物5及び生成物6)を、パイロット規模で調製した。
エマルジョン生成物を調製する第1のステップは、脂溶性成分混合物及び水溶性成分混合物の調製であった。スプレッダブルエマルジョン生成物のレシピを表12に提示する。脂溶性成分は、脂肪組成物、ヒマワリレシチン、モノグリセリド及びジグリセリド、ベータ-カロチン、並びに脂溶性バター風味であった。水溶性成分は、水、塩、及びクエン酸であった。
脂肪相及び水相を、別々に低温殺菌してから、エマルジョンを作製した。エマルジョンは、加熱水混合物(55℃)及び加熱脂肪混合物(60℃)をエマルジョンタンク内で混合することによって形成された。3つの冷却管を含むプロセス設定を行い、3つの冷却管が、そのうちの2つの後の追加の中間晶出装置を含む状態で、Gerstenberg&Agger製のパイロットパーフェクタを使用して、スプレッダブルエマルジョン生成物を調製した。スプレッダブルエマルジョン生成物を、管に詰めた。全ての生成物について、生成速度及び冷却設定を一定に保った。生成速度は、45kg/時であり、晶析装置の掻き取りブレード速度は、325rpmであった。2つのスプレッダブルエマルジョン生成物を得て、5℃で保管した。
実施例9-実施例8で生成されたスプレッダブルエマルジョン生成物の評価
生成物5及び6は、生成物1、2、3、及び4よりも少ない飽和脂肪酸を含有する脂肪組成物から調製した。飽和脂肪酸含有量は、一般に、スプレッダブルエマルジョン生成物の硬度に影響を及ぼすため、これらの生成物5及び6は、生成物1~4よりも柔らかかった。それらは、訓練された感覚専門家(n=10)によって評価され、結果は、それらが口内で極めて良好な融解性及びスプレッド性を有することを実証した。柔らかく、スプレッドしやすい生成物は、容器に詰めてスプレッドとして使用するのに非常に好適である。感覚評価結果を表13に示す。
試料を4℃で5日間保管した後、試料を20℃で40分間放置する前に、生成物5及び6の硬度をBrookfieldテクスチャアナライザ(プローブTA40及び2mm/秒で5mmの浸透深さ)を使用して測定した。各試料を3回測定し、平均結果を表14に示す。硬度結果は、室温で生成物がどのように柔らかくなるかを示しており、「口内での良好な融解」に関連する感覚評価結果とよく相関している。
実施例10-スプレッダブルエマルジョン生成物での使用に好適な代替脂肪組成物の調製
20重量%の精製綿実油、60重量%のココナッツ油、及び20重量%の精製シアバターの脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、脂肪組成物7を直接形成した。
15重量%のパーム油、60重量%のココナッツ油、及び25重量%の精製シアオレインの脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、脂肪組成物8を直接形成した。
約35のヨード値を有する10重量%のパームステアリン、70重量%のココナッツ油、及び20重量%の精製シアバターの脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、エステル交換された脂肪ブレンドEをハードストックとして形成した。脂肪組成物9は、64重量%のエステル交換された脂肪ブレンドE、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドとして調製された。
水素化前のパームステアリンが約35のヨード値を有する20重量%の完全に水素化されたパームステアリン及び70重量%のココナッツ油、及び10重量%の菜種油の脂肪ブレンドは、触媒としてナトリウムメトキシドを使用して化学的にエステル交換され、続いて漂白及び脱臭を含む精製を行い、エステル交換された脂肪ブレンドFをハードストックとして形成した。脂肪組成物10は、64重量%のエステル交換された脂肪ブレンドF、14重量%のココナッツ油、及び22重量%の菜種油のブレンドとして調製された。
脂肪組成物7、脂肪組成物8、脂肪組成物9、及び脂肪組成物10の分析結果を表15に示す。
本発明による脂肪組成物は、様々な脂肪成分を原料として使用することによって異なる方法で作製することができることが実証されている。これらの脂肪組成物は、本発明によるスプレッダブルエマルジョン生成物を調製するために脂肪相として使用されるのに好適である。それにもかかわらず、水素化は消費者によって好まれないため、脂肪組成物10は、水素化された脂肪の使用のためにあまり好ましくない。

Claims (15)

  1. 脂肪組成物であって、前記脂肪組成物が、
    18.0重量%~45.0重量%のラウリン酸(C12:0)、
    5.0重量%~20.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、
    4.0重量%~18.0重量%のステアリン酸(C18:0)、
    2.0~4.5のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、及び
    1.5~5.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比を含み、
    前記酸の割合が、前記脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づき、前記脂肪組成物が、更に、前記組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、
    5.0重量%~25.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、
    10.0重量%~45.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに
    2.0重量%~12.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む、
    脂肪組成物。
  2. 前記脂肪組成物が、水素化されていない、請求項1に記載の脂肪組成物。
  3. 前記脂肪組成物が、
    3.5重量%~11.0重量%、好ましくは4.0%~10.0%、より好ましくは4.5%~9.5%、及び更により好ましくは5.0%~9.0%の全カプリル酸(C8:0)及びカプリン酸(C10:0)、並びに/又は
    18.5重量%~40.0重量%、好ましくは19.5重量%~38.0重量%、より好ましくは20.0重量%~36.5重量%、及び更により好ましくは20.5重量%~35.0重量%のラウリン酸(C12:0)、並びに/又は
    6.0重量%~18.0重量%、好ましくは7.0重量%~17.0重量%、より好ましくは8.0重量%~16.0重量%、及び更により好ましくは9.0重量%~15.0重量%のパルミチン酸(C16:0)、並びに/又は
    4.5重量%~16.0重量%、好ましくは5.0重量%~15.0重量%、より好ましくは5.5重量%~14.0重量%、及び更により好ましくは5.7重量%~13.0重量%のステアリン酸(C18:0)、並びに/又は
    9.0重量%~37.0重量%、好ましくは10.0重量%~36.0重量%、より好ましくは11.0重量%~35.0重量%、及び更により好ましくは12.0%~34.0%のオレイン酸(C18:1)、並びに/又は
    35.0重量%~90.0重量%、好ましくは40.0重量%~88.0重量%、より好ましくは45.0重量%~87.0重量%、及び更により好ましくは50.0%~86.0%の飽和脂肪酸(SAFA)を含み、
    前記酸の割合が、前記脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づく、請求項1又は2に記載の脂肪組成物。
  4. 前記脂肪組成物が、
    2.2~4.3、好ましくは2.3~4.2、より好ましくは2.4~4.1、及び更により好ましくは2.5~4.0のステアリン酸(C18:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、並びに/又は
    1.7~4.5、好ましくは1.8~4.0、より好ましくは1.9~3.5、及び更により好ましくは2.0~3.0のパルミチン酸(C16:0)に対するラウリン酸(C12:0)の重量比、並びに/又は
    0.3~1.5、好ましくは0.4~1.3、より好ましくは0.5~1.1、及び更により好ましくは0.5~1.0のパルミチン酸(C16:0)に対するステアリン酸(C18:0)の重量比を含み、
    前記酸の割合が、前記脂肪組成物中のグリセリドのアシル基として結合した酸を指し、C8~C24脂肪酸の総重量に基づく、請求項1~3のいずれか一項に記載の脂肪組成物。
  5. 前記脂肪組成物が、前記組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、
    6.0重量%~23.0重量%、好ましくは7.0重量%~22.0重量%、より好ましくは8.0重量%~21.0重量%、及び更により好ましくは10.0重量%~20.0重量%の全CN32トリグリセリド、CN34トリグリセリド、及びCN36トリグリセリド、並びに/又は
    10.5重量%~43.0重量%、好ましくは11.0重量%~42.0重量%、より好ましくは12.0重量%~40.0重量%、及び更により好ましくは13.0重量%~39.0重量%の全CN44トリグリセリド、CN46トリグリセリド、及びCN48トリグリセリド、並びに/又は
    3.0重量%~11.0重量%、好ましくは4.0重量%~10.0重量%、より好ましくは4.5重量%~10.0重量%、及び更により好ましくは5.0重量%~10.0重量%の全CN50トリグリセリド及びCN52トリグリセリドを含む、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の脂肪組成物。
  6. 前記脂肪組成物が、前記組成物中に存在する総トリグリセリドに基づき、
    最大で6.0重量%、好ましくは0.1重量%~5.0重量%、より好ましくは0.5重量%~4.5重量%、及び更により好ましくは1.0重量%~4.5重量%のCN32トリグリセリド、並びに/又は
    最大で8.0重量%、好ましくは0.1重量%~7.0重量%、より好ましくは1.0重量%~6.0重量%、及び更により好ましくは2.0重量%~6.0重量%のCN34トリグリセリド、並びに/又は
    7.0重量%~20.0重量%、好ましくは7.5重量%~19.0重量%、より好ましくは8.0重量%~18.0重量%、及び更により好ましくは8.5重量%~17.0重量%のCN42トリグリセリド、並びに/又は
    4.0重量%~16.0重量%、好ましくは4.5重量%~15.0重量%、より好ましくは5.0重量%~14.0重量%、及び更により好ましくは5.5重量%~13.0重量%のCN44トリグリセリド、並びに/又は
    3.0重量%~15.0重量%、好ましくは3.5重量%~14.0重量%、より好ましくは4.0重量%~13.0重量%、及び更により好ましくは4.5重量%~12.0重量%のCN46トリグリセリドを含む、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の脂肪組成物。
  7. 前記脂肪組成物が、ISO8292-1に従って不安定な脂肪で測定される、
    10℃で、30.0~65.0、好ましくは32.0~60.0、より好ましくは33.0~57.0、及び更により好ましくは34.0~55.0の固体脂肪含有量、並びに/又は
    20℃で、10.0~40.0、好ましくは11.0~35.0、より好ましくは11.5~32.0、及び更により好ましくは12.0~30.0の固体脂肪含有量、並びに/又は
    25℃で、最大で20.0、好ましくは1.0~19.0、より好ましくは2.0~18.0、及び更により好ましくは3.0~15.0の固体脂肪含有量、並びに/又は
    30℃で、最大で10.0、好ましくは最大で8.0、より好ましくは最大で7.0、及び更により好ましくは0.0~5.0の固体脂肪含有量、並びに/又は
    35℃で、最大で5.0、好ましくは最大で4.0、より好ましくは最大で3.0、及び更により好ましくは0.0~2.0の固体脂肪含有量を有する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の脂肪組成物。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の脂肪組成物を作製するためのプロセスであって、
    a)好ましくは、ココナッツ油、パーム核油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択されるラウリン脂肪を提供するステップと、
    b)好ましくは、ココアバター、シアバター、イリペバター、サルバター、コクム脂肪、マンゴー脂肪、高ステアリン酸ヒマワリ油、高ステアリン酸大豆油、高ステアリン酸菜種油、高ステアリン酸キャノーラ油、アラブラキア脂肪、ペンタデスマ脂肪、ソンチ脂肪(sonchy fat)、パーム油、パームステアリン、パームオレイン、綿実油、完全に水素化されたパーム油、完全に水素化されたパームステアリン、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される非ラウリン脂肪を提供するステップと、
    c)ステップa)の前記ラウリン脂肪とステップb)の前記非ラウリン脂肪とをブレンドするステップであって、前記ブレンド中の前記ラウリン脂肪の重量パーセンテージが、少なくとも50重量%、好ましくは56重量%~85重量%、及びより好ましくは58重量%~80重量%である、ブレンドするステップと、
    d)ステップc)で形成された前記ブレンドをエステル交換するステップと、
    e)ステップd)で形成された前記エステル交換された脂肪ブレンドを、好ましくは、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、高オレイン酸菜種油、高オレイン酸キャノーラ油、高オレイン酸大豆油、菜種油、米油、大豆油、チア油、亜麻仁油、トウモロコシ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、ブドウ種油、カボチャ油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される液体油とブレンドするステップと、を含む、プロセス。
  9. 請求項1~7のいずれか一項に記載の脂肪組成物を作製するためのプロセスであって、
    a)好ましくは、ココナッツ油、パーム核油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択されるラウリン脂肪を提供するステップと、
    b)好ましくは、ココアバター、シアバター、イリペバター、サルバター、コクム脂肪、マンゴー脂肪、高ステアリン酸ヒマワリ油、高ステアリン酸大豆油、高ステアリン酸菜種油、高ステアリン酸キャノーラ油、アラブラキア脂肪、ペンタデスマ脂肪、ソンチ脂肪(sonchy fat)、パーム油、パームステアリン、パームオレイン、綿実油、完全に水素化されたパーム油、完全に水素化されたパームステアリン、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される非ラウリン脂肪を提供するステップと、
    c)ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、高オレイン酸菜種油、高オレイン酸キャノーラ油、高オレイン酸大豆油、菜種油、米油、大豆油、チア油、亜麻仁油、トウモロコシ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、ブドウ種子油、カボチャ油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、それらの画分、及びそれらの混合物からなる群から選択される液体油を提供するステップと、
    d)ステップa)の前記ラウリン脂肪、ステップb)の前記非ラウリン脂肪、及びステップc)の前記液体油をブレンドするステップであって、前記ブレンド中の前記ラウリン脂肪の重量パーセンテージが、少なくとも40重量%、好ましくは45重量%~75重量%、及びより好ましくは50重量%~70重量%である、ブレンドするステップと、
    e)ステップd)で形成された前記組成物をエステル交換するステップと、を含む、プロセス。
  10. 菓子製品、ベーカリー製品、又は料理製品、好ましくは、デニッシュペストリー、パフペストリー、パイ、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、菓子用フィリング、クリーム、ホイップクリーム、複合チョコレート、フライ、ソース、及び肉代替物における、請求項1~7のいずれか一項に記載の脂肪組成物の使用。
  11. 油中水型エマルジョンであって、
    5重量%~95重量%、好ましくは10重量%~90重量%、及びより好ましくは15重量%~85重量%の請求項1~7のいずれか一項に記載の脂肪組成物、並びに
    5重量%~95重量%、好ましくは10重量%~90重量%、及びより好ましくは15重量%~85重量%の水相を含む、油中水型エマルジョン。
  12. 前記油中水型エマルジョンが、食用スプレッダブルエマルジョン、好ましくはマーガリン又はスプレッドである、請求項11に記載の油中水型エマルジョン。
  13. 前記油中水型エマルジョンが、乳化剤、香料、乳、粉乳、着色剤、塩、pH調節剤、砂糖、シロップ、シリアル、豆類、種子、果物、ナッツ、植物抽出物、野菜ジュース、植物性ミルク、植物タンパク質、抗酸化剤、防腐剤、デンプン、加工デンプン、繊維、増粘剤、安定剤、プロバイオティクス、及びビタミンから選択される1つ以上の成分を更に含む、請求項11又は12に記載の油中水型エマルジョン。
  14. 請求項11~13のいずれか一項に記載の油中水型エマルジョンを作製するためのプロセスであって、
    a)好ましくは、乳化剤、脂溶性風味、及び脂溶性着色剤などの脂肪に可溶性な成分を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の脂肪組成物を調製するステップと、
    b)水相を調製するステップであって、前記水相が、好ましくは、乳、粉乳、pH調整剤、塩、植物性ミルク、及び砂糖などの水に可溶性な成分を含む、水相を調製するステップと、
    c)前記脂肪ブレンド及び前記水相を乳化して、エマルジョンを得るステップと、
    d)得られた前記エマルジョンを結晶化するステップと、
    e)任意選択的に、ステップd)中又はステップd)後に、前記エマルジョン中のガスをポンピングするステップであって、前記ガスが、好ましくは、窒素、二酸化炭素、アルゴン、空気、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、ポンピングするステップと、を含む、プロセス。
  15. 菓子製品、ベーカリー製品、又は料理製品、好ましくは、デニッシュペストリー、パフペストリー、パイ、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、菓子用フィリング、クリーム、ホイップクリーム、複合チョコレート、フライ、ソース、及び肉代替物における、請求項11~13のいずれか一項に記載の油中水型エマルジョンの使用。
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