JP2024518849A - キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体、中間体、薬学的誘導体又は製剤、並びにそれらの製造方法及び使用 - Google Patents

キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体、中間体、薬学的誘導体又は製剤、並びにそれらの製造方法及び使用 Download PDF

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Abstract

本出願は、キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体、中間体、薬学的誘導体又は製剤、並びにそれらの製造方法及び使用に関する。キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体の構造は下記式(I)に示すとおりである。本出願はさらに下記式で表される構造を含む化合物の製造方法に関する。本発明で提供される化合物は、HEK293トランスフェクション細胞におけるURAT1による尿酸輸送に対して十分に良好な阻害作用を有することが実験から明らかになり、このような化合物は高尿酸血症や痛風の治療において良好な使用の見通しを有することが示される。【化1】TIFF2024518849000023.tif47132

Description

本出願は、医薬の分野に属し、キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド類化合物の合成及びその使用に関する。本出願はさらにこれらの化合物及び組成物の抗痛風における用途に関する。
痛風は体内のプリン代謝障害又は尿酸排泄減少による血中尿酸レベルの上昇により、尿酸塩が関節、軟骨と腎臓等に沈着してしまう代謝性疾患である。その臨床症状は、反復発作した急性・慢性関節炎及び軟組織損傷である。また、高尿酸血症又は痛風は、高血圧、高脂血症、アテローム性動脈硬化等の疾患の発症とも密接に関連している。
痛風の発症メカニズムは、前後2つの段階を含む。第1の段階では、体内のプリン代謝の最終産物である尿酸は、生理的環境下で尿酸塩として存在し、血液での濃度が溶解閾値(408μmol/L又は6.8mg/dL)を超えると、沈殿を析出して尿酸モノナトリウム塩(monosodiumurate,MSU)結晶を形成し、関節とその周辺組織に沈着し得る。第2の段階では、MSU結晶による関節や組織への刺激により、免疫反応が誘発され自発性炎症が起こる。痛風は代謝性疾患による炎症や免疫系病態であるといえる。痛風患者の臨床症状としては、主に血清尿酸濃度の上昇(即ち高尿酸血症)、関節の赤く腫れあがり、急性・慢性関節炎の反復発作、MSUが関節と関節周囲で長期間蓄積及び沈着して痛風結節(tophi)を形成し、深刻な場合には患者の関節畸形ひいては障害を引き起こすこと、並びに糸球体、腎細管病変や間質性腎炎、ひいては腎不全や尿酸性腎結石等を含む腎機能障害である。
痛風の薬物治療方法には主に次の2つが含まれる。1つは、キサンチンオキシダーゼ阻害剤(XOIS)により体内の尿酸の生成を減少することである。キサンチンオキシダーゼ阻害剤は、キサンチンオキシダーゼを阻害することで、キサンチンとヒポキサンチンの酸化による尿酸塩と過酸化水素の生成を防止する最も古い抗痛風薬であり、現在でも多くの国の痛風治療ガイドラインにおいて尿酸を下げる第一選択薬として使用されており、主な薬物は、アロプリノール、フェブキソスタット及びトピロキソスタットがある。もう1つは、体内の尿酸排泄を促す薬物である。この種類の薬物は、URAT1(尿酸塩トランスポーター1)やGLUT9(グルコーストランスポーター9)のような、腎近位細管細胞で発現している有機アニオントランスポーター(Organic anion transporters,OATs)を選択的に阻害して、尿酸の排泄を促すことができる。この種類の薬物は、今の痛風治療薬の主な研究開発方向となり、例えば、研究中の薬物であるVerinurad(臨床段階)、及びプロベネシド、ベンズブロマロン、レシヌラド(lesinurad、2015年に米国で発売)等の既に発売されている薬物である。
そのため、高効率、低毒性、優れた治療効果を有する新型の抗痛風薬を研究することは重大な意義がある。
本出願の技術的解決手段は次のとおりである。本出願は、尿酸トランスポーターURAT1をターゲットとして、尿酸再吸収を阻害するURAT1阻害剤の設計、合成、及び血中尿酸活性低減の研究に取り込むことを目指す。従来の研究を基に、構造の修飾と改良を行い、異なる基が薬物の構造と効果の関係に与える影響を検討した。得られた化合物のインビトロでのhURAT1阻害活性を試験し、対照品と比較した。生物活性がより優れた潜在的な新型のURAT1阻害剤の発見を期待している。
本出願は、キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体及びその製造方法を提供し、また、上記化合物の抗痛風薬としての活性スクリーニング結果及び使用を提供する。
一、本発明は、第1態様において、以下の一般式で表される構造を有し、
Figure 2024518849000002
及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、置換又は無置換のC1~C6の直鎖アルキル基、置換又は無置換のC3~C7のシクロアルキル基、置換又は無置換のC3~C7のヘテロシクロアルキル基、置換又は無置換のC4~C12の複素環式アリール基から選択され、ここで、ヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択され、置換基は、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基及び複素環式アリール基のうちの1つ又は複数から選択され、
及びRは、それぞれ独立して、水素原子、C1~C6のアルキル基又はシクロアルキル基から選択される、或いは、R及びRは、C3~C6の環を構成する、キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体を提供する。
本出願において、上記「ヘテロ原子」とは、ヘテロシクロアルキル基及び/又は複素環式アリール基内の、C原子及びH原子以外の原子を指す。
本出願の発明者らは、上記式Iで表される構造の化合物を用いるだけで、従来の痛風薬物に同等又はそれ以上の効果を達成できることを発見したが、治療効果をさらに高めるために、次の1つ又は複数の具体的な実施形態を使用してもよい。
に関して、
具体的な一実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基、C3~C4の置換のシクロアルキル基、フェニル基、置換のフェニル基、チオフェン、C5~C6の複素環式アリール基から選択され、ここで、置換基は、ハロゲン、シアノ基、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基及びシクロブチル基から選択され、上記複素環式アリール基内のヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択される。
具体的な一実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基から選択される。
具体的な一実施形態において、Rは、メチル基、フッ素、臭素、トリフルオロメチル等である。
に関して、
具体的な一実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基、C3~C4の置換のシクロアルキル基、フェニル基、置換のフェニル基、チオフェン、C5~C6の複素環式アリール基から選択され、ここで、置換基は、ハロゲン、シアノ基、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基及びシクロブチル基から選択され、上記複素環式アリール基内のヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択される。
具体的な一実施形態において、Rは、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基、C3~C4の置換のシクロアルキル基、フェニル基、置換のフェニル基、チオフェン、C5~C6の複素環式アリール基から選択され、ここで、置換基は、ハロゲン、シアノ基、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基及びシクロブチル基から選択され、上記ヘテロシクロアルキル基内のヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択される。
具体的な一実施形態において、Rは、メチル基、エチル基、チオフェン、シクロプロピル基等である。
基及びR基に関して、
具体的な一実施形態において、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、C1~C3のアルキル基又はシクロアルキル基から選択され、或いは、R及びRは、C2~C4の環を構成する。
具体的な一実施形態によると、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチル基から選択される。
具体的な一実施形態によると、Rはメチル基であり、Rはメチル基である。
具体的な一実施形態によると、RとRとのうち1つはメチル基であり、もう1つは水素原子である。
本出願の上記R、R、R及びRの各種の実施形態は、相互に組み合わせてもよく、つまり、本出願はR、R、R及びRの各種の実施形態の様々な組み合わせ形式をも開示している。文章の節約のために、詳細な説明を省略する。
具体的には、上記式Iで表される構造の化合物は、次の具体的な化合物を含むが、これらに限定されない。
Figure 2024518849000003
Figure 2024518849000004
二、本出願は、第2態様において、式IIで表される構造を有し、
Figure 2024518849000005
式IIで表される化合物構造において、
は、式IにおけるRであり、Yは、メチル基又はエチル基であり、
及びRは、式IにおけるR及びRである、本出願の第1態様に記載の化合物を製造するための中間体を提供する。
に関して、
具体的な一実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基、C3~C4の置換のシクロアルキル基、フェニル基、置換のフェニル基、チオフェン、C5~C6の複素環式アリール基から選択され、ここで、置換基は、ハロゲン、シアノ基、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基及びシクロブチル基から選択され、上記複素環式アリール基内のヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択される。
具体的な一実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基から選択される。
具体的な一実施形態において、Rは、メチル基、フッ素、臭素、トリフルオロメチル等である。
基及びR基に関して、
具体的な一実施形態において、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、C1~C3のアルキル基又はシクロアルキル基から選択され、或いは、R及びRは、C2~C4の環を構成する。
具体的な一実施形態によると、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチル基から選択される。
具体的な一実施形態によると、Rはメチル基であり、Rはメチル基である。
具体的な一実施形態によると、RとRとのうち1つはメチル基であり、もう1つは水素原子である。
三、本出願は、第3態様において、
第1溶媒及び不活性雰囲気の存在下で、式IIIで表される化合物と硫化塩との第1の接触を行い、式IVで表される化合物を得るステップ(1)と、
第1溶媒及び炭酸塩の存在下で、式IVで表される化合物と式Vで表される化合物との第2の接触を行うステップ(2)と、を含み、
Figure 2024518849000006
式中、Rは、式IにおけるRであり、Yは、メチル基又はエチル基であり、
及びRは、式IにおけるR及びRであり、
Xは、ハロゲンである、本出願の第2態様に記載の式IIで表される化合物を製造する方法を提供する。
上記第1の接触反応は、温度が90~105℃であり、時間が1.5~2.5時間である。
上記第2の接触反応は、温度が室温であり、時間が6~8時間である。
上記第1溶媒は、有機溶媒であり、例えば、N,N-ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルであってもよい。
上記硫化塩は、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化マグネシウムのうちの1つ又は複数の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
上記炭酸塩は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのうちの1つ又は複数の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
具体的な一実施形態において、式IIで表される化合物の製造方法は、
4-クロロ-6置換キノリンと硫化ナトリウムとをN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)の存在下で第1の接触反応を行い、4-メルカプト-6置換キノリンを得るステップ(1)と、
DMF及び炭酸塩の存在下で、上記中間化合物4-メルカプト-6置換キノリンと2-ハロゲン-脂肪酸エチルエステルとの第2の接触反応を行うステップ(2)と、を含む。
具体的な一実施形態において、ステップ(1)では、上記第1の接触反応は、不活性ガス(例えば窒素ガス)の保護下で行われる。
具体的な一実施形態において、ステップ(1)では、上記第1の接触反応は、温度が90~105℃であり、時間が1.5~2.5時間である。
具体的な一実施形態において、ステップ(1)では、重量比1:(4~8)の酢酸エチルと石油エーテルとの混合溶液を反応をモニターするための薄層クロマトグラフィーの展開剤として使用する。
具体的な一実施形態において、ステップ(1)の第1の接触反応により得られた物質を冷却、抽出、pH値調整(5~6へ)、固液分離して中間化合物である4-メルカプト-6置換キノリンを得る。
具体的な一実施形態において、ステップ(2)では、重量比1:(0.8~1.2)の酢酸エチルと石油エーテルとの混合溶液を反応をモニターするための薄層クロマトグラフィーの展開剤として使用する。
具体的な一実施形態において、ステップ(2)の第2の接触反応により得られた物質を抽出、洗浄、乾燥、濃縮、分離してIIで表される化合物を得る。
四、本出願は、第4態様において、式IIで表される化合物に対して加水分解反応とスルホンアミド化反応を順次行い、式Iで表される化合物を得るステップを含む、本出願の第1態様に記載の式Iで表される化合物を製造する方法を提供する。
具体的な一実施形態において、式Iで表される化合物を製造するための具体的な反応式は次の通りである。
Figure 2024518849000007
上記加水分解反応は、本分野の一般的な方法で行うことができる。
具体的な一実施形態において、上記加水分解反応の過程は、式IIで表される化合物を含む溶液とアルカリ性水溶液との第3の接触を行って加熱還流させることを含む。
具体的な一実施形態において、上記加水分解反応では、式IIで表される化合物を溶解した溶液の第2溶媒は、例えばメタノール、エタノールのような有機溶媒である。
具体的な一実施形態において、上記加水分解反応では、前記アルカリ性水溶液は、15~30重量%のNaOH溶液である。
具体的な一実施形態において、上記加水分解反応では、反応終了(TLCモニタリングにより判断)の後、冷却(好ましくは、例えば冷水を加えることによる同時希釈)してpHを酸性(例えばpH=1~2)に調整する。
具体的な一実施形態において、上記加水分解反応では、pH値調整後の材料を濾過、洗浄、乾燥して式II-2で表される構造の化合物を得る。
上記スルホンアミド化反応は、本分野の一般的な方法で行うことができる。
具体的な一実施形態において、上記スルホンアミド化反応の過程は、第2溶媒(例えばジクロロメタン)、1-エチル-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)及び4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)の存在下で、式II-2で表される化合物とスルホンアミド化合物との第4の接触反応を行うことを含む。
具体的な一実施形態において、上記スルホンアミド化反応では、まず、式II-2で表される化合物と第2溶媒とを混合し、次に、-2℃から5℃の温度下でEDC、DMAP及びスルホンアミド化合物を加え、反応中に室温(20℃~30℃)まで昇温させる。
説明すべきこととして、本出願における「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等の数字表記は、単に異なる反応過程、異なる存在形態又は使用方式を区別するためのものに過ぎず、順序の違いを表すものではない。
五、本出願は、第5態様において、薬学的に許容される塩、組成物、溶媒和物、水和物及び薬学的に許容されるプロドラックを含む、本出願の第1態様に記載の式Iで表される構造の化合物の薬学的誘導体又は製剤を提供する。
六、本出願は、第6態様において、薬学的に許容される塩、組成物、溶媒和物、水和物及び薬学的に許容されるプロドラックを含む、本出願の第2態様に記載の式IIで表される構造の化合物の薬学的誘導体又は製剤を提供する。
本出願の第5態様及び第6態様に記載の薬学的誘導体又は製剤は、本分野の一般的な1つ又は複数の薬学的に許容される担体、補助材料及び賦形剤を加え、本分野の一般的な方法を使用することによって得ることができる。
上記薬学的に許容される塩は、例えば、Na、K、Li、Mg、Ca、Zn塩を含むが、これらに限定されない。
上記薬学的に許容されるプロドラックは、例えば、エステル、炭酸エステル、エナカルビルエステル、チオ炭酸エステル、N-アシル誘導体、N-アシルオキシ誘導体及びアミノ酸結合体を含むが、これらに限定されない。
上記薬学的誘導体又は製剤は担体を含んでもよく、上記担体は、例えば、マンニトール、ソルビトール、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、塩酸システイン、メルカプト酢酸、メチオニン、ビタミンC、EDTA二ナトリウム、EDTAカルシウムナトリウム、一価アルカリ金属の炭酸塩、酢酸塩、リン酸塩又はその水溶液、塩酸、酢酸、硫酸、リン酸、アミノ酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、乳酸ナトリウム、キシリトール、マルトース、グルコース、フルクトース、デキストラン、グリシン、デンプン、スクロース、ラクトース、マンニトール、ケイ素誘導体、セルロース及びその誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、グリセリン、トゥイーン80、寒天、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム、界面活性剤、ポリエチレングリコール、シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、リン脂質材料、カオリン、タルカムパウダー、ステアリン酸カルシウム及びステアリン酸マグネシウムを含むが、これらに限定されない。例えば、固体の経口投与製剤に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は賦形剤を含んでもよく、賦形剤としては、例えば、接着剤、充填剤、希釈剤、打錠剤、潤滑剤、崩壊剤、着色剤、香味剤及び湿潤剤を含むが、これらに限定されない。必要な場合、錠剤をコーティングしてもよい。例えば、固体の経口投与製剤に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は充填剤を含んでもよく、充填剤としては、例えば、セルロース、マンニトール、ラクトースを含むが、これらに限定されない。例えば、固体の経口投与製剤に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は崩壊剤を含んでもよく、崩壊剤としては、例えば、デンプン、ポリビニルピロリドン、及びデンプングリコール酸ナトリウムのようなデンプン誘導体を含むが、これらに限定されない。例えば、固体の経口投与製剤に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は潤滑剤を含んでもよく、潤滑剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウムを含むが、これに限定されない。例えば、固体の経口投与製剤に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は湿潤剤を含んでもよく、湿潤剤としては、例えば、ドデシル硫酸ナトリウムを含むが、これに限定されない。例えば、固体の経口投与製剤に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は懸濁剤を含んでもよく、懸濁剤としては、例えば、ソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル及び水素化食用脂肪を含むが、これらに限定されない。例えば、液体の経口投与製剤(例えば、水性又は油性の懸濁液、溶液、乳剤、シロップ剤又はエリキシル剤)に用いられ、又は使用前に水又は他の適切な担体を用いて配合可能な乾燥製品に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は乳化剤を含んでもよく、乳化剤としては、例えば、レシチン、モノオレイン酸ソルビタン及びアラビアゴムを含むが、これらに限定されない。例えば、液体の経口投与製剤又は乾燥製品に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は非水性担体(食用油を含み得る)を含んでもよく、非水性担体としては、例えば、アーモンド油、分留ヤシ油、グリセリンのエステルのような油性エステル、プロピレングリコール及びエタノールを含むが、これらに限定されない。例えば、液体の経口投与製剤又は乾燥製品に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤は防腐剤を含んでもよく、防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル及びソルビン酸を含むが、これらに限定されない。例えば、液体の経口投与製剤又は乾燥製品に用いられる。
上記薬学的誘導体又は製剤、例えば、注射剤は滅菌担体を含んでもよい。担体及び濃度に応じて、本出願の化合物は懸濁又は溶解され得る。溶液は、一般に、化合物を担体に溶解し、適当なバイアル又はアンプルに充填する前に濾過及び消毒し、次いで充填して密封することによって製造される。例えば局所麻酔薬、防腐剤及び緩衝剤等の補助材料も担体に溶解させてもよい。安定性を向上させるために、組成物をバイアルに充填した後に凍結させ、真空下で水を除去してもよい。
本出願は、錠剤、糖衣錠、フィルムコート錠、腸溶性錠、カプセル剤、硬質カプセル剤、軟質カプセル剤、経口溶液、トローチ剤、顆粒剤、湯で溶いて服用する顆粒状の薬、丸剤、散剤、膏剤、丹剤、懸濁剤、粉末剤、溶液剤、注射剤、坐剤、軟膏剤、硬膏剤、クリーム剤、噴霧剤、ドロップ剤、貼付剤を含む任意の薬用可能な剤型であってもよい。
本出願の製剤は、カプセル剤、錠剤、経口溶液、顆粒剤、丸剤、散剤、丹剤、膏剤のような経口投与剤型が好ましい。
本出願の投与経路は、経口投与、非腸管投与又は局所投与であってもよく、経口投与及び注射投与が好ましい。薬用に適した経口投与製剤は、錠剤、カプセル、顆粒剤、又は溶液、エマルジョン、懸濁剤等の他の薬用に適した液体形態の製剤であってもよい。経口投与製剤は錠剤であることが好ましく、且つ上記錠剤は、コーティング、腸溶、徐放又は定量的な放出の形態としてもよい。混合、充填、打錠等の一般的な方法によって固体経口投与組成物を製造してもよい。繰り返し混合することにより、多量の充填剤を使用した組成物の全体に活性物質を分布させることができる。
本出願は、第7態様において、式Iで表される化合物及びその薬学的誘導体又は製剤、及び/又は式IIで表される化合物及びその薬学的誘導体又は製剤の、尿酸レベルを調整し及び/又は痛風に関連する適応症を治療する薬物の製造における使用を提供する。
上記関連する適応症は、高尿酸血症、痛風、痛風性関節炎、炎症性関節炎、腎症、腎石症、関節炎、関節での尿酸塩結晶の沈着、尿石症、腎実質での尿酸塩結晶の沈着、痛風発作、結節性痛風又はこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
本出願の式I又は式IIで表される化合物及びその薬学的誘導体又は製剤は、良好なURAT1阻害活性を有し、痛風及び高尿酸血症の治療に用いることができ、URAT1活性異常に関連する疾患の臨床治療のために新たな医薬的可能性を提供する。
本明細書で開示される範囲の端点及び任意の値は、当該正確な範囲又は値に限定されるものではなく、これらの範囲又は値は、それらに近い値を含むものであると理解すべきである。数値範囲について、各範囲の端点値の間、各範囲の端点値と個々のポイント値との間、及び個々のポイント値の間は、相互に組み合わせて1つ又は複数の新しい数値範囲を得ることができ、これらの数値範囲は、本明細書で具体的に開示されるものと見なされるべきである。
以下において、本出願を実施例によって詳細に説明する。本出願に記載された実施例は、本出願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。当業者が本出願における実施例に基づいて創造的な労働を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護の範囲に属するものとする。
以下において、化合物の製造過程を例にする。
実施例1
化合物1の合成は、合成経路が次のとおりである。
Figure 2024518849000008
中間体1-1の合成については、100mLの三つ口フラスコに4-クロロ-6-メチルキノリン(5.0g、28mmol)、硫化ナトリウム(13.5g、56mmol)、25mLのDMFを加え、窒素ガスの保護下で、100℃で2h撹拌した。室温まで冷却し、100mLの水に注ぎ、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を廃棄した。水相を濃塩酸でpH5~6に調整し、1h撹拌して黄色固体が析出した。吸引濾過し、50℃下で真空乾燥し、黄色固体4.0gを得て、収率が81%であった。
中間体1-2の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体1-1(3.3g、19mmol)、ブロモメチルプロピオン酸エチル(5.5g、28mmol)、炭酸セシウム(12.3g、38mmol)及び30mLのDMFを加え、室温で2h撹拌した。反応液を100mLの氷水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、有機相を合併した。その後、飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、有機相を濃縮した。粗生成物に対してカラムクロマトグラフィー(300~400メッシュ、石油エーテルで溶出)を行い、無色の油状物5.1gを得て、収率が94%であった。
中間体1-3の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体1-2(5g、17mmol)、水酸化ナトリウム(1.38g、34mmol)、メタノール30mL、水5mLを加え、60℃で2h撹拌した。反応が終了した後に、20mLの水を加えて希釈し、濃縮してメタノールを除去し、水相を濃塩酸でpH1~2に調整し、黄色固体を得て、50℃で真空乾燥した。粗生成物3.3gを得て、収率が74%であった。
化合物1の合成については、反応フラスコに中間体1-3(0.6g、2.3mmol)、メチルスルホンアミド(0.65g、6.8mmol)、HATU(1.1g、2.9mmol)、DIPEA(0.9g、6.9mmol)及び7mLのDMFを加え、室温で24h撹拌した。反応液を50mLの氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(50mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を高圧で製造して分離し(逆相C-18カラム、移動相がアセトニトリル及び水)、濃縮してアセトニトリルを除去した後に冷凍乾燥し、0.23gの白色固体を得て、収率が30%であった。質量スペクトルが340.0(M+H)であった。
実施例2
化合物2の合成方法は化合物1の合成方法と同じであり、合成経路が次のとおりである。
Figure 2024518849000009
中間体2-1の合成については、100mLの三つ口フラスコに4-クロロ-6-フルオロ-キノリン(5.0g、28mmol)、硫化ナトリウム(13.5g、56mmol)、25mLのDMFを加え、窒素ガスの保護下で、100℃で2h撹拌した。室温まで冷却し、100mLの水に注ぎ、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を廃棄した。水相を濃塩酸でpH5~6に調整し、1h撹拌して黄色固体が析出した。吸引濾過し、50℃下で真空乾燥し、黄色固体3.8gを得て、収率が77%であった。
中間体2-2の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体2-1(3.4g、19mmol)、ブロモメチルプロピオン酸エチル(5.5g、28mmol)、炭酸セシウム(12.3g、38mmol)及び30mLのDMFを加え、室温で2h撹拌した。反応液を100mLの氷水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、有機相を合併した。その後、飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、有機相を濃縮した。粗生成物に対してカラムクロマトグラフィー(300~400メッシュ、石油エーテルで溶出)を行い、無色の油状物5.2gを得て、収率が93%であった。
中間体2-3の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体2-2(5g、17mmol)、水酸化ナトリウム(1.38g、34mmol)、メタノール30mL、水5mLを加え、60℃で2h撹拌した。反応が終了した後に、20mLの水を加えて希釈し、濃縮してメタノールを除去し、水相を濃塩酸でpH1~2に調整し、黄色固体を得て、50℃で真空乾燥した。粗生成物3.1gを得て、収率が69%であった。
化合物2の合成については、反応フラスコに中間体2-3(0.6g、2.3mmol)、メチルスルホンアミド(0.65g、6.8mmol)、HATU(1.1g、2.9mmol)、DIPEA(0.9g、6.9mmol)及び7mLのDMFを加え、室温で24h撹拌した。反応液を50mLの氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(50mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を高圧で製造して分離し(逆相C-18カラム、移動相がアセトニトリル及び水)、濃縮してアセトニトリルを除去した後に冷凍乾燥し、0.27gの白色固体を得て、収率が35%であった。質量スペクトルが343.0(M+H)であった。
化合物2は、質量スペクトルが、343,344(M+H);H NMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.88(d,J=4.8Hz,1H),8.20~8.10(m,2H),7.90~7.70(m,2H),7.60(d,J=4.8Hz,1H),3.18(s,3H),1.59(s,6H)であった。
実施例3
化合物10の合成方法は化合物1の合成方法と同じであり、合成経路が次のとおりである。
Figure 2024518849000010
中間体10-1の合成については、100mLの三つ口フラスコに4-クロロ-6-ブロモ-キノリン(5.0g、21mmol)、硫化ナトリウム(10.0g、41mmol)、25mLのDMFを加え、窒素ガスの保護下で、100℃で2h撹拌した。室温まで冷却し、100mLの水に注ぎ、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を廃棄した。水相を濃塩酸でpH5~6に調整し、1h撹拌して黄色固体が析出した。吸引濾過し、50℃下で真空乾燥し、黄色固体4.1gを得て、収率が82%であった。
中間体10-2の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体10-1(4.5g、19mmol)、ブロモメチルプロピオン酸エチル(4.0g、20mmol)、炭酸セシウム(12.3g、38mmol)及び30mLのDMFを加え、室温で2h撹拌した。反応液を100mLの氷水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、有機相を合併した。その後、飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、有機相を濃縮した。粗生成物に対してカラムクロマトグラフィー(300~400メッシュ、石油エーテルで溶出)を行い、無色の油状物6.0gを得て、収率が91%であった。
中間体10-3の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体10-2(5g、14mmol)、水酸化ナトリウム(1.38g、34mmol)、メタノール30mL、水5mLを加え、60℃で2h撹拌した。反応が終了した後に、20mLの水を加えて希釈し、濃縮してメタノールを除去し、水相を濃塩酸でpH1~2に調整し、黄色固体を得て、50℃で真空乾燥した。粗生成物3.3gを得て、収率が72%であった。
化合物10の合成については、反応フラスコに中間体10-3(0.75g、2.3mmol)、メチルスルホンアミド(0.65g、6.8mmol)、HATU(1.1g、2.9mmol)、DIPEA(0.9g、6.9mmol)及び7mLのDMFを加え、室温で24h撹拌した。反応液を50mLの氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(50mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を高圧で製造して分離し(逆相C-18カラム、移動相がアセトニトリル及び水)、濃縮してアセトニトリルを除去した後に冷凍乾燥し、0.23gの白色固体を得て、収率が25%であった。質量スペクトルが417(M+H)であった。
化合物10は、質量スペクトルが、417,419(M+H);H NMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.89(d,J=4.8Hz,1H),8.52(d,J=2.0Hz,1H),8.10~7.90(m,2H),7.53(d,J=4.8Hz,1H),3.40~3.30(m,2H),1.62(s,6H),1.14(t,J=7.2,3H)であった。
実施例4
化合物4の合成方法は1の合成方法と同じであり、合成経路が次のとおりである。
Figure 2024518849000011
中間体4-1の合成については、100mLの三つ口フラスコに4-クロロ-6-トリフルオロメチルキノリン(5.0g、21mmol)、硫化ナトリウム(10.4g、44mmol)、25mLのDMFを加え、窒素ガスの保護下で、100℃で2h撹拌した。室温まで冷却し、100mLの水に注ぎ、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を廃棄した。水相を濃塩酸でpH5~6に調整し、1h撹拌して黄色固体が析出した。吸引濾過し、50℃下で真空乾燥し、黄色固体4.5gを得て、収率が90%であった。
中間体4-2の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体4-1(3.3g、14mmol)、ブロモメチルプロピオン酸エチル(4.0g、20mmol)、炭酸セシウム(12.3g、38mmol)及び30mLのDMFを加え、室温で2h撹拌した。反応液を100mLの氷水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、有機相を合併した。その後、飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、有機相を濃縮した。粗生成物に対してカラムクロマトグラフィー(300~400メッシュ、石油エーテルで溶出)を行い、無色の油状物4.1gを得て、収率が82%であった。
中間体4-3の合成については、100mLの三つ口フラスコに中間体4-2(4g、12mmol)、水酸化ナトリウム(1.38g、34mmol)、メタノール30mL、水5mLを加え、60℃で2h撹拌した。反応が完了した後に、20mLの水を加えて希釈し、濃縮してメタノールを除去し、水相を濃塩酸でpH1~2に調整し、黄色固体を得て、50℃で真空乾燥した。粗生成物2.7gを得て、収率が73%であった。
化合物4の合成については、反応フラスコに中間体4-3(0.72g、2.3mmol)、メチルスルホンアミド(0.65g、6.8mmol)、HATU(1.1g、2.9mmol)、DIPEA(0.9g、6.9mmol)及び7mLのDMFを加え、室温で24h撹拌した。反応液を50mLの氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(50mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を高圧で製造して分離し(逆相C-18カラム、移動相がアセトニトリル及び水)、濃縮してアセトニトリルを除去した後に冷凍乾燥し、0.77gの白色固体を得て、収率が86%であった。質量スペクトルが393(M+H)であった。
化合物4は、質量スペクトルが、393,395(M+H);H NMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):8.91(d,J=5.2Hz,1H),8.55(s,1H),8.33(d,J=8.8Hz,1H),8.00(dd,J=8.8Hz,J=1.6Hz,1H),7.45(d,J=5.2Hz,1H),3.31(s,3H),1.78(s,6H)であった。
実施例5
化合物18の合成方法は一部が10の合成方法と同じであり、合成経路が次のとおりである。
Figure 2024518849000012
化合物18の合成については、反応フラスコに中間体10-3(0.75g、2.3mmol)、チオフェンスルホンアミド(1.1g、6.8mmol)、HATU(1.1g、2.9mmol)、DIPEA(0.9g、6.9mmol)及び7mLのDMFを加え、室温で24h撹拌した。反応液を50mLの氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(50mL×2)で洗浄し、硫化ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を高圧で製造して分離し(逆相C-18カラム、移動相がアセトニトリル及び水)、濃縮してアセトニトリルを除去した後に冷凍乾燥し、0.34gの白色固体を得て、収率が32%であった。質量スペクトルが471(M+H)であった。
化合物18は、質量スペクトルが、471(M+H);H NMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.57(d,J=4.8Hz,1H),8.50(d,J=2.0Hz,1H),8.05(dd,J=4.8Hz,J=2.0Hz,1H),7.98(s,1H),7.96(d,J=2.0Hz,1H),7.77(dd,J=4.0Hz,J=1.6Hz,1H),7.22(dd,J=4.8Hz,J=4.0Hz,1H),6.87(d,J=4.8Hz,1H),1.54(s,6H)であった。
目的化合物の活性テスト
一、実験の目的
化合物のhURAT1に対するインビトロ阻害活性(IC50)をテストする。
二、実験材料
2.1 テスト化合物は次のとおりである。
Figure 2024518849000013
2.2 hURATを安定的に発現するHEK-293T細胞株は、叡智化学研究有限公司が独自に構築したものである。
2.3 以下の材料は叡智化学研究有限公司が購入したものである。
Figure 2024518849000014
三、実験方法
3.1 実験試薬の調合
Figure 2024518849000015
3.2 細胞培養及び接種
(1)hURAT1を安定的に発現するHEK-293T細胞株を培養し、培地の組成は、DMEM培地+10%ウシ胎児血清+500μg/mlのG418+1%P/Sであった。
(2)細胞が80%まで増殖したら、培地を廃棄し、PBSを加えて細胞を1回洗浄し、その後、パンクレアチン-EDTAを加えて消化を行い、細胞が壁から脱離したら培地を加え、吹き付けて細胞を脱落させ、遠心分離して細胞を収集し、培地を加え、吹き付けて細胞懸濁液とした。
(3)細胞密度を7×10/mlに調整した後、100μL/ウェルの量で96ウェルの壁部が白く底部が透明である細胞培養プレートに接種し、12~24時間培養した。
3.3 化合物の調合
(1)化合物をDMSOで20mM濃度の母液として調合し、その後、DMSOで1mMの濃度に希釈して96ウェルに加えた。
(2)96ウェルプレートに別に品質制御化合物をそれぞれ配置し、100×化合物プレートとした。
(3)もう1枚の96ウェルプレートにCl-free HBSS緩衝液で対応するウェルを50倍希釈し、2×化合物プレート(plate 2)とした。
(4)その後、1枚の新しい96ウェルプレートに0.1μCi/mlの14C-尿酸を含有する緩衝液を30μL/ウェルで加え、及び2×希釈した化合物を30μL/ウェルで加え、1×化合物プレート(plate 1)として使用に備える。
3.4 hURAT1を安定的に発現する細胞における14C-尿酸の吸収
(1)96ウェルプレート内の細胞が壁に付くように培養された後、吸収試験を行うことができる。
(2)200μL/ウェルの予熱した緩衝液で細胞を1回洗浄した。
(3)各ウェルを吸引乾燥した直後に、対応する化合物及び0.1μCi/mlの14C-尿酸を含有する溶液を50μL/ウェルで加えた。
(4)化合物を加えたプレートを37℃のインキュベータ内で5分間インキュベートした。
(5)直ちに各ウェルに150μLの冷たい緩衝液を加えて吸収を停止した。緩衝液で各ウェルを3回洗浄した。(注:洗浄中、細胞の脱落を可能な限り避けること)。
(6)全てのウェルにライセートを50μL/ウェルで加え、振とう器に乗せて900rpmの速度で5分間振とうさせた。
(7)全てのウェルにシンチレーション液Microsint40を150μL/ウェルで加え、900rpmの速度で5分間振とうさせた。
(8)最後に、マイクロプレートをMicroBeta2(Perkin Elmer社製)機器に移して放射活性を測定した。
(9)データを分析し、GraphPad Prism 5ソフトウェアを用いて各化合物のIC50を計算した。
四、実験結果
実験結果を表1に示す。活性テストにより、化合物A~E等が良好な阻害活性を有し、さらに深く研究する価値があることが示された。
Figure 2024518849000016
本出願の上記実施例は、本出願を説明するための例示に過ぎず、本出願の実施形態を限定するものではない。当業者にとって、上記の説明に基づいて他の異なる形式の変化及び変動を行うことができる。ここで、全ての実施形態を網羅的に列挙することはできない。本出願の技術的解決手段から派生した自明な変化又は変動の全ては、依然として本出願の保護範囲に含まれる。

Claims (15)

  1. 以下の一般式で表される構造を有し、
    Figure 2024518849000017
    及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、置換又は無置換のC1~C6の直鎖アルキル基、置換又は無置換のC3~C7のシクロアルキル基、置換又は無置換のC3~C7のヘテロシクロアルキル基、置換又は無置換のC4~C12の複素環式アリール基から選択され、ここで、ヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択され、置換基は、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基及び複素環式アリール基のうちの1つ又は複数から選択され、
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、C1~C6のアルキル基又はシクロアルキル基から選択される、或いは、R及びRは、C3~C6の環を構成する
    ことを特徴とする、キノリンメルカプト酢酸スルホンアミド系誘導体。
  2. 式Iで表される構造において、
    及びRは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基、C3~C4の置換のシクロアルキル基、フェニル基、置換のフェニル基、チオフェン、C5~C6の複素環式アリール基から選択され、ここで、置換基は、ハロゲン、シアノ基、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基及びシクロブチル基から選択され、前記複素環式アリール基内のヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択され、
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、C1~C3のアルキル基又はシクロアルキル基から選択される、或いは、R及びRは、C2~C4の環を構成する、請求項1に記載の化合物。
  3. は、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基から選択され、
    は、C1~C3の直鎖アルキル基、C1~C4の分岐アルキル基、C3~C6のシクロアルキル基、C3~C4の置換のシクロアルキル基、フェニル基、置換のフェニル基、チオフェン、C5~C6の複素環式アリール基から選択され、ここで、置換基は、ハロゲン、シアノ基、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基及びシクロブチル基から選択され、前記複素環式アリール基内のヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素のうちの1つ又は複数から選択され、
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチル基から選択される、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. は、メチル基、フッ素、臭素又はトリフルオロメチルであり、Rは、メチル基、エチル基、チオフェン又はシクロプロピル基であり、R及びRは、それぞれ独立して、メチル基から選択される、請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 前記式Iで表される構造の化合物は、以下の具体的な化合物を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物。
    Figure 2024518849000018
    Figure 2024518849000019
  6. 式IIで表される構造を有し、
    Figure 2024518849000020
    前記式IIで表される化合物構造において、
    は、式IにおけるRであり、Yは、メチル基又はエチル基であり、
    及びRは、式IにおけるR及びRである、請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物を製造するための中間体。
  7. 第1溶媒及び不活性雰囲気の存在下で、式IIIで表される化合物と硫化塩との第1の接触を行い、式IVで表される化合物を得るステップ(1)と、
    第1溶媒及び炭酸塩の存在下で、式IVで表される化合物と式Vで表される化合物との第2の接触を行うステップ(2)と、を含み、
    Figure 2024518849000021
    式中、Rは、式IにおけるRであり、Yは、メチル基又はエチル基であり、
    及びRは、式IにおけるR及びRであり、
    Xは、ハロゲンである、請求項6に記載の中間体を製造する方法。
  8. 請求項6に記載の式IIで表される化合物に対して加水分解反応とスルホンアミド化反応を順次行い、請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物を得るステップを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物を製造する方法。
  9. 前記加水分解反応の過程は、式IIで表される化合物を含む溶液とアルカリ性水溶液との第3の接触を行い、加熱還流させることを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記スルホンアミド化反応の過程は、第2溶媒の存在下で、式II-2で表される化合物とスルホンアミド化合物との第4の接触を行うことを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 以下の反応を含む、請求項8から10のいずれか1項に記載の方法。
    Figure 2024518849000022
  12. 薬学的に許容される塩、組成物、溶媒和物、水和物及び薬学的に許容されるプロドラックを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の式Iで表される化合物の薬学的誘導体又は製剤。
  13. 薬学的に許容される塩、組成物、溶媒和物、水和物及び薬学的に許容されるプロドラックを含む、請求項6に記載の式IIで表される化合物の薬学的誘導体又は製剤。
  14. 請求項1から5のいずれか1項に記載の式Iで表される化合物、請求項12に記載の式Iで表される化合物の薬学的誘導体又は製剤、請求項6に記載の式IIで表される化合物、請求項13に記載の式IIで表される化合物の薬学的誘導体又は製剤の、尿酸レベルを調整し及び/又は痛風に関連する適応症を治療する薬物の製造における使用。
  15. 前記関連する適応症は、高尿酸血症、痛風、痛風性関節炎、炎症性関節炎、腎症、腎石症、関節炎、関節での尿酸塩結晶の沈着、尿石症、腎実質での尿酸塩結晶の沈着、痛風発作、結節性痛風又はこれらの組み合わせを含む、請求項14に記載の使用。
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