JP2024517961A - ガラスリボンを製造するための方法及び装置 - Google Patents

ガラスリボンを製造するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

ガラス製造装置が、ガラスリボンを形成する形成装置を含む。形成装置の下流には、第1のチャンバと、入口開口部を定める第1の端部と、出口開口部を定める第2の端部とを含むエンクロージャが配置される。エンクロージャの第1のエンクロージャ壁は、第1のチャンバからエンクロージャの外部へのガス移動経路を定めるエンクロージャ壁開口部を含む。第1のチャンバを通じてリボン移動経路が延びる。エンクロージャの第1の側面に沿って、第2のチャンバを含む第1の導管が延びる。第1のチャンバと第2のチャンバとの間には、ガス開口部が流体連通をもたらす。第2のチャンバは第1のガス源と流体連通する。第1のガス源は、第2のチャンバを通じて第1のチャンバに第1のガスを供給する。ガラスリボンの製造方法も示す。【選択図】 図1

Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2021年5月13日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第63/188,155号の米国特許法第119条に基づく優先権の利益を主張するものであり、この文献の内容はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
本開示は、一般にガラスリボンの製造方法に関し、具体的には、エンクロージャを含むガラス製造装置を使用してガラスリボンを製造する方法に関する。
ガラス製造装置を使用して溶融材料をガラスリボンに製造することが知られている。ガラスリボンは、形成装置から移動先に移動することができる。しかしながら、ガラスリボンが移動先に移動するにつれ、空気中の粒子がガラスリボンの表面に付着して、ガラスリボンの品質が低下してしまうことがある。
以下、詳細な説明で説明するいくつかの実施形態の基本的な理解をもたらすために本開示の概要を示す。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置が、ガラスリボンを形成してガラスリボンを移動経路に沿って供給できる形成装置を含むことができる。ガラス製造装置はエンクロージャを含むことができ、エンクロージャは、ガラスリボンがエンクロージャの内部を通過できるように移動経路の一部を取り囲む。ガラス製造装置は、エンクロージャの内部にガスを供給できる1又は2以上のガス源を含むことができる。エンクロージャの内部にガスを供給することにより、エンクロージャをエンクロージャの外部の第2の空気圧よりも高い第1の空気圧に維持することができる。ガスは、エンクロージャの内部からエンクロージャの開口部を通じて外部に(例えば、高圧から低圧に)移動することができる。このガス流は、周囲空気内の物質からエンクロージャを保護してこれらの物質がエンクロージャに入り込むのを制限し、従ってガラスリボンがエンクロージャ内を移動する際にこれらの物質がガラスリボンに接触する可能性を抑えることができる。
いくつかの実施形態によれば、ガラス製造装置が、ガラスリボンを形成するように構成された形成装置を含むことができる。ガラス製造装置は、形成装置の下流に配置されたエンクロージャを含むことができる。エンクロージャは、第1のチャンバと、第1のチャンバの入口開口部を定める第1の端部と、第1のチャンバの出口開口部を定める第2の端部とを含むことができる。エンクロージャの第1のエンクロージャ壁は、第1のチャンバからエンクロージャの外部へのガス移動経路を定めるエンクロージャ壁開口部を含むことができる。ガラス製造装置は、第1のチャンバを通じて入口開口部と出口開口部との間に延びるリボン移動経路を含むことができる。ガラス製造装置は、エンクロージャの第1の側面に沿って延びて、第2のチャンバと、第1のチャンバと第2のチャンバとの間に流体連通をもたらすガス開口部とを含む第1の導管を含むことができる。ガラス製造装置は、第2のチャンバと流体連通する第1のガス源を含むことができる。第1のガス源は、第2のチャンバを通じて第1のチャンバに第1のガスを供給することができる。
いくつかの実施形態では、第1の導管が、エンクロージャの長さに沿って延びることができる。ガス開口部は、この長さに沿って離間した複数のガス開口部を含むことができる。
いくつかの実施形態では、エンクロージャが、第1のチャンバ内に配置されてエンクロージャ内でガラスリボンを支持するように構成された複数のローラを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ガス開口部が、第2のチャンバから第1のチャンバへのガス移動経路を定めることができる。ガス移動経路は、複数のローラのうちの第1のローラと第2のローラとの間に延びることができる。
いくつかの実施形態では、第1のローラが第1の軸の周囲で回転可能であることができ、ガス移動経路が、第1の軸と実質的に平行な第2の軸に沿って延びることができる。
いくつかの実施形態では、第2の導管が、エンクロージャの第2の側面に沿って延びて第3のチャンバを定めることができる。
いくつかの実施形態では、第2のガス源が第3のチャンバと流体連通することができる。第2のガス源は、第2の導管を通じて第1のチャンバに第2のガスを供給することができる。
いくつかの実施形態では、第1のエンクロージャ壁が、入口開口部に隣接して配置された第1の壁部分を含み、第1の壁部分は、第1の壁部分がエンクロージャの開口部を覆う第1の位置と、開口部が露出する第2の位置との間で移動するように構成される。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置が、ガラスリボンを形成できる形成装置を含むことができる。ガラス製造装置は、形成装置の下流に配置されたエンクロージャを含むことができる。エンクロージャは、第1のチャンバと、第1のチャンバの入口開口部を定める第1の端部と、第1のチャンバの出口開口部を定める第2の端部とを含むことができる。エンクロージャは、第1のチャンバからエンクロージャの外部へのガス移動経路を定めるエンクロージャ壁開口部を含む第1のエンクロージャ壁を含むことができる。第1のエンクロージャ壁は第1の壁部分を含むことができ、第1の壁部分は、第1の壁部分がエンクロージャの開口部を覆う第1の位置と、開口部が露出する第2の位置との間で移動することができる。ガラス製造装置は、エンクロージャを通じて入口開口部と出口開口部との間に延びるリボン移動経路を含むことができる。ガラス製造装置は、エンクロージャの第1の側面に沿って延びて第2のチャンバを含む第1の導管を含むことができる。第1の導管は、第1のチャンバと流体連通するガス開口部を含むことができる。ガラス製造装置は、ガス開口部を通じて第1のチャンバに第1のガスを供給できるガス源を含むことができる。
いくつかの実施形態では、第1の導管が、エンクロージャの長さに沿って延びることができる。
いくつかの実施形態では、エンクロージャが、第1のチャンバ内に配置されてエンクロージャ内でガラスリボンを支持するように構成された複数のローラを含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、ガラスリボンの製造方法が、ガラスリボンを形成することを含むことができる。ガラスリボンは、ガラス形成装置から垂直に下降することができる。方法は、ガラスリボンの少なくとも一部が非垂直配向で移動する第1のチャンバを定めるエンクロージャを含むガラスリボン支持装置を使用して、ガラスリボンを非垂直配向で支持することを含むことができる。方法は、エンクロージャの長さの少なくとも一部に沿って延びる第1の導管から第1のチャンバ内に第1のガスを導くことを含むことができる。第1の導管は第2のチャンバを含むことができる。方法は、第1のチャンバと第2のチャンバとの間の少なくとも1つのガス開口部を通じて、第2のチャンバから第1のチャンバに第1のガスを流すことを含むことができる。方法は、第1のチャンバ内の圧力をエンクロージャ外の圧力よりも高く維持することを含むことができる。
第1のガスを流すことは、第2のチャンバと第1のチャンバとの間の複数の開口部を通じて第1のガスを流すことを含む。複数のガス開口部は、第1の導管の長さに沿って離間することができる。
いくつかの実施形態では、第1のチャンバ内の圧力が、エンクロージャの長さに沿って実質的に一定であることができる。
いくつかの実施形態では、方法が、エンクロージャの壁部分を、壁部分がエンクロージャの開口部を覆う第1の位置から、エンクロージャの開口部が露出する第2の位置に移動させることを含むことができる。
いくつかの実施形態では、第1のチャンバ内の圧力を維持することが、第1のガスの一部を第1のチャンバから第1のチャンバの外部に導くことを含むことができる。
いくつかの実施形態では、第1のガスの一部を、第1のチャンバから、ガラスリボンが第1のチャンバに入るエンクロージャの入口開口部を通じて導くことができる。
いくつかの実施形態では、第1のガスの一部を、第1のチャンバから、ガラスリボンが第1のチャンバから出るエンクロージャの出口開口部を通じて導くことができる。
いくつかの実施形態では、第1のガスの一部を、第1のチャンバから、エンクロージャのエンクロージャ壁の1又は2以上のエンクロージャ壁開口部を通じて導くことができる。
以下の詳細な説明では、本明細書に開示する実施形態のさらなる特徴及び利点を示すが、当業者には、この説明からこのような特徴及び利点が部分的に明らかになり、或いは以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び添付図面を含む本明細書で説明する実施形態を実施することによってこのような特徴及び利点が部分的に認識されるであろう。上述した概要及び以下の詳細な説明は、本明細書に開示する実施形態の性質及び特性を理解するための概説又は枠組みを示すように意図された実施形態を示すものであると理解されたい。添付図面は、さらなる理解をもたらすように含められ、本明細書に組み込まれてその一部を構成する。これらの図面は、本開示の様々な実施形態を示し、明細書と共に様々な実施形態の原理及び動作を説明する。
添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、上記の及びその他の特徴、実施形態及び利点がより良く理解されるであろう。
本開示の実施形態によるガラス製造装置の実施形態例の概略図である。 本開示の複数の実施形態によるガラス製造装置の支持装置の側面図である。 本開示の複数の実施形態による、図2の線3-3において切り取った支持装置の断面図である。 本開示の複数の実施形態による支持装置の一部の斜視図である。 本開示の複数の実施形態による、支持装置の壁部分が閉じた第1の位置にある案内装置に入るガラスリボンの側面図である。 本開示の複数の実施形態による、支持装置の壁部分が開いた第2の位置にある支持装置に入るガラスリボンの側面図である。
以下、実施形態例を示す添付図面を参照しながら実施形態をより完全に説明する。図面全体を通じ、可能な場合には常に同じ参照番号を使用して同じ又は同様の部品を示す。しかしながら、本開示は多くの異なる形態で具体化することができ、本明細書に示す実施形態に限定されるものとして解釈すべきではない。
本開示は、ガラス製造装置及びガラスリボンの製造方法に関する。本出願における「ガラスリボン」は、粘性状態のガラスリボン、弾性状態の(例えば、室温の)ガラスリボン、及び/又は粘性状態と弾性状態との間の粘弾性状態のガラスリボンのうちの1つ又は2つ以上であるとみなすことができる。以下、ガラスリボンの形成方法及び装置を実施形態例によって説明する。本開示におけるいくつかの実施形態では、ガラス製造装置が、一定量の溶融材料からガラス物品(例えば、ガラスリボン)を形成するガラス形成装置を含むことができる。いくつかの実施形態では、ガラスリボンを、以下に限定するわけではないが、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、タッチセンサ、太陽光発電、折り畳み式電話などを含む様々なディスプレイ用途で採用することができる。
図1に概略的に示すように、いくつかの実施形態には、ガラスリボン103を形成するように構成された形成装置101を含む例示的なガラス製造装置100を示す。形成装置101は、スロットドロー装置(slot draw apparatus)、フロートバス装置(float bath apparatus)、ダウンドロー装置(down-draw apparatus)、アップドロー装置(up-draw apparatus)、プレスローリング装置(press-rolling apparatus)、又はガラスリボンを形成する他のいずれかのガラス形成装置を含むことができる。
ガラスリボン103は、形成装置101から排出され、移動経路109に沿って第1の移動方向111に移動する。いくつかの実施形態では、内部の(例えば、粉塵、気中浮遊菌、蒸発粒子などの)粒子レベルを外部の粒子レベルと比べて低下させることができる(図1に破線で示す)クリーンルーム115の外部に形成装置101を配置し、ガラス製造装置100の1又は2以上の部分をクリーンルーム115の内部に配置することができる。クリーンルーム115は、クリーンルーム115内からクリーンルーム115外に空気が流れるように、クリーンルーム115外の圧力と比べて正圧に維持される。いくつかの実施形態では、クリーンルーム115内の圧力が、クリーンルーム115外の圧力よりも約5パスカル又はそれを上回る高さであることができる。いくつかの実施形態では、クリーンルーム115が、ISO(「国際標準化機構」)6クリーンルーム又はそれよりも優れたクリーンルームを含むことができる。
ガラスリボン103は、例えばクリーンルーム115の天井の開口部を通じてクリーンルーム115に入ることができる。ガラスリボン103は、クリーンルーム115に入ると、例えば第1のリボン移動経路123、第2のリボン移動経路125又は第3のリボン移動経路127などの、クリーンルーム内に延びる1又は2以上の移動経路に沿って導くことができる。いくつかの実施形態では、ガラスリボン103を、第1のリボン移動経路123に沿って、例えば第1の移動先131、第2の移動先133などの1又は2以上の別の移動先に導くことができる。いくつかの実施形態では、ガラスリボン103を、第2のリボン移動経路125に沿って、例えば第3の移動先135などの1又は2以上の別の移動先に導くことができる。いくつかの実施形態では、ガラスリボン103を、第3のリボン移動経路127に沿って、例えば第4の移動先137などの1又は2以上の別の移動先に導くことができる。例えば、移動先131、133、135、137のうちの1つ又は2つ以上は、(例えば、内部でガラスリボン103を粉砕できる)廃棄装置、又は(例えば、ガラスリボン103をスプール上でロール状に巻くことができる)巻き取り装置(winding apparatus)を含むことができる。
いくつかの実施形態では、ガラスリボン103がクリーンルーム115内で第1のリボン移動経路123に沿って移動する際に、ガラスリボン103を支持装置141によって支持することができる。いくつかの実施形態では、第1のリボン移動経路123が、線形的に延びる移動経路を含むことができるが、さらなる実施形態では、例えば湾曲移動経路などの非線形的に延びる移動経路123を含むこともできる。いくつかの実施形態では、支持装置141が、クリーンルーム115内でガラスリボンが第1のリボン移動経路123に沿って移動する際にガラスリボンに接触することによってガラスリボン103を支持するように配置された複数のローラ142を含むことができる。
支持装置141は、第1の端部145と第2の端部147との間に延びる。第1の端部145は、最初にガラスリボン103を受け取るように形成装置101に近接して形成装置101の下方に配置することができる。様々な実施形態では、第1の端部145が第2の端部147よりも高い位置に存在することができる。従って、第1のリボン移動経路123は、ガラスリボン103が第1のリボン移動経路123に沿って移動する際に第1の端部145から第2の端部147に向かって下向きに移動するように、第1の端部145から第2の端部147に向かって下向きに傾斜することができる。例えば、図2を参照すると、いくつかの実施形態では、支持装置141が、複数のローラ142を支持する支持構造201を含むことができる。複数のローラ142は、異なる高さに位置することができる。例えば、複数のローラ142の第1のローラ203は第1の高さに位置することができ、複数のローラ142の第2のローラ205は第2の高さに位置することができる。いくつかの実施形態では、第1の高さ及び第2の高さが異なることができる。例えば、第2のローラ205は、第1のローラ203よりも低い位置に存在することができる。支持装置141は、ガラスリボン103を(例えば、支持装置141の上流位置において重力方向149に平行であることができる)実質的に垂直配向から非垂直配向に移動させることができる。ガラスリボン103の製造方法は、形成装置101を使用して、ガラスリボン103が形成装置101から垂直に下降するようにガラスリボン103を形成することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置100が、ガラスリボン103の支持及び誘導のための複数のローラ142を含むことに限定されない。むしろ、いくつかの実施形態では、支持装置141が、例えば1又は2以上の空気ベアリングなどの1又は2以上の非接触支持装置を含むことができる。空気ベアリングは、第1のリボン移動経路123に向けて空気を放出することができる。空気ベアリングは、空気ベアリングからの空気がガラスリボンに衝突することによって、ガラスリボン103に接触することなく(例えば、ガラスリボン103が空気ベアリングから一定距離だけ離れた状態で)ガラスリボン103を支持することができる。いくつかの実施形態では、例えば1又は2以上の空気ベアリング及び1又は2以上のローラ142などの、ローラ142と空気ベアリングとの組み合わせを使用してガラスリボン103を支持することができる。
図1~図2を参照すると、様々な実施形態では、支持装置141が、ガラスリボン103が第1のリボン移動経路123に沿って移動する際に第1のリボン移動経路123の少なくとも一部及びガラスリボン103の一部を取り囲むエンクロージャ155(例えば、シュート)を含むことができる。エンクロージャ155は形成装置101の下流に配置され、内部に複数のローラ142が位置することができる。例えば、第1のリボン移動経路123は、エンクロージャ155の第1のチャンバ229を通じて、エンクロージャ155の第1の端部217における入口開口部211と、エンクロージャ155の第2の端部219における出口開口部213との間に延びることができる。入口開口部211は、第1のリボン移動経路123、従ってガラスリボン103がエンクロージャ155に入るスロットを含むことができる。同様に、出口開口部213は、第1のリボン移動経路123、従ってガラスリボン103がエンクロージャ155から出るスロットを含むことができる。複数のローラ142は、第1のチャンバ229内に配置され、エンクロージャ155内でガラスリボン103を支持することができる。ガラスリボン103の製造方法は、ガラスリボン103を非垂直配向で(例えば、重力方向149と非平行に)支持することを含むことができ、エンクロージャ155を含むガラスリボン支持装置141は、ガラスリボン103の少なくとも一部が非垂直配向で移動する第1のチャンバ229を定める。ガラスリボン103は、例えば1又は2以上のローラ142、空気ベアリングなどによる複数の方法で支持することができる。
エンクロージャ155は、第1のチャンバ229を形成する1又は2以上のエンクロージャ壁を含む。例えば、様々な実施形態では、エンクロージャ155が、第1のリボン移動経路123に直角な平面内に矩形断面形状を有することができる。従って、図2に示すように、エンクロージャ155は、第1の下側エンクロージャ壁223と、第1のエンクロージャ壁223から離間した第2の上側エンクロージャ壁225とを含むことができる。複数のローラ142は、第1のリボン移動経路123と第1のエンクロージャ壁223との間に配置され、ガラスリボン103がエンクロージャ155内で第1のリボン移動経路123に沿って移動する際にガラスリボン103を支持する。エンクロージャ155は第1のチャンバ229を含み、エンクロージャ155の第1の端部217は第1のチャンバ229の入口開口部211を定め、第2の端部219は第1のチャンバ229の出口開口部213を定める。第1のエンクロージャ壁223、第2のエンクロージャ壁225及び複数のローラ142は、ガラスリボン103がエンクロージャ155を通じて第1のリボン移動経路123に沿って移動する際にガラスリボン103が第1のエンクロージャ壁223又は第2のエンクロージャ壁225に接触しないように配置される。すなわち、エンクロージャ155の寸法はガラスリボン103の寸法よりも大きい。例えば、いくつかの実施形態では、ガラスリボン103の第1の主表面389と第2の主表面390との間の厚み388が、約30マイクロメートル(例えば、ミクロン)~約300ミクロンの範囲内、又は約30ミクロン~約100ミクロンの範囲内であることができる。いくつかの実施形態では、エンクロージャ155の第1のエンクロージャ壁223と第2のエンクロージャ壁225との間の(例えば、図3に示す)高さ393が、約150ミリメートル~約450ミリメートルの範囲内、又は約200ミリメートル~約400ミリメートルの範囲内、又は約300ミリメートルであることができる。いくつかの実施形態では、ガラスリボン103が、約300ミリメートル~約600ミリメートルの範囲内であることができる(例えば、図3に示す)幅394を有することができる。いくつかの実施形態では、エンクロージャ155の第1のチャンバ229が、約700ミリメートル~約900ミリメートルの範囲内であることができる(例えば、第2の導管壁323と第4の導管壁363との間の)幅395を有することができる。
入口開口部211の(例えば、第1の端壁251と第2の端壁253との間の)サイズは、第1のチャンバ229のサイズ(例えば、第1のエンクロージャ壁223と第2のエンクロージャ壁225とを隔てる第1の距離233と第2の距離235との合計)よりも小さいことができる。入口開口部211に第1のチャンバ229と比べて小さなサイズを与えることにより、入口開口部211は、エンクロージャ155の外部から入口開口部211を通じてエンクロージャ155の内部(例えば、第1のチャンバ229)に至る粒子及び/又は空気の流れを抑制することができる。同様に、出口開口部213のサイズも、第1のチャンバ229のサイズ(例えば、第1のエンクロージャ壁223と第2のエンクロージャ壁225とを隔てる第1の距離233と第2の距離235との合計)よりも小さいことができる。出口開口部213に第1のチャンバ229と比べて小さなサイズを与えることにより、出口開口部213は、エンクロージャ155の外部から出口開口部213を通じてエンクロージャ155の内部(例えば、第1のチャンバ229)に至る粒子及び/又は空気の流れを抑制することができる。
図3は、図2の線3-3によって示す視点から見たエンクロージャ155の断面図である。図示のように、第1のエンクロージャ壁223は、1又は2以上のエンクロージャ壁開口部301を含むことができる。1又は2以上のエンクロージャ壁開口部301は、第1のチャンバ229からエンクロージャ155の外部254へのガス移動経路309を提供する。いくつかの実施形態では、第2のエンクロージャ壁225が、ガス、粒子などが第2のエンクロージャ壁225を通過するのを防ぐように開口部を一切含まず、実質的に連続する材料を含むことができる。エンクロージャ155の第1の端部217と第2の端部219との間には、第1のエンクロージャ壁223の長さに沿って(例えば、エンクロージャ壁開口部301と実質的に同様のものであることができる)さらなるエンクロージャ壁開口部が離間することができる。しかしながら、さらなる実施形態では、第2のエンクロージャ壁225が1又は2以上のエンクロージャ壁開口部を含むこともでき、さらに別の実施形態では、第1及び第2の両エンクロージャ壁がエンクロージャ壁開口部を含むこともできる。
引き続き図3を参照すると、支持装置141は、第1のチャンバ229に空気などのガスを供給する1又は2以上の導管をさらに含む。例えば、支持装置141は、エンクロージャ155の第1の側面317に沿って延びて内部に第2のチャンバ319を定める第1の導管313を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の導管313がエンクロージャ155に対して固定された非可動位置に存在できるように、第1の導管313を溶接又は機械的締結具などによってエンクロージャ155に取り付けることができる。第1の導管313(及び、例えば対向する第2の導管)は、固定されて非可動であることにより、第1のチャンバ229の第1の側面317に沿って延びる固定された側部供給導管を定めることができる。
第1の導管313は、例えば第1のガス管347を通じて第1のガス源345と流体連通し、第1のガス源345からは、第1のガス管347及び第1のガス開口部341を通じて第1の導管313(及び第2のチャンバ319)内に第1のガス351を供給することができる。第2のガス開口部343は、第1のチャンバ229と第2のチャンバ319との間に流体連通をもたらす。例えば、第2のガス開口部343は、第1のガス351が第2のチャンバ319から第2のガス開口部343を通じて第1のチャンバ229内に移動できるように、第2のチャンバ319から第1のチャンバ229へのガス移動経路を定めることができる。いくつかの実施形態では、第1の導管313がエンクロージャ155と共通壁を共有することができ、第2のガス開口部343がこの共通壁を貫く通路である。しかしながら、さらなる実施形態では、ダクト、パイプ又はその他の中空構造によって第1の導管313をエンクロージャ155に接合することができ、ダクト又はパイプの中空内部が第1のチャンバ229内への第2のガス開口部343を形成する。これらの実施形態では、第1の導管313が、第1のチャンバ229と流体連通するガス開口部(例えば、第2のガス開口部343)を含む。
第1のガス源345は第2のチャンバ319と流体連通し、いくつかの実施形態では、第1のガス源345が、第2のチャンバ319を通じて第1のチャンバ229に第1のガス351を圧縮ガスなどとして供給する。第1のガス源345は、第2のガス開口部343を通じて第1のチャンバ229に第1のガス351を供給することができる。いくつかの実施形態では、第2のチャンバ319を第1のチャンバ229よりも高い圧力に維持することができる。(例えば、(単複の)ガス源から)第1のチャンバ229に供給されるガスは、第1のチャンバ229をISO1又はISO2クリーンルーム環境として維持できるように、粒子を含まないクリーンガスを含むことができる。本明細書で使用するガス源(例えば、345、385)は、例えばファン、ブロワ、ポンプ、圧縮空気タンクなどの、空気を供給できる構造を含むことができる。ガラスリボン103の製造方法は、エンクロージャ155の長さの少なくとも一部に沿って延びて第2のチャンバ319を含む第1の導管313から第1のチャンバ229内に第1のガス351を導くことを含むことができる。方法は、第1のチャンバ229と第2のチャンバ319との間の第2のガス開口部343などの少なくとも1つのガス開口部を通じて第2のチャンバ319から第1のチャンバ229に第1のガス351を流すことを含むことができる。
いくつかの実施形態では、1又は2以上の導管が、エンクロージャ155の第2の側面357に沿って延びて内部に第3のチャンバ359を定める第2の導管315を含むことができる。第2の導管315は、第1の導管313の反対側に配置することができる。第2の導管315は、第1の導管313と実質的に同様に構成することができる。従って、第3のチャンバ359は、例えば第1のガス源と第2の導管315との間に延びて第3のチャンバ359内への第3のガス開口部381を形成する第2のガス管387を通じて第2のガス源385と流体連通することができる。第3のチャンバ359は、第4のガス開口部383を通じて第1のチャンバ229と流体連通する。いくつかの実施形態では、第2の導管315がエンクロージャ155と共通壁を共有することができ、第4のガス開口部383がこの共通壁を貫く通路である。しかしながら、さらなる実施形態では、ダクト、パイプ又はその他の中空構造によって第2の導管315をエンクロージャ155に接合することができ、ダクト又はパイプの中空内部が第1のチャンバ229内への第4のガス開口部383を形成する。
いくつかの実施形態では、第2のガス開口部343及び第4のガス開口部383を、ガラスリボン103に対して異なる高さにガスを導くように配置することができる。例えば、第2のガス開口部343の中心を通って第1のガス開口部軸344延び、第4のガス開口部383の中心を通って第2のガス開口部軸384が延びることができる。いくつかの実施形態では、第1のガス開口部軸344及び第2のガス開口部軸384が平行であり、重力方向149に対して実質的に垂直であることができる。いくつかの実施形態では、第2のガス開口部343及び第4のガス開口部383が同じ高さに、或いは第1のエンクロージャ壁223から重力方向149に沿って同じ距離に存在できるように、第1のガス開口部軸344及び第2のガス開口部軸384が共線的であることができる。いくつかの実施形態では、第1のガス開口部軸344及び第2のガス開口部軸384が共線的でなく、例えば第2のガス開口部343及び第4のガス開口部383が異なる高さに、或いは第1のエンクロージャ壁223から重力方向149に沿って異なる距離に存在することができる。例えば、いくつかの実施形態では、一方のガス開口部(例えば、第2のガス開口部343)がガラスリボン103の上方に存在することによって第1のガス開口部軸344がガラスリボン103の上方に存在し、他方のガス開口部(例えば、第4のガス開口部383)がガラスリボン103の下方に存在することによって第2のガス開口部軸384がガラスリボン103の下方に存在することができる。この結果、(例えば、第2のガス開口部343から)ガラスリボン103の上方及び(例えば、第4のガス開口部383から)ガラスリボン103の下方にガスを導くことによってガスの移動経路が干渉せず、従ってガラスリボン103の上方及び下方でガス流を安定させることができる。いくつかの実施形態では、第2のガス開口部343及び/又は第4のガス開口部383が、エンクロージャ155の長さ(例えば、実質的に長さ全体)に沿って配置された複数の開口部を含むことができる。さらなる実施形態では、第2のガス開口部343及び/又は第4のガス開口部383が、エンクロージャ155の長さ(例えば、実質的に長さ全体)に沿って延びる1又は2以上の連続するスロットを含むことができる。
第2のガス源385は、第3のチャンバ359に第2のガス391を圧縮ガスとして供給することができる。いくつかの実施形態では、第3のチャンバ359を第1のチャンバ229よりも高い圧力に維持することができる。図3に示すように、第2の導管315は第1の導管313から離間することができ、第1の導管313と第2の導管315との間に第1のチャンバ229が配置される。従って、第1のチャンバ229は、例えば第1の側面317及び第2の側面357などのエンクロージャ155の両側からガス(例えば、351、391)を受け取ることができる。第1の導管313及び第2の導管315をエンクロージャ155の両側に配置することにより、第1のチャンバ229内へのガス流を安定させることができる。従って、エンクロージャ155の両側面317、357を実質的に等しい空気圧に維持して、第1のチャンバ229内の空気圧変動を抑えることができる。第1のチャンバ229内の空気圧変動を抑えることにより、ガス移動経路309に沿ってエンクロージャ壁開口部301を通過するガス流を安定させることができる。
ガラスリボン103の製造方法は、ガス開口部(例えば、第3のガス開口部381又は第4のガス開口部383)を通じて第1のチャンバ229にガス(例えば、ガス351、391)を供給することを含むことができる。例えば、ガスは、1又は2以上のガス源から、第1のチャンバと流体連通して配置された1又は2以上の導管(例えば、第1の導管313又は第2の導管315)を通じて供給することができる。方法は、第1のチャンバ229からエンクロージャの壁(例えば、第1のエンクロージャ壁223)のエンクロージャ155の開口部(例えば、301)の外部にガスの一部を導くことをさらに含むことができる。第1のチャンバ229は、エンクロージャ外の第2の空気圧よりも高い第1の空気圧に維持することができる。この空気圧差の結果、ガス351、391の一部が第1のチャンバ229からエンクロージャ壁開口部301を通じて外部254に流れる。従って、ガラスリボン103を汚染する可能性があったはずのエンクロージャ155外の物質392(例えば、汚染物質)からガラスリボン103を保護することができる。いくつかの実施形態では、物質392が、液体、固体又は気体のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。いくつかの実施形態では、物質392が、例えば粉塵、気中浮遊ガラス粒子などの、ガラス製造工程の副産物及び/又は外部254の空気中に存在し得る物質を含むことができる。いくつかの実施形態では、物質392が、約1マイクロメートル未満~約500マイクロメートルの範囲内であることができるサイズの粒子を含むことができる。物質392がガラスリボン103に接触した場合、ガラスリボン103の品質が低下する恐れがある。従って、物質392とガラスリボン103との間の接触を避けることで、ガラスリボン103の品質が低下する可能性を抑えることができる。エンクロージャ壁開口部301から流出するガスは物質392に力を及ぼし、物質392をエンクロージャ155から遠ざけることができる。従って、流出ガスは、エンクロージャ155の第1のチャンバ229を物質392から保護し、物質392がエンクロージャ155内に入り込んでガラスリボン103に接触する可能性を抑えることができる。
いくつかの実施形態では、支持装置141が、第1のチャンバ229からガスを除去できるガス真空ポンプを含むことができ、従って第1のガス源345又は第2のガス源385の一方又は両方をガス真空ポンプに置き換えることができる。例えば、いくつかの実施形態では、第1の導管313が(例えば、第1のガス源345から)第1のチャンバ229にガスを供給する一方で、第2の導管315が(例えば、真空ポンプによって)第1のチャンバ229からガスを除去することができる。真空ポンプは、容積(例えば、第1のチャンバ229)からガスを引き出す装置を含むことができる。第1のチャンバ229へのガス供給と第1のチャンバ229からのガス除去とを同時に行うことにより、物質392が第1のチャンバ229に入り込んでガラスリボン103に接触する可能性を抑えることができる。例えば、第1のチャンバ229は、第1のチャンバ229からエンクロージャ壁開口部301を通じて(例えば、第1のガス源345からの)ガスが流出できるように、外部254と比べて正圧に維持することができる。同時に、(例えば、第2のチャンバ319に付与される)真空が、(例えば、第3のガス開口部381及び第4のガス開口部383を通じて)第1のチャンバ229から空気を除去する。従って、第1のチャンバ229内に存在し得るいずれかの物質392を真空によって除去しながら、エンクロージャ壁開口部301を通じて流れるガスによって、いずれかの物質392が第1のチャンバ229に入り込むのを制限することができる。ガラス製造装置100が1又は2以上のガス源及びゼロ真空を含む実施形態、並びにガラス製造装置100が1又は2以上のガス源及び1又は2以上の真空を含む実施形態では、第1のチャンバ229を外部254と比べて正圧に維持することができ、従って方法は、第1のチャンバ229内の圧力を外部254におけるエンクロージャ155外の圧力よりも高く維持することを含むことができる。例えば、第1のチャンバ229内の圧力を維持することは、第1のガス351の一部を第1のチャンバ229から第1のチャンバ229の外部254に導くことを含むことができる。
図4は、支持装置141の一部の斜視図である。例えば、図4に示す支持装置141の一部は、第1の導管313、第2の導管315、及びローラ142の一部を含む。いくつかの実施形態では、ローラ142が、第1のローラ401、第2のローラ403、及び第3のローラ405を含むことができる。第1のローラ401、第2のローラ403及び第3のローラ405は、構造及び機能が図2に示すローラ203、205と実質的に同一であることができる。例えば、第1のローラ401、第2のローラ403及び第3のローラ405は、ガラスリボン103が移動する第1のリボン移動経路123の一部に沿って配置される。いくつかの実施形態では、ローラ401、403、405を第1の導管313と第2の導管315との間に延びるように配置することができる。例えば、第1のローラ401は、第1のローラ軸406に沿って延びてその周囲で回転可能であることができ、第2のローラ403は、第2のローラ軸407に沿って延びてその周囲で回転可能であることができ、第3のローラ405は、第3のローラ軸409に沿って延びてその周囲で回転可能であることができる。いくつかの実施形態では、第1のローラ軸406、第2のローラ軸407及び第3のローラ軸409が互いに対して実質的に平行であって第1の導管313及び第2の導管315に交わることができる。いくつかの実施形態では、第1のローラ401及び第2のローラ403が離間して、間に第1の空間411を定めることができる。いくつかの実施形態では、第2のローラ403及び第3のローラ405が離間して、間に第2の空間413を定めることができる。
いくつかの実施形態では、第1の導管313及び第2の導管315を、第1の空間411及び第2の空間413にガスを供給するように配置することができる。例えば、第1の導管313は、第1のチャンバ229と流体連通してエンクロージャ155の長さに沿って離間できる複数のガス開口部414を含むことができる。いくつかの実施形態では、複数のガス開口部414が、第1のガス開口部421及び第2のガス開口部423を含むことができる。ガス開口部421、423は、第2のチャンバ319から第1のチャンバ229へのガス移動経路を提供することができる。例えば、第1のガス開口部421は、第2のチャンバ319から第1のチャンバ229への第1のガス移動経路427を提供することができ、第2のガス開口部423は、第2のチャンバ319から第1のチャンバ229への第2のガス移動経路429を定めることができる。いくつかの実施形態では、第1のガス移動経路427が、第1のローラ軸406、第2のローラ軸407又は第3のローラ軸409のうちの1つ又は2つ以上と実質的に平行であることができるガス軸433に沿って、第2の空間413を通じて延びることができる。いくつかの実施形態では、第2のガス移動経路429が、複数のローラ142のうちの第1のローラ401と第2のローラ403との間の第1の空間411内に延びることができる。いくつかの実施形態では、方法が、第1の導管313の長さに沿って離間した、第2のチャンバ319と第1のチャンバ229との間の複数のガス開口部414を通じて第1のガス351を流すことを含むことができる。
第2の導管315は、配置及び機能が第1の導管313の複数のガス開口部414と実質的に同様であることができる複数のガス開口部443を含むことができる。例えば、第2の導管315は、第1のチャンバ229と流体連通する複数のガス開口部443を含むことができる。複数のガス開口部443は、第3のガス開口部451及び第4のガス開口部453を含むことができる。ガス開口部451、453は、第3のチャンバ359から第1のチャンバ229へのガス移動経路を提供する。例えば、第3のガス開口部451は、第3のチャンバ359から第1のチャンバ229への第3のガス移動経路457を定めることができ、第4のガス開口部453は、第3のチャンバ359から第1のチャンバ229への第4のガス移動経路459を定めることができる。いくつかの実施形態では、第3のガス移動経路457が、第2のローラ403と第3のローラ405との間の第2の空間413内に至ることができる。いくつかの実施形態では、第4のガス移動経路459が、第1のローラ401と第2のローラ403との間の第1の空間411内に至ることができる。
図4には第1の導管313及び第2の導管315の一部しか示していないが、いくつかの実施形態では、第1の導管313及び第2の導管315が、(図1~図3に示す)エンクロージャ155の長さに沿って第1の端部217と第2の端部219との間に延びることができる。第1の導管313及び第2の導管315は、図3~図4に示すガス開口部と同様に配置された複数のガス開口部414、443を含むことができる。例えば、第1の導管313の複数のガス開口部414は、エンクロージャ155の第1の側面317に沿って複数のローラ142のうちの一部又は全部の間に配置することができる。同様に、第2の導管315の複数のガス開口部443は、エンクロージャ155の第2の側面357に沿って複数のローラ142のうちの一部又は全部の間に配置することができる。エンクロージャ155の対向する側面317、357上の複数のローラ142間に複数の離間したガス開口部414、443を配置することにより、エンクロージャ155の長さに沿った第1のチャンバ229内へのガス流を安定させることができる。また、ローラ401、403、405間の空間411、413内に複数のガス開口部414、443を配置することにより、複数のガス開口部414、443を通じて第1のチャンバ229内に入るガスの流れをローラ401、403、405が妨害又は阻止せず、従って複数のガス開口部414、443の各々を通るガスの流量を実質的に安定させることができる。従って、第1のチャンバ229内の圧力をエンクロージャ155の長さに沿って実質的に一定にすることによって、第1のチャンバ229内の空気圧変動の可能性を抑えることができる。
いくつかの実施形態では、1又は2以上のガス源345、385が第1の導管313及び第2の導管315にガスを供給することができる。例えば、図4に示す第1の導管313には第1のガス源345からガスが供給され、図4に示す第2の導管315には第2のガス源385からガスが供給される。従って、いくつかの実施形態では、1つのガス源が1つの導管にガスを供給することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、複数のガス源が1つの導管にガスを供給することもできる。例えば、第1の導管313は、複数のガス源が第1の導管313の長さに沿った異なる位置で第1の導管313にガスを供給できるように複数のガス源からガスを受け取ることができる。例えば、第1のガス源345が第1のガス管347を通じて第1のガス開口部341にガスを供給することに加えて、他のガス源が第2のガス開口部471又は第3のガス開口部473を通じてガスを供給することもでき、第2のガス開口部471及び第3のガス開口部473は第1の導管313の長さに沿って離間することができる。従って、ガスを供給することは、第1の導管313内に存在してエンクロージャ155の第1の端部217と第2の端部219との間の第1の導管313の長さに沿って離間した複数のガス開口部(例えば、341、471、473など)を通じてガスを供給することを含むことができる。複数のガス源からのガスを異なる位置で第1の導管313に供給することにより、第2のチャンバ319内へのガス流を安定させるとともに、第1の導管313の長さに沿った空気圧をさらに均一化することができる。同様に、第2の導管315には、複数のガス源及び第2の導管の長さに沿った複数のガス開口部によって供給を行って同様の結果を達成することができる。
図5~図6は、エンクロージャ155の第1の端部217における支持装置141の側面図である。いくつかの実施形態では、第1のエンクロージャ壁223が、第1の端部217と第2の端部219との間のエンクロージャ155の長さに沿って延びる単一の壁部分を含むことにより、第1のエンクロージャ壁223を単一片として形成することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、第1のエンクロージャ壁223が、エンクロージャ155の長さに沿って第1の端部217と第2の端部219との間に延びるように配置された複数の壁部分を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1のエンクロージャ壁223が、入口開口部211に隣接して配置できる第1の壁部分501を含むことができる。第1の壁部分501は、第1の壁部分501がエンクロージャ155の開口部601を覆う(例えば、図5に示す)第1の位置と、開口部601が露出する(例えば、図6に示す)第2の位置との間で移動(例えば、枢動)することができる。いくつかの実施形態では、第1の壁部分501を、エンクロージャ155の底面に沿って配置された第2の壁部分509と第3の壁部分511との間に配置することができる。例えば、エンクロージャ155の第1の端部217から第2の端部219に向かって第1の端部217の直近に第3の壁部分511を配置し、その次に第1の壁部分501を配置し、その次に第2の壁部分509を配置することができる。
いくつかの実施形態では、第2の壁部分509を、第1の壁部分501が第1の位置にある時に第1の壁部分501及び第2の壁部分509が第1のチャンバ229の側面に沿って延びることができるように第1の壁部分501に取り付けることができる。例えば、図6に示すように、第1の壁部分501は、第1の壁端部607と第2の壁端部609との間に延びることができる。いくつかの実施形態では、第1の壁端部607を、第1の壁部分501が第1の位置と第2の位置との間で移動する際に第1の壁端部607が第2の壁部分509に対して枢動できるように第2の壁部分509に取り付けることができる。いくつかの実施形態では、第1の壁端部607を(例えば、ヒンジ又は移動を容易にする他のタイプの機械的締結具によって)第2の壁部分509に枢動可能に取り付けることができる。いくつかの実施形態では、第1の壁部分501が(例えば、図5に示す)第1の位置にある時に、第2の壁端部609が第3の壁部分511に付着することができる。例えば、第2の壁端部609は、第3の壁部分511への付着及び第3の壁部分511からの分離を選択的に行えるように、機械的締結具(例えば、ねじ、ボルト、接着材、ロック構造など)によって第3の壁部分511に付着させることができる。いくつかの実施形態では、第2の壁端部609が第3の壁部分511に付着している時に第1の壁部分501を第1の位置に留まらせて、意図せず第2の位置に移動するのを防ぐことができる。いくつかの実施形態では、第2の壁端部609が第3の壁部分511から離れた時に、第1の壁部分501が第1の位置から第2の位置に移動(例えば、枢動、回転など)することができる。
ガラス製造装置100の動作中、ガラスリボン103は入口開口部211に入り、第1のチャンバ229内で第1のリボン移動経路123に沿って移動する。方法は、第1のエンクロージャ壁223の壁部分(例えば、第1の壁部分501)を、第1のチャンバ229のメンテナンス、クリーニング、検査などのために、第1の壁部分501がエンクロージャ155の開口部601を覆う第1の位置からエンクロージャ155の開口部601が露出する第2の位置に移動させることを含むことができる。いくつかの実施形態では、ガラスリボン103が第1のチャンバ229内で第1のリボン移動経路123に沿って移動している時に、ガラスリボン103の生産及び/又は移動を停止させるかどうかにかかわらず第1のチャンバ229にアクセスできるように、第1の壁部分501を第2の位置に移動させることができる。いくつかの実施形態では、第1の壁部分501を開閉した後に、センサ(例えば、浮遊微小粒子カウンタ)が第1のチャンバ229内の空気の清浄度を検出して、第1のチャンバ229が所定の清浄度標準内にあることを確実にすることができる。従って、このアクセスによって効率性を高めることができる。第1の位置と第2の位置との間で移動する1つの壁部分(例えば、第1の壁部分501)を含むものとして第1のエンクロージャ壁223を示しているが、いくつかの実施形態では、第1のエンクロージャ壁223が、第1の閉位置と第1のチャンバ229へのアクセスを可能にする第2の開位置との間で移動できる複数の壁部分を含むことができる。複数の可動壁部分は、第1のチャンバ229の異なる位置にアクセスできるように、エンクロージャ155に沿った異なる位置に配置することができる。いくつかの実施形態では、第2のエンクロージャ壁225が、第2のエンクロージャ壁225を通じて1又は2以上の位置において第1のチャンバ229にアクセスできるように(例えば、第1の壁部分501と同様の)1又は2以上の可動壁部分を含むことができる。
第1のエンクロージャ壁223のエンクロージャ壁開口部301は、第1のチャンバ229からエンクロージャ155の外部254にガスの一部を導くことができる。いくつかの実施形態では、ガスの一部を導くことが、ガラスリボン103が第1のチャンバ229に入るエンクロージャ155の入口開口部211を通じてガスの第2の部分297を導くことを含むことができる。入口開口部211は、入口開口部211に隣接する第1の端壁251及び/又は第2の端壁253にガラスリボン103が接触することなく第1のチャンバ229に入ることができるように、(例えば、幅及び厚みが)ガラスリボン103よりも大きい。従って、入口開口部211を通じて望ましくない物質(例えば、図3の物質392)が第1のチャンバ229に入り込む可能性を抑えるために、第1のチャンバ229から入口開口部211を通じてガスの第2の部分297を外部254に導くことができる。例えば、上述したように、第1のチャンバ229は、エンクロージャ外の第2の空気圧よりも高い第1の空気圧に維持することができる。従って、ガスの第2の部分297は、第1のチャンバ229から入口開口部211を通じて外部254に移動する。従って、ガスの第2の部分297は、物質に入口開口部211から離れる力を及ぼすことによって、第1のチャンバ229を望ましくない物質から保護することができる。同様に、いくつかの実施形態では、ガスの一部を導くことが、ガラスリボン103が第1のチャンバ229から出るエンクロージャ155の出口開口部213を通じてガスの第3の部分299を導くことを含むことができる。出口開口部213は、出口開口部においてガラスリボン103がエンクロージャに接触することなく第1のチャンバ229から出ることができるように、(例えば、幅及び厚みが)ガラスリボン103よりも大きい。出口開口部213を通じて望ましくない物質が第1のチャンバ229に入り込む可能性を抑えるために、第1のチャンバ229から出口開口部213を通じてガスの第3の部分299を外部254に導くことができる。従って、ガスの第3の部分299は、出口開口部213から離れる力を及ぼすことによって、第1のチャンバ229を望ましくない物質から保護することができる。
いくつかの実施形態では、エンクロージャ155を複数のゾーンに分離することができる。例えば、図2を参照すると、第2のエンクロージャ壁225の内面から第1のエンクロージャ壁223に向かって1又は2以上のバッフル壁(baffle walls)が延びることができる。例えば、エンクロージャ155は、第1のバッフル壁281と、第1のバッフル壁281から離間した第2のバッフル壁283とを含むことができる。第1のバッフル壁281及び第2のバッフル壁283は、第1のリボン移動経路123に向かって延びることができるが、ガラスリボン103との接触を避けるために第1のリボン移動経路123から離間している。いくつかの実施形態では、第1の端部217と第1のバッフル壁281との間に第1のゾーン284を定めることができ、第1のバッフル壁281と第2のバッフル壁283との間に第2のゾーン285を定めることができ、第2のバッフル壁283と第2の端部219との間に第3のゾーン286を定めることができる。いくつかの実施形態では、ゾーン284、285、286を同じ空気圧又は異なる空気圧に維持することができる。例えば、ゾーン284、285、286をエンクロージャ155外の第2の空気圧よりも高い正圧に維持できるように、ゾーン284、285、286の各々にガスを供給することができる。従って、ゾーン284、285、286は、エンクロージャ155の長さに沿ってより均一なガス分布及び安定した正圧をもたらして、エンクロージャ155の開口部を通じてエンクロージャ155内に物質392が入り込む可能性を抑えることができる。
いくつかの実施形態では、外部環境254を、ISO6クリーンルームまでを含むことができるクリーンルーム115内に配置することができる。第1のチャンバ229は、外部254と比べて正圧に維持されることで、例えばISO1又はISO2クリーンルームなどのさらに高度なクリーンルーム環境を含むことができる。(例えば、ガス源345、385などからの)複数のガス源を通じて第1のチャンバ229にガスを供給し、第1のチャンバ229をエンクロージャ155外の汚染物質から保護することにより、ガラスリボン103を実質的に物質392が存在しないクリーン環境内に維持することができる。(例えば、クリーンルームサイズと比べて)エンクロージャ155の体積が小さいため、第1のチャンバ229に供給されるガスは、ルームを第1のチャンバ229と同じ清浄度標準に維持するために供給されると思われるガスの量と比べて少ない。従って、エンクロージャ155は、内部でガラスリボン103が移動しながら物質392によるガラスリボン103の汚染を制限する、より効率的でコスト効果の高い環境を提供することができる。
本明細書で使用する「約(about)」という用語は、数量、サイズ、組成、パラメータ、並びにその他の量及び特性が厳密なものではなく又は厳密である必要がなく、必要に応じて公差、換算係数、四捨五入及び測定誤差など、並びに当業者に周知の他の因子を反映した近似的なもの及び/又は大きめ又は小さめのものであることを意味する。
本明細書では、「約」1つの値から及び/又は「約」別の値までとして範囲を表していることがある。このような範囲を表す場合、別の実施形態は一方の値から他方の値までを含む。同様に、「約」という先行詞を使用して値を近似値として表している場合、この値は別の実施形態を形成するものであると理解されるであろう。さらに、各範囲の端点は、他方の端点に関連して意味を成すことも、他方の端点とは無関係に意味を成すこともあると理解されるであろう。
本明細書で使用する、上、下、右、左、前、後、上部、底部、上側、下側などの方向を示す用語は図を参照して使用するものにすぎず、絶対的な向きを意味するものではない。
別途明示していない限り、本明細書に示すいずれかの方法については、決してそのステップを特定の順序で実行する必要があるものと解釈すべきではなく、いずれかの装置についても、決して特定の向きが必要であると解釈すべきではない。従って、方法の請求項においてそのステップが従うべき順序を実際に記載していない場合、又はいずれかの装置の請求項において個々のコンポーネントに対する順序又は向きを実際に記載していない場合、或いは特許請求の範囲又は本明細書においてステップを特定の順序に限定すべき旨を別途具体的に示していない場合、或いは装置のコンポーネントに対する特定の順序又は向きを記載していない場合は、いかなる点においても順序又は向きが暗示されるものではない。このことは、ステップの配列、動作フロー、コンポーネントの順序又はコンポーネントの向きに関する論理事項、文法構成又は句読点から導出される一般的意味、及び本明細書で説明する実施形態の数又はタイプを含む、解釈のためのあらゆる可能な非明示基準(non-express basis)に当てはまる。
本明細書で使用する単数形の英文不定冠詞(「a」、「an」)及び英文定冠詞(「the」)は、文脈によって別途明確に決定付けられない限り複数形の照応を含む。従って、例えば「あるコンポーネント(a component)」という表現は、文脈によって別途明確に決定付けられない限り2又は3以上のこのようなコンポーネントを有する態様を含む。
本明細書で使用する「例示的な」、「例」又はその様々な形態は、一例、事例又は例示の役割を果たすことを意味する。本明細書で「例示的な」又は「例」として説明する態様又は設計は、いずれも他の態様又は設計よりも好ましい又は有益なものとして解釈すべきではない。さらに、例は明確性及び理解を目的として示すものにすぎず、開示する主題又は本開示の関連部分をいずれかの形で限定又は制約することを意味するものではない。様々な範囲の無数の追加例又は代替例を提示することもできたが、簡潔にするために省略したと理解することができる。
本明細書で使用する「備える、含む(comprising、including)」という用語、及びその変化形は、別途示していない限り同義的かつ包括的なものとして解釈されたい。「備える」、「含む」という移行句の後の要素のリストは非排他的リストであり、従ってリスト内に具体的に記載しているもの以外の要素が存在することもできる。
本明細書で使用する「実質的な(substantial)」、「実質的に(substantially)」という用語、及びその変化形は、説明する特徴がある値又は記載に等しいこと又はほぼ等しいことを表すものである。例えば、「実質的に平面的な」表面は、平面的又はほぼ平面的な表面を表すように意図される。さらに、「実質的に」は、2つの値が等しいこと又はほぼ等しいことを表すように意図される。いくつかの実施形態では、「実質的に」が、互いの約5%以内又は互いの約2%以内などの、互いの約10%以内の値を表すことができる。
本開示には、特許請求する主題の範囲又は趣旨から逸脱することなく修正を行うことができる。別途明示しない限り、「第1の」又は「第2の」などは、時間的側面、空間的側面、順序付けなどを意味するものではない。むしろ、このような用語は、特徴、要素、アイテムなどの識別子、名称などとして使用するものにすぎない。例えば、第1の端部及び第2の端部は、一般に端部A及び端部B、或いは2つの異なる又は2つの同一の端部、或いは同じ端部に対応する。
様々な実施形態をその特定の例示的かつ具体的な例に関連して詳細に説明したが、以下の特許請求の範囲から逸脱することなく本開示の特徴の数多くの修正及び組み合わせが可能であるため、本開示をこのような実施形態に限定されるものとみなすべきではないと理解されたい。
100 ガラス製造装置
101 形成装置
103 ガラスリボン
109 移動経路
111 第1の移動方向
115 クリーンルーム
123、125、127 リボン移動経路
131、133、135、137 移動先
141 支持装置
142 ローラ
145 支持装置の第1の端部
147 支持装置の第2の端部
149 重力方向
155 エンクロージャ
211 入口開口部
213 出口開口部
217 エンクロージャの第1の端部
219 エンクロージャの第2の端部

Claims (19)

  1. ガラス製造装置であって、
    ガラスリボンを形成するように構成された形成装置と、
    前記形成装置の下流に配置されたエンクロージャと、
    を備え、前記エンクロージャは、第1のチャンバと、前記第1のチャンバの入口開口部を定める第1の端部と、前記第1のチャンバの出口開口部を定める第2の端部とを含み、前記エンクロージャの第1のエンクロージャ壁が、前記第1のチャンバから前記エンクロージャの外部へのガス移動経路を定めるエンクロージャ壁開口部を含み、前記ガラス製造装置は、
    前記第1のチャンバを通じて前記入口開口部と前記出口開口部との間に延びるリボン移動経路と、
    前記エンクロージャの第1の側面に沿って延びて、第2のチャンバと、前記第1のチャンバと前記第2のチャンバとの間に流体連通をもたらすガス開口部とを含む第1の導管と、
    前記第2のチャンバと流体連通し、前記第2のチャンバを通じて前記第1のチャンバに第1のガスを供給するように構成された第1のガス源と、
    をさらに備える、ことを特徴とするガラス製造装置。
  2. 前記第1の導管は、前記エンクロージャの長さに沿って延び、前記ガス開口部は、前記長さに沿って離間した複数のガス開口部を含む、請求項1に記載のガラス製造装置。
  3. 前記エンクロージャは、前記第1のチャンバ内に配置されて前記エンクロージャ内で前記ガラスリボンを支持するように構成された複数のローラを含む、請求項2に記載のガラス製造装置。
  4. 前記ガス開口部は、前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへのガス移動経路を定め、前記ガス移動経路は、前記複数のローラのうちの第1のローラと第2のローラとの間に延びる、請求項3に記載のガラス製造装置。
  5. 前記第1のローラは、第1の軸の周囲で回転可能であり、前記ガス移動経路は、前記第1の軸と実質的に平行な第2の軸に沿って延びる、請求項4に記載のガラス製造装置。
  6. 前記エンクロージャの第2の側面に沿って延びて第3のチャンバを定める第2の導管をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
  7. 前記第3のチャンバと流体連通し、前記第2の導管を通じて前記第1のチャンバに第2のガスを供給するように構成された第2のガス源をさらに備える、請求項6に記載のガラス製造装置。
  8. 前記第1のエンクロージャ壁は、前記入口開口部に隣接して配置された第1の壁部分を含み、前記第1の壁部分は、前記第1の壁部分が前記エンクロージャの開口部を覆う第1の位置と、前記開口部が露出する第2の位置との間で移動するように構成される、請求項1から7のいずれか一項に記載のガラス製造装置。
  9. ガラス製造装置であって、
    ガラスリボンを形成するように構成された形成装置と、
    前記形成装置の下流に配置されたエンクロージャと、
    を備え、前記エンクロージャは、第1のチャンバと、前記第1のチャンバの入口開口部を定める第1の端部と、前記第1のチャンバの出口開口部を定める第2の端部とを含むとともに、前記第1のチャンバから前記エンクロージャの外部へのガス移動経路を定めるエンクロージャ壁開口部を含む第1のエンクロージャ壁をさらに含み、前記第1のエンクロージャ壁は第1の壁部分を含み、前記第1の壁部分は、前記第1の壁部分が前記エンクロージャの開口部を覆う第1の位置と、前記開口部が露出する第2の位置との間で移動するように構成され、前記ガラス製造装置は、
    前記エンクロージャを通じて前記入口開口部と前記出口開口部との間に延びるリボン移動経路と、
    前記エンクロージャの第1の側面に沿って延びて、第2のチャンバと、前記第1のチャンバと流体連通するガス開口部とを含む第1の導管と、
    前記ガス開口部を通じて前記第1のチャンバに第1のガスを供給するように構成されたガス源と、
    をさらに備える、ことを特徴とするガラス製造装置。
  10. 前記第1の導管は、前記エンクロージャの長さに沿って延びる、請求項9に記載のガラス製造装置。
  11. 前記エンクロージャは、前記第1のチャンバ内に配置されて前記エンクロージャ内で前記ガラスリボンを支持するように構成された複数のローラを含む、請求項10に記載のガラス製造装置。
  12. ガラスリボンの製造方法であって、
    ガラス形成装置から垂直に下降するガラスリボンを形成することと、
    前記ガラスリボンの少なくとも一部が非垂直配向で移動する第1のチャンバを定めるエンクロージャを含むガラスリボン支持装置を使用して、前記ガラスリボンを前記非垂直配向で支持することと、
    前記エンクロージャの長さの少なくとも一部に沿って延びて第2のチャンバを含む第1の導管から、前記第1のチャンバ内に第1のガスを導くことと、
    前記第1のチャンバと前記第2のチャンバとの間の少なくとも1つのガス開口部を通じて、前記第1のガスを前記第2のチャンバから前記第1のチャンバに流すことと、
    前記第1のチャンバ内の圧力を前記エンクロージャ外の圧力よりも高く維持することと、
    を含むことを特徴とする方法。
  13. 前記第1のガスを流すことは、前記第2のチャンバと前記第1のチャンバとの間の、前記第1の導管の長さに沿って離間した複数の開口部を通じて前記第1のガスを流すことを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のチャンバ内の前記圧力は、前記エンクロージャの前記長さに沿って実質的に一定である、請求項12に記載の方法。
  15. 前記エンクロージャの壁部分を、前記壁部分が前記エンクロージャの開口部を覆う第1の位置から、前記エンクロージャの前記開口部が露出する第2の位置に移動させることをさらに含む、請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記第1のチャンバ内の前記圧力を維持することは、前記第1のガスの一部を前記第1のチャンバから前記第1のチャンバの外部に導くことを含む、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1のガスの前記一部は、前記第1のチャンバから、前記ガラスリボンが前記第1のチャンバに入る前記エンクロージャの入口開口部を通じて導かれる、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1のガスの前記一部は、前記第1のチャンバから、前記ガラスリボンが前記第1のチャンバから出る前記エンクロージャの出口開口部を通じて導かれる、請求項16に記載の方法。
  19. 前記第1のガスの前記一部は、前記第1のチャンバから、前記エンクロージャのエンクロージャ壁の1又は2以上のエンクロージャ壁開口部を通じて導かれる、請求項16に記載の方法。
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